皆さんは英字雑誌や英字新聞の記事を読む際、どのように学習していますか。
分からない単語を調べ、意味の取りにくかった文を参考書などを片手に読みなおしてみる。
もちろん、それも必ず取り組んでいただきたい必須事項です。
ただ、それで終わってしまって、あとは何も・・・ではあまりにももったいない。
今回は読んだ記事から、二倍三倍の学習成果を得る方法をご紹介したいと思います。
味わうための方法・初級編
まず今回は初級編。ものすごく気軽に取り組んで頂ける方法です。
それは・・・
「記事を読みなおすこと」 (=復習)
先日、ディスカッションのネタにするために、ちょうど1年前に読んだ記事を読みなおす機会がありました。その際に、1年前よりも細かい部分が分かりやすくなっているなぁ・・・と感動したのです。1年間の英語学習の成果を実感した、感慨深い瞬間でした。
復習の効能
私の場合1年という長い期間があいていましたが、もう少し短いインターバルで、同じ記事を読みなおすことを皆さんにお勧めしたいと思います。
それも、自分のレベルよりやや難しい~かなり難しいと感じたものを読み返すと効果的です。
理由は以下の2つ。
・調べた新出単語に、もう一度出会うことができる
覚えたいと思っている単語は、文章の中で出会って覚えるのが一番。違う場所で再会できた時の喜びは格別ですが、そう頻繁には機会は訪れません。同じ文章ならば、確実に出会うことができますし、一度読んでいることから文脈で想像がしやすいです。
単語の復習という意図ならば、あまり間をあけすぎないほうがいいですね。
・一度目はピンとこなかった文が分かるようになっている
これは、放っておいてもなっているという意味ではありません。
前回記事を読んでから二回目に読むまでに、文法、語彙増強、精読など別の学習をしているはずです。別の場所で得た知識のおかげで、意味がわからなかった記事がクリアに理解できる。この感動は、是非皆さんに味わっていただきたいものです。
先ほどの単語の復習の場合と比べて、新出単語だらけで分かりにくかったものを、比較的長い期間をあけて取り組んでみることをお勧めします。
記事を保存する方法
書き込みをするためにプリントアウトした場合、それをファイルしておいてもよいのですが、たまってくると管理が難しくなります。
そこはネットの出番。
- twitterで記事URLをつぶやく(主要メディアには記事自体にtwitterでつぶやくためのボタンが付いています)
- Evernoteに記事をコピーペーストして保存しておく
- LingQのインポートを利用する (この場合、単語の復習も合わせてできます)
などの方法があります。それぞれ検索機能を使うことで、復習したい記事をすぐに見つけられるのが便利です。(なお、twitterの場合は、長時間たつと記事がリンク切れすることも考えられるので、Evernote, LingQなど本文をハードコピー出来る方法が確実ですね)
まとめ
復習をすることで、ボキャブラリーの定着、記事をより深く理解することができます。
また、1年などの長い期間をあけて読みなおしたものは自分の成長を実感することができるので、ぜひ試してみてくださいね。
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