長文読解問題集の使い方について


先週は英検一次試験でしたね。受験された方、お疲れ様でした。英検準一級と一級は、問題を解くテクニックだけではなく、英語力そのものを上げないとなかなか合格しにくい試験だと思います。TOEICのように50点上がったことで進歩を感じられる、というような試験ではなく合否で結果が出ますので、何度受けてもなかなか合格出来ない場合、なおさら進歩を感じにくいのではないでしょうか。問題集を解くことを中心に英検対策をされている方で、まじめに時間をかけて何度も何冊も問題集をこなしているにもかかわらず、なかなか合格出来ないと悩んでいらっしゃる方の話を伺いました。独学で英検に挑戦されている方で、同じような悩みを抱える方も多いと思いますので、その方の問題点について一緒に考えたこと、私が進歩を感じられた学習法について書きたいと思います。

 

うまくいかなかった時の勉強法

英検対策本は、過去問、読解問題集、リスニング対策本、単語集などがあります。まずは単語集を何度も回して単語を覚えつつ、読解問題を何度も解くやり方で学習されている方が多いように見受けられます。問題集を何冊も何十回もやったにもかかわらず合格出来ないのであれば、さらに回数をこなそう!という結論に至る前に、問題集の使い方について考えたほうがよいと思います。

私も、英語学習が軌道に乗る前は、英検準一級対策本を使って勉強をしていました。その時の勉強法は、

読解問題を1問解く

答え合わせをする

日本語解説を読んで”フ~ン”と納得する。

分からなかった単語に目を通す

もう一度本文を読んだら次の問題にうつる

 といった感じでした。ところが、しばらくして過去に解いた問題をやり直しても、読解力自体が上がった実感は得られませんでした。もともと英語力があるならば、試験前に問題集をサラっとやるくらいで合格出来ると思いますが、英語力自体がないのに問題集を通りいっぺん解くのを繰り返しても、英語力は上がらないだろうと思います。自分のやり方を振り返って、特に良くなかったと思うのは、日本語解説を読んで分かったような気になることでした。自分にとっては難しめの長文でも、一度日本語で解説を読んで意味が分かってしまうと読めた気になってしまいます。そしていつまでたっても初めての長文に対する理解度は上がらないままでした。

 

効果を感じられた勉強法

逆に、効果を感じられた勉強法は、音源つきの長文を何度も読み、聞き、シャドーイングして、日本語解説を読まずに理解できるところまで自分でやったことでした。素材はなんでもいいと思いますが、必ず音源があるものを選びました。そして、

英文を何回か読んで意味の把握につとめる

新出単語をピックアップして意味を調べる

意味が分かるまで英文を読み込む

音源を聞き、文字と音が一致するまで聞く。だいたい30回くらい。

音源と一緒にシャドーイングする。よどみなくスラスラ言葉が出るまでを目安に。

音源なしで音読してスラスラ言葉が出るようになるまで練習する。

  時間がかかるので、1ヶ月で10個ほどの長文しか扱えませんでしたが、文字と音声を一致させること、出てきた新出単語は完全に覚えること、日本語解説に頼らず英文を読めることを目標にすることで、時間の経過とともに英文が格段に読みやすくなりました。どうしても分からない文章などは、オンライン英会話の先生に聞き、分かりやすい表現で言い換えてもらいました。この時も、この記事自体が分からないので説明して、と他力本願にならないよう、本当に分からないセンテンスのみを質問するよう心がけました。

 

うまくいかなかった時との違い

問題集が軌道にのらなかった時の学習方法は、”受け身”の学習法でした。解説に頼ってわかったような気になり、二回目、三回目も同じように問題を解き、解説を読むだけで終わってしまうことを繰り返していました。根気がある方であればなおさら繰り返してしまうのではないかと思います。市販の問題集を使おうが、ネットで自分で素材を見つけようが方法は問いませんが、読んで意味が分かるだけでなく、聞いてもわかる、スラスラ読めるようになるまで消化することが大事だったのではないかと思います。

 

もし今までの勉強法で長文読解力がなかなか上がらないと悩んでいらっしゃるのであれば、日本語解説を読んで表面的に分かったつもりになっていないか考えてみるとよいかもしれません。

 

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