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11月 2010 archive

学習時間はどこにある?

前回のYukoさんの学習時間の記録の重要性の記事に引き続き、今回は学習時間を確保するためにどのようなことをすれば良いかという一例をご紹介いたします。

学習したくても仕事や育児でなかなか落ち着いて学習できないという方はたくさんいらっしゃるかと思います。時間は万人に平等に与えられています。しかし、ついつい「せめて1日が26時間あれば…。」なんてボヤいてしまったり。
限られた時間を無駄に使わないようにするにはどうすればいいのでしょうか。

一日の行動を細かく記録する

手帳でもノートでもエクセルでシートを作っても方法は何でも構わないので、起きてから寝るまでにやったことをすべて書き出します。

私はこのようなシートを作って5分ずつ書き出しました。

このように書き出していると、つい意識をしてしまって無駄なことはなるべくしないような行動パターンになってしまうので、なるべくいつも通りに行動して記録を付けます。
(ついネットサーフィンしてしまったり、RSSリーダーからお気に入りのブログを読みふけって気が付けば20分!という状態に陥っているのが一目でわかります。)

一日の終りに見直してみると、スケジュール帳できちんと予定を組み、To-Doリストをうまく使ってタスクをこなしているつもりでも、スケジュール通りにこなせていなかったり、タスクを後回しにしてしまったりしていることが分かります。「なぜスケジュール通りにできなかったのか?」も見えてきます。見積りが甘かったのか、余計なことをしてしまったのか…という原因が分かれば次に活かすことができますし、予定よりも早くできたにもかかわらず余った時間を無駄にしているということに気付けたりもします。

私は5分ずつの記録を1週間書き出してみました。これは私の生活は曜日によってかなり違ってくるために行っただけであり、そこまではちょっと…という方もいらっしゃると思います。一日だけ記録をつけてみても発見はたくさんあるのでぜひ試してみてください。

使える時間はどこにある?

学習者の方々はここからです!

この時間は◯◯の学習に当てられないだろうか?という隙間時間を探していきます。

ダラダラとネットを見ている時間を学習時間に変えたほうが良いと分かっていてもついつい見てしまうものですが、このように無駄な時間を視覚化してみると自分が思っている以上の時間を無駄にしていることを目の当たりにします。これは嫌でも何とかしなければという気になってきます。

そして、「無駄時間」を見つけるだけではなく、「ながら時間」も見つけることができます。

「歯磨き」を「歯磨きしながら英語記事を読む」に変えてみたり、「コーヒー休憩」を「コーヒー飲みながらアプリで単語チェック」に変えてみたりと、並行して学習ができる行動がどこかにあるはずです。

まとめ

無駄な時間だけではなく、有効につかえる「ながら時間」も見つけることで学習時間を増やすことができます。
この時間を有効に使うためには、「自分の目標」「目標をクリアするために必要な学習項目」をハッキリさせ、どの時間に何をするかを決めることが大切です。

どうなりたいのか、そのために何が必要なのかをしっかりと考え、限られた時間を効率よく使って「なりたい自分」に一歩でも近づいていきましょう。

学習時間を記録しよう

皆さんは英語を何年勉強していますか? かけた時間に見合った成果は得られていると感じますか?

大人になってから英語学習を再開した私たちにとって、”時間の確保”は大きな問題です。何年も英語を勉強しているのに成果が現れないと悩んでいる方、”忙しくて勉強する時間がない”を言い訳にしている方・・学習時間を記録することをお勧めします。

一日の時間の使い方を把握する

学習時間を記録しはじめると、現在の状況が把握できます。時間を意識しだすと、いかにムダな時間をなくし、スキマ時間を有効に使おうか考えるようになります。まずは1週間の行動を記録して、英語学習に割く時間を最大限に確保できるよう時間を見なおします。

学習量が足りているかを知る

一生懸命やっているのに進歩していないと感じたとき、たんに勉強時間が足りないのか、目標に則した勉強法じゃないのか学習記録を見直すことで自己feedbackできます。頑張ったつもりでも、1ヶ月単位で見返してみると10時間程しか勉強していないかもしれません。諸説あるものの、英語習得までにかかる時間は3000時間という説があります。これを15年かけてやるのか、集中して数年でやってしまうのか、自分の目標とする英語力に応じて年間何時間くらいという目標を立てると良いと思います。

バランス良く学習する

私たちの英語力は、これまでどんな事をどれくらい勉強してきたかによって違います。TOEIC問題集を主にやってきた方、多読派、英会話クラスへの出席が主な学習内容だった方など、これまでやってきたことが成分表のように私たちの英語を構成しているのではないかと感じています。記録をつける際は、多読、精読、精読、多聴、文法、単語、ライティング、スピーキングなど項目に分けて記録することをお勧めします。項目は各個人で違うと思いますが、最初に項目を分けておいたほうが、後で見返す際にバランスを考えやすくなります。もし学習時間自体は十分にかけているのに、効果が実感出来ないのであれば、リーディング、リスニング、スピーキング、文法等の各バランスをみて、どこが弱いのかを考えるきっかけになります。
ただ闇雲に勉強するのではなく、自分の目標とする姿を思い描きながら戦略をたてる際に時間配分を考えることが重要です。

まとめ

学習記録をつけることで、時間を大切にし、数値目標を明確にしながらバランス良く勉強することが出来ます。一定期間ごとに見なおし現在の実力と照らし合わせてフィードバックすることが大切です。

次回以降、具体的な記録方法や、学習時間と英語力の推移などの体験談をお届けする予定です。

【おすすめ学習本】英字新聞は無理って思っていませんか?

英字新聞を読みたいけれど難しそうでちょっと自信がない。そんな方にオススメの本をご紹介します。

英字新聞1分間リーディング

この本は英文記事に慣れるために、ヘッドラインと第1パラグラフだけ抜粋された記事が集められています。記事はすべてThe Nikkei Weekly のものなのでビジネス用語や時事用語を自然な形で学ぶのにも最適です。

カテゴリ別に章立てしてある他に、記事の難易度もきちんと書いてあるのでどこからでも好きなところから始めることができます。
見開きで1トピックになっており、左側に英文と重要単語、右側に日本語訳と見出しチェックが記載されています。
この見出しチェックでは、新聞の見出し特有の文法が解説されているので、理解してパターンを覚えてしまえば記事を読むときにとても役立ちます。

もう一つのポイントは、英文にスラッシュが入っていることです。いちいち戻ったりせずにどんどん頭から理解していく訓練ができます。日本語訳も英文と同じ順にスラッシュ入りで書いてあるので、頭読みの訓練のためにつくられていることがよくわかります。

私が気に入った点は、頭読みの訓練になる、見開きでメニューをこなせる、新書サイズということです。
バッグの中に入れておけば、お出かけ先でのちょっとした空き時間にパッと開いて片手で読めるというのはとても便利です。こういう手軽さは学習継続のための重要な要素ですよね。

英字新聞をスムーズに読めるようになりたいと思っている学習者の方は一度チェックしてみてくださいね。

学習計画の立て方 ~「ノルマ表」の作成~

英語学習において、もっとも大切なこと。
それは、継続することです。
そして、その継続こそがもっとも難しいことでもあります。
今回は、私がその継続の壁をクリアするきっかけになった「ノルマ表」について、詳しくご紹介したいと思います。

ノルマ表とは

ノルマ表とは、私が英検1級受験時(2006年9月~)に作成した英語学習メニューのチェック表のことです。
勉強する項目と日付をエクセルで打ち、プリントアウトして使用します。
その日に勉強した項目のところを、蛍光ペンで塗りつぶし、何マス塗れたかをカウントして集計します。
私自身は、試験勉強時には200マス塗るのを目標にしていました。

IMG_20150615_0004
(ノルマ表画像)

ノルマ表2007年1月
(ノルマ表画像:英検1級一次試験直前のシート)

ノルマ表の効能

・成果が目に見える
自分がやったことを実感すること。それが継続のための大きなモチベーションになります。そして、その成果は目で見てパッとわかることが大切です。シートを色で埋めていく作業は、思った以上に自分自身を励ます機能を果たしてくれました。

・月に○○マスと目標を立てることで、長期的なやる気を保てる
学習した内容を○マスと数値化したことで、月間の目標に対しての進捗状況をすぐに把握することができました。
そして、全くできなかった日が多少続いたとしても、月単位で達成できればいいというように捉える事が出来たのもよかったと思います。

・記録が簡単
英語学習者用に学習内容をメモする手帳なども販売されていますが、やったことを書き出すのは意外に面倒。その点、ノルマ表ならば、やった項目に色を塗るだけでOKです。記録が手軽なのも、続く秘訣だと思います。

なお、初めてこの表を見られた方は、その項目の多さに驚いてしまうかもしれません。
最初から20、30と項目があったわけではなく、「今日はこれをやってみよう」と(気まぐれに!)足していったら、最終的にこれだけの項目に増えていってしまいました。
実際に試される方は、最初から「こんなにも思いつかない!」と思うのではなく、ご自分のやりたいことに合わせて、項目を増やしていくのがお勧めです。

まとめ

学習記録を付けるのは、モチベーションの管理に大いに役に立ちます。
その記録自体が苦痛になってしまっては、元も子もありません。できるだけ手軽な方法で、学習の成果が形として見えるように工夫したいものです。
その手段の一つとして、ノルマ表を試していただけるとうれしいです。

息抜きiPhoneアプリ COOK’S ILLUSTRATED

毎日難しい英語と格闘して英語なんて楽しくないー!と思っていませんか?
英語学習の醍醐味は、英語だから楽しめる情報を得られることですよね。
ちょっと今日は息抜きのためのiPhoneアプリをご紹介します。

Cook’s Illustrated – America’s Test Kitchen

これはアメリカの雑誌COOK’S ILLUSTRATEDが提供している無料レシピアプリです。

ジャンル別、キーワード検索でレシピを探すことができます。

例えばデザートならこんな感じ。

興味のあるメニューを選択すると材料や作り方を見ることができます。動画も付いているのでわかりやすい!

お気に入り登録をしたり、公式サイトの該当レシピへのリンクをメールすることもできます。

意外と知らない身近な食材や調理法の英語表現などチェックできますね。
お料理の画像がとても素敵なので、私は英語だけでなく盛りつけ方やテーブルセッティング、お料理写真の構図なども参考にしています。
食材のレビューは日本では見かけない商品もありますが見ていて楽しいです。

タイマーが付いていたり、材料の横の「+」をタップするとその材料がショッピングリストに表示されたりとなかなか実用的でもあります。

残念ながら無料会員は閲覧可能なレシピ数が限られていますが、ちょっとした気分転換に眺めるアプリとしては十分なボリュームです。

美味しそうなお料理は眺めているだけでも幸せな気分になれますよね。料理をする方もしない方も、ちょっと息抜き系英語学習としてパラパラっと眺めてみてはいかがですか?

【おすすめPodcast】 The Ethicist

EthicistEthicist

The New York Timesに掲載されている読者の「お悩み相談」(と表現すると少し軽すぎるでしょうか)を音声化したものです。
倫理学者Randy Cohenが、読者の悩みに「どのように対応するのが倫理的か」答えます。
読者の悩みの部分がとてもユニークで面白いです。
解答部分は少し耳慣れない単語が含まれることもありますが、難しいことを分かりやすく説明してくれています。
今年大きな話題となったサンデル教授のJusticeに通じるところがあるように感じます。

(ethicistとは、倫理学者の意味です。)

【比較メモ】
レベル:上級
スピード:★★☆
対象:新聞の投書を読むのが好きな方から、専門的な内容を学びたい方まで
1本あたり:平均5分
Transcript(書き下し):なし
英語の種類:アメリカ英語

英検二次試験直前対策 直前にできること、できないこと

これまで二次試験に向けた具体的な対策をご紹介してきましたが、今回は直前にはどのようなことに気を付ければ良いかについて書いていきます。

当日は、受付→受験者控え室→面接室前控え室→面接という流れで進められます。通知票に書かれている試験会場、集合時間は必ず確認をしておいてください。一度も行ったことがない会場の場合は目印になるものをチェックしたり、アクセス方法を数通り考えておいてください。

受験されたことのある方はご存知でしょうが、通知票に書かれている集合時間が受付開始の時間ではありません。10〜15分前から受付は始まっています。だいたいどこの会場も受付を済ませた順に控え室で待機し、順番に面接室の方へ誘導されます。会場や受験級によって受験者数が違いますが、遅くなれば待ち時間がかなり長くなる会場もあります。待てば待つほど緊張してしまうという方は集合時間よりも早めに受付を済ませられることをおすすめします。
控え室は冷暖房が効いているところもあればそうでないところもあります。暑ければ脱ぐ、寒ければ着るといった体温調整ができるような服装でおでかけください。

控え室内では参考書やノート類を見ることが可能です。今まで勉強してきたものをざっと見直すことができるのですが、日頃デジタルデバイスを駆使している方は少し気を付けていただく必要があります。
携帯電話は電源をオフにして受付か控え室前で配布される袋に入れて首から下げなければなりません。Evernoteにある資料をiPhoneで見るつもりで丸腰で出かけてしまうと会場で顔面蒼白します。
携帯電話だけでなく、MP3プレーヤーも使用できません。直前まで自分のスピーチやナレーションを録音したものを聞いて万全の状態に仕上げようと思っている方はご注意を。
その他電子機器も全て使用できません。iPadでオフラインで見られるように事前に仕込んでいっても直前には見ることができません。
直前に見直したいものは紙ベースでご準備を。

まとめ

時間に余裕を持って行動することで気持ちにも余裕が生まれます。何かトラブルがあっても焦らずに済むようなスケジュールを組んでください。
控え室では電子機器は使えないので直前に見直したいものは紙で準備してください。

努力してきたことをしっかり発揮するためには、面接そのもの以外に神経を使わずに済ますことも重要です。

それでは皆さんがんばってください!応援しています!

英検1級 二次試験対策 その8:1級対策で有名なアノ本の活かし方

英検1級の二次対策シリーズもいよいよ終盤戦です。
今回は、二次試験の対策本として有名な、植田一三先生の「英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング」の活用法について書きたいと思います。

英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング

まず、この本を手に取られて、多くの皆さんが驚くのが情報量の多さでしょう。
そして、第1章から第3章までで「アーギュメント力」という耳慣れない言葉を目にします。
例えば、「○○という意見には反対です。なぜなら~だからです」。その理由の部分について、論理的でない具体例が多く挙げられて、どういけないのか解説されています。

皆さん。ここで挫折しないでください。
挫折したのは、当の本人、私です。
もちろん、論理的な解答ができなくていいと主張するわけではありません。「論理的なことを言わなくちゃ。でもこんな難しいこと、できる自信がない・・・」と恐れないでほしいのです。

第5章以下では、各分野のトピックについて、例題、その分野の解答例が掲載されています。
その整然とした解答に、正直なところ焦りさえ覚え、試験前には一切この本を開きませんでした。

今、冷静に対策期間のことを振り返って、この本をこんなふうに使えばよかったと思います。

自分の視点とは異なる考え方を知るために使う

解答例の部分では、一つの問題に対して、Pros and Cons(賛成意見と反対意見)が掲載されています。その部分を大いに活用しましょう。
実際に自分がどちらの立場なのかを考えた上で、そうではない視点にどんなものがあるか確認するのです。
これは、スピーチの後の質疑応答の対策に大変役に立ちます。
自分が言った意見に対して、「こんなふうな考え方もあるけど、あなたはどう思う?」と聞かれることが大いに考えられるからです。

スピーチ部分の対策は、大部分は一人で出来ます。(原稿のネイティブ添削は除く)
しかし、どのような反論が来るか、どのような質疑応答になるかは、自分の頭の中で予想するだけでは限界があるのです。

もちろん、オンライン英会話スクールで模擬面接などを受けて、実際に試験官がどのようなことを質問してくるか、スクールの先生や受講仲間に相手になってもらうのは大いに勉強になります。ただ、限られた時間の中で、すべてをそれで対応していくのは無理があります。
しかし、この本があれば、その質疑応答の予想を自分一人ででもできるのです。

まとめ

私の周りの多くの1級合格者の皆さんが、口をそろえていいます。
「質疑応答の部分で(たとえスピーチ部分がうまくいかなくても)いくらでも挽回できる」
残りわずかな対策期間、ご自分の準備されたスピーチに対して、どのような反論、質問が来るかを予想しておいてくださいね。

その作業に、この本はとても役に立つと思います。

英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング

英検1級 二次試験対策 その7:環境問題を知りつくす

英検1級二次試験のトピックは多岐に渡っていますが、その中でも環境問題は話題に事欠かず、頻出分野であると思われます。”環境問題”と一括りにされていますがその中には、森林破壊、酸性雨、生態系・多様性の破壊、異常気象、二酸化炭素排出/温室効果、ゴミ問題、代替エネルギーなどなど、押さえておかなければならないポイントがたくさんあります。

 

そこで知識の整理のためにお勧めしたいのが、 環境問題を知りつくす本 (キング・オブ雑学シリーズ) です。この本は、1トピックが見開き2ページになっていて、環境問題についての話題がこの1冊でカバーできます。二次試験前の忙しい時に効率よく環境問題についての情報を網羅するのに最適な本だと思います。

 

例えば、森林破壊・砂漠化に関する具体的な数値、二酸化炭素排出の仕組みや、日本のCO2事情、各国の取り組み、石油の問題点や新しいエネルギーの利点/欠点などが章立てで体系的に書かれています。英検二次スピーチでは、2分間の間に具体例をはさむ必要があるため、この本で仕入れた知識が役立ちます。この本に書かれている話題たちは、TIMEやThe Economist などの洋雑誌に取り上げられている環境問題記事を理解するために必要な知識です。英文が難しい上に、基礎知識もない、ときてはこれらの洋雑誌の環境問題記事を理解するのは困難です。まずは日本語で書かれた入門書を読んで、基礎知識を仕込むことをお勧めします。

 

英検1級スピーチでは、トピックにやまをかけるのは非常に難しいとは思いますが、得意分野をいくつか持つことは重要です。なぜなら、最初の1分間で5つのカードからトピックを選ぶ時に、迷って全部読んでいる暇はないからです。環境問題が得意であれば、カードの文字をスキミングして環境問題らしきものがあったら迷わずそのトピックに決定し、40秒程でスピーチ構成を練るというのも、効果的な作戦だと思います。注意しないといけないのは、得意分野が毎回出るとは限らないということです。アテが外れて慌てないように、得意分野は2−3つ作っておきましょう!

 

英検準1級二次試験 質疑応答対策

前回に引き続き、今回も英検準1級二次試験対策です。今回は質疑応答対策についてお話ししていきます。

質疑応答対策

質問は全部で4問あります。3問目まではストーリーに関することですが、最後はストーリーに関連した社会的な問題についての質問をされます。

注意することは、

・Yes, Noで答える場合は、しっかりと答えてから理由を述べる。
・意見を求められている場合は、意見をはっきりと述べてからサポートする理由を述べる。

この2点です。
理由は2,3文程度で良いので、いろんなトピックに対して答えられる準備しておきましょう。
準1級だけでなく、1級の過去問のトピックを利用しながら様々なトピックに触れておくことが大切です。
事前に色々なトピックについて少しでも考える機会をもっておけば、全く同じではなくても使えるトピックがでてくるはずです。
日本語でもいいので、普段あまり興味のない分野の情報もチェックしておくと気持ちにも余裕が生まれます。

面接は受験者の思想を知ろうと思って行われるのではありません。英語能力を計るために行われています。難しいことを言おう、カッコいいことを言おうと思わずに、素直に自分が話せる限りの正しい英語で話せば良いと思います。

誰かに聞いてもらうのが一番良いのですが、それができない時は自分のナレーション、質疑応答を録音してみてはいかがでしょうか。最近はICレコーダーなどの特別な機械を購入しなくてもPCや携帯電話で簡単に録音ができます。
実際に録音してみると、思ったよりも「え~」「あ~」と言っていたり、沈黙していたりします。一人で練習しなければならない時は、このような方法で自分のナレーション、質疑応答を客観的に分析してみると良いですね。

まとめ

決して黙り込まず、面接官の目を見てハッキリ明るく話しましょう。これはアティテュードの点数にも影響してきます。
緊張していても、うつむいたり、ボソボソ話したりしないように気を付けてください。
堂々と話すためにも、幅広いジャンルの話題に普段から目を向けておくことが必要です。色々なことに興味や疑問を持つことによって自然に色々な知識を得られるのではないでしょうか。

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