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1月 2013 archive

【初心者向け】並べ替え英作文練習サイト

今回は中学生レベルの英文法(プラスα)でトライできる英作文(並べ替え)練習サイトをご紹介します。


Jumbled-Sentence Exercises

こちらのページでは5問セットの並べ替え問題が200問準備されています。

好きな番号を選ぶと問題が表示されます。

単語がバラバラに表示されるので、それを正しい順番にクリックして並べていきます。
並べ終わったらCheckボタンを押せば正解の判定をしてくれます。

間違えた箇所は黄色で表示されます。

問題番号の上の黒いバーの所に◯ of 5 NEXT と書いてあるボタンがあるので、それをクリックすれば次の問題に移ることができます。正答率も出るので100%目指してがんばってみてください。

文法的には簡単ですが、私達が今まで問題集などで解いてきた並べ替えの英作文は日本語訳付きのものだったので、このようにただ英単語だけがランダムに並んでいると雰囲気が違いますね。
動詞の形を見て主語になりうる名詞を探したり、おかしな意味にならないか考えたり…とちょっとした頭の体操にもなりますね。

次はこちらのページです。


Sentence Structure Writing Practice

このページでは文法的にジャンルを分けてあります。
中学英語に関係副詞や話法など高校初級のものを足したレベルです。

YES/NO QUESTIONSを見てみましょう。

このように文章が表示されるので、これをYesかNoで答えるような文章に直します。

直したものを入力したらCheckボタンを押します。

正解ならそのまま問題番号の横の⇒ボタンをクリックして問題を進めていきます。

Wh系のものはこのように表示されるので適切な文章を入力します。

Scrambled Sentencesと書いてあるものは、並べ替えをしていきます。

Yes/No Questions
The Simple Present Tense
The Simple Present: Yes/No Questions
The Simple Present: Wh- Questions
The Present Continuous Tense
The Present Continuous: Questions
The Simple Past Tense
The Simple Past Tense: Questions
The Present Perfect Tense
The Future Tense
Passive Voice
Adjective Clauses
Noun Clauses
Reported Speech

上記の物が各10問ずつあります。文法的には簡単かもしれませんが、すばやく指示された形の文章に変換する練習に良いかもしれません。
広告がちょっと鬱陶しいですが、無料でできるので文句を言ってはダメですね〜。

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英字記事を読めるようになる方法 (1)私の失敗談

私が英語を学習し続けてよかったと思うことの一つに、「英字記事が読めるようになった」ことが挙げられます。
「新しい情報をいち早く得られること」、「日本語ソースでは得られない情報を得られること」、「新しい視点を得られること」・・・英字新聞を読めるようになったことで、見える世界は大きく広がりました。

今回からのシリーズでは、英字新聞を英語学習に取り入れることについて書いてみたいと思います。今日は、私自身が初めて英字新聞に取り組んだ時のことを振り返ってみたいと思います。

初めて読んだ記事について ~回顧録~

結論から言えば、私の英字記事初挑戦は、今振り返ると大失敗でした。
なぜ失敗だったか、原因考察は次の章で行うとして、当時の状況について少し振り返ってみたいと思います。

私が初めてしっかりと英字記事に取り組んだのは、2004年1月のことでした。当時、英字記事がネットで読めることを知り、嬉々としてプリントアウトしたことを覚えています。

当時は深い考えがあって英字記事を読もうと思ったわけではありません。「英字新聞が読めたらかっこいい」くらいのミーハーな気持ちでした。大学生の時にTIMEを購読して、1記事も読まないまま全号捨てた前歴があったので、もしかしたらその悔しい気持ちがどこかに残っていたのかもしれません。

2004年といえば、英検準1級合格から約4年。TOEICの点数は800点台前半を前後していた頃。そして、予備校での文法や英文解釈の指導を始めて3年ほどたった頃です。
当時、仕事での経験から「文法知識を元に構文をとる力」は、準1級合格時より格段に上がっていたと思います。

それでも、全くスムーズに読めることはなく、出てくる単語出てくる単語を辞書で調べ、文の訳をメモし・・・何時間もかかって、最後まで仕上げた記憶が残っています。

なぜ失敗したのか

実は、その初挑戦の記事、手元にプリントアウトしたものが残っています。

選んだ記事は、The Japan Timesのもので、韓国の経済政策についてグアテマラの大学教授が寄稿した記事でした。

(原本。誤りなども当時のまま掲載しています)

なぜ読めなかった(長時間かけて精読したにも関わらず、たいして理解できた気がしなかった)かについては、以下の3つの原因が考えられます。

まず1つ目は、分からない語彙が多すぎたことです。
ある英語関係の方から聞いた話では、「文章の中の単語を7割以上知っていれば推測して大意をとることができるが、7割を切ると推測も難しくなる」とのこと。
パッと見たところ完全に7割は切っていて、文によってはたった一文に7語も分からない単語が含まれていました。
これでは、一読して意味をとるのは不可能です。

2つ目は、全くなじみのないジャンルを選んでしまったことです。
その当時も(そしてその後も・・・)韓国の経済政策に興味を持ったことは一度もなく、なぜその記事を選んだのか、自分でも意図が分かりません。
1つ目でも書いたように、分からない単語だらけなのを一つ一つ辞書で調べましたが、それでも意味が分からない。その多くは経済に関する専門用語でした。
経済に関する知識もほとんどない自分には、日本語にしても書いてあることを理解するのは困難でした。

そして3つ目は、選んだ記事の形式、ソースが自分のレベルに合っていなかったことです。
この記事に関して言えば、大学教授の書いた論文(エッセイ)ということで、事実だけを淡々と述べるニュース記事とは性格が異なります。この教授がどういう主義・主張を持っているかは、その記事だけでは想像のしようがありません。
そして、記事の長さは800~1000語ほどありました。これも初挑戦で読むにはあまりに長く、同じ集中力を持ったまま最後まで読めたとは考えにくいです。

The Japan Timesが英検でいうとどの級のレベルに当たるのか、ずっと後になってから知りましたが(参考リンク)、以上3つの要素から考えて、全く当時の自分のレベルには合っていなかったことだけは明らかです。

その後の取り組み

手元にあるプリントアウトした記事のファイルを見てみると、しばらくは同様の「よく分からない」基準での記事選択が続きました。
なぜか日露戦争に関する記事(先ほどよりも長い2000語以上に渡るものでした)に取り組んでいたり、その後も迷走は続きます。

詳細についてはまた記事を改めたいと思いますが、その後の試行錯誤を経て、TIMEが読めると感じられるようになったのは、英検1級取得前後。この「迷走時」からおよそ3年後のことです。さらに英字記事への取り組みは続き、現在では国連英検特A級取得のため「情報を得るための英字記事読解」にシフトしています。

失敗を反面教師に・・・

話を元に戻します。
3つの理由で失敗してしまった英字記事初挑戦でしたが、これから英字記事を学習に取り入れようとしている皆さんには、私の失敗を反面教師にしていただければと思います。

つまり、

・分からない語句が多すぎず (=知っている単語が7割以上)
・自分になじみのあるジャンルで
・レベルにあった記事を選ぶ

こと。この3つに尽きます。

次回からの記事では、具体的にこれら3つのことに気をつけて学習を進める方法について書きたいと思います。

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高校生向け学習支援サイト SparkNotes

SparkNotesは、アメリカの高校生向けに作られた学習支援サイトです。高校生が読むべき文学のガイドや、歴史、科学、知っておくべき歴史上の人物の伝記などなど、様々な分野のまとめ記事があります。

 

とくにおすすめしたいのが、アニメーションで見る文学ガイドのコーナーで、高校生が学校で習う文学のうち、代表的なものが10分程度のアニメーションにまとめられています。英語ネイティブ向けですので、字幕はありませんが、読んだことのある本の内容をどれだけ聞き取ることが出来るか、試してみるのも面白いです。

 

アニメーションビデオになっているのはごく一部ですが、文学コーナーでは、様々な本の要約や、登場人物リスト、チャプター毎の解説があり、一回さらっと読んだだけでは見逃してしまいそうな細かい部分を理解するのに役立ちます。

 

古典文学だけではなく、Tuesdays with Morrieや、Holes指輪物語ドラゴン・タトゥーの女など、日本でもお馴染みの現代作家作品もあります。ドラゴン・タトゥーの女を例にとってみますと、テーマ・モチーフ・シンボルの項目では、現代における女性への暴力、スウェーデンの汚職についてなどの背景が説明されています。また、内容に関する質問や、エッセイトピックなども提案されていますので、1冊を深く掘り下げて読む際の参考になるのではないでしょうか。

 

Flashcardsでは、SATのための語彙や、生物、歴史等、暗記科目用のフラッシュカードが用意されています。SAT語彙は英検1級語彙対策にも役立ちそうです。英字新聞を読む際に必要な単語がたくさんリストアップされていますので、さらなる語彙力向上のためにやってみると良いかもしれません。

 

学習支援だけでなく、トップページには、学校生活のTipsや、”最悪な先生のタイプ100”、”醜い生き物”などの軽い読み物も用意されています。易しめの英語で書かれていますので、息抜き程度に読まれてみてはいかがでしょうか。

 

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演説からスピーチ方法を学ぶ【バラク・オバマ大統領二期目就任演説】

2013年1月21日、ワシントンでバラク・オバマ大統領の二期目の就任演説が行われました。

1期目の就任演説の後にオバマ大統領のスピーチ関連の色々な英語教材が出ましたよね。
このようなスピーチは言葉や内容がとても考えられて作られていることと、話し方もゆっくりハッキリとしているために、学習素材として非常に有効ですよね。
今回も同じような物が出るのかもしれませんが、ネット上では無料で見ることができます。



ホワイトハウス公式サイト

こちらのページではクローズド・キャプション付きの動画で演説を見ることができます。
音声だけでなく映像があると、効果的な間の取り方などわかりやすいですね。決め台詞を言った後に観客の拍手を聞いてドヤ顔を
もちろんスクリプトはスクリプトできちんと用意されているので、内容をきちんと読むことができるので、どうしても日本語訳が欲しいという訳でなければこちらのサイトで十分学習に利用することができます。

スクリプトのページ

今回の就任演説は2,137wordsで15分ほどです。
集中してスピーチを聞き、スクリプトを丁寧に確認し、真似をしながら自分でも声に出してみる…とじっくり取り組んでみると、他の素材に比べて時間がかかるかもしれません。
しかし、練りに練られた原稿、リハーサルを重ねたスピーチなのでとてもよい教材だと思います。

朝日新聞のサイトで演説全文の日本語訳が掲載されていました。(すべて読むには会員登録が必要)

関連して、この演説に対するメディアの反応なども様々なので、関連記事として読んでみても良いと思います。

スピーチは学習素材としてよく使われますが、以前にも当ブログでご紹介したAmerican Rhetoric というサイトでは無料で音声やスクリプトを手に入れる事ができるので、興味がある方は一度ご覧ください。

自信がなさそうな話し方をしてしまう、説得力が足りないような気がする…という方は、色々なスピーチを真似してみてはいかがでしょうか。

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The Audacity of Hope: Thoughts on Reclaiming the American Dream (Vintage)


My Fellow Americans: Presidential Inaugural Addresses from George Washington to Barack Obama


生声CD付き [対訳] オバマ演説集

2012年第2回国連英検特A級 受験結果のご報告と今後について

先日、昨年12月に受験した国連英検特A級2次試験の受験結果が届きました。
学習の過程をこちらで書かせていただく中で、ブログを通して多くの皆さんに応援を頂き、ここまで学習を続けることができました。改めまして、厚く御礼申し上げます。

今日は試験結果と、その結果から考えた今後の学習方針についてご報告させていただきたいと思います。

試験の結果

今回の試験は、残念ながら不合格となりました。

総合評価は6.
(6点が付いている項目が4項目、7点が付いている項目が3項目)
合格点が8以上なので、この先、合格までまだまだクリアしなくてはいけない点がたくさんあるということが分かりました。

今後の試験対策について

結果を踏まえ、今後の各分野の学習について考えました。
試験直後から「今後のために」と、試験についての覚え書き、課題となる点、思うところなどをブログ記事に残していましたので、それらを参考にしながら以下のような方針をたてました。

※カッコ内は今回の得点です。

Comprehension (6)
これに関しては試験直後の受験記の中でも書かせていただいた通り、「一人の試験官の方の質問がいくつか聴き取れず、何度も聞き返してしまった」という致命的なミスがあります。

聞き返しをうまくやる(今回も意識したつもりなのですが、「(ちゃんと分かっているけど)こういう意味ですよね?」というような確認)というのも一案なのですが、面接で話す内容自体にも改善の余地があるのでは?と考えています。

漠然としたことを話していたのでは漠然とした質問しか来ず、相手の聞きたいこと・意図が読めない可能性があると思います。
これに関しては、今すぐ具体的な方策が浮かびませんが、心に留めておきたいと思います。

Speaking (下記4項目)
・Pronunciation (6)
発音に関しては二つ改良点があると考えています。
まず、今回の試験で反省したのが、地名や専門用語の発音のミスがいくつかあったことです。(ユーゴスラビアを間違えて発音しました)
そのような失敗を防ぐために、「ニュースを音声で聞く」、「気になった発音は辞書やネットで確認する」という方法をとりたいと思います。

もう一つは、全般的な発音について。
今まで「限られた時間では伸びない」という諦めと、「そこまでひどくはない」という思い込みにより、対策を避けていた部分でもあります。
よくよく考えれば、いつもオンラインレッスンでrとlを含む単語を指摘され続けていて、決して「ひどくない」ことはなく・・・。逆に考えれば、伸ばす余地がある部分でもあります。
幸い、現段階ではかけられる時間もたっぷりあります。今後、オンライン英会話の発音レッスンへの参加を検討しています。

・Fluency (7)
この部分に関しては、A級を初めて受験した際に5点が付いていた部分だったので、今回7点に伸ばせたことがすごく嬉しいです。
これに関して思い当たる点は、直前にオンライン英会話への参加回数を増やしたこと(一次試験の結果が分かった後の約2週間、毎日もしくは1日2回参加)と、記事読みを増やしたことが考えられます。
(私の場合、「たくさん読むとその分話すのがスムーズになる」という感覚を今まで何度となく経験しています)

これに関しては、同じ対策をとるとして、適切な回数・記事数を自分で測っていきたいと思います。

・Structure (6)
今振り返ると、「私はこう思う。なぜなら~」の理由の部分が弱かったように思います。
記事を読んで事実を知るだけでなく、それに対し自分はどう思うか、どうしてそう思ったのか適切な理由を言えるようにしたいです。
そのために、記事を読んだ後に、英作文や、(まずは)日本語でもいいので意見をまとめるようにしていきたいと思います。(先日より自身のツイッターで、記事の要約、思ったことなどをつぶやき始めています)

・Vocabulary (6)
これに関しては、少し前に記事に書いた通りの対策をとって行きたいと思います。

効率よいボキャビルのために:コロケーションを意識する

FluencyとVocabularyは自分の中で混同しがち(「言葉を知っていたらペラペラしゃべれる」みたいに)だったのですが、ここは別々の対策をとるべき部分だと思います。
「専門用語を知っているだけでなく、それをどの単語と一緒に使うか」、必ずそれをセットで覚えたいと思います。

Communication (7)
これに関しては、どのようなポイントを採点されているのか、正直なところ手探り状態です。
コミュニケーションを前向きにとろうとする姿勢(質問をうまく聞き返したりすることも含む)や、挨拶をはじめとするマナー等が見られていると予想しています。
漠然とした項目なのかもしれませんが、具体的にできること(「質問のレパートリーを増やす」や「挨拶」の再確認)は確実に行っておきたいと思います。

Knowledge (7)
国連英検を受験するに至った理由の一つは、「学生時代学び残してしまった国際情勢についてしっかり理解したい」と思ったことでした。
この項目に関しては、受験前も、そして対策中も力を入れていただけに、正直もっと点数が取りたかった、まだまだだな・・・と落胆している部分でもあります。

今回、直前の2週間では対策しきれなかったことを、時間をかけてもう一度やり直したいと思っています。
情報源については、前回の記事に書いたようにKindleを用い原書で読むことを心がけつつ、歴史的な背景、総合的な背景知識を日本語書籍を通して学び直すことも並行して行っていきたいと思っています。

おわりに

これが現在考えている、今後の学習方針です。

現時点で不合格判定を受けた私が考えたものですので、これ自体そのまま「完成形」として皆様にお勧めできるものではないことをご了承ください。
これから次回の受験まで、実際に学習をしていく中で改良を加えつつ、「どのようにすれば力が伸びるのか」見つけ出していきたいと思っています。そのために、この「仮説」の段階からご報告させていただきました。

今後、自分が学習するなかで、「やっぱりこうすればよかった」、「この方法はすごくいい」など感じることがありましたら、随時ご報告させていただきたいと思います。

今後も諦めずに、国連英検特A級取得に向けて学習を続けていきたいと思います。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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英語多読のススメ

今週はKindleについての記事が続いたので、流れに乗って多読で得られたメリットについて書きたいと思います。

 

以前100万語多読で感じたことでも書きましたが、多読を続けてきたことで得られた最大のメリットは、「英語を読むのに全く抵抗を感じなくなったこと」です。多読1000万語を超えた今でも、それが一番の収穫だと思っています。英文を読むのに抵抗感がなくなる、とは具体的に言うと、日本語で読める内容の本なら英語でも読めるという自信がついたことです。

 

なんだそんなことか。。とガッカリされるかもしれませんが、英文を読むのが苦痛ではなくなると、英語を読む量が格段に増えます。洋書の多読を始める前、書店で売っている問題集や単語集などで勉強をしていた頃は、英語を読む=問題集の長文を読むことでした。長文問題だと、一日何個も解けませんし、英文として一年に読む量は100ページ分にも満たなかったのではないかと思います。

多読を始めてから年々洋書の読書量が増え続け、Goodreadsのstatsによると、2012年の一年間に読んだりオーディオブックで聞いたりした本のページ数はおよそ2万ページとなりました。

多読を始めてからは、だいたい年に12000ページから15000ページは洋書を読んでいますが、多読を始める前には考えられなかった数字です。多読以外でも、雑誌類や新聞、仕事に関する教科書、論文などを英語で読みますが、カウントするのが困難であるため、これらは含まれていません。

 

洋書を読むことに魅力を感じない、必要性を感じないからという理由で、洋書多読を敬遠されている方もいらっしゃるのではないかと思います。多読のメリットは、洋書を読めることになるというだけではありません。前述しましたように、抵抗なく英文が読めるようになると、本だけではなく、英語雑誌や新聞、仕事の参考資料なども英語で読めるようになり、英語のインプット量を格段に増やす事ができます。英語で話したり書いたりする可能性のある内容は、日本語で情報収集してから英語に直すより、最初から英語で情報収集するほうが時間が短縮出来ると思います。

 

英語学習には質も量も大事だと思いますが、自分の場合は英語多読で量をこなすことで、語彙力やライティングの問題点を自覚することができ、その問題点をじっくり勉強するという流れが出来ました。年間100ページ未満の読書量の時代と現在を比べると、読解力も向上したと思います。

 

多読は簡単な絵本や語彙制限本から始めるため、それが一体何になるんだ、今成果を得たいんだ!と思われている方も多いのではないかと思います。最初は小さな一歩でも、多読が導いてくれる可能性は無限にあります。易しい内容の文章でも、量をこなしていくうちに、どれだけのことが出来るようになるのか。たくさんの人に実感してほしいです。

 

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Kindleを英語学習に使い尽くす!

前回になぼむしさんがKindleでの洋書の読みやすさ、集中しやすさなどについてご紹介いたしましたが、今回は洋書に加えてさらにKindleを英語学習に利用していく方法を過去記事の紹介も含めてご紹介します。

書籍だけではない

KindleではAmazonで購入する書籍以外も読むことができます。
テキストやPDFファイルをパソコンに接続したりメールを使ってKindleへ送信して読むことができます。

過去にこちらの記事でCaribreやInstapaperを使ってKindleにWEB上の記事を送る方法をご紹介しています。
Kindleを使って読書量を増やす

この時はまだ日本のストアではKindleが使えなかったためAmazon.comの画面で紹介していたので、今回は日本のAmazonでのメールの設定だけ簡単に説明しますので、上記記事のアメリカ版のものと置き換えてこちらの方法で設定してください。

まずAmazonのページからKindleの設定のページを開きます。

そして左側のメニューから「パーソナル・ドキュメント設定」をクリックします。

一番下にある「承認済みEメールアドレス一覧」で登録したいアドレスを登録します。

※Caribreではソフト上で指定したメールアドレスを、InstapaperではInstapaperの設定画面で指定されたメールアドレスを設定します。

これで完了です。

読みたいものをInstapaperにまとめる→Kindleへ

先ほどの記事でInstapaperからKindleに送る方法を記載していますが、こちらもどんどん使っていきましょう。
WEBで記事を閲覧していてInstapaperに送るだけでなく、iPhoneやiPadのアプリからもInstapaperに送ってしまいます。

例えば、
Flipboardで英字メディアに触れる という記事でご紹介しているこのFlipboardというアプリ(記事ではiPad版ですが、iPhone版もあります)からInstapaperに記事を送ることができます。
私は画像を楽しみたいものをアプリ上でカラーで見て、ゆっくり読みたい記事はInstapaperに送るようにしています。
Flipboardは表示するカテゴリを選ぶ時に日本版の記事カテゴリがまず表示されますが、US版のカテゴリもメニューの下の方にあります。
twitterやFacebookのタイムラインも表示させることができるので、そちら側で色々とフォローしていればまとめて見て、Instapaperに送ることができるので便利です。

また、こちらの 自分好みに”育てる”ニュースリーダー Zite で紹介したアプリも簡単にInstapaerに記事を送ることができます。

自分の学習スタイルに合わせる

普段からあとで読むものはすべてInstapaperで読んでいる方はすべてKindleに送られてしまったりしますが、私は英語記事のみInstapaperに送るようにしています。
ご紹介したアプリ以外でもInstapaperに送れるものはありますし、ブックマークレットを使えばWebブラウザからもどんどん送ることができます。

WEB上の記事は無料で読むことができますし、毎日数を決めてInstapaperに送るようにして読む目標にしても良いと思います。手軽に集中して読めるKindleをさらに英語学習に活かせるように、ご自身の学習スタイルに合わせてどんどん活用してみてくださいね。

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Kindle Paperwhiteで「洋書が読める人」になる

先日、Kindle Paperwhiteを手に入れました。

実は私、自分の学習のために読んだ洋書は、今までにたったの2冊だけ。
「自分の学習スタイルに合わない」と、ずっと敬遠していた洋書でしたが、Kindle Paperwhiteのおかげで今年は「洋書を読む人」になることができそうです。
使い始めてまだ2週間もたっていませんが、そう確信している自分がいます。

洋書が苦手な私がお勧めする、”Kindleのここがよい”

Kindleについては、初代のものが出てからもう何年も経ちますし、実際に使っていらっしゃる方、どのようなものかレビューを読んでご存じの方も多くいらっしゃると思います。

ここに書く内容も決して真新しいことではないかもしれませんが、今まで洋書が続かなかった私が、「今度こそ読める」と思えるポイントとなった以下の5点について、ぜひご紹介させていただきたいと思います。

(1)画面が目にやさしい

Kindleの画面は、スマートフォンやタブレット、PCの画面とは違うE Inkという技術を使っています。
画面がちらつくことがなく、大変目にやさしいです。
部屋の明るさにより画面の明るさも簡単に調整ができ、夜に寝室で横になって読むのも苦になりません。

(2)文字の大きさ、フォントが変えられる

文字の大きさ、フォントが変えられることがこれほど読みやすさに影響するとは思ってもみませんでした。
さらに、読みやすさという点において、「1行あたりに何語表示されるか」というのは、大変重要なポイントです。むやみに文字だけ大きくしても、一行に3、4語ほどしか表示されなければ、返って意味が取りにくくなってしまうと思うのです。

Kindleでは文字の大きさ、フォントを変えられるだけでなく、余白や行間も変えることができます。ここは大いにこだわって、自分に一番にしっくりとくる表示にしたほうがいいと思います。

(3)読書に専念できる
今までずっと、iPhone, iPadでKindleのアプリを利用していたので、「わざわざKindleを買わなくてもいいか」と思っていました。
でも、これが大きな間違いでした。
iPhoneやiPadには他にも魅力的なアプリがたくさん入れてあります。
スキマ時間にパッと手に取った時、どうしても一番に開いてしまうのは、SNSなどの他のアプリ。もともと「洋書を読むことの優先順位が低い」自分にとって、そこでわざわざKindleアプリを開くのは至難の業でした。
Kindleならば、他に気が散る要素はありませんから、読書に集中せざるを得ません。

(4)進捗状況が見え、やる気が出る

実はKindleアプリでも進捗状況は簡単に確認はできたのですが、このように画面右下にシンプルに○パーセントと表示される形ではありませんでした。
この本当に小さな数字が、「あと○パーセント読もう」、「お!もう○パーセントまで来た」とやる気をくすぐってくれます。

(5)カバーをつけたことで愛着が湧き、読書の時間を大切にしたくなった

「Kindleなら読み続けられるかもしれない」と希望がわいたことで、Kindle自体を
大切にしてあげたい、そのような気持ちになりました。
そこで最初は注文していなかったカバーをあとから追加で注文し、それをつけてみました。
そうすることでますますKindleに愛着が湧き、そこからさらに「読書の時間を大切にしたい」という気持ちまで自分の中に生まれてきたのです。
本当に「気持ちの問題」だとは思うのですが、そう信じることで実際に読み進められるなら、それ以上に素晴らしいことはありません。やる気を出すために、専用ガジェットや物を買うことも、私はありだと思います。

他にも、辞書が手軽に引ける(しかもプログレッシブ英和辞書やオクスフォードなどの各種有名辞書)ことや、ハイライトを引くのが簡単なこと(あとで見返すのに便利)、検索ができることなど、素晴らしい点がたくさんあります。

おわりに

大人になって英語学習を再開し、約15年。「読めなかった強がり」に聞こえるかもしれませんが、実のところあまり洋書を読む必要性を感じていませんでした。

ですが、昨年末国連英検に挑戦した際、「この文献を最初から原版で読んでいたら・・・」と思う事態が起き、そこで初めて洋書をスムーズに読めることの重要性に気づいた気がします。

今まで「受験英語的な読み方」でずっとやってきて、どうしても読むスピードが遅く、大量の文章を目の前にすると気力・体力で負けてしまうということが多くありました。

その気力・体力をつけつつ、読むことを習慣づけ、自分にとって必要な文献をそのまま英語でインプットできるようになりたい。これが、今年自分が身につけたいと思っている英語力の一つです。
そのためにKindleが大きな役割を果たしてくれると大いに期待をしています。

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【私の使っているカバー】

【今読んでいる本】

ライティングに役立つシソーラス辞典 Visuwords

英作文を書いていると、自分の語彙不足を痛感します。I think, They said・・・など同じ単語を繰り返し使うと幼稚な文章にみえてしまいますし、なんとか一工夫したいところです。そんな時に便利なのが、シソーラス辞典です。今回は無料で利用でき、単語同士の関係が視覚化できるオンライン辞典 Visuwords を紹介します。

 

文章を書いたり話したりする時に使える単語は、読んだり聞いたりして認識できる単語のおよそ半分だそうです。先週単語年齢は何歳?その2で、Test your vocabを使って自分の単語数を測定する方法を紹介しました。このテストで1万語の単語を知っているとすれば、実際使える単語は5,000語前後ということになります。例えば、日本語の”言う”にしても、 言った、述べた、発表した、言い放った、ささやいた、口を挟んだ、口をすべらせた・・・などがあり、感じるニュアンスが違います。英語でも自分の心情により近い”say” を選んで使い分けることが出来たら、表現力がグッと高まるのではないでしょうか。

 

Visuwords はプリンストン大学が開発したオープンソースのWordnet を視覚化した、オンラインシソーラス辞典です。無料で、メンバー登録も必要ありません。ページトップにあるボックスに調べたい単語を入力するだけです。

 

試しにsayと入力してみると関連する言葉がツリー上に表示されます。オンラインマップのように、上下左右に単語をたどっていくことが出来ます。

 

単語グループにカーソルを合わせると意味が表示されます。

 

句動詞も検索出来るので便利です。例えば、”run away” を検索してみると、turn tail, break loose など色々な”逃げ方”の表現があることがわかります。尻尾を巻いて逃げたのか、刑務所から大胆に脱走したのか、走って逃げたのか、そっと逃げたのか。違いが分かる単語を選べるのがいいですよね。

 

読んだり聞いたりして認識出来る単語を使いこなせるようにするには、やはり実際に使ってみるのが一番だと思います。オンライン英会話の時ならば、”I think” ばかりでもとりあえず話は通じますが、ライティングの時は少しだけ手間をかけて、自分の語彙を意識的に広げる努力をしてみるとよいのではないでしょうか。

 

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今年こそ単語集をやり切る方法(キクタン編)

単語を覚えるために単語集を使うのは苦行のようであまり好きではないのですが、試験に合格するために一気に覚えたり、あるレベルの単語を一定期間にまとめて覚えたりしようとする時には効率的だと思います。

私は普段は文章の中に知らない単語が出てきたら覚えるというスタイルですが、英語学習のやり直しを決意した時と、準1級合格直後に1級レベルの単語対策をした時には単語集を使用しました。気乗りはしませんでしたが、どちらも短期間での全体的なレベルの底上げの必要性を感じたために、狙ったレベルの単語を取り扱っているという効率性の点から単語集での学習を選びました。

このような単語集を使っていてもなかなか覚えられないという方に、私が行ったキクタンの学習法をご紹介します。


キクタンSuper12000

キクタンの構成は?

キクタンは1日に16語、10週間(70日)で1冊完成できるようになっています。1weekごとにまとめられているので休みなどありません。70daysというくくりしかなければ平日ガツガツ覚えて、土日にしっかり復習というパターンが理想的と思うのですが、休む暇を与えず1週間に7日間みっちり覚えなければなりません。自分の都合に合わせてスケジュールを組めば良い話なのですが、私は1週間目と書かれているものを2週間目に回すのは気持ち悪くてできなかったのでそのままのスケジュールでこなしました。

構成としては、一つの単語につき、日本語訳、フレーズ、例文が載っています。訳は少なすぎず多すぎずというところなので、赤字で書かれているものだけをまずしっかり覚えるというスタイルでもいいと思います。ただ、それだけでは1級では通用しないかもしれないのでご注意を。
不規則変化動詞は見出し語の下にきちんと活用が書かれているので助かります。(たまに書かれていない単語集もあるので)

実際の内容はこちらからご覧いただけます。

基本的に机の前で集中する

できれば机の前など集中できる状態でCDを聞きながら見出し語と日本語訳を覚えます。声を出しても書いても好きな方法で良いと思います。ここで音声を聞いておくことが重要です。せっかく単語を覚えても間違えた発音で覚えてしまったらリスニングで訳に立ちません。
このCDでは一日分がまとめて1トラックに収録されています。1単語1トラックの単語集もありますが、一日に◯個と決めている場合はこの方が楽かもしれませんね。
暗記用の赤いシートが付いているので、それを使って隠しながらチェックをすることもできます。

読み物を楽に読めるようになりたいとか、TOEIC対策であれば、綴りを書けるようになるまで覚える必要はないと私は思っています。内容が理解できれば問題ありませんから。英検準1級、1級狙いの方はエッセイがあるのでしっかり書けるようにしておいた方が良いです。このあたりのさじ加減は目的に合わせてご自身で判断してください。

フレーズと例文もしっかりチェック

見出し語と意味が把握できてきたら、フレーズと例文の方も見ていきます。これが結構訳に立ちます。この単語はこういう時に出てくるという良い例を載せてくれてあるので、意味の雰囲気を掴みやすいですし、ここでしっかりイメージを定着させます。試験などでよく取り上げられるフレーズも多いので見ておくに越したことはありません。例文も見出し語が覚えやすいように考えられているようですね。

ここまででどの程度の時間がかかるかは個人差があると思いますので、ご自身の計画や単語学習に割ける時間などによって調整してください。

復習は必ず!

前日に覚えたものを復習するために、次の日のページの下の方には前日の単語を簡単にチェックできるリストがあるのでこれも利用してください。控え目に小さく書いてあるので見逃さないようにしてくださいね。
一週間ごとに復習のページがありますが、すべての単語を網羅している訳ではないので、それぞれのページに戻ってきちんと見直すようにしていました。

机の前以外でもとにかくチェック

スキマ時間などに机の前で覚えられない時は、耳が空いていたら音声を聴く、書籍を見直すなど復習に当てました。キクタンのアプリをスマートフォンに入れると手軽に復習できて良いと思いますが、私が使用していた頃はまだアプリがなかったので書籍を見たり、紙に書き出したりしたものを見なおしていました。

単語帳などを作るのも一つの方法なのですが、それに時間をかけてしまわないように気をつけてください。カード式のものなら覚えたものはどんどんリングから外していけるので便利とは思いますが、単語帳を作るだけで達成感を得てしまったり、単語帳制作に時間を取られて肝心の覚えるところまで行き着かないというパターンをよく目にするので、くれぐれもご注意を。
乱暴なやり方ですが、裁断してしまって該当の日のものだけ手帳に挟んだりポケットやバッグに入れておくという方法もあります。この場合は紛失にご注意ください。

最後に

大切なのはなるべく多く目や耳に触れさせること思うので、少しの時間でも利用して覚えました。
毎日完璧に全て覚えられるのが理想ですが、なかなかそうはいかないと思います。たとえ覚えられなくても悲観的にならず、そしてそこで立ち止まらず、どんどん進めてください。私は諦めが早いので、覚えられたかどうか怪しいものにはチェックを入れておいて先に進み、その単語を優先的に何度も何度も見直すようにしました。

単語集を見ながら黙々と単語を覚えるのはあまり楽しくないことですが、ある程度頭に入ってくるとそれまでよりも英文をスムーズに読めるようになっているのに気付きました。スムーズに読めるようになれば読む量も増えますし、楽しくなってきます。覚えた単語が実際に英文の中に出てくると、苦しかった修行も無駄ではなかったと思えるはずです。

2ヶ月はボーっとしているとあっという間に過ぎてしまいます。今年こそ!と思っている方は今日からでも明日からでもがっつり単語に力を入れてみてはいかがでしょうか。

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