先日初級クラスで少し気付いたことがあるので、今回はその事について書きたいと思います。
リスニングやリーディングをしていて、「あれ?これはきちんと覚えていた単語じゃない?」というところで引っかかってしまう方がチラホラいらっしゃいました。どうして引っかかってしまったかを考えていて気付いたことが下記のことです。
発音を確認していない
まず、こちらはリスニングに関してですが、「発音を確認していない」人が多いということでした。
自分の中で思い込んでいた発音と違うためにリスニングの際に聞き取れなかったり、スピーキングの際に相手に伝わらないという致命的なことになります。必ず単語を覚える時は発音もチェックしてくださいね。単語集を利用してボキャビルをする時は、音声がきちんと付いているかを確認してください。
多読などで英文を読みながら未知の単語をチェックしている場合でも、電子辞書やDictionary.comやWeblio辞書といったウェブ上の辞典で音声を確認できるものも多いので利用してきちんと確認してみてください。
動詞を原形しか覚えていない
次に気になった点は「不規則変化の動詞をきちんと覚えていない」ということでした。
初級の方には通常の学習メニューの中で少しボキャビルに力を入れてもらっています。
その際に単語集を使用しているのですが、見出し語しか覚えていないと動詞の原形しか頭に入っておらず、リスニングの際の音声やリーディングの際の文章中に不規則変化の動詞が過去形や過去分詞になって出てくると分からなくなってしまうというわけです。
文法的な知識を問われるような問題でも動詞の時制が鍵になっている場合もありますから、特にTOEICのようにスピードを問われるようなテストではサッと反応できるようにしておきたいですよね。
lay-laid-laid 横たえる
lie-lay-lain 横たわる
自動詞か他動詞か、文脈などを考えれば分かるかもしれませんが、このような紛らわしいもので混乱した思い出があります。
手間と思わない
とにかくたくさん覚えようとして見出し語だけ一気に覚えてしまいたい!という気持ちはよく分かります。
しかし、どうせ覚えるならひと手間かけて音声をチェックしたり、例文をチェックしたりしてみてください。せっかく覚えても実際に使えなければもったいないですよね。
そのひと手間で記憶に残りやすくなるかもしれません。手間と思わずに、後からきちんと使えるボキャビルをしてくださいね。