Archive of ‘英検1級’ category

アウトプットを意識した雑誌選び

英検1級対策として Time、The Economist、Newsweekなどの英文雑誌を検討したものの、どれがいいか迷っていらっしゃる方がいらっしゃるのではないでしょうか。私は英検1級に挑戦する前に、Time、The Economist、Newsweek、日本の英字新聞を比較し、The Economistを選びました。どのような基準で選んだのか、理由を紹介したいと思います。

 

 二次試験のトピックを視野にいれる

英字新聞を定期的に読む、というと”読解対策”と思いがちですが、ただ読むだけではなく、二次試験を視野にいれた雑誌選びを心がけました。購読を始める前は、The Economist は経済専門誌だと思っていましたが、経済問題だけではなく、環境問題、新しい科学技術の紹介、高齢化対策、移民問題、紛争、政治など話題は多岐にわたります。日本の英字雑誌は、国内で起きた事件など既に内容を知っているものも多く、そのぶん読みやすいのですが、Time、The Economistのほうが1級2次試験のトピックに対応するためには適していると感じました。

 

英語で論理的に意見を述べるための土台にする

TimeとThe Economistを比較しThe Economistを選んだのは、記者の考えが順を追って述べられており、結論に至る道筋が分かりやすかったからです。日本の英字新聞や、NYTなどの新聞では出来事は詳細に書かれているものの、記者の考えを知ることはできませんでしたし、Timeは事例の紹介が多いのは良いのですが、記者の考えの道筋が分かりにくいと感じました。二次試験では、英語で論理的に意見を述べる事が求められますが、”英語で”という以前に日本語でも意見を持たなかった自分には、考え方の道筋を示してくれるThe Economistは好都合でした。”本誌ではこう考える、その理由は〜”という部分をそのまま自分の意見として受け入れてもいいし、”いや、それは違うと思う。その理由は〜”と、反論する材料にもなります。ただ単語を調べながら読むだけではなく、アウトプットを意識し、”意見の述べ方”に注意を払うことで、ライティング、スピーキングにも活かせると思います。

 

英語レベル

英検1級単語集の索引をチェックし、1級単語がTime、The Economist、Newsweekで使われる頻度をチェックしました。Time、The Economistでは、meander, abdicate など、単語集に載っている、またはそれ以上のレベルと思われる単語が数多くありました。単語集で覚えた単語は定着率が悪いので、実際に英文を読みながら、使われ方やコロケーションを確認するためには、Time、The Economistが適していると思いました。

 

まとめ

英検1級は問題集を真面目に説いてさえいればいつか合格するという類のテストではありません。1級レベルの記事を数多く読んで読解力を上げ、ライティングや二次試験のためにアウトプットを意識したリーディングが必要になってくると思います。どの雑誌を選ぶかは個人の好みも大きいと思いますが、読みやすさだけではなく、取り扱うトピックの内容や、英語で意見を述べる時の参考となるような雑誌を選ぶと良いと思います。

 

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英検1級リスニング

 

英検1級1次試験で、リスニングは113点中34点を占めます。合格者と受験者の平均点数の差は5−6点のようですので、合格/不合格の差はそれほど大きくないのではないかと思われるものの、リスニングが20点前後の方が安定して20点後半を取るのは難しく感じられるのではないでしょうか。

 

英検1級リスニングパートは会話文と一般文に分けられます。2012年第3回の試験問題も公開されていますので、ぜひリスニング問題を聞いてみてください。リスニング内容は、同僚との会話、旅先でのアクティビティの申し込み、グルテン不耐症、インタビューなど話題は多岐に渡ります。日頃から様々なリスニング素材を聞いておくことが大事ではないかと思います。

 

英検1級リスニング素材としては、英検ウェブサイトの過去問、英検サイトのめざせ1級!podcast英検1級リスニング問題150 (英検分野別ターゲット)2012年度版 英検1級 過去6回 全問題集 (旺文社英検書)などがありますが、これらの問題集を解くだけでは不十分です。過去問や問題集を解いただけで安心せず、他にも1級レベルのリスニングをたくさんするべきだと思います。

 

以前 リスニング素材レベルの参考に で紹介した、多聴多読ステーションの多聴素材難易度ガイド をもう一度紹介します。今回は、英検1級パートに的を絞って見てみます。

 

Screen Shot 2015-05-18 at 8.07.30 PM

縦軸が読みやすさレベル、横軸がリスニングレベルとなっています。この表からすると、ハリーポッターやダン・ブラウン等のオーディオブックは1級リスニング問題よりもレベルが上です。CNN News Updateや、NHK Online では1級パート1,3には力不足のようです。

 

BBC Global News  は、世界のニュースが1日2回30分程度のPodcastとして配信されますので、イギリス英語対策として聞くと良いと思います。

 

ダボス会議での緒方貞子さんのスピーチはYoutubeにアップされています。こちらのメッセージなど非常に聞き取りやすいのではないでしょうか。ビル・ゲイツのダボス会議スピーチはコチラです。声が甲高くてちょっと聞き取りにくいですね。ダボス会議の2013年Annual Meeting のビデオもチェックしてみてください。

 

オバマ大統領のスピーチビデオはコチラ、mp3 音声はコチラによくまとまっています。

 

こちらの表には載っていないのですが、ENGLISH JOURNAL  もオススメです。各国の俳優、著名人のインタビューは、雑多な情報を聞き取る訓練になります。この場合、”なんとなく分かる”ですませないことが大事です。English Journalは全てスクリプト付きですので、知らなかった単語やフレーズをチェックし、”内容が分かる”のみでなく、一語一句聞き取れるレベルのリスニング力をつけることが大事だと思います。

 

日本語ネイティブだからといって、国語テストで100点が取れるわけではないように、英検1級リスニングも全て聞き取れたからといって満点が取れるわけではありません。解答を選ぶ時間は10秒程度ですし、問題文は一回しか読まれませんので、聞き取れただけでなく、内容を覚え、10秒以内に解答も選ばなければなりません。”なんとなく”内容が分かる、時々聞き取れないレベルでは、取りこぼしが大きくなってしまうと思います。リスニングで安定して20点台後半を取るために、1級リスニングレベルであれば何でもきちんと聞き取れるよう、様々なリスニング素材に触れるよう心がけてみてはいかがでしょうか。

 

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【Evernote×英字記事】 英検のエッセイ・スピーチ準備に最適な活用方法

英検のエッセイやスピーチの準備をする際、英字記事を使ってネタ探しをしたり、使える文をストックしたりします。
私が受験準備をしていた頃は、英字記事をプリントアウトして、切り取ったり、蛍光ペンでアンダーラインを引いたりしていました。
ですが、今はもうそのような手間をかけずに、簡単に記事保存、使いたい表現をストックしていくことができるのです。

記事タイトルにもあるとおり、Evernoteを使用するのですが、さらに簡単、見やすく保存ができる方法をご紹介したいと思います。

Google Chromeの拡張機能、Clearlyを使った記事保存法

もちろん、Evernoteのアプリ単体でも、上で書いたことを実行することはできます。
読みたい記事を直接保存(or テキスト部分のみコピペ保存)して、文字色を変えたり、アンダーラインを引いたりすることが可能です。

ただ、Evernoteに直接保存した記事は意外と読みづらく、編集作業をするのも簡単ではありません。

そこで利用するのが、ブラウザGoogle Chromeの拡張機能、Clearlyです。

これを利用することで、記事が読みやすくなり簡単にマーカーラインを引くことができるのです。

●準備は以下の2ステップでOK.

(1)ブラウザ、Google Chromeをインストール。

(2)Chrome ウェブストアに行き、Clearlyを検索、検索結果でClearlyが表示されたら、+Chromeに追加ボタンを押してください。
これで拡張機能が追加されました。(無料です)

●ここからは実際の使い方に入ります。
読みたい記事のページを開いた状態で、Clearlyのボタンを押してください。(赤枠内のデスクライトのようなマーク)

ウェブ記事は通常、以下のように広告が多いのですが、

Clearlyのボタンを押すだけで、以下のようにスッキリとした表示になり、読みやすくなります。

表示されている画面の一番右端に以下のようなツールバーが表示されます。

ゾウのマークを押すとEvernoteに記事保存されます。(初回のみアカウントなどの登録設定が必要だったと記憶しています)

ここからは、マーカーの方法に移ります。

この鉛筆のようなボタンを押すと、マウスのポインタの表示が小さな四角に変わります。その状態でマーキングしたい部分をなぞるだけで、以下のように簡単にマーカーラインを引くことができます。

何よりも便利なのが、マーカーを引くたびにEvernote上のノートの方も自動で上書き保存されること。

余計な手間がかかりません。

Evernote上での表示は、以下のようになっています。

ウェブ記事をそのままの状態で保存するよりも格段に読みやすく、また、マーカーした部分もきっちり分かりやすく表示されています。

英字記事を最大限に活用するために

冒頭で書いた通り、英検のエッセイやスピーチの準備に利用するのはもちろん、普段オンライン英会話などに参加する場合も、大いに役に立ちます。

マーカーが引いてあることで、自分が気になった箇所が瞬時に分かる。
当たり前のことかもしれませんが、これが何よりも素晴らしいことです。

(もちろん、Evernoteには検索機能がありますから、保存した記事自体の検索はとても簡単にできます。)

以前は、読んだ記事を保存するといっても、ただ単にストックしているだけで、あまり見返すこともなかったのですが、この機能を活用し始めたことで、一度読んだ記事を2倍も3倍も有効活用ができるようになりました。

どのサービスも無料で利用できるものばかりですので、是非一度お試しくださいね。

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【英検】今すぐ始める二次試験対策

2012年6月10日(日)は、英検の一次試験でした。
受験された皆様、本当にお疲れ様でした。
解答速報(公式ホームページ)でのチェックは終えられましたか?
正式な一次試験の結果が分かるまでには、まだ少し時間がかかります。それを待っていると、二次対策に出遅れてしまいます。
現時点で、合格の可能性が高いと思われる方は、今すぐ二次試験対策を開始しましょう。

今日は、私達が、英検二次対策について書いたものの中から、今すぐ始められる、今こそ取り組みたい内容のものをピックアップし、ご紹介したいと思います。

英検二次対策

(※私達のブログでは、主に1級、準1級の二次対策についてご紹介しています。)

【まず何をすべきか】
【英検】 一次試験後、今すぐできる5つのこと
今後の二次対策準備期間の方針について、計画を立てましょう。

英検1級二次対策 オンラインスクールの利用
オンラインスクールの利用を決めたら、こちらからレッスン提案をしてみるのもいいでしょう。

【分野別対策法】
自己紹介の英語 (準1・1共通)
自己紹介でリラックス・ウォーミングアップ。内容を準備をしておけば、さらに安心です。

スピーチ:時間の感覚をつかむ (1級)
1級のスピーチ対策では、必ず自分のスピーチを録音するのが鉄則です。

iPhone/iPod Touchを使ったスピーチ録音法
具体的な録音方法をご紹介しています。

英検1級二次対策〜質疑応答編
スピーチで少しくらい失敗しても焦らない。 質疑応答で十分に挽回できます。

英検準1級二次試験 ナレーション対策

英検準1級二次試験 質疑応答対策

【試験直前の流れ】
英検二次試験直前対策 直前にできること、できないこと
当日の流れを把握しておくと安心です。

おわりに

以上の記事のほかにも、英検に関してたくさんの記事を書かせていただいています。
サイト内検索で「二次試験」という単語をキーワードに検索してくださいね。

なお、今回は直前対策ということで記事をピックアップしましたが、他にも一次試験の段階、さらにその前の段階からやっておくとよいことも書かせていただいています。

今回涙を飲まれた方も、これからの学習方針を立てる参考として、ご覧いただければ幸いです。

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まだ間に合う!英検1級1次直前対策

英検1級1次は小手先の試験テクニックだけで何とかなるものではないのですが、それでもやって良かったと思えるちょっとしたTipsがあります。英検1級を初めて受験される方のために、試験当日に実際に役に立ったと思う事柄を紹介します。

 

1. ベストポジションをゲットする

当日の席順は早い者勝ちです。リスニングのベストポジションをゲットすべく、早めに会場入りしましょう。最新の音響設備を備えた会場に当たるとは限りません。また、地元の中学校や高校が会場の場合、部活動の音がうるさい場合もあります。リスニングの時間帯は大きな音を出さないよう遠慮していたようですが、それでも窓際の席は騒音で気が散る場合があると思います。自分で席が選べるよう、空いているうちに入室しましょう。単純なことですが、試験に100%集中するためには、排除出来る不安要因は出来るだけ取り除いておくことが重要です。

 

2. リスニング先読み時間を設ける

試験は読解、リスニングの順で行われます。読解パートを10分ほど早く終わらせて、リスニング問題の先読みに当てます。10分余らせることを意識しないと時間は余らないと思います。リスニングで流れる文章自体が書かれているわけではないのですが、先読みして何の話題か予想できると、気持ちが少し落ち着きます。

 

2-3回リスニングパートの問題を読み、キーワードとなりそうな単語をマルで囲っておきます。設問を読んで、内容を記憶しておくのは困難ですが、キーワードをマルで囲っておくことにより、実際に問題を解く際にサッとどういう部分に注意して聞けばよいのか予想することが出来ます。また、答える時に全文読まなくて済むので次のリスニングを聞き逃すこともなくなります。リスニングは1つ分からない問題があると、そこで集中力が途切れてなし崩し的に分からなくなる事があります。そんな時は囲ってある次の問題のキーワードを見て、気持ちを立て直しましょう。

 

3. 英作文を書き始める前に論点を箇条書きにする

英作文にかけられる時間は30分程度だと思います。与えられた用紙に目いっぱい書くとだいたい200字前後になります。

 

与えられたキーワードを元に英作文を書くわけですが、とりあえず自由に書き始めてしまうと、書いているうちにアイデアが広がって論点がズレてしまうことがあります。〇〇について書き始めたのに、最後が”だから△△はどうあるべき” と終わってしまい、書き終わったものを消して書きなおすのは大変な時間のロスになります。

 

作文を書き始める前に、論点を箇条書きにしておきましょう。イントロ、理由1,2,3、結論の最初の1文を日本語で書いて道筋を示しておくと良いと思います。ただでさえ時間がないのに、余計な事に時間を取られたくない!と思われるかもしれませんが、最初に少しだけ時間を取って全体像を決め、読み手に”〜だからこういう結論を導き出した”と、思考の流れを分かりやすく示す道筋を考えておくと、書きながら迷わずにすみます。

 

また、普段英作文を書く際にパソコンのスペルのオートコレクト機能に頼っている方は、手書きの練習もしておかないとスペルミスが多くなります。試験前には実際に手書きでエッセイを書く練習をし、手書きの感覚を取り戻しておくことも大事です。

 

4. 事前に時間配分を決めておく

時間を測って過去問を解き、だいたいの時間配分を決めておきましょう。英作文に30分、リスニング先読みに5-10分かけるためには語彙パートに時間をかけているヒマはありません。英作文は配点が28点と大きいです。落ち着いて考える時間がないと、書けるものも書けなくなってしまいますので、語彙パートで迷いに迷ってしまい、英作文にかける時間が10分もなかった!ということがないように、時間を意識しながら問題を解きましょう!

最後に。これまで積み重ねてきた努力は自分を裏切りません。緊張するのは本気で合格したいと思っているから。緊張しすぎて集中出来ない時は、頭のなかで当日の手順を繰り返しシュミレーションしておきましょう!

 

幸運をお祈りいたします!!

【英検】 長文(内容一致選択問題)徹底攻略 ~その1 注目すべき3か所~

英検では、「内容一致選択問題」といわれる長文問題があります(5級を除く各級)。
なかでも準1級・1級の上位級では、難易度も高く、配点も大きいことから、特に力を入れて対策をしておきたい問題です。

今回からのシリーズでは、解く際に注目すべき箇所や、解法手順、さらに復習の仕方まで、内容一致選択問題の徹底攻略法を、丁寧にご紹介させていただきたいと思います。

今日は、その1・解く際に注目すべき3か所です。

どの問題のこと?

英検でいう「内容一致選択問題」とは、準1級・1級では、大問3の長文問題を指します。
質問に対する選択肢の中から、本文の内容に合っているものを選ぶ問題です。

解く際に注目すべき3か所

以下の図でご説明したいと思います。
左が長文、右が質問と選択肢です。

注目すべき3か所を、それぞれA,B,Cと色分けしています。

A:質問

B:本文の中で、質問について言及されている部分

C:正解の選択肢

単純化すると、この長文問題は、Aをまず読んだ上で、Bの内容に合うCを選ぶという種類の問題です。

もちろん、Bの文とCの文は、まったく同じ表現で出ているはずはありませんから、違う単語・表現を使って同じことを言っていることに気付く力が必要です。

また不正解の選択肢が、不正解である根拠(例:否定の言葉が含まれていて、本文とまったく別の意味になっている)もしっかりと挙げ、消去していく必要があります。

スピード重視の読解

英検に限った事ではありませんが、試験には制限時間があります。
「いくらでも時間をかけて、辞書を引きながら精読し、理解すればよい」、そうではありません。
限られた時間の中で、長文の大意をとり、的確な正解を選ぶ必要があるのです。

長文全部をダラダラと読んで、そのあとで質問を読む。質問を読んで、「あれ?どこに書いてあったかな?」ともう一回本文を探す。これだけでも、多くの時間をロスしているのが分かりますね。

前項で、この長文は、「Aを読み、その答えであるBを探し、Cを選ぶ」問題であると書きました。
つまり、「質問を読み、長文内の該当箇所を探し、選択肢の文と照らし合わせ正解を選ぶ」こと。
これが、最短の手順なのです。

次回の記事では、さらに細かな手順・注意点について、詳しく見ていきたいと思います。

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足りないものは英語力か、背景知識か。

先週末は英検の2次試験でしたね。結果発表はまだですが、もう次の目標に向けて気持ちを新たにされていらっしゃることでしょう。

実際に2次試験を受けてみて、事前に様々なトピックをチェックしたはずなのになかなか上手くいかなかったと思っていらっしゃる方もいらっしゃるかと思います。
上手くできなかった場合、その原因が「英語で表現できなかったのか」「トピックに対する知識が不足していたのか」もう一度振り返ってみる必要があります。
後者である「知識不足」が原因の場合は、一度頭を整理してみるという意味で、本日はこちらの書籍をご紹介します。

日本の論点

日本の論点 2012

まず日本語でも良いので、きちんとトピックについての内容を理解し、その上で自分の意見を改めてまとめてみましょう。

こちらの書籍で気を付けるべき点は、執筆者の意見がハッキリと出ているところです。タイトルが「論点」となっているので当然なのですが、これをそのまま鵜呑みにしてしまうと借り物になってしまい、質問を受けた時に答えられなくなってしまうことも考えられます。ヒントにしながら、自分自身の意見を組み立てていきましょう。

話題になっているトピックが収録されていますし、読み物として読みながらも基礎知識として用語解説や参考サイトのURLなどが記載されているので、パラパラと全体に目を通しながら、強化したい分野はしっかり読むという方法で利用しました。

現代用語の基礎知識 学習版

とにかくざっと簡単に色々なことをチェックしたいという方にはこちらもおすすめです。
現代用語の基礎知識 学習版 2012→2013

こちらは中学生〜大人をターゲットにしているので読みやすくなっています。その分少し簡単な感じになっているので、もっと詳しい物の方が良い場合はこの学習版でなく、本編を購入された方が良いかもしれません。
しかし、あのボリュームを考えると、こちらの学習版でサラっと時事用語をチェックして、深く調べたいものは後から自分で調べるというやり方が効率的かと思います。

まとめ

なぼむしさんも以前の記事で書かれていますが、日本語で背景知識を得ることも重要なことです。
日本で話題になっていることを英語の情報で読むことが難しいこともあります。英語で書かれていることにこだわって、情報を探すことに時間を取られてしまうのはとても無駄ですよね。
次こそは!という気持ちが薄れないうちに攻めの姿勢に入り、合格へ向けての学習リズムを作ってくださいね。

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2013年度版 超速マスター! 一般常識&時事問題 別冊【最新重要時事キーワード】付き

【英検1級二次対策】PROS and CONSの使い方

今週末は英検の2次試験ですね。寒い時期なので、受験される方は体調管理なども含めて対策をがんばってください!

さて、1級のエッセイ、スピーチ対策の参考書としてよくお勧めされる Pros and Consですが、私も受験時に利用したので、使用方法の一例としてご紹介させて頂きます。


Pros & Cons: The Debaters Handbook, 18th Edn

トピック選びから

購入してまずざっと目を通してみると、当たり前のことですが内容丸々全てが英検対策としてそのまま使えないということにお気づきになるかと思います。
イギリスの書籍だけあって、あまり日本では(英検では)取り上げられない内容も含まれています。ということで、過去問を参考にしながら、取り上げられそうなトピックだけ選んでいくことから始めました。

まず自分の意見をまとめる

トピックをピックアップしたら、まず内容に目を通す前に自分の意見を簡単にまとめておき、その後で賛成意見、反対意見に目を通しました。
いくら意見の例がいくつも掲載されているからといって丸暗記しても意味がないので、色々な意見を読みながら、「これは自分の意見のサポートになる」「質問でこの反対意見が出てきたらどのように答えるか」などをチェックしながら読みました。

丸暗記はしない

とても説得力のある文章になっているので、その畳み掛けのパターンを覚えるという意味で繰り返し読んだり、そのまま覚えてしまうのは良いと思います。しかし、スピーチ原稿として覚えても、所詮借り物の意見です。面接官からツッコまれると頭が真っ白になりかねません。
内容に関しても、イギリスの実情に合わせてあるので、そのまま使用すると日本の実情には合わないものもあります。
そういうことから、私は丸暗記はせず、使える表現やサポート意見も一旦自分の中で噛み砕いて、考えがまとまったものだけ自分の言葉で書きなおすという方法を取っていました。こうやって一旦頭を捻っておかないと、当日切羽詰まった状況でなかなか口から出てこないと思ってのことです。書き直したものは添削に出すなどすれば、英文の誤りを気にすることもありません。

使いまわせる語句をチェック

そのジャンルで使えそうな単語などもメモしていきました。ここで単語をしっかり頭に入れておくと、類似トピックで使い回しができるのでとても便利です。
ここでチェックした語句などはニュース記事でも見かけるものもたくさんあるので、試験対策だけにこだわらずどんどん覚えていきたいところです。

まとめ

この本はディベート用のハンドブックですが、スピーチやエッセイの原稿作りのサポートとしてとても有効だと思います。
ただ、しつこいようですが、丸暗記だけでは試験で通用はしません。これはどの書籍でも言えることです。たとえそのまま使えるスピーチ原稿が載っていたとしても、それを暗記するだけでは完璧に対応できないはずです。
まず内容を理解し、自分と同じもの、違うものなどを上手に整理しながら、自分のスピーチやエッセイに深みを加えていくような利用法をして初めて活きてくる本だと思います。
ただ試験対策としてだけではなく、様々な社会問題を考えていく手助けにもなるので、長く使える一冊ですね。

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これで完璧 英検1級二次対策


英語スピーチハンドブック

英検1級を取得してよかったこと

Twitterで”英検やTOEICは時間の無駄”という意見を見かけました。反論をしたいわけではないのですが、英検1級取得を目指して頑張っている方に、ポジティブな意見を伝えたいと思いまして、”英検1級取って良かった\(^o^)/”と声高に主張してみたいと思います!
 
 
 ”1級単語なんてネイティブでも知らない” ”英語だけ出来ても仕方がない”というような意見を聞くと、挑戦する前にやる気が削がれてしまいますが、実体のない”みんな”の話を信じてはいけません。1級自体に価値があるというよりは、1級を目指す過程で得られることに意味があるからです。1級取得後はどういう状態になっていたいのかを考えながら学習することで、味気ない資格取得のための苦学から、自分のスペックを高めるための戦略的学習になります。そのためには、市販の問題集や単語集を繰り返しゴリゴリ解くだけではなく、読む、聞く、書く、話すをバランス良く伸ばすため必要な事を考えながら学習する必要があります。

 1級を受けるにあたって、まずは1週間ほどで過去問3年分を解いて難易度を把握しました。英検1級レベル、または1級よりも難しめの読解やリスニングが難なくこなせるようになれば合格出来ると考え、The Economistの定期購読を開始しました。それまでにも洋書多読をしており、ハリポタも読めていたので、The Economistもなんとなく読めるだろうと思っていましたが、英語力不足と背景知識不足で、1週間に5記事程度しか読めませんでした。記事を読みながら、背景知識を整理し、自分なりの意見と、なぜそのような結論に至ったかをまとめる、そのような読み方を続けるうちに、英検1級合格に必要なレベルの読解力が身についたと思います。1級受験を意識しなければ、The Economistを読もうなどとは思わなかったし、記事をネタに英文で自分の意見を書くという試みもしなかったでしょう。英検1級合格を目指すことで、一段階上のレベルに挑戦するきっかけになったと思います。

 また、バランス良く学習することも意識するようになりました。1級は、単語力、読解、リスニング、ライティング、スピーキングを同時に鍛えなくてはなりません。とくにライティングとスピーキングは定量評価される経験がなかったため、ひとりよがりの意見になっていないか、ちゃんと筋の通った話ができているか、ということに心を配るようになりました。The Economistで仕入れた情報をスピーチネタに盛り込むことで、受身ではなく能動的なリーディングをするようになりました。4技能を一度にレベルアップするのは大変ですが、試験に合格するためにはどのくらいのレベルが求められているか、というのを考えながら学習することで、必然的にバランスの良い学習を心がけることができました。

 
 実は英検1級の英語力もピンきりで、1級を持っているにもかかわらず、洋書も英字新聞も読めず、ニュースも聞きとれない。会話はカタコト・・という人も残念ながら少なからずいらっしゃるようです。1級自体に価値がある場合も時にはありますが、”合格までの道のり”が大事なのだと思います。単語の暗記で押し切ればなんとかなる!と思わずに、ライティングやスピーキングなども含めた総合力を評価されるチャンスと捉えるといいのではないでしょうか。英検1級が射程圏内に入っているような方は、学問としての英語の勉強だけではなく、英語で情報を集めたり、ある程度のコミュニケーションをとれる状態ではないかと思います。せっかく英語で情報収集を出来る状態まできたのですから、英語を学びながら同時に教養や知識を得ることが可能だと思います。”とにかく1級をとりたいからそのような悠長な事をしているヒマなどない!”と、問題集と単語集を優先したい気持ちはわかります。ただ、英語力自体が足りないのに、問題集や単語だけやるのは、土のない花壇に肥料だけやるようなものではないでしょうか。

 
 最後に、英検1級合格後に経験した周囲の変化について。仕事で英語を使うチャンスが増えました。英検1級は外国では知名度が低い、英語で面接がある外資系などで意味がない、と言われることがあります。ただ、日本で働いている限り、英語が苦手な人が多いためか、英検1級が他人との差別化に役立つ職種も多いのではないかと感じています。私の場合は、職場内で日本語を英訳する仕事や、外国からのゲストが来られた時のプレゼンなど、”1級を持っているから英語が出来るに違いない’という有難い先入観で仕事がまわってきたという経験があります。もちろん、その時の英語の出来が悪ければ2回目の仕事は来ないので、そこから先の努力は必要ですが、少なくとも最初に仕事をもらうきっかけにはなっています。また、仕事で英語を使うことで、さらに経験値が増すという好循環になっています。英語関係ではない職種のほうが、専門分野+αとして英語が活かせるのではないかと思います。

 ということで。おこがましくて普段は絶対言えないことですが、英検1級をとって本当に良かったと思っています。1級受験を”自分を高めるチャンス”とポジティブに捉え、学習過程を楽しみましょう!

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英検1級二次試験対策講座を開講します。

この度100 WISH LISTで英検1級二次試験対策講座を開講することになりました。

我々三人が自分たちの経験と集積してきたデータを元に、指導経験の豊富なネイティブ講師とともにプライベートレッスンをさせていただきます。

詳しいレッスンの内容はこちらでご案内しておりますので、興味を持って頂いた方は下記のリンクより詳細を御覧ください。

100 WISH LIST 英検1級二次試験対策講座

引き続き準1級の二次試験対策講座も行なっておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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