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リスニング3000時間の感想

英語を1000時間、2000時間、3000時間聞いたらどのような変化が起こるのか・・・。ちょっとした好奇心から計測を始め、6年目にして3000時間を超えましたので、3000時間リスニングで気づいたことをまとめてみます。

 

 リスニング時間の内訳と聞こえ方の推移

現在までのリスニング時間は3200時間。だいたい年500時間〜600時間とゆっくりめのペースなので、それほど負担にはなりませんでした。内訳ですが、最初の100時間はSpotlightやVOAを主体としたスクリプト付き音源を聞きました。中級時にEnglish Journalを360時間、オーディオブックが1700時間です。その他の1000時間は、Podcast やスクリプト無しのドラマ、Khan Academy教材などです。聞き流し時間は含んでいません。英検1級取得時のリスニング時間は1162時間、年1回、3年目まで受けたTOEICのリスニングスコアは、475→495→495で推移しました。

 

SpotlightやVOA Special Englishなど、90語〜120語/分のゆっくりめの英語は最初の100時間目で聞き取れるようになりました。CNNやBBCなど、普通のニュースがほぼ聞き取れるようになったのが800時間程度、ベストセラーのオーディオブックが完全に聞き取れるようになったのもこの時期でした。1500時間〜2000時間目の変化としては、ドラマによっては字幕なしでも95%以上聞き取れるものが出てきたこと。ティーンエイジャーが話す英語は半分程しか聞き取れませんが、映画やドラマによっては全部聞こえるものも出てきました。

 

リスニング学習のポイント

1. 意味が分からないものを聞き流しても聞き取れるようにはならない

本格的に英語学習を始める前、スクリプトを見ずにBBCやCNNを聞き流していましたが、一日中聞いても聞き取れるようにはなりませんでした。聞き取れるようになったのは、最初の3ヶ月、100時間目までをスクリプト付きの音源を使い、文字と音が一致するまで何回も聞いたからだと思います(具体的な方法はコチラ)。3ヶ月間でVOA Special Englishが聞き取れるようになってから、易しめのヤングアダルト向けオーディオブックで多聴を始めました。もし聞き取りの基礎が出来ないまま多聴を始めていたら、非常に効率が悪かったのではないかと思います。

 

2.  多読、ボキャビルも並行して勉強した

ラクに読めないものが聞こえるはずもなく、読むことの重要性を痛感しましたので、リスニング学習を始める前に多読を開始しました。最初の頃は、読める記事よりも少しレベルを落としたものを聞いていました。読めるレベルが上がるにつれ、リスニングで聞こえる範囲も広がっていったので、リーディングとリスニングを同時に鍛えることが大事だと感じました。また、ボキャビルも並行して行うことで、覚えたばかりの単語がリスニングでも出てくる→記憶に定着する、という好循環が生まれました。

 

3. 毎日聞く

リスニングが出来ないと嘆いていた頃、実際のリスニング時間は月10時間も満たなかったと思います。聞きとれない教材を繰り返し聞くのが苦痛で一日10分も続けられなかったのですが、スクリプト付きの音源を毎日リスニングをするようになってからは、聞けば聞くほどリスニング力が上がってくることを実感しました。月10時間で年120時間と、年600時間ペースでは、3年間で1440時間もの差が開きます。リスニングを習慣付けることが大事だと感じました。

 

リスニング3200時間目の感想

最初の100時間目までは大変でしたが、かけた時間以上のリターンが得られました。字幕がないTEDビデオやドラマを敬遠することはなくなりましたし、英語での会議や質疑応答なども余裕を持って臨めるようになりました。100%聞き取れなかったらどうしようと心配する必要はありません。全く聞き取れなかったらどうしようもありませんが、9割聞き取れたなら聞き取れなかった部分は聞き直せばいいと、気持ちの持ちようも違ってきます。

リスニングがある程度出来るようになってくると、机に座って勉強する時間が取れなくても、通勤時間や単純作業中に耳さえ空いていれば英語のインプットが出来るというメリットもあります。英語で得られる情報の量が圧倒的に増え、英語を勉強していて良かったと心から思えるようになりました。今後、どのような状況でも100%聞き取れる状態になれるかどうかはわかりませんが、これからもリスニングを続けていきたいと思います。

 

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今すぐ英語学習に集中できるようになる7つの方法

「英語学習をしようとして、机の前に座ったのに、なかなか始めることができない。」
「いざ始めても、違うことが気になって、集中力が途切れてしまう」

英語学習をしている中で、そのようなことにお困りの方はいらっしゃいませんか?

今日は、「今すぐ英語学習に集中できるようになる7つの方法」と題し、日ごろ私が英語学習の中で実践している方法をご紹介したいと思います。

学習に取り掛かれない/集中できないパターンとその対処法

今回の記事では、それぞれパターン別に、始められない/集中ができない原因と、その対処法について書きたいと思います。

【違うことを始めてしまう】

英語の学習にネットを利用されている方は多いと思いますが、ぼんやりと立ち上げてしまうと、違うことを始めてしまいがちです。

ネットでの第一学習項目を決めましょう。 (方法 その1)

できれば、1〜3分くらいで気軽にできる単語テストなどで、自分の中の英語学習のスイッチを入れるようにするといいですね。(ウェブリオの単語テストタンゴリキなどがお勧めです。)

【今していている学習に集中できない】

この場合、二つの理由が考えられます。

まず一つ目。

学生時代にも、「試験勉強をはじめると部屋の掃除がしたくなる」など、違うことがやりたくなってしまうことがなかったでしょうか?
何かしたいこと、やらなくてはいけないことが思い浮かんだとき、それを忘れてしまうのが嫌で、ついついその場で取り掛かりがち。
勉強を始めて、何かほかにしなくちゃいけないことが思い浮かんだら、まずはあとからそれをできるように、メモ帳でも何にでもいいので、書き出しておきましょう。 (方法 その2)

そうしておくことで、学習が終わってから取り組むことができます。

二つ目は、学習項目自体に不信感がある場合です。

「これをやっていて、本当にいいのだろうか?力が伸びるのだろうか?」
そう感じてしまうと、他の学習方法(項目)に目移りして、目の前の学習に集中できなくなってしまいます。
先ほどの例と同じように、気になった項目をまずは書き出しておくのも一つの手なのですが、こちらのほうはより問題が深刻です。

このような場合、自分の学習計画(試験期間までなど、1〜数ヶ月単位の中・長期計画)をしっかりと見直し、「今はこの項目に集中していて大丈夫」と、自分を納得させてあげる必要があります。 (方法 その3)

【何に手を付けていいのかわからない】

これは、現在、国連英検の試験対策という、初めてのことに取り組んでいる私が、リアルタイムで感じていることです。

今の時点で、自分がしていることは以下の2つです。

一つ目。まずはとにかく学習を始めてみること。 (方法 その4)

どのように計画、方針を立てたらいいのかわからない場合、いくら頭の中で考えていても、素晴らしいアイデアは出てきません。

何か一歩踏み出すことで、その関連の分野でなにをすべきかなど、数珠つなぎで出てくるものです。

(1つも何をしたらいいのか分からなければ、合格者のブログや書籍を参考にし、その中の項目から始め、自分なりのアレンジをして行くのも良いと思います。)

そして、二つ目は、毎朝その日の学習項目を、todoリストに書き出すこと。 (方法 その5)

一つ目で書いたように、手探りで学習項目を探っている状態ですので、やらなくてはいけないことはかなりぼんやりとした状態です。

毎日、それを具体的な学習項目(どの記事を読む、どのテーマで英作文をする、どの本に何ページ取り組む)に落としこむ必要があります。

【手元に学習の用意が揃っていない】

学習用の蛍光ペンがない、あの本はどこへ行った?など、手元にないことで、時間のロスをするのはもったいないです。

学習グッズの定位置を決めてあげましょう。 (方法 その6)

【スキマ時間を活かすことができない】

スキマ時間に学習をしようと思った場合、「何からやろうか」から考えていると、結局手を付けられずに時間終了となってしまいがちです。

「3分ならこれ」「10分ならこれ」など時間別、または「PC前ならばこれ」「移動中ならばこれ」など場所別に、スキマ学習専用のリストを作っておくのもいいですね。 (方法 その7)

おわりに

今回見てきた通り、スムーズな学習を阻むいろいろなハードルが、存在しています。
それらは、「やる気さえあれば勉強できる」「とにかく頑張ろう」など、精神力だけでは乗り越えてはいけません。

「何をしたらいいのか分からず、気づいたら試験が間近にせまっていた」

試験対策をしている中で、それで時間のロスをしてしまうのが、一番もったいないことです。
(もちろん、試験対策中でない方にとってもそうです)

自分が集中できない原因を見つけて、対策法を練る。

今回の記事が、皆さんのヒントになれば幸いです。

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英語をめぐる冒険

 

英語学習を始めた頃、思うような効果が得られず、モチベーションが上がらない時期がありました。始めて2〜3ヶ月かそこらで目に見える成果が上げられなくても、焦らずにじっくりと学習を続けられればいいのですが、初心者の時ほど自分のやり方に自信が持てずに悩みました。そんな時、岩村圭南先生の”英語をめぐる冒険”を読み、焦らず、悩まず、諦めずに英語を続ける勇気をもらいました。

英語オタクだった学生時代

英語をめぐる冒険 は、NHKラジオで英語の講座を担当していらっしゃった岩村圭南先生の自伝的エッセイです。”徹底トレーニング英会話”は2ヶ月程度で挫折してしまったのですが、”英語はトレーニングだ!”と毎回繰り返されるメッセージに心惹かれ、この本を手に取りました。

アメリカのテレビドラマが大好きだった小学生時代から、言葉そのものに興味を持ち始めた中学生時代、愛読書は英文法本だったという高校時代まで、英語オタクの名にふさわしい没頭ぶりです。”好きこそものの上手なれ”と言いますが、何か打ち込めるものを見つけた時のエネルギーたるやスゴイものを感じます。当時はネイティブスピーカーの英語を聞く機会などなく、浅草の仲見世でアメリカ人観光客の尾行をするくらいしかネイティブスピーカーと接触するチャンスはなかったそうです。

 

大学院留学〜本当の冒険の始まり

大学を卒業してすぐ、ミシガンの大学院への留学が決まり、英語漬けの日々が始まります。聞いて、話して、読んで、書く、その全てが英語という生活です。大学院の授業だけでなく、身の回り全てのことに興味を持ち、なんでも英語で言えるようになる。猛烈なやる気、モチベーションに圧倒されました。本物の”努力”がどういったものであるのかを知ることが出来ました。努力というと、”血の滲むような努力” と涙なしでは語れないど根性系のイメージがありますが、岩村先生の英語に対する取り組みは、好きなことに没頭した結果であり、辛さは微塵も感じられません。教科書や文法書にとどまらず、なんでも興味を持って、好奇心を刺激する英語の学習法を見つけるということが大事だと感じました。

 

中学・高校教員時代

使える英語力を身につける、をモットーとしていたものの、筋金入りの文法オタク。つい長々と文法の説明をしてしまい、生徒はただ聞いているしかありません。いくら文法的なしくみが分かったとしても、使えなくては意味がないと実感してからは、例文を声に出して読み、繰り返し書く練習をさせる、トレーニングタイプの授業に変わっていきます。次々と新しいアイデアを試し、自作の英会話カセットを自宅学習用として生徒に配布したり、生徒の自宅に電話をかけて英会話をしたりと、13年間の間に実に様々な試みをされています。授業での説明だけに留まらず、あの手この手で生徒たちに英語を使ってもらう、使える英語力を身につけてほしい、という強いメッセージが感じられるエピソードでした。

 

練習は決して裏切らない

岩村先生は、”自分らしい英語。自分の気持ちや考えを自分らしい言い方で表現できる英語”を目指すことを勧めていらっしゃいます。実際のラジオ番組でのメッセージがいくつか挙げられていますが、その中で特に印象に残ったのが、

・毎日努力すれば毎日上達します。

・空き時間がある時は必ず練習しましょう

・もう言い訳はいりません。練習すればいいのです。

・練習する時には集中しましょう。

という言葉です。”頑張っている(つもり)けど、なかなか上達しない・・・”と悩んだ時。悩んでばかりで実際には集中して勉強していないのではないか。練習を怠ってはいなかったか。うだうだ悩んでいる暇があったら練習しよう!と思わされるメッセージです。

 

焦らず、悩まず、諦めず

先生から読者へのメッセージは、焦らず、悩まず、諦めず。少し練習したくらいで、すぐに結果が出ると思ってはいけない。悩むくらいなら練習しろ。せっかく始めた練習を途中で投げ出すのが一番よくないので、短時間でもいいのでとにかく毎日続ける。この3つを心に留め、モチベーションが低下した時に思い出すと良いのではないかと思います。

 

私は英語学習初期にこの本を読んで、自分がたいした努力もしていないのに悩んでいた事に気づきました。

もし、モチベーションの低下に悩まされているのなら、この本を読んで岩村先生の熱意に感化されてみては。

 

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”戦略的” 英語学習計画のススメ - その1:計画を立てることは楽しい

皆さんは、英語学習をする際、どのように計画をたてますか?
計画と一口にいっても、「問題集を1日○ページ解こう」という短期的なものから、「英語を使って自分が何をしたいのか」、それを見据えた上での長期的学習計画まで、さまざまな計画があると思います。
今日お話しさせていただく「計画」は、長期的計画を指します。

これから数回に渡り、”戦略的” 英語学習計画のススメというシリーズで、「計画」の重要性、立て方、実行の方法などをご紹介していきたいと思います。

「楽しく学習していたら、力が付いていた」のワナ

巷では、「楽しく学習していたら、力が付いていた」というような、魅力的なフレーズを謳う学習教材なども売られています。
「楽しく」の魔法は、そういう教材に限らず、学習法としても流行しているように感じます。
「楽しく海外ドラマを見ていたら、英検1級に合格した」
そのようなことを聞くと、つい真似してみようという気になってしまう方も、少なくないのではないでしょうか。
私は、海外ドラマで学習をすることや、実際にそれで1級合格された方を否定する気は一切ありません。
しかし、これから英検合格を目指そうという方が、「楽しく」の部分にだけ魅かれて、その方法を選んでしまうとしたら、ちょっと待って考え直して欲しいと思うのです。

「楽しく学習していて、気づいたら、目標達成していた」
楽しむのはもちろん素晴らしいことですが、そうしていれば「気づいたら自動的に」夢がかなう、そう誤解して欲しくはありません。

「楽しさ」は自分で作ることができる

学習の内容自体に、「楽しい」「楽しくない」があるわけではありません。
「洋書やドラマで勉強するのは楽しい。問題集で勉強するのは楽しくない。」
そうではないのです。
実際、私自身、現段階では正反対の状況になっています。

「問題集で勉強するのが楽しい」
なぜ楽しいかというと、自分の立てた目標(現在、国連英検取得を目指しています)に対し、その実現のための計画をたて、それに従って自分が歩みを進めているのを実感することができているからです。

この楽しさは、一言では言い表せないほど、充実感・持続感のある楽しさです。

自分がこの単語を覚えること、この問題を解くことが、目標・夢の実現につながっている。
それを自覚しながら、学習するのとしないとでは、内容の身に付き方、効果のほども、大きく差が出てくるのです。

計画を立てるためのファーストステップ

計画を立て、実行することで、そのような楽しさ(充実感)を感じることができる。
そして、学習内容の身に付き方も変わってくる。
計画を立てることの重要性・メリットを、今回ご理解いただけたと思います。

「では、さっそく計画を立ててみよう。」

ちょっと待ってください。

長期的計画を立てる上では、自分が英語を使って何をしたいのか、それをはっきりさせることが大変重要になってきます。

次回の記事では、「自分が英語をつかって何をしたいのか」、それを見つけるヒントをご紹介したいと思います。

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リスニング基礎体力作りのために

忙しくてなかなか英語を勉強する時間が取れない、スキマ時間を有効活用できていないとお悩みの方に、リスニング力を早期に鍛えることをオススメします。その理由は耳からのみで英語を理解できるようになることで、耳が空いている時間を有効に利用できるようになるからです。仕事や家事で忙しくて何時間も机に座って勉強する時間がない方でも、5−10分ずつなら”ながらリスニング”する時間はひねり出せるのでは。そんな時、ちょっとしたpodcastを聞いてそこから新しい単語や表現をピックアップしたり、情報を得られることが出来たらありがたいですよね。そんなスキマ時間を一日何回か積み重ねたり、通勤中など他に何もできない時間をリスニングにあてることで、英語に触れる時間が飛躍的に増えることでしょう。リスニング力を向上させるには早いにこしたことはありません。今回は私が自分で試して有効だった方法を紹介したいと思います。

 

 

易しい多聴素材を作る

ほとんど聞きとれない素材をただなんとなく何時間も聞いても、得られる情報は多くありません。学習を始めたばかりのころは、効率良く学習するためにはよくわかる素材を繰り返し聞くほうが効果が大きいと思います。そうはいっても、学習初期のころに耳だけで聞いてわかる素材ばかりであれば苦労はしません。またVOA Special Englishなどの超初心者向け素材だけではつまらないと思います。そういう場合は、最初からわかる素材でなくても、”わかるようにしてから”易しい多聴素材にするのです。

私の場合は、前述のVOAから易しい素材をいくつかピックアップする他に、Interesting Thing of the Dayという、当時の自分にとってはChallengingではあるけれども面白い素材を選んでまずは精読しました。新出単語のチェックを行い、意味が分かるまで読み込んだら音声と文字が一致するまで30回ほど聞き込みます。この時は特に文字と音の一致に集中しました。そしてナレーションの速さでスラスラと目が文字を追えるように繰り返し聞きます。また、音声なしで黙読してよどみなく読めるまで繰り返し黙読しました。このような精読素材を易しい素材、難しめの素材あわせて月に10個ほど勉強しました。最初の1ヶ月で記事の中に出てきた単語も全て覚えます。あまり一つの記事にこだわり、完璧にするまでやり込むのではなく、あくまでも次の月の多聴素材にするための準備ですので、あまり1つ1つにこだわりすぎないように注意してください。

そして次の月の精読素材10個に移る時、1ヶ月やりこんだ素材を多聴素材にまわすのです。前の月にかなり読み込んでいますので、文章の意味もわかりますし、単語も全てチェック済み。耳からだけで聞いて聞きとれる状態です。この状態の素材10個を30分〜60分のプレイリストとしてまとめて繰り返し繰り返し聞きます。車の中など一人でいる時はシャドーイングもしました。前月の精読で1ヶ月、次の月の聞き込みで1ヶ月。ここまでくれば、さすがに聞きとれないということはなくなりました。また同時に次の月に使うために1ヶ月かけて10個の素材を精読して・・・ということの繰り返しです。1ヶ月で精読記事10個、多聴素材10個を同時に抱えている状態ですが、この10個ずつを2ヶ月かけて完成させる予定だったので、あまり負担はかかりませんでした。

単純な作業の繰り返しですが、これでかなり耳が鍛えられました。文字と音の一致作業を繰り返すことで、聴き取れる範囲が徐々に増えてきますし、多聴素材として一ヶ月同じものを聴きこむことで英語のリズムが身につきます。またシャドーイングでナレーションと同時に声に出すことで、英語らしいイントネーションも学ぶことができました。

どんな素材を選ぶか

多聴に使用する素材は、出来れば3分以上の長さがある記事系のものがオススメです。単語帳の例文の読み上げをリスニング素材として選ばれる方も多くいらっしゃるようですが、ちょっと聞きのがしても次の文章から復帰できる例文集とは違い、ある程度の長さがある記事をリスニングするには集中力がいります。また文章を左から右に返り読みしない訓練も同時にするためにはまとまりのある長さのものが良いと思います。最適な素材のレベルは人それぞれですので、何が一番いいとは言えませんが、こちらの記事などを参考に精読&リスニング素材を探してみてください。

 

 

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夏休みに洋書を読んでみませんか?

ヴァーチャル夏休みに洋書を1冊読んでみませんか? 長年英語を勉強しているのに、洋書を1冊も読んだことがないという方。いきなり100万語に挑戦!と意気込まなくてもいいのです。とりあえず最初の1冊を読んでみたら新たな発見があり、今後の英語学習にも良い影響を与えてくれるかもしれません。

”英語学習”の不思議

長年英語学習をしているのに、洋書を自主的に1冊も読んだことのない人が結構多いことには驚きます。問題集や解説書、試験対策本などは本屋に溢れているのに、参考書コーナーよりも洋書コーナーが充実している本屋さんは稀です。英語の”学習”というと、参考書を読み、演習問題を繰り返し解くのが効率的と考えている方が多いからではないかと思います。
また、洋書に取り組むのは”○○の試験に受かってから”、”TOEICで900点を超えてから”という意見も見かけますが、洋書を読んでいたら試験に受からない、ということは決してありません。ましてや、試験に受かってから、〇〇点取ってからと言う人に限ってなかなか受からない人ではないかとさえ思います。多読を勧められたからといって、多読しかしてはいけないという決まりはありませんので、今やっているメニューに洋書読みを加えるのは決してマイナスではありません。

洋書を読むには体力がいる

洋書を読むのには体力がいります。初めて洋書にチャレンジすると息切れがして、簡単な本でも集中力が持たないと感じます。大学入試の長文読解やTOEICの長文問題でも1題読むのにおよそ5分から長くても10分程度。だいたい1つの試験で2−3問は長文があるとしても、1つのテーマを20分以上続けて読むような機会を持つことはあまりありません。また、問題文の先読みをして、該当箇所だけを読めば解答できる試験問題と違って、読書ではそのようなテクニックを使う必要がありません。文章を頭から順を追ってストーリーを把握しながら読むには、ある程度の慣れが必要だと思います。これは一長一短に身につくものではなく、腕力や腹筋とは違う類の”体力”ですが、ある一定の時間、文章を読む練習を続けることで身についてきます。

やさしい本をたくさん読むことのメリット

私が洋書多読で感じた一番最初のメリットは、英語を読むことに抵抗がなくなったということです。100万語も読んでそれだけ!?と思われるかもしれませんが、この”抵抗感”を無くすことこそが最大の長所だと思います。長文を読んで”ウッ”と詰まるような心理的圧迫感さえなくなってしまえば、あとは本でも雑誌でもネットの文章でも自分の好きなものを好きなように読むようになります。まずはある程度のまとまった量を継続的に読み始めることで、”思っていたよりも読めないのはなぜか”、”早く読めないのは返り読みをしているからではないか”など、改善すべき点も見えてくるのではないかと思います。

洋書を読むのは英語が出来るようになってから・・と先延ばしにしていてはいつまでたっても読めるようにはなりません。とりあえず最初の1冊にチャレンジしてみる。続けるかどうかはそれから考えてみてもいいのではないかと思います。

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ディクテーションを始めよう (書き取り編)

前回に引き続き、ディクテーションの方法についてご紹介していきます。

前回は素材選びについてお話しました。今回は実際にディクテーションを始めてみましょう!

何度も何度も聞いてみる

まず一度素材を通しで聞いてみて全体の流れ、内容を把握します。
そしてさっそく書き取っていきましょう。

書き取る紙は何かの裏紙でもノートでも何でもOKです。私はノートに書き取っていき、後で自分が間違えやすいところをチェックできるようにしていました。(振り返って「これだけディクテーションやったんだ!」と達成感を味わうこともできました。)

書き取る時に音声を一文ごとに止めていってもいいですし、リピートで流し続けながら書き取れることろだけどんどん書き取っていってもどちらでもいいです。私は音声を止めずに流しっぱなしにして書き取れることをバラバラでも良いので書き取っていきました。

ここで、数回聞いて「完成!もう聞き取れない!」と終わりにしないでください。
何度も何度も繰り返し聞いて何とか思い当たるものを書きだしてください。知らない単語も使われているかもしれませんが、発音から予想して書いてみてください。
聞き取れない箇所でも、文章全体を見てみると、文法的に考えて解決できるところも出てきます。そして聞き取れている場所でも、前置詞を落としていないか、時制は正しいか?などといった文法的な観点で見直してみるという方法もあります。
答え合わせをする前に、このような方法で自分なりの見直しをしてください。

まとめ

一つの素材にしつこく食らいついてください。
素材によってはゆっくりめに読んでいるものが付いていたりしますが、慣れてきたらなるべく通常スピードでディクテーションするようにしてくださいね。

ただ聞こえる物だけを追っていくのではなく、総合的に考えてディクテーションをすることで、リスニング以外の力も研ぎ澄ませていきましょう。

次回は答え合わせとその後のことについてご紹介いたします。

参考


速読速聴・英単語Core 1900 ver.4
準1級受験前はこちらを利用していました。ゆっくり音声も別に収録されています。
他にもBASICやADVANCEDなどレベルがあるので、自分にあったレベルを選ぶことができます。(上級向けのものにはゆっくり音声は収録されていないので、ご購入前にはお気をつけ下さい。)


CNN ENGLISH EXPRESS (イングリッシュ・エクスプレス) 2011年 06月号 [雑誌]
1級受験前はこちらを利用していました。
ニュースダイジェストは短いので始めたばかりの人には取り組みやすいです。


100万語聴破CDシリーズ 特別巻 歴代アメリカ大統領ベスト・スピーチ集
ただ単に好きなので聴いていました。
スピーチの構成や抑揚の付け方など聴かせ方の勉強になります。

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ディクテーションを始めよう(素材選び編)

まだディクテーションに取り組んだことがない方のためにディクテーションの方法の一例を数回に分けてご説明していこうと思います。
リスニングと違い、ディクテーションは基本的に机に向かって行うものなので「ながら」ができません。そういった事からなかなか時間が取れないために始めるきっかけが作れない方もいらっしゃるかと思いますが、是非この機会にチャレンジしてみてください。

挫折しないための素材選び

1.これなら聞き取れるだろうというレベルの素材を選ぶ。
自分のレベルよりあまりに高いものを選んでしまうとすぐに挫折してしまうのでご注意を。聞こえてくるものを書き取っていく作業は慣れるまではなかなかスムーズにできません。聞きながら書き取っていく、そして書きながら次の音を聞き取っていくということに慣れるためにも、最初は少しやさし目のものから始めた方が良いです。

2.スクリプトがきちんと付いているものを選ぶ。
スクリプトが付いていないと答え合わせができません。せっかく書き取ったものが合っているのか間違っているのか分からなければ、何のためにやったのか分かりません。
後ほど触れますが、ディクテーションはただ聞き取るだけではなく、自分の中の文法や単語の知識なども総動員して行います。そのため、間違いをチェックすることは重要です。

3.慣れるまでは短めの素材を選ぶ。
ディクテーションはとても集中力を必要とします。一度で聞き取ることができればすぐ終わりますが、聞き取れなければ何度も何度も聞かなければなりません。慣れるまでは1分程度のものから始めると手軽ではないでしょうか。

まとめ

継続してコツコツと取り組んでいくことが大切です。そのためには「余計な負担を減らして挫折しないようにする」ということを意識してくださいね。
上達のためにはある程度の負荷をかける必要があります。しかし、負荷をかけなくてもいい所にかける必要はありません。素材選びの段階でちょっと気を付けて選んでみましょう。

参考


速読速聴・英単語Core 1900 ver.4
準1級受験前はこちらを利用していました。ゆっくり音声も別に収録されています。
他にもBASICやADVANCEDなどレベルがあるので、自分にあったレベルを選ぶことができます。(上級向けのものにはゆっくり音声は収録されていないので、ご購入前にはお気をつけ下さい。)


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1級受験前はこちらを利用していました。
ニュースダイジェストは短いので始めたばかりの人には取り組みやすいです。


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リスニング上達のためのボキャビル

日常会話に使われている頻出英単語は2,000〜3,000単語であり、学習者用ではないnative speaker用の文章を読むには最低5,000語ほどの知識が必要だといわれているようです(International handbook of English language teachingより抜粋)。リスニングが苦手という方のなかには、純粋に知っている単語数が少ない、または知っている単語でも発音を知らない方がいらっしゃるのではないでしょうか。

ボキャビルをする際に気をつけたいのが必ず発音を確認する、ということです。中学生の時、Butterflyのことを”ブッテテフライ”と覚えている同級生がいませんでしたか?読みを間違えたまま覚えてしまうと、リスニングで知っている単語が出てきても耳で認識することは出来ません。手間はかかりますが、新しい単語を覚えるときは必ず発音を確認してください。オンライン辞書では、Weblio が音声ボタンがついているので便利です。Macユーザーであれば、英単語を選んでControl+S を押すと単語が読み上げられます。(システム設定のSpeech→Text to Speechで設定できます。Alexがオススメ)。音声付きの電子辞書は高価ですので購入が躊躇われますが、Web上で無料で音声が確認できますので是非活用してみてください。

私が単語の”読み”の重要性を自覚したのは、Vietnamという言葉がきっかけです。初心者の頃、ディクテーションで簡単な記事を聞き込んでいた時に最後まで分からない単語がありました。スクリプトを確認すると”ベトナム”だったのです。よく知っている単語でも、”ヴィェ(ト)ナーム”と発音されると全くお手上げで聞きとれませんでした。それでも1度スクリプトを確認しながら聞くと、今度は”どうして今まで聞きとれなかったんだろう?”というくらい簡単に聞き取れるようになったのです。Vietnamはベトナム料理、ベトナム戦争などでよく出てくる単語です。それ以来、Vietnamという単語はいつでも聞き取れるようになりました。

中学、高校で習う英単語数は約2,000〜3,000語です。もしまだ基本の3,000語をマスターしていないようでしたら、方法は何でもかまいませんので頻出単語を暗記することをお勧めします。速読速聴・英単語Basic 2400 ver.2―単語1800+熟語600 などは、中学レベルの単語から網羅されています。問題集は何でもかまいませんが、CDがついているものがお勧めです。

単語集を使いたくない場合は、VOA Special English をお勧めします。基本の1,500語を使った記事が音声とスクリプトつきで手に入りますので、音声を聞きながら基本単語を覚える事ができます。私は単語集は使わずにVOAで基本単語を確認しました。

私は毎回必ず新出単語の発音確認をしています。単語集は使わずに音声とスクリプトがついた素材から単語を拾って覚えるようにしているのですが、単語に初めて出会った時から完全に覚えるまで、単語を見るたびに音声を確認しています。最初は面倒と思われるかもしれませんが、いつまでたってもリスニングが出来ずに貴重な時間をロスするよりも着実な方法だと思っています。

リスニング学習法 聞けないどころか読めない時は

リスニングが苦手といっても、原因はコレだ!と一概には言えません。

以前、リスニング学習法:音のルールを理解するで、リスニングの問題点を4つ挙げました。

1. 知っている単語でも聞き取れない

2. 聞けないどころか読めない

3. 語彙力が貧弱

4. まとまった文章を聞くと頭が真っ白に

リスニング力を鍛えるにはひたすら聴くしかないでしょう!と、力まかせに聞きとれない英語を聞いていませんか?聞きとれない原因がわからないまま、やみくもに時間をかけるより、まずは聞きとれない原因を考えてみましょう。今回は 2. 聞けないどころか読めない についてです。

聞きとれなかったリスニング素材を読んでみてください。スラスラと左から右に読めるでしょうか。返り読みは禁止です。漢文のように行きつ戻りつ返り読みしている、理解しながら読むのに時間がかかる、一度読んでも理解できないもの。そういうものが1回聞いただけで理解できる可能性は少ないでしょう。通常スピードのニュース、ラジオなどは180語/分〜200語/分、ドラマなどのセリフは200語/分以上で進んでいきます。たどたどしく、つっかかりながら読んでいるようならリスニング力アップのためにリーディングも同時に勉強しましょう。

この時オススメなのが易しい内容のものをたくさん読む”多読”です。なぜならば、ある一定の速さでスラスラと読む訓練をするためです。”わからない単語は辞書をひかずに文脈から推測する”という多読の原則を守ることが重要です。リスニング中、知らない単語に出会った瞬間、”ん?今のなんだっけ?”と意識が止まってしまい、その単語以降の言葉を聞き逃してしまう、というのも聞きとれない原因の1つです。分からない単語に出会っても、慌てず騒がずそこは飛ばし、前後の文脈から意味を推測しつつ続きも聴く。そのために多読は有効な手段だと思います。

分からない単語があっても辞書をひかずに文脈から推測する、はぜひ身につけておきたい能力です。大人の英語学習者である私たちは、数年間英語を勉強したところで全ての英単語を暗記することは非常に難しいと思います。いちいち分からない単語を耳にするたびに思考がストップしてしまったのでは、いつまでたってもリスニングが上達しません。

スラスラと一定以上の速さで読めるようになったら、今読めるレベルよりも少し下のレベルをリスニング素材として選ぶと、ストレスなく聴くことが出来ると思います。

ということで、リスニング上達のためには、

1.返り読みをせずに、

2.一定以上の速さでスラスラと読め、

3. 分からない単語で考え込まずに文脈から推測しながら読む。

ということを意識しながら読解力も鍛えましょう。

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