5月 2013 archive

アウトプットを意識した雑誌選び

英検1級対策として Time、The Economist、Newsweekなどの英文雑誌を検討したものの、どれがいいか迷っていらっしゃる方がいらっしゃるのではないでしょうか。私は英検1級に挑戦する前に、Time、The Economist、Newsweek、日本の英字新聞を比較し、The Economistを選びました。どのような基準で選んだのか、理由を紹介したいと思います。

 

 二次試験のトピックを視野にいれる

英字新聞を定期的に読む、というと”読解対策”と思いがちですが、ただ読むだけではなく、二次試験を視野にいれた雑誌選びを心がけました。購読を始める前は、The Economist は経済専門誌だと思っていましたが、経済問題だけではなく、環境問題、新しい科学技術の紹介、高齢化対策、移民問題、紛争、政治など話題は多岐にわたります。日本の英字雑誌は、国内で起きた事件など既に内容を知っているものも多く、そのぶん読みやすいのですが、Time、The Economistのほうが1級2次試験のトピックに対応するためには適していると感じました。

 

英語で論理的に意見を述べるための土台にする

TimeとThe Economistを比較しThe Economistを選んだのは、記者の考えが順を追って述べられており、結論に至る道筋が分かりやすかったからです。日本の英字新聞や、NYTなどの新聞では出来事は詳細に書かれているものの、記者の考えを知ることはできませんでしたし、Timeは事例の紹介が多いのは良いのですが、記者の考えの道筋が分かりにくいと感じました。二次試験では、英語で論理的に意見を述べる事が求められますが、”英語で”という以前に日本語でも意見を持たなかった自分には、考え方の道筋を示してくれるThe Economistは好都合でした。”本誌ではこう考える、その理由は〜”という部分をそのまま自分の意見として受け入れてもいいし、”いや、それは違うと思う。その理由は〜”と、反論する材料にもなります。ただ単語を調べながら読むだけではなく、アウトプットを意識し、”意見の述べ方”に注意を払うことで、ライティング、スピーキングにも活かせると思います。

 

英語レベル

英検1級単語集の索引をチェックし、1級単語がTime、The Economist、Newsweekで使われる頻度をチェックしました。Time、The Economistでは、meander, abdicate など、単語集に載っている、またはそれ以上のレベルと思われる単語が数多くありました。単語集で覚えた単語は定着率が悪いので、実際に英文を読みながら、使われ方やコロケーションを確認するためには、Time、The Economistが適していると思いました。

 

まとめ

英検1級は問題集を真面目に説いてさえいればいつか合格するという類のテストではありません。1級レベルの記事を数多く読んで読解力を上げ、ライティングや二次試験のためにアウトプットを意識したリーディングが必要になってくると思います。どの雑誌を選ぶかは個人の好みも大きいと思いますが、読みやすさだけではなく、取り扱うトピックの内容や、英語で意見を述べる時の参考となるような雑誌を選ぶと良いと思います。

 

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ご存知ですか?英検関連Podcast

今年度の第1回の英検一次試験も近づいてきましたね。
今日はiTunes StoreのPodcastで購読できる英検関連のPodcastをまとめてご紹介したいと思います。

iTunes Storeので「英検」で検索をかけてみると、5つのPodcastがヒットします。

1.英語上級者への道~Listen and Speak <英検1級・準1級向け>

英語上級者への道~Listen and Speak

まず一つ目は今年の3月末まで英検のオフィシャルサイトにあったTHE EIKEN TIMESというコーナーにあった、中西 哲彦先生、エドワード・スクラグス先生が担当していた英検1級、準1級向けの講座をPodcastとして公開したものです。
過去問を使った講座なのですが、リスニングだけでなく、スピーキングの練習にもなります。
文章のあとにその内容に対する質問もされます。試験の場合は選択肢は印刷してありますが、ここでは自分で答えるようにポーズもあります。シャドウイングや英文の後に通訳する練習などもできるようになっています。

講座の進め方はこちらに詳しくかいてありますのでご参考にしてください。
レッスンの構成

20分ちょっとの番組ですがかなり濃い内容になっています。準1、1級狙いの方はぜひチェックしてみてください。
まだTHE EIKEN TIMESの時に掲載されていたページは残っているので、スクリプトも確認していただけます。
公式サイト

2.英検 Chat Room <英検2級・準2級向け>

英検 Chat Room

こちらは毎月2日、12日、22日(2の付く日)に配信されているPodcastです。
過去問から実際に使われた表現などをちょっと会話風に取り上げていっています。
その他、パーソナリティーのマイケル・リーヴァスさんが英語で質問し、TBSのアナウンサーの女性が英語で答えたりするんですが、よりよい表現になるようマイケルさんが直したりもします。

会話にも使えるような表現があるので、2級狙いの方でなくても興味があれば聞いてみても面白いと思います。
残念ながら5月22日が最終回ですが、アーカイブが残っている分は聞いていただくことができます。

3.英検Presents パックンマックン・海保知里の英語にThank You!

パックンマックン・海保知里の英語にThank You!

こちらも3月末に終了していますが、29回分のアーカイブが残っています。
8分程度の番組が3つで1セットになっています。
1本めはオープニングトークのようなもので、リスナーの質問に答えたりするような和やかな感じです。英語に関連する日本語Podcastという雰囲気。2本目は”In English Please”という回なのですが、テーマを決めてそれについて英語で説明したりしていくものです。3本目はパックンが英語で説明するものは何かということを当てるクイズや、マックンが英作文をしてパックンがツッコミを入れながら直したりします。時々思わず噴き出すような箇所が何度もあってとても楽しいです。

ガッツリ英語のお勉強Podcastというよりも、パックンマックンと海保アナウンサーの掛け合いを楽しみながらちょっとした表現を増やす感じでしょうか。ほぼ日本語ばかりですし、使われる英語も易しい英語なので、初級者の方でも大丈夫です。

4.英検Presents Let’s Read THE NIKKEI WEEKLY

英検Presents Let’s Read THE NIKKEI WEEKLY

ラジオ日経で毎週木曜22:30から放送されている番組で、もう10年続いています。
Podcastとして週1回更新されています。

THE NIKKEI WEEKLYの中から見出しを紹介したり、記事をピックアップして解説していく番組です。
これはかなり硬派です。

グレゴリー・クラーク氏の記事について解説や、重要な表現、実際に役立つような表現の紹介があります。
グレゴリー氏の解説が偏っている、女性アナウンサーの英語がいただけない…などの意見もありますが、iTunesでの評価も高いことが頷けるしっかりとした番組です。
英語だけでなく、政治経済についての知識も得ることができます。初級者の方には少し難しいかもしれません。

こちらのラジオ日経のページで重要用語などが記載されていますので、放送だけで分からなかったものはチェックできます。
Podcastだけでもそれなりに学習できると思いますが、手元にTHE NIKKEI WEEKLYがある方がしっかり学習できると思います。

5.英検と遠山顕のKen’s Cafe ~イディオムで学ぶビジネス英会話~

英検と遠山顕のKen’s Cafe ~イディオムで学ぶビジネス英会話~

最後にご紹介するのはNHKのラジオ講座でも有名な遠山先生のPodcastです。
やはり話し方が上手いので聞いていて心地良いです。

イディオムを実際の会話の中で使いながら覚えていくスタイルですが、説明もお話も面白いので楽しみながら覚えられると思います。
繰り返し使用したり、別の使い方なども紹介してくれたり、最後には聞き取りやすいようにゆっくり話してくれたりしています。
Podcastの説明の箇所にその日とりあげるイディオムがきちんと記載してあるので、肝心のイディオムが何か分からないということもないはずです。

残念ながら2012年で終了していますが、300近いエピソードが残っているのでボリュームとしては十分ですね。
長さもだいたい7,8分ほどのものなので、ちょっとした隙間時間にも使えそうです。

まとめ

残念ながら現在も更新が続いているのはLet’s Read THE NIKKEI WEEKLYだけなのですが、新しいものがないだけですでに完成された音声素材として扱えば良いかと思います。
直接英検に役立つという点では、一番最初の英語上級者への道~Listen and Speakが良いかもしれませんが、すべて無料で聞くことができるので、英検ということにこだわらずに気軽に聞いてみてください。

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国連英検特A級1次試験 対策法について

2013年5月19日(日)。
国連英検特A級の1次試験を受験してきました。
1次試験の受験は、A級の頃も合わせると5回目となります。
国連英検は、過去問などの問題集が本当に少なく対策が非常に立てにくいのですが、現在までの受験経験の中で発見したこと、どのように対策してきたか等を思いつく限り挙げてみたいと思います。

過去問の少なさを補うために

国連英検のホームページで紹介されていた、2013年度版過去問題集がいよいよ発売になったようです。

(※公式ホームページのほうでは販売開始。
Amazonでは記事を書いている5月20日現在では予約受付中販売中となっています)

今回ようやく新しい過去問題集が発売されましたが、国連英検の問題集というのは数自体とても少なく、「問題集を解きながら力をつけていく」という方法が取りにくいです。

そのような中お勧めしたいのが、”英字記事を読む”という対策法です。
あとから詳しく書かせていただきますが、国連英検に立ち向かうための語彙力・読解力をつける上で、非常に有効なやり方です。

「どの媒体を読めばいいか?」ということについてですが、もし問題(過去問)を手元にお持ちの方は大問3、大問6の問題をGoogleで検索してみてください。
そうすることで、どのような媒体の文章を読めばいいか、かなり出題傾向がつかめるはずです。

圧倒的な語彙力が必要

A級と特A級は問題形式はほぼ同じなのですが、特A級になると語彙の難易度が格段に上がります。
私は単語本はBasic Word Listを使い、覚えるべき単語がどのようなものか知るために、チェックリストとして活用するようにしました。

以前、BASIC WORD LISTへの挑戦・実況中継 ~経過報告第1弾~という記事を書かせていただいたことがあり、1周目に552語、2周目に594語と増えてきていました。

今回、試験の直前にもう1周してみて語彙の伸びを測りましたが、785語にまで増えていました。
前回の1次合格から少しタイムラグがあり、また、「785語あれば必ず合格する」という意味ではありませんが、一つの目安にしていただけると幸いです。

また、単語は単語本を見ているだけでは定着しません。覚えるべき単語を知った上で、実際に長文の中で出会っていくことが大事です。

そういった意味では、利用しているカナダの英語学習サイトLingQにて、記事読解を通してアップしていくKnown Words(知っている語彙)の数が、A級合格時の9000台から2倍の19000を越えられたということのほうが、自分の中では大きな意味があると思っています。

I Am Learning English online with LingQ.

圧倒的な読解量が必要・・・だけれども

国連英検特A級では、かなり長い量の長文が5題(各10問の設問あり)出題されています。
120分という試験時間の中で200~250語のエッセイも書かなければいけないことを考えると、読むスピードも相当上げなくてはなりません。
そういった意味で、普段からまとまった長さの英字記事を、テンポよく読んでいく訓練が必要です。

ただ、今回の受験では一つ発見がありました。
今回1次免除期間中だったため、試験の取り組み方について少し実験的なことも行ってみました。
その中で気づいたのが、「長文問題の中には全てを読まなくても解けるものもある」ということです。
例えば大問8は、前後の文脈で考えて選ばなければいけない問題ですから、これはきちんと読まなくてはいけません。
ですが、大問7に関しては、語句の意味の同義語を選ぶ問題なので、必ずしも長文全部を読まなくても(選択肢の前後だけでも)解くことが可能なのです。

決して「絶対に読まないほうがいい」と強制するわけではありませんが、最後まで問題を解き切れない、エッセイまで辿りつかない等の場合には、このようにして削れる時間を削っていくのも一案だと思います。

おわりに

以上が、私が今までにとってきた対策法です。
全ジャンル触れることはできませんでしたが、受験直後の今だからこそ実感する「ここが効いた」、「こうしたほうがよかった」ということについて、ランダムに書き出してみました。

少しでも、今後受験される方のお役にたてれば幸いです。

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英語学習の息抜きに BuzzFeed

インターネット上にあふれる可愛い動物写真、ジョーク、流行りモノ・・・英語学習の合間にネットサーフィンしてしまうとあっという間に時間が経ってしまいます。息抜きも英語でしたい!そんな悩みを解消してくれるのが、BuzzFeedです。

 

BuzzFeedには、真面目なニュース記事もあるものの、ちょっと変わった視点のオリジナル記事、可愛い動物たちのまとめ記事、カルチャージョークなど、気軽によめる記事がたくさんあります。動物まとめ記事などは、写真とちょっとしたコメントの事が多いので、疲れた頭を休めつつ、英文を読むのに最適です。

 

いくつかお気に入り記事を挙げてみます。

例えば、27 Dogs That Will Do Anything For Kids では、子どもたちの為になんでもしてくれちゃう犬たちが紹介されています。

写真とたった1行の説明があるだけなので、楽しみながら気軽に読むことが出来ます。

 

35 Easy Ways To Identify A Southern Woman では、南部の女性を見分ける35の方法が面白おかしく紹介されています。代名詞はY’allだけでいい、というのは大袈裟かなとは思いますが、確かによく聞きますよね…。

 

35 Signs You Were Raised By A Jewish Mother こちらは、ユダヤ教のお母さんの特徴について。

15 Reasons We Love Our Free Spirited Moms では、自由すぎるお母さんたちの様子が紹介されています。

 

 

どの記事もクスっと笑える一言があって癒されます。自分が知っているトピックであれば、”あるある!”というネタに笑えます。アメリカの文化を知らないために何が可笑しいのかわからない部分もありますが、それも含めて英会話のネタとしても使えるのではないでしょうか。

 

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オススメ(してもいいのか迷う)腹筋崩壊単語集

この単語本が発売されてから数ヶ月が経過してしまいました。
事の発端は英語学習者の友人が、とあるSNS上で面白いと教えてくれたことでした。


出ない順 試験に出ない英単語

学習に役立つかはさておき、「とても面白い!!!!」と思ったものの、内容が内容だけにこれを面白いと言ってしまうと品性を疑われるのではないか、今までコツコツと積み上げてきた信用を失ってしまうのではないか、このブログを読んでくださっている方々に軽蔑されるのではないか…と今でも少し不安です。

内容

まずこの本ですが、タイトルに「出ない順」と謳ってある通り、絶対に出題されない英単語→高確率で出ない英単語→普通に出る英単語という順で、それぞれ50語ずつ紹介されています。
トーンはまじめに、アホみたいな単語を紹介しています。そしてそれらはほぼ下ネタです。

それぞれの単語は、イラスト、単語、例文(日本語)、例文(英語)、例文の内容への著者のツッコミで構成されています。

例えば一番最初に取り上げられている単語でご紹介します。

salmon carpaccio (サーモンカルパッチョ)

これが一つ目の単語です。下品でもないので安心してご紹介できます。

この例文が

ボブは笑い過ぎてサーモンカルパッチョが鼻から出ました。
Bob laughed so hard that the salmon carpaccio came out of his nose.

となっており、例文の上には味のあるイラストで、ボブが鼻から出したと思われるサーモンをティッシュの上に置いてどや顔で見せてきている様子が描かれています。

英単語集の例文なのに英文よりも大きいフォントで日本語の例文が書かれているので、つい日本語で先に読んでしまいます。このあたりからもユルさが伝わってきます。
著者のツッコミは無くても良かったと思います。

ネタだけでは終わらせない

サーモンカルパッチョなんて覚えてどうするの??と野暮なことはおっしゃらないでください。カテゴリは「絶対に出題されない英単語」です。

しかし、よく見てみるとこの例文では「so + ・・・ + that ~」の構文が使われていますよね。
単語はさておき、文章自体は使えるのではないか?とポジティブに考えてしまっている自分に気付きました。せっかく購入したのにネタだけで終わらせてしまうのはもったいないという意識も少し働いていたのかもしれません。

もう一つ見てみましょう。

Chocorooms (きのこの山)

ボブは係長が大事にしていたきのこの山を、こっそりたけのこの里に交換した。
Bob secretly replaced the assistant manager’s treasured Chocorooms with Chococones.

きのこの山ってchocoroomsって言うの?ということはさておき、replace を「AをBに取り替える」と使う時には、日本語の感覚だとつい to と思ってしまうかもしれないところを、replace A with B であるということが確認できます。

真面目にやっていると頭に入りにくいことでも、こういう例文だと頭に入ってしまうのは不思議なものです。

リスニングにも効果あり?


なんとこの書籍、CDまで付いています。
日本語、英語とも普通の英語関連書籍と同じようにきちんと収録されています。
ただ、たまに書いてある内容と違う音声があります。説明によると、過剰な集中による脳の血管へのダメージを防ぐために集中力を途切れさせるのが目的とのことです。

著者のサイトで例文を見られるので、必ず買う前に確認してください。
(今回ご紹介したものは非常に上品な部類の単語です。)
出ない順 TOEIC英単語
twitterアカウントもあるので、こちらも見ていただくと参考になると思います。
出ない順 TOEIC英単語 @NISE_TOEIC
こんなお下品なもの買ってしまったーーーー!と後悔するといけませんのでぜひチェックしてみてくださいね。

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ライティング力アップ大作戦  (2)「読んで分かる」と「書いて使える」は違う! 「書くために読む」方法

ライティング対策に力を入れ始めてまだ日は浅いですが、自分がいかに書くことを意識してこなかったかということを実感し大変驚いています。

ライティング、つまりアウトプットの練習をするためには、使いたい表現や述べたい意見を形成するためのインプットが重要となってきます。

私自身、インプットの中心は「読む」ことであると考え、多くの英字記事を読んできました。ですが、そこで蓄積されていたはずの中身が、いざ書こうとすると一向にうまく出てこないのです。

「分かる」表現と「使える」表現

例えば、urgeという単語が後ろに目的語+不定詞という形をとるということ。記事を読む中では何度も出会ってきていた用法でしたが、今までにこの単語をライティングで使ったことは一度もありません。
分詞構文(withを用いた付帯状況を含む)も、読んで訳するのに苦労はありませんが、それを使って書くということは今の自分には難しいように思います。

ライティングの対策を始めて、私自身、「読んで分かる」と「その語・表現を実際に使って書ける」の間にはものすごく大きな差があるということに気づきました。

この差を縮めていくことが、今回の課題であると考え対策を進めています。

「手を動かして」体得する

実は今回、今までにはしたことのなかった学習法を試しています。
それは、記事に出てきている文の中で、自分が使いたい表現が含まれているものを実際にノートに書き写してみるという方法です。

今回実際に手を動かしてみることで、これは「今までには使ったことはないな」ということを実感し、「今度は絶対に使ってみたい」という気持ちが湧きあがってくるのを感じます。

読んでいるだけでは、意味がわかるから頭の中に引っかからず通り過ぎて行ってしまうのですが、書くことで自分の中にしみこんでいく、そのようなイメージを持っています。

使いたい表現を探しながら読む

「これを実際に書くことができるだろうか?」そう思いながら記事読みに取り組んでみると、たった一つの記事にも「この単語を使えたら格好いいな」、「この表現を使って書いてみたいな」と思う単語・表現、文章のスタイルが溢れていることに気づきます。

現段階で、私が実際に注目している3つの点を挙げておきます。

・ディスコースマーカーや意見を述べるための定型表現
・言い換えの表現
・コロケーション

これらを意識することでどのような変化が起きるかについては、随時記事のほうでご報告させていただきたいと思います。

まとめ

出来ていない部分を目の当たりにしたのはショックでしたが、ここが伸びしろであるということを発見できて本当によかったと思っています。

今後、一定期間、「書くために読む」という訓練を続けます。こちらにいい報告ができることを励みに、対策を練り試行錯誤していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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100の願い事 The Wish List

人生は思っていたより短い、そしてやりたいことが多すぎて、何から手をつけていいか分からない・・・。漠然と悩んでいる時に、向井万起男さんの「ウィッシュリスト100の魔法」という記事に出会いました。

 

アメリカで発売されていた、”the wish list”というみんなの願いを集めた本の翻訳版を刊行するにあたり、奥さんとご自分の100の願いを書かれたそうです。なんとなくやりたいと思っていること、希望はたくさんあるはずなんだけど、気づけばどんなにちっぽけな夢でも叶えられていないことが多い。日頃何も考えていないなら尚更。だから100個の願いをリストにして、自分の願いと向きあおう、という趣旨の記事でした。私はこの記事を読んで、自分の悩みは漠然としすぎていて、悩んでいても何も解決出来ないことに気づくことが出来ました。

 

この記事で特に感銘を受けた部分は、

実は私には長年続けている習慣がある。それは1日1回、最低2分間、自分の将来について真剣に考えることだ。どのようなことでもいいし、すぐ先のことでも遠い将来のことでもいい。ある日には来週、また別の日には来年、10年後にやっておきたいことを思い浮かべて、それらを実現する方法をシミュレーションするのだ。

 

多くの人は言われるまで気づかないが、どんなささやかな目標でも、ほとんどの人は実現できていない。そもそも毎日考えたって、すべてがうまくいくわけではない。それなのに何も考えていなかったら最悪だ。しかも考えていれば軌道修正もできるが、考えていなかったらそれさえできない。

 

という部分です。確かに、頭の中漠然とした夢、希望はあるけれども、なんとなく日々を過ごしていたのでは、些細な願いごとすら叶えられそうにありません。例えば、温泉に行ってゆっくりしたいな〜、もっと英語のスピーキングを上達させたい・・と思ってはいても、日々の忙しい生活に流されてすぐに忘れてしまうような小さな願いはたくさんあります。それらの願いを書き出すことで、自分の思いをより明確にすることが出来るのです。

 

”100”という数字にも意味があります。「夢、希望なんていくらでもある!」と、書く前は思っていても、実際に書きだしてみると30個前後で止まってしまいます。”宇宙に行きたい”とか、”100年後の世界まで見たい”など、実現しそうにない夢でもなんでも書けばいいのですが、スラスラとは書けないのです。日頃あまり自分の将来、希望について考えていなかったからだと思います。それを時間をかけてゆっくりと紙と向き合い、100個の願いを考えると、すっかり忘れていた若い頃の希望、読みたかった本、行きたかった場所、欲しかったもの・・・。いったん止まった希望がどんどんと湧いてくるのを感じました。こうして出来上がった100個の願いを読み返してみると、自分の人生の方向性まで見えてくるような、不思議な感覚を覚えました。

 

書きだした100の願いは、1月1日でも新学期始まりでも構わないと思います。そして年初や環境が変わったらまた新しい100個のリストを書きおろし、夢と現在の自分を照らしあわせてみると面白いです。何度ウィッシュリストを更新しても必ず入っている項目、いつの間にか叶っていた項目などがあり、自分が本当に叶えたいことは何かに気づくことが出来ます。

 

願いごとを100個もひねり出すのは、自分の深層心理と対話する作業だと思います。そして忘れた頃に100個の願いを見返してみると、ささいな願いごとだけれどもこれまで叶わなかった希望、無理に違いないと思っていた目標などが思いがけず叶っていることに気づきました。100個を書き出すため、30個以降は脳をふりしぼるように一生懸命考えたこと、時々見返したことで、頭の中でボンヤリしていた希望が現実的となり、実現にむけて具体的な一歩を踏み出すきっかけになったのかもしれません。どうせ実現しないだろうから書くのは恥ずかしい‥と思っていた希望も実現していた事に驚きました。

 

私はこのウィッシュリストの存在を知ったおかげで、自分の夢や将来について毎日少しずつ考える習慣が出来ました。忙しい毎日に振り回されて、何も考える時間がない!と悩んでいた頃は、漠然とした不安感がありましたが、自分の希望を棚卸ししてみることで、知らず知らずのうちに希望を叶えるための1歩を踏み出しているのかもしれません。

 

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洋書を読む楽しさを感じる本 「寝ても覚めても本の虫」

児玉清さんというと「あたっくちゃぁぁぁんす!」とクイズ番組での一コマが一番に浮かんで来る方が多いと思いますが、実は児玉さんは大変読書好きな方です。

書評の番組の進行を務めたり、本の解説文を書いたり、エッセーや書評の連載をされていましたが、今回はその書評をまとた作品「寝ても覚めても本の虫」をご紹介します。


寝ても覚めても本の虫

児玉さんは国内外問わず大変多くの作品を読んでおられましたが、とりわけ海外ミステリーがお好きだったようで、こちらの本の紹介にも「児玉さんの海外面白本探求の日々を一気に公開」と書かれています。

著者は最初は翻訳されたものを読んでいたものの、すでに翻訳された作品を読み尽くして原作に追いついてしまったので原書で読むようになったとのことです。
最初はご自身の英語力を心配しながら読み始めたものの、とにかく読みたいという気持ちが強かったせいか割とスラスラ読めてしまったためにのめり込んでしまったそうです。
これが20年ほど前の話ということなので、今のように簡単にインターネットで情報を仕入れたり、クリックひとつで注文することはできない時代です。海外の雑誌などでベストセラーを探し、海外へ行く度にカバンいっぱいにハードカバーを買い込んで読みまくっていたのですから、ものすごい情熱が伝わってきますよね。

児玉さんは原書で読んでいるので、ほとんど紹介されている作品の原題が分かります。(現代で紹介され、邦題がカッコ書きで書かれているパターンが多いです。)
書評も上品に公平な視点で書かれており、語り口も軽妙で読んでいて心地良いです。何年の何号からという細かい引用ではありませんが、TimeやNYT、Economistで取り上げられていたトピックを盛り込みながら書いてあるエピソードもいくつかあり、氏の情報収集の範囲も伺えますし、とにかく本が好きで好きで仕方ないということがこれでもかというほど伝わってきます。

好きな作家の本は寝転んで読むと決めている児玉さんが、ケン・フォレットの1000ページ近くの作品である「大聖堂」を寝る間も惜しんで寝ながら読んだものの、あまりの重さに読了後に疲労困憊したエピソードや、映画Sayuriの原作を読んですっかり騙されたエピソードなど、終始ニヤニヤ楽しい気分で読めます。
文庫化の際に加えられた第Ⅳ章では実際に児玉さんの印象に残った英文も挿入されていたりします。

今まであまり興味がなかったような作品も思わず読んでしまいたくなって数冊購入してしまいました。著者の声を知っているので、直接児玉さんの声で本を勧められている気分になってしまうのです。

児玉さんは切り絵もかなりお上手なのですが、この本には数点の挿絵もあります。これがまた味わい深いのでぜひ手にとってご覧になって下さい。

日本語の書籍ですが、原作での読書の楽しみがこれでもかというほど伝わってきます。
最後に児玉さんが原作で読む時に感じることを書いていらっしゃる箇所を引用します。
これは、洋書で読書を楽しんでいる多くの方が共感されるのではないでしょうか。

黙読しているときに、さっと頭に浮かぶ解釈とフィーリングには、えもいわれぬ味わいがあり、しばしその感覚に恍惚となってしまう。この至福を誰かと共有したいと懸命に日本語にしてみるのだが、想像力と才能に欠けているせいか、訳してみたとたんに、原文の光彩が消えてしまうような気がする。これはいったいどうしたわけなのだろう。これまで何度かそういう経験をしてからは、ひとりで密かにこの感覚を愉しむことになってしまっているのだが、本当にそれはもうぞくぞくするような愉しさなのだ。

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