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5月 2011 archive

TEDx Tokyo 2011

今月5月21日に行われた TEDx Tokyo 2011 イベントをご覧になりましたでしょうか? 当日Ustreamで同時放映されていましたが、Websiteのほうにも日本語版英語版がアップされています。

 

TEDxとは、アメリカのTEDと同様の形式で、世界各国の地域で運営されるイベントです。今回のTEDx Tokyoは、Enter the Unknown 、地震後の日本を再建し再生させる現実的で独創的な方法と、日本の国民の心意気を高めることがテーマとなっています。本家TEDも素晴らしいお話ばかりですが、TEDx Tokyoは、日本に関連する話題が多いため、より興味を持って聞きやすいと思います。また、日本人のスピーカーが多いので、日本人の話す英語を聞いて、目標や参考にするのも良いと思います。

 

Kyung Lahさんの、地震後の取材に関するトークは英語も聞き取りやすく、とても感動的な内容でした。プレゼンテーションのGuruとして知られている、Garr Reynolds さんのトークは、日本の自然を讃え、日本人の気質を竹にたとえて説明しています。シンプルで印象的なスライド、ユーモアを交えながらの話はさすが、 Presentation Zen: Simple Ideas on Presentation Design and Delivery (Voices That Matter) の著者だけあって、素晴らしいと思いました。

 

2009年度2010年度分もあり、とても見応えがあります。

 

日本のことを英語で説明する時の参考にされてみてはいかがでしょうか。

 

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ディクテーションって大変?

先週は初心者の方でもディクテーションが手軽に始められるサイトをご紹介しましたが、そもそもディクテーションの重要性とは何でしょうか。今回はその重要性に関してお話させていただき、次回以降に実際にどのように始めていけば良いかという例をご紹介していきたいと思います。

リスニング力を伸ばしたいと思って精聴をしているけれども、今ひとつ壁を乗り越えられないと思っている方がいらっしゃると思います。そういう方にオススメの学習法がディクテーションです。音声素材を聞きながら、その内容を書き取っていくという勉強法です。

聞き取れているつもりでも、実際に書き取ってみると意外とハッキリと聞き取れていないことに気付きます。特に冠詞や前置詞が前後の単語に埋もれてしまって聞き漏らしてしまうことが多いですね。

別にそんなもの聞き逃しても大意は掴めるから大丈夫!と思いがちですが、ここをしっかり聞き取れるようになることでクリアーに聞こえるようになりますし、今まで何度も書いてきている「英語のリズム」をつかむことができます。

英語のリズムをつかむことによってリスニング力がアップするだけでなく、スピーキングにも効果があります。このことに関してはYukoさんのシャドーイングの効果についての記事にもかいてありますのでぜひご参照ください。

ディクテーションは効果がある!と聞いてもいきなりスラスラとできる訳ではありません。最初は何度も何度も聞きなおしては書き…と繰り返し、とても大変だったことを覚えています。
しかし、妥協せず、しつこくしつこく食らいつくことで徐々に自分でも変化を感じることができます。

ディクテーションは最初は時間もかかり苦労しますが、かけた労力と時間だけの効果があると思っています。次回からはどのように進めていけば良いのかをご紹介していきます。

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音読それともシャドーイング?

シャドーイングとは、英語を聞いたそばからそっくりそのまま真似をしながら発音していく方法です。耳で聞いた音をそのまま口から出す負荷の高い方法ですが、リスニングだけではなく、スピーキング、表現力アップにも役立つ方法です。

音読との違い

音読との違いは、聞こえる音に忠実に、発音、リズム、区切りなど全てを真似するということです。初級者のころ間違った方法で音読をすると、かえって悪影響を及ぼすことがあります。お手本なし、または音源つきの教材があっても1−2回しか聞かず、ひたすら日本人発音のまま、まるで素読か何かのように読み上げてしまうと、変な癖がついてしまう恐れがあります。抑揚が平坦だったり、母音の発音が日本語のままだったり、イントネーションが間違っていたり…。そんな自分の読み上げを繰り返し聞いて、質の悪い自分の音読を音源としてリスニングをすることが良いこととは思えません。

その点、シャドーイングの良い点は、お手本をそっくりそのまま真似することで、まず英語らしいリズム、イントネーションが身につくことではないかと思います。すぐに細かい発音まで同じように発語するのは難しいですが、英語らしいリズムになるだけでも随分と英語らしい話し方になります。日本人の英語は平坦で抑揚がないために聞き取りづらいと言われますが、シャドーイングで英語の音を身につけることで、この弱点を補うことができると思います。

もし一生懸命音読をしている割には、たどたどしさが改善しないという場合は、シャドーイングに力をいれてみてはいかがでしょうか。最初は口まわりの筋肉が思うように動かず、ついていくのが大変だと思います。ゆっくりめの素材で口慣らしから始めてみてください。私の場合は、効果が感じられるまで数ヶ月かかりましたが、諦めずに続けているとあまり負担は感じられなくなりました。ちょっとやってみて”出来ない!”とあきらめないでくださいね。

 

 

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【問題集レビュー】基礎英文法問題精講

元予備校講師なぼむしの大人が使える大学受験問題集シリーズ。今回は、基礎英文法問題精講を取り上げます。
タイトルには「基礎」と付いていますが、初心者、特に最初の1冊としては、絶対にお勧めしない本です。
表紙を一度見れば、「ああ、あの本か!」と皆がうなずく名著なのですが、使い方、そして取り組む時期を間違えると、文法嫌いの出来上がり。
今日は、この本を最大限に生かす、効果的な取り組み方についてご紹介したいと思います。

この本の特徴

問題形式だけ見ると、記号選択、カッコ埋めの問題がほとんどなので、気軽に解きすすめていけます。

膨大な出題数(例題・練習問題合わせて1500問前後ある)

そして、それらの問題に対し、約400の重要文法・語法項目が解説されています。
高校の英語の授業で触れられる重要な文法・語法・構文や成句については全て網羅されているといっても過言ではありません。

「頭を使って考える」良問ぞろい

以前触れましたが、問題集によっては、ほとんど考えることなく解けてしまう出題形式のものもあります。

例えば、文法書Forestでは、各文法説明の直後にその知識を使って解く問題があって、「それはさすがに今聞いたばかりだよ・・・」と思ってしまうこともあります。(Forestは文法書としての分かりやすさが秀逸なので、私はその辺りは全く気にしていません。)

この問題集に限っては、そういうことは全くありません。

問題→解説の順になっていることもあり、まずは自分の頭で考えるというステップを踏むことができます。
大問ごとの出題範囲も適度に広く設定されているので、例えば関係詞という章ならば、その中で、どの項目を使うのだろう?と考えながら解いていけます。

そして、問題ありき(出題順)の文法解説なので、説明はランダムにでてきます。

このランダムというところがポイント。
例えば、関係詞の章だからといって、関係詞の説明が一から載っているわけではありません。いくらひとつひとつの説明が詳しくても、これだけで文法の体系的ルールを理解することはできないのです。

それが初心者、または1冊目としてお勧めしない最大の理由です。

いつ挑戦すべきか

では、いつ取り組むべきか。

まずはやさしい文法書を読んだり、基礎的な問題集を1冊は解き、文法の全体像を(完璧でなくとも)しっかり見ておきましょう。つまり、骨組み(大枠)を理解しておくということです。

その上でこの問題集を開きます。「こんな項目もあるんだ」、「あれと合わせて覚えておこう」と気付きながら解いていきましょう。
先ほど組み立てた骨組みに、肉をつけていく作業です。
それこそが、文法事項を補強していくということ。

何が大事なことなのかもわからないまま、同じテンションで1000問以上解いても、骨組みのしっかりしていないグラグラの文法知識が、まばらについていくだけです。

そのようなやり方で、たとえこの問題集だけを何回も「回そう」が、思うような効果は望めません。

まずは、本当の基礎をおさえてから。それがポイントです。

この本もおすすめ

以前紹介しましたが、最初の1冊にはこちらをお勧めします。

 

 

【問題集レビュー】毎年出る 頻出英作文

元予備校講師なぼむしの選んだ、大人が使える大学受験用問題集シリーズ。
3冊目は「毎年出る 頻出英作文」です。
この本は、前回ご紹介した「伊藤サムのこれであなたも英文記者」の前に解いて、英作文学習の奥深さに開眼した本でもあります。
さっそく中身を確認して行きましょう。

この本のおすすめポイント

毎年出る頻出英作文  日栄社 定価:591円

なぼむしの設定:レベル4 文法を一通り復習し終えた上で、自分で英文を書けるようになるためのステップとして)

・3段階の問題構成
この本は、「暗唱文編」・「基本問題編」・「発展問題編」の3章に分かれており、無理なくレベルアップしていくことができます。

・豊富な解答例
「基本問題編」・「発展問題編」では、大学入試の英作文問題がそれぞれ150題、72題出題されています。
この問題集の一番のおすすめポイントは、解答例が3例掲載されていること(2つは編者の訳、もう一つはアメリカ人助教授・講師の訳)です。

自分で英作文の勉強をしようと思って一番困るのが、正解かどうかを判別できないこと。一字一句解答と同じ文が書けるはずなどありません。「こういう書き方もできるんだ」、「ネイティブはこういうふうに考えるんだ」ということが分かるのが、この問題集の素晴らしいところです。

こんなふうに解くとよい

「暗唱文編」・「基本問題編」・「発展問題編」とある中で、私は「暗唱文編」を飛ばして、「基本問題編」全部、「発展問題編」の途中まで解きました。

「暗唱文編」は、一問に一つずつポイントになる語句や構文が含まれています。私自身は他の問題集で嫌というほどそれらの構文、文法は解いていたので飛ばしましたが、この部分も自分で英作文することで、文法学習のおさらいができると思います。
「基本問題編」・「発展問題編」は、複数の構文、重要語句の使い方を組み合わせて解くことになります。問題部分に、「考え方」という欄があり、ヒントとしてどのような構文を使えばいいかなどが書いてあるので、そこに出ている内容は必ず押さえていきましょう。
「基本問題編」と「発展問題編」の出題構成、一文の長さは同じです。今レビューを書きながら、どうして発展の途中でやめてしまってるんだ!!と自分でビックリしているところです。「発展問題編」は「教育・学問」、「世界・国際」などジャンル別の出題になっていて、英検のエッセイなどに役立つ問題となっています。

こちらもおすすめ

この本を出版している日栄社は、隠れた名著をたくさん出版しています。
表紙、見た目が地味なので、なかなかぱっと手に取らない本かもしれません。(逆にその目立たなさで目立っているかも!?)
問題の質、中身は超一流。
見た目より中身で勝負という、無骨なところが私は好きです。

英語構文初級・中級用 新訂版 (1日1題 54) 定価:306円

英語構文―高校初級・中級用 (発展30日完成 (4))  定価:450円

英作文―高校初級用 (集中2週間完成 (6))  定価:336円

ESL向けスクリプト付オーディオブックサイト紹介

本日はESL向けの無料でオーディオブック等をスクリプト付きで楽しめるサイトをご紹介します。

ESL BITS

素材は様々で、オーディオブックやラジオドラマ、歌などもあります。

レベルも分けられているので、聞き比べてみてご自身のレベルに合ったものを選んでいただけます。Yukoさんの前回の記事にもあったように、易しいものをしっかり聞き取ることから始めてください。

まずレベルを選びます。

過去のものも一覧で見ることができるので興味のある作品を選んでみましょう。

作品を選ぶとチャプターを選ぶ画面になるので、ここでチャプターを選んでください。
このように分けてあると、一日の学習メニューとしても取り入れやすいですね。

チャプターを選ぶとヘッダー部分に音声を再生する所がありますので、普通のスピードで聞き取れない場合はまずゆっくりの音声から始めてみることもできます。

一度聞くだけではしっかり理解出来ないという場合は表示されているスクリプトを読みながら、英語の音と文章をリンクさせながらしっかりと聞き込んでいってください。

スクリプトがきちんと付いているので、多読の素材としても使えます。
音声のところで再生時間を確認しておくと、どれくらいのスピードで読めばいいのかという目安にもなります。

素材を持ち歩いてどこでも学習ができるというサイトではありませんが、一日何分間は机の前に向かってしっかり学習しようというきっかけになればいいかと思います。

易しい素材で多聴のススメ

多聴というと、とにかく量をこなせばいい、と考えていませんか? ほとんど聞きとれない英語を集中して聞くことができますか?あまりにも内容がわからないものを長時間聴き続けていても、途中で集中力が途切れてぼんやりしてしまうのがオチではないでしょうか。聞き取れるようになりたい!という強い願いがあったとしても、ただやみくもに聞いているだけでは聞き取れるようにはなりません。自分のレベルに合ったものを見つけることからはじめましょう!今回は初心者用リスニング素材をご紹介し、易しい素材を聞くことで得られる効果について考えてみます。

スクリプトを見ずに耳だけで聞いて、8−9割方わかるものが理想です。無料サイトのなかで、一番カンタンなのが、Spotlight ではないでしょうか。Spotlightは1500語という限られた範囲の単語を使って毎回様々なトピックをカバーしている英語サイトです。読み上げスピードは90語/分と、普通の会話のおよそ半分です。また、1文に1アイデアというルールがあるため、複雑な構文はありません。超低速ですので、これをスクリプトなしで聞きとれないようなら、ここでしっかりリスニングに慣れる必要があります。

次に易しいのがVOA Special English です。こちらも1500語以内で構成されていますが、Spotlightとは語彙リストは少し異なるようです。読み上げスピードは、通常会話の2/3と設定されていて、Spotlightよりはやや速いもののかなりの低速です。トピックは時事ニュース、教育、健康、一般など多岐にわたります。VOA Special Englishが簡単すぎるようであれば、通常のVOAでもいいと思いますが、これが楽に聞き取れるようなら、その他のニュース等もさほどかわらないのではないでしょうか。

オーディオブックでもっとも簡単な部類に入るのは、Frog and Toad シリーズ だと思います。VOA Special Englishよりは速いですが、それでもオーディオブックとしては超低速です。これが聞きとれないのであれば、オーディオブックにチャレンジする前に、もう少しレベルの低いものから始めたほうがよいのではないかと思います。

オーディオブックで次の段階は、Magic Tree Houseシリーズではないでしょうか。語数制限はありませんが、シリーズに出てくる単語は高校を卒業程度の学力でカバー出来るものがほとんどです。読み上げスピードは特にゆっくりではありませんが、お母さんが4歳児に読み聞かせをしているような感じです。本来であれば、学校でちゃんと英語を学習していたのであれば楽に聞きとれないといけないレベルではないかと思うのですが、残念ながらこの本をスクリプトなしで1回で理解できる初級者の方は多くはないのではないでしょうか。オーディオブックで英語を学習したいけど、聞き取れるものがあまりない・・という方は、Magic Tree Houseシリーズなど1編が1時間以内で、シリーズがたくさんある本を”読みながら聞く”ことで、オーディオブックリスニングへの導入としてみてはいかがでしょうか。

SpotlightやSpecial Englishをバカにしてはいけません。おそろしく低速で使用されている語彙も1500字以内と簡単ですが、これを”なんとなく”ではなくて、くっきりはっきり聞き取れるでしょうか。易しい素材を聞くことで、”スラスラ聞き取れる”を是非体感してください。1語1語つっかかることなく、文節、文章ごとで音を捉えることができ、意味のあるかたまりとして認識できる。それが出来ないと、次のレベルに進んでも同じような問題で躓くと思います。

易しい素材を聞くときに特に意識したいのが、音声で得た情報を日本語を介さずにイメージで捉えることです。通常スピードのニュースをいちいち頭の中で訳していたのでは到底追いつきません。スピードがゆっくりめの素材を聞きながら、イメージで理解できるようトレーニングすることで、その後徐々にレベルをあげていっても、あまり負荷がかかることはないと思います。聞く→イメージで捉えて理解する訓練をするには、ゆっくりめの素材で慣れるといいと思います。なかなかリスニングが上達しない、と悩んでいる初級者の方は、思いきっていったんグッとレベルを落として日本語を介さないで理解することを心がけるようにしてください。

【問題集レビュー】伊藤サムのこれであなたも英文記者

元予備校講師なぼむしの選んだ、大人が使える大学受験用問題集シリーズ。
2冊目は「伊藤サムの これであなたも英文記者」です。
第2回にして、いきなり大学受験用からはみ出してしまい、申し訳ありません。
この本は高校~大学受験英語の文法を一通り押さえた上で、いよいよ自分で英文を書いてみる。
その練習の1冊目として大変お勧めです。

この本のおすすめポイント

伊藤サムの これであなたも英文記者   出版社: ジャパンタイムズ  定価:1470円

なぼむしの設定:レベル4~5 文法を一通り復習し終えた上で、自分で英文を書けるようになるためのステップとして)

筆者の伊藤サム氏 (ホームページ: http://homepage1.nifty.com/samito/ )は、言わずと知れたジャパンタイムズの元編集局長。最近ではNHKの「ニュースで英会話」でご存知の方も多いかもしれません。

先生が長年英語学習情報誌「週刊ST」で連載されていたコーナーを書籍化したのが、この本。
34問の課題に、提出生徒の和訳例、1問につき4ページにわたる詳細な解説、モデル例と、自習者にとって大変親切な構成となっています。

「4ページにわたる」と聞くと、そんな長い説明、読みこめる?と思われるかもしれませんが、先生の分かりやすい説明、そしてお人柄か、読むのが全く苦にならず、「そうなんだ!」とうなずくことばかり。

説明の中には冠詞の使い方(そこでaを使えばこんな意味、theだとこう)や、単語のニュアンスなど細かい部分についても、どんどん触れられています。
文法書で無機質に書かれているのを見た時には、「こんなこと覚えてどうするの?」と思うようなことが、実際の場面で必要になってくるのを見ると、やはり文法をしっかり押さえておくべきなのだという気持ちも高まります。

こんなふうに解くとよい

基本的には、やはり高校~大学受験程度の英文法を復習してから解くことをお勧めします。
課題を見て、日本語をひとつひとつ英語に置き換えて訳している段階では、この本の良さが発揮されないと思います。

先生の説明は大変分かりやすいですが、適していない時期に読むと、「こんな細かいことも覚えなくちゃいけないの?」となってしまう可能性があります。

そして、そのような誤解から、「だから文法なんて嫌だ!」と思ってほしくないのです。

文法の全体像を知った上で、その文法を自分で使っていく訓練をする(それは問題集の記号が選べるという意味ではありません)。

初回にも書きましたが、文法を再学習する意味の一つは、正確な文を自分で書けるようにするため。
実践の場で使う訓練の1冊目に、この本をお勧めします。

こちらもおすすめ

ネイティブに通じる英語の書き方

第一線の記者が教える英文記事の読み方

リーディング学習法 番外編 興味のある記事でとにかく継続

リーディング学習法を数回に渡ってご紹介してきましたが、今回はちょっと番外編です。

リーディングを習慣化していこうとしている時に、「今日はちょっと疲れているからあまり集中できそうにないなあ…。」と思う日があるかもしれません。
つい、今日はやめておこうと思ってしまいがちですが、習慣になりかけているものを一度やめてしまうとなかなか修正できません。

興味を持っていることに関する記事を読む

そういう時は無理に堅い記事を読むのではなく、趣味や仕事などに関連しているような自分が興味を持っていることに関する記事を読んでみましょう。そのような記事を読むということは以前の記事にも書きましたが、背景知識があるため

例えば、私の場合は半分仕事半分趣味のような形でデザインをしたり動画を作ったりなどしているので、ソフトの使い方やデザイナーの方のブログを読んだりしています。

Photoshopなどを使った効果的なデザインのやり方などを紹介する記事は日本語でもあるのですが、圧倒的に英語記事が多いです。
使い方を調べるのですから、書いてあることを正確に読み取る必要があるので自然と集中することができます。普段行っている操作が英語で書いてあったりするので、「英語で説明する時はこういう表現を使えばいいのか!」というような発見もあり、発信のための表現も覚えられたりします。

最近ではチュートリアル動画がYoutubeやビデオPodcastなどでも多く見つけることができるため、リスニング素材としても利用できますね。

このようなソフトの操作だけではなく、ガーデニングやインテリアの工夫、お料理などといったHow toものはたくさんありますし、旅行してみたい土地の情報を徹底的に調べまくるということも面白いですね。

まとめ

英語の勉強とは堅い記事ばかりをひたすら読むことだと思い込むのではなく、このようにして「英語で書かれた情報を楽しむ」という英語学習をしている醍醐味も味わいながら、自分が欲しい情報を英語で効率よく収集していく方法も身に付けていきましょう。
挫折してしまいそうになった時は、このような方法でも良いので毎日ある程度の量の英文を読むという習慣を継続していってください!

リスニング素材選びの参考に

LL: リスニングレベルという言葉をご存知でしょうか? 多読でいうYL:読みやすさレベルのリスニング版です。初心者がリスニング素材を選ぶ際に参考になると思いますので紹介します。

こちらの表は多聴多読ステーションにある多聴素材難易度表です。縦軸は読みやすさレベル、横軸にリスニングレベルです。

この表をみると、語彙制限1500語、読み上げスピード約100語/分のVOA Special EnglishはYL3、LL0.5前後と最も簡単なレベルに分類されています。オーディオブックのThe ClientはYL8,LL5.5であり、英検やTOEICと比べるとリスニングレベルはほぼ同等、読みやすさレベルとしては難易度が高いことがわかります。この表は、自分のレベルにあったリスニング素材を探す手がかりとして有用なのではないかと思います。

大まかなリスニングレベルを知るには、こちらのベンチマークページで大まかなレベルを聞いて確かめてください。会話や朗読、ニュースなどのレベルがわかります。

次にこちらのページはリスニングレベル別に多読本を分類したものです。

リスニングの訓練のためにTOEIC問題集や、”空港にて”などのダイアローグ形式のリスニング素材集を本屋さんで買ってきて、あっという間に飽きてしまった経験はありませんか。興味のないリスニング素材を我慢して聞くことほどつまらないことはありません。3週間聞き流すだけでペラペラなどという夢のような教材もありません。学生でなければ、自分で聞きたいものを選ぶ自由があるわけですから、自分の好みにあったもので、繰り返し聞けて楽しい素材を選ぶことで、リスニング学習が劇的に楽しくなります。

私は試験勉強のためにリスニング対策教材を繰り返し解くといった方法をとらず、好きなものを聞きながら徐々にレベルを上げていくことで、オーディオブックやニュースが聞き取れるようになりました。TOEICリスニングも満点となりましたがこちらは副産物的なものと思っています。上記難易度表を参考に、自分にあったオーダーメイドのリスニング素材集を作ってみてはいかがでしょうか。