今回は自分で空欄穴埋め問題を作ることができるアプリ、AnkiBlankをご紹介します。
どんなアプリ?
このアプリは、自分で打ち込んだ文章の好きな部分を消したり表示させたりして暗記やその他の学習に活用しようというものです。
まずはユーザー登録
データは自分で入力できるのですが、iPhoneからは入力できません。すべてWEB上で行います。
そのために公式サイトでアカウント登録する必要があります。
メールアドレスだけで簡単に登録できます。
こちらで入力すると確認メールが送られてくるので、登録確認をしてから使えるようになります。
アカウントを作ったら、アプリ側の「設定」でアカウント設定をします。
カードの作り方
まず先ほど取ったアカウントでログインし、デッキというフォルダのようなものを作ります。
カードにはタイトル、問題、解答の3種類を入力できます。
試しにちょっと入力してみました。
これでもう完了です。
デッキは最大100個まで作成でき、一つのデッキに100枚までカードを登録できます。
アプリの使い方
基本的な使用方法がこちらの動画で丁寧に説明されています。
[youtube http://www.youtube.com/watch?v=FacHLv6855E?rel=0&w=500&h=375%5Dディクテーション用素材を作ってみた
単語以外にもディクテーションにも使えるとのレビューを見てさっそくカードを作ってみました。
WEB上で音声にスクリプトが付いているものを選び、スクリプトを貼り付けてカードを作ります。
(今回は 60 Second Science のこの記事を使ってみました。)
作ったものをiPhone側で同期するとこのように表示されます。あとは音声を再生して聞き取りチェックです。バックグラウンドで音楽を再生できるので、iPhone一台で完結できます。
ただ、1000文字以上は貼り付けられないので長いものの場合はカードを分ける必要がありますが、カードの移動はスワイプで簡単にできるのでものすごく不便な訳でもなさそうです。
難度に合わせて、一部だけ隠すようにもできるので調整が自由です。
実際に書き取る訳ではないので、ディクテーションというよりも聞き取り確認のような感じですね。
感想
CSVもインポートできるので、大量のデータを読みこませるのも簡単です。
公式サイトでもCSVを配布しているのですが、まだ2つしかなく、現在ESL Podcast.com に出てくる単語や用例を掲載交渉中のようです。
個人的にはこのようなアプリを使うためのデータを作ることに時間をかけてしまうのは好きではないので、こうやって配布されるCSVデータが豊富になるとありがたいです。
学習のためにすでにExcelなどでデータをすでに作ってあるなら、形式を合わせる必要はありますがすぐに利用できますね。
カードの内容をTwitterに投稿したりメールで送信もできるので工夫をすれば学習者同士で色々できそうです。
英語だけでなく日本語など他の言語も問題なく使えるようなので、英語学習以外にも利用できて使用範囲は広いのではないでしょうか。
使用制限はありますが無料版の AnkiBlank Lite – もあります。iPad版もあるので、そちらの方が使いやすいかもしれませんね。
単語の暗記にはフラッシュカードのようなアプリもありますが、文章ごと暗記したいものにはこのアプリが便利だと思いました。