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夏休みに洋書を読んでみませんか?

ヴァーチャル夏休みに洋書を1冊読んでみませんか? 長年英語を勉強しているのに、洋書を1冊も読んだことがないという方。いきなり100万語に挑戦!と意気込まなくてもいいのです。とりあえず最初の1冊を読んでみたら新たな発見があり、今後の英語学習にも良い影響を与えてくれるかもしれません。

”英語学習”の不思議

長年英語学習をしているのに、洋書を自主的に1冊も読んだことのない人が結構多いことには驚きます。問題集や解説書、試験対策本などは本屋に溢れているのに、参考書コーナーよりも洋書コーナーが充実している本屋さんは稀です。英語の”学習”というと、参考書を読み、演習問題を繰り返し解くのが効率的と考えている方が多いからではないかと思います。
また、洋書に取り組むのは”○○の試験に受かってから”、”TOEICで900点を超えてから”という意見も見かけますが、洋書を読んでいたら試験に受からない、ということは決してありません。ましてや、試験に受かってから、〇〇点取ってからと言う人に限ってなかなか受からない人ではないかとさえ思います。多読を勧められたからといって、多読しかしてはいけないという決まりはありませんので、今やっているメニューに洋書読みを加えるのは決してマイナスではありません。

洋書を読むには体力がいる

洋書を読むのには体力がいります。初めて洋書にチャレンジすると息切れがして、簡単な本でも集中力が持たないと感じます。大学入試の長文読解やTOEICの長文問題でも1題読むのにおよそ5分から長くても10分程度。だいたい1つの試験で2−3問は長文があるとしても、1つのテーマを20分以上続けて読むような機会を持つことはあまりありません。また、問題文の先読みをして、該当箇所だけを読めば解答できる試験問題と違って、読書ではそのようなテクニックを使う必要がありません。文章を頭から順を追ってストーリーを把握しながら読むには、ある程度の慣れが必要だと思います。これは一長一短に身につくものではなく、腕力や腹筋とは違う類の”体力”ですが、ある一定の時間、文章を読む練習を続けることで身についてきます。

やさしい本をたくさん読むことのメリット

私が洋書多読で感じた一番最初のメリットは、英語を読むことに抵抗がなくなったということです。100万語も読んでそれだけ!?と思われるかもしれませんが、この”抵抗感”を無くすことこそが最大の長所だと思います。長文を読んで”ウッ”と詰まるような心理的圧迫感さえなくなってしまえば、あとは本でも雑誌でもネットの文章でも自分の好きなものを好きなように読むようになります。まずはある程度のまとまった量を継続的に読み始めることで、”思っていたよりも読めないのはなぜか”、”早く読めないのは返り読みをしているからではないか”など、改善すべき点も見えてくるのではないかと思います。

洋書を読むのは英語が出来るようになってから・・と先延ばしにしていてはいつまでたっても読めるようにはなりません。とりあえず最初の1冊にチャレンジしてみる。続けるかどうかはそれから考えてみてもいいのではないかと思います。

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英字記事を味わいつくす

皆さんは英字雑誌や英字新聞の記事を読む際、どのように学習していますか。
分からない単語を調べ、意味の取りにくかった文を参考書などを片手に読みなおしてみる。
もちろん、それも必ず取り組んでいただきたい必須事項です。

ただ、それで終わってしまって、あとは何も・・・ではあまりにももったいない。

今回は読んだ記事から、二倍三倍の学習成果を得る方法をご紹介したいと思います。

味わうための方法・初級編

まず今回は初級編。ものすごく気軽に取り組んで頂ける方法です。

それは・・・

「記事を読みなおすこと」 (=復習)

先日、ディスカッションのネタにするために、ちょうど1年前に読んだ記事を読みなおす機会がありました。その際に、1年前よりも細かい部分が分かりやすくなっているなぁ・・・と感動したのです。1年間の英語学習の成果を実感した、感慨深い瞬間でした。

復習の効能

私の場合1年という長い期間があいていましたが、もう少し短いインターバルで、同じ記事を読みなおすことを皆さんにお勧めしたいと思います。
それも、自分のレベルよりやや難しい~かなり難しいと感じたものを読み返すと効果的です。

理由は以下の2つ。

・調べた新出単語に、もう一度出会うことができる
覚えたいと思っている単語は、文章の中で出会って覚えるのが一番。違う場所で再会できた時の喜びは格別ですが、そう頻繁には機会は訪れません。同じ文章ならば、確実に出会うことができますし、一度読んでいることから文脈で想像がしやすいです。
単語の復習という意図ならば、あまり間をあけすぎないほうがいいですね。

・一度目はピンとこなかった文が分かるようになっている

これは、放っておいてもなっているという意味ではありません。
前回記事を読んでから二回目に読むまでに、文法、語彙増強、精読など別の学習をしているはずです。別の場所で得た知識のおかげで、意味がわからなかった記事がクリアに理解できる。この感動は、是非皆さんに味わっていただきたいものです。
先ほどの単語の復習の場合と比べて、新出単語だらけで分かりにくかったものを、比較的長い期間をあけて取り組んでみることをお勧めします。

記事を保存する方法

書き込みをするためにプリントアウトした場合、それをファイルしておいてもよいのですが、たまってくると管理が難しくなります。

そこはネットの出番。

  • twitterで記事URLをつぶやく(主要メディアには記事自体にtwitterでつぶやくためのボタンが付いています)
  • Evernoteに記事をコピーペーストして保存しておく
  • LingQのインポートを利用する (この場合、単語の復習も合わせてできます)

などの方法があります。それぞれ検索機能を使うことで、復習したい記事をすぐに見つけられるのが便利です。(なお、twitterの場合は、長時間たつと記事がリンク切れすることも考えられるので、Evernote, LingQなど本文をハードコピー出来る方法が確実ですね)

まとめ

復習をすることで、ボキャブラリーの定着、記事をより深く理解することができます。

また、1年などの長い期間をあけて読みなおしたものは自分の成長を実感することができるので、ぜひ試してみてくださいね。

英検1級 リーディング対策 その3

前回の記事では、問題を解くための読み方があるとお話しさせていただきました。
限られた時間の中で効率よく問題を解くために、以下の手順で読解問題に取り組んでみてください。

英検1級 大問3の解き方

1. 質問をあらかじめすべて丁寧に読み、何が聞かれるのかをしっかり把握しておく。
その際に選択肢の文まで読まないこと。余計な情報、先入観が入ってしまいます。

2. 本文を読み始める。

本文に出てくる順に、質問は並んでいます。一問ずつ、答えに該当する箇所はどこなのかをしっかりおさえていく。
(該当箇所と思われるところに印をつけておくと、あとで見直す時に便利。)

3. 該当箇所と選択肢を見比べる。

当然ながら、該当箇所と選択肢では、同じ内容のことが違う語句、表現を使って書かれています。2つを照らし合わせて、同じかどうかを読み取る力が必要です。
この力は、普段流し読みばかりをしていてはなかなか身につきません。たった一語でも反対の意味になることがあるので、該当箇所、選択肢だけはしっかりと精読してください。(文を訳せるレベルまで読みこんでください。)

以上です。
必ず質問の答えになる箇所というのが文章の中に存在しています。必ずそこを見つけてください。その箇所さえ見つけることができれば、もう正解は手にしたも同然なのです。

また、本文を読むときに気をつけてほしいことが、もう一つあります。全文を同じ力の配分で読まないでください。すべてをじっくり精読したのでは時間が足りなくなり、すべてを速読、流し読みしたのでは、該当箇所を見失ってしまいます。
私自身、 「該当箇所を見つける」という最大目的のために、それ以外の文は、いわゆる速読で「ぱぁっと頭に入れていく」くらいの力加減で読んでいます。まずはそのモードで読み始め、該当箇所らしき部分が来たときに、グググっと精読モードに切り替わる。そこでゆっくりじっくり力を入れます。質問文は3~4問ありますから、その力加減の波が、一回の読解の中で3~4回訪れている感覚です。

読解部分の復習の仕方

読解部分をどう復習していいのかわからない。そんな声をよく聞きます。語彙パートでは、「語句の意味を調べる」などやるべきことがはっきりしていますが、読解に関しては、そのやり方に迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は、読解パートこそ、復習のし甲斐がある部分だと思っています。

その際にも気をつけるべきは、ただ一つ。

「該当箇所」が合っていたかどうかを確認してください。

参考手順を以下に記します。

1. 正解の選択肢の語句を調べ構造をしっかり把握して訳す。

2. その内容を述べている箇所を本文から探す。
上述のやり方で問題を解いている場合には、自分が該当箇所だと思ったところに印がつけてあるので、箇所自体を見誤っていなかったかチェックしてください。

3. 該当箇所(自分が間違って選んでしまっていた該当箇所も含む)の、語句調べ・構造をしっかり見て訳す。

そのうえで、該当箇所と選択肢が同じことを言っていることをしっかり確認してください。

4. 自分が間違えた選んだ選択肢をしっかり訳したうえで、どうしていけなかったのか確認してください。

問題集によっては日本語訳が載っている場合もありますので、それをあとから参考にしてもらってもよいです。(日本語訳だけ読んで、分かったつもりになるのは一番よくないことです。あくまで、自分が復習で訳した後の確認に使ってください。)

まとめ

読解を行う上で、もっとも大切なのは、質問で聞かれている箇所を本文の中から探す力です。問題を解く際には、必ずそれを意識してください。

そして復習として、該当箇所、正解選択肢、誤って選んだ選択肢を、しっかりと語句調べ・構造チェック・訳をするようにして下さい。

<私が使った問題集>
「箇所を探す」訓練をする上では、過去問を解くことが非常に有効です。

英検1級過去6回全問題集〈2010年度版〉 (旺文社英検書)

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