学習スタイルに合わせて英文読解演習 【新英文読解法】


手取り足取りの解説は必要なく、一通りの文法や構文などを網羅したものである程度の量の英文を読むことができる本をご紹介します。

新英文読解法

この新英文読解法は中原道喜先生の著書です。中原先生といえば旺文社の精講シリーズで受験生時代にお世話になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こちらの書籍は受験生用に特化して書かれたものではなく、帯にもしっかりと「学生・受験生・社会人用」と表記されています。

内容

まず初めに読解力基礎テストから始まります。
テストといってもスコアを出すようなものではなく、日本語訳(二通りに解釈できる文章を訳したり、文型を答えるような問題)をしたり、小話のオチを説明したりしながら間違いやすいポイントに引っかかっていないかを確認するようなものです。

そしてそのテストの後はいよいよ読解問題です。
こちらは3パートに分かれています。

パート1はBasic Pattern として、20〜30ワード前後の短文が100題、「無生物主語」「強調構文」のように文法によってまとめられたものが用意されています。
基本的には見開きの左側に英文、右側に日本語訳が書かれており、文法ごとにまとめて語句、文法の説明などがされています。問題文の下に語句の解説が付いているのが邪魔だと思う方には良い構成ですね。

パート2は Selected Passagesとなり、少しだけ文章が長くなります。とは言っても長くても100ワード程度です。ここでは70題用意されています。パート1と同じく見開きの左側に英文、右側に日本語訳、数題まとめて語句の説明という構成です。

パート3は Extensive Readingということで英文は200〜300ワード前後のものになります。ここでは30題ありますが、パート1,2と同様に左側に英文、右側に日本語訳、10題ずつまとめて語句の解説になっています。

いずれのパートも注意すべき点は書かれていますが、入試用問題集のように細かい説明はされていません。基礎的なものは一応理解しているという前提なのでしょう。一部の語法、構文については問題とは別に取り上げて説明があります。

文中に使用されている単語は英検準1級や1級を目指してボキャビルしている方なら特に難しいとは感じないはずです。

多岐に渡るコンテンツ

使用されている文章の引用元も様々です。
「◯◯大」というように入試過去問から抜粋されたものもあれば、ルイス・キャロルやレイチェル・カーソンなどの作品、The New York Timesなどの記事、リンカーンやマザー・テレサのスピーチ、聖書やコーランからの抜粋と多岐に渡っています。

問題だけでなく、諺、名言、聖書やシェイクスピアの名句、小話…など所々に挿入されているのも気分転換になって面白かったです。名著からの引用は会話のネタにもなりますよね。

テーマも多岐に渡り、テーマごとに索引で探せます。もちろん出典作品、人物、出題校、語句はきちんと最後に索引があります。

活用方法

色々と工夫して活用できる構成だと思います。
短文はスキマ時間に、長めのものはじっくり読むというスタイルで解けますし、速読訓練として短いものから順に取り組んでいくのも良いと思います。
300ページほどありますが、サイズはB6とコンパクトで見た目の印象よりも軽いので持ち歩きもできます。(私は普段からどっさり荷物を放り込んだ大きなバッグを持って歩いているので少し感覚がずれているかもしれませんが…)
このボリュームで1,000円というのも嬉しいです。

自分の学習スタイルや目指しているものによって学習方法を工夫をしてみてください。

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