Posts Tagged ‘多読’

洋書の語数調べに利用できるサイト

洋書多読で読んだ語数を数えるかどうかは必須ではなく、オプションなのですが、徐々に数字が増えてくるのを見るのは励みになります。また、他の洋書多読者が何万語でどのような本を読んでいるかを参考にしたり、1000万語読んだ人の体験談を読んで、自分がその段階に到達した時点での英語力を妄想するなど、多読を続けるモチベーションにもなります。

 

英語学習者に人気の本であれば、SSS書評検索システムで調べることが出来るのですが、語彙制限本を卒業して自分の好みで洋書を選べるようになってくると、SSSに掲載されていない本の割合も多くなってきます。ですが、数取り器を片手にひたすらカウントしながら読む必要はありません。何万語読んだかどうかは、あくまでも目安ですので、全ての本で正確な語数が分からなくても、だいたい合っていれば十分です。

 

今回は私が語数を調べるのに利用しているサイトを紹介します。

 

 

DOGObooks

 

Dogobooks は、児童書、ヤングアダルト(YA)本の語数とレベルを掲載しています。対象となる学年も記載されているので、自分のレベルに合った本を探すのにも役立ちます。

 

DOGO

 

Reading Length

 

Reading Lengthは、あまり正確ではないようですが、調べるとだいたいどの本も語数が載っているので便利です。語数が載っているのは、ページ左側、本の表紙の下です。

Reading Length 1

 

こちらのサイトは語数カウントだけではなく、リーディングスピードを測定し、本を読み終える時間を予測する機能があります。

 

目的の本を検索すると、該当ページの右側に、その本の一部抜粋があるので、

Reading Length 2

 

抜粋文章の上にある「Time your reading」ボタンを押してから文章を読み、読み終えた時点で「Stop and Calculate」ボタンを押します。すると、1分間に何語読んだかが表示されます。その数値をページ中央にある「Enter your WPM」に入力すると、本を読み終えるまでの時間と、1ヶ月で読み終えるためには一日何分読めば良いかという数値が表示されるという仕組みです。

Reading Length 3

読書の習慣が根付いていない時期は、300ページほどの本でも読み通せるかどうか見通しが立ちにくいです。一日何分読めば1ヶ月で読み終わるという目安が分かると非常に助かります。

 

AR BookFinder

 

AR BookFinder は児童書、YA向け。語数と対象学年が記載されています。

AR BookFinder

 

 

Amazon.comのstat page

 

アメリカのAmazon.comにはかつてtext stat という項目があり、語数や難易度などを詳細に知ることが出来ました。数年前にtext statは無くなってしまったのですが、情報自体が削除されたのではなく、おもてからは見られなくなってしまったようです。

 

この隠れたtext stat を表示するには、urlに「/sitb-next/」を挿入する必要があります。

 

例えば、Amazon.comのSurely You’re Joking, Mr. Feynman!のページ。普通に検索するとtext statはありません。

text stat を表示させるには、

http://www.amazon.com/Surely-Feynman-Adventures-Curious-Character/dp/0393316041

通常のurlの末尾、dpと0393316041の間に/sitb-nextを挿入し、

以下のようなurlにします。

http://www.amazon.com/Surely-Feynman-Adventures-Curious-Character/dp/sitb-next/0393316041

 

すると、懐かしのtext stat画面が出てくるのです。

text stat

 

語数、本の難易度だけではなく、難易語の割合や文章の長さなども表示されています。これ以上詳しい本の情報ページは無いと思うのですが、なぜアマゾンさんはこの情報を非表示にしてしまったのでしょうね。

 

ただ、全ての本にtext stat があるわけではありません。text stat機能が中止された後に出版された本には「隠しtext stat」は無いようです。私が適当に調べた範囲では、マイケルコナリーのVoid Moon、ジェフリー・ディーバーのThe Twelfth Moon、ダイアナ・ウィン・ジョーンズのHowl’s Moving Castleなど、2008年頃までのベストセラーにはtext stat画面があるようです。

 

探しても無いことが多く手間もかかるので、stat画面がありそうな過去のベストセラーに狙いを絞って検索してみると良いかもしれません。

 

単語年齢は何歳?その3:読書と語彙力の関係

 

単語年齢は何歳? 単語年齢は何歳?その2 でご紹介した、Test your vocab が、200万人以上の回答を元に、英語ネイティブスピーカーの語彙数、読書と語彙の関係などを解析していましたので、その結果を紹介します。

 

Summary of resultsによると、Test your vocabを用いて測定した、大人の英語ネイティブスピーカーの語彙数は20,000語〜35,000語だったそうです。こちらのページで詳細をみてみると、30歳の中央値は27,109語です。自分のテスト結果と照らし合わせると、ネイティブスピーカーと比べてどのくらい語彙力が不足しているかという参考になると思います。

 

英語を母語としない人々の平均語彙数は4500個。日本からテストを受けた人の平均は8522個。ネイティブの4歳児の平均が5000語、8歳で10000語だそうですから、日本人の英語学習者の多くが、ネイティブの4-8歳児程度にあたるのではないでしょうか。

 

英語を母語としない人々は、海外に住むことで、語彙サイズが10,000語を超える傾向にあり、英語が話される国に住むことで、一日あたり2.5個の新出単語を獲得するとのことです。

 

また、英語ネイティブスピーカーの語彙サイズは、4-15歳時の読書習慣により決定され、特にフィクションを読むことが語彙サイズに重要な役割を及ぼすとのことです。

 

こちらのページに、読書と語彙サイズについての考察が書かれています。フィクションをたくさん読む30歳の語彙数は29,558語、多少は読書をし、フィクションはあまり読まない30歳の語彙数は21,947語と、約8000語の開きがあります。よく本を読む人と、それほど本を読まない人の語彙数の差は、年齢を重ねても変わらないようで、どの年齢層においても、よく本を読む人と読まない人の語彙数の差はだいたい8000語のようです。15歳時の差がそのまま60歳以降まで続くというのは恐ろしいことですね。

このグラフから、読書量を増やすと語彙が増えるということが分かります。特にフィクションが良いという結果が出たのは、ノンフィクションと比べ、フィクションのほうが語彙が幅広く使われる傾向にあるからではないか、とのことでした。

 

読書量と語彙数の関係はネイティブスピーカーのデータですが、英語学習者にとっても興味深いデータだと思います。4歳-8歳時なみの語彙サイズを持つ英語学習者にとっては、英語での読書が幅広い語彙獲得に繋がるかもしれません。

 

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洋書を読む楽しさを感じる本 「寝ても覚めても本の虫」

児玉清さんというと「あたっくちゃぁぁぁんす!」とクイズ番組での一コマが一番に浮かんで来る方が多いと思いますが、実は児玉さんは大変読書好きな方です。

書評の番組の進行を務めたり、本の解説文を書いたり、エッセーや書評の連載をされていましたが、今回はその書評をまとた作品「寝ても覚めても本の虫」をご紹介します。


寝ても覚めても本の虫

児玉さんは国内外問わず大変多くの作品を読んでおられましたが、とりわけ海外ミステリーがお好きだったようで、こちらの本の紹介にも「児玉さんの海外面白本探求の日々を一気に公開」と書かれています。

著者は最初は翻訳されたものを読んでいたものの、すでに翻訳された作品を読み尽くして原作に追いついてしまったので原書で読むようになったとのことです。
最初はご自身の英語力を心配しながら読み始めたものの、とにかく読みたいという気持ちが強かったせいか割とスラスラ読めてしまったためにのめり込んでしまったそうです。
これが20年ほど前の話ということなので、今のように簡単にインターネットで情報を仕入れたり、クリックひとつで注文することはできない時代です。海外の雑誌などでベストセラーを探し、海外へ行く度にカバンいっぱいにハードカバーを買い込んで読みまくっていたのですから、ものすごい情熱が伝わってきますよね。

児玉さんは原書で読んでいるので、ほとんど紹介されている作品の原題が分かります。(現代で紹介され、邦題がカッコ書きで書かれているパターンが多いです。)
書評も上品に公平な視点で書かれており、語り口も軽妙で読んでいて心地良いです。何年の何号からという細かい引用ではありませんが、TimeやNYT、Economistで取り上げられていたトピックを盛り込みながら書いてあるエピソードもいくつかあり、氏の情報収集の範囲も伺えますし、とにかく本が好きで好きで仕方ないということがこれでもかというほど伝わってきます。

好きな作家の本は寝転んで読むと決めている児玉さんが、ケン・フォレットの1000ページ近くの作品である「大聖堂」を寝る間も惜しんで寝ながら読んだものの、あまりの重さに読了後に疲労困憊したエピソードや、映画Sayuriの原作を読んですっかり騙されたエピソードなど、終始ニヤニヤ楽しい気分で読めます。
文庫化の際に加えられた第Ⅳ章では実際に児玉さんの印象に残った英文も挿入されていたりします。

今まであまり興味がなかったような作品も思わず読んでしまいたくなって数冊購入してしまいました。著者の声を知っているので、直接児玉さんの声で本を勧められている気分になってしまうのです。

児玉さんは切り絵もかなりお上手なのですが、この本には数点の挿絵もあります。これがまた味わい深いのでぜひ手にとってご覧になって下さい。

日本語の書籍ですが、原作での読書の楽しみがこれでもかというほど伝わってきます。
最後に児玉さんが原作で読む時に感じることを書いていらっしゃる箇所を引用します。
これは、洋書で読書を楽しんでいる多くの方が共感されるのではないでしょうか。

黙読しているときに、さっと頭に浮かぶ解釈とフィーリングには、えもいわれぬ味わいがあり、しばしその感覚に恍惚となってしまう。この至福を誰かと共有したいと懸命に日本語にしてみるのだが、想像力と才能に欠けているせいか、訳してみたとたんに、原文の光彩が消えてしまうような気がする。これはいったいどうしたわけなのだろう。これまで何度かそういう経験をしてからは、ひとりで密かにこの感覚を愉しむことになってしまっているのだが、本当にそれはもうぞくぞくするような愉しさなのだ。

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Amazonの英語難易度別リーディングガイドで本を選ぶ

英語を意識せずに本の内容を心から楽しむことが出来たらいいと思いませんか。そのためには自分のレベルにあった本を探すのが大事なのですが、何万冊もある本の中から自分の興味とレベルにピッタリの本を探すのは至難の業です。だからこそ、面白い洋書に出会えた時の喜びも格別なのですが、出来れば労せずして自分のレベルに合う本に出会いたいものです。すでにご存知の方も多いとは思いますが、Lexile指数を元にしたAmazonの英語難易度別リーディングガイドを紹介します。

 

Lexile指数とは、米国ノースカロライナ州の教育測定会社MetaMetrics®社が開発した、「リーディング能力」および「文章の難易度」を示す指標です。アメリカの小学1年生から高校3年生にあたる各学年と対応しています。

リーディングに適切な難易度は、自分のLexile指数のマイナス100からプラス50だそうなので、Lexile指数が1000の人なら、900から1050のものを選べば良いことになります。

 

それでは、自分のLexile指数を調べるにはどうすれば良いのでしょうか。TOEICを受けたことがある人なら、TOEICのリーディングからLexile指数を換算してくれるサイトがあります(無料です)。コチラのページの中ほどにスコア変換ツールがありますので、自分のスコアを換算してみてください。TOEICを受けたことがない方ならば、Amazonが提供するLexile指数別サンプルテキスト を利用して自分がラクに読めるレベルを探してみると良いかもしれません。

 

自分のLexile指数が分かったら、英語難易度別リーディングガイドのページに戻り、左側にある”Lexile指数から本を探す”のページをクリックします。たとえば、人気多読本のHolesはLexile指数600−695、アメリカの小学校3−6年生に分類されていますね。私も多読初期の頃にHolesを読みましたが、かなり手応えがあり、”これで小学生レベル!?”と衝撃を受けました。ただ、先ほどの学年別Lexile指数の表をみても分かるとおり、学年内でかなりのバラつきがあります。小学校4年レベルで445−810です。同じ4年生でも、自宅で全く本を読まない子と読書が習慣付いている子では、かなりの差があるからでしょう。日本人の英語学習者にしても、いくらテストの点数が良くてLexile指数が高めに推定されたとしても、英語の本を読み慣れていないために、小学生レベルの本がラクに読めないということもあり得ると思います。あまり落胆せず、少し下のレベルの本から選ぶとよいのではないでしょうか。

 

Amazon以外にも、小中学生向けの本を紹介しているサイトがありますが、その中でも特にお勧めなのが “The Stacks” です(以前の紹介記事はコチラ)。こちらで紹介されている本は現在小中学生に人気の本です。子供向けの本ながら、人気のシリーズはやはり面白いです。こちらのサイトも参考にされてみてください。

 

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高校生向け学習支援サイト SparkNotes

SparkNotesは、アメリカの高校生向けに作られた学習支援サイトです。高校生が読むべき文学のガイドや、歴史、科学、知っておくべき歴史上の人物の伝記などなど、様々な分野のまとめ記事があります。

 

とくにおすすめしたいのが、アニメーションで見る文学ガイドのコーナーで、高校生が学校で習う文学のうち、代表的なものが10分程度のアニメーションにまとめられています。英語ネイティブ向けですので、字幕はありませんが、読んだことのある本の内容をどれだけ聞き取ることが出来るか、試してみるのも面白いです。

 

アニメーションビデオになっているのはごく一部ですが、文学コーナーでは、様々な本の要約や、登場人物リスト、チャプター毎の解説があり、一回さらっと読んだだけでは見逃してしまいそうな細かい部分を理解するのに役立ちます。

 

古典文学だけではなく、Tuesdays with Morrieや、Holes指輪物語ドラゴン・タトゥーの女など、日本でもお馴染みの現代作家作品もあります。ドラゴン・タトゥーの女を例にとってみますと、テーマ・モチーフ・シンボルの項目では、現代における女性への暴力、スウェーデンの汚職についてなどの背景が説明されています。また、内容に関する質問や、エッセイトピックなども提案されていますので、1冊を深く掘り下げて読む際の参考になるのではないでしょうか。

 

Flashcardsでは、SATのための語彙や、生物、歴史等、暗記科目用のフラッシュカードが用意されています。SAT語彙は英検1級語彙対策にも役立ちそうです。英字新聞を読む際に必要な単語がたくさんリストアップされていますので、さらなる語彙力向上のためにやってみると良いかもしれません。

 

学習支援だけでなく、トップページには、学校生活のTipsや、”最悪な先生のタイプ100”、”醜い生き物”などの軽い読み物も用意されています。易しめの英語で書かれていますので、息抜き程度に読まれてみてはいかがでしょうか。

 

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英語多読のススメ

今週はKindleについての記事が続いたので、流れに乗って多読で得られたメリットについて書きたいと思います。

 

以前100万語多読で感じたことでも書きましたが、多読を続けてきたことで得られた最大のメリットは、「英語を読むのに全く抵抗を感じなくなったこと」です。多読1000万語を超えた今でも、それが一番の収穫だと思っています。英文を読むのに抵抗感がなくなる、とは具体的に言うと、日本語で読める内容の本なら英語でも読めるという自信がついたことです。

 

なんだそんなことか。。とガッカリされるかもしれませんが、英文を読むのが苦痛ではなくなると、英語を読む量が格段に増えます。洋書の多読を始める前、書店で売っている問題集や単語集などで勉強をしていた頃は、英語を読む=問題集の長文を読むことでした。長文問題だと、一日何個も解けませんし、英文として一年に読む量は100ページ分にも満たなかったのではないかと思います。

多読を始めてから年々洋書の読書量が増え続け、Goodreadsのstatsによると、2012年の一年間に読んだりオーディオブックで聞いたりした本のページ数はおよそ2万ページとなりました。

多読を始めてからは、だいたい年に12000ページから15000ページは洋書を読んでいますが、多読を始める前には考えられなかった数字です。多読以外でも、雑誌類や新聞、仕事に関する教科書、論文などを英語で読みますが、カウントするのが困難であるため、これらは含まれていません。

 

洋書を読むことに魅力を感じない、必要性を感じないからという理由で、洋書多読を敬遠されている方もいらっしゃるのではないかと思います。多読のメリットは、洋書を読めることになるというだけではありません。前述しましたように、抵抗なく英文が読めるようになると、本だけではなく、英語雑誌や新聞、仕事の参考資料なども英語で読めるようになり、英語のインプット量を格段に増やす事ができます。英語で話したり書いたりする可能性のある内容は、日本語で情報収集してから英語に直すより、最初から英語で情報収集するほうが時間が短縮出来ると思います。

 

英語学習には質も量も大事だと思いますが、自分の場合は英語多読で量をこなすことで、語彙力やライティングの問題点を自覚することができ、その問題点をじっくり勉強するという流れが出来ました。年間100ページ未満の読書量の時代と現在を比べると、読解力も向上したと思います。

 

多読は簡単な絵本や語彙制限本から始めるため、それが一体何になるんだ、今成果を得たいんだ!と思われている方も多いのではないかと思います。最初は小さな一歩でも、多読が導いてくれる可能性は無限にあります。易しい内容の文章でも、量をこなしていくうちに、どれだけのことが出来るようになるのか。たくさんの人に実感してほしいです。

 

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Kindle Paperwhiteで「洋書が読める人」になる

先日、Kindle Paperwhiteを手に入れました。

実は私、自分の学習のために読んだ洋書は、今までにたったの2冊だけ。
「自分の学習スタイルに合わない」と、ずっと敬遠していた洋書でしたが、Kindle Paperwhiteのおかげで今年は「洋書を読む人」になることができそうです。
使い始めてまだ2週間もたっていませんが、そう確信している自分がいます。

洋書が苦手な私がお勧めする、”Kindleのここがよい”

Kindleについては、初代のものが出てからもう何年も経ちますし、実際に使っていらっしゃる方、どのようなものかレビューを読んでご存じの方も多くいらっしゃると思います。

ここに書く内容も決して真新しいことではないかもしれませんが、今まで洋書が続かなかった私が、「今度こそ読める」と思えるポイントとなった以下の5点について、ぜひご紹介させていただきたいと思います。

(1)画面が目にやさしい

Kindleの画面は、スマートフォンやタブレット、PCの画面とは違うE Inkという技術を使っています。
画面がちらつくことがなく、大変目にやさしいです。
部屋の明るさにより画面の明るさも簡単に調整ができ、夜に寝室で横になって読むのも苦になりません。

(2)文字の大きさ、フォントが変えられる

文字の大きさ、フォントが変えられることがこれほど読みやすさに影響するとは思ってもみませんでした。
さらに、読みやすさという点において、「1行あたりに何語表示されるか」というのは、大変重要なポイントです。むやみに文字だけ大きくしても、一行に3、4語ほどしか表示されなければ、返って意味が取りにくくなってしまうと思うのです。

Kindleでは文字の大きさ、フォントを変えられるだけでなく、余白や行間も変えることができます。ここは大いにこだわって、自分に一番にしっくりとくる表示にしたほうがいいと思います。

(3)読書に専念できる
今までずっと、iPhone, iPadでKindleのアプリを利用していたので、「わざわざKindleを買わなくてもいいか」と思っていました。
でも、これが大きな間違いでした。
iPhoneやiPadには他にも魅力的なアプリがたくさん入れてあります。
スキマ時間にパッと手に取った時、どうしても一番に開いてしまうのは、SNSなどの他のアプリ。もともと「洋書を読むことの優先順位が低い」自分にとって、そこでわざわざKindleアプリを開くのは至難の業でした。
Kindleならば、他に気が散る要素はありませんから、読書に集中せざるを得ません。

(4)進捗状況が見え、やる気が出る

実はKindleアプリでも進捗状況は簡単に確認はできたのですが、このように画面右下にシンプルに○パーセントと表示される形ではありませんでした。
この本当に小さな数字が、「あと○パーセント読もう」、「お!もう○パーセントまで来た」とやる気をくすぐってくれます。

(5)カバーをつけたことで愛着が湧き、読書の時間を大切にしたくなった

「Kindleなら読み続けられるかもしれない」と希望がわいたことで、Kindle自体を
大切にしてあげたい、そのような気持ちになりました。
そこで最初は注文していなかったカバーをあとから追加で注文し、それをつけてみました。
そうすることでますますKindleに愛着が湧き、そこからさらに「読書の時間を大切にしたい」という気持ちまで自分の中に生まれてきたのです。
本当に「気持ちの問題」だとは思うのですが、そう信じることで実際に読み進められるなら、それ以上に素晴らしいことはありません。やる気を出すために、専用ガジェットや物を買うことも、私はありだと思います。

他にも、辞書が手軽に引ける(しかもプログレッシブ英和辞書やオクスフォードなどの各種有名辞書)ことや、ハイライトを引くのが簡単なこと(あとで見返すのに便利)、検索ができることなど、素晴らしい点がたくさんあります。

おわりに

大人になって英語学習を再開し、約15年。「読めなかった強がり」に聞こえるかもしれませんが、実のところあまり洋書を読む必要性を感じていませんでした。

ですが、昨年末国連英検に挑戦した際、「この文献を最初から原版で読んでいたら・・・」と思う事態が起き、そこで初めて洋書をスムーズに読めることの重要性に気づいた気がします。

今まで「受験英語的な読み方」でずっとやってきて、どうしても読むスピードが遅く、大量の文章を目の前にすると気力・体力で負けてしまうということが多くありました。

その気力・体力をつけつつ、読むことを習慣づけ、自分にとって必要な文献をそのまま英語でインプットできるようになりたい。これが、今年自分が身につけたいと思っている英語力の一つです。
そのためにKindleが大きな役割を果たしてくれると大いに期待をしています。

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【私の使っているカバー】

【今読んでいる本】

読者が選ぶベストブック2012

早いもので今年もあと8週間程になりましたね。本のSNS、Goodreadsでは「Choice Awards 2012」の投票が行われています。

 

Goodreadsの「Choice Awards 2012」は読者による投票で、ジャンル毎に今年のベストブックが決まります。メジャーな book awards で読者投票によるものはGoodreads だけだそうです。

3回に渡る投票で候補が絞られていきます。10月30日〜11月10日までの第一ラウンドでは、各ジャンル15冊ずつノミネート作品がリストアップされています。11月12日〜11月17日にセミファイナル、11月19日〜27日がファイナルで、徐々に候補作品が絞られていきます。今年の話題本たちをチェックしてみてください。

ジャンルは、

Fiction

Mystery & Thriller

Historical Fiction

Fantasy

Paranormal Fantasy

Science Fiction

Romance

Horror

Memoir & Autography

History & Biography

Nonfiction

Food & Cookbooks

Humor

Graphic Novels & Comics

Poetry

Goodreads Author

Young Adult Fiction

Young Adult Fantasy & Science Fiction

Middle Grade & Children’s 

Picture Books

 

受賞作品は12月4日に発表されます。Goodreadsに登録すれば誰でも投票出来ます。SNSの利用は無料です。

 

過去の受賞作品リストはこちら。

2011

2010

2009

 

洋書選びの参考になるのではないでしょうか。

 

 

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Bentoで読書記録

皆さんはどうやって読書記録をつけていらっしゃいますか?私は、GoodreadsMediamarkerをメインに使っているのですが、最近では読書メーターにも手を出してしまいました。どのブックログサービスも一長一短で、なかなか一つに絞れそうにありません。良さそうなサービスを見つける度に、これまで読んだ蔵書をまた最初から登録し直すのも面倒でしたし、なによりも、自分で好きにアレンジ出来ないのがネックでした。そこで、自分で好きなようにデータベースを作成する事の出来るBento を使って、多読管理を始めてみました。

 

Bento はMacのソフトですが、iPadやiPhoneでも使うことの出来るデータベース作成ソフトです。本来の目的は、プロジェクト管理や名刺管理、エクササイズの記録なのですが、自分で自由にアレンジして新しいデータベースを作成することができます。私がやりたかったのは、カード型の蔵書管理と、多読の総語数計算が同時に出来ること、読んだ本とオーディオブックで聞いた本を別々に表示したり、合算して表示出来ることの2点でした。

 

テレビ&映画管理のテンプレートを使って作成します。Bentoをインストールして画面を開くと、左側のコラムにテンプレート集の表示アイコンがあります。

 

アイコンをクリックすると、テンプレート集がありますので、テレビ&映画の記録テンプレートを選択します。

 

デフォルトの画面はこんな感じです。タイトル部分をクリックし、Book Listなどの分かりやすい名称に変更しましょう。

 

Booksと名付けてみました。読んだ本と、オーディオブックで聞いた本のリストを別々に作りたい場合は、先ほど新しいライブラリを作成する時に押したアイコンの右隣りに、新しいコレクション作成アイコンがありますので、そこを押して新しいコレクションを2つ作ります。そうすると、Booksというカテゴリの中に、Untitled Collectionという項目が出来ますので、名前をつけてください。

 

私はライブラリをBook List、その下をAudiobook, Booksとしてみました。

 

バックグラウンドのテーマは変更できます。右下の鉛筆マークを押すと、テーマボタンが現れますので、好きな背景に変更してみてください。

元々のテンプレートで必要ない項目は、その部分をクリックし、delete ボタンで消すことができます。新しい項目は、左下コラムの+マークを押して追加することができます。

 

私の設定項目はこんな感じです。

 

本のジャンルなど、入力メニューが決まっている項目は、フィールドタイプを”Choice”にして、予め項目を入力してしまいます。

 

本のフロントカバー写真は、Amazonの表紙画面をSkitch でキャプチャーし、Drag Meボタンを直接引っ張ってくれば簡単に貼り付けられます。

 

何冊か本を登録したら、画面を切り替えてみましょう。画面左上、ライブラリ名の下に、リスト、表紙、カードタイプ画面を切り替えるボタンがあります。

こちらは表紙画像を並べたもの。画像の切り貼りが面倒くさい場合は、こちらはなくてもよいと思いますが、並べると見た目は綺麗です。なお、画像の切り貼りが出来るのはパソコン画面からのみで、iPadなどのデバイス上では行う事は出来ませんでした。パソコンで編集した画像をiPadで見ることは可能です。

 

リスト画面です。YLの平均、総語数、リスニング時間の合計を計算することができます。

 

最初にリスト画面を開いた時には計算ボックスは表示されていません。表示させるためには、右下にあるこちらの地味なボタンを押してください。

 

私が一番気に入っているのは、オーディオブックのリスト、読んだ本のリストが別々に表示でき、Book Listという大項目で2つの合算も表示できる点です。Book List, Audiobook, Booksと切り替えることができます。一番最初に、合計表示させたい項目をライブラリに、個別表示をライブラリ下のコレクションに設定しておきます。

 

計算式は四則演算と平均、合計くらいしか出来ませんので、ファイルメーカーのような機能は期待できませんが、自由度が高いので、自分の好きな項目を見やすいようにアレンジ出来る点が利点だと思います。試行錯誤しながら自分好みのデータベースを作る楽しみがあります。SNS型ブックサービスのよいところも併せて利用しつつ、オリジナルデータとして作成しておくと良いのではないかと思います。

Bento for iPad

 

 

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海外視点で知る日本近代史

以前に英語でアメリカの歴史を知ろうという記事を書きましたが、今回は日本の近代史について触れてみようと思います。

近代史については学生時代には駆け足でサラッと過ぎていった記憶しかないので、ちょっと読んでみようかな…程度の気持ちで読み始めましたがすっかりハマってしまいました。
古代史ははっきりと分かっていないことも多く、それが想像力をかき立てられて面白かったりするのですが、現実的な戦略、外国との駆け引きをまざまざと感じる近代史が最近とても面白く感じています。

日本の戦後


Embracing Defeat: Japan in the Wake of World War II

まずきっかけになったのがピューリッツァー賞も受賞しているアメリカ人歴史学者John W. Dower氏のEmbracing Defeatです。

第二次大戦後の日本について書かれているのですが、非常に客観的に書かれています。
日本人によって書かれたものは、どうしても主観的になり、著者の歴史観などが少なからず入ってしまっているものもあります。本書で触れられている天皇制についても避けられたりする傾向もあるかもしれません。
戦後の悲惨な状況も淡々と客観的に述べられているので、心が痛む事実ではありますが、客観的に事実として受け止めやすいかと思います。

英語についてはやや難解に感じられるかもしれませんが、単語などは徐々に慣れてきますし、書かれている内容は日本についてなので、背景知識で補える部分もあります。私はオーディオブックで聴いたので書籍の方は見ていませんが、もしかしたら写真や図表なども付いていて書籍の方が分かりやすいかもしれません。

100年間での発展をコンパクトに


Inventing Japan: 1853-1964 (Modern Library Chronicles)

もう少し広い範囲で簡潔に書かれているのが、オランダ人ジャーナリストであるIan Buruma氏の Inventing Japan: 1853-1964です。

黒船来航時から1960年代まで書かれています。
読みやすい英語で、100年ほどの期間ということもありボリュームも少なくテンポ良く読めます。100年でここまで変わったのか!と今更ですが驚いてしまいました。
江戸時代の数学者である本田利明が日本のベンジャミン・フランクリンと呼ばれていたとは知りませんでした。

もう少し詳しく知りたくなったら


A Modern History of Japan: From Tokugawa Times to the Present

もう少し詳しく読んでみたいと思い、次に選んだものが A Modern History of Japanです。
こちらはハーバード大学の歴史学の教授であるAndrew Gordon氏の著作です。
江戸時代から2000年あたりまでについて触れられています。少々ボリュームがありますが、写真や図表もあり分かりやすいです。労働者のような一般の人々にもスポットを当てていた点も興味深かったです。
Kindle版がないのが残念。(ちょっと大判だったのでバッグに入れての持ち運びは厳しいかもしれないです。)

まとめ

このように改めて読んでみると日本にも素晴らしい指導者が多く存在したこと、そして日本国民の持つ大きなパワーを感じます。学生時代には日本史と世界史をなかなかリンクさせられなかったのですが、海外視点のものを読むと意外とスムーズに理解できました。
英語学習者向けに、日本の歴史を英語で学ぼうという目的の書籍も多くありますが、外国からの視点で外国人に向けて書かれたもので、受験のためのお勉強ではない自国の歴史を学んでみるとなかなか面白いです。

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