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Posts Tagged ‘学習法’

アメリカの共通学力カリキュラムに学ぶライティングのポイント

アメリカには、Common Core State Standardsという、英語と数学に関する共通教育カリキュラムがあります。州ごとに細かな違いはあるようですが、幼稚園から高校最終学年に至るまで、習得すべきポイントが示されています。カリフォルニア州では、両親向けに共通教育カリキュラムハンドブックが作成されており、17の言語に訳されています。この共通カリキュラムに書かれている、各学年で習得すべきライティングのポイントが、英検1級ライティング対策で気をつけるべき点としても有効なのではないかと思いましたので、一部抜粋してここで紹介させて頂きます。日本語版へのリンクはコチラです。

 

1年生のライティング目標

  • 意見を含む意見文を書き、その意見の理由を書く。
  • トピックに名前をつけ、事実を添え、結論をつけた情報文を書く。
  • 正しい順で 2 つ以上の出来事を詳細を含めて物語的に書く。

 

2年生のライティング目標

      • 意見と理由をつなぐ、つなぎの言葉を使って意見文を書く。
       Because, and, also

• トピック、事実、定義、および結論を提供する情報的な文を書く。
• 行動、考え、感情を含む物語の一部を記述するための詳細を含んで書く。

• 開発し、焦点を当て、組織化されたライティングを作る。
• 拡張された時間枠や短い時間枠で日常的にものを書く。

 

3年生のライティング目標

  • チャートやグラフを含む意見文を書き、その意見をサポートする理由を箇条書きにする。
  • トピックの名をつけた情報文を書き、事実を添え、接続語や接続句を用いる。

 

4年生のライティング目標

  • 意見に関連した結論を含む意見文を書く。
  • 関連するアイデアを段落やセクションにグループ化する情報文を書き、結論を提供する。
  • ナレーターや人物を紹介した物語を書いて、人物が言い、感じ、考えることについて書く。

 

5年生のライティング目標

  • 視点、理由、情報を支える意見文を書く。
  • アイデアを共有し支える情報文章を書く。
  • 関連記述の詳細や出来事の明確な順を使用して物語を書く。
  • 明瞭かつ目的を持って書く;聴衆を念頭に置いて保つ。

 

6年生のライティング目標

  • 明確な理由と関連性のある証拠によって主張をサポートする要旨を書く。
  • トピックを調べアイデアを伝える情報的な文章を書く。
  • 関連する記述的な詳細やよく構造化された出来事の順を含む物語を書く。
  • 短い研究プロジェクトを実施し、必要に応じて再び調査に焦点を当てる。

 

各学年を通じて学ぶこと

自分の意見を述べたら理由を添えること、結論を提供すること、を1年生の時から訓練されているようです。学年が上がるにつれ、意見をサポートする明確な主張の述べ方や、トピックセンテンスをあげ、そこから自分のアイデアや情報を展開していく方法に発展しています。また、リーディングで気をつけるべきこととして、”文中の事実、意見、理論による判断、憶測を区別する”という項目がありました。ライティングでも、自分の意見と事実を混同せず、区別して書くことを要求されます。

 

共通カリキュラムを読んで気づいたこと

今から7−8年前の事になりますが、英検1級取得を目指し、イギリス人女性にエッセイを添削してもらっていました。この時よく注意されたのが、「自分の意見と事実を混ぜて書かないこと」。これまで受けた教育の中で、このような注意を受けたことがなかったので、最初は意味が分かりませんでした。「〇〇は××である。」という、第三者にも検証可能な事実と、「〜と思う。」「〜のようである。」「〜と思われる」という自分の意見や推測を分けて書く必要があるという事を知らなかったのです。

 

上記のライティングカリキュラムを読むと、小学1年生で習うようなライティングの基礎を、英検1級目指した時に初めて知ったということが分かります。ライティング教本を読むことで、英文ライティングの型について学びましたが、こちらのライティングカリキュラムを読むことで、さらにどのような事に気をつけるべきかということが分かりました。

 

今回は6年生までのライティング項目を抜粋して紹介しましたが、日本語に訳されたハンドブックには、幼稚園〜8年生までのリーディング、ライティング、スピーキング、リスニング、文法項目などが掲載されています。英語学習者にとって、面白い気付きがあるのではないかと思います。

国連英検特A級1次試験 対策法について

2013年5月19日(日)。
国連英検特A級の1次試験を受験してきました。
1次試験の受験は、A級の頃も合わせると5回目となります。
国連英検は、過去問などの問題集が本当に少なく対策が非常に立てにくいのですが、現在までの受験経験の中で発見したこと、どのように対策してきたか等を思いつく限り挙げてみたいと思います。

過去問の少なさを補うために

国連英検のホームページで紹介されていた、2013年度版過去問題集がいよいよ発売になったようです。

(※公式ホームページのほうでは販売開始。
Amazonでは記事を書いている5月20日現在では予約受付中販売中となっています)

今回ようやく新しい過去問題集が発売されましたが、国連英検の問題集というのは数自体とても少なく、「問題集を解きながら力をつけていく」という方法が取りにくいです。

そのような中お勧めしたいのが、”英字記事を読む”という対策法です。
あとから詳しく書かせていただきますが、国連英検に立ち向かうための語彙力・読解力をつける上で、非常に有効なやり方です。

「どの媒体を読めばいいか?」ということについてですが、もし問題(過去問)を手元にお持ちの方は大問3、大問6の問題をGoogleで検索してみてください。
そうすることで、どのような媒体の文章を読めばいいか、かなり出題傾向がつかめるはずです。

圧倒的な語彙力が必要

A級と特A級は問題形式はほぼ同じなのですが、特A級になると語彙の難易度が格段に上がります。
私は単語本はBasic Word Listを使い、覚えるべき単語がどのようなものか知るために、チェックリストとして活用するようにしました。

以前、BASIC WORD LISTへの挑戦・実況中継 ~経過報告第1弾~という記事を書かせていただいたことがあり、1周目に552語、2周目に594語と増えてきていました。

今回、試験の直前にもう1周してみて語彙の伸びを測りましたが、785語にまで増えていました。
前回の1次合格から少しタイムラグがあり、また、「785語あれば必ず合格する」という意味ではありませんが、一つの目安にしていただけると幸いです。

また、単語は単語本を見ているだけでは定着しません。覚えるべき単語を知った上で、実際に長文の中で出会っていくことが大事です。

そういった意味では、利用しているカナダの英語学習サイトLingQにて、記事読解を通してアップしていくKnown Words(知っている語彙)の数が、A級合格時の9000台から2倍の19000を越えられたということのほうが、自分の中では大きな意味があると思っています。

I Am Learning English online with LingQ.

圧倒的な読解量が必要・・・だけれども

国連英検特A級では、かなり長い量の長文が5題(各10問の設問あり)出題されています。
120分という試験時間の中で200~250語のエッセイも書かなければいけないことを考えると、読むスピードも相当上げなくてはなりません。
そういった意味で、普段からまとまった長さの英字記事を、テンポよく読んでいく訓練が必要です。

ただ、今回の受験では一つ発見がありました。
今回1次免除期間中だったため、試験の取り組み方について少し実験的なことも行ってみました。
その中で気づいたのが、「長文問題の中には全てを読まなくても解けるものもある」ということです。
例えば大問8は、前後の文脈で考えて選ばなければいけない問題ですから、これはきちんと読まなくてはいけません。
ですが、大問7に関しては、語句の意味の同義語を選ぶ問題なので、必ずしも長文全部を読まなくても(選択肢の前後だけでも)解くことが可能なのです。

決して「絶対に読まないほうがいい」と強制するわけではありませんが、最後まで問題を解き切れない、エッセイまで辿りつかない等の場合には、このようにして削れる時間を削っていくのも一案だと思います。

おわりに

以上が、私が今までにとってきた対策法です。
全ジャンル触れることはできませんでしたが、受験直後の今だからこそ実感する「ここが効いた」、「こうしたほうがよかった」ということについて、ランダムに書き出してみました。

少しでも、今後受験される方のお役にたてれば幸いです。

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【基礎を固める英語学習法】 ”薄くてカンタン”を過小評価しない!

目の前に2冊の英文法問題集があります。
1冊は、とても薄いもの。中をめくってみると、解けそうな問題が結構たくさん目につきます。
そしてもう1冊は、さっきのものより分厚いもの。中身も、なかなか手ごわい問題が多そうです。

皆さんはどちらを選びますか?

”薄くてカンタン”を過小評価しない

いかがでしょうか?
後者の方を選ばれた方が意外と多いのではと想像しています。
「どうせやるならガッツリと」
「全て網羅されていたほうが安心」
「基礎はある程度分かっていると思うし、その先を身につけたいから・・・」

今までの記事でも、「まずは薄くて簡単な問題集を1冊仕上げてみましょう」と何度か書かせていただいています。それでも、「薄くてカンタン」=「得るものが少なそう」と、手をつけない方も多くいらっしゃるようです。
もちろん、問題が100%全て解けるような問題集ならば、レベルにあっていないとハッキリ言えます。
「薄いから」「簡単そうだから」と敬遠してきた問題集。本当に全部解くことができますか?

「薄くてカンタン」のその先が大事

その「薄くてカンタン」を解いてみたら、70%正解できていた。いや、90%も解けている。それは人によってそれぞれです。ここでの点数を競っても意味はありません。
まずは、そこで不正解だった所をカンペキにしましょう。文法書や参考書でしっかりと内容を理解します。

これでようやく土台の完成です。

実はここから先が最も大事な部分になります。
それで土台を完成させたら、次は”実地”に出てみましょう。実際に文章を読んでみるのです。
その際にも、いきなりレベルの高すぎるものを選ばないこと。
これはちょっと簡単すぎる、短すぎると思うような素材が一番適しています。

読んでみると、習った通りの文法事項が出てきています。「あ!have + been + ~ingだ」「おお!enjoyのあとはやはり ~ingになっている」・・・いろいろな発見があることと思います。
ですが、そのような「カンタンすぎる」と思う素材の中にも、「え?これは見たことがないぞ」と思うような単語の用法や文法事項が必ずいくつかは出てくるはずです。

それを見逃さないことが大切!

そこでまた、文法書や参考書に立ち返り、その内容をしっかりと確認します。
以下はできる限り多くの文章に触れながら、「わからないことに出会う」機会をどんどん増やしていく。

以上が、学習の手順になります。

「分からないことを発見できる」力が大事

分厚い問題集には、分からないことがゴロゴロと出てきています。
それを回数をこなすことで強引に理解しようとしても、実際のところ無理があるのです。

分からないことにゆっくりと出会い、一つ一つの疑問を大切にする。
丹念に調べる。

何が分からないのかを見つける力は、この先長く続く英語学習の中で、必ず活きてくるスキルです。

分厚い問題集で取りこぼしの補強をするのは、もっと知識がついてからで構いません。

春は何かを始めるのに最適な季節。
もう一度、基本に立ち返って、学習をスタートさせてみませんか?

  

※ここに紹介した問題集は「薄くてカンタン」の一例です。
「カンタン」かどうかについては個人差が大きいですので、一度書店にてご確認いただくことを強くお勧めします。

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英字記事を読めるようになる方法 (1)私の失敗談

私が英語を学習し続けてよかったと思うことの一つに、「英字記事が読めるようになった」ことが挙げられます。
「新しい情報をいち早く得られること」、「日本語ソースでは得られない情報を得られること」、「新しい視点を得られること」・・・英字新聞を読めるようになったことで、見える世界は大きく広がりました。

今回からのシリーズでは、英字新聞を英語学習に取り入れることについて書いてみたいと思います。今日は、私自身が初めて英字新聞に取り組んだ時のことを振り返ってみたいと思います。

初めて読んだ記事について ~回顧録~

結論から言えば、私の英字記事初挑戦は、今振り返ると大失敗でした。
なぜ失敗だったか、原因考察は次の章で行うとして、当時の状況について少し振り返ってみたいと思います。

私が初めてしっかりと英字記事に取り組んだのは、2004年1月のことでした。当時、英字記事がネットで読めることを知り、嬉々としてプリントアウトしたことを覚えています。

当時は深い考えがあって英字記事を読もうと思ったわけではありません。「英字新聞が読めたらかっこいい」くらいのミーハーな気持ちでした。大学生の時にTIMEを購読して、1記事も読まないまま全号捨てた前歴があったので、もしかしたらその悔しい気持ちがどこかに残っていたのかもしれません。

2004年といえば、英検準1級合格から約4年。TOEICの点数は800点台前半を前後していた頃。そして、予備校での文法や英文解釈の指導を始めて3年ほどたった頃です。
当時、仕事での経験から「文法知識を元に構文をとる力」は、準1級合格時より格段に上がっていたと思います。

それでも、全くスムーズに読めることはなく、出てくる単語出てくる単語を辞書で調べ、文の訳をメモし・・・何時間もかかって、最後まで仕上げた記憶が残っています。

なぜ失敗したのか

実は、その初挑戦の記事、手元にプリントアウトしたものが残っています。

選んだ記事は、The Japan Timesのもので、韓国の経済政策についてグアテマラの大学教授が寄稿した記事でした。

(原本。誤りなども当時のまま掲載しています)

なぜ読めなかった(長時間かけて精読したにも関わらず、たいして理解できた気がしなかった)かについては、以下の3つの原因が考えられます。

まず1つ目は、分からない語彙が多すぎたことです。
ある英語関係の方から聞いた話では、「文章の中の単語を7割以上知っていれば推測して大意をとることができるが、7割を切ると推測も難しくなる」とのこと。
パッと見たところ完全に7割は切っていて、文によってはたった一文に7語も分からない単語が含まれていました。
これでは、一読して意味をとるのは不可能です。

2つ目は、全くなじみのないジャンルを選んでしまったことです。
その当時も(そしてその後も・・・)韓国の経済政策に興味を持ったことは一度もなく、なぜその記事を選んだのか、自分でも意図が分かりません。
1つ目でも書いたように、分からない単語だらけなのを一つ一つ辞書で調べましたが、それでも意味が分からない。その多くは経済に関する専門用語でした。
経済に関する知識もほとんどない自分には、日本語にしても書いてあることを理解するのは困難でした。

そして3つ目は、選んだ記事の形式、ソースが自分のレベルに合っていなかったことです。
この記事に関して言えば、大学教授の書いた論文(エッセイ)ということで、事実だけを淡々と述べるニュース記事とは性格が異なります。この教授がどういう主義・主張を持っているかは、その記事だけでは想像のしようがありません。
そして、記事の長さは800~1000語ほどありました。これも初挑戦で読むにはあまりに長く、同じ集中力を持ったまま最後まで読めたとは考えにくいです。

The Japan Timesが英検でいうとどの級のレベルに当たるのか、ずっと後になってから知りましたが(参考リンク)、以上3つの要素から考えて、全く当時の自分のレベルには合っていなかったことだけは明らかです。

その後の取り組み

手元にあるプリントアウトした記事のファイルを見てみると、しばらくは同様の「よく分からない」基準での記事選択が続きました。
なぜか日露戦争に関する記事(先ほどよりも長い2000語以上に渡るものでした)に取り組んでいたり、その後も迷走は続きます。

詳細についてはまた記事を改めたいと思いますが、その後の試行錯誤を経て、TIMEが読めると感じられるようになったのは、英検1級取得前後。この「迷走時」からおよそ3年後のことです。さらに英字記事への取り組みは続き、現在では国連英検特A級取得のため「情報を得るための英字記事読解」にシフトしています。

失敗を反面教師に・・・

話を元に戻します。
3つの理由で失敗してしまった英字記事初挑戦でしたが、これから英字記事を学習に取り入れようとしている皆さんには、私の失敗を反面教師にしていただければと思います。

つまり、

・分からない語句が多すぎず (=知っている単語が7割以上)
・自分になじみのあるジャンルで
・レベルにあった記事を選ぶ

こと。この3つに尽きます。

次回からの記事では、具体的にこれら3つのことに気をつけて学習を進める方法について書きたいと思います。

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2012年第2回国連英検特A級 受験結果のご報告と今後について

先日、昨年12月に受験した国連英検特A級2次試験の受験結果が届きました。
学習の過程をこちらで書かせていただく中で、ブログを通して多くの皆さんに応援を頂き、ここまで学習を続けることができました。改めまして、厚く御礼申し上げます。

今日は試験結果と、その結果から考えた今後の学習方針についてご報告させていただきたいと思います。

試験の結果

今回の試験は、残念ながら不合格となりました。

総合評価は6.
(6点が付いている項目が4項目、7点が付いている項目が3項目)
合格点が8以上なので、この先、合格までまだまだクリアしなくてはいけない点がたくさんあるということが分かりました。

今後の試験対策について

結果を踏まえ、今後の各分野の学習について考えました。
試験直後から「今後のために」と、試験についての覚え書き、課題となる点、思うところなどをブログ記事に残していましたので、それらを参考にしながら以下のような方針をたてました。

※カッコ内は今回の得点です。

Comprehension (6)
これに関しては試験直後の受験記の中でも書かせていただいた通り、「一人の試験官の方の質問がいくつか聴き取れず、何度も聞き返してしまった」という致命的なミスがあります。

聞き返しをうまくやる(今回も意識したつもりなのですが、「(ちゃんと分かっているけど)こういう意味ですよね?」というような確認)というのも一案なのですが、面接で話す内容自体にも改善の余地があるのでは?と考えています。

漠然としたことを話していたのでは漠然とした質問しか来ず、相手の聞きたいこと・意図が読めない可能性があると思います。
これに関しては、今すぐ具体的な方策が浮かびませんが、心に留めておきたいと思います。

Speaking (下記4項目)
・Pronunciation (6)
発音に関しては二つ改良点があると考えています。
まず、今回の試験で反省したのが、地名や専門用語の発音のミスがいくつかあったことです。(ユーゴスラビアを間違えて発音しました)
そのような失敗を防ぐために、「ニュースを音声で聞く」、「気になった発音は辞書やネットで確認する」という方法をとりたいと思います。

もう一つは、全般的な発音について。
今まで「限られた時間では伸びない」という諦めと、「そこまでひどくはない」という思い込みにより、対策を避けていた部分でもあります。
よくよく考えれば、いつもオンラインレッスンでrとlを含む単語を指摘され続けていて、決して「ひどくない」ことはなく・・・。逆に考えれば、伸ばす余地がある部分でもあります。
幸い、現段階ではかけられる時間もたっぷりあります。今後、オンライン英会話の発音レッスンへの参加を検討しています。

・Fluency (7)
この部分に関しては、A級を初めて受験した際に5点が付いていた部分だったので、今回7点に伸ばせたことがすごく嬉しいです。
これに関して思い当たる点は、直前にオンライン英会話への参加回数を増やしたこと(一次試験の結果が分かった後の約2週間、毎日もしくは1日2回参加)と、記事読みを増やしたことが考えられます。
(私の場合、「たくさん読むとその分話すのがスムーズになる」という感覚を今まで何度となく経験しています)

これに関しては、同じ対策をとるとして、適切な回数・記事数を自分で測っていきたいと思います。

・Structure (6)
今振り返ると、「私はこう思う。なぜなら~」の理由の部分が弱かったように思います。
記事を読んで事実を知るだけでなく、それに対し自分はどう思うか、どうしてそう思ったのか適切な理由を言えるようにしたいです。
そのために、記事を読んだ後に、英作文や、(まずは)日本語でもいいので意見をまとめるようにしていきたいと思います。(先日より自身のツイッターで、記事の要約、思ったことなどをつぶやき始めています)

・Vocabulary (6)
これに関しては、少し前に記事に書いた通りの対策をとって行きたいと思います。

効率よいボキャビルのために:コロケーションを意識する

FluencyとVocabularyは自分の中で混同しがち(「言葉を知っていたらペラペラしゃべれる」みたいに)だったのですが、ここは別々の対策をとるべき部分だと思います。
「専門用語を知っているだけでなく、それをどの単語と一緒に使うか」、必ずそれをセットで覚えたいと思います。

Communication (7)
これに関しては、どのようなポイントを採点されているのか、正直なところ手探り状態です。
コミュニケーションを前向きにとろうとする姿勢(質問をうまく聞き返したりすることも含む)や、挨拶をはじめとするマナー等が見られていると予想しています。
漠然とした項目なのかもしれませんが、具体的にできること(「質問のレパートリーを増やす」や「挨拶」の再確認)は確実に行っておきたいと思います。

Knowledge (7)
国連英検を受験するに至った理由の一つは、「学生時代学び残してしまった国際情勢についてしっかり理解したい」と思ったことでした。
この項目に関しては、受験前も、そして対策中も力を入れていただけに、正直もっと点数が取りたかった、まだまだだな・・・と落胆している部分でもあります。

今回、直前の2週間では対策しきれなかったことを、時間をかけてもう一度やり直したいと思っています。
情報源については、前回の記事に書いたようにKindleを用い原書で読むことを心がけつつ、歴史的な背景、総合的な背景知識を日本語書籍を通して学び直すことも並行して行っていきたいと思っています。

おわりに

これが現在考えている、今後の学習方針です。

現時点で不合格判定を受けた私が考えたものですので、これ自体そのまま「完成形」として皆様にお勧めできるものではないことをご了承ください。
これから次回の受験まで、実際に学習をしていく中で改良を加えつつ、「どのようにすれば力が伸びるのか」見つけ出していきたいと思っています。そのために、この「仮説」の段階からご報告させていただきました。

今後、自分が学習するなかで、「やっぱりこうすればよかった」、「この方法はすごくいい」など感じることがありましたら、随時ご報告させていただきたいと思います。

今後も諦めずに、国連英検特A級取得に向けて学習を続けていきたいと思います。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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2013年の目標を立てる前に・・・ あなたの「目標」がグンとよくなる3つの質問

2013年が始まりました。
「今年はもっと英語ができるようになりたい」。
新年の抱負、目標を考え始めていらっしゃる方も多いのではと思います。

でも、ちょっとだけ待ってください。
目標の立て方次第で2013年の英語学習は大きく変わります。

今日は、目標を立てる前に考えておきたい3つのことについて質問形式でお送りしたいと思います。

目標を立てる前に考えておきたい3つのこと

一刻でも早く目標を決めて、2013年のスタートダッシュを決めたいと思っていらっしゃる方。
焦って今日中に目標を決めてしまう必要はありません。
実際に目標を立てる際は、じっくり考える時間をとりましょう。

今日はまだ3が日ということで、普段とは違う生活ペースで過ごされている方も多いのではと思います。
今はとりあえず、この3つの質問についてだけ答えておいてください。
そうすれば、あとの「じっくり」がだいぶスムーズに進みます。

(1)今、心にある願望は”明確”なものですか?

「英語ができる人になりたい」、それはこの記事を読んでくださる皆様、すべてに共通する思いだと思います。
だからといって、それをそのまま目標にしてはいけません。

「できる」という言葉はとても感覚的な言葉で、実態がありません。
1年後(またはもっと短いスパンでも)振り返って、「できるようになった」と計測するためには、それを測る”モノサシ”が必要となります。

ここでいう”モノサシ”も、人それぞれ異なることと思います。「資格の点数・合否」だったり、「希望の職につけるか」だったり、「○万語単語を覚えるか」だったり・・・。

どれを選ぶかは、本当に皆さん次第です。自分のなりたい姿を自由に思い浮かべてください。
ただ、どんなものであれ、Yes, Noでハッキリと分かるもの、数値で計測できるものであることだけは必ず満たしてくださいね。

そうでなければ、自分が目標を達成できたかどうか分からず、不完全燃焼のまま終わってしまいます。

目標は、”モノサシ”で計測できる形で。
今もっている”願望”を、より具体的な、”モノサシ”で計測できる形に落としこみましょう。

(2)伸ばすべき分野はどこですか?
読む・書く・話す・聞く。
そして、それを支える語彙や文法。
自分の弱点分野に絞って、集中して取り組む。そうすることで、ただ漠然と勉強しているよりもずっと大きな伸びを感じることができます。
では、皆さんにとって、今年一番力を入れて取り組むべきはどの分野でしょうか?

実は、この質問、即答できる人は多くないのではと思います。「自分で苦手分野を見つけること」、それは大人になってからの英語学習で、最も難しい課題の一つです。
学生時代と違って、テストの結果も返ってこなければ、こうすればいいと指導してくれる先生もいません。
でも待ってください。テストならば英検があります。TOEICがあります。

もしも伸ばすべき分野が分からなければ、資格試験を自分の弱点を見つける道具として使ってみるのはどうでしょうか?
例えばここに書いた英検もTOEICも、「どのジャンルが弱いか」とても詳しい分析を合否結果とともに送ってくれます。

一度課題をはっきりさせ、それから何をすべきか考える。少し手間はかかりますが、今後一年、それどころか数年、十数年もの伸びを大きく左右するという意味で、試す価値のあることだと断言できます。

英検公式サイト

TOEIC公式サイト

(3)一つのことを続けるのは得意ですか?

なりたい姿も明確、やるべきこともはっきり分かっている。
ですが、それを実行できるかどうかはまた別の問題です。
英語学習が続けられない。
もしかしたら、それは学習内容そのものに理由があるのではなく、物事を「習慣」づけて行う力が不足しているからではないでしょうか。

物事を習慣づけて行うには、仕組み作りが重要となってきます。
今までにも、ブログの「学習モチベーションの保ち方」カテゴリにて、英語学習を習慣づける方法について記事を書かせていただいています。
それらをご覧いただきながら、「続ける」ことに重点をおいた目標を考えてみるのはいかがでしょうか?

まとめ

3つの質問を要約するとこうなります。

目標を立てる際には、

・達成したかどうか測りやすいよう、「YesかNoで答えが出るもの」、「数字で測れるもの」にする

・現状の課題を把握する

・続ける仕組みを作る

以上の3点が重要となります。

この項目と照らし合わせながら、今年一年をかけるにふさわしい目標を考えてみてくださいね。

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ロールモデルを探す

今年も残すところあと僅かですね。年初に立てた目標は達成できましたか?新年の目標として英語学習を挙げたものの、継続出来なかった方もいらっしゃったのではないでしょうか。なんといっても、英語学習は”継続すること”、が鍵だと思います。私が英語学習を本格的に始めたきっかけは、2006年の新年の目標でした。それから2013年の現在まで、ずっと英語学習を続けています。それまでも幾度となく”英語をマスターすること”を目標に掲げていましたが、毎年三日坊主に終わっていました。では、成功した2006年と過去との違いは何だったのでしょうか。それは、”ロールモデルを具体的にイメージしたこと”だと思います。

 

インターネット上には、たくさんの英語学習者さんがいらっしゃいます。ブログで学習方法や試験対策、現在の英語力などを詳細に公開されていますので、皆さんもお気に入りのブログを見つけて参考にされているのではないでしょうか。私も学習を始めたばかりのころは、英語を勉強しているよりも、学習法を模索している時間のほうが多い状態で、TOEICの点数や英検の級数、試験対策ばかりに目がいってしまい、色んな方法を試しては挫折することの繰り返しでした。”最終的に自分はどうなりたいのか”、を考えてロールモデルを探すようになってからは、良さそうな情報に飛びついては挫折する、ということがなくなりました。私が理想とした5年後の自分は、

・ストレスなく英文が読めること。洋書や仕事の文書をスラスラ読める。

・テレビニュースはほぼ100%聞き取れること。

・仕事で自分の意思が伝えられるレベルで話せること。

・自然な言い回しで英文が書けるようになること。

 

でした。今振り返ってみると、”実際に使えること”に焦点をあてていたように思います。

 

英語学習をするのだから、英語講師や英語専門職の方の学習法が良いに違いないと最初は思っていましたが、実際に英語を使って”英語専門職以外の仕事に役立てている方”のほうが自分の理想とする姿でした。英語学習者のなかには、将来英語講師や通訳として働きたいと思って勉強されている方も多いですが、そういう方と自分の英語学習に対するスタンスは違っていても問題ないと割り切るようにしました。自分は英語文法について他人に説明出来るほど詳しくなる必要はありませんし、試験テクニックを使う必要もありませんでした。

参考基準として除外したのは、試験学習に特化した学習法や、目標を達成するまでに何年もかかった学習法です。何年かかっても目標を達成する姿勢は参考にさせて頂きましたが、自分も同じ事をしてしまうと長期コースをたどってしまう可能性があると感じました。

 

参考にさせて頂いたのは、英語を使って仕事をする必要があるビジネスマンの方たちのブログや書籍です。特に、「読んで英語力を上げた」方の方法を参考にさせて頂きました。何を読むかは好みによって違うと思いますが、例えばTOEIC900を取った時の本のレベルや、英検1級受験前にはTIMEなどの雑誌が読めた、などは参考に出来ます。一人で海外出張をしたり、英語圏の大学院に行かれている方、趣味で洋書をたくさん読まれている方の現在の姿を見て、自分はどうなりたいのかを具体的にイメージ出来たことで、英語学習を継続できたと思っています。

 

本屋の英語コーナーでも英語ブログでも、TOEICや英検などの試験対策に関する情報が一番目につきやすいと思います。何をやっていいか分からない学習初期の頃は、”とりあえず対策問題集でも解くか…”となるかもしれません。”この問題集は良かった”、という情報だけではなく、試験特化している方の3年後、5年後の姿は?多読だけした場合は?オンライン英会話中心だとどうか、など結果も見てみると良いと思います。”英語が出来るようになりたい”の中身を具体的に想像することで、右往左往した挙句、道に迷うことを防げるかもしれません。

 

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【英語資格受験】 弱点を知り、次へとつなげる方法

先日、11月に受験した国連英検特A級の一次試験結果が手元に届きました。
恐る恐る開いた通知にあったのは、合格の二文字。
まだ二次試験を控えているので、総括的な記事を書くには早いと十分承知はしているのですが、それでもどうしても皆さんに聞いていただきたいことがあり、今回このような記事を書かせていただきます。
今日は、一次試験対策を通して自分が身につけることのできた、「弱点を知り、次へとつなげる方法」についてお話ししたいと思います。

私が国連英検を受験する理由

実は今回、国連英検特A級を受験したのは、これが初めてではありません。
特A級では2回目、その準備段階のA級受験から数えると4回目の受験となります。

自分自身、国連英検の受験には、ある目的を持っていました。
英語を指導する立場として、「どのような勉強をすれば、どのように力が伸びるのか」を知りたい、「みずから弱点を見つけ、それを伸ばす学習法を戦略的に考える」、その実践の場としたいと考えていました。

国連英検は日本の英語資格の中でも、英検・TOEICほどメジャーなものではなく、試験についての情報(問題集などの書籍や受験者の体験談など)が、それほど豊富にあるわけではありません。

あとから考えれば、その情報量の少なさこそが、「自分で方法を見つける」モチベーションになったのだと思います。

そして、一度目の失敗の悔しさを、(悔しがるだけでなく)次につなげたこと、それが今回一次試験を通過することができた一番の要因だと感じています。

「弱点を知り、次へとつなげるために」実際に行ったこと

以下の画像は、前回の不合格通知と、それに今回獲得できた数字(白字)を書きこんだものです。

合格点が65点前後(※私の受験した回は2回とも68点でした)なので、各問で6~7割は必ず取りたい。そう考えると、この中で大きく足を引っ張っているのは、第3問と第8問でした。
これを、それぞれ4点→8点、4点→7点と伸ばせたこと、それが一番嬉しかったです。

第3問は文法・語法の間違いを選ぶ問題で、大部分は、英字新聞から引用された文章となっています。この部分を伸ばすために、「英字新聞を大量に読んだこと」(9月:64本→10月:129本)で、自然な表現に多く触れる機会が増え、正解数が増えたのだと思います。

また第8問は長文問題の形式をとってはいますが、選択肢の単語の意味がわからなければ正解はできない、完全な語彙力勝負の問題。
それまで「長文を読みながら、そこに出てきた単語を身につけていくのが一番」と、単語本をほとんど使わないでやってきたのですが、そこも大きく方向転換し、点数アップにつなげることができました。
(実際に行ったことは別ブログのこちらの記事にてご覧ください)

自分の苦手分野を伸ばすためにどう学習すればいいか、文字通り試行錯誤しながら学習項目を組み立てたこと。
そして、自分の立てた仮説がぴたりとはまり、効果が出せたこと。

これは何にも代えがたい、素晴らしい経験となりました。

二次試験に向けて、今思うこと

二次試験を控えている今、このようなことを書くのは逃げのように聞こえるかもしれませんが、「一度で合格を手にするのは厳しい」、そのように感じている自分もいます。

ただ、だからと言って、「今回は見送る」、もしくは「様子見で受験する」という選択はしたくありません。
二次試験まで残すところ2週間を切りましたが、できる限りのことをして、(たとえ不合格であったとしても)次につなげる何かを手に入れたい、そのように思っています。

振り返ると、大人になってからの英語資格受験で、ストレートに合格/望む点数を手に入れたことはありませんでした。必ず一度失敗しなくてはいけないわけではないし、回り道なしで望む結果を得られるに越したことはありません。
(そして実際に、「模擬試験を受ける」「過去問を解く」など、より短いルートで行く方法を探すことも、資格に臨む上で大切なことだと思っています。)

何度失敗するか、それとも失敗せずに済むか。それは、今の自分にとって大きな問題ではなく、それよりも「こうすれば、こう伸びる」という方法を一つでも多く知りたい。それが正直な気持ちです。

実際に勉強・奮闘している最中のため、うまくまとめることができず申し訳ありませんが、二次試験の受験を通して自分が体験したことを、またこのような形で皆様にご報告させていただきたい。それを励みに、残された時間を有意義に使っていきたいと思います。

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【直後の記録】 国連英検特A級一次試験受験記

2012年11月4日(日)。
私事ですが、国連英検特A級を受験してきました。
英語資格の受験に関しては、英検・TOEICも含めると何十回受けたか分かりません。
直近1年半の国連英検A級、特A級受験だけで考えてみても、今回の試験は本当に得るものが多かったと大変満足しています。

まだ解答速報も出ておらず、一次試験の結果が出るのも1ヶ月ほど先の話なのですが、今回の試験を通して、自分が得られたことをここに書き記しておきたいと思います。

今回の試験対策から得られたこと

今回の試験準備期間を通して得られたことはいくつかあるのですが、中でも一番大きかったのが、英字記事読みの習慣をつけることができたことです。

私自身、2012年の目標として、「年間に1000本(一日あたり約3本)英字記事を読みたい」と考えていたのですが、実際にはひと月30~40本がいいところ。一本も読まない日も結構あるという状態でした。

これではいけないと今回立てたのが、「一日5本英字記事を読む」という目標。普段の自分から考えたら、はっきり言って不可能な数字でした。
最初は深く考えずに、「いつもより多く・・・だったら、5か?」と決めたのですが、この5という数字に大きな意味があるということに、実際に始めてみて気づいたのです。

国連英検特A級では、8つのマーク式問題のうち5つが長文問題です。英作文に必要な時間を考えると、一問あたりにかけられる時間は決して長くはありません。

できる限り5本をまとめて読む、それも夜寝る前の、頭が疲れ切っている時間に読むようにしたことで、今までより記事を読むスピードが上がり、そして多くの文章を目にしてもうろたえない・食らいついていく「体力」が付いたと思います。

直前対策はうまく行ったか

前回の記事では、自分が直前1週間にすること、しないことについて書きました。
その結果を簡単に振り返っておきたいと思います。

まず英作文は、思った通り1週間では足りず、焦るだけの結果となってしまいました。ただ、今回ギリギリながらも取り組んでみて、「ああ・・・こうすればよかったのか・・・」と、方法が見えてきたように思います。次回があるのかないのか分かりませんが(運良く、なかったとしても、インタビュー対策で書いておく必要があります)、今回思いついた方法を早めに試していきたいと思います。

それ以外の、「する」「しない」と決めた項目に関しては、学習面・精神面ともに、とてもうまく実行することができたと思います。試験前でも切り捨てなかったメニューというのは、今後の学習の根幹になる内容だと思うので、これらを軸に、これからの学習方針を立てていきたいと思います。

復習の重要性

これはとても大事なことなので、一度記事を改めて書きたいと思うのですが、試験を受けた直後の復習は、本当に、本当に大切です。
受験しっぱなしで、点数だけ確認するのでは、あまりにももったいない。
私自身も、翌日のうち(解答速報が出るまで)に自力での復習を終え、今後の方針を立てるのに活かしています。

今後の方針

一次をもう一度受験することになるか、それとも次へ駒を進めることができるかで、多少方針にも違いが出てくると思うのですが、以下の2つのことについては、必ず実行しようと思っています。

・The Economist, Zite以外のソースでの記事読み
具体的にはThe Wall Street Journal, The Financial Times, The Washington Post, The New York Timesの記事についても、読む量を増やしていきたいと考えています。

・話すための記事読み
特定のトピックについて、「話す」ことを意識した記事読みを始めたいと思います。具体的には、用語だけではなくコロケーションも意識して表現を拾っていきたいと思います。

おわりに

以上が、試験を終えた直後の生の感想です。

実のところ、今はもう二度と受けたくないと感じるほど、力を出し切って、ふらふらになっているような状態です。
それでもやはり、「試験を受けるのは、英語力を伸ばすために、とてもいい」ということ。
それだけは胸を張って言うことができます。

今回得られた力(英語力そのものだけでなく、習慣を続ける力も)を糧に、これからも英語学習を続けていきたいと思います。

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【中学英語からやり直す】 文法は、何を、いつ、どのように学習すべき?

「中学で学ぶ英語の知識があれば、英語は使える」
実際に、そのような趣旨の本があったり、話題にされているのをよく聞きます。
「使える」の定義は様々にしても、中学で学ぶことを基礎=土台とすることで、あとからのレベルアップがスムーズに進むことに間違いはありません。

今日からのシリーズでは、「中学英語からやり直す」ということをテーマに、具体的に何を、いつ、どのように学習していくべきなのか考えてみたいと思います。

初回の今日は、「文法」についてお話しさせていただきます。

中学英語を侮るな

「中学英語」と聞いて、皆さんはどのような印象を持たれますか。 
簡単すぎる? 
果たして、そうでしょうか。

文法事項に限ってみてみると、中学で既に「関係代名詞」が出てきており、思ったよりも広範囲について触れられています。
「分詞構文」や「仮定法」など、高校に入って初めてでてくる項目もわずかにあることはあるのですが、それ以外のほとんどの項目に関しては、基本的な内容を中学で学び、項目内の発展的な内容を高校で補足していく形になっています。

つまり、中学校で学んだ「骨組み」に、高校でどんどん「肉付け」していくイメージ

いきなり高校レベルの問題集を手に取ってしまうと、「骨組みはもうできている」=「各項目の基礎は分かっている」という前提で解説などが進められてしまう場合があるのです。

大人になって、一から英語学習をやり直そうという場合、きっちりと「中学英語」からやり直すことをお勧めします。

文法が完璧になるのを待たない

中学での英文法は「骨組み」。しっかり学ばなくてはならない。
そうご理解いただけたことと思います。

ここで問題となってくるのは、中学の英文法を復習(文法書を読み、問題集を一巡した)後の話です。

「文法の基礎がしっかりした」→「では実際に英文を読んでみよう」ではなく、

「文法の基礎がしっかりした」→「ここでもう一頑張りして文法を完璧にしてから、”読む”に移ろう」という選択肢をとる人が多いのです。

実のところ、それは大変危険なことです。

なぜなのか。以下の図を使って説明したいと思います。

上の【よい例】では、文法の一通りの基礎を押さえた後で、すぐに「簡単な読み物を読む」に移っています。

文法事項というのは、文法書や問題集で見ているだけでは身に付きません。実際の文を目にして、ようやく感覚が身についていくのです。

そのような理由から、ここに「やさしい読み物を読む」のをはさむことは、大変理にかなっています。
それができた上で、さらに高校で学ぶ応用的な文法を「肉付け」し、次に難易度の高い文章に挑戦していくのです。

一方、【悪い例】では、中学文法(基礎)→高校文法(応用)の間に、実際に文章を読むことをはさんでいません。

本来ならば、やさしい文章を読んで身につけておくべき英語の感覚をつけずに、いきなり発展的な文法を学習してしまう。

例えば、高校で学ぶ文法事項に「分詞構文」というものがありますが、これらは英字新聞でよく目にするような発展的な文法事項です。それらを用途、意味も分からず終わらせたあとで、やっと「読む」ほうに移るというのは、効率的ではありません。

まるでそれは、自分では使いきれないほどの武器を両手に抱えて、相手に戦いを挑んでいくようなもの。
しかも、本来実戦で培っているはずの、戦いの勘が身についていないわけですから、その戦いにも勝てるかどうかは分かりません。

「英字新聞にも太刀打ちできるはずの文法知識があるのに、簡単な文章でさえ読めない」
このようなアンバランスが起きる理由は、このように勉強の順番にあるのです。

(補足)実際には、上の表のように、4つにキッチリと段階を分けられるわけではありません。(イメージしやすいよう簡略化しています)
そして、読んでいて分からなかった場合に、文法書や問題集に戻り復習をするという繰り返しをはさみ、行ったり来たりしながら進んでいきます。

まとめ

大切なのは、文法ばかり勉強しないで、合間に実際に「読む」を入れること、それに尽きます。

英文法を一気に完璧にしようとせず、読み物に触れる機会を多くはさんでいくようにしましょう。

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