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Posts Tagged ‘多読’

読んで英語力を向上させよう

語学学習において、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング全てをバランスよく学ぶことが大切なのは言うまでもありませんが、その中でもリーディングには多くのメリットがあります。

 

文中で単語を覚えることが出来る

1ページの中に10個以上わからない単語があるような場合は、文中から未知単語を推測するのが難しくなりますので、自分のレベルに合った文章を選ぶとよいと思います。1ページの中の未知単語が数個以内なら、文脈から意味を推測するのが容易になります。どれほど単語学習をしても、未知単語が0になる事はないと思いますので、文中で出会った未知単語の意味を予測しながら読むスキルは重要です。また、単語学習用に準備された例文よりも、より自然な語彙の使われ方を学ぶことが出来ます。単語と日本語訳の1対1対応では、たくさんある同義語の中からコンテクストにあった単語を選び出すことが難しいですので、たくさんの文章にあたって、自然な語彙の使われ方を身につけることが大事です。

 

ライティングの参考になる

上質な英文を、ライティングの参考にすることが出来ます。初めて見る文章構造、自分のことを表現するのに良さそうな表現などを見つけたらメモしておいて、実際のライティングに活かすとよいです。リーディングを主なインプット源にすることで、正しい文章構造を体得することが出来ます。スピーキングの時の文章構造、文法は必ずしも正しいとは限りません。初心者の場合、スピーキングはその場のコミュニケーション重視のため、短調な表現や語彙のくり返しもあります。ライティングの参考という意味でもリーディングは重要です。

 

 

まとめ

リーディングを英語力向上に役立てようと、辞書と首っ引きで難しい原書を読もうとすると、あっという間に挫折してしまう可能性があります。難しい文章を少しだけ読むよりも、自分の身の丈に合う本を毎日少しずつでも読むことを心がけてみてはいかがでしょうか。

 

 

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【GW特別企画】 英語学習 ~私がブレークスルーを感じた時~(3)

私が体験した英語学習における最初のブレークスルーは、短期間で大量の英文を読んだことがきっかけでした。その後もシャドーイングやプレゼン練習でブレークスルーを感じましたが、振り返ってみると英語力が伸びたと感じた時には、必ず集中して量をこなしていました。

 

はじめに

私は2006年1月に多読を中心とした英語学習を開始しました。SSS多読のHPを参考にGRという学習者用の洋書を読み始めたものの、つまらなくなり1ヶ月も経たないうちに挫折。4ヶ月ほど学習法を模索するだけの日々が続きましたが、5月にネイティブ小学校中学年〜高学年用の洋書で多読を再開しました。ブレークスルーを感じるきっかけになったのは7月〜8月の2ヶ月間、毎日洋書を読んだことでした。

 

2ヶ月で大量の英文を読んだ経験

H19年7月初旬から9月初旬にかけて毎日22時に帰宅してから2-3時間洋書を読み、2ヶ月間で94万語読みました。ネイティブの小学4-5年生レベルのシリーズ12冊だったのですが、冊数をこなすにつれてどんどん読みやすくなっていきました。この頃はリスニングは全く手をつけておらず、他の学習も全くと言っていいほど手付かずの状態で、Grammar in Useの初級を解き始めた程度でした。返り読み防止のため、読んだ文を指で隠しながら文章を左から右に読むことを意識していました。多読を始めるまで、簡単な洋書さえ1冊も読みきったことがなかったので、1単語ずつゆっくりじっくりしか読めませんでしたが、さすがに毎日毎日読み進めるにつれ、和訳しながらではなくイメージで捉えることが出来るようになりました。

 

壁を乗り越えたと感じた時

2ヶ月で94万語読んだことで得られた効果は、返り読みせずに英文を読めるようになったことです。レベルは10歳〜12歳の本でしたが、始めた頃は簡単な本でさえ読めなかったことを考慮すると、かなりの進歩でしたし、その後も多読を続けることでペーパーバックも読めるようになりました。その年の11月に初めて受けたTOEICでは、対策なしで905点を取ることができました。その後、VOAなどの音源つき素材を3ヶ月程使ったところで順調にAudiobookが聞けるようになったことも集中的にリーディングをこなしたおかげだと思っています。

 

まとめ

何をどのくらいやったらいいのか皆目検討がつかなかったころ、”1日1分で”と謳われている問題集や英検準1級用の単語集を1日15分程度やってみたりしましたが、あまり効果を感じられなかったため、すぐに挫折してしまいました。学習の楽しさは、ある程度量をこなさないと実感できないと思います。

私がブレークスルーを感じた体験をお話すると、”私とは最初のレベルが違うから”、”とりあえず基礎が固まってからやる”と言われる事が多いです。コツコツすることも大事ですが、長年英語学習を続けているのに進歩が感じられないのであれば、成長を実感出来る程やったのか振り返ってみてはどうでしょう。

 

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お勧めの多読指南書

私は英語学習の方法についての相談をされた時は、自分がやってみて本当に良かったと思うことしか勧めません。その中でも特に効果の高かった多読を学習に取り入れることを勧めています。SSS多読の書籍やホームページで多読のやり方について詳しく説明されていますが、軌道にのるまでが大変です。実際私も一度始めてみたものすぐに挫折してしまい、4ヶ月後に再開しています。今回は多読を始める際に参考になった本を紹介します。

 

SSSの多読3原則とは、

1. 辞書は引かない
2. 分からないところは飛ばして前へ進む
3. つまらなくなったら止める

の3点です。ルールは基本的にこれだけ。後は辞書を引かなくてすむ、子供用の簡単な本から徐々にレベルをあげて、好きな本を好きなように読むだけです。たったこれだけで英語力が上がるの?と思われるかもしれません。私自身も半信半疑でしたが、これまでの私に足りなかったのは、圧倒的な量のインプットだったのだと自覚することになりました。簡単な本でもマトモに読めなかったのです。これまで英語の本を通しで1冊読んだ経験もなく、大学を出たにもかかわらず、dawn(夜明け), dusk (夕暮れ)などの基礎単語も知らない状態でした。このまま辞書を引かずに読んでいるだけで本当に英語力が上がるのか。悩んだ時に、多読について書かれた本を読みました。

SSSのHP だけでも多読に関する情報は十分に得られますが、まとまった情報を得るには、快読100万語!ペーパーバックへの道 (ちくま学芸文庫) がお勧めです。なぜ多読なのか、辞書をひかなくてもいい理由などがわかり、安心して多読3原則にのっとって読書を進められると思います。

伊藤サムさんの、やさしくたくさんの公式サイトと著書、英語は「やさしく、たくさん」―中学レベルから始める「英語脳」の育て方 (講談社パワー・イングリッシュ) も、レベルの低い読み物から始めたほうがよい理由がわかりやすく書かれています。

古川昭夫氏の英語多読法は、たくさんの生徒さんに多読を指導されてきた経験と実績があり説得力があります。個人の体験談だけで多読がいいとおっしゃっているのではなく、データを基に説明されている点が面白かったです。

また、英語上達完全マップ上の多読ページも参考になります。英語上達完全マップ自体は行いませんでしたが、ペーパーバックを多量に読み、Newsweek、タイムを1週間で完全に読み切ったというエピソードには勇気づけられました。大量のインプット、の”大量”がどの程度をさしているのか、具体的なイメージをもつのに役立ちました。

 

英語学習には沢山の方法があるようにみえます。多読もそのうちの一つですが、こういうやり方がありますよ、という道は示せても、本の好みや読書レベルは人それぞれ。それぞれの人に最適化したやり方というのは、本人が試行錯誤しながら見つけていくしかありません。簡単な本から始めましょう、と言われても、最初から簡単で夢中になれる本に出会えるわけではありません。そんな時すぐに諦めて出来ない言い訳をするよりは、多読指南書を読んだり、多読を楽しく実践されている方のブログなどを参考にしたりして、自分にとってのベストな方法を編み出す工夫をすることが大事なのではないかと思います。

 

 

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精読と多読 ~それぞれが最終的に目指すところとは~

「精読」と「多読」。
英文を読む際のアプローチの仕方。または、その勉強法を指していう呼び名です。
「私にはどちらの方が向いているだろう?」
英語をやり直そうとしている方、そして、実際に勉強を続けている方にとっても、頭に浮かぶ疑問ではないでしょうか?
今日は、その質問に対する答えのヒントを、読んでいただきたいと思います。

「精読」派?「多読」派?

私個人の印象としては、「多読」というのは勉強法の一つのジャンルとして確立されていて、大人のやり直し学習をされる方にとっても、一つの人気の方法だと思います。

それに対して、「精読」というのは、やり方としては「多読」の対極に位置するものの、精読”派”と呼べるほど、多くの人に受け入れられている印象がありません。

あえて、「派」などという書き方をして、どちらかに属さなくてはいけないような書き方をしてしまいましたが、究極のところは、私のブログで行っているような「英文解釈(文構造の分析)をするか、しないか」、その違いだと思います。

何のためにそれをするか

では、英文解釈(文構造の分析)は何のために行うのか。
端的に言うと、意味のかたまり、切れ目を見つけるためです。
切れ目さえ見えれば、文章の意味はもうほぼ取れたも同然。あと、そのかたまりが何の役割をしているか分かれば、それで完璧です。

では、このかたまり(切れ目)。英文解釈をしない人(「多読」派の人)には見えないものなのでしょうか?
私はそうではないと思います。

「精読」派も「多読」派も、見えているかたまり(切れ目)は同じです。

そのかたまり(切れ目)に対して、「主語、動詞、目的語」や「関係代名詞」「過去分詞」などの文法用語で説明をつけるか、つけないか。その違いだと思います。

多読はそのかたまり(切れ目)を見つける訓練を数をこなすことで実践し、身につけていく。それに対し、精読は、文法用語というラベルをつけ、こういう切り方をするのだと説明していく。

やり方は違うけれども、目的は同じだということを理解してください。

それぞれが最終的に目指すところ

皆さんは、最終的にどのような読解力を身につけたいですか?

”辞書を引かずに、自分の読みたい文章をスラスラ読めるようになりたい。”
”自分の得たい情報を得るためのツールとして、英文を読めるようになりたい。”

(「情報」というと言葉の響きが固すぎるかもしれませんが、「英語の小説を読みたい」なども、「得たい情報を得る」に含みます)

そうではないでしょうか?
私自身は、精読も多読も、学習法としての一通過点だと思っています。
最終的に、自分の本当に読みたいと思えるものが、(英語力で足を引っ張ることなく)スムーズに読める。それが目指すべき姿だと思っています。

私は英文解釈をするので、いわゆる「精読」派の英語講師なのですが、いつまでも一文一文、「これは関係代名詞だから・・・」と頭に浮かべるような読み方をして欲しいとは考えていません。

それこそ、精読”派”などというグループに、いつまでもとどまっていてはいけないのです。

いつかそういう文法用語を介さずとも、意味のかたまり(切れ目)が何の役割をしているのか、自然に入ってくるようになって欲しい。(そのためには「解釈をせず数多く読む」方法も取り入れ、徐々に移行していくべきです)

そして、「多読」派の人、その方法を選ぼうとしている人たちに対しても、かたまり(切れ目)がハッキリと見えるようになり、さらに深く理解できる読み方ができるようになるよう、願っています。

どちらの方法で学習していくかは、皆さんご自身の判断にゆだねます。「合う、合わない」は本当に個人差があるので、どちらをお勧めするとは決して言いません。

まずは、それぞれを試してみること。それを皆さんにお勧めします。

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EvernoteとMediaMarkerで多読管理

EvernoteとMediaMarkerを使って、気軽に読書記録をつけてみませんか?

 

EvernoteMediaMarkerのアカウントを持っていらっしゃらない方は、どちらも無料で作成できますので、登録してみてください。まずはMediaMarkerの設定から。アカウントを作成したら、画面右上にある設定を開きます。

 

設定画面の右側をたどっていくと、Evernote投稿という項目がありますので、そこをクリックします。

 

Evernote投稿の設定画面が開きます。ここではまず最初に、Evernoteアカウントで付与されたメールアドレスを入力します。

Evernoteのメールアドレスは、メニューバーのEvernote→アカウント情報をクリックすると開きます。

次に、投稿するタイミングを設定します。全てにチェックをすると、何回もEvernoteに情報が送られてしまうので、読了時点のみにしたほうが、後の管理が楽だと思います。題名はデフォルトの【MM登録】+本の題名でOKです。Evernote側で変更する事ができます。

投稿するノートブックは、inbox にするか、MediaMarkerには多読用の本しか登録しないのであれば、”多読”というノートブック名を作って、多読専用ノートブックに直接送ってもいいのではないかと思います。

 

投稿データは、欲しい情報にチェックマークをつけておきます。これでEvernote投稿の設定は終了です。一番下にある”更新”ボタンを押して登録を完了してください。

 

試しに何か本を登録してみます。右上の”登録”をクリックします。

デフォルトでは本・雑誌の登録になっていますので、洋書の場合はプルダウンメニューから”洋書”を選んで検索します。

本を選んで登録し、感想を書いたり評価を行った後で、読了マークをチェックして更新ボタンを押すと、自動でEvernoteに送られます。

こちらがEvernoteに送られてきたノートです。

 

本の表紙画像と書籍情報、MediaMarker側で書いた感想が入力されています。これに語数やYLを付け加えて多読ノートを完成させます。この他にも、関連記事を同じページにコピペして貼り付けたりするのもよいです。デフォルトではノートタイトルは【MM登録】+本のタイトルが書かれていますので、【】の中を本の通し番号に変更しています。

 

手書きでも感想文を書いていますが、あらすじや本の情報などを全部書くのは大変です。EvernoteならMediaMarkerからの情報と、集めてきた情報をコピペで貼り付けることが出来ますし、後々の検索も簡単に出来るので重宝しています。

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スマホで英語多読を始めよう

ちょっとしたスキマ時間にスマホで多読をしてみませんか?

1万語英語多読アプリシリーズは、8話〜12話前後の洋書を1万語前後にまとめたアプリです。著作権の切れた古い童話ですが、小さい頃に日本語で読んだ物語を英語で読みなおしてみると、新たな発見があって面白いです。

 

iPhoneで開いた画面はこんな感じ。

挿絵も綺麗です。

 

多読を始める際の最大のネックが絵本の値段の高さです。このアプリは1万語で175円ですので、気軽に名作絵本を楽しむことができます。わざわざ図書館に借りに行く手間も省けますし、1話1000語以内のものが多いので、自宅でダウンロードして、通勤時間などに読むのにちょうど良いと思います。1アプリに入っている童話を全部読むと、約1万語になるようになっています。

1万語英語多読レベル0は無料、レベル1〜4はそれぞれ170円です。シリーズ4までで4万語になります。まずは無料のレベル0でお試しを!

 

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中学校レベルからの英文読書

英語の本を読んでみたいけど何を読めばよいかわからない・・という中級学習者が初めて読む本としてお勧めしたいのが、NHK出版の外国人英語講師によるエッセイシリーズです。多読に興味はあるけれども絵本や語彙制限本に興味がない方が、英語読書を始めるきっかけになるのではないかと思います。

 

”日本酒と焼き鳥がだいすき”というアメリカ人女性、ケイ・へザリさんのAmerican Pie―Slice of Life Essays on America and Japan は、NHKラジオ英会話テキストに連載されていた英文エッセイが書籍化されたものです。日本について感じたこと、アメリカの文化などが、1話600ワード程度にまとめられており、中学校程度の英語力があれば読むことが出来ます。作者の日本びいきが随所に感じられ、外国人の目から見た日本の良さを再確認できるのも良い点です。別売りですが、作者による朗読CDもありますので、聞き読み素材にするのも良さそうです。この本を読むことで、平易な言葉で書かれた文章でも言いたいことを十分に伝えることが出来ることがわかりますし、自分で英文を書く時の参考にもなります。

 

本の帯に”英語学習は、結局いい英語を読むことにつきます。この本を楽しく読んで、いい英語をたくさんインプットしてください。”と、大杉正明先生の言葉が書かれています。多読が英語力向上に良いということは分かっていても、英文読書を習慣化するのはなかなか難しいのではないでしょうか。ケイ・へザリさんのエッセイはシリーズ化されていますし、この他にも外国人英語講師が日本について書いたエッセイがNHKから出版されています。1章1000ワード以内ですので、1日1章ずつ読んで英文読書を習慣化すると良いのではないでしょうか。

 

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オーディオブックリスニングに必要なスキルとは?

前回、オーディオブックで英語学習 で、オーディオブックリスニングの良い点をお伝えしました。今回は、オーディオブックリスニングに必要なスキルについて考えてみます。

 

1. 返り読みしないで読む

オーディオブックは待ってくれません。左から右へ、流れるように朗読されていきます。普段無意識にでも、主語→目的語→動詞・・・など、漢文のレ点のように返り読みする癖がある方は、英文を頭から順に読む練習をしましょう。もし、自分が返り読みをしている自覚がない時は、定規や指を使って先の文章を隠しながら読む練習をするとよいと思います。私は洋書を読む練習を始めたころ、小学校1年生のように指でなぞりながら読みました。多読やオーディオブックリスニングを目的とする場合は、文法や構文理解などのことは全く考えず、物語の内容に集中しましょう。

 

2.わからない単語があっても思考停止しない

オーディオブックを聞く際は、どうしても分からない単語が、ある一定の割合で出てきます。そういった単語が耳に入った途端、”アレ?”と集中力が途切れて、それから後は全く音が耳に入ってこなくなる・・という経験はありませんか? 8-9割の単語がわかるレベルのオーディオブックを選んでいれば、時々出てくる未知単語を飛ばしても、十分ストーリーは理解出来ます。その1単語がわからなくても状況から推測できますし、本当に難しい単語や場面なら、すぐ後に言い換えや状況説明の文章が出てくるからです。1−2割の未知単語が混じっているがために全体が聞きとれない方は、オーディオブックを始める前に、簡単なレベルのリーディングで、分からない単語を無視、あるいは推測しながら読む練習をすると良いです。また、”理解できる”レベルの単語は、音とセットで覚えていることは大前提です。新しい単語が出てきたら、必ず発音記号や音の出る辞書で確認しましょう!自己流の理解で、勘違い音読などを繰り返すのは時間が勿体無いです。

リスニングで分からない単語があっても、そこで意識を止めずに、先を聞くことを心がけてください。ただ、この方法はあまりにも知らない単語が多すぎる場合は有効ではありませんので、その場合は、自分のレベルに合ったリスニング素材を探すか、基本単語3,000語程度を先に覚えたほうが効率が良いのではないでしょうか。

 

3.和訳はしない。イメージで理解する!

オーディオブックは、遅くても160語/分、だいたい180語/分〜200語/分程度で読まれていますので、いちいち頭の中で日本語を確認するヒマはありません。耳から聞こえた文章を脳内でイメージする感覚です。普段は、そのイメージングさえ意識していませんが、日本語が介在していないことは確かです。また、オーディオブックに慣れないうちは、180語/分で読めない本を耳だけで聞いて理解するのは難しいと思います。ある程度スラスラと読めるレベルの本を選びましょう。日本語を介さずに理解する、というのもいきなりは出来ませんので、これも簡単な本を読むところから訓練するとよいのではないかと思います。

オーディオブックを聴きはじめた頃は、10分でも続けて聞くのが辛い、といった声をよく聞きます。これは、耳から聞いた言葉がうまく理解出来ずにモヤがかかっているような状態なのではないかと思います。これが、日本語を介さずラクに理解出来るようになると、数時間続けて聞くのも全く苦にならなくなりますし、数分しかない試験のリスニングで集中力が途切れることもなくなります。

このような状態になる頃には、時々分からない単語が出てくるけれども、それ以外はくっきり聴き取れる状態だと思います。もしそうでなければ、リスニング素材のレベルを落とす、または字面と音のすり合わせがきっちり出来ている状態かどうかを確認してみてください。今までなぁなぁに読んでいて、単語に間違った読みの”ルビ”などをふっていた場合などは、面倒でも正しい音で読めるよう、音源つきの読み物などで地道に音に慣れましょう。

 

まとめ

☆ 返り読みせずに頭から順に読んで理解できる。

☆ 分からない単語があっても、慌てずに聴き続けることが出来、意味を推測できる。

☆ 日本語を介さずにイメージで理解出来る。

オーディオブックリスニングに必要なスキルは、多読で得られる効果と重なる部分が多いです。リスニングが苦手であれば、問題集などのリスニング素材を集中して繰り返し聞く、といった方法を思いつきがちですが、リスニングの問題点は読めないことにある、ということを考えれば、今までと違ったアプローチを取る必要があるかもしれません。

 

 
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英語で読書感想文を書いてみよう

洋書を読んで、英語で読書感想文を書いてみませんか?楽しみのための読書もいいですが、”読書感想文を書くぞ!”と思いながら読むことで、ライティングに使えそうな表現を意識したり、感想を人に伝えるために工夫をしたりと、英作文の良い訓練になります。過去のTime For Kidsに、読書感想文の書き方に関するコツがありましたので紹介します。

もし学校の宿題などで読書感想文を提出するような場合は、先生によって、それぞれルールがあると思いますので様式を確認してください。これから説明するのは、子供用の一般的な読書感想文の書き方として紹介されていたものです。

 

Introduction

まず、イントロ部分に含めるべき項目は、

  • 本のタイトルと作者名
  • 本に関する情報を少し。○○に関する本で、など簡単に。
  • どんな種類の本なのか。アドベンチャー、ファンタジー、自伝、動物について、歴史、サイエンス・フィクションなど。

 

    です。ここでは、読者の注意を引くような書き出しを心がけます。

     

    Body

    メインとなるBodyパートでは、テーマ、プロット、物語の背景や登場人物について、そして自分の感想・意見などを書きます。

    • テーマ

    物語の中で一番重要なメッセージは何かを書きます。例えば、”友情の大切さ” などです。どうしてそれがテーマだと思ったのかも書きましょう。主要な登場人物から学んだことは何か、はテーマを探す上で重要な鍵となります。

    • あらすじ

    本の中で起こった重要なイベントを書きます。あらすじ全てを詳細に書かないように注意しましょう。あらすじのみに終始せず、意見を述べることが大事だからです。レポートをまとめるのに重要なイベントについて述べるにとどめ、レポート全体の筋が通るようにします。ネタバレしないように注意を払います。

    • 背景

    物語の時代背景、場所などについて書きます。

    • 登場人物

    登場人物について書きます。主役以外の登場人物と主役などの関係性などについて注目します。

     

    感想を書く

    読書感想文において最も重要な部分は感想部分です。どんなことを書けばよいか具体的に思いつかない時は、以下のポイントを参考にします。

    • その本を気に入りましたか?その理由は?
    • 本の中で一番良かった部分はどこですか?その理由は?
    • その本を読んで何を感じましたか?本の中で感情がどのようにかわりましたか?
    • 友達にこの本を勧めたいですか?
    • 作者の他の本を読みたいと思いますか?
    • この本を読んで新しく得たことはなんですか?

     

    結論

    ここまでの部分をまとめます。本全体の感想や、読書感想文の読み手に一番伝えたいことを書きましょう。

     

    読み終わった後にすぐ書き始めると、表現も頭に残っていますので、なるべく文中で得た新しい単語や表現を使って書くと良いと思います。大人の英語学習者の方は、必ずしも上記のルールに従う必要はなく、自分の好きなように書けばいいのですが、まだ自分のスタイルが確立しておらず、どのように書き始めたらいいのかわからない、という方にはお勧めのWriting Tips です。

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    【iPhoneアプリ】ReadMore:アップデートで、読書管理がさらにカンタン・便利に

    以前、紹介させていただいた、読書管理アプリ、ReadMore.
    アップデートにより、さらに使いやすく、モチベーションの上がるアプリとなりました。

    新しい年。洋書読書を始めたいと思っていらっしゃる方、もっともっと多くの本が読みたいと決意を新たにされていらっしゃる方に、ぜひお勧めしたいアプリです。

    早速、アップデート内容を確認していきましょう。

    ReadMoreとは

    アップデート内容をご紹介する前に、ReadMoreについて簡単にご説明します。

    ReadMoreは、iPhoneアプリReadMore - Navel Labsです。

    本の題名・ページ数を登録し、読書時間をアプリ内のタイマーで測ることで、進捗状況を記録していくことができます。

    どこまで読んだかを記録できるだけでなく、「このペースで読めば何月何日に読み終わる」という計算を自動でしてくれるので、「もっと読もう!」という励みになります。

    アップデート内容

    今回のアップデートにより、本のバーコードをカメラで読み取れるようになり、題名やデータをカンタン検索→登録できるようになりました。

    今まで手動で題名やページ数を登録していたことを考えると、格段にラクです!

    早速、その手順を画像で確認していきましょう。

    (1)立ち上げると、登録している本の一覧(Reading Stack)の画面が出るので、左上の+のボタンを押します。

    (2)赤丸で囲まれたバーコード柄のボタンを押します。

    (3)カメラモードに切り替わります。

    今回登録するのは、映画にもなった、Eat, Pray, Love.(邦題「食べて、祈って、恋をして」)

    (4)裏面のバーコードに先ほどのカメラ画面をかざします。

    (5)バーコードを読み取ると、すぐに検索画面になり、検索結果が表示されます。(この間、画面キャプチャをとる間もないほどのスピードでした)
    この本でよければ、本の題名部分をタップします。

    (6)本の内容が表示されるので、内容を確認し、Saveをタップします。

    登録はこれで完了です。(この間、1分もかかっていません!)

    早速、読書を始めましょう!

    実際の読書管理に関しては、以前の記事でご紹介していますのでご確認ください。
    (手順(3)以降で、実際の読書管理について触れています)

    また、まれに本が検索できない場合もありますので、その際は以前の記事の手順に従い、手動で登録してください。

    補足

    私自身、このアップデートにいたく感動し、洋書だけでなく和書も合わせて管理することにしました。
    複数の本を管理、それぞれにモチベーションを維持できるので、本当におすすめです。

    2012年の読書ライフを成功させるために。ぜひ、ReadMoreを有効活用してくださいね!

    ReadMore – Navel Labs  

    ReadMore - Navel Labs

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