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6月 2011 archive

英検1級二次対策 オンラインスクールの利用

私は英検1級二次対策のために、LingQで知り合った英語学習者と英検対策グループを作り、ネイティブスピーカーの先生にお願いして、オンラインでレッスンをしてもらっていました。オンライン英会話スクールは色々とありますが、試験対策に特化したスクールはあまり選択肢がありません。そのような時は、自分からレッスン方法を提案してみるのも良いのではないでしょうか。実際に私達がやってきた方法を一例としてご紹介します。

 

私がお願いしていたのは、前述のLingQELEというオンラインスクールです。英検二次試験の過去問リストの各分野から毎回1テーマずつトピックを選んで先生に事前に送っていました。例えば、”Are genetically modified foods safe?” というトピックを選んだ場合。ディスカッション当日、各メンバーが2分間のショートスピーチをします。慣れない最初のうちは何回か事前に原稿を用意しましたが、実際の試験では事前準備は出来ませんので原稿は用意せずに臨みました。そうはいっても、何も準備しないというわけではありません。1週間かけて、遺伝子組み換え食品についての記事を日本語・英語問わずたくさん読みこんで、キーワードとなりそうな語彙をピックアップします。また、実際のスピーチで役に立ちそうな数字があれば書き出します。

 

次にたくさん書いたメモの中から似たような項目をまとめたり、論理的に説明出来るように順番を並び替えたりします。また、賛成/反対の意見のどちらでもスピーチが出来るよう、賛成の時の理由、反対の理由をそれぞれまとめました。

<利点>

・除草剤や雑草に強い植物を作ることができる。

・収穫量を増やしたり、大きな果実を得たりすることができる。

・除草剤や肥料を減らすことが出来るので土壌を傷めにくい。

<欠点>

・将来の安全性が不安

→除草剤に耐性のある遺伝子組み換え植物は、人間や動物が作ることができない必須アミノ酸を非活性化する仕組みなので人間への影響はないと思われる。

・昆虫などの受粉により遺伝子組み換え植物とそうでない自然な植物が交配してしまう可能性がある

 

情報源は英語でも日本の新聞でもいいのですが、この時気をつけていたのが、”自分の言葉で言えるようにする” ということです。英語の雑誌からそのまま抜き出した文章は、読めば理解は出来るのですが、使おうと思ったときにパッと出てくるとは限りません。限りなく易しく、試験で浮き足立っても大丈夫なように、自分のレベルにあった言葉に直しておく必要があると思います。

ディスカッション当日にここまで用意しておきます。グループレッスンの良いところは、自分でカバーしきれなかった範囲を、他の人のスピーチで聞くことが出来る点です。また、他のメンバーのスピーチを聞き終わった後、自分が試験官役となってスピーチをした人に質問をしていました。こうすることで相手がスピーチをしている間も集中力を保つ必要が出てきますし、素早く的を射た質問を考える訓練にもなります。ディスカッション当日のスピーチでは、キーワードをチラ見する程度はしましたが、用意した原稿を読み上げることはせずに、即興スピーチを心がけました。事前にリサーチをしているため全く知らないトピックについて即興スピーチをする程の負荷はないのでは、と思われるでしょうが、それでも2分以内にきっちり説得力のある意見をまとめるのは繰り返しの訓練が必要であることを痛感しました。

チューターの先生は、生徒がスピーチをしたり、質疑応答をしている間に訂正が必要な箇所や、発音練習が必要な単語をSkypeのチャットウィンドウに打ち込んでくださいます。スピーチと質疑応答が終わったところで、先生からの講評があります。発音はどうだったか、文法的な間違いはどうか、などを指摘してもらい、一緒に発音練習をします。

この英検スピーチのための準備レッスンは、1級の1次試験を受ける前から始めました。まだ1次試験に受かるかもわからないのに・・という不安はありましたが、1次試験ではエッセイもありますので、このディスカッションのために行った下調べが大いに役立ちました。さらに、ディスカッション後にスピーチ原稿を書いて英文添削に提出をしました。ディスカッション前にスピーチ原稿を用意するよりも、実際にスピーチをすることで、本当はこう言いたかったのに言えなかったということを、復習をかねて改めて考える良い機会となります。

 

英検の二次試験対策をしている学校に通える方は地理的にも経済的にも限られていると思いますが、オンライン英会話をうまく利用することで、効果的な二次試験対策が出来るのではないかと思います。

 

 

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【英検1級二次対策】 プレッシャーを自信に変えよう

昨日は英検一次試験の合格発表でした。
1級一次試験に合格された皆さん、本当におめでとうございます。

合格と同時に、本格的な二次対策が始まりますね。

私自身も、合格の嬉しさ半分、面接準備のプレッシャーがぐんと高まり大変だったことを記憶しています。

そこで今回は、準備の段階で自分に自信をつけるための方法について、ご紹介させていただこうと思います。 (さらに…)

英検1級二次対策〜質疑応答編

英検1級二次試験では、質疑応答もスピーチ同様、重要な得点源です。スピーチの出来が悪かった人でも、質疑応答で挽回出来たとおっしゃっている合格者もいますので、スピーチだけでなく質疑応答もしっかり練習する必要があります。これまで型に沿ったスピーチや質疑応答については習ったことがない方が多いと思いますので、英検1級二次スピーチの対策をする上で、アメリカ人チューターに習ったり、自分で調べた質疑応答法についてご紹介します。英検1級対策に限らず、普段の英会話でも役にたつ方法です。

 

スピーチにはイントロ、ボディ、コンクルージョンという型がありますが、質問に答える時はどうでしょうか? ”Yes, I think so….(沈黙)” では会話は続きません。質問された時に、長らく沈黙することなく答えるためには、基本となるフレームワークがあると便利です。それがロジカルシンキングなどでもお馴染みの ”PREP Method” です。PREPは、

P: Point, R: Reason, E: Example, P: Pointの略です。各段階で使えるフレーズと共に説明します。

 

P:Pointで質問に対してagree または disagreeか、またはPoint of viewを述べます。

・The point I want to make is・・・

・I believe that・・・

R:Reasonでは先に述べた意見に至った理由を述べます。

・The reason I say this is・・・

・I feel this way because・・・

・I am basing my opinion on・・・

E : Exampleでは自分の体験や、新聞などで得た情報を例に出して説明します。

・For example,

・My experience shows・・・

P : Pointでもう一度自分のpoint of viewを述べます。

・Hence, it is my view that・・・

・In summary, my point is・・・

 

上記の例文以外にも色々な始まりがありますが、自分のパターンとしていくつか覚えておくと、予想外の質問に慌ててしまっても、沈黙せずに自然に次の言葉に繋げられると思います。極度の緊張で何を言っているか分からくなった時はPREPを思い出してください。手早く自分の考えをまとめ、簡潔に答えることが出来るようになると思います。

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The Japan Timesで手軽に英検1級二次対策

英検1級の二次試験対策をされている方の中には、英字新聞を利用されている方もいらっしゃることと思います。
中でも、日本の英字新聞であるThe Japan Timesは、国内ニュースを知る上で大変便利。利用されている方も多いのではないでしょうか。
今日は、そんな The Japan Timesの中から、二次試験にすぐに使えるお役立ちパートをご紹介したいと思います。
(さらに…)

英英辞書OALDを読みこむ

Oxford Advanced Learner’s Dictionary (OALD)は英語を母国語としていない学習者用の英英辞書です。定義に使われている単語に語彙制限があり、平易な言葉で説明されているため定義に使われている単語をさらに調べ直す・・という無限ループに陥る心配がなく、初めて英英辞書を使われる方にオススメの辞書です。今回は意味を調べるだけでなく、ライティングにも役立つTips満載のOnline版OALDをご紹介します。

 

まずはホーム画面の検索窓に目的の単語を入力します。ここでは”ask” という単語を例にとって説明します。

 

そうすると、通常の辞書のように単語の定義がまず出てきます。また発音ボタンはイギリス英語と標準北米英語の2つが設置されています。askはイギリス英語とアメリカ英語では発音が違うので、聞き比べてみるのも面白いです。

用例の部分にHelp と書かれた部分があります。ここには文法的なTipsが書かれています。askでは”ask to 誰々”としてしまう間違いがあるようで、ask to somebodyとは言えません、と注意されていますので、自分も間違って覚えていないかの確認になります。

 

イディオムやPhrasal Verbsを読むと、単にask somebodyと書くよりも、”ask around”のほうが自分の言いたかったことに近いのではないか、などより正確なライティングを心がけることが出来ます。

全ての単語についているわけではありませんが、ずっと下の方をみていくと、最後に出てくるのがUsage noteです。

askには、誰かに何かを尋ねたり、お願いする、という意味がありますが、askの他にrequire, expect, insistがあると紹介されています。さらにそれぞれの詳しいニュアンスが書かれており、ask, require, expect, insistの強さ、フォーマルさなどの説明がなされています。

また、Home画面、WORDLISTSのプルダウンメニューにUsage Notesのまとめページへのリンクがあります。

 

このページでは、already, bathroomなど、British/Americanで違いのある単語の説明や、同義語リストなどが挙げられています。

 

英語の文章を読んでいて、ちょこっと意味だけ知りたい時などはマウスオーバー辞書や英辞郎などの簡単な辞書でも十分ですが、ライティングで正確に言葉を使いたい時などOALDは大変役に立ちます。丁寧に定義や使われ方、Usage noteを読み込むことで、微妙なニュアンスを理解することが出来ます。自分も”日本語で書くときほど正確に自分の意見を書くことが出来ない”、”いつまでたっても小学生の作文みたいだ・・・”と悩んでいましたが、ライティング時にはOALDやWordNetなどを組み合わせることで、より細かい気持ちを伝えられるようになってきているのではないかと感じています。

 

紙版の辞書もありますが、オンライン版だけでも十分読み応えがあります。

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The Economistを無料で楽しむ

現在、ネット上では、数え切れないほどの英字メディアに無料で触れることができます。
今日は、その中から、The Economistを無料で楽しむ方法について書きたいと思います。

ただ読むだけではなく、「最新の」記事を読む方法、日常生活の中に英字新聞を読む時間を組み込むアイデアをご紹介したいと思います。

それでは早速ご覧ください。

(さらに…)

ディクテーションを始めよう (書き取り編)

前回に引き続き、ディクテーションの方法についてご紹介していきます。

前回は素材選びについてお話しました。今回は実際にディクテーションを始めてみましょう!

何度も何度も聞いてみる

まず一度素材を通しで聞いてみて全体の流れ、内容を把握します。
そしてさっそく書き取っていきましょう。

書き取る紙は何かの裏紙でもノートでも何でもOKです。私はノートに書き取っていき、後で自分が間違えやすいところをチェックできるようにしていました。(振り返って「これだけディクテーションやったんだ!」と達成感を味わうこともできました。)

書き取る時に音声を一文ごとに止めていってもいいですし、リピートで流し続けながら書き取れることろだけどんどん書き取っていってもどちらでもいいです。私は音声を止めずに流しっぱなしにして書き取れることをバラバラでも良いので書き取っていきました。

ここで、数回聞いて「完成!もう聞き取れない!」と終わりにしないでください。
何度も何度も繰り返し聞いて何とか思い当たるものを書きだしてください。知らない単語も使われているかもしれませんが、発音から予想して書いてみてください。
聞き取れない箇所でも、文章全体を見てみると、文法的に考えて解決できるところも出てきます。そして聞き取れている場所でも、前置詞を落としていないか、時制は正しいか?などといった文法的な観点で見直してみるという方法もあります。
答え合わせをする前に、このような方法で自分なりの見直しをしてください。

まとめ

一つの素材にしつこく食らいついてください。
素材によってはゆっくりめに読んでいるものが付いていたりしますが、慣れてきたらなるべく通常スピードでディクテーションするようにしてくださいね。

ただ聞こえる物だけを追っていくのではなく、総合的に考えてディクテーションをすることで、リスニング以外の力も研ぎ澄ませていきましょう。

次回は答え合わせとその後のことについてご紹介いたします。

参考


速読速聴・英単語Core 1900 ver.4
準1級受験前はこちらを利用していました。ゆっくり音声も別に収録されています。
他にもBASICやADVANCEDなどレベルがあるので、自分にあったレベルを選ぶことができます。(上級向けのものにはゆっくり音声は収録されていないので、ご購入前にはお気をつけ下さい。)


CNN ENGLISH EXPRESS (イングリッシュ・エクスプレス) 2011年 06月号 [雑誌]
1級受験前はこちらを利用していました。
ニュースダイジェストは短いので始めたばかりの人には取り組みやすいです。


100万語聴破CDシリーズ 特別巻 歴代アメリカ大統領ベスト・スピーチ集
ただ単に好きなので聴いていました。
スピーチの構成や抑揚の付け方など聴かせ方の勉強になります。

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英文添削オススメサイトELE

私が英文添削でお世話になっているサイトのご紹介です。Everybody Loves English.com は、LingQでチューターをしていらっしゃったジュリー先生が2008年に個人で立ち上げられた英語学習サイトです。オンライン英会話コースもありますが、今回は英文添削コースについて説明します。

 

まずはコース選択。English Writingのページでは、月会員などにならずに英文添削を提出できるページです。英文添削のレベルは5つ。

Basic

チューターによる添削と短いコメント。

0.03ドル/語

Grade Level

添削、レベル判定、短いコメント

0.04ドル/語

Double

訂正が必要な箇所がハイライトされた状態で返却されるので、自分で出来る限り考えて訂正してから再提出。その後、訂正を踏まえて再添削。短いコメントつき。

0.05ドル/語

Writing 

Recorded

Basic 添削に加え、出来上がった作文をチューターが読み上げ、添削とともにMP3形式でお返しします。コメントつき。

0.05ドル/語

Best Opition Double添削、レベル判定、レコーディングつき。詳細なコメントと、今後のライティングに関しての提案あり。

0.07ドル/語

 

添削のサンプルはコチラ。自分が書いた文章は左、先生の添削が右側になります。訂正箇所が赤、直されたほうが緑色と色分けされており、左右に見比べることができるので分かりやすいと思います。

基本となるBasicは0.03ドル/語なので、約300語の英作文で9ドルとなります。時間とお金に余裕がある方はDouble Correctionをお勧めします。これは、1回目の添削で間違い箇所を指摘されますので、自分でまず正解を考えてみる、という形式です。提出する前によく見直したつもりでも、意外とイージーミスをしていたりします。指摘された間違い箇所を出来るかぎり自分で考えて直していく訓練を積み重ねていくことで、次回以降のライティングに活かされてきます。”Your Writing Recorded”では、添削が済んだ英作文を先生が読み上げてMP3に録音したものが英作文とともに送られてきます。これは特に、スピーキング試験を控えている方に有用なのではないかと思います。先生は英語のネイティブスピーカーであり、標準的なアメリカ英語を話される方ですので、スピーチ原稿を書いたものの、発音に自信がない・・・という方は、録音つき添削を試されてみてはいかがでしょうか。

 

とにかく量をこなしたい!という人は、月会員のGold Memberという方法もあります。これは月89.99ドルで、Basic添削のワード数の制限がなくなったものです。添削の他に、先生オリジナルのWeb教材へのアクセスが可能になります。また、ELE内のスピーキングクラス参加料金が25%引きになるなどの特典もあります。

 

英作文を書いて希望の添削方式が決まったら、Word文書に書いてメールに添付するか、メールに直接書いて、タイトルをBasic Correctionにするなどしてjulie@everybodylovesenglish.comに送ります。(@を半角に直して送ってください。)支払いはPaypalかクレジットカードになります。基本的には作文を送って48時間以内に添削が返ってきますので、その時にメールで送られてくる請求書メールから支払う形になっています。

 

どんなことを書いて添削してもらうかはこちらの自由なので、日記のようなカジュアルで短めの文章を送ってもいいし、試験対策のためのエッセイを添削してもらうことも可能です。私は英検1級の英作文対策をジュリー先生のところでお願いしました。

 

完全に英語で書かれたサイトなので、敷居が高いと思われるかもしれませんが、個人で運営されているサイトなので、こちらの要望に対して柔軟に対応してくださるのが良い点です。もちろん先生の人柄もよく、信用できる方です。

 

興味はあるものの、英語でのやりとりに自信がない・・という方がいらっしゃいましたら、この記事のコメント欄にその旨書いてくだされば、ジュリー先生にこちらから連絡を取ることも可能ですので、気軽に声をかけてください。

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【問題集レビュー】全解説 頻出英文法・語法問題 1000

元予備校講師なぼむしの大人が使える大学受験問題集シリーズ。今回は、「全解説 頻出英文法・語法問題 1000」を取り上げます。
TOEICのリーディングパートなどでも四択問題はおなじみだと思いますが、この問題集は四択で群を抜く、問題のクオリティの高さを誇っています。
TOEIC対策として使っていただくのはもちろん、その先にある「使える」文法の体得のためにも、この本はイチオシです。
それでは、さっそく中身を確認していきましょう。

この本の特徴

全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)  桐原書店 定価 1300円+税

なぼむしの設定: レベル3~4 文法の総復習をしたい方、「使える」文法を目指す前の総仕上げに)

まず、解答(解説)が別冊になっており、本の作りからして確認がしやすいです。
そして、何よりその解説が丁寧でわかりやすい。
各問題に、どの分野のどの箇所から出題されているかが赤字で記載されているので、
万が一、その部分だけでは理解できなかった際も、文法書での確認がしやすいです。

文法と語法

この問題集は、タイトルにあるように、文法問題、語法問題の両方が出題されています。

文法は文を作る際の普遍的なルール。例えば、時制のルールを知っていれば、時制の問題には全て対応できますね。

語法は、その単語にのみ当てはまる使い方のルールであり、単語ごとに覚えていく必要があります。(もちろん、同じ使い方をする語をまとめて覚えていくなど、工夫次第で覚える効率は上がります。)

問題集によっては、語法ばかりに偏っている場合が多々ある(私の印象ではそのほうが多い)のですが、その点、この問題集は、バランスよく文法、語法に関する問題が出題されており、文法復習に高い効果が期待できます。

全部解いた後に、単語の使い方しか身につかず、結局文法の全体像が見えない。それでは悲しいですよね。
この問題集ならば、そのようなことは決してありません。

おすすめの解き方

先ほど、本の特徴のところでも書きましたが、解説のところに、どの分野・項目から出題されているかが記載されています。
間違えた時は必ずここを確認してください。
もしも語法問題(単語の使い方の時には、具体的な単語が記載されています)ならば、この単語はそういう使い方をするのだなと、納得し覚えるようにしてください。
そして、重要なのは文法問題の場合。(その際には具体的な単語ではなく、文法用語で書いてあります。例:「副詞用法の不定詞-結果」)
それは、その単語だけではない、文法という普遍のルールに関する問題です。この場合は、さらりと流すのではなく、分かるまで食らいついてください。分からない場合は、総合英語Forestなどでしっかり復習することをお勧めします。

余力のある方に

以下にあげるのは、瓜生・篠田先生のシリーズ本です。
紹介しておきながら、あれですが、決してすべてを解こうとしないでください。
今回ご紹介した「全解説 頻出英文法・語法問題 1000」を1冊丁寧に解くだけで十分です。

私は講師時代に、ファイナルの難関大学編を解きました。
「高校生に英語を教えたい」と思われる方には、これらの本(特にネクステージ)は有名ですので、一度手にとって確認されることをお勧めします。

Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント215の征服

全解説入試頻出英語標準問題1100―文法・語法・イディオム・会話表現の総整理 (大学受験スーパーゼミ)

全解説実力判定英文法ファイナル問題集―文法・語法・イディオム・会話表現の総仕上げ (標準編) (大学受験スーパーゼミ)

全解説実力判定英文法ファイナル問題集―文法・語法・イディオム・会話表現の総仕上げ (難関大学編) (大学受験スーパーゼミ)

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ディクテーションを始めよう(素材選び編)

まだディクテーションに取り組んだことがない方のためにディクテーションの方法の一例を数回に分けてご説明していこうと思います。
リスニングと違い、ディクテーションは基本的に机に向かって行うものなので「ながら」ができません。そういった事からなかなか時間が取れないために始めるきっかけが作れない方もいらっしゃるかと思いますが、是非この機会にチャレンジしてみてください。

挫折しないための素材選び

1.これなら聞き取れるだろうというレベルの素材を選ぶ。
自分のレベルよりあまりに高いものを選んでしまうとすぐに挫折してしまうのでご注意を。聞こえてくるものを書き取っていく作業は慣れるまではなかなかスムーズにできません。聞きながら書き取っていく、そして書きながら次の音を聞き取っていくということに慣れるためにも、最初は少しやさし目のものから始めた方が良いです。

2.スクリプトがきちんと付いているものを選ぶ。
スクリプトが付いていないと答え合わせができません。せっかく書き取ったものが合っているのか間違っているのか分からなければ、何のためにやったのか分かりません。
後ほど触れますが、ディクテーションはただ聞き取るだけではなく、自分の中の文法や単語の知識なども総動員して行います。そのため、間違いをチェックすることは重要です。

3.慣れるまでは短めの素材を選ぶ。
ディクテーションはとても集中力を必要とします。一度で聞き取ることができればすぐ終わりますが、聞き取れなければ何度も何度も聞かなければなりません。慣れるまでは1分程度のものから始めると手軽ではないでしょうか。

まとめ

継続してコツコツと取り組んでいくことが大切です。そのためには「余計な負担を減らして挫折しないようにする」ということを意識してくださいね。
上達のためにはある程度の負荷をかける必要があります。しかし、負荷をかけなくてもいい所にかける必要はありません。素材選びの段階でちょっと気を付けて選んでみましょう。

参考


速読速聴・英単語Core 1900 ver.4
準1級受験前はこちらを利用していました。ゆっくり音声も別に収録されています。
他にもBASICやADVANCEDなどレベルがあるので、自分にあったレベルを選ぶことができます。(上級向けのものにはゆっくり音声は収録されていないので、ご購入前にはお気をつけ下さい。)


CNN ENGLISH EXPRESS (イングリッシュ・エクスプレス) 2011年 06月号 [雑誌]
1級受験前はこちらを利用していました。
ニュースダイジェストは短いので始めたばかりの人には取り組みやすいです。


100万語聴破CDシリーズ 特別巻 歴代アメリカ大統領ベスト・スピーチ集
ただ単に好きなので聴いていました。
スピーチの構成や抑揚の付け方など聴かせ方の勉強になります。

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