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英語をめぐる冒険

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英語学習を始めた頃、思うような効果が得られず、モチベーションが上がらない時期がありました。始めて2〜3ヶ月かそこらで目に見える成果が上げられなくても、焦らずにじっくりと学習を続けられればいいのですが、初心者の時ほど自分のやり方に自信が持てずに悩みました。そんな時、岩村圭南先生の”英語をめぐる冒険”を読み、焦らず、悩まず、諦めずに英語を続ける勇気をもらいました。

英語オタクだった学生時代

英語をめぐる冒険 は、NHKラジオで英語の講座を担当していらっしゃった岩村圭南先生の自伝的エッセイです。”徹底トレーニング英会話”は2ヶ月程度で挫折してしまったのですが、”英語はトレーニングだ!”と毎回繰り返されるメッセージに心惹かれ、この本を手に取りました。

アメリカのテレビドラマが大好きだった小学生時代から、言葉そのものに興味を持ち始めた中学生時代、愛読書は英文法本だったという高校時代まで、英語オタクの名にふさわしい没頭ぶりです。”好きこそものの上手なれ”と言いますが、何か打ち込めるものを見つけた時のエネルギーたるやスゴイものを感じます。当時はネイティブスピーカーの英語を聞く機会などなく、浅草の仲見世でアメリカ人観光客の尾行をするくらいしかネイティブスピーカーと接触するチャンスはなかったそうです。

 

大学院留学〜本当の冒険の始まり

大学を卒業してすぐ、ミシガンの大学院への留学が決まり、英語漬けの日々が始まります。聞いて、話して、読んで、書く、その全てが英語という生活です。大学院の授業だけでなく、身の回り全てのことに興味を持ち、なんでも英語で言えるようになる。猛烈なやる気、モチベーションに圧倒されました。本物の”努力”がどういったものであるのかを知ることが出来ました。努力というと、”血の滲むような努力” と涙なしでは語れないど根性系のイメージがありますが、岩村先生の英語に対する取り組みは、好きなことに没頭した結果であり、辛さは微塵も感じられません。教科書や文法書にとどまらず、なんでも興味を持って、好奇心を刺激する英語の学習法を見つけるということが大事だと感じました。

 

中学・高校教員時代

使える英語力を身につける、をモットーとしていたものの、筋金入りの文法オタク。つい長々と文法の説明をしてしまい、生徒はただ聞いているしかありません。いくら文法的なしくみが分かったとしても、使えなくては意味がないと実感してからは、例文を声に出して読み、繰り返し書く練習をさせる、トレーニングタイプの授業に変わっていきます。次々と新しいアイデアを試し、自作の英会話カセットを自宅学習用として生徒に配布したり、生徒の自宅に電話をかけて英会話をしたりと、13年間の間に実に様々な試みをされています。授業での説明だけに留まらず、あの手この手で生徒たちに英語を使ってもらう、使える英語力を身につけてほしい、という強いメッセージが感じられるエピソードでした。

 

練習は決して裏切らない

岩村先生は、”自分らしい英語。自分の気持ちや考えを自分らしい言い方で表現できる英語”を目指すことを勧めていらっしゃいます。実際のラジオ番組でのメッセージがいくつか挙げられていますが、その中で特に印象に残ったのが、

・毎日努力すれば毎日上達します。

・空き時間がある時は必ず練習しましょう

・もう言い訳はいりません。練習すればいいのです。

・練習する時には集中しましょう。

という言葉です。”頑張っている(つもり)けど、なかなか上達しない・・・”と悩んだ時。悩んでばかりで実際には集中して勉強していないのではないか。練習を怠ってはいなかったか。うだうだ悩んでいる暇があったら練習しよう!と思わされるメッセージです。

 

焦らず、悩まず、諦めず

先生から読者へのメッセージは、焦らず、悩まず、諦めず。少し練習したくらいで、すぐに結果が出ると思ってはいけない。悩むくらいなら練習しろ。せっかく始めた練習を途中で投げ出すのが一番よくないので、短時間でもいいのでとにかく毎日続ける。この3つを心に留め、モチベーションが低下した時に思い出すと良いのではないかと思います。

 

私は英語学習初期にこの本を読んで、自分がたいした努力もしていないのに悩んでいた事に気づきました。

もし、モチベーションの低下に悩まされているのなら、この本を読んで岩村先生の熱意に感化されてみては。

 

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