11月 2011 archive

”戦略的” 英語学習計画のススメ - その4:自らの成長を記録せよ(2)

前回の記事では、モチベーションを上げるために「記録」が有効であることを書きました。

記録は、目標・計画と並ぶ、戦略的に英語学習を進める上で重要な三本柱の一つです。
今回は、モチベーションアップという点に注目しながら、記録をどのようにとっていくとよいか、ご紹介したいと思います。

モチベーションを上げる記録の取り方

私が記録をとり始めたのは、英検1級のための学習を本格的に始めた、2006年9月からです。
この約5年間、さまざまな形式で学習を記録し、自分に一番合う方法を常に考え、試してきました。
今回ご紹介するのは、自分の経験を踏まえた上で、気をつけていきたいポイント4点です。

(1)やり遂げた量を「目に見える形で」、把握・実感できるようにすること
例えば、「問題集をやり遂げる」「学習用のノートを1冊使い終える」ことで、大きな達成感がえられるということは、皆さんも経験がおありかと思います。
やり遂げた問題集やノートという、「実物」を目にすると、「本当によくやった」という気持ち・充実感を感じられるでしょう。この充実感により、自信が生まれ、「次も頑張ろう」という気持ちがわきあがってきます。
ただ、問題集1冊、ノート1冊だと、達成できるまでのスパンが長いので、それまでに挫折してしまう可能性もあります。

そこで、記録の出番です。
「記録」を、目で見て成果を感じられる「実物」として、活用しましょう。

短いスパンで、やり遂げたこと実感できるようにすれば、挫折をするスキがありません。

(2)数値で記録すること
パッと見て量が分かりやすいのは、数字です。記録をする際には、数値を必ず入れるようにしましょう。数字を、表の一コマ、スタンプ一つなどに置き換え、イラスト・図表化してもよいですね。

(3)累計が見られること
一日の成果に対して、それを累計した数値も見えるようにすると、自分がやったことが積み重なっていくのを実感することができます。

また、目標は累計の数値(例:「一日にいくつ」ではなく「一か月でいくつ」)にしておくと、一日や二日できなくても、長い目で見て挽回すればいいという余裕ができるのでお勧めです。

(4)記録自体が面倒でないこと
繰り返しになりますが、記録をするのはモチベーションを上げるため。
記録のために記録するわけではありません。
記録に対する手間は、できるだけ省きましょう。

以上4点が、注意していただきたいことです。

私自身も、これらの点を意識しなかったために、続けられなかった経験があります。
例えば、以前、「ブログに、学習した項目と取り組んだページ数などを記入する」という方法をとっていたのですが、これだと、一日にやった成果は分かるが累計までは見られない(≠ 項目3)、学習項目をコピーペーストしたり、やった量(ページ数など)を手計算で記入しなくてはならない(≠ 項目4)というマイナスポイントがあり、いつしか記録が途切れていってしまいました。

記録方法の一例

以上の4点をクリアしてできたのが、以前もご紹介した「ノルマ表」です。
(iPhoneアプリに、ほぼ同様のことができる Daily Deeds というものもあります)

「記録をとるのが初めて」という方や、「本当に効果があるのだろうか」と感じていらっしゃる方に、ぜひ一度お試しいただきたいと思います。

以前、読者の方にご利用いただけるように作成したノルマ表(白紙のものも含む)がこちらの記事にありますので、よろしければご活用ください。

英語学習者の皆様へ【特別プレゼント】100 WISH LIST特製ノルマ表

おわりに

今回は、「モチベーションを上げる記録の仕方」ということで、その方法をご提案してきました。

記録の方法に正解はありません。ご自身が、それを見て、もっと頑張ろうと思える記録の仕方が、その方にとっての一番正しい記録法だと思います。

今回一例として、私の例を紹介させていただきましたが、実際にどのようなものか、効果を実感しながら、ご自分なりの方法にアレンジしていただけると嬉しいです。

今回で”戦略的” 英語学習計画のススメ シリーズは一旦終了しますが、今後も「目標・計画・記録」に関する記事を不定期で掲載していきたいと思いますので、ぜひご期待ください。

Daily Deeds – SpoonJuice Daily Deeds - SpoonJuice

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Skype英会話で現状を正しく把握しよう!

英語学習を開始した頃に始めておいて良かったことの一つに、Skype英会話があります。Skypeを使えば、自宅で気軽に英会話レッスンを受けられますし、フィリピン系のオンラインスクールは安価で良いサービスを提供しています。それでも、”もうちょっと上手くなったら英会話を始めよう”と思っていらっしゃる方もいらっしゃると思います。今回は、早めにSkype英会話レッスンを始めるメリットについて考えてみます。

 

その”知識”は使えますか?

英語は”知っている”だけではだめ。使えなければ意味がありません。学生時代にある程度英語を勉強していても、実際にまとまった会話をしようとすると、自分の脳内イメージよりも数段会話力が劣っていることにまず気づくと思います。例えば三単現のS。ペーパーテストで問われれば絶対にわかるのに、初心者のうちは、いざ話してみると三単現のSをかなり間違います。単数/複数もそうです。頭ではわかっているのに口から出ない、知っているのに間違っている!このようなことは、実際に話してみなければなかなか気づきません。Skype英会話などで定期的に話す機会を設けて、英語の知識が実際に使えるレベルであるかどうかを確かめてみてください。

 

コミュニケーションがとれますか?

Skype英会話のもう一つの利点は、対面でないぶんジェスチャーや、なんとなく雰囲気でわかる・・などという誤魔化しがきかないことです。相手の言っていることが聞き取れなければ返事が出来ませんし、こちらが自信なさげにモゴモゴ言うと、”なんて言っているのか分かりません”と言われてしまいます。これは独習ではなかなか気づきにくい事だと思います。教材とは違う生身の人間のカジュアルな会話を聞き、自分も相手にわかってもらえるように話すには、なるべくたくさん場数を踏む必要があります。

 

学習の成果を発揮する場

Skype英会話は、”先生が教えてくれる”のではなく、”自分が学習した内容を使う場”と心得ましょう!記事を読んで、先生の質問に Yes, I think so. などと簡単な返事で答え、後は先生が useful expressions などを教えてくれ、”へー、そうなんだ!”と感心して終わり、では勿体ないと思います。英語をたくさん読んだり聞いたりするうえで出会った新しい表現を実際の会話の中で使ってみたり、自分の意見をうまくまとめて述べ、相手の反応を引き出すことなどを意識してみてください。

 

Skype英会話で自分の実力を正しく把握し、何が不足しているかが分かったらそれを普段の学習にFeedbackすることが大事です。”もうちょっと自信がついてから”などと言わず、早い段階から学習に取り入れるとよいのではないかと思います。

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ディクテーションを始めよう (答え合わせ編)

ディクテーションを始めよう(素材選び編)
ディクテーションを始めよう (書き取り編)

上記2記事に引き続き、ディクテーションの答え合わせ編を実際に私が行なっていたことを振り返りながらご紹介いたします。

やっとスクリプトをチェック

まず、前回の書き取りの時にもうこれ以上無理だというところまで書ききってもらっているはずなので、ここで満を持してスクリプトの方をチェックします。

スクリプトをチェックする時にペンを2色用意しました。

なぜかと言うと、「単語を知らなくて間違えた」のか「単に聞き取れなかった」を区別するためです。

単語を知らなかった場合は聞き取れなくても仕方ないと割り切って、その単語を覚えることにしました。音と一緒に覚えてしまえば次からは安心です。
この時点で使用していた教材は「速読速聴・英単語Core」という教材だったので、分からない単語はすべて覚えてしまう勢いでやっていました。

単に聞き取れなかった場合は、よく文章を見なおしてみると、「冠詞がないのはおかしい〜!」とか「動詞がここで原形で来るわけないじゃん!」など、見直しの際にもう少しきちんと文法的なことを考えていれば気付けるはずのものが結構あります。
そして、自分が聞き取れないものの傾向もよく分かってきます。


このように、知らなかったものを緑、聞き取れなかったものを水色でチェックしました。

これらのチェックしたものに気を付けながら音声をまた繰り返し聞いてみてください。聞こえるようになっているのが不思議ですよね。(CNN English Express を聞いていると「ホントに言ってるのだろうか…。」と思うものがたまーにありましたが…。)

仕上げもお忘れなく!

そして仕上げはシャドーイングです!
この速読速聴・英単語Coreにはチェックシートが付いています。(私が使用していたのはVer2です。現在はVer4になっており、仕様が変わっているかもしれません。)

これは各項目ごとに速読目標の秒数(約200wpm)、速読チェック、速聴チェック(速い方の音声でシャドーイングまで完了する)単語チェック欄が設けてあり、目標が達成できたらチェックしていくものです。

このチェックシートのおかげで「二ヶ月で完璧に仕上げる」という目標が達成できました。
どれだけやったのか、どれだけ残っているのかを把握しながら学習を進めることができたので受験の日程に間に合いました。やってきた事が目に見えるというのもモチベーション維持に繋がったと思います。

余談ですが…

この教材この教材を使ったのは準1級を受験する前で、英検に特化した対策としては過去問とこの教材、四択に慣れるための語彙問題集を使用しました。
対象はTOEICで600-800点を目指す人、英検で2級〜準1級を目指す人となっています。
これを始める時点では英語学習を10年ぶりに始めた頃だったので2級レベルも危ない状態だったので丁度良かったのですが、純粋に準1級向け語彙増強を狙っている方には少し簡単すぎるのとボリュームが少ないのではないかという印象です。

準1級向けの語彙がどのようなものかということを語彙に特化したものでチェックしながら、英字新聞(当時はJapan Times Weeklyを定期購読)などをどんどん読んでリーディングも兼ねた語彙増強をしていました。
試験対策をされている方は、問題集だけで語彙をやってしまうのではなく、実際の記事もどんどん読んでいってくださいね。

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速読速聴・英単語Core 1900 ver.4


英検準1級語彙・イディオム問題500 (旺文社英検書)

”戦略的” 英語学習計画のススメ - その4:自らの成長を記録せよ(1)

前回までの「”戦略的” 英語学習計画のススメ」シリーズでは、計画を立てて学習すること、目標を持つことの大切さを見てきました。

目標、計画ときて、もう一つ、それを支える大切なことがあります。
この3つのうちの、どれが欠けても、夢をかなえることはできません。

それはいったい何だと思いますか?

自分のモチベーションは、自分で上げる

本題に入る前に、少しお話ししたいことがあります。

前回目標を決めた時の熱意だけでは、その後の長い学習を乗り切っていくことは難しいと書きました。

例えば、スポーツで、ある選手・チームが念願の優勝を果たした。それを見て、私も頑張ろうと思う。もちろん、そういう感動で力がわいてくることも素晴らしいことだと思います。
スポーツよりも、私達英語学習者にとって身近なのは、同じ英語学習者の方がどのようにして力をつけていったか、体験談をきくこと・読むことではないでしょうか?
私もこんなふうに頑張って、こうなりたい。学習をする上で、大きな励みになるでしょう。

そのような気持ちを否定する気は、一切ありません。事実、私自身もそのような感動・思いを原動力にすることもあるからです。

ですが、このような感動・熱い思いも、毎日やってくるわけではありません。(毎日、感動、やる気を出すためだけにスポーツを見ていては、本末転倒ですよね)

では、どうすればいいのか?

私は、「自分のモチベーションは自分で上げる」ということをお勧めします。

スポーツや他の方から得たやる気は、ある意味では、受動的なモチベーションです。
他の人からもらったやる気は、長くは続かない。

それに対し、自らが生み出したやる気・モチベーションは、じっくり、長く効いてきます。
感動の場面を見たような、一気に感情が高まる感じはないかもしれませんが、毎日積み重ねるごとにその力が増してくるのを感じることができると思います。

その段階にこれば、英語学習が続かないという悩みは消え、英語学習を諦めようなどという気持ちは全く持たなくなります。

自分でモチベーションを上げる方法

いよいよ、具体的にその方法についてお話ししたいと思います。

それは、記録をとることです。
(目標・計画に続く、三本柱の残りの一つです。)

記録は、自分で自分の成果を実感するためにとります。
目的は、それ以上でもそれ以下でもありません。
ただ一つ、自分の成果を目に見える形に残し、それを自覚するため。

自分ができたことを実感すれば、もっと頑張ろうと思えます。
もっと頑張って勉強をすれば、今までにできなかったことができるようになります。

何を当たり前のことを言っているんだ。
そうです。当たり前なんです。なのに、それはなかなか自覚することができない。

目で見える形にしてあげること。
そして、一過性の感動(試験に合格することなど)ではない、じわじわくる達成感を、もっと短いスパンで感じられるようにすること。

記録をする上で心がけたい重要なポイントです。

次回の記事では、そのポイントを押さえつつ、具体的にどのように記録をすればいいか、方法を紹介・提案したいと思います。

おわりに

自分のモチベーションは自分で上げる。
言い換えれば、「自分の自信は自分でつける」ということです。

自分が頑張って(それを自覚、認識して)つけた自信は、一生消えてなくなることはありません。少し話が大きくなりますが、その自信は、別のことに挑戦するときにも、大きな力になります。

思い込みや、根拠のない自信ではなく、揺るがない自信をつけていきましょう。
英語学習という舞台で、その訓練ができると考えれば素敵ですね。

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ガラクタ捨てれば英語が出来るようになるかも!?

児童書や語彙制限本以外で読みやすい本を探している方へ。カレン・キングストンさんの本を紹介します。

数年前、 ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門 (小学館文庫) がベストセラーになった際に翻訳書で読んだ方もいらっしゃるのではないかと思います。原書は Clear Your Clutter with Feng Shui (More Crystals and New Age) というタイトルです。Feng Shui=風水とありますが、これは何色のアイテムを南に・・的な本ではありません。ただの片付け術にとどまらず、生き方そのものにも影響する、不思議なパワーを持った本なのです。

 

この本をお勧めする1つめの理由は、英語が簡単なこと。語彙制限本ではありませんが、易しく分かりやすい表現で書かれています。片付けが苦手で、頭がこんがらがった人でも簡単に理解できるように配慮されているのかもしれません。片付けに関する本なので複雑な概念がなく、親しみやすい話題であることも、簡単に読める理由ではないかと思います。話し言葉で語りかけるように書かれているので、日常生活で使えそうなフレーズがたくさん見つかります。例えば、Think twice before you buy や、When something new comes in, something old goes out. などは語感もよく、そのまま覚えてすぐに使えそうな表現です。複雑な構文や文法事項もなく、たいへん読みやすいのですが、では果たして自分はこの文章を書けるだろうか・・とアウトプットを意識しながら読むと良いと思います。

 

そして何よりも、とにかくやる気を起こさせるすごい本なのです。ただの片付けのハウツー本ではなく、整理整頓の重要性や、すっきりとした生活が人生に及ぼす影響が説得力のある言葉で語られています。私はこの本を読んでいる時、作者が自分に直接語りかけているかのような印象を受け、本を読み終えるまで待ちきれず、途中で掃除を始めてしまいました。ポジティブな言葉を読んで片付けを実行することで不思議な程、前向きなエネルギーが湧いてきます。この気持ちは片付けだけではなく、しばらく仕事や英語学習など、生活の全てに良い影響をもたらしました。

 

年末の大掃除の前に読むと、やる気が出て良いと思います。私は、再読したい本は2回目以降に大事なところだけ拾い読みできるように、本に直接ラインマーカーを引いたり、付箋を貼るようにしています。2008年12月に始めて読んでから、毎年12月になると下線を引いた部分を読み返しています。英語の勉強をしながらやる気も出る、一石二鳥の本です。オススメ。

 

38,411語。

 

 

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”戦略的” 英語学習計画のススメ - その3:資格取得を目標にする

「資格取得のために勉強をすること」
皆さんは、どのようにとらえていらっしゃいますか?

英検は「免許」ではないので、それがなくては仕事ができないというわけではありません。
そして、資格のための勉強というと、一見地味な努力を連想し、「なぜ学校を卒業してまで、テストのために勉強をしなくてはならないのか」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、そう思っていらっしゃる皆さんに、ぜひ読んでいただきたい記事です。

資格など要らない?

「英検1級で問われる単語は、マニアックすぎる」

英検1級について、私が一番耳にするネガティブな意見です。試験そのものを「意味のないもの」と敬遠し、最初から土俵に乗らない。

誰でも彼でもに1級を受験せよ、と勧めるわけではありません。ただ、厳しいことを言えば、1級で問われる単語を目にすることがないのは、実際に洋書や英字新聞の記事を読むことがほとんどないからではないでしょうか?

私自身、1級の勉強をしたからこそ、そのような単語を覚え、そして実際に英字記事で出会う(=記事を読める)だけの段階に来ることができたと思っています。1級受験というきっかけがなかったら、一生英字記事をスムーズに読めなかったかもしれません。

始める前から、資格のネガティブ面(しかも、今そう見えるだけのもの)だけを見て、英語力を伸ばすチャンスを見過ごしてしまうのは、もったいないと思いませんか?

資格受験=わかりやすい目標設定

前回の記事では、「今、勉強していることから、目標を見つける」方法を提案させていただきました。

前回も書いた通り、目標を設定することは、簡単なように見えて、なかなか難しいものです。漠然とした目標では、何をすればいいのかわからないし、「長い目で見て自分がどうなっていきたいか」、それは1日や2日考えたくらいで、パッと見えてくるものではないでしょう。

それならば、資格を取得することを目標にしてみませんか?

「英検○級を受験しよう」

この決意なら、今、この瞬間でできます。そして、簡単に決められることであるにもかかわらず、得られる成果は、ものすごく大きいものです。

私は、自らの経験から、英検を目標にされることを強くお勧めします。
それは、四技能(読む、聴く、話す、書く)の力をバランスよく伸ばすことができるからです。
このサイトを書いている私達3人は、全員英検1級を取得していますが、その過程で得たものが大変多く、全員が「受験して本当によかった」と考えています。

関連記事: 英検1級を取得してよかったこと

決めた! ・・・では、次は何を?

この記事を読んで、「じゃあ、私も受験してみよう」、そんなふうに決心してただけたら、ものすごくうれしいです。

各分野の学習法については、英検カテゴリーに掲載をしておりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

決心はした。
対策法もリサーチし始めた。

次にやるべきことはなんだと思いますか?

それは、続ける仕組み作りです。

受験するぞ!と決心した熱い気持ちは、時とともに変化していきます。冒頭でも述べたような「一見地味な資格勉強」を、長期間に渡って続けていくには、最初の熱い決心だけでは息が続きません。

私は、英検受験を通して、計画を立てること、自分のモチベーションをコントロールすることの大切さを学びました。
楽しくないもの(楽しくなさそうに見えるもの)でも、工夫次第でいくらでも楽しめる。
自分の経験から、そのような方法をいくつも見つけ出してきました。

次回以降、その経験に基づいた、資格勉強を楽しく続けるためのアイデア・仕組み作りについて、ご紹介していきたいと思います。

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The Economistの定期購読

英検1級対策のために読み始めたThe Economistですが、合格後も定期購読を続けています。購読をしなくても週に5記事は無料で読むことが出来、Email登録をすると、週に10記事まで無料で読めますが、関連記事を読んでさらに背景知識を深めたいと思うと、すぐに上限に達してしまいます。年間購読であれば、日本の新聞を定期購読するのとあまり変わらないため、最初の2年はプリント版を、3年目からはデジタル版を購読するようになりました。

The Economist 定期購読のメリット

The Economistを書店やAmazonで1冊ずつ購入すると、1,200円です。ごくたまに買う分にはいいかもしれませんが、週刊誌ですので継続的に読むのであれば、定期購読がオトクです。1年間、プリント版を定期購読した場合は、一冊あたり676円になります。

しかも定期購読をすると先週号の進捗状況に拘わらず、毎週自宅に雑誌が届きます。次の号が来るまでに読み進めよう!という良いプレッシャーになるのではないかと思います。

気になるお値段は、

Time誌の年間購読が、年 16,159円ですので、2倍以上とお高めです。Fujisanで定期購読しても、The Economistサイトから申し込んでも値段はかわりませんが、The Economistのサイトで申し込む際は、年間購読を自動更新に設定することでさらに3000円値引きされて31,500円になりました。

 

TIMEと難易度はさほど変わらないとは思いましたが、読みやすは人によって違うようです。私はThe Economistのほうが、扱う内容のバランスが良く、記者がどう考えて結論を出したか、思考の流れが分かりやすいと感じたため、The Economistを選択しました。

プリント版かデジタル版か

値段が違う他は、雑誌が自宅に届くかどうかだけです。どちらを選んでも、オンラインサイト上で最新号並びに過去記事を無制限に読むことができます。オーディオのダウンロード、iPad、iPhone、アンドロイドなどの端末でThe Economistのアプリを利用して記事を読むことも出来ます。デジタル版は毎週金曜日に更新されますが、雑誌が日本に郵送されるのは早くても日曜、地方だと月曜または火曜日になります。週刊誌としてはこの遅れは大きいと思います。プリント版は字がかなり小さく、老眼でなくても読みにくいです。どうしても直接書き込みがしたい!読んだら本棚に並べたい!!というこだわりがなければ、デジタル版のほうが安いですし、気軽に辞書が引けるのでデジタル版がお勧めです。

 

iPadアプリのデジタル版はこのような感じです。字の大きさを変えたり、アプリ内で音声をダウンロードして記事を読みながら音声を聞くことができます。TwitterやFacebookへの投稿や、Emailで記事を送ることも可能です。ただ、Kindleのように、分からない単語をタップして意味を調べることは出来ません。ブックマークは可能ですが、気になる箇所をハイライトする機能はありません。コピー&ペイストも出来ません。良く言えばとてもシンプルなアプリです‥。

 

 

私は、じっくりと辞書を引きながら読みたい記事はWebで読んでいます。Macを使っていますが、わからない単語をタップすると、英英、英和、シソーラス、Wikipediaが内蔵された辞書が出てきますので、読むスピードを落とさずに意味を確認することが出来て便利です。Winの場合でもブラウザのアドオン機能を利用することで、ポップアップ辞書が利用できると思います。

 

定期購読を中止したい場合や、プリント版をデジタル版に変更したい場合は、My Subscription画面に書かれているサポートデスク宛に英語でE-mailをすると、2−3日で対応してくれます。年間購読を自動更新にしている場合は、期限の2週間前には次年度の契約が更新されてしまいますので、契約を変更したい場合は早めに連絡する必要があります。私は一旦プリント版が自動更新された後にデジタル版に変えたいという旨を連絡したところ、差額分は購読期間の延長という形で対処してくださいました。

 

あちこちのサイトから無料記事を探すのも良いですが、記事を探す時間が勿体無いですし、関連記事を読んで前後の繋がりを知りたい場合は、月間の記事数を制限されることのない定期購読が便利です。アプリ内で音声が聞けるというのも大きなメリットです。デジタル版で十分ですので、3ヶ月試してみてはいかがでしょうか。

fujisan.co.jpへ
/~\Fujisan.co.jpへ

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【iPhoneアプリレビュー】CNN News動画で英語耳

話題のアプリがあるとついつい試してしまう私ですが、今回はiTunesStoreで有料アプリランキングに入っていたCNN News動画で英語耳(EEモバイル)を買ってみました。

英検1級を受験する前にCNN ENGLISH EXPRESS (以下CNN EE)を定期購読していたのでちょっと懐かしい気分です。

CNN News動画で英語耳(EEモバイル)CNN News動画で英語耳(EEモバイル) - Asahipress Co., Ltd.

使用方法

まずアプリを開くと10個のニュースリストが表示されます。一つ一つダウンロードするようになっています。

一番上にあったレディー・ガガの記事をダウンロードしてみます。
このように動画を見ながらインタビューを見ることができます。うーん、スムーズな動き!

画面下方にスクリプトが表示されますが、「字幕」というところをタップすると表示、非表示を選択することができました。

画面下部のメニューのText・Videoモード切替で、ビデオを見ながら音声を聞くか、テキストのみを見ながら音声を聞くかを選択することもできます。

テキスト表示は現在再生されている箇所が水色に表示されるようになっているので、再生箇所がわからなくなることはありません。
このテキスト表示も下部のメニューで英語・日本語を同時に表示させるか、英語のみ、日本語のみにするか選択することができます。

文章ごとに区切られており、特に聞き直したい文をタップすると紫色になり、その文章のみ再生されます。
スクリプトは表示されているので、繰り返してディクテーションしようとする場合はちょっと不便な感じです。(日本語のみ表示させるなどして我慢する感じでしょうか…。)

下部メニューの右端にある辞書はスクリプト中のすべての単語には対応しておらず、スクリプト中でオレンジで表示されている単語、水色で表示されているフレーズを調べられるだけです。しかしタップすれば辞書が下の方からサッと現れ、単語の音声も再生されるようになっています。
辞書でチェックしたものは頼みもしないのに自動的にMy単語帳に流し込まれるようです。My単語帳に登録されたものはフラッシュカードで復習できます。

Notesを選択すると用語の説明を見ることができます。Notes一覧では選んだ記事のNotesが一覧になっているので、その中からチェックしたいものを選んで見ることができます。

Quizで内容の理解度チェックもできるので、スクリプトなしで聴いてチャレンジすると面白いですね。

単語リストから、このアプリで取り上げられている記事内の単語をチェックすることができます。記事ごとやアルファベット順などソート方法も選ぶことができます。

調べたい単語をタップすると単語の意味や例文、音声を確認することができます。

感想

10本の動画が収録されていますが、内容のジャンルのバランスもエンタメから医療、テクノロジー、環境などなどとバランスも良かったです。
ラリー・キング・ライブが2本とニュース動画が8本。レディー・ガガの動画は9分ありましたが、あとは2分弱〜5分程度(だいたい2分ほど)のものでした。
コンテンツ作りのノウハウは雑誌の方で確立されていますし、アプリ自体も学習者向けに考えられて作られています。動きもスムーズでストレスは感じませんでした。

あえて言うと、11月30日までは900円が450円なのですが、特に追加で動画がダウンロードできるような感じでは無いので、最初の10本きりだとすると少し割高感が…。スクリプト付きの新しいコンテンツをダウンロードしていけるようなアプリもあるので、熱心な方なら10本くらいすぐ学習し終わってしまって物足りなく感じるかもしれません。

“CNN EEモバイル”とアイコンにも書いてあることですし、アプリ自体を無料(またはもう少し低価格)にして、毎号のコンテンツをアドオンとして購入できるようにすればもっと楽しめるのではないかな〜、とCNN EEのファンとしては単発アプリにしておくのは勿体無いと思わずにはいられませんでした。

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CNN ENGLISH EXPRESS (イングリッシュ・エクスプレス) 2011年 12月号 [雑誌]


[CD&電子書籍版付き]CNNニュース・リスニング 2011[秋冬]


ボーン・ディス・ウェイ (スペシャル・エディション(2CD))

”戦略的” 英語学習計画のススメ - その2: 目標の見つけ方

「英語を使って何をしたいのですか?」
そう聞かれて、即答できますか。

「○○という仕事に就きたい」、そのような具体的な目標がある。
または、「好きだから勉強しているのだし、それを使ってどうこうしようとは思わない」というように、敢えて目標を持たない。
どちらも素晴らしい選択だと思います。

しかし、こうも思うのです。
「具体的に何をしたいかは答えられないけれど、英語を使った仕事がしたい」
「好きだからもっと得意になりたいし、得意になることでもっと楽しめる気がする」

きっと、「具体的な目標がある/敢えて持たない」という方よりも、このような方のほうが多いのではないでしょうか。

今日は、そのような方に向けて、「どのように目標を見つけていけばよいのか」、その方法についてご提案させていただきたいと思います。

大前提:計画には目標が必要

前回の記事で書いたことのおさらいです。
「目標に向けて計画を立て、それを実行していくことは楽しい」
「計画を立てるためには、目標が必要」

冒頭で、「目標を持つ、持たない」、どちらも尊重すると書きましたが、ここでは「目標」をもつことを大前提にお話しさせていただきます。

小さな目標、大きな目標

計画のところで、「問題集○○ページという短期の計画から、何年にもわたるような長期計画がある」とお話ししたように、目標にも小さな目標、大きな目標があります。

ライティングを例にとって考えてみましょう。
例えば、「エッセイを書けるようになりたい」という目標があるとします。

その状態にたどりつくようになるには、
 ・問題集にある、一つの文を英作文できるようになる
 ・和文英訳のような形ではなく、自分が思ったことをそのまま英語で表現できるようになる
 ・エッセイの型を習得する
等のように、さらに中間地点になるような目標が存在するはずです。

ここでは、「エッセイを書けるようになりたい」というような目標を「大きな目標」、そしてそれを実行するためにこなしていくべき中間目標のことを「小さな目標」と定義することにします。

「大きな目標」は漠然としがち

「英語がペラペラになりたい」
もう、この一文だけで、私が何を言いたいのか分かっていただけたと思います。

大きな目標というのは、漠然としたものになりがちなのです。

漠然とした目標では、どのように動けばいいのか分かりません。小さな目標に分けていくことが困難だからです。

小さな目標から大きな目標を見つける、「逆アプローチ」

「大きく、かつ、具体的な目標」
それさえはっきりしていれば、小さな目標に細分化することも、比較的容易なことです。

ですが、多くの方は、「大きな目標がまだ定まらない」、そのような状態にあると思うのです。

ここで、提案です。

今、自分が持っている小さな目標から、大きな目標を見つけてみませんか?

小さな目標もないよ・・・そう言わずに、だまされたと思って、以下の方法を試してみてください。

(1) 今、勉強をしている内容を、全て紙に書き出してください

(例) 学習用英語素材のディクテーション
    英文法の問題集
    海外ドラマの視聴
    
(2) それをして、どのような力を身につけたいのか、考えてみてください
(例) 学習用英語素材のディクテーション → 正確にリスニングができるようになりたい
    英文法の問題集  → 文法を完璧にしたい → 長文を読めるようになりたい
    海外ドラマの視聴 → そこで見た表現を使って、日常会話に活かしたい

すべきことは、この2つのみです。

自分の今の学習内容について、何のためにしていることなのかを考える。
つまり、今、「自分がどのような小さな目標を持っているのか」考えるということです。

小さな目標に気づくことができたら、今度はそれぞれについて、その力をさらに伸ばすような目標を立ててみませんか?

例えば、 学習用英語素材のディクテーション。
今回、「正確にリスニングができるようになりたい」という目標が見えたとします。
では、この学習用教材が聞けるようになったら、今度は何を聞きたいのだろう。
そう考えているうちに、「ニュース英語を理解できるようになりたい」「映画を字幕なしで見られるようになりたい」というような、大きな目標が見えてくることもあります。

ですが、一気に最終目標まで見つけようと焦る必要はありません。
この学習教材が聞けるようになったら、今度は何を聞けるようになりたいか。
まずは、一つ上の目標を設定してみてください。
そうやって、「今より少し上の目標を立てていくことで、自分の力が伸びていく。その段階にきてこそ、どのような世界があるのかを知り、大きな目標が見つかる」、そのようなパターンもあるのです。

まとめ

「大きな目標」は、それを達成するための「小さな目標」から成り立っています。
「大きな目標」は設定するのが意外と困難ですが、小さな目標は、現在、皆さんがしている学習内容の中に、既に存在しているはずです。

まずは小さな目標を意識し、一歩ずつ実践・達成しながら、その先にある大きな目標を見つけていくことにしましょう。

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英検1級を取得してよかったこと

Twitterで”英検やTOEICは時間の無駄”という意見を見かけました。反論をしたいわけではないのですが、英検1級取得を目指して頑張っている方に、ポジティブな意見を伝えたいと思いまして、”英検1級取って良かった\(^o^)/”と声高に主張してみたいと思います!
 
 
 ”1級単語なんてネイティブでも知らない” ”英語だけ出来ても仕方がない”というような意見を聞くと、挑戦する前にやる気が削がれてしまいますが、実体のない”みんな”の話を信じてはいけません。1級自体に価値があるというよりは、1級を目指す過程で得られることに意味があるからです。1級取得後はどういう状態になっていたいのかを考えながら学習することで、味気ない資格取得のための苦学から、自分のスペックを高めるための戦略的学習になります。そのためには、市販の問題集や単語集を繰り返しゴリゴリ解くだけではなく、読む、聞く、書く、話すをバランス良く伸ばすため必要な事を考えながら学習する必要があります。

 1級を受けるにあたって、まずは1週間ほどで過去問3年分を解いて難易度を把握しました。英検1級レベル、または1級よりも難しめの読解やリスニングが難なくこなせるようになれば合格出来ると考え、The Economistの定期購読を開始しました。それまでにも洋書多読をしており、ハリポタも読めていたので、The Economistもなんとなく読めるだろうと思っていましたが、英語力不足と背景知識不足で、1週間に5記事程度しか読めませんでした。記事を読みながら、背景知識を整理し、自分なりの意見と、なぜそのような結論に至ったかをまとめる、そのような読み方を続けるうちに、英検1級合格に必要なレベルの読解力が身についたと思います。1級受験を意識しなければ、The Economistを読もうなどとは思わなかったし、記事をネタに英文で自分の意見を書くという試みもしなかったでしょう。英検1級合格を目指すことで、一段階上のレベルに挑戦するきっかけになったと思います。

 また、バランス良く学習することも意識するようになりました。1級は、単語力、読解、リスニング、ライティング、スピーキングを同時に鍛えなくてはなりません。とくにライティングとスピーキングは定量評価される経験がなかったため、ひとりよがりの意見になっていないか、ちゃんと筋の通った話ができているか、ということに心を配るようになりました。The Economistで仕入れた情報をスピーチネタに盛り込むことで、受身ではなく能動的なリーディングをするようになりました。4技能を一度にレベルアップするのは大変ですが、試験に合格するためにはどのくらいのレベルが求められているか、というのを考えながら学習することで、必然的にバランスの良い学習を心がけることができました。

 
 実は英検1級の英語力もピンきりで、1級を持っているにもかかわらず、洋書も英字新聞も読めず、ニュースも聞きとれない。会話はカタコト・・という人も残念ながら少なからずいらっしゃるようです。1級自体に価値がある場合も時にはありますが、”合格までの道のり”が大事なのだと思います。単語の暗記で押し切ればなんとかなる!と思わずに、ライティングやスピーキングなども含めた総合力を評価されるチャンスと捉えるといいのではないでしょうか。英検1級が射程圏内に入っているような方は、学問としての英語の勉強だけではなく、英語で情報を集めたり、ある程度のコミュニケーションをとれる状態ではないかと思います。せっかく英語で情報収集を出来る状態まできたのですから、英語を学びながら同時に教養や知識を得ることが可能だと思います。”とにかく1級をとりたいからそのような悠長な事をしているヒマなどない!”と、問題集と単語集を優先したい気持ちはわかります。ただ、英語力自体が足りないのに、問題集や単語だけやるのは、土のない花壇に肥料だけやるようなものではないでしょうか。

 
 最後に、英検1級合格後に経験した周囲の変化について。仕事で英語を使うチャンスが増えました。英検1級は外国では知名度が低い、英語で面接がある外資系などで意味がない、と言われることがあります。ただ、日本で働いている限り、英語が苦手な人が多いためか、英検1級が他人との差別化に役立つ職種も多いのではないかと感じています。私の場合は、職場内で日本語を英訳する仕事や、外国からのゲストが来られた時のプレゼンなど、”1級を持っているから英語が出来るに違いない’という有難い先入観で仕事がまわってきたという経験があります。もちろん、その時の英語の出来が悪ければ2回目の仕事は来ないので、そこから先の努力は必要ですが、少なくとも最初に仕事をもらうきっかけにはなっています。また、仕事で英語を使うことで、さらに経験値が増すという好循環になっています。英語関係ではない職種のほうが、専門分野+αとして英語が活かせるのではないかと思います。

 ということで。おこがましくて普段は絶対言えないことですが、英検1級をとって本当に良かったと思っています。1級受験を”自分を高めるチャンス”とポジティブに捉え、学習過程を楽しみましょう!

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