前回のなぼむしさんに引き続き、今回は私がブレークスルーを感じた時について書いていきます。
私がブレークスルーを感じたのは、英検準1級の受験前に集中して単語を覚えた時でした。
はじめに
まずなぜ準1級を受験したかをお話しします。
会社員をやめて起業し、自分の時間をある程度自分でコントロールできるようになったので、子供の頃に通っていた英語スクールに再び通い始めました。そのスクールに通っている方々が皆さん英検準1級以上を持っていると勘違いして焦って受験を決めました。負けず嫌いの本領発揮です。そんな単純な理由で学習を始めましたが、だからこそ気合をいれて頑張れたのかもしれません。
何をやったのか
まず準1級を取ろう。
そう思ったものの、単語をすっかり忘れていたので過去問を解いてみてもほとんど意味が分かりませんでした。
勢いでJapan Times Weeklyを購読したもののさっぱり単語が分かりません。
「単語だ!!!」と思ったものの何から手を付けて良いのか分からなかったので、英検準1級を狙っていたことから準1級用の語彙問題集
を、2級レベルの単語も怪しいのではないかということから速読速聴・英単語 Core
を購入しました。
どのくらいの期間取り組んだのか
この問題集を2ヶ月間徹底的に取り組みました。
なぜ2ヶ月だったかというと、学習開始が11月で、1月の英検に合格したかったからです。学習開始が10月だったら3ヶ月にしていたかもしれません。
準1級用語彙問題集は実際の問題と同じ形式で4択ですが、正解だけでなく選択肢4つとも覚えました。あの問題集に掲載されている単語は100%とまではいきませんが、95%は覚えました。
速読速聴英単語はその名の通り、速読とリスニングの訓練も兼ねて、単語を覚える以外にディクテーション、シャドーイングを行いました。これについてはこの記事を参考にしてください。
単語の覚え方
単語の覚え方についてですが、私はひたすら問題文の中の文章を読む、辞書の例文を読む、ネット上の記事で該当単語が含まれている文章を読む…というように、ひたすらイメージで覚えました。
このやり方が合う人もいれば合わない人もいると思います。
誰かのやり方が合わないから諦めるのではなく、自分に合うやり方を諦めずに見つけていく必要があります。
合うか合わないかの見極めは難しいです。
例えば、10回書いて覚えられないから書く方法は合わないと判断してしまったとしても、もしかしたら20回書けば覚えられたかもしれません。
結局は覚えるまでどんな手を使ってでも覚える!というのがベストな方法なのです。
元々の記憶力などの要素もあるかもしれませんが、とにかくやったかやらないかです。
よく「何をやっても覚えられない。」と相談されますが、「ではまず何をやったのか教えて下さい。」と質問すると「…。」というように何もやってない方が結構いらっしゃいます。
単語学習に関して、楽して覚えたいとは思いませんでした。短期間で大量の単語を覚えるのは楽でないことくらい分かっていましたから。
この期間は趣味や遊びに出かけることを我慢し、ひたすらひたすら単語を覚えました。ここで速読速聴英単語を併用していたので単語のみの学習に偏らず良かったと思っています。
何ができるようになったか
この二ヶ月の集中的な単語学習の後、あれほど読めなかったJapan Times Weeklyは特に問題なく読めるようになりましたし、準1級の問題もスラスラ読めるようになっていました。そうなると読むことに対するハードルのようなものはなくなり、どんどん読みたくなってきました。
英語を勉強するために英文を読むのではなく、楽しい情報を得るために英語を読むという感覚が分かってきたのです。
準1級はすんなり合格し、その後は1級受験前に1級用の語彙ターゲットをやりましたが、その頃は色々な英文を読んで語彙を増やすことをしていたのでそこまで集中しては解きませんでした。それでも90%は出てくる単語を覚えました。試験では語彙パートで24点取れました。
最後に
知らない単語は前後の文脈で推測することも可能ですが、やはりきちんと知っていると読解力が全く違ってきます。ストレスがなくなります。
個人的な感覚かもしれませんが、英検に関してはかけた時間分点数になりやすいのが語彙パートと思っています。
英検1級に出てくる単語はマニアックすぎると言われることもありますが、色々な読み物などに接しているとよく出くわすので決してマニアックではないです。
そんな声は無視してどんどん進めてください。
仮にマニアックだったとしましょう。何か問題があるでしょうか?それはそれでネイティブの方と話をして「そんなの知ってるの?!」とネタになるかもしれません。もしもその単語を覚えて損をしたと心底思ったなら忘れてしまえばいいです。
ブレークスルーしたいと思っているだけでは何も起きません。
もうとにかくやるしかないです。
今もその気持ちでいます。
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