10月 2012 archive

国連英検受験まで1週間足らず: 試験直前にすること・しないこと

2012年11月4日(日)。私事ですが、国連英検特A級を受験します。
受験までちょうど1週間となった今日(※)、この1週間でしようと考えていること、逆にしないでおこうと考えていることをスケジュール帳に書きだしています。

あと1週間を最大限有効に活用し、望む結果に手が届くように。
自分の今までの経験から編み出した計画(作戦)について、真剣勝負をかけた生の記録を、こちらに記しておこうと思います。

(※)この記事は10月28日(日)に執筆しています。

試験直前の1週間にすること、しないこと

【する】毎日記事読み5本
9月下旬から、毎日英字記事を5本(週末などは除く)を実行してきました。これにより読解のスピード、体力もついたと感じています。この1週間は、5本をバラバラに読むのではなく一気に、そしてできる限り試験と同じ時間帯(午後2時ごろ)に読めるようにしたいと思っています。

【する】新しい語彙は少々、今までの語彙を再確認
Basic Word Listを使って、10月半ばからボキャビルの詰め込みを始めました。(詳細は別ブログ記事にて)
開始した当初は、試験直前まで同じペースで新出語彙を覚えるつもりでいたのですが、ここから先、同ペースで新しい単語を覚えるのは苦しそうです。
それよりも今までに覚えた単語を確実にするために。復習の方に力を入れたいと思っています。

【する】手書きでエッセイを書く
いつもエッセイに関しては、思うような対策ができない私です。
もっと本数を書けていたら・・・との後悔もありますが、それは今更の話。
今からできることと言えば、試験の時と同様に、手書きで1本仕上げてみること。
時間もしっかり測って、他の問題との時間配分も考えようと思います。
トピックは、尖閣諸島の問題をもとに、領土問題に関して書きたいと思っています。

【する】「国連知識」の読み込み (暗記箇所の直前詰め込み)
指定テキスト「わかりやすい国連の活動と世界―国連英検指定テキスト」を用いて、今まで解いた問題から考えた「狙われそうな場所・年代」を再確認します。

【しない】読書(和書)
二次試験では「貧困」について話したいと思っていて、夏あたりから、日本語でも貧困に関する本を読み続けていました。
ですが、一旦これは休止。試験に関わる内容ではありますが、目の前の一次試験の内容に集中したいと思います。

【する】オーディオブック、洋書を読む
どちらもモチベーションに関する本で、試験の内容には全くと言っていいほど関連はありません。
先ほどの基準でいえば、「試験に関わらない内容はしない」はずなのですが・・・これに関しては続けます。
今まで自分が苦手としていて続けられなかったことが、最近になって続けられるようになってきたので、これは自分に自信を持つためにも、普段通り行いたいと思います。

【する】ウォーキング、ヨガ
「1分1秒でも惜しまず試験勉強したほうが・・・」、そんな声も聞こえてきそうですが。
リフレッシュするだけでなく、心の健康・強さを保つためにも、運動を心がけたいと思います。(量を普段より極端には増やしたりはしませんが、「毎日」するようにしたいと思います)
冗談みたいに聞こえるかもしれませんが、ヨガの腹式呼吸を習い、それをオンライン英会話の前に行ったら、とても集中でき、いつもよりも英語がスムーズに出てくるようになったのです。
運動の効果を実感したからこそ、これらは是非ともしたいと思っています。

【しない】飲酒
これもふざけているように聞こえそうですが、普段飲酒の習慣のある自分にとっては、かなり大きな課題です。
先週は「減酒」をし、うまくいったのですが、直前の1週間はゼロにするつもりで頑張りたいと思います。

まとめ

今日こちらに書いた内容は、とてもパーソナルなものであり、この方法が全ての方に当てはまるとは実は思ってはいません。
(特に学習内容に関わる部分は、試験それぞれに特徴があるので、比率は参考になさらないでください。)

極端な話、「自分自身が満足できる方法で過ごす」、それさえ満たせばでどのような方法でもかまわないと思っています。

私自身、方法を考えるにあたっては、

・試験に必要なカンを鈍らせない・磨いておくこと

・学習項目において、直前にすべき内容・しない内容をはっきりさせること

・精神面での安定を心がけ、自分に自信を持てるようにすること

これらのことに気をつけています。この3つさえ守ることができれば、中身はどのようなものであっても大丈夫だと思います。

自分自身にそのように言い聞かせながら、残り1週間を有意義に過ごしたいと思います。

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ライティング:たくさん書くためのコツ

英検では英作文の配点が大きく、準一級では14点、1級では28点となっています。また、英語ライティングは英語資格試験に限らず、英語を使って仕事をする際は、レポート作成や emailでのやり取りなど重要な役割を果たします。英作文が上手になるためには、まずはたくさん書いて練習することが大事だと思います。そうは言っても何を書いていいか分からないし、時間もかかる。ついつい後回しに・・というパターンになりがちなのではないでしょうか。How to Write a Lot: A Practical Guide to Productive Academic Writingは、とにかくたくさん書くためのコツを紹介した本です。大学院生や大学教員を対象にした本ですが、英語学習者にも参考になる点がありますので紹介したいと思います。

 

なぜ書けないのか

How to Write a Lot  では、よくある”書けない言い訳”が挙げられています。

・書きたいけれども時間がない

・書く前にいろいろと調べなければ書けない。調べ物だけで手一杯で実際には書いていない。

・新しいパソコンがあったら書くんだけど。(プリンターがあったら。もうちょっと良い机とイスがあったら・・)

・書く気が起きない。インスピレーションが欲しい。

 

お馴染みの言い訳が並んでいますね。”時間がない”、は単なる言い訳にすぎません。時間はみつけるものではなく、自分で捻出するものです。 作者は、ライティングには持って生まれた才能や特殊な能力は要らない、と書いています。ほとんどの人は、ベストセラー小説や”全世界が泣いた!”系の文章を書く必要はなく、学校や仕事のレポート、大学での論文など実用的な文章が書ければ十分なのですから、あまり構えずに淡々と書く練習することが大事です。

 

たくさん書くためのコツ

たくさん書くためにはどうすればよいのでしょうか。一番大事なことは、書くための時間をあらかじめ確保し、スケジュールに従って書くことだそうです。時間があったら書く、書く気になったら書くというのでは、いつまでたっても時間は確保できません。試験のために勉強している英語学習者であれば、”ライティング強化月間”などと期間を決めて取り組むのもよいと思います。心理学者である著者は、書くことが仕事の一部でもあるので、平日の午前中を必ずライティングの時間として確保し、気分が乗ろうが乗るまいが必ず机に向かって書く作業を行なっているそうです。

 

また、ライティングの目標を立て、進捗具合をモニターすることも大事だそうです。「本で読んだ内容について書く」、「仕事内容を英語で説明してみる」、「英検ライティングトピックを1ヶ月で20個書く」など具体的な内容を目標にしたり、「1ヶ月で5000単語書く」と数値的な目標を立てるとよいと思います。進捗具合をモニターするには、表計算ソフトを使ったスプレッドシートが紹介されていますが、手帳に記録したり、以前こちらのブログで紹介した、WordOne – RookSoft アプリや、Daytum を利用するなど色々方法があると思います。やった/やらないを可視化すると効果的なようです。

 

著者がこの本で繰り返し述べているのは、とにかく書く時間をあらかじめ確保してスケジュールに従って書くこと。スケジュールを確保してしまえば、書く時間がないと悩む時間をライティングにあてられますし、毎日少しずつでもライティングプロジェクトを進めることが更なるモチベーションに繋がります。英語ライティングは一朝一夕には身につきませんので、ある程度まとまった時間をかけて練習する必要があるのではないでしょうか。

 

How to Write a Lot は、大学院生や教員がストレスなく論文やグラント申請を書くための方法論を紹介しています。あくまでも”たくさん書くためのコツ”であって、”より良く書くためのコツ”の本ではありません。まずは書かないことにはより良く書くことは出来ませんので、書くことが苦手な人が苦手意識と関係なく書く習慣を身につけるために読むといいと思います。1章〜3章まではアカデミックライティングだけではなく、一般的な書くためのコツが紹介されています。4章以降は論文を書くことを前提に書かれていますので、英語学習者は前半だけでも参考にするとよいのではないでしょうか。

 

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誤訳から学ぶ 「誤訳の構造」

先週の記事で中原道喜先生の英文読解の教材をご紹介しましたが、今週も引き続き私のお気に入りの中原先生の書籍のご紹介をしたいと思います。


誤訳の構造

この書籍はタイトル通り数々の誤訳を取り上げています。
まえがきにもあるのですが、決して意地悪で誤訳をとりあげているのではなく、誤訳から学んで誤訳を防ぐために書かれたものです。

内容

名詞、前置詞といった項目別に誤訳例が取り上げられています。
英文と訳が書かれていて、誤訳の部分に下線が引かれています。
そして、文法的な説明とどのように訳すべきかが丁寧に説明されていて、読んでいてなるほど!と思います。この解説がとても丁寧で、誤訳された語の詳しい説明とともに注意すべき点が例文とともに示されています。どうしてこれは誤訳なのかがとても論理的に説明されています。

He’s unselfish— and very considerate for a man, (以下略)
「身勝手な所がなくてーー人には思いやりがあって(略)」

このような例文がありました。
実はこのforの使い方は私もスクールでよく指摘されたのでよく覚えていたのですが、forには「〜の割に、〜としては」という意味があり、ここでは「男性の割には思いやりがあって」と訳さねばなりません。

本書ではしっかりforの使い方の例文も書かれており、それで頭に入ります。もちろんきちんと considerate のあとには of ではないとこの意味にならないということも書かれています。(名詞のconsideration の後ろには for であるとも書いてあるきめ細やかさ)

そしてこのように前置詞によって訳し方が違うものが色々例示されているので、これも参考になります。

例)
He paid the money to me. (彼は私に金を支払った。)
He paid the money for me. (彼は私の代わりに金を払ってくれた。)

いかがでしょう。全然違いますよね。

こうやって例がたくさんあげられているととてもわかり易いです。前置詞にもしっかり気を配りたいな〜と思えてきますよね。

一見問題集のような感じもしますが、読んでいると色々な発見があり、丁寧な説明と適度な長さのいくつかの例文で理解を深めていけます。

読み物のような気分でも読んでいただけるかと思います。しかし奥が深い本なのでぜひじっくりと楽しんでください。

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続編も出ています!


誤訳の典型

英語学習を習慣づけるためのヒント  2012年10月・試験直前版

どのようなことであれ、物事を習慣的に行える人ほど、遠くまで到達することができる。そのようなことわざがあったように思います。

特に英語学習は、短期間集中すればマスターできるものではなく、どれだけ習慣づけて長期間行えるか、その能力が極めて重要となります。

私自身、現在、翌月に資格受験を控えており、複数の学習項目を習慣づけて行うために、いろいろな工夫をしています。

今までにも何度か習慣については書いたことがあるのですが、今回は、試験勉強を追い込む中で実践している、いくつかのアイデアをこちらでご紹介したいと思います。

5つのアイデアで7つの学習項目を習慣づけ

(1)特定の時間と紐付けする
物事を習慣づけるまず一歩として、「その存在を自動的に思いだせるようにする」という方法があります。
「するのを忘れていた!」ということを防ぐために、「この時間は○○の時間」と固定してしまうのです。
以下に書いた2つの時間は、それぞれ10~20分ほどと長さも決まっているので、続けるのも負担になりません。

→朝、目覚めたら布団の中で、Driveを読む
→洗濯を干す間、Eat That Frog!を聴く

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(2)10分単位で行う
以前と生活のスタイルが変わり、まとまった時間をとることが難しく、またまとまった時間は英作文をするなど集中力が必要な時間に充てたいと考えるようになりました。

そこで、読書など細切れの時間にスッと入っていけるものは、細切れ時間用のメニューとすることにしました。

今挑戦している本は、自分としてはかなり難易度の高いもので、読み進めるのもなかなか厳しいのですが、とりあえず「10分間だけ読めばいいや」とすることで、気軽に取り組めるようになりました。

それを1日に数セット行えば、負担なく読み進めていくことができます。

「貧乏人の経済学」を読む

※このアプリも併用しています
洋書読書のモチベーションアップに  読書管理アプリ ReadMore

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(3)土日祝バージョンの数値を決める

9月末から、試験追い込みの一環として、英字記事読み5本をノルマに課しているのですが、土日に同じペースで記事を読むのが正直なところ負担でした。
それでも、一日、二日とゼロにしてしまうと、そのまま習慣がフェイドアウトしてしまう・・・。それを避けるために、土日は2本しか読まなくていいということにしました。

2本だけなら2回に分けて、数分ずつで済みます。これで土日でペースが途切れるのを防ぐことができます。

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(4)専用コンプリート表を作る
試験対策として、先週からBasic Word Listの単語を一日3課分ずつ暗記するようにしています。

こちらも、即席で進捗シートを作成しました。
できた課の数字にマルをつけることで、全てコンプリートしたい!という気持ちも高まります。

関連記事:英単語学習・3日目にしてアドレナリン大放出 「2ミリずつ進歩」より

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(5)数値を見て励みにする
普段から記録しているノルマ表、そしてオンライン英語学習サイトLingQの学習進捗バッジ。
それぞれ試験直前ということで、通常以上の量を自分に課しています。
とはいっても、全く根拠のない数字というわけでなく、それぞれ「以前に試験に合格した時の数値をもとに、それを越える」を目標にしています。

そうすることで、モチベーションだけでなく、試験に立ち向かう自信を得ることができます。

→ノルマ表(2012年10月版)

→LingQのバッジ

まとめ

今回ご紹介した5つの方法。
一度に全てを身につけようとするのではなく、一つずつ試してみてください。
「一つ習慣を続けられた」という自信が、別の習慣を続ける原動力になります。

そして、このような習慣を続ける工夫。
「どうすれば、楽しく続けられるか」、ゲーム感覚で考えてみてくださいね。
そうすることで、英語学習自体もとても楽しいものになると断言します。

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長文読解問題集の使い方について

先週は英検一次試験でしたね。受験された方、お疲れ様でした。英検準一級と一級は、問題を解くテクニックだけではなく、英語力そのものを上げないとなかなか合格しにくい試験だと思います。TOEICのように50点上がったことで進歩を感じられる、というような試験ではなく合否で結果が出ますので、何度受けてもなかなか合格出来ない場合、なおさら進歩を感じにくいのではないでしょうか。問題集を解くことを中心に英検対策をされている方で、まじめに時間をかけて何度も何冊も問題集をこなしているにもかかわらず、なかなか合格出来ないと悩んでいらっしゃる方の話を伺いました。独学で英検に挑戦されている方で、同じような悩みを抱える方も多いと思いますので、その方の問題点について一緒に考えたこと、私が進歩を感じられた学習法について書きたいと思います。

 

うまくいかなかった時の勉強法

英検対策本は、過去問、読解問題集、リスニング対策本、単語集などがあります。まずは単語集を何度も回して単語を覚えつつ、読解問題を何度も解くやり方で学習されている方が多いように見受けられます。問題集を何冊も何十回もやったにもかかわらず合格出来ないのであれば、さらに回数をこなそう!という結論に至る前に、問題集の使い方について考えたほうがよいと思います。

私も、英語学習が軌道に乗る前は、英検準一級対策本を使って勉強をしていました。その時の勉強法は、

読解問題を1問解く

答え合わせをする

日本語解説を読んで”フ~ン”と納得する。

分からなかった単語に目を通す

もう一度本文を読んだら次の問題にうつる

 といった感じでした。ところが、しばらくして過去に解いた問題をやり直しても、読解力自体が上がった実感は得られませんでした。もともと英語力があるならば、試験前に問題集をサラっとやるくらいで合格出来ると思いますが、英語力自体がないのに問題集を通りいっぺん解くのを繰り返しても、英語力は上がらないだろうと思います。自分のやり方を振り返って、特に良くなかったと思うのは、日本語解説を読んで分かったような気になることでした。自分にとっては難しめの長文でも、一度日本語で解説を読んで意味が分かってしまうと読めた気になってしまいます。そしていつまでたっても初めての長文に対する理解度は上がらないままでした。

 

効果を感じられた勉強法

逆に、効果を感じられた勉強法は、音源つきの長文を何度も読み、聞き、シャドーイングして、日本語解説を読まずに理解できるところまで自分でやったことでした。素材はなんでもいいと思いますが、必ず音源があるものを選びました。そして、

英文を何回か読んで意味の把握につとめる

新出単語をピックアップして意味を調べる

意味が分かるまで英文を読み込む

音源を聞き、文字と音が一致するまで聞く。だいたい30回くらい。

音源と一緒にシャドーイングする。よどみなくスラスラ言葉が出るまでを目安に。

音源なしで音読してスラスラ言葉が出るようになるまで練習する。

  時間がかかるので、1ヶ月で10個ほどの長文しか扱えませんでしたが、文字と音声を一致させること、出てきた新出単語は完全に覚えること、日本語解説に頼らず英文を読めることを目標にすることで、時間の経過とともに英文が格段に読みやすくなりました。どうしても分からない文章などは、オンライン英会話の先生に聞き、分かりやすい表現で言い換えてもらいました。この時も、この記事自体が分からないので説明して、と他力本願にならないよう、本当に分からないセンテンスのみを質問するよう心がけました。

 

うまくいかなかった時との違い

問題集が軌道にのらなかった時の学習方法は、”受け身”の学習法でした。解説に頼ってわかったような気になり、二回目、三回目も同じように問題を解き、解説を読むだけで終わってしまうことを繰り返していました。根気がある方であればなおさら繰り返してしまうのではないかと思います。市販の問題集を使おうが、ネットで自分で素材を見つけようが方法は問いませんが、読んで意味が分かるだけでなく、聞いてもわかる、スラスラ読めるようになるまで消化することが大事だったのではないかと思います。

 

もし今までの勉強法で長文読解力がなかなか上がらないと悩んでいらっしゃるのであれば、日本語解説を読んで表面的に分かったつもりになっていないか考えてみるとよいかもしれません。

 

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学習スタイルに合わせて英文読解演習 【新英文読解法】

手取り足取りの解説は必要なく、一通りの文法や構文などを網羅したものである程度の量の英文を読むことができる本をご紹介します。

新英文読解法

この新英文読解法は中原道喜先生の著書です。中原先生といえば旺文社の精講シリーズで受験生時代にお世話になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こちらの書籍は受験生用に特化して書かれたものではなく、帯にもしっかりと「学生・受験生・社会人用」と表記されています。

内容

まず初めに読解力基礎テストから始まります。
テストといってもスコアを出すようなものではなく、日本語訳(二通りに解釈できる文章を訳したり、文型を答えるような問題)をしたり、小話のオチを説明したりしながら間違いやすいポイントに引っかかっていないかを確認するようなものです。

そしてそのテストの後はいよいよ読解問題です。
こちらは3パートに分かれています。

パート1はBasic Pattern として、20〜30ワード前後の短文が100題、「無生物主語」「強調構文」のように文法によってまとめられたものが用意されています。
基本的には見開きの左側に英文、右側に日本語訳が書かれており、文法ごとにまとめて語句、文法の説明などがされています。問題文の下に語句の解説が付いているのが邪魔だと思う方には良い構成ですね。

パート2は Selected Passagesとなり、少しだけ文章が長くなります。とは言っても長くても100ワード程度です。ここでは70題用意されています。パート1と同じく見開きの左側に英文、右側に日本語訳、数題まとめて語句の説明という構成です。

パート3は Extensive Readingということで英文は200〜300ワード前後のものになります。ここでは30題ありますが、パート1,2と同様に左側に英文、右側に日本語訳、10題ずつまとめて語句の解説になっています。

いずれのパートも注意すべき点は書かれていますが、入試用問題集のように細かい説明はされていません。基礎的なものは一応理解しているという前提なのでしょう。一部の語法、構文については問題とは別に取り上げて説明があります。

文中に使用されている単語は英検準1級や1級を目指してボキャビルしている方なら特に難しいとは感じないはずです。

多岐に渡るコンテンツ

使用されている文章の引用元も様々です。
「◯◯大」というように入試過去問から抜粋されたものもあれば、ルイス・キャロルやレイチェル・カーソンなどの作品、The New York Timesなどの記事、リンカーンやマザー・テレサのスピーチ、聖書やコーランからの抜粋と多岐に渡っています。

問題だけでなく、諺、名言、聖書やシェイクスピアの名句、小話…など所々に挿入されているのも気分転換になって面白かったです。名著からの引用は会話のネタにもなりますよね。

テーマも多岐に渡り、テーマごとに索引で探せます。もちろん出典作品、人物、出題校、語句はきちんと最後に索引があります。

活用方法

色々と工夫して活用できる構成だと思います。
短文はスキマ時間に、長めのものはじっくり読むというスタイルで解けますし、速読訓練として短いものから順に取り組んでいくのも良いと思います。
300ページほどありますが、サイズはB6とコンパクトで見た目の印象よりも軽いので持ち歩きもできます。(私は普段からどっさり荷物を放り込んだ大きなバッグを持って歩いているので少し感覚がずれているかもしれませんが…)
このボリュームで1,000円というのも嬉しいです。

自分の学習スタイルや目指しているものによって学習方法を工夫をしてみてください。

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基礎英文問題精講


新マスター英文法


マスター英文解釈

【ブックレビュー】 17歳のための世界と日本の見方

“17歳のための” とありますが、大人こそ是非知っておきたい世界史と日本史がまとめてわかる良書です。英語の本や記事を読む時、歴史背景や宗教の基礎知識がないために苦労されたことがあるのではないでしょうか。いつか世界史をやり直さねば・・と思ってはいても、高校の教科書や参考書を読み直したり、歴史書を読むのは大変ですよね。17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義は、大学生を対象とした、「人間と文化」という授業から書き起こされたもので、宗教を軸に、世界と日本のことが話し言葉でわかりやすくまとめられた本です。

 

歴史や宗教の基礎知識があると、英文記事がずいぶん読みやすくなります。私は英検1級1次試験でイスラエルのシオニズム運動のことが出題された時、ちょうどユダヤ教に関する本を読んでいた頃だったので、トピックや英文自体の難しさに圧倒されることなく、落ち着いて内容把握が出来た経験があり、日頃から多種多様な記事に触れ、基礎知識を仕入れることが大事だと感じました。試験だけではなく、日頃新聞や本を読む上でも、理解を深める助けになります。

 

私達が中学・高校で学んだ歴史は、世界史・日本史に科目が分かれていたうえ、各地域・年代ごとに分断され、なかなか全体像がつかみにくいものでした。この本では、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の成り立ち、関係性を歴史の流れとともに学ぶことができ、これまで断片的だった知識が繋がり、歴史をストーリーとして理解することができます。また、ユダヤ教のなかからどのようにしてキリスト教が生まれ、その後各国の指導者とともに各宗派の興亡があり、どのようにして現代につながっていったのか、も興味深い話でした。

 

世界史だけでなく、日本の成り立ちについても詳しく触れられています。古事記・日本書紀に記されている日本のなりたちや、仏教と神道が同時に受け入れられてきた背景、和歌などの日本文化の由来などについての記述を読むことで、これまで曖昧だった知識がすっきり整理されました。外国人に日本の文化を説明する時に役に立つ知識だと思います。

 

300ページちょっとの口語で書かれた本でとても読みやすいのでオススメです。きっと今後の英語記事読解に役立つことと思います。

 

 

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【iPhoneアプリレビュー】暗記用アプリ AnkiBlank

今回は自分で空欄穴埋め問題を作ることができるアプリ、AnkiBlankをご紹介します。

暗記・暗唱帳 - AnkiBlank - DaVinciWare Inc.
暗記・暗唱帳 – AnkiBlank –

公式サイト

どんなアプリ?

このアプリは、自分で打ち込んだ文章の好きな部分を消したり表示させたりして暗記やその他の学習に活用しようというものです。

まずはユーザー登録

データは自分で入力できるのですが、iPhoneからは入力できません。すべてWEB上で行います。
そのために公式サイトでアカウント登録する必要があります。
メールアドレスだけで簡単に登録できます。

こちらで入力すると確認メールが送られてくるので、登録確認をしてから使えるようになります。

アカウントを作ったら、アプリ側の「設定」でアカウント設定をします。

カードの作り方

まず先ほど取ったアカウントでログインし、デッキというフォルダのようなものを作ります。

そしてその中にカードを作っていきます。

カードにはタイトル、問題、解答の3種類を入力できます。
試しにちょっと入力してみました。

きちんと登録されました。

WEB上で入力した後、iPhone側で同期します。

これでもう完了です。
デッキは最大100個まで作成でき、一つのデッキに100枚までカードを登録できます。

アプリの使い方

基本的な使用方法がこちらの動画で丁寧に説明されています。

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=FacHLv6855E?rel=0&w=500&h=375%5D

ヘルプページ

ディクテーション用素材を作ってみた

単語以外にもディクテーションにも使えるとのレビューを見てさっそくカードを作ってみました。

WEB上で音声にスクリプトが付いているものを選び、スクリプトを貼り付けてカードを作ります。

(今回は 60 Second Science のこの記事を使ってみました。)

作ったものをiPhone側で同期するとこのように表示されます。あとは音声を再生して聞き取りチェックです。バックグラウンドで音楽を再生できるので、iPhone一台で完結できます。

ただ、1000文字以上は貼り付けられないので長いものの場合はカードを分ける必要がありますが、カードの移動はスワイプで簡単にできるのでものすごく不便な訳でもなさそうです。

難度に合わせて、一部だけ隠すようにもできるので調整が自由です。

実際に書き取る訳ではないので、ディクテーションというよりも聞き取り確認のような感じですね。

感想

CSVもインポートできるので、大量のデータを読みこませるのも簡単です。
公式サイトでもCSVを配布しているのですが、まだ2つしかなく、現在ESL Podcast.com に出てくる単語や用例を掲載交渉中のようです。
個人的にはこのようなアプリを使うためのデータを作ることに時間をかけてしまうのは好きではないので、こうやって配布されるCSVデータが豊富になるとありがたいです。
学習のためにすでにExcelなどでデータをすでに作ってあるなら、形式を合わせる必要はありますがすぐに利用できますね。

カードの内容をTwitterに投稿したりメールで送信もできるので工夫をすれば学習者同士で色々できそうです。

英語だけでなく日本語など他の言語も問題なく使えるようなので、英語学習以外にも利用できて使用範囲は広いのではないでしょうか。
使用制限はありますが無料版の AnkiBlank Lite – もあります。iPad版もあるので、そちらの方が使いやすいかもしれませんね。

単語の暗記にはフラッシュカードのようなアプリもありますが、文章ごと暗記したいものにはこのアプリが便利だと思いました。

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【Evernote×英字記事】 英検のエッセイ・スピーチ準備に最適な活用方法

英検のエッセイやスピーチの準備をする際、英字記事を使ってネタ探しをしたり、使える文をストックしたりします。
私が受験準備をしていた頃は、英字記事をプリントアウトして、切り取ったり、蛍光ペンでアンダーラインを引いたりしていました。
ですが、今はもうそのような手間をかけずに、簡単に記事保存、使いたい表現をストックしていくことができるのです。

記事タイトルにもあるとおり、Evernoteを使用するのですが、さらに簡単、見やすく保存ができる方法をご紹介したいと思います。

Google Chromeの拡張機能、Clearlyを使った記事保存法

もちろん、Evernoteのアプリ単体でも、上で書いたことを実行することはできます。
読みたい記事を直接保存(or テキスト部分のみコピペ保存)して、文字色を変えたり、アンダーラインを引いたりすることが可能です。

ただ、Evernoteに直接保存した記事は意外と読みづらく、編集作業をするのも簡単ではありません。

そこで利用するのが、ブラウザGoogle Chromeの拡張機能、Clearlyです。

これを利用することで、記事が読みやすくなり簡単にマーカーラインを引くことができるのです。

●準備は以下の2ステップでOK.

(1)ブラウザ、Google Chromeをインストール。

(2)Chrome ウェブストアに行き、Clearlyを検索、検索結果でClearlyが表示されたら、+Chromeに追加ボタンを押してください。
これで拡張機能が追加されました。(無料です)

●ここからは実際の使い方に入ります。
読みたい記事のページを開いた状態で、Clearlyのボタンを押してください。(赤枠内のデスクライトのようなマーク)

ウェブ記事は通常、以下のように広告が多いのですが、

Clearlyのボタンを押すだけで、以下のようにスッキリとした表示になり、読みやすくなります。

表示されている画面の一番右端に以下のようなツールバーが表示されます。

ゾウのマークを押すとEvernoteに記事保存されます。(初回のみアカウントなどの登録設定が必要だったと記憶しています)

ここからは、マーカーの方法に移ります。

この鉛筆のようなボタンを押すと、マウスのポインタの表示が小さな四角に変わります。その状態でマーキングしたい部分をなぞるだけで、以下のように簡単にマーカーラインを引くことができます。

何よりも便利なのが、マーカーを引くたびにEvernote上のノートの方も自動で上書き保存されること。

余計な手間がかかりません。

Evernote上での表示は、以下のようになっています。

ウェブ記事をそのままの状態で保存するよりも格段に読みやすく、また、マーカーした部分もきっちり分かりやすく表示されています。

英字記事を最大限に活用するために

冒頭で書いた通り、英検のエッセイやスピーチの準備に利用するのはもちろん、普段オンライン英会話などに参加する場合も、大いに役に立ちます。

マーカーが引いてあることで、自分が気になった箇所が瞬時に分かる。
当たり前のことかもしれませんが、これが何よりも素晴らしいことです。

(もちろん、Evernoteには検索機能がありますから、保存した記事自体の検索はとても簡単にできます。)

以前は、読んだ記事を保存するといっても、ただ単にストックしているだけで、あまり見返すこともなかったのですが、この機能を活用し始めたことで、一度読んだ記事を2倍も3倍も有効活用ができるようになりました。

どのサービスも無料で利用できるものばかりですので、是非一度お試しくださいね。

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会話のきっかけを作るには

オンライン英会話で初めての先生と会話する時、”話が弾まなかったらどうしよう・・・” と心配になったことはありませんか?また、海外旅行で外国人と話してみたいと思ったものの、きっかけをつかめなかったことは?オンライン英会話も、ベテランで話し上手な先生にあたるとは限りませんし、いつも相手にお任せしていては、いざという時に自分から会話のきっかけを作ることが難しく感じてしまいます。初めての人とも臆することなく話すことが出来るよう、会話のきっかけとなる定型文をいくつか覚えておくとよいと思います。

 

インターネットで、”conversation startars” や、”Ice breakers” で検索してみてください。知らない人と会話を始めるための文例が出てきます。コチラのページでは、シチュエーション別にいくつかの例が挙げられています。例えば、”Talking about the weather” では、”Beautiful day, isin’t it?” が紹介されていますが、実際私も観光地で、”It’s hot, isn’t it?” と話しかけられたことがあります。また、名所や景色を見学している時に、”It’s beautiful, isn’t it?” から会話が始まったこともあり、アレンジしやすく、とても使いやすい文章だと思います。

 

101 Conversation Startars は、英会話レッスンの時に使うとよさそうな文例が挙げられています。101の文例の中には、”What is the last thing you do before you go to sleep?” など、知らない人に出し抜けに聞くと怪しまれてしまいそうな文章も含まれていますので、オンライン英会話などで、よく知っている先生などに対して使う練習をするのに適しているのではないでしょうか。会話を始めるきっかけとして、または、話題が途切れた時などにサッと言えるよう、いくつか暗記しておくといいと思います。

 

会話を始める時のきっかけとして、”暑いですね”、”寒いですね”、”綺麗ですね”、”待ち長いですね”など、周囲のシチュエーションについてコメントするのが簡単なようです。そして相手が答えたら、その返答についてまた質問したり、自己紹介をしたりして、会話を繋げていきます。自分の英語に自信がない場合は、自分が会話の中心にならなくても、相手が言ったことにたいして返事をしたり、質問をしたりと、聞き役でも構わないので、躊躇せずに話しかけてみてください。

気をつけなければならないのは、相手が言っていない情報に対して、個人的な質問をしてしまうことです。天気の話題で会話を始めたのに、二言目に”ところで子供さんは?お仕事は何をされていますか?”などと聞いてしまうと、喜んで話してくれる人もいるでしょうが、不快に思われる事もあるかもしれません。個人的な質問は、お互いのことを知ってからのほうが無難だと思います。

 

会話のきっかけとなる定型文をいくつか暗記しておくことで、初めての人と会話する時に余計な緊張をせずにすみます。観光地などで知り合った外国人の方とお話するのも楽しくなりますので、会話のきっかけを作る参考にしてみてください。とりあえず話しかけてみたが、聞き取れない、またはそれ以上話が続かない・・等々、玉砕してしまった場合でも、一層英語の勉強に精進しようという気持ちが生まれます。臆さず話しかけてみましょう!!

 

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