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12月 2011 archive

Kindleを使って読書量を増やす

新しいKindleが発売されて数ヶ月。アメリカではKindleFireが騒がれておりますが、日本ではまだ発売日は決まっておらず待ち遠しいですね。
今回はシンプルなKindle、キーボード付きのKindleKeyboard、iPhoneのように画面をタッチしながら操作できるKindleTouch、そしてカラーで様々なコンテンツをダウンロードできるKindleFireが発売されました。

実はKindleTouchがいいなと思っていたのですが、なかなか発売されないので待ちきれずに一番シンプルなKindleを購入してしまいました。実際選択の余地はなく、このモデルしか購入できなかったのですが。

手にとってみての感想

月曜の夜中にポチッと購入しまして、金曜の朝到着しました。早い!

購入時のレートで一万円を切っていて、これまた安い!
購入するには米国Amazonのアカウントが必要ですが、日本のクレジットカードでも登録できるので特に問題はありません。

持ってみた感想は小さい、薄い、軽い!Eインクも見やすい!

iPadでアプリ版のKindleを使っていたのですが、重いし目が疲れて仕方がなかったのが一気に解決した感じです。

ただダウンロードした本を読書するだけではつまらないので色々調べてみたところ、結構便利に使えそうだったので早速色々と試してみました。

Caribreを使う

Caribreという電子書籍の管理アプリがありまして、これでWEB上の記事を簡単に読みこませることができます。

Yukoさんのブログで以前にiPadで読む方法を紹介してもらっていますが、Kindleの場合は最初の設定だけ違います。

まず最初にKindleを設定してしまいます。

USBで接続すればデバイスを勝手に認識して転送してくれるのですが、Kindleは個別にメールアドレスを持っているので、そのアドレス宛てに転送することもできます。

という訳で自分のKindleのメールアドレスと、送信元の設定をしてください。

これでCaribre側での設定は終わりです。

ニュース購読の設定はYukoさんのブログに詳しく書いていただいているのでそちらでご確認を!

ここで注意しておいて欲しいのが、Kindle側でも設定が必要だということです。

このメールアドレスからのメールを受け取るという設定が必要です。

Amazon.comの管理画面へ入ります。

Personal Document Settingsを選びます。

ここで送信元のメールアドレスを登録しておいてください。

Caribreからメールを送ったあと、Kindleに送られてくるのに数分(遅い時は10数分)かかったりしてちょっともどかしく感じるので、コンピューターにUSBでつないでしまった方が一瞬で転送されストレスは少ないです。

これがKindle側のせいなのか、我が家のWi-Fiのせいなのかは不明です。

Instapaperから送る

今までKindleを使っていなかったので完全にスルーしていたのですが、Instapaperにはクリップした記事をKindleに送信してくれるサービスがあります。

Extraをクリックすると色々なサービスが表示されます。

そこでKindle向けのサービスを選択し、設定画面に入ります。

=========================================================
※記事投稿時は上記の箇所から選べましたが、現在はヘッダの”Account”の所をクリックし、”Manage my Kindle settings”をクリックすると下の画面になります。
↓下記リンクから直接見ていただけます
Manage your Kindle
=========================================================

このように、自分のKindleのアドレスを設定する画面が出てきますので、ここで設定をして下さい。

送信頻度も設定できます。

3Gの場合は料金が発生しますが、Wi-Fiの場合は無料です。

ここでもCaribreの時と同様にAmazon側で送信アドレスの登録をしておかねばならないので、上記画像の2番に書かれているアドレスを前述の方法で設定しておいてください。

これであとで読みたい記事をInstapaperにクリップしておいて、後からKindleでゆっくり読めるので重宝しています。

まとめ

容量が他の機種と違って少ない、すべての操作を十字キーなどで行わなければならないという欠点はありますが、PDFファイルを大量に入れたりしなければ十分な容量ですし、とにかく読めたら良いという人は文字入力はあまり問題ないと思います。

テキスト中心に読む、検索やnote機能を使わない、読み上げやmp3再生機能は必要ない、とにかく軽くて薄い本体で文章が読めればいいの!という私のようなタイプの方にはピッタリの機種と思いました。

購入してから英文を読む量が増えたので、来年は今年以上に色々と読んで行こうと思います。

今回が今年最後の投稿になります。

本年は当サイトの記事を読んでいただきありがとうございました。
来年も皆様の英語学習のお役に立てるような記事を書いていきたいと思っておりますので、何卒よろしくお願いいたします。
2012年が皆様にとって実り多き年になりますよう、私ども3人心から願っております。

100 WISH LIST

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【100 WISH LIST・年末年始特別企画】2012年の英語学習を、「成功体験」から始めよう #goodstart2012

今年もあと残すところ5日となりました。
今年の英語学習を振り返って、どのようなことを感じますか?
「念願の資格に合格した」方。
「もうちょっと頑張れたのではないか」と思っている方。
「来年こそは、自分で決めた目標を達成したい」と思っている方。
今回は、全ての英語学習者さんに送る、年末年始特別企画を発表します!

目標を宣言しよう

「資格試験を受験しようと思っていたら、気付いたら申し込み日を過ぎていた」
「次の次に受けよう、それなら時間もあるし。そう思っていたら、あっという間に受験直前になってしまい、結局試験を受けることができなかった」

このような経験をされたことがある方も少なくないのでは、と思います。この2つの例に共通するのは、「自分が、心の中で自分と約束しただけ」という点です。

他者とした約束は簡単には破れませんが、自分との約束だと「まぁ、しょうがないか」と流してしまえる。

だったら、その気持ちを逆手に取りましょう。自分の目標を、自分以外の学習仲間に宣言することで、簡単には破れない約束にするのです。

小さな成功体験が、次の成功を生む

新しい年になったからといって、何でも決めたことを実行できるスーパーマンになれるわけではありません。
大きな目標を掲げるのは、もちろん素晴らしいことですが、掲げただけで自動的に実現に近づいて行けるわけではないのです。
大きな目標を達成するためには、クリアしなくてはならない通過ポイントがいくつもあります。その通過ポイントをクリアできたという成功体験が、自分の中に自信をもたらし、また次の通過ポイントを目指す原動力になるのです。

100 WISH LIST・特別企画 ”2012年の英語学習を、「成功体験」から始めよう”

「他者に宣言することの効果」、「大きな目標を達成するために、小さな目標を設定してまずはそれをクリアする」。
以上2点を考慮し、生まれたのが、今回の企画

 ”2012年の英語学習を、「成功体験」から始めよう”

です。

参加方法は簡単です。

ツイッターで、#goodstart2012 とつけて、達成したい目標をつぶやいてください。

・その内容は、できるかぎり「小さな」目標にしてください。
内容は深く考えすぎずに、直感で今やりたいと思うことを選んでみましょう。欲張らずに、短期間で成果が見えるものがよいですね。
まずは自分が、「大きな夢の実現への一歩を踏み出した」、そう実感できるような内容を選んでみてください。

・その目標を達成したら、元気よく「達成できた!」とつぶやいてくださいね。
そのつぶやきが、他の方の励み・やる気にもつながります。
(その際にも #goodstart2012 とタグをつけるのをお忘れなく。)

今すぐ始めてしまいましょう

先ほども書きましたが、「新しい年が来たら、いきなり何でもできる自分になれる」わけではありません。
「2012年になったら始める」ではなく、今すぐ始めてしまいましょう。

年末に少しでも手をつけておくと、新年のスタートに弾みが付きます。
日にちにやる気を振り回されるのではなく、自分が心地よく感じられるように、スタート時期を決めましょう。

(そのような意図から、#goodstart2012 のタグは、この記事の投稿日、12月27日から2012年1月いっぱいとさせていただきます。)

ぜひ皆で、2012年度、英語学習の、よいスタートをきりましょう!

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【問題集レビュー】Painless Writing

ネイティブの中高生向けに書かれたライティングの参考書、Painless Writingを紹介します。この本には、どうしたら読みやすく、魅力的な文章に改善出来るかが詳細に書かれています。すでにある程度ライティングをこなした方が対象になると思います。

 

ほとんどライティングをしたことがなく、どうやって書き始めたらよいかわからない方には、以前コチラの記事で紹介した、Time for Kids Ready, Set, Write!: A Writer’s Handbook for School and Home (Time for Kids Writer’s Handbook) がオススメです。今回紹介する、BarronのPainless Writing (Barron’s Painless Series) は、英語圏の中高生向けに書かれた洋書ですので、ある程度洋書が読めて、ライティングの経験もある方が対象になるかと思います。

 

中学・高校で英作文を習った時、日本語の文章を英訳する練習はたくさんしたけれど、まとまった文章をわかりやすく書く方法を、系統立てて習うことはなかったのではないでしょうか。Painless Writingは、簡潔で、わかりやすく、面白い文章を書くためのテクニックが学べる本です。日本のライティング本と異なる点は、文法事項の説明がほとんどなく、ライティングスタイルを改善することに焦点があてられている点です。内容は、

1.  Clean Up Preposition Clutter

2. Spice Up Your Writing

3. Silence the Passive Voice

4. Reduce Nominalizations and Activate Your Writing

5. Smooth Out Your Wriitng

6. Harness the Power of the Comma

7. Add Rhythm to Your Wriitng

8. Gremlins in Your Writing

9. Create a Template for Your Term Paper

となっています。

 

第一章の Clean Up Preposition Clutterを詳しく見てみましょう。前置詞、前置詞句の使いすぎを改める方法が書かれています。前置詞を使いすぎているかどうかのルールはありませんが、全体の20−25%が多すぎるとみなされるようです。前置詞が多すぎると、読み手の注意を逸らす恐れがあるため、出来るだけ簡潔な言葉に置き換えられないか検討します。ここではまず、前置詞句をたくさん含んだ、悪い文章の例が出てきます。From the point of view, at this point of time, on the basis of、などの不要と思われる言葉をピックアップしていきます。また、of の多用にも注意をします。

そして次に、不要な前置詞を排除する5つのステップが紹介されています。例えば、In order toはTo, At this point in timeはNowへ、with reference to は about へ直す、などです。簡単に言い換えられる事を小難しく書いて、文章を格調高く見せよう、などという小細工は不要、とバッサリ切り捨てます。各チャプター毎に練習問題もついていますので、悪い例を読んでポイントを掴み、改善方法を学び、実際に練習することができます。

 

その他にも、受動態を能動態にかえる方法、文章の長さをかえて、リズムをもたせる方法、同じ書き出しの文章が続くのを避ける方法など、役に立つ情報が満載です。

 

本を読んで練習問題を解くだけで満足せず、実際に文章を書いて、この本で学んだ方法を試してみることで、わかりやすく、生き生きとした文章が書けるようになるのではないかと思います。とりあえず言いたいことは書けるけれども、文章になんの工夫もない・・と悩んでいる中級者の方は、この本で紹介されているテクニックを取り入れてみると良いのではないでしょうか。

 

 

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いつまでディクテーションを続けるのか

リスニング力アップのためにディクテーションは効果がある!と以前に書きました。
ディクテーションをして、その後シャドーイングで仕上げをするという方法をご紹介しましたが、ディクテーションはとても手間がかかりますよね。毎回毎回ディクテーションとシャドーイングをセットでやるような時間がないという方もいらっしゃるともしれません。

毎回ディクテーションをする必要はあるのか?

ご自身でリスニングの力が不足していると思ってらっしゃる方にこの質問をされた場合は「はい」と答えます。
なぜならば、ディクテーションは確実にリスニング力をアップさせるからです。
聞き取れない→スクリプトを確認→なるほど! でも効果はあります。
しかし、どういうところが聞き取れていないのかということをしっかりと確認していくディクテーションを行う方がもっと効果があるはずです。ディクテーションをすると、聞き取れない箇所を何度も何度も聞きながら、ああでもないこうでもないと色々と考えます。やはりその結果、積極的に攻める気持ちが強い分、効果にも現れてきます。
書き取らなければ!と思うだけでも集中力アップになりますよね。

ある程度同じレベルのものをディクテーションし続けると、少しずつ聞き取れるようになってきます。書き取りにかかる時間も短くなってきます。聞き取れない箇所が少なくなり、自分はどういうところが聞き取れないので気を付けた方がいいのか分かった時点で、トレーニングのメニューからディクテーションを外し、シャドーイングだけにしても良いと思います。トレーニングしているレベルの素材をいきなりシャドーイングできるようになれば、ディクテーションを外してみてください。
もうこのレベルは大丈夫と思えば、少し難易度を上げた素材にチャレンジをしてみて、やはり聞き取れないと思えば再度ディクテーションをメニューに加えるようにしてください。

積み重ねてきたものを見直す

準1級の受験前に徹底してディクテーションをやり始めた時は時間がかかってかかって苦痛でした。
コツコツ続けるうちに少しずつ聞き取れない箇所が減って行き、その後、使っていた教材に収録されている素材を初めて聞いた時でもシャドーイングできるようになっていました。
その後も素材のレベルを上げて聞き取れないと感じた時は、またディクテーションをメニューに入れる、慣れたら外すと繰り返しました。

ただ聞いているだけでは、聞き取れているか否かの判断は曖昧になりがちですが、ディクテーションをするとどれだけ聞き取れているかを判断しやすくなります。
いつまで続ければいいのだろうか…と迷った場合は、書き取ったものの直しの数などの変化を見ながら、トレーニングのメニューを見直してみてください。

私の中で最近印象に残っているディクテーションは、Yukoさんなど海外ドラマ好きの仲間で、聞き取れないフレーズのディクテーションクイズをしたことでしょうか。
好きなドラマを字幕なしで楽しむためということと、ゲーム的な要素もあり、とても楽しかったです。

海外ドラマを見たいという他にも、名スピーチを英語のままで味わいたい、翻訳されないようなニュースも英語なら聞ける…など、自分がやっていることの先にある何か楽しいことが見えていると、地味に見えるかもしれない日々の積み重ねも楽しくなってきますよね。

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「英語の壁」はディクテーションで乗り越える! (HMアーカイブ・シリーズ)

長文を読むための英文法3 英字記事がグンと読めるようになる、2大重要文法項目

2010年10月より始めた、英字記事による読解・文法解説ブログ、GRAMMARous(グラマラス)。
私事ですが、解いてくださる皆さんのおかげで先日第60回を迎えることができました。

1年以上に渡り、英字記事から60題の課題を作成するなかで、毎回のように解説で触れる文法事項が2つあることに気づきました。

(前回の記事予告では3つと書いていましたが、その頻度・性質から、さらに2つに厳選しました。もう一つについては、また機会を改めてご紹介しますので、そちらもどうぞご期待ください)

英字記事を読むために押さえておきたい文法項目2つ

早速ですが、その2つをご紹介します。

【同格のコンマ】

An e-mail sent to television stations in Delhi soon after the explosion was traced to Kashmir and purported to come from Harkat-ul-Jihad-al-Islami, an extremist group with links to Pakistan and al-Qaeda.

(出典) Bloody Wednesday The Economist Sep 10th 2011

文法項目といいながら、いきなりただの”コンマ”で拍子抜けされたかもしれません。
一応太字にしてあるのですが、それさえも目立たないほど小さな存在です。(Harkat-ul-Jihad-al-Islamiという単語の後ろにあるコンマのことです)

新聞には、その性質上、固有名詞がたくさん出てきます。そして、それが誰なのか、何なのか、(よっぽど知っていて当たり前の人・もの以外は)必ず説明が続くのです。
その時に用いられるのがこのコンマです。

ここでは、Harkat-ul-Jihad-al-Islamiという固有名詞が登場、コンマの後ろに、それがいったい何者なのか説明が続いています。(=「パキスタンやアルカイダにつながりのある過激派グループ」)

【関係詞の非制限用法】

The latest attackers, who may also have planted a small bomb outside the same court in May, threatened to strike more Indian courts in future.

(出典・上に同じ)

コンマ+関係詞で用いられる用法(この例の場合は、次に出てくるコンマで閉じられる部分まで)を、関係代名詞の非制限用法といいます。
これも役割でいうと、先ほどのコンマと共通点があります。

まずは固有名詞をポンと登場させ、その後ろに補足説明的に、何をしたのか(何であるのか)をつけ足していきます。

この例では、The latest attackers(直近のテロ攻撃をした人たちは)の補足説明にあたる部分が述べられています。
The latest attackersまで書いたところで、「あ、そういえばね、この人達は~ということもしてるんだけどね」と、思い出したように付け加えているのです。

(この2文に関する、その他文法事項の解説・訳については、GRAMMARousの該当課題をご覧ください。)

これら2つの共通点 ~特に気をつけたいこと~

先ほどの個別の説明でも書きましたが、これら2つの共通点は、補足説明であるということです。あくまで補足であり、オマケの部分である(=S,V,O,Cなどの役割はしない)のですが、これが入ることにより、本来の文構造が取りにくくなることがあるので、要注意です。

そして、最も気をつけたいのが、これらは文の途中に割り込めるということ。

先ほどの一文目の例では、同格のコンマ以降が文の最後になっていたので、文の構造を考える上で、邪魔にはなりませんでした。ですが、二文目では、コンマ+関係詞~の部分が、文の主語と述語動詞の間に割り込んでいます。
こうやって割り込めるというのが曲者。「今は補足説明なんだ」ということを意識しながら、グッと本題に入る(=述語動詞が出てくる)のを待ちましょう。

どのように学習すべきか

この2つの項目を学習する上で、気をつけていただきたい点が2つあります。

一つ目は、いきなりこの2つから学習しないこと。一通りの文法の復習は済んでいて、さらに先週紹介したような重要項目をしっかり見直していることが前提です。

二つ目は、実際の文章の中で出会うこと、です。
「コンマが大事なんだ」といって、いくらコンマだけ眺めていても、実際の文章で同格である(補足説明がきている)ことを気づくことはできません。
「コンマ+関係詞は非制限用法という」。 そんな日本語を暗記したところで、文が読めるようにはなりません。

実際で使われている場面に、イヤというほど出会ってください。今日ここで、「補足説明なんだ」と頭で理解しても、実際に使われている様子を見なければ、その感覚は身につけることはできません。
どんな文法項目でもそうですが、文法書だけ読んで「理解する」のと、実際に見て「分かる」の間には大きな隔たりがあります。
かならず、実際の文章を読んでください。そして、この感覚を身体にしみこませてください。

どんな記事を読んだらいいのかわからない、記事を読む訓練からはじめたいという方は、ぜひブログ”GRAMMARous”もご利用くださいね。

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総合英語Forest 6th edition

English Journalアプリでディクテーション

リスニング力アップのためにディクテーションがいいとは言われても、なかなか続かない理由に、何度も聞くのが面倒くさい、分からない箇所に一発で頭出しするのが大変、などが挙げられるのではないでしょうか。アルクのEnglish Journalのリスニングアプリは、こういったディクテーションの煩雑さが改善され、初めてディクテーションをする方にも親切なツールです。

English Journal(EJ)のアプリ版の中身は、基本的に書籍版とかわりません。EJアプリの購入は、uListeningという専用アプリから行います。アプリ自体は無料で、本とリスニングツールのサンプルがそれぞれ入っています。

iPhone版 uListening (アルク) – ALC PRESS, INC.
iPad版 uListening (アルク) – ALC PRESS, INC.

 

雑誌を購入するには、Libraryの右上にあるStoreをクリックします。

 

ブックビューアとリスニングツールの2つに別れており、別々に購入することも可能です。本は900円、リスニングツールは700円で、2つを合わせた値段は1400円です。ただ、毎月発売後何日間かはセールをしており、今月号であれば1月5日まで1400円のところ600円で購入可能です。正規の値段で買うのが嫌になりますね。

 

こちらがブックビューアの画面です。英語と日本語訳、注釈を見ることができます。ただし、この画面からは音声を聞くことはできません。こちらのブックビューアでは、特集記事や英語に関するコラム、世界で活躍されている日本人のインタビューなどの記事を読むことができます。

 

音声はリスニングツールで聞きます。再生ボタンのところに、3という数字がありますが、これは3秒巻き戻るボタンです。細かく戻る時に便利です。また、×1というのは再生スピードで、×0.5から×2.0まで段階的に調整することができます。

 

また、リスニングツールでは、リスニングをしながら辞書で意味を調べることも可能です。アルクの英辞郎アプリ英辞郎 on the WEB for iPhone(アルク) – ALC PRESS, INC.も入れておけば、任意の単語を長押しすると英辞郎アプリが自動で立ち上がり、目的の単語のページが開きますので、単語を入力する手間が省けます。

 

単語を長押しした画面で、Repeatという項目がありますが、こちらは自分で指定した範囲を繰り返し聞くことが出来る便利な機能です。1文ずつ繰り返し聞きたい、または聞きとれなかったこの部分だけ何十回も聞きたい、という時に範囲指定をすると便利だと思います。

 

さらに、設定画面から、リスニング時間の設定が可能です。いつまでに何時間、と設定すると一ヶ月あたり何時間聞けばよいかの目安が出ます。リスニングアプリを使ってリスニングした時間がカウントされますので、長期スパンでの目標を設定し、進捗を確認するのに便利だと思います。

 

EJは中級者以上が対象になるかとは思いますが、使い方が親切に載っており、ニュースやインタビューなど素材も様々、各国のアクセントもまんべんなく聞けるよう、話者も様々なバックグラウンドの方が選ばれています。綺麗なニュース英語だけでなく、様々な英語に触れるために利用してみるといいと思います。

私は全くの初級者の時にEJを1年間定期購読してしまい、まったく歯がたちませんでした。VOAなどが聴き取れるようになってから再開し、Audiobookがラクに聴き取れるようになるまでの繋ぎとして1年ほど毎日1時間聞き、シャドーイング素材として利用しました。英検1級リスニングでは、インタビュー形式の問題があるので、EJで長めのインタビューに慣れていたことが随分役に立ちました。ニュースよりはくだけた話し方だけれども、ドラマほどではない程よいバランスです。学習ガイドがしっかりついていますので、ニュース英語に慣れたころに挑戦するといいのではないでしょうか。

 

 

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長文を読むための英文法2 「やりなおし英語」中のあなたが、今すぐ取り組むべき文法項目

大人になって、英語をやり直そうと思った皆さんならば、一度は英文法の復習をされていることと思います。
このブログでも、私自身、文法の重要性について何度か書かせていただいているのですが、今回は「読む」ということに特化して、今すぐ復習しておきたい文法項目をご紹介したいと思います。

文法書、問題集を「回せば」読めるようになる?

ここでは、英語を再開された皆さんが、一度は文法事項の復習をしたという前提でお話しさせていただきます。
まず、皆さんに、少し厳しい質問をさせてもらいます。

「文法事項を復習して、英文は読めるようになりましたか?」

ここから先は、「あまり読めるようになった気がしない」、そういう方に読んでいただきたいと思います。

1冊やってみたけれど、あまり読めるようになった気がしない。次に皆さんがすることは何ですか?「もう一回最初からやり直してみよう」、または、「この問題集は簡単すぎたから、もっと詳しい問題集に取り組んでみよう」 確かに、これらも方法の一つだと思います。

ですが、「どの項目が大事なのか」「今、読むために必要な項目はどれなのか?」、それを意識して取り組むのと取り組まないのでは、得られる結果に大きな差が生まれてしまうのです。

文法事項に優先順位や用途の区別がある?

例えば、文法書の項目に「冠詞」という項目があります。aやtheの使い方です。
この項目を熟読、問題集を解いたとして、文章は読めるようになると思いますか?

また、しばらく前に、「前置詞」をイメージで覚えるという本が流行しました。私自身、著者である先生の考え方、教え方、お人柄、全てにおいて好感を持っていますが、だからといって、今、「文章を読みたい」と考えている皆さんに、先生の著書はお勧めしないのです。

aを使う、theを使う。冠詞のルールを覚えて、正しい訳ができるようになるでしょうか?
onの持っているイメージをつかんで、文章の大意が取れるようになりますか?

もちろん、自分で文章を書く段階になれば、aやtheをうまく使えないのは、大変大きな問題になります。onという前置詞のイメージを覚えておけば、一語一語どの前置詞を一緒に使うのか丸暗記しないで済む(=会話などで役に立つ)というメリットもあるでしょう。ただ、「読むため」に真っ先に確認しておくべき内容かというと、そうではないのです。

私は、文法事項に優先順位があると思っています。そして、「読むため」に特に重点的に復習しておきたい(分からなければ何度でも取り組みたい)項目が存在すると強く確信しています。

特に「読む」は四技能のうちの要。他の「聞く」「話す」「書く」の前に、しっかりと力をつけておきたい分野です。となれば、その中で重要な文法項目は、真っ先に押さえておきたい文法項目ということになります。

読むために今すぐ取り組むべき文法項目

以前の記事で、精読において、どの文法項目が重要かについて書いた記事があります。

【精読シリーズ・第2回】英文が読めるようになる魔法の文法事項

【精読シリーズ・第3回】優先的に取り組みたい文法事項

まとめると、第2回では、文の中で「(述語)動詞」を見つけることがもっとも重要。それにより文型が分かり、正確な訳ができる、ということを書いています。
さらに、第3回のほうでは、具体的な項目を、「なぜそれが重要か」という理由とともに書いていますので、ご確認ください。

「読むために必要な文法項目」は、その時に書いた項目と同様ですが、今もう一度振り返って気づいた内容とともに(「注」の欄参照)、こちらに転記しておきます。
・文型
・時制、態、助動詞
・準動詞(不定詞、分詞、動名詞)
・分詞構文
・接続詞
・関係詞(なかでも「関係代名詞の非制限用法」が大切)
・句と節(その中でも、that節や疑問詞節の考え方)

注:当時の記事にも書いていましたが、「時制・態・助動詞」に関しては、こういう使い方をするのだと確認した上で、数にあたって体得すべき分野なので、他の項目とは少し性格が異なります。(私は、この中では優先順位が少し低いと考えます)
また、接続詞に関しても、使い方を覚えてしまえば、あとは訳し方なので、この中では比較的優先順位が低いです。

おわりに

私が、英文法の復習時に愛用していた総合英語Forestは、全部で24章あります。

今回ご紹介したのは、7項目(注で書いた分を除けば5項目)となり、グッと範囲が狭まりました。

「読む」ために効果的な、これらの項目を、一度じっくりと復習してみませんか?
同じテンションで、「どれも大事だから覚えなきゃ」と全項目をやり直すよりも、読める感覚がぐんと高まることを保証します。

次回の記事では、私が普段、GRAMMARousというブログで精読課題を出題する中で発見した、「読むために必要な文法事項」厳選3項目について書きたいと思います。

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総合英語Forest 6th edition

Urban Dictionaryでスラングを学ぶ

ドラマやYouTubeの英語コメントなどを読んでいると、辞書に載っていない単語に出くわすことがありませんか?俗語や新しい若者言葉など、次々と移り変わる単語は紙の辞書や電子辞書には殆ど収載されていません。英辞郎 on the WEBを調べても載っていない時に役立つのが、Urban Dictionaryです。

Urban Dictionaryは無料で使えるオンライン辞書です。この辞書の特徴は、スラングや新しい若者言葉などの語彙が豊富なことです。ドラマに出てきた単語で、普通の辞書には載っていない言葉も、ここを探せば出てくることが多いので重宝しています。例えば、

Maybe we got some bad shwag.

というあるドラマに出てきたセリフで shwag が分からなかった場合、一般的な辞書には載っていません。Urban Dictionaryによると、

 

定義2の、質の悪いマリファナ、というのがこのセリフのシチュエーションに一番合っていそうです。

 

単語を定義しているのは、一般の人々です。だからこそ、若者たちが使っているシチュエーションがよく説明されているのではないかと思います。面白いのは、同じ言葉でも人によって微妙に定義が違うことです。例えば、cougerという単語。これは、若い男を好む年配女性を意味していますが、Urban Dictionaryによると、女性の年齢の定義が50-80歳、または40-55歳と違います。

単語の横には親指マークが描かれており、同意した人数の数はup, そうは思わない、という意見の人はdown マークで記されています。同意者の数を参考にしてみるのもいいかもしれません。

 

 

英英辞典ですが、平易な言葉で書かれているので分かりやすいと思います。ドラマのスクリプトを使って英語学習をする時などによく用いています。俗語は、自分で積極的に使うことは殆どないとは思いますが、ドラマに出る俗語くらいは、聞いて意味がわかるようにしておきたいものです。

 

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長文を読むための英文法1 まず文型!

単語の意味は分かるのに、文章の意味がわからない。そのような悩みを持っている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような時は一度文型をきちんと考えてみると意味が見えてきます。

中学校で文型をきちんと勉強しなかったという話を時々耳にします。そう言われてみると私も学校できちんと習った覚えはないのですが、幸いにも英語教室に通い始めたころから1に文型!2に文型!という感じで文章を読まされていたので、英語の文章を読む時は常に文型を意識するクセがついていました。

どんなに短い文章でも、どんなに複雑で長い文章でも5文型のどれかに当てはまります。今日は簡単ですが5文型を復習してみましょう。

第1文型(主語+動詞)

S+V

He runs.

主語と動詞で構成されます。
この場合の動詞は自動詞です。文字通り、主語自身が何かの動作をする目的語をとらない動詞です。
目的語も補語もとらないので完全自動詞です。

He runs fast.

このfastは「速く」とrunという動詞にかかっているので副詞ですね。
ですからこの文章も第1文型です。

第2文型 (主語+動詞+補語)

S+V+C

She is a bookworm.

S=Cの関係が成り立っています。この主語の状態などの説明を補っている語を補語といいます。

この場合の動詞も自動詞ですが、第1文型と違い補語をとるので不完全自動詞です。

be動詞の他にも

You look happy.

The young woman became a great teacher.

などという外見や状態、状態の変化などを表すものもあります。

第3文型 (主語+動詞+目的語)

S+V+O

She loves music.

動詞の後に「何を」「誰を」という目的語をとります。S≠Oなので注意!

目的語を取る動詞を他動詞と呼びますが、第3文型の場合は補語を必要としないので完全他動詞です。

補語と目的語の見分けがつかないーーーー!という場合は、まず動詞の後ろに来ているものの品詞をチェックして下さい。

動詞の後ろが形容詞なら目的語にはならないのでそれは補語です。
動詞の後ろが名詞の時、S=動詞の後ろの名詞 となれば補語です。違う場合は目的語です。

第4文型 (主語+動詞+目的語+目的語)

S+V+O+O

I sent you an email.

動詞の後ろに「誰に」「何を」と2つ目的語を取ることができます。小難しいことを追記すると、「誰に」をの目的語を直接目的語、「何を」の部分を間接目的語といいます。

これは中学校時代に

She gave me a book. (第4文型)

She gave a book to me. (第3文型)

といった書き換えがよくテストに出ましたね。to以下は前置詞句なので目的語ではなくなってしまうために第3文型になります。

第5文型 (主語+動詞+目的語+補語)

S+V+O+C

We call him John.

これは私が中学生の時に第5文型の例文として暗記させられたもので、今でもSVOCと言われると真っ先にこの文章が浮かびます。

O=Cの関係になるのが特徴です。

まとめ

本当に簡単な例文で、「こんなの分かるよ!!!」というものばかりですが、基本はこれです。

英文を読んでいて、「あれ?」と思った時は基本に戻って文型を考えてみてください。

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ロイヤル英文法―徹底例解


総合英語Forest 6th edition

2012年こそ英語学習を成功させよう ~「おためし期間」のすすめ~

あっという間に12月。
今年もあと1ヶ月を切り、来年のことを意識する時期になりました。
「来年こそは英語学習を軌道に乗せたい」
そう考えていらっしゃる方も大勢いらっしゃると思います。
今回は、そのような方に向けて、三日坊主に終わることのない計画の立て方のコツをご紹介したいと思います。

年が変われば、「新しい私」?

「今年こそ英語学習を続けるぞ!」
そう意気込んで、結局三日坊主に終わってしまった。そのような経験はありませんか?

新しい年がやってくることで、「やる気」「モチベーション」は最大限にアップしているはずです。
そのような状況で、「あれもやろう」、「これもやろう」と、多くの学習項目を計画に盛り込んで、それで続かなくて投げ出してしまう。

年が変わったら、自動的に「新しい私」になれるわけではありません。新年に好スタートを切るためには、12月、今の段階で動いておく必要があるのです。

「お試し期間」とは

「今からやらないと勝てないのか・・・」
そんなふうに焦ったり、追いつめられたりはしないでくださいね。

私が「今から動くべきだ」と書いたのは、皆さんを焦らせるわけではなく、全く逆の意図なのです。

今月を「お試し期間」として、”気軽に”いろいろな学習項目を試してみてください。
今月はどんなことをやってもいいのです。

気になっていた学習項目にどんどん挑戦しましょう。
そして、どんどん失敗しましょう。

「この問題集は自分には合わないな」・・・やってみてダメなら、さっさと投げだしてしまいましょう。「一日○ページ、この本を読むのはキツイな」・・・だったら、一日の目標量をもっと減らせばよいのです。

私は、何か新しい計画を始める時に、かならず「お試し期間」を設けます。

やるべき項目を、実際に試しながら、調整、削除・追加していく。

実現可能な計画にする、そして学習項目自体をよりよいものにするために、欠かせない期間なのです。

(参考記事: 「作戦」実行のための作戦期間をつくる 2ミリずつ進歩)

12月を「お試し期間」にするとよい理由

新年になってから「お試し期間」を設けても遅くはありません。
大事なのは、実現可能な計画を立て、それを実行できるようにすることですから、「いつじゃなきゃダメ」ということはないのです。

ですが、私は、12月を「お試し期間」にすることを強くお勧めします。

あわただしい12月。あわただしいからこそ、几帳面になりすぎず(失敗を恐れず)に、いろんなことを試すことができます。
そして、「こんなに忙しいけれど、少しずつでも英語学習にも手をつけられている」・・・そのような「いい気分」にもなれます。

「いい気分」と侮ることなかれ。この「いい気分」が、自信を持って英語学習を続けるカギとなるのです。

まとめ ~エンジンをあたためておく~

繰り返しになりますが、新しい年がやってきたからといって、いきなり「新しい私」になれるわけではありません。
英語学習項目で、ゼロしかできなかった人が、新年からいきなり10項目できるようにはならないのです。

「お試し期間」を設けることで、「この項目はできる、これはできない」を見極めましょう。
そして、「見極めのために」と気軽に学習をすること自体も、来年の英語学習のウォーミングアップになるのです。

どんどん失敗しましょう!
動いて確かめましょう!

それを皆さんへのエールとしたいと思います。

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