【書籍レビュー】a と the の底力


英語学習をしていて色々とつまずいてしまうことがありますが、その中でも「冠詞」に引っかかったことがある方は多いと思います。日本語には冠詞がないので、どうしても感覚をつかむのが難しいですね。
今日はその冠詞について書かれている書籍をご紹介したいと思います。


aとtheの底力 — 冠詞で見えるネイティブスピーカーの世界

私たち日本人の英語学習者にとって捉えることが難しいものの中の一つが冠詞だと思います。
私たちが中学生で初めて英語を習った時、どのように冠詞について習ったでしょうか。
私の記憶では、数えられるもので単数のものには a(an)をつける、特定できるものには the 付けるというように習いました。

ただ、そうは言ってもなかなか話したり書いたりするときにきちんと冠詞を付けられているかというとこれまた難しいです。
このような疑問を解決するためにドリルや参考書が色々と出ていますが、それらをやっている時は分かっても、実際に使用する時は迷ってしまったりしませんか?

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この本は読み物のように、先生が生徒に丁寧に簡単な事から教えてくれるような口調で書かれています。
「モノ(物)」「カタチ(形)」「リンカク(輪郭)」という3つのキーワードを中心に説明されており、最初は「なぜ人の名前や土地の名前にはaやtheを付けないか」というところから始まります。

読んでみると実際に小説や記事などの中で出くわして、あれ?と思ったような例がいくつも取り上げられていました。

例えば、a Rembrandt と見ると、「固有名詞にa?」と感じるかもしれませんが、これはレンブラントがいくつも制作した作品のうちの一つであることを表しています。
このように、中学校で習った記憶と照らし合わせると疑問に思うようなものが丁寧に説明されています。

ただ例文暗記で「こういうものだから!」と覚えようとすると何だか小難しく感じて訳が分からなくなってしまいますが、どうしてそうなるかという理由が書かれてあるためにとても分かりやすいです。筆者が分かりやすく伝えたいと思っている気持ちを感じます。

「真空」は数えられないようなものに思われても “a vacuum” と表現されるのは、イタリアの物理学者トリチェリが真空を作り出した時にガラス管の中で発見されたことから、真空空間には輪郭があるためにaを付ける、という話などもあり、とても楽しみながら読み進めました。

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ネイティブは生まれた時からこのような感覚で英語を使っているんですよね。それを少しでも理解することで、今までよりも深く英語を楽しんでいけるのではないでしょうか。

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