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7月 2010 archive

【精読シリーズ・第2回】英文が読めるようになる魔法の文法事項


今日は、精読に関する記事の2回目。(第一回・なぜ「精読」か?はこちらです)

精読をする際に、もっとも力を入れて確認したい文法事項を紹介したいと思います。

辞書だけでは問題解決しない

分からない一文に出会ったとき。まずは、単語の意味を確認されると思います。それで文の意味が理解できれば一件落着なのですが、単語の意味がわかっても文の意味がしっくりこないときがありませんか?

学生の定期テストではないのだから、「正確な和訳ができる」というところまでは求めません。ただ、文の意味がぼんやりしていて、なんとなくしかわかっていない・・・そんな状態があるのではないでしょうか。

もちろん、その前後の文章で意味を想像し、足りない情報を補う力をつけることも大切です。試験では、その文章にさける時間も限られています。また試験うんぬんを抜きにしても、いつまでもつまずいた一文にじっくり時間をとって読むというスタイルを続けていくのは現実的ではありません。

前回の繰り返しになりますが、精読(=文法事項を確認して読む作業)は、いずれスラスラ読めるようになるための作業です。そのために、「え、こんな作業を?」とギョッとされるような(一見、文法偏重な)ことを書きますが、「次にもっと難解な文章を読めるようになるため」のステップとして、ご理解いただければと思います。

魔法の文法事項 ~これさえ分かれば文意が取れる~

いささかセンセーショナルな書き方になりますが、文を読むときにもっとも気にしてほしい文法事項は一つです。

それは・・・動詞(述語動詞)を探すことです。

どんな短くて簡単な一文であれ、英字新聞記事に出てくるような数行に渡る長い一文であれ、文の中には、主語に対応する述語動詞が含まれています。文が長くなればなるほど、動詞を見つける作業は難しくなります。そして、文の述語動詞がわからないということは、そのまま「文の構造が分からない」、「文の意味が取れない」に直結します。

いくつか実際の英文を挙げてみます。

1. I know him.

2. I understood what she said.

3. What she said at that party is true.

4. What she said at the party surprised all the guests.

5. What she told us about her new job made me feel very envious.

すべての文の述語動詞が分かりましたか?

(答:1. know  2. understood  3. is  4. surprised  5. made )

【ミニ解説】

1は主語・動詞・目的語が一語ずつのシンプルな文でした。

2になると動詞が二つありますが、目的語のかたまりのほうが長いので、3と比べて理解しやすいです。

4は、3からの流れでwhatの節が主語になると念頭に入れていれば解きやすいです。surpriseを動詞として使う場面に出会っていない(be surprisedのほうしか見ていない)と解きにくいかもしれません。

5は、あやしいものが3つ出てきます。makeを使役動詞として使う時のルールを理解している必要があります。

いかがでしたか?全問正解できたでしょうか。5でもかなり長い印象を受けますが、英字新聞などの文章の中では、主語・目的語部分が数行に渡ることもザラで、構造を見誤ると、意味がとれないことが多々あります。

この述語動詞を見つける作業を、(今回のような)単独の文で行うのでなく、実際の文章の中で行うことが大切です。

まとめ

精読をする際には、その文の(述語)動詞が何なのか、必ずさがして読む。述語動詞を見つけることで文の構造がわかり、文の意味が理解できるのである。

次回も引き続き、文を読むために役立つ文法事項を紹介したいと思います。

リスニング学習方法 第2回

リスニング学習方法の第2回目(1回目はこちらから)の記事ですが、今回は具体的な学習方法の一例をご紹介いたします。

今回ご紹介する方法はいわゆる精聴というものです。

リーディングに精読と多読があるように、リスニングにも精聴と多聴があります。
多聴は多少わからない箇所があろうが気にせずに全体のストーリーをどんどん追っていきますが、精聴では細かいところまで丁寧に聴き込んでいきます。

学習方法

1.全体を聴いてみておおまかな内容を把握する。

2.ディクテーション

音声を聴きながら、内容を書き取る。何度も何度も聴いて、自分の耳の限界というところまで書いてみる。

3.見直し

書いた文章を見直してみて、文法的におかしい箇所はないかチェックする。
例)前置詞が入るべき所に何もない。冠詞がないのはおかしい…など。
聴こえていないけれど文法的に考えて追加したものなどは、色を変えたり印を付けたりしておくと答え合わせの時に分かりやすいです。

4.答え合わせ

聴こえなくて間違えたのか、単語を知らなかったから間違えたのかをスクリプトを見てチェック。
どういう音が苦手なのかをここで知ることができます。
間違えた所をチェックした後は、再度音声を聴きながら文字と音を確認していきます。

5.音読

音声に合わせて音読します。同じスピードで読めないことには次のステップであるシャドウィングができません。
この時に必ず内容も理解しながら読んでください。スラスラ音読できるし何を言っているか聴き取れるけど意味はわかりません…ではちょっと困ってしまいます。

※音読するスピードで内容理解ができない時

スクリプトを精読して内容をきちんと理解します。次に、例えばそのスクリプトが50秒で読まれているならば、50秒以内にそのスクリプトを読んで理解できるようにしてください。読んで理解できないものは、聴いても理解できません。
とても地味な作業のようですが、せっかくですから手を抜かずにやってみましょう。

6.シャドウィング

聴こえてくる音声より少し遅れてリピートしていく方法です。
細かい所(特に自分が聴き取れていなかった箇所)を気にしながら完璧に近づけるように何度も繰り返します。
ただ機械的に読むだけでなく、英語を英語のまま内容を理解していくことを意識してください。

この1〜6までを1セットにして繰り返します。

慣れてくればステップ5は省略できるようになりますし、全体的にかかる時間も短くなってきます。
最初は大変ですが、しばらく続けることで自分でも成果を感じることができるので、まず習慣化することから始めましょう。

どうしてもディクテーションしている時間がないという方は、ステップ2〜4(ディクテーション)の代わりに、音声に合わせてスクリプトを目で追う練習をしてください。何が聴き取れて、何が聴き取れていないかを意識しながらやってくださいね。

オススメ市販教材

前回はネット上で無料で利用出来る素材をご紹介しましたが、今回は市販の教材のご紹介をします。

前述の方法を実際にやってみると、あまり長い素材では挫折してしまう方もいらっしゃるかと思います。
重要なことは習慣化です。そのためにはあまり長くない素材、レベルに合った素材から始めることが重要です。

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速読速聴英単語シリーズ

いくつかレベルがあるので自分のレベルに合わせやすいです。
私は英検準1級受験前にCoreを徹底的に学習しました。


速読速聴・英単語Basic 2400 ver.2―単語1800+熟語600


速読速聴・英単語 Core1900〈ver.3〉


速読速聴・英単語Advanced 1000 ver.3―単語900+熟語100

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CNN ENGLISH EXPRESS

ご存知CNNで放送されたものを学習者用にまとめてある月刊誌です。
ニュースからインタビューまで音声の内容も豊富で、学習方法のアドバイスなども充実しており読み物としても楽しむことができます。
月刊誌ということで毎月フレッシュなニュースを取り扱っている点も魅力です。(さすがにインターネット上のニュースほどのフレッシュさはありませんが)
最初のニュースダイジェストが初めて取り組むには丁度良いです。
私は1級受験前に1年間定期購読していました。


CNN ENGLISH EXPRESS (イングリッシュ・エクスプレス) 2010年 08月号 [雑誌]

まとめ

いかがでしょうか。ちょっとできそうにないかなぁ…と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

そう思われる理由は様々と思いますが、もしできそうにないという理由が「難しそう」や「時間がない」であれば、一度だけでも試してみてください。
身の回りには「難しいからできない」「時間がないからできない」と思い込んでいるだけで、いざ一歩を踏み出してみるとクリアできてしまうものがたくさんあるような気がします。

今回は集中的に学習する場合の一例をご紹介しました。
学習法は人によって様々であり、合う合わないもあります。今後も色々なアプローチの学習法をご紹介していきたいと思っています。
 
 

英語を英語のまま理解するということ

英語を英語のまま理解することが大事と言われるけれど、果たして自分が実践出来ているか確認する手段はあるのでしょうか。
きっと多くの人は”自分はきっとできている”と思うか、どういうことなのか抽象的すぎて分からないのではないかと思います。

かく言う自分もリーディングの時は頭の中で日本語への訳語が無意識に出てきたりして、なかなか英語を英語のままに、という意味が長らく分かりませんでした。それでも多読、多聴を続けていくうちに、英語を英語のまま理解出来た! と思えたエピソードが2つあります。一つはリーディングで、一つはリスニングで。

 

リーディングでのエピソード

多読を始めて半年ほどたったころ。子供用の絵本ばかりではつまらないので、小学生むけの小説と交互に読んでいました。絵本は文字数も少ないし、構文も単純なので楽に読めるのだけれど、なかなか満足感が得られませんでした。それでも頭から文章を読み、返り読みしない、という練習にはなっていたと思います。
英語を英語のまま読んでいると実感できたのは、夢中になれたシリーズが出てきたとき。
それはDarren Shan Cirque du Freak (The Saga of Darren Shan No.1)の吸血鬼シリーズでした。(私が特に吸血鬼モノが好きなだけで、他の方はダレン・シャンである必要はないと思います。)これは12冊シリーズで、小学4年生~中一くらいが対象。日本語だったら子供向けの吸血鬼シリーズなんて絶対読まないのだけれど、なんとなく読み始めたら面白くて止まらなくなって、睡眠時間を削って読みました。気づけば1ヶ月立たないうちに12冊全て読了。先が読みたくてすごい勢いで1ヶ月で50万語ほど読みました。

この時は物語に引き込まれて、日本語に訳している暇もなく目がどんどん先へ先へと流れていきました。これが始めて、英語を英語のまま理解していると感じた瞬間でした。スピード感が全く違う。分からない単語があっても気にならないし、その時は知らなかったdawn、dusk、coffin, impaleなどの新出単語も文意から正しく理解できているという自信もありました。

 

これをきっかけに、今まで出来ていると思っていた”返り読みをしない、英語を英語のまま理解する”という意味が身をもってわかりました。難しい素材をゆっくり丁寧に読んでいると、どうしても無意識のうちに頭の中で英語→日本語に置き換わってしまいます。やさしい素材を大量に素早く読むことで、無意識に日本語が介入する隙をなくし、英語のままイメージで理解することが出来るようになったのです。

 

リスニングでのエピソード

オーディオブックリスニングをしていた時のこと。聞き読みはせず、耳だけでわかるレベルのものを選んでいました。この時聞いていたのはAlex Riderのシリーズ Stormbreaker (Alex Rider Adventure)。これも小学校高学年~中学生くらいを対象にしたオーディオブック。 その中でleftangular と聞こえる単語に出会いました。はっきりとした意味はわからないけれども、これは建物の形をあらわしていると理解しました。

ただ、こんな形の建物は一般的ではないので、おかしいなぁとは思っていました。気になり出せばこのleftangular と聞こえる単語、あちこちのオーディオブックに出てきます。そのたびに左側が尖った三角をイメージ。日本語でこの形に相応する言葉はないので、leftangularと聞こえるたびにこの形が頭の中で浮かびました。

しばらくして精読をしている時にrectangularという単語に出会いました。長方形という意味の単語。これだったんだ!と納得。LとR、CとFを聞き間違えていたのでした。ただ、この聞き間違えのおかげで、オーディオブックリスニング中の間、日本語を介さずに脳内イメージで英語を理解していることが確認できました。オーディオブックなど、ある一定の早さ、長さでどんどん物語が進む教材では、いちいち頭の中で日本語に訳したり、”あれ、今の何だっけ?”と考えている暇はありません。どんどん音声が流れるままに頭の中でイメージし、英語だけで理解しないと文脈が理解できません。

 
 

二つの経験から気づいたこと

英語を英語のまま理解できるようになったのは、間違いなく、やさしい教材をたくさん読み聞きし、順にステップアップしたおかげです。難しい教材をチビチビと時間をかけて学ぶ。それだけでは日本語直訳の癖がついてしまい、英語を英語のまま理解するという実感を得るのは難しいと思います。英語のまま頭の中でイメージが出来るようになると、読んで理解できるスピードが格段に早くなります。また理解のスピードが上がることでリスニングも楽になります。この感覚をつかむためにも、やさしい英語の本をたくさん読んだり聞いたりして、日本語の本を読んでいるのと同じ感覚でイメージ出来るようになる感覚を経験することをお勧めします。

リスニング強化企画

2010年4月にリスニング強化月間としてスタートしたこの企画、もはや”月間”に留まらない勢いとなってきました。目標や達成期間は各自におまかせして、リスニング時間や素材をTwitterで報告する、ゆるーい企画なのですが、リスニング時間を計測し、仲間の進捗具合を見ることで素晴らしい効果が生まれています。 (さらに…)

【精読シリーズ・第1回】なぜ「精読」か?

皆さんは、学生時代にどのような英語の授業を受けられましたか?

呼び名や形態に多少の差はあるかもしれませんが、英文読解(和訳と単語・文法事項の確認。多読との区別をはっきりさせるために以下精読と呼びます)の授業を受けられたことと思います。

大人になってから、英語学習をやりなおそうと思った時、あれと同じことをしようと思われる方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?

手間がかかる割に得るものが少なそう・・・そう思って避けてしまうパターンが多いのではないでしょうか。

実は私、このやり方に大賛成なの です。

精読の目的

以前、yukoさんが記事で触れていた通り、”精読の目的は文法の理解、新出語彙の獲得”にあります。

私は、その2つの中でも「文法事項の確認」に重きを置くべきだと考えます。語彙の獲得も重要ですが、あまりに自分のレベルに合わない単語ばかりが出てくる文章だと、文法の構造を理解することにも支障をきたします。文法事項の確認をメインとするならば、新出語句が多すぎるものは避けたほうがよいでしょう。

生きた文法に出会う意義

「文法を学びたいならば、文法書や問題集をやればいいのでは?そのほうがTOEICのスコアアップなどに即効性があるし。」

確かにそうなんです。それをなぜわざわざ精読でやるのか。

文法書の中にも英語の例文は出てきます。説明とともに、こういうふうに使うんだな・・・と理解したとします。ではその後、実際の文章(教科書・小説・新聞記事などあらゆる文章)の中で、その項目に出会ったときに、「あ!これは分詞構文の付帯状況だな」と気付けるでしょうか?

私は、この気付けるかどうかが最も大事だと考えます。気付ける=どう訳せばいいかがわかる=その文が理解できたとなるからです。最初から「これは不定詞の形容詞的用法です」と書かれた英文をいくら見ていても、その気付く力はなかなかついて行きません。

そして、文章の中で「意味がとれない」、「わからない文法事項」の文と出会うことが、これを理解しなくてはいけないのだという強烈なモチベーションになります。そこで文法書を開き、重点的にその項目を学ぶことで、能動的にその項目を理解することができます。そして、次に自分が別の文章でその項目に出会ったときに気付くことができるようになるのです。

なお、精読の行い方・その意義については、レベルにより違いがあります。文章を読むのに支障がある最低限の文法(また別の機会に述べます)を理解していない場合は、まずその文法チェックから行う必要があります。

また、最終的には、文法のことなど意識しない(「気づいている」状態を通り越して、当たり前のこととして理解できる)状態を目指すべきだと考えます。文章を読むことの究極の目的は、書いてあること内容を理解することであり、その状態を目指すためのトレーニング方法の一つとして精読を取り入れてほしいと思います。

まとめ

精読の目的は、文章の中で生きた文法に出会うこと。

「ハッ!あの文法事項だ!!」と気付けて初めて、その文法事項を理解したことになる。

最終目的は文法事項に気付くことではなく、文法事項など意識しなくてもスムーズに文章理解ができるようにするために精読を行うのである。

次回以降、精読のやり方、素材の選び方など書いていきたいと思います。

リスニング 学習方法

リスニング力を向上させたい。誰もが思うことですが、いざ実行するとなると何から手をつけて良いか迷いますよね。
目に付く教材を片っ端から試してみるもののあまり効果を感じることができずに挫折するという経験をお持ちではないでしょうか。
今回は精聴という分野に的を絞って、限られた時間の中でどれだけ効率良く学習していくかをご紹介していきます。

まず念頭に置いておくべきことは、「近道はない」ということです。

近道はない、つまり日々の努力の積み重ねが必要なわけですが、ただ時間だけかけていてもなかなか上達しません。
毎日こんなにがんばっているのにちっとも聞き取れない…となってしまえば、途中で嫌になってしまうかもしれません。英語自体が苦痛になってしまっては大変です。

素材選び

まずは自分のレベルにあった素材から始めることが大切です。
何を聞いてもさっぱり聞き取れないレベルでいきなりCNNやベストセラーオーディオブックを聞いても挫折してしまう可能性が高いです。
現在の自分のレベルを把握した上で、適切な素材を選びましょう。何となく聞き取れているかも…というレベルから始めてみてください。

市販の教材も様々なものがありますが、今回はインターネット上で無料で聞くことができる素材をご紹介します。
記載順に難易度が上がっていくので、ご自身のレベルに合わせて選んでみてください。

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VOA SPECIAL ENGLISH

語彙を1500に限定し、文法的にも難しくなく、スピードもゆっくりなので手始めの素材としては最適です。
内容も豊富ですが10数分のものもあるので、繰り返し聞く際に無理のない長さの物を選んでください。
音声MP3ファイルをダウンロードできます。

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News English Lessons

初級学習者向けの最新ニュースです。4日に一度、音声とPDF形式の練習問題(内容理解やディクテーション、語彙確認など)が更新されます。音声は単独ダウンロードだけでなく、Podcast登録することで自動的にダウンロードも可能です。

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BBC LEARNING ENGLISH -6 minutes English (イギリス英語)

会話形式の聞き取り練習。身近な話題も多く、興味を持てるトピックを見つけられるはずです。
音声はMP3形式、スクリプトはPDF形式でダウンロードできます。

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Breaking News English Lesson

ESL用に2分程度にまとめた最新ニュースです。3日に一度の更新ですが、PDF形式の練習問題(内容理解やディクテーション、語彙確認など)が充実しています。音声は単独ダウンロードだけでなく、Podcast登録することで自動的にダウンロードも可能です。

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BBC LEARNING ENGLISH -Words in the News (イギリス英語)

イギリス目線のニュースを学習者用にコンパクトにまとめてあります。重要語句のチェックもでき、イギリス発音に慣れることもできます。
音声はMP3形式、スクリプトはPDF形式でダウンロードできます。

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Your Weekly Address (オバマ大統領の週一の演説)

全アメリカ国民に向けて大統領が演説するものなので、話し方やスピード、内容など「わかりやすさ」という点でよく考えて作られています。アメリカで生活する際にはこれくらいは聞き取らなければならないという良い目安になるのではないでしょうか。動画MP4ファイル、音声MP3ファイルのどちらもダウンロードでき、演説動画の左下のRead the Transcriptをクリックするとスクリプトを確認することができます。

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CNN STUDENT NEWS

CNNの学生向けニュース番組。日々のニュースを分かりやすく解説してくれます。平日は毎日発信されるので、学習ペースもつかみやすいです。
このレベルまで聞き取れれば、聴ける素材の選択肢はかなり広がるはずなので、好きなものを聴くようにしていただくのが良いと思います。

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次回は精聴・多聴の話も含め、具体的な学習方法の例をご紹介していきます。
 
 
 

多読と精読

 

リーディングを伸ばすためには精読がいいか、多読がいいか。英語学習を始めたばかりの頃、いったいどちらに重点をおけばいいのでしょうか。

この二つはどちらが優れた方法か、という上下関係にあるのではなく、それぞれが効率的に英語を学ぶための要素を持っています。学校英語では大学受験に対応するために、少ない授業時間で多読を用いる時間的余裕などなく、精読、特に英文和訳に偏っていました。しかし、英語を英語のまま理解し、多種多様な文章をスピーディに理解するためには、易しい文章を多量に読むことも重要です。そのためには精読、多読それぞれ目的にあった読み方を意識して、自分にあったバランスで双方の良いところを取り入れると良いのではないでしょうか。

 
 

精読の目的

精読の目的は文法の理解、新出語彙の獲得にあります。中高の英語の授業で習ったように、難易度の高い文章の構文や文法を考えながら、丁寧に意味を考えていきます。文法書を併用し、主語・述語、時制、関係代名詞、倒置など、文章の構造を正しく理解しながら読むことが重要です。この作業を怠るといつまでたっても、リスニングが出来ない、正しい文章が書けない、などの弊害が出てきます。時間はかかりますが、英語学習初期のころは特にこの作業に一定の時間を取るべきです。

初級者は、市販の問題集やテキストなど解答・解説があるものを選んだほうが無難です。中級以降になって大まかな文法が理解できるようであれば、生の教材を使って多くの記事を読んでみてください。

 

多読の目的

多読の目的は、とにかくたくさんの英文を読み、精読で学んだ知識を定着させることにあります。また、あまり難しいことを考えず、ただ単に読書を楽しむだけでもOKです。精読と違い、多読の時は分からない単語にあたっても辞書をひかず、推測しながら読むことが大事です。いちいち辞書を引いていたのでは、読書量を確保できなくなり多読の効用が薄れます。分からない部分は推測する、または飛ばしても理解できる難易度の本を選ぶことが多読を無理なく続けるコツです。

多読をする上で気をつけなければいけないのは、文章を頭から順に読んでいくことです。漢文のようにレ点をつけつつ文章を行ったり戻ったりしてはいけません。そのような癖をつけるとリスニングができなくなります。文章を書かれた順に頭から理解しつつ、情景をイメージしながら読むよう心がけます。最初は苦痛かもしれませんが、自分のレベルよりも易しい素材を選ぶことで、意識せずとも読めるようになります。

まとめ

精読ばかり、多読ばかりと偏らず、レベルに応じてバランス良く両方を取り入れる必要があります。学習初期の頃は精読を多めに、慣れてきたらだんだんと多読を増やし、最終的には精読2:多読8くらいの時間配分を心がけてみてはいかがでしょうか。

二度目の勇気をもらった「子育て主婦の英語勉強法」

子育てママの英語勉強法

子育て主婦の英語勉強法―英語は女性をこんなにきれいに変える」青山静子

 

私がこの本を初めて手に取ったのは、出産のために英語講師を退職した時でした。

 

上司から個室に呼ばれ、「続けるのは無理だよね」と言われ・・・
あの時の悔しい気持ちを今でも覚えています。
「もう英語なんか勉強するもんか」そう思いながら過ごした中で・・・やっぱり未練があったのでしょう。書店でこの本を見つけ、気付いたらレジに向かっていました。

 

この本がどれくらい効果があったか。
自画自賛をしているようで恥ずかしいですが、「その後職場に復帰して、TOEIC900、英検1級をとった」、それを成し遂げるだけのやる気をもらいました
もちろん、この本はタイトル通り、英語を勉強したい主婦にとって、参考にしたい具体例が盛りだくさんです。

 

プランの立て方、参考図書、3カ年計画で英検1級に合格する方法、さらには学習に反対する夫の扱い方(!)まで。
なのですが、当時の私にとっては、そういうところを参考にするというよりも、とにかく「諦めないという気持ちをもらえた」、それが一番大きかったです。

 

今、初めてこの本を手にして、そろそろ10年がたとうとしています。
改めてこの本を開いてみて、「学習会の作り方、進め方」、「主婦の海外留学」など、今になって新しく興味をそそることが載っているのに気付きました。

いろんなレベルの人にとって役に立つ、まさに英語学習主婦のバイブルといえる本だと思います。

はじめに

 

英語に興味はありますか。

もっと成長したいと思いますか。

この二つにYesと答えた皆さん。

100wishlistへようこそ。

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二十歳の私。

社会に出る準備をしていた私。

自分の強みがわからなくて、将来を目の前に立ちすくんでいた。

大好きな英語も、それを武器に戦うには、あまりに不十分に思えた。

妥協した私。

英語と関係のない職について、初めて分かった。

やっぱり英語で勝負したいんだって。

英語が大好きなんだって。

がむしゃらなやる気だけでは、いつか限界が来る。

目の前の単語集。暗記してその先にあるのは何?

私がほしかったのは点数?それとも・・・

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このサイトは、英語が大好きなみなさん、英語を使って自分の可能性を伸ばしたい皆さんのために作りました。

やる気は十分にある、だけど何から始めていいのかわからない・・・。

私達三人も、同じ道を通り、もがき、必死で自分たちなりの答えを見つけました。

その過程、そして現在進行中のこの挑戦が、少しでも皆さんのお役に立てますように。

皆さんのウィッシュリストの中にある願いを、かなえるお手伝いができますように。