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11月 2010 archive

英検準1級二次試験 ナレーション対策

前回までは英検1級の二次試験対策についてお話をしてきましたが、今回から2回シリーズで準1級の二次試験対策について書いていきます。

試験概要

4コマで構成されるイラストのストーリーを説明し、そのストーリーに関する質問に答える。

試験の流れ

入室

フリーカンバセーション (2,3問)

準備 (1min)

ナレーション(2min)

質疑応答(4問)

ナレーション対策

初めて二次試験を受験されるかたにはまず旺文社から刊行されている英検準1級二次試験対策予想問題できちんと流れを掴むことをおすすめいたします。

この問題集には10問の練習問題、面接カード(10問分)、音声素材があるだけでなく、面接の流れやフリートークの準備に関することまで取り上げられているので、初めての受験で何が何だかわからない方の不安も解消するはずです。

2分間で4コマのストーリーを説明するためには、単純計算で1コマ約30秒必要です。
目安としてそれぞれのコマの「場面の状況説明」「人物の動作・心情の説明」を一文ずつは必ず言うようにするといいです。
問題集にはナレーション作りのコツも書いてあるので、それを参考にして自分の言葉で説明できるようにします。問題集には模範解答が掲載されていますが、余程話し慣れていないとあの内容を2分で言うことは難しいのではないでしょうか。決して丸暗記しないようにしてください。

自分が当日に1分間で構成を考えて2分間でナレーションできる内容はどの程度なのかを知ることも必要なので、練習の段階で模範解答を暗記してばかりいてもあまり意味はありません。
緊張して、焦って、どうにもならない時に口から出てくる言葉は、自分で一生懸命考えて自分の物にした言葉だけなのです。

問題集の丸暗記はお勧めしませんが、模範解答中の便利な表現や語彙は使えるように練習しておくと良いです。場面の切り替えや、感情表現は参考になるものがたくさん使用されています。

出題されるテーマは意外と身近なことについての話が多いので、新聞の四コママンガを英語で説明してみたり、自分の行動や感情を心の中で実況中継してみたりするのも一つの練習方法です。

まとめ

自分の言葉できちんと表現する力を付けることが必要です。
日常生活からかけ離れたような内容はほとんど出題されていないので、「◯◯さんがこういう状況で困っている」などという普段使いそうなフレーズをきちんと表現できるように、日頃から身の回りのことを英語で説明できるように練習しておきましょう。

英検1級 二次試験対策 その6:学習モチベーションの保ち方

英検1級のスピーチ学習。

何をしたらいいのか分からずに、途方に暮れてはいませんか?

程度の差はあれ、一次試験合格の知らせを聞いた後、そのような状態に陥るのが普通です。

今回は私自身、そのような状態をいかに克服したのか、書いてみたいと思います。

一次対策と二次対策の違い

二次試験の対策を手探りながら始めた時に最初に感じたのは、学習の最初の一歩を踏み出すのが難しいということでした。一旦勉強をやりだすとしなくちゃいけないことはいくらでも思いついてエンジンがかかるのに、出だしがものすごくつらい。最初の部分のとっかかりがそれなので、毎日学習を始めることが憂鬱でした。

振り返って思うのが、一次試験対策と二次対策の内容の違いです。

一次試験対策時、私はノルマ表という学習チェックリストをつけていて、スムーズに学習を進めることができました。それが二次対策では、ノルマ表が作れなかったのです。

一次試験の対策は、問題集○ページ、ディクテーション1セット(だいたい30分くらい)、記事の読解を○個などと、すべき内容がはっきりしていて、さらに終わったということを実感しやすい(ノルマ表にチェックする=達成感を味わえる)のです。それが、二次試験になると、○ページ、○分などと数値化・具体化しにくいのです。

スピーチを○個と数えようにも、それが数日に渡ったり、途中で別のスピーチを作り出したりして、なかなか一つの作業を完成することができない・・・。焦る気持ちが募るばかりでした。

どのように達成感を味わうようにしたか

先ほど「達成感」という言葉を挙げました。私は、勉強を続ける一番の原動力となるのは、この「達成感」だと考えます。ノルマ表が使えないのならば、なんとか他に方法を考えなくてはいけない。達成感を目に見える形にするために、私がとった方法は、以下のようなものでした。

  • 進捗ノートをつける

取り組んでいた内容をとにかくすべて書きだしていきました。この時点で、自分がやったことが目に見える=達成感を味わえる、はすでにクリアされていました。

そして、進捗ノートには思わぬ効能が。書きだすことによって、次に何をしなくてはいけないかが目に見えて残るのです。私はこのノートをTodoリストとしても活用するようにしました。

  • やるべきことを具体化・細分化する

進捗ノートをつけたことで、自分が今何をすべきなのか次第にはっきりとしていきました。そして、やるべきことをどんどん数値化していくことができるようになったのです。

・スピーチ録音→録音したものを聴く→反省点を書き出す→さらに録音(約30分)
・新聞やTVで見つけた、ネタとなるような内容を、英作文してみる
・過去問トピックの関連分野の記事を読む(○記事)
・ネィティブ添削をしてもらう用のスピーチ原稿を書く(30~1時間)

やるべきことがはっきりすれば、すきま時間でも学習に取り掛かることができます。そして数値化することで、○記事に取り組んだ、○個のネタが出来上がったという達成感を味わうことができるのです。

まとめ

私は二次試験の学習を通して、多くのことを得ました。時事問題の知識や英語そのものについてはもちろんのこと、このような大きな問題に立ち向かう力、計画を立てて実行する力もそのうちの一つです。

1分1秒も無駄にしたくない、けれど何をすべきかわからない・・・そんな気持ちになった時は、ぜひ上記の方法を試してみてくださいね。

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