Warning: call_user_func_array() expects parameter 1 to be a valid callback, class 'collapsArch' does not have a method 'enqueue_scripts' in /home/users/0/sunnyday.jp-100wishlist/web/wp-includes/plugin.php on line 525

Posts Tagged ‘学習法’

リーディング学習法 分からない理由を考えてみる

新しい年度も始まり、気持ちも新たに「4月からは毎日記事を◯本読むぞ!」と思われている方も多いのではないでしょうか。

しかし、いざ読んでみるとあまりよく分からない。そんなことを感じたことはありませんか?
分からないからつまらない。つまらないから読む気になれない。そうやってリーディングの習慣付けに挫折してしまうかもしれません。

分からない理由

分からないのはなぜでしょう。

1.出てくる単語が分からない → 単語力がない
2.単語は分かるけど文章がどうなっているのか分からない → 文法が分からない
3.文章は分かるけれど何を言おうとしているのが分からない → 背景知識がない

上記に挙げたように、単語力がないのか、文法が分からないのか。英語ではなく読んでいる記事の内容自体が分からないのか。理由は色々考えられます。
自分に足らないものは何かと考えた上でどのように上記の問題をバランスよく解決していくかを考えていきましょう。
前回のYukoさんの記事にもあったように、読解力を鍛えることでリスニング力アップにもつながります。ニュース記事に慣れることでニュース音声の聞き取りにも役に立つので焦らず確実にステップアップしていきましょう。

問題を解決するのも自分に合ったレベルで

まず、項目1、2についてですが、自分の英語のレベルに合ったものからスタートすることが大切です。単語力に自信のない方は簡単なニュースサイトとして有名なVOA Special Englishから始めてみましょう。
以前にその利用法についての記事を書いておりますので、一度そちらをご参考ください
目標は「返り読みせず、読み上げられるスピードと同じまたはそれ以上で読める」というレベルです!

TimeやNewsweek、Economistをいきなり読んで挫折するのではなく、自分のレベルに合ったものをどんどん読んで慣れていくことから始めていきましょう。

次回以降は、項目3の背景知識の重要性についての記事を予定しております。

私のスクール体験談 ~スクールを最大限活かすために~

前回のエミコフさんの記事に引き続き、今回は、私なぼむしが通っていたスクールの体験談です。
自分の経験を踏まえて、スクールを最大限に生かす方法も合わせてご紹介・提案したいと思います。

スクールで何を学べるか

私は、某大手英会話スクールに2年、地元のコミュニティカレッジのコース(1コース授業6回)に4回通った経験があります。
英会話スクールは英検準1級を受験する前後、コミュニティカレッジは英検1級の受験対策として受講しました。

英会話スクールのほうは、テキストに即した1~4人までの授業と、フリーカンバセーション(先生1人に対し、人数はその時によって異なる)の授業の2種類に分かれていました。

とにかく、話すことに対する恥ずかしさ・コンプレックスを払拭したかった私にとっては、テキスト授業よりもフリーカンバセーションのほうが役に立ちました。

コミュニティカレッジでは、「スピーチメーキング」「時事問題についてのディスカッション」のコースを選択していました。

ここで学んだスピーチの型、そして実際に人前で話す機会を持てたこと。ダイレクトに英検受験に活かすことができました。

スクールに行けば何とかなる?

もちろん、前回エミコフさんが書いていたように、スクールに行くメリットは充分にあり、その内容には私も深く同意します。

また、今の自分が何を学習すべきなのか、目標としている英語力(例えば資格)取得のために何が必要なのかを知るために、客観的な意見を聞けるというのもメリットの一つとして上げられるでしょう。
(学校によっては、アドバイザー的な役割の方が、メニューを組み立ててくださる場合もあるようですね)

ただ、注意したいのは、「スクールに行けばなんとかなる」という考えは大変危険だということです。

偉そうに話していますが、私自身、特に最初の英会話スクールのほうでは、あまり深く考えずに臨んで、2年たって身に付いたのは度胸ぐらいでは・・・という結果に終わりました。

どういう英語力を身につけたくてそのスクールに行くのか、明確にする。

そして行くからには、スクールの授業を最大限に生かすために、予習・復習をきっちりと行う。

この二点が最も重要です。

スクールを最大限に活かす方法

現在、私はオンライン英会話スクールで学習を続けています。
今振り返ってみると、通学タイプのスクールで学習した内容自体は、オンラインスクールでも十分に学ぶことができることだと思います。
ただ、オンラインスクールは比較的自由度が高い分、より「自分で何を勉強すべきか考える/見つける」力が求められます。

通学にせよ、オンラインにせよ、「自分で自分の学習内容を組み立てる」、「予習・復習をしっかりする」という自主性がスクールを最大限に活かす、成功の秘訣です。

以下は、私達がオンラインスクールと並行して学習している(した)内容です。

方法の一つとして、参考にしていただけるとうれしいです。

まとめ

自戒を込めて書きますが、スクールに行くだけで英語力は伸びません。
何のために行くのかしっかりと考えること。行くからには、授業を最大限に活かすための予習・復習をきちんと行うこと。

そして、どのような形態のスクールに行く(または行かない)にせよ、「自分で何を勉強すべきか考える/見つける」という姿勢を大切に、英語学習をしていきましょう。

Writing Tips 〜類義語辞書〜

英語で日記やエッセイを書くとき、語彙の選択範囲が狭いために単調で子どもっぽい文章を書いていませんか?

英語ライティングでは、同じ言葉の繰り返しは避け、より鮮やかにアクションを思い起こさせる特定の言葉を使うことが望ましいとされています。中学生レベルの英作文であれば、I think, I think, I want, I want, He said・・・と同じ動詞が延々続くのはしょうがないかと思いますが、大人になってもそのレベルでは精神年齢を疑われてしまいそうです。think, want, say などの言葉は多くの意味を持つ”general” な単語です。プライベートな日記なら、 I think を多用してもいいかもしれませんが、他人に読まれることを前提としたエッセイや試験問題のライティングでは、単調な文章は書き手の意図が伝わりにくく、読み手を飽きさせてしまいます。例えば I think なら、ちょっと思いついた、深刻に考えぬいた、熟慮した、思いを巡らせた、想像した・・などの意味が含まれます。日本語であれば、”〜と思った”の多用で済ませてしまいがちですが、英作文では”general” な単語である think の多用は避け、より限定的な”specific verbs” を使用するべきです。

簡単な言葉を形容詞で飾ることも推奨されないようです。例えば think hardならcontemplate, ask angrilyはdemanded など、アクションを一言で簡潔にあらわすことができる”強い”動詞を用いるべきとされています。簡潔で明瞭な文章をより少ないワード数で書くことが良いとされています。弱い動詞+形容詞の組み合わせよりも特定の強い動詞を使うことを意識してみてください。

具体的には、Thesaurus辞典や類義語・同義語辞書を参照するのですが、紙の辞書だと的確な言葉を探し当てるまで何度もページを行ったり来たりしなければなりません。オンライン辞書ならば、提示された類義語にリンクが貼られているので、リンクをたどってピッタリのニュアンスを見つけるのが容易です。

オススメのオンライン類義語辞典はプリンストン大学が無料で提供しているWordNet です。他にも無料のオンライン類義語辞書はありますが、ビキニ姿の女の子がチカチカ点滅する広告などが貼られているページが多いため気が散ってしまいます。Wordnetでは言葉の定義、類義語のセット、簡単な例文が広告なしで表示されます。シンプルですが十分だと思います。

WordNetのページを開いたら、左側のUse Onlineを開きます。

検索窓に調べたい単語を入力します。”think”を入れてみます。

そうすると、think に関連する言葉がずらずらと出てきます。believe, consider, conceiveなどにはリンクが貼られていて、それぞれにまた関連する類義語を集めたページに飛ぶので、例文を見ながらぴったりのニュアンスを探していきます。またリンクはありませんが、()の中味も参考になる単語があります。imagine, ponder などもthink をあらわすのに使えますので、下の例文まで見ることをオススメします。

WordNetを使うと知らない単語がさらに知らない単語を呼ぶ・・・と敬遠されるかもしれません。thinkを調べて reckon, conceiveなど分からない単語が出てきたら、英日辞書でもいいですので確認して使ってみると良いと思います。面倒ですが、練習の段階で一手間かけることで徐々に力がつきます。

いきなり上手な英文を書こうとしても書けるものではありません。ライティングの本に書かれている注意事項を守りながら、コツコツと言葉を積み上げていくことがライティングの上達につながるのではないでしょうか。

英字記事を味わいつくす

皆さんは英字雑誌や英字新聞の記事を読む際、どのように学習していますか。
分からない単語を調べ、意味の取りにくかった文を参考書などを片手に読みなおしてみる。
もちろん、それも必ず取り組んでいただきたい必須事項です。

ただ、それで終わってしまって、あとは何も・・・ではあまりにももったいない。

今回は読んだ記事から、二倍三倍の学習成果を得る方法をご紹介したいと思います。

味わうための方法・初級編

まず今回は初級編。ものすごく気軽に取り組んで頂ける方法です。

それは・・・

「記事を読みなおすこと」 (=復習)

先日、ディスカッションのネタにするために、ちょうど1年前に読んだ記事を読みなおす機会がありました。その際に、1年前よりも細かい部分が分かりやすくなっているなぁ・・・と感動したのです。1年間の英語学習の成果を実感した、感慨深い瞬間でした。

復習の効能

私の場合1年という長い期間があいていましたが、もう少し短いインターバルで、同じ記事を読みなおすことを皆さんにお勧めしたいと思います。
それも、自分のレベルよりやや難しい~かなり難しいと感じたものを読み返すと効果的です。

理由は以下の2つ。

・調べた新出単語に、もう一度出会うことができる
覚えたいと思っている単語は、文章の中で出会って覚えるのが一番。違う場所で再会できた時の喜びは格別ですが、そう頻繁には機会は訪れません。同じ文章ならば、確実に出会うことができますし、一度読んでいることから文脈で想像がしやすいです。
単語の復習という意図ならば、あまり間をあけすぎないほうがいいですね。

・一度目はピンとこなかった文が分かるようになっている

これは、放っておいてもなっているという意味ではありません。
前回記事を読んでから二回目に読むまでに、文法、語彙増強、精読など別の学習をしているはずです。別の場所で得た知識のおかげで、意味がわからなかった記事がクリアに理解できる。この感動は、是非皆さんに味わっていただきたいものです。
先ほどの単語の復習の場合と比べて、新出単語だらけで分かりにくかったものを、比較的長い期間をあけて取り組んでみることをお勧めします。

記事を保存する方法

書き込みをするためにプリントアウトした場合、それをファイルしておいてもよいのですが、たまってくると管理が難しくなります。

そこはネットの出番。

  • twitterで記事URLをつぶやく(主要メディアには記事自体にtwitterでつぶやくためのボタンが付いています)
  • Evernoteに記事をコピーペーストして保存しておく
  • LingQのインポートを利用する (この場合、単語の復習も合わせてできます)

などの方法があります。それぞれ検索機能を使うことで、復習したい記事をすぐに見つけられるのが便利です。(なお、twitterの場合は、長時間たつと記事がリンク切れすることも考えられるので、Evernote, LingQなど本文をハードコピー出来る方法が確実ですね)

まとめ

復習をすることで、ボキャブラリーの定着、記事をより深く理解することができます。

また、1年などの長い期間をあけて読みなおしたものは自分の成長を実感することができるので、ぜひ試してみてくださいね。

返り読み禁止令

英語学習初期の頃に試してみて、リーディングとリスニング両方に劇的に効果があった方法があります。それは返り読みをしないということです。え、そんなこと?と思われるかもしれませんが、学生時代についた和訳癖のために、まるで漢文のレ点のように文章を行ったり来たりしながら読んでいる方が多いのではないかと思います。実際に自分がどのように文章を読んでいるのか普段意識していなければ、返り読み癖があることにも気づいていないのではないでしょうか。

返り読み癖を直すべき理由の一つは、リスニング上達の阻害要因になるからです。リスニングは行ったりきたりしながら聞くことはできません。リスニングでは流れていく会話やニュースを聞きながらそのまま理解する必要があります。このためにはまず、ある程度の速さで理解しながら読めるようになることが重要です。

無意識の返り読みを防止するために有効なのが、読みながら指や紙で左から右に文章を隠していく方法です。この時、一度読んで意味がわからなくても、絶対に行ったり来たりしないようにします。進行方向は左→右のみです。どうしても戻りたいときは、文頭に戻ってやり直します。レ点的な読み方はしないようにしてください。それでも分からない時は次の文章に進み、パラグラフ全体を読みます。難しい文章の場合、その後に”すなわち”、という形で易しく言い直されていることもあるので、パラグラフ全体から意味を取ることも文章を理解する手助けになります。

読んだ部分を隠しながら進んでいく場合、どこまでが主語かを考えていったん主語で指を止めると、長い文章でもひっかからずに読みやすくなります。この際、述語や補語の関係などを考える必要はありません。また、”〜は〜であるところの” などと和訳的な理解はしないように心がけ、頭の中のイメージで意味をとらえる練習をします。英語を英語のまま理解する練習をすることで、今後のリスニング能力アップも期待出来ます。もしどうしても理解出来ない場合は、思い切ってレベルの簡単な素材からやり直してみてください。

英文を読み慣れていないうちは一度読んだだけで理解するのは難しく、返り読みしたい衝動に駆られると思いますが、長期的には返り読みしないほうが、読むスピードも上がりますし理解度もよくなります。私の場合は、英文解釈しつつ返り読みをするという悪癖を矯正する過程で、英文を読むときに日本語訳しながらではなく、イメージで捉えられるようになりました。これが英語を英語のまま理解することの第一歩になったと思います。単純な方法ですが、とても効果がありますので1ヶ月ほど矯正法を試されてみては如何でしょうか。

学習集中期間を設ける~ヴァーチャル英語部・年末企画のお知らせ~

学習のモチベーションを維持する。
その大変さは、学習者の皆さんなら誰もが経験されることと思います。
自分の「やる気」の操縦法。それが分かれば、学習は苦痛ではなくなります。
今日は、その方法の一つをご紹介したいと思います。

「学生の勉強」と「大人の学習」

学生時代の勉強と大人になってからの学習の違いの一つは、モチベーションが保ちにくいことです。
学生時代は定期テストがあり、お尻を叩いてくれる先生の存在がありましたが、大人にはどちらもありません。試験を受けるにしても、自分の意思でそれを決め、その目標に向かう必要があるのです。
自分自身で自分のやる気を操縦する。これが大人の学習にとって最も大切なものと言えます。

集中期間を設ける

試験という短期間の目標がある際には、やる気の操縦も比較的簡単です。
では、今は試験を受験する予定はない、もう目標の資格は取得したという場合、やる気を出すのは無理なのでしょうか?

私はそうではないと思います。私自身、試験受験から離れて4年以上が経ちますが、その間、学習に関していろいろな波を経験しました。そうした紆余曲折の中、やる気の出し方のコツがだんだんと分かってきました。

それは・・・

期間を決めて、その期間に達成したい目標を設定する

ということです。

この方法には2つの利点があります。

一つは、学習のマンネリ化を防ぐこと、もう一つは、設定した目標をやり遂げることで、充実感が得られることです。
自分自身が自分の先生となって、課題を自分に出してあげる。そのご褒美は、自分自身がそこで得られた力、経験です。(「○○ができたら、△△を買う」などと、実際のモノもご褒美にしても楽しいです!)

ヴァーチャル英語部・年末企画へのお誘い

2010年も残すところ、あと半月です。
年末のあわただしい時期。学習ペースも乱れがちになります。
それを逆手にとって、普段とは違うアプローチで学習してみませんか?

ヴァーチャル英語部では、年末企画「2010年、これだけはやりとげたい!」を、本日12月14日(火)より開催します。

年末までにやり遂げたいことを一つだけ宣言し、それを達成する喜びを味わいませんか?

そこで得られた自信は、2011年の英語学習に大きな弾み・原動力となります。

「単語を100個覚える」「問題集を○○ページ終わらせる」「途中になっていた洋書を1冊読み切る」「リスニング○○時間達成する」・・・どんなことでも構いません。

コメント欄に目標を宣言してくださいね!

ヴァーチャル英語部・連絡事項

ヴァーチャル英語部でtwitterを利用してくださっている皆様へ

この企画は期間も短いので、専用のハッシュタグは設定しません。
但し、今後「ヴァーチャル英語部」全般に関するハッシュタグ、#vireng を設定しますので、これを使って進捗状況などをつぶやいてくださいね!

2010年、ラストスパート!
一緒に頑張りましょう!!

学習時間記録方法

前回記事で、英語学習時間記録のススメ、私の2000時間までの道のりをご紹介しましたが、毎日記録を分単位でつけ続けるのは骨の折れる作業です。そこで今回は、ざっくりと記録を概算する方法を提案します。

まずはリスニングですが、ニュース素材から5分30秒、podcastから15分・・・と一つ一つ記録していくと、数字が大きくなった時に大変になってしまいます。学習記録は秒単位で記録するほどの正確さは不要ですので、ざっくりと60分単位で計測します。例えば、今日は5分、3分、8分のニュースをそれぞれ聞き、単語CDを20分聞いたとしたら36分です。翌日にpodcastを20分、ドラマを字幕なしで30分観たとします。36分+20分+30分=1時間26分。メモに60と記録し、端数の26分に翌日分を足していき60になった時点でまたメモ帳に60と記録していきます。60と記録したら、端数のみを次の計算に使用します。こうすることで今月分2046分などと、毎回大きな数字を計算する煩わしさがなくなります。月の終りに60が何個になったかを集計し、月の合計何時間何分、これまでの総計がいくらと計算する方法です。

学習CDなどの場合は、1枚のCDが何分か決まっていますので、聞いた回数を正の字にするといいと思います。私は1年ほどEnglish Journalを通勤中の車の中で聞いていました。1枚がだいたい65分だったので、車のダッシュボードにポストイットを貼って、CDが一巡するたびに正の字を書いていき、月末に集計しました。オーディオブックの場合も、一日ごとに何分聞いた、と記録することはせず、パート1を聴き終えたら5時間40分と、まとめて記録しました。

リーディングの場合も、毎回実際のリーディング時間を測っているわけではありません。多読の場合、1冊何万語というのがわかりますので、時々自分のリーディングスピードを測って、10万語÷200語/分=500分として概算しました。精読はLingQシステムを利用しましたので、語数がわかって便利でした。

ライティングの場合は、だいたい200ワードを30分で書くことを目標としていましたので、語数だけワードで数えて200単語=30分と計算していました。文法などの問題集を解く場合は、1ユニットを15分以内で解くと決め、1冊終わった時にユニット数×15分としています。

こうして振り返ってみると、学習時間を記録していると同時に、”この時間内にこれだけやる”という目標も同時に立てられていたことがわかります。

今日やった学習内容をただ記録するだけでも、フィードバックの材料になりますが、記録を簡便化するために、”この内容なら〜分でする”と目標を持って取り組むことで、ダラダラと時間を消費することを防ぐことも出来ると思います。

英語学習2000時間

英語学習を開始して間もないころ、妻鳥千鶴子さんの英語資格三冠王へ! (アスカカルチャー)を読みました。英検1級取得までにおよそ3000時間かかるとのことでしたので、試しに学習時間を記録してみることにしました。中学校から大学2年まで学校や自宅での英語学習時間の概算を1000時間とすると、約2000時間必要ということになります。

 

2006年1月に英語学習を開始して、英検1級を取得した2008年11月までの私の学習記録です。

  • 多読 530万語 : 588時間
  • 精読 13万語 :  21時間
  • リスニング :1162時間 (流し聞きは含まず)
  • ライティング : 12,348語・・・約24時間
  • 文法: 85時間(English Grammar in Use 初級と中級)
  • 覚えた語彙 : 2389語 約52時間
  • スピーキング: 98時間

学習を始める前にTOEICや英検などを受けていなかったので元の英語力は正確には分かりませんし、学習効果に個人差もありますので、数字自体は参考程度にして頂きたいのですが、学習記録をつけていて気づいたことがあります。それは、学習初期のころには多量のインプットが必要ということです。

 

私の学習時間のうち、8割がリーディング、リスニングなどのインプットで占められています。もう少し詳しく分析すると、まずはリーディングから開始しました。100万語読んだ時点で、返り読みをせず文頭から理解でき、ある程度の速さで英文を読めるようになっていましたので、リーディングを先行させることであまり苦労することなくリスニング能力が上がったと感じています。

 

多読の目安として”100万語”が掲げられていますが、これは100万語読んだからといって、どんな英文でもスラスラ読めるということではないと思います。私が100万語読了した時点で感じた効果は、”英文に対する抵抗がなくなった”ことです。300万語ほど読んだ時点で、ライティングに変化が出てきました。日本語→英語への”英作文”から、日本語を介さないライティングへとシフトしました。

 

リスニングですが、1162時間聞いた時点で、TOEICや英検1級などのリスニングは1語1句はっきり聞き取れるようになっていました。これはリスニングのみではなく、リーディングによるインプットや単語学習の効果もあると思います。

 

記録をつけることで得られることがたくさんあります。定期的に自分の学習内容を振り返り、今の状態と照らし合わせることで、何が足りないのかを推測し、軌道修正することが大事です。また、時間をつけることで自分の目標とする英語力に達するために”量”が足りているかを自覚することが出来ます。内容と量、どちらも重要ですので、学習記録をつけることをお勧めします。

 

英検1級 二次試験対策 その3:英検1級合格者のノートの中身

英検1級合格者のノートの中身は一体どのようになっているのか?

今回の記事では、私がスピーキング対策時に実際に作ったノートの中身を紹介したいと思います。

ノートの内容から、勉強を進めるコツを盗んでください。

スピーチ原稿を作ったら、必ずネイティブ添削してもらう

写真の解説の前に。
スピーチの構成は、エッセイの型と同様と考えていただいて構いません。しかし、時間が2分間と限られていること、緊張で思ったよりも少ない内容しか伝えられないことが考えられます。
エミコフさんの記事の「スピーチ構成」についてが大変参考になりますので、ご確認ください。

このノートは、自分が作文したものをLingQ(旧・the Linguist)で添削してもらい、それをプリントアウトしたものです。(厳密に言うと、スピーチ完成前のブレーンストーミングの文章です)

スピーチは原稿を作って丸暗記するものではありませんので、すべて原稿を作ってそれを添削してもらわなければいけないわけではありません。しかし、練習開始時、特にスピーチの型を習得するまでは、必ず信頼できる先生・オンラインサイトなどで添削してもらうべきです。

スピーチで応用できそうな話題を英訳

購読している朝日新聞で、少子化に関する興味深い記事を見つけたので、切り貼りし英訳したものです。
たとえばこのネタは、少子化に関するトピックだけでなく、他の分野のトピックへのスピーチでも具体例として利用することができます。
丸暗記で一つの問題例にしか対応できないスピーチを作るのではなく、他のスピーチでも活かせるようなネタをどんどん集めていきましょう。

どんなところにもスピーチネタは転がっている

先ほどは少子化問題の新聞記事を英訳していましたが、少子化問題について興味がでてきたら、いろんなところにその話題が転がっていることに気付きました。
このノートに書き出している選択肢はポータルサイトでアンケートとして載っていたものです。このような意見があるのだな・・・という参考になりました。

今までしていた勉強を「ネタ」集めの作業に

ネタになりそうな音源を見つけて、それをディクテーションしたものです。
ディクテーションの作業はリスニング対策として行っていたものですが、その際に使用していたBBCやNPRなどの音源はスピーチでも使えるネタの宝庫だということに気づきました。
エミコフさん、yukoさんも書いていますが、一次試験の準備の時から二次試験の準備も意識しておくことが大切です。(私自身は、実際にネタ集めの段階になって、ああ!あの時やっていたことも二次に使えるんだ・・・と気付いたことを正直に告白しておきます)

まとめ

そのほか、私のノートの中身をflickrにたくさん掲載しておりますので参考になさってください。

私自身、ノートをきれいにまとめることが勉強だとは思っていません。ノートに書き出すことに重きを置きすぎて、実際に口に出す作業(スピーチを録音したり、模擬面接をしてもらうこと)がおろそかになっては元も子もないと思っています。
今回、「ノートの中身紹介」という手段で、どのように学習をしたかを紹介させていただきましたが、ノート作りがすべてではないということを、どうぞご理解ください。

1 6 7 8 9