先日、昨年12月に受験した国連英検特A級2次試験の受験結果が届きました。
学習の過程をこちらで書かせていただく中で、ブログを通して多くの皆さんに応援を頂き、ここまで学習を続けることができました。改めまして、厚く御礼申し上げます。
今日は試験結果と、その結果から考えた今後の学習方針についてご報告させていただきたいと思います。
試験の結果
今回の試験は、残念ながら不合格となりました。
総合評価は6.
(6点が付いている項目が4項目、7点が付いている項目が3項目)
合格点が8以上なので、この先、合格までまだまだクリアしなくてはいけない点がたくさんあるということが分かりました。
今後の試験対策について
結果を踏まえ、今後の各分野の学習について考えました。
試験直後から「今後のために」と、試験についての覚え書き、課題となる点、思うところなどをブログ記事に残していましたので、それらを参考にしながら以下のような方針をたてました。
※カッコ内は今回の得点です。
Comprehension (6)
これに関しては試験直後の受験記の中でも書かせていただいた通り、「一人の試験官の方の質問がいくつか聴き取れず、何度も聞き返してしまった」という致命的なミスがあります。
聞き返しをうまくやる(今回も意識したつもりなのですが、「(ちゃんと分かっているけど)こういう意味ですよね?」というような確認)というのも一案なのですが、面接で話す内容自体にも改善の余地があるのでは?と考えています。
漠然としたことを話していたのでは漠然とした質問しか来ず、相手の聞きたいこと・意図が読めない可能性があると思います。
これに関しては、今すぐ具体的な方策が浮かびませんが、心に留めておきたいと思います。
Speaking (下記4項目)
・Pronunciation (6)
発音に関しては二つ改良点があると考えています。
まず、今回の試験で反省したのが、地名や専門用語の発音のミスがいくつかあったことです。(ユーゴスラビアを間違えて発音しました)
そのような失敗を防ぐために、「ニュースを音声で聞く」、「気になった発音は辞書やネットで確認する」という方法をとりたいと思います。
もう一つは、全般的な発音について。
今まで「限られた時間では伸びない」という諦めと、「そこまでひどくはない」という思い込みにより、対策を避けていた部分でもあります。
よくよく考えれば、いつもオンラインレッスンでrとlを含む単語を指摘され続けていて、決して「ひどくない」ことはなく・・・。逆に考えれば、伸ばす余地がある部分でもあります。
幸い、現段階ではかけられる時間もたっぷりあります。今後、オンライン英会話の発音レッスンへの参加を検討しています。
・Fluency (7)
この部分に関しては、A級を初めて受験した際に5点が付いていた部分だったので、今回7点に伸ばせたことがすごく嬉しいです。
これに関して思い当たる点は、直前にオンライン英会話への参加回数を増やしたこと(一次試験の結果が分かった後の約2週間、毎日もしくは1日2回参加)と、記事読みを増やしたことが考えられます。
(私の場合、「たくさん読むとその分話すのがスムーズになる」という感覚を今まで何度となく経験しています)
これに関しては、同じ対策をとるとして、適切な回数・記事数を自分で測っていきたいと思います。
・Structure (6)
今振り返ると、「私はこう思う。なぜなら~」の理由の部分が弱かったように思います。
記事を読んで事実を知るだけでなく、それに対し自分はどう思うか、どうしてそう思ったのか適切な理由を言えるようにしたいです。
そのために、記事を読んだ後に、英作文や、(まずは)日本語でもいいので意見をまとめるようにしていきたいと思います。(先日より自身のツイッターで、記事の要約、思ったことなどをつぶやき始めています)
・Vocabulary (6)
これに関しては、少し前に記事に書いた通りの対策をとって行きたいと思います。
効率よいボキャビルのために:コロケーションを意識する
FluencyとVocabularyは自分の中で混同しがち(「言葉を知っていたらペラペラしゃべれる」みたいに)だったのですが、ここは別々の対策をとるべき部分だと思います。
「専門用語を知っているだけでなく、それをどの単語と一緒に使うか」、必ずそれをセットで覚えたいと思います。
Communication (7)
これに関しては、どのようなポイントを採点されているのか、正直なところ手探り状態です。
コミュニケーションを前向きにとろうとする姿勢(質問をうまく聞き返したりすることも含む)や、挨拶をはじめとするマナー等が見られていると予想しています。
漠然とした項目なのかもしれませんが、具体的にできること(「質問のレパートリーを増やす」や「挨拶」の再確認)は確実に行っておきたいと思います。
Knowledge (7)
国連英検を受験するに至った理由の一つは、「学生時代学び残してしまった国際情勢についてしっかり理解したい」と思ったことでした。
この項目に関しては、受験前も、そして対策中も力を入れていただけに、正直もっと点数が取りたかった、まだまだだな・・・と落胆している部分でもあります。
今回、直前の2週間では対策しきれなかったことを、時間をかけてもう一度やり直したいと思っています。
情報源については、前回の記事に書いたようにKindleを用い原書で読むことを心がけつつ、歴史的な背景、総合的な背景知識を日本語書籍を通して学び直すことも並行して行っていきたいと思っています。
おわりに
これが現在考えている、今後の学習方針です。
現時点で不合格判定を受けた私が考えたものですので、これ自体そのまま「完成形」として皆様にお勧めできるものではないことをご了承ください。
これから次回の受験まで、実際に学習をしていく中で改良を加えつつ、「どのようにすれば力が伸びるのか」見つけ出していきたいと思っています。そのために、この「仮説」の段階からご報告させていただきました。
今後、自分が学習するなかで、「やっぱりこうすればよかった」、「この方法はすごくいい」など感じることがありましたら、随時ご報告させていただきたいと思います。
今後も諦めずに、国連英検特A級取得に向けて学習を続けていきたいと思います。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
(財)日本国際連合協会編 服部孝彦監修 メディアイランド 2009-08-20
武藤 克彦,伊藤 泰司,高橋 信道 三修社 2011-04-20
日本国際連合協会,UNA-J=,日本国連協会= 三修社 2007-03