Warning: call_user_func_array() expects parameter 1 to be a valid callback, class 'collapsArch' does not have a method 'enqueue_scripts' in /home/users/0/sunnyday.jp-100wishlist/web/wp-includes/plugin.php on line 525

ドラマのスクリプトから英語表現を学ぶ

[`evernote` not found]

海外ドラマのスクリプトを使った英語学習法です。 海外ドラマを使った英語勉強法として、同じものを少なくとも5回は観ること、と勧められているのを見たことがあります。私は観たいドラマがありすぎて1話を5回も観る時間が惜しかったので、なんとかドラマ視聴を英語学習に活かせないかと考えた結果、インターネットでスクリプトサイトを探し、LingQにインポートするようになりました。するとこれが意外に良かったのです。

良かった点は、

・ドラマを観るときには字幕を出さずに英語音声のみで観るようになったため、音声のみに集中出来るようになった
・スクリプトのト書きを読むことで、人物の動きや状況を説明する単語をたくさん覚えることが出来た
・映像が頭の中に残っているため新出単語をイメージでとらえる事ができ、単語の定着率が上がった

ことです。

字幕に頼って”分かったつもり”になってない?

洋画や海外ドラマを英語字幕で観ると、実際は聞き取れていないのに分かったような気になりませんか? 私はしばらく英語字幕でドラマを観ていて結構聞き取れているつもりになっていたのですが、いざ英語音声のみで観始めると会話丸ごと聞きとれない箇所がかなりあることに気づきました。特に英語字幕だと、けっこうな早さで字幕が流れていくので目で追いつつ耳も同時に鍛えるというのは難しいです。いったん字幕を見てしまっていると、簡単な単語なのにリエゾンで聞きとれなかった・・など細かい不明点がわかりにくくなります。この点、観終わった後にスクリプトチェックをすることにして、視聴している間は英語音声に集中すれば、どこが聞きとれないのかしっかりチェックすることが出来ます。

状況を説明する方法を学べる

ドラマのスクリプトにはト書きがあります。これは登場人物の行動や、状況をあらわす文章です。例えば、”Gwen enter the bar in the middle of a brawl.”は、Gwenが喧嘩を仲裁するためにバーに入っていくシーン。”Rain pelts down on the body and on the crime scene.”は、殺人現場に冷たい雨が降りしきるシーンの説明。”You wasted your time by rifling through my things.” は自分の部屋を家宅捜索された女性が文句をいうシーンです。in the middle of a brawl, Rain pelts down on the body, rifling through my things. などはコロケーションも含めてそのまま覚えるように単語カードに登録します。ト書きは端的に行動をあらわす文章が多いうえ語感がいいので例文として優れていると思います。これらの文章を覚えると英会話の時に使える語彙が広がります。例えば、捜し物をしていて部屋を引っ掻き回した時に、rifle through something でもいいし、rummage through も使える。言葉のバリエーションが広がります。

新出単語をイメージでとらえる

3つ目の利点。2番目とも少し重なるのですが、ドラマの映像が頭の中に残っているうちにスクリプトを読むことで、新しく出た単語をイメージとしてとらえやすくなります。単語とイメージが結びつけば記憶に残りやすく、単語の定着率が上がりました。

例えばこのシーン。

王様の怒りに触れたマーリンが罰として、子供たちに腐った野菜やフルーツを投げつけられるシーンです。”Merlin in the stocks, pelted with rotten fruit and vegetables by children.” と説明されています。偶然にもThe Economistの記事にも”The LDP should be in the stocks, being pelted with Fukushima’s radioactive vegetables, not relishing a return to government.”、”LDPは福島の放射能で汚染された野菜を投げつけられるべきだ”とドラマと同じ表現が載っていたことがありました。現代日本では馴染みのないシーンですが、西洋では昔、罪人にpillory(さらし台)という手枷をつけて公共の場にさらし、群衆が腐った野菜や石を投げつけるという刑があったようです。例文中のstocksは足かせのような道具のことです。一度映像と結びつけて”pelt with” を覚えてしまえば、次に同じ言葉が出てきた時に記憶の引き出しから言葉を取り出しやすいです。

これは極端な例かもしれませんが、他にも相手が見ていない間にアルコールに毒を混ぜることをlace somethingと説明されていれば、lace=靴紐 という一対一対応ではない方法で単語を覚えることが出来ます。

 

人気のドラマであれば、ドラマ名とscript で検索をかければ英語ネイティブの熱心なドラマファンの方がスクリプトを上げてくれています。これをLingQにインポートし(インポート方法はコチラ)、知らない単語を登録、フラッシュカードで繰り返し復習する、という流れです。手段が面倒になると長続きしませんので、音声はアップロードせず文章だけを登録しています。45分のドラマだと、スクリプトの語数はだいたい5000語、多い時は8000語ほどあり読み応えもあります。楽しむためのドラマでももちろんいいのですが、スクリプトを読むことで新たな発見がたくさん見つかります。ぜひ試してみてください。

 

[ad#blogmura]

Leave a Reply