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5月 2012 archive

海外視点で知る日本近代史

以前に英語でアメリカの歴史を知ろうという記事を書きましたが、今回は日本の近代史について触れてみようと思います。

近代史については学生時代には駆け足でサラッと過ぎていった記憶しかないので、ちょっと読んでみようかな…程度の気持ちで読み始めましたがすっかりハマってしまいました。
古代史ははっきりと分かっていないことも多く、それが想像力をかき立てられて面白かったりするのですが、現実的な戦略、外国との駆け引きをまざまざと感じる近代史が最近とても面白く感じています。

日本の戦後


Embracing Defeat: Japan in the Wake of World War II

まずきっかけになったのがピューリッツァー賞も受賞しているアメリカ人歴史学者John W. Dower氏のEmbracing Defeatです。

第二次大戦後の日本について書かれているのですが、非常に客観的に書かれています。
日本人によって書かれたものは、どうしても主観的になり、著者の歴史観などが少なからず入ってしまっているものもあります。本書で触れられている天皇制についても避けられたりする傾向もあるかもしれません。
戦後の悲惨な状況も淡々と客観的に述べられているので、心が痛む事実ではありますが、客観的に事実として受け止めやすいかと思います。

英語についてはやや難解に感じられるかもしれませんが、単語などは徐々に慣れてきますし、書かれている内容は日本についてなので、背景知識で補える部分もあります。私はオーディオブックで聴いたので書籍の方は見ていませんが、もしかしたら写真や図表なども付いていて書籍の方が分かりやすいかもしれません。

100年間での発展をコンパクトに


Inventing Japan: 1853-1964 (Modern Library Chronicles)

もう少し広い範囲で簡潔に書かれているのが、オランダ人ジャーナリストであるIan Buruma氏の Inventing Japan: 1853-1964です。

黒船来航時から1960年代まで書かれています。
読みやすい英語で、100年ほどの期間ということもありボリュームも少なくテンポ良く読めます。100年でここまで変わったのか!と今更ですが驚いてしまいました。
江戸時代の数学者である本田利明が日本のベンジャミン・フランクリンと呼ばれていたとは知りませんでした。

もう少し詳しく知りたくなったら


A Modern History of Japan: From Tokugawa Times to the Present

もう少し詳しく読んでみたいと思い、次に選んだものが A Modern History of Japanです。
こちらはハーバード大学の歴史学の教授であるAndrew Gordon氏の著作です。
江戸時代から2000年あたりまでについて触れられています。少々ボリュームがありますが、写真や図表もあり分かりやすいです。労働者のような一般の人々にもスポットを当てていた点も興味深かったです。
Kindle版がないのが残念。(ちょっと大判だったのでバッグに入れての持ち運びは厳しいかもしれないです。)

まとめ

このように改めて読んでみると日本にも素晴らしい指導者が多く存在したこと、そして日本国民の持つ大きなパワーを感じます。学生時代には日本史と世界史をなかなかリンクさせられなかったのですが、海外視点のものを読むと意外とスムーズに理解できました。
英語学習者向けに、日本の歴史を英語で学ぼうという目的の書籍も多くありますが、外国からの視点で外国人に向けて書かれたもので、受験のためのお勉強ではない自国の歴史を学んでみるとなかなか面白いです。

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国連英検特A級を受験して (その2) 受験準備でおとずれたブレークスルー

”国連英検特A級を受験して”。
2回目の今日は、受験準備を通して私の身に訪れたブレークスルーについてお話ししたいと思います。
実は5月の初めに、「ブレークスルー」についての記事を書いているのですが、今回、こんなにもすぐに自分がそれを再び体験することになろうとは思ってもみませんでした。

3週間でブレークスルー?

今回、試験対策として、勉強をそれ用に切り替えたのはゴールデンウィークに入ってから(4月29日、30日頃)のことでした。

そこから約3週間。

たった3週間でブレークスルーなど訪れるのだろうか?
そもそも、対策を開始した時には、ブレークスルーを起こそうなどとは意識していませんでした。

それが、実際にやるべきことが分かり、それをどんどんこなしていくにつれて、毎日の学習量(と、その密度)が今までにないほど膨大なものになっていきました。

前回も書きましたが、やるべきことが分からずそれを模索しながら(迷いながら)だと学習はなかなかスムーズに進みません。ですが、やるべきことが分かりさえすれば、あとはそれを実際に行動するかどうか、それだけの問題なのです。

今回、遅くなりはしましたが、「やるべきことが分かったこと」、そして、「もう時間がない」と背水の陣に立たされたことで、「そのやるべきと決めたことを、猛烈なスピードでこなす」日々を送ることができました。

訪れたブレークスルーとは

行った学習項目はいろいろとありますが、今回のブレークスルーに効いたと思うのは、(1)記事を読む量を2~3倍に増やしたことと、(2)その記事内でわからなかった単語を、読後、即座に調べ、(3)その単語についてフラッシュカードでかかさずチェックを行ったことです。

具体的には、それまでは1日に1~3個しか英字記事を読めていなかった(正直、最も忙しい時期には1記事も読めない日も多くありました)のが、この集中期間に、3~5記事読むようになりました。
最高で1日9記事読んだ日もあります。

これに合わせて、問題集で分からなかった単語、そしてBASIC WORD LISTの単語を確認していく作業を並行して行いました。

こうして訪れたのが、今回のブレークスルー、「英字記事が前よりもスラスラと読める」という手ごたえでした。

実は、私自身、英検1級の受験準備・合格を通して、それまで読むことができなかったTIMEやThe Economistなどをスムーズに読めるようになったという経験があります。今回の3週間で、その時よりも、確実に「スラスラ」のレベルが上がったのを実感しています。

その時からは約5年たっていますが、この間に、今回ほど読解力の伸びを感じたことはありませんでした。

そして、その読解力により、以前は手も足も出ないと思っていた国連英検特A級の問題を、時間内に最後まで解き切ることができたのです。これは、私にとって、本当に大きな収穫・今後につながる自信となりました。

おわりに ~資格受験の意味とは~

資格のための勉強というと、身構えてしまう方も多くいらっしゃると思います。

「受けてもそれを仕事に活かすわけではない」
「楽しむために英語を学ぶのに、また学生時代と同じような試験勉強は嫌だ」
「○○さん(有名人・学識者)が、○○(試験名)なんて取ってもしょうがないと言ってた」
やらない理由を挙げるのは簡単です。

私は、資格受験(特に英語に関する資格)の意味は、自分自身で持たせるものだと思っています。

今回、受験を通して、このような大きなブレークスルーを得られたこと。それが何よりの収穫だと思っています。

「ブレークスルーを感じたい」。
そう思って、すぐに叶うものではありません。何をすればいいのか。どの力をどれくらい伸ばすべきなのか、自分で考えているだけでは答えが出ないこともあるでしょう。

ブレークスルーを感じたいと思っていらっしゃる方が、その機会を作ろうと思った時、資格試験ほど「手軽」なものはないと思います。

期限を決め、大量の英語に触れる。その機会として、資格受験を利用してみるのはいかがでしょうか?

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まだ間に合う!英検1級1次直前対策

英検1級1次は小手先の試験テクニックだけで何とかなるものではないのですが、それでもやって良かったと思えるちょっとしたTipsがあります。英検1級を初めて受験される方のために、試験当日に実際に役に立ったと思う事柄を紹介します。

 

1. ベストポジションをゲットする

当日の席順は早い者勝ちです。リスニングのベストポジションをゲットすべく、早めに会場入りしましょう。最新の音響設備を備えた会場に当たるとは限りません。また、地元の中学校や高校が会場の場合、部活動の音がうるさい場合もあります。リスニングの時間帯は大きな音を出さないよう遠慮していたようですが、それでも窓際の席は騒音で気が散る場合があると思います。自分で席が選べるよう、空いているうちに入室しましょう。単純なことですが、試験に100%集中するためには、排除出来る不安要因は出来るだけ取り除いておくことが重要です。

 

2. リスニング先読み時間を設ける

試験は読解、リスニングの順で行われます。読解パートを10分ほど早く終わらせて、リスニング問題の先読みに当てます。10分余らせることを意識しないと時間は余らないと思います。リスニングで流れる文章自体が書かれているわけではないのですが、先読みして何の話題か予想できると、気持ちが少し落ち着きます。

 

2-3回リスニングパートの問題を読み、キーワードとなりそうな単語をマルで囲っておきます。設問を読んで、内容を記憶しておくのは困難ですが、キーワードをマルで囲っておくことにより、実際に問題を解く際にサッとどういう部分に注意して聞けばよいのか予想することが出来ます。また、答える時に全文読まなくて済むので次のリスニングを聞き逃すこともなくなります。リスニングは1つ分からない問題があると、そこで集中力が途切れてなし崩し的に分からなくなる事があります。そんな時は囲ってある次の問題のキーワードを見て、気持ちを立て直しましょう。

 

3. 英作文を書き始める前に論点を箇条書きにする

英作文にかけられる時間は30分程度だと思います。与えられた用紙に目いっぱい書くとだいたい200字前後になります。

 

与えられたキーワードを元に英作文を書くわけですが、とりあえず自由に書き始めてしまうと、書いているうちにアイデアが広がって論点がズレてしまうことがあります。〇〇について書き始めたのに、最後が”だから△△はどうあるべき” と終わってしまい、書き終わったものを消して書きなおすのは大変な時間のロスになります。

 

作文を書き始める前に、論点を箇条書きにしておきましょう。イントロ、理由1,2,3、結論の最初の1文を日本語で書いて道筋を示しておくと良いと思います。ただでさえ時間がないのに、余計な事に時間を取られたくない!と思われるかもしれませんが、最初に少しだけ時間を取って全体像を決め、読み手に”〜だからこういう結論を導き出した”と、思考の流れを分かりやすく示す道筋を考えておくと、書きながら迷わずにすみます。

 

また、普段英作文を書く際にパソコンのスペルのオートコレクト機能に頼っている方は、手書きの練習もしておかないとスペルミスが多くなります。試験前には実際に手書きでエッセイを書く練習をし、手書きの感覚を取り戻しておくことも大事です。

 

4. 事前に時間配分を決めておく

時間を測って過去問を解き、だいたいの時間配分を決めておきましょう。英作文に30分、リスニング先読みに5-10分かけるためには語彙パートに時間をかけているヒマはありません。英作文は配点が28点と大きいです。落ち着いて考える時間がないと、書けるものも書けなくなってしまいますので、語彙パートで迷いに迷ってしまい、英作文にかける時間が10分もなかった!ということがないように、時間を意識しながら問題を解きましょう!

最後に。これまで積み重ねてきた努力は自分を裏切りません。緊張するのは本気で合格したいと思っているから。緊張しすぎて集中出来ない時は、頭のなかで当日の手順を繰り返しシュミレーションしておきましょう!

 

幸運をお祈りいたします!!

クライムサスペンス好きは必見?!「犯罪・捜査の英語辞典」

本日は興味のない方には全く面白くないちょっと変わった辞書のご紹介をしてしまいます。

その名も「犯罪・捜査の英語辞典」です。

なぜこのような物を…とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、週に何本も見てしまうほど犯罪捜査物の海外ドラマが好きな私としては手に取らずにはいられませんでした。

中身は?

開いてみるとやはり物騒な単語だらけです。
しかし、ミステリーやクライムサスペンス好きにとってはお馴染みの物騒なワードです。

全体では約3000語程度のボリュームなのですが、普通の辞書ではなかなか見つけにくいような俗語や隠語などもあり、独特の表現などにはちょっとした解説も書かれています。
俗語の場合は単語の横に(俗)と書かれていますが、特に(米暗黒街俗)などと書かれていると何だか闇の世界を覗いてしまったような気分になってしまいます。

先日Yukoさんがこの記事でも書かれていましたが、俗語などは見つけにくいことが多いですよね。
特殊な用語だけでなく、普段目にするような単語でもこのような犯罪捜査や法廷で使う際にしっくりくるような上手い訳が書かれていたりします。

辞書というだけあり、中身はとてもシンプルです。ジャンルを絞っているからといって専門書のような堅さはなく、単語を調べるという目的がなくても、ただ内容に目を通しているだけでも面白いです。

分からない単語がストーリーを左右することも

字幕なしで映画やドラマを見る時に、どうしても引っかかってしまうのが専門的な用語です。

何となく前後の会話から推測できるものもあれば、分からないとストーリーの大切な部分を逃してしまうようなものもあります。
大体の雰囲気が分かればストーリーの理解に影響がないものもありますが、このようなジャンルの作品は曖昧なまま流してしまうと解ける謎も解けなかったりすることもあるので、分からないものはしっかり確認しておいた方が良いと思います。

こんな物騒な単語、どこで使うの?!というものもあるかもしれませんが、意外とニュース記事などで出てきたりするんですよね。(物騒な記事ではあるでしょうが…。)
海外のクライムサスペンスやミステリー物が好きで、字幕無しで見られればよいなとお思いの方は、一度書店で手にとってご覧になってみてください。思わずニヤリとしてしまうかもしれませんよ。

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国連英検特A級を受験して (その1) 受験準備を通して発見したこと 

2012年5月20日(日)。
国連英検特A級を受験してきました。
私にとって、初めての特A級受験。
図らずも、先日記事にした「ブレークスルー」を感じる機会となりました。
今回から2回に分けて、受験準備で学んだこと、そして受験をして得られたブレークスルーについて、皆さんにお伝えしたいと思います。

スタートは出遅れたけれど・・・

今回、特A級の受験を決めたのは、1月にA級の合格を手にして、すぐのことでした。
(間をあけると、その分、覚えた知識も忘れていきますし、モチベーションも下がります。)

受験自体はすぐに決心できたのですが、そこから先、仕事関連で新しく始めたこと、環境の変化などがあり、思うように学習は進みませんでした。
以前から習慣にしていた、英字記事読みと語彙強化は続けていましたが、試験対策としてグッとエンジンがかかったのは、ゴールデンウィークに入ってからのことでした。

始めるのは遅くなってしまいましたが、そこから先に集中して学習できたことに悔いはありません。

正直、もう、「あと1ヶ月もないのか・・・」と気分は暗かったです。
けれど、これで「今回は諦めて、次回また頑張ろう」だけは、絶対に避けたかった。
そこで諦めてしまえば、そこから先、1ヶ月弱で伸びるはずの可能性まで失くしてしまうのです。

そこでエンジンをかけられたことで、もしそこで諦めてしまっていたら決して気づくことのなかった、大きな発見をすることとなりました。

やるべき課題は、やってみないとわからない

その発見とは、「やるべき課題は、やってみないとわからない」ということ。
そして、「課題が分かれば、あとは身体が自動的に動いていく」ということです。

時間も限られているし、とにかく最低限やるべきことだけ挙げて、それだけはやるようにしよう。
そうして書いたのが、以下のチェックリストです。

実は、最初に書きだしたのは、ページの半分くらい。ほんの少しでした。
それが、最終的には2ページに渡るほど、やるべき課題が増えていきました。

実際に課題を解いてみると、どんどん他にもやるべきことが見えてくるのです。

例えば、

「○番の問題を解く」だけだったのが、解いてから、ちゃんと復習をしなくてはいけないな・・・と気づき、「○番のわからなかった単語調べをする」をリストに加える。

「国連知識の問題を解いてみる」と、ある機関の設立年度が聞かれていたので、「その機関だけでなく別の機関の設立年度も調べる」をリストに加える。

・焦って、手当たり次第に世界各国の記事を読んでいたのを、「ある一定の国(事象)のことだけ集中して読んでみる」と、抱えている問題点や背景などがより詳しくわかるようになり、そこからまた、「別の国ではどうなのだろうという視点で、記事を読む」ようになる。(その結果、じっくりと多くの国(事象)についての見識を深められた。)

逆に、最初、なんとなくで設定していたことは、どんどん削って行きました。
「もう時間はない」とすっぱりと諦めがついていたというのもあって、いらないものを潔く削って行けたのも、結果的にはよかったと思っています。

悔しさを次回につなげたい

こうやって諦めずに集中できたこと自体は、本当によかったと思っています。
ただ、正直なところ、「まずやってみる」という段階を、もっと早くにしておけばよかったという悔しさがあるのは事実です。

一旦、こうやって「やるべきことが分かる」段階に来てしまえば、あとはそれを淡々とこなしていくのみ。それは、ある意味、とってもラクなことなのです。

やるべきことをはっきりさせないまま、とりあえず「記事読みと単語かな」で学習を進めるのと、目的意識を持って進めるのでは、得られる知識には格段の差が出てくると思います。

受験を決めた1月末の段階で、今回のように集中的に学習する期間を設け、課題発見ができていたとすれば、その後の忙しい日々の中にも、やるべきことをうまく組み込んでいけたかもしれません。それは、しっかりと反省すべき点だと思っています。

今回できなかったことを、次回につなげられるか。それが今の自分にとって、最も大事なことです。
つなげることができれば、今回感じた悔しさも無駄ではなかったということができると思います。

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次回は、今回の国連英検特A級受験を通して感じたブレークスルーについて書きたいと思います。

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読んで英語力を向上させよう

語学学習において、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング全てをバランスよく学ぶことが大切なのは言うまでもありませんが、その中でもリーディングには多くのメリットがあります。

 

文中で単語を覚えることが出来る

1ページの中に10個以上わからない単語があるような場合は、文中から未知単語を推測するのが難しくなりますので、自分のレベルに合った文章を選ぶとよいと思います。1ページの中の未知単語が数個以内なら、文脈から意味を推測するのが容易になります。どれほど単語学習をしても、未知単語が0になる事はないと思いますので、文中で出会った未知単語の意味を予測しながら読むスキルは重要です。また、単語学習用に準備された例文よりも、より自然な語彙の使われ方を学ぶことが出来ます。単語と日本語訳の1対1対応では、たくさんある同義語の中からコンテクストにあった単語を選び出すことが難しいですので、たくさんの文章にあたって、自然な語彙の使われ方を身につけることが大事です。

 

ライティングの参考になる

上質な英文を、ライティングの参考にすることが出来ます。初めて見る文章構造、自分のことを表現するのに良さそうな表現などを見つけたらメモしておいて、実際のライティングに活かすとよいです。リーディングを主なインプット源にすることで、正しい文章構造を体得することが出来ます。スピーキングの時の文章構造、文法は必ずしも正しいとは限りません。初心者の場合、スピーキングはその場のコミュニケーション重視のため、短調な表現や語彙のくり返しもあります。ライティングの参考という意味でもリーディングは重要です。

 

 

まとめ

リーディングを英語力向上に役立てようと、辞書と首っ引きで難しい原書を読もうとすると、あっという間に挫折してしまう可能性があります。難しい文章を少しだけ読むよりも、自分の身の丈に合う本を毎日少しずつでも読むことを心がけてみてはいかがでしょうか。

 

 

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ネタ帳作りで会話上手に

本日はちょっと英語学習から離れてしまいますが、私が普段やっていることで、英語を使う上でもちょっと役に立ったことをご紹介します。

言葉を知っていても話すことがなければ話せない!

英会話のレッスンでフリートークで無言になってしまったことはありませんか?先生や他の生徒さんが出してくれる話題に相槌を打っているだけではちょっともったいないですよね。
それに、いくら英語を話せるようになっても、話すネタがなければせっかく習得したものも活かすことができません。

ネタがなければ話ができないというのは、母国語であろうが外国語であろうが関係ありませんよね。
普段誰かと話をしていてもなかなか上手く話題を見つけられない時はありませんか?
あまり普段からお付き合いのない方とはお互いの趣味などもわかりませんし、共通の話題がなかなか見つからないことがあります。相手の方がおしゃべり上手な方だと会話も弾むのですが、毎回そうとも限りません。

気になることはメモ

そんな時のために、私は普段から気になることや、本やTV、雑誌で目についたことを小さなノートにメモしています。

例えばこのメモですが、TVでエベレスト特集をしていた時にちょこちょこと調べたことをメモしておきました。

その後、山に興味がある方とお話しする機会があり、このような番組を見たことや、登山料って高いんですね!と盛り上がり、おすすめの本を紹介していただいたりもしました。その本が面白かったので、英会話レッスンの時に話題に出したりもしました。

ほんの少し調べたような情報で知ったかぶりをするためではなく、話題を広げるきっかけになればいいなと思ってやっています。
「へ〜!」と思ったことをメモしておくだけで、意外と頭の隅に残っています。メモしておかないと、すごいな〜と思ったことすら忘れてしまったりしませんか?

楽しそうなことを詰め込む

こうやって山ネタを書いているかと思えば、カリフォルニア大学って何校があるの?とか、クルーズ旅行ってどんなコースがあるの?世界で一番◯◯なものシリーズ…などと、ノンジャンルで書きなぐっているのでまとまりはありませんが、読み返すと面白いものです。
ネタのためというよりも、自分がちょっと興味を持ったものをクリップしていく感覚です。

色々なことにアンテナを張るようにしてみると、世の中には面白いことがたくさんあるのだなと思います。
そして、英語が理解できることでその情報収集の範囲はとても広がります。
英検のスピーチやディスカッションの時に情報収集するのとはまた違う感覚で楽しいネタを集めてみてはいかがですか?

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使える英文法を身につけるために ~究極の文法問題とは~

「文法は、文法問題に正解するためにだけ学んでいるわけではない。
英文を読んだり、聴いたり、書いたり、話したり。実際に、英語を使うために学ぶ。」

このブログでも、何度も書かせていただいていますし、こちらにお越しくださる皆様には、ご理解いただけていることと思います。

ただ、そうはいうものの、「文法問題が解けるようになる」と「実際の場面で使えるようになる」の間には、ものすごく大きな隔たりがあると思うのです。
文法問題で「記号を選べる」、「穴埋めに正しい語句を入れられる」ということが、実際に英語力アップにつながっているのか。そのような不安にかられることはないでしょうか?

今日は、その「大きな隔たり」を埋める方法を、皆さんにご紹介したいと思います。

「回す」ことで正解できるようになったが・・・

英語学習者の方の間で、「問題集を”回す”」という表現をよく聞きます。何度も繰り返し解いて、問題集の内容を理解、体得していく方法のことです。

もちろん、間違えた部分を何度も復習するという意味において、その方法が有効に働くこともあると思います。

ただ、この方法だと、問題を解いているうちに解答を覚えてしまって、「ここは記号Cだった」、「(よく理解はできていないけれど)不定詞が入る」というふうに解けてしまうことがあります。

そのように、力づくで(=何度も”回して”暗記して)解いた場合、その問題には対応できるけれど、他の問題や実際の英文で出会った時に、意味がわからないということが起きてしまう可能性があるのです。

”考えて解く”文法問題を

では、どうすればよいのか。

ここからは、問題の種類の話になります。

例えば、TOEICのPART5のような文法問題(穴埋めの選択問題)では、ある一つの文法事項を用いて、答えを導き出します。問われているのが一つの事項なので、「これはこういうものなのか」と無理やり暗記できてしまいます。

それに対し、センター試験では大問2のCに、語句整序という問題があります。選択肢にある語句を並べ替え、意味の通る英文にする問題です。この問題では、通常2~3個の文法知識を組み合わせて解かねばならず、それぞれの文法をしっかりと理解していないと解くことはできません。

私はそういった観点から、皆さんにセンター試験大問2のCを解くことを、強くお勧めします。

(問題の詳細は、こちらでご確認ください)

また、このように語句を並べ替えて英文を作る練習をするということは、実際に自分で英作文をする前の段階としても、大変有効なトレーニングになります。

センター試験問題集裏話

実は、このセンター試験の大問2のCについては、私自身、何度かブログ記事にさせていただいています。何度もしつこく書きたくなるほど、お勧めしたい問題なのです。

センター試験復習ウィーク ~その1 文法総復習編~  GRAMMARous(グラマラス)

文法問題集の選び方 100 WISH LIST

今回の記事を読んでくださった皆様に、さらに裏話を2つ書き添えておきたいと思います。

整序問題というのは、センター試験の他、私大でも出されていて、そのような問題を集めた問題集も出版されているのですが、問題の質、問われている文法事項の内容から見て、圧倒的にセンター試験の問題が優れています。

また、値段を第一の選択基準にするわけではありませんが、そのコストパフォーマンスの高さは群を抜いています。

過去問集というのは、数社から出ていますが、私の手元にあるものは、23年分の試験が掲載されています。本試験・追試験と各2回ずつあるので、単純に計算し46回分。語句整序は各回3問ずつ出題されているので、140問近い、よりすぐりの良問を、たった900円ほどで手に入れることができるのです。

センター試験の問題集は、毎年発売されていますが、時期によっては手に入れにくくなる(センター試験後などは、書店の店頭には置かれない場合もあります)ので、ぜひ、この機会に手に入れることをお勧めします。

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発音確認できるサイト howjsay

英文を読む時やスピーキングの際、”あれ、この単語ってどう読むんだっけ?”と疑問に思うことはありませんか?一昔前は辞書で発音記号を確認しましたが、現在は無料のオンライン辞書で発音を聞くことが出来ます。数あるオンライン辞書の中でも発音に特化した便利な辞書、howjsay.com を紹介します。

howjsay.com は、成長し続けるオンライン辞書です。現在約15万語が収載されています。この辞書の良い点は、合成の音声ではなく本物の人が読み上げた音声であることです。基本はイギリス英語の発音ですが、アメリカ英語と違いがある場合は両方読み上げられます。

 

使い方は簡単です。発音を確認したい語彙を入力してsubmitボタンを押すだけ。

 

イギリス英語独特の発音を心配される方がいらっしゃるかもしれませんが、発音にバリエーションがある単語の場合は、イギリス発音、アメリカ発音が続けて発音されます。試しにvase, schedule など、イギリス、アメリカで明らかに発音の違う単語を入力してみてください。

 

howjsay の長所は、専門用語が充実しているところです。通常の辞書であれば、一般的な単語の発音を聞くことは出来ても、化学や生物学などで使われる専門用語の発音を聞くことが出来ないことが多いです。例として apoptosis (細胞の自然死)という単語を検索してみてください。この単語にはいくつかの発音バリエーションがあるのですが、howjsayでは4つの発音を聞くことが出来ます。また、cholecystitis (胆嚢炎)、diastema (すきっ歯)、atherosclerosis (動脈硬化) などの病名や、thioglycollate (チオグリコール酸)、methyl salicylate (サリチル酸メチル) などの化学薬品名の発音も聞くことが出来るのは素晴らしいです。日常生活においては、これらの専門用語の発音が必要になることはあまりないとは思いますが、病名などはほんの少し発音が違っただけでも分かってもらえない事がありますので、話す機会がある際はこちらのサイトで確認すると良いと思います。

 

howjsay のもう一つの特徴は、人名、地名の発音も充実しているところです。例えば英文記事を読んでいて、ウラジミール・プーチンの読み方が分からなかったとします。vladimir と入力すると、英語読みとロシア読みの両方を読み上げてくれます。また、Dinka という地名がどこか分からない時は、Dinka と入力すると、”ディンカ、スダーン” と国名と共に読みあげてくれます。他にもサンクトペテルブルク “Saint Peterburg” など、日本語発音と英語が似ても似つかないような発音である場合もこの辞書が役立ちます。英文を脳内音読していて、人名・地名の読みが分からなくて”ウ、ウラなんとか・プーチン”などと適当に流してしまっている事も多かったのですが、こちらの辞書でしばしば目にする人名、地名の正確な発音を確認するようになってからは、英文記事読解のストレスを少し減らすことが出来ました。

 

有料ですが、iPhone (350円)やアンドロイド版アプリもあります。オンライン版は無料で利用出来ます。発音のみに特化した辞書ですが、いつもの辞書の補助として活用するとよいのではないでしょうか。

 

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学習にも活用できるpodcast【This American Life】

今日は学習用の英語教材だけではなく、英語で何かを楽しむという目的でポッドキャストをお探しの方にオススメの番組をご紹介します。

This American Life

この番組は Chicago Public Media が制作しているラジオ番組です。

以前に「ニュースばかりじゃつまらないし、聞いていて楽しめるようなものでついでに英語の勉強になるようなものを探したいけどたくさんあって選べない。」とオンライン英会話のアメリカ人の先生に相談したところ、「これは人気番組で内容も面白くて、いろんな表現も勉強できるよ。」とこの番組を勧めてもらい聞き始めました。

内容

この番組では特にニュースや時事問題を扱っているわけではなく、毎回ひとつテーマを決め、そのテーマに合った2,3のエピソードが紹介されます。週一回の更新で、だいたい毎回1時間程度の番組です。
インタビューのようなものもあれば、ラジオドラマのようなものもあって飽きません。たまに「ここから先は子供は聞いちゃダメよ!」みたいな注意が入るようなものもあり(いかがわしい内容というより、暴力的な描写があるというものです。)、お堅い内容でもありません。

What I did for love
という回は個人的にはかなり面白かったです。

学習素材としても使えるサイトの充実度

さて、先程オフィシャルサイトのリンクを貼りましたが、ここでは過去の放送のアーカイブが1995年の番組開始時からすべて揃っています。iTunesでは過去一回分しかダウンロードできないので、遡って聞きたい場合はこちらでどうぞ。

アーカイブページ

そしてそれぞれのエピソードのページでスクリプトを確認することができます。
ネイティブ向けの番組なのでかなり早口のところがあり聞き取れない箇所もあると思います。
そんな時でもここで確認することができるので、学習素材としても活用できますね。

iPhone用のアプリもあり、ウェブサイトに行かなくてもフルエピソードをダウンロードすることができます。
この有料アプリでは、過去のすべてのエピソードにアクセスでき(アプリ内で個々のエピソードの保存も可能)、お気に入り登録やSNSでのシェア機能などが付いています。
スクリプトまでは閲覧できませんが、サマリーは読むことができます。
ラジオ番組のライブストリームもアプリ内で視聴ができ、あと何時間で開始というタイマーやリマインダーまで付いています。さすがにそこまでして聞いたことはありませんが…。

どうせ時間を使って聞くのなら楽しい内容の素材のほうがいいですよね。
難易度は上級者向けですが、スクリプトもあるので一度聞いてみて、面白そうだなと思えばポッドキャストのリストに追加したり、学習メニューに組み込んだりとぜひお楽しみください。

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