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東大英語に挑戦?!

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前々回、前回と英文解釈の参考書をご紹介してきましたが、今回は問題集のようなものではつまらないけれど、ペーパーバック1冊を読み切る自信はないという方にオススメの書籍をご紹介します。


The Universe of English〈2〉

The Universe of Englishのシリーズです。

これは東京大学教養学部の一年生の英語の授業で使われている(使われていた)もので、東京大学出版会から出版されています。

基本的なスタイルとしては、見開きの左側に英文、右側に注釈が書かれています。
注釈には難解と思われる単語の意味や、専門的な用語の説明があります。
単語の意味は日本語で説明されているものもあれば英語のものもあり、章によって異なります。

内容は「MEMORY」や「ROOTS」など7つのセクションに分かれていて、それぞれのセクションに3つの章があります。
例えば「ROOTS」の中には人類の起源、歯ブラシの考古学、大衆文化の誕生について書かれている章があるという感じです。

1章の長さは、1500words前後とコンパクトです。
内容は大学の教科書なのであまり面白おかしいものではありませんが、ブリューゲルによる諺の視覚化、大航海時代の地図製作について、睡眠や量子論について、そして超短編小説など多岐に渡っており、私のように広く浅く首を突っ込みたいタイプには楽しめる内容でした。
文章も短いので短時間でキリ良く読めるのも良い点です。

大学入試の際のレベルで考えると最難関にあたる東大の教科書ということで少しひるんでしまいそうですが、実際読んでみるとそこまで難しい印象はありませんでした。

これで興味を持った話題について色々と調べてみても面白いと思います。

シリーズの中にThe Parallel Universe of Englishというものがありますが、こちらは佐藤良明さん、柴田元幸さんが編者で、内容はカジュアルな感じになっているので、上記の内容が堅いと思われる方はこちらの方が面白いと感じられるかもしれません。

私は学生時代の一般教養の英語の時間に何をやったか記憶に残っていません。あまり面白いと感じない古典だったような気もするのですが、もしこのような内容だったらもっと楽しめたかもしれないなあと思いました。

参考書とは違い答えが載っている訳ではないので、意味を確認したかったり、文法的な説明が欲しい方には不向きかもしれませんが、読み物としても面白いので東大の教養課程の英語に興味がおありの方はいかがでしょうか。

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The Universe of English


The Expanding Universe of English


The American Universe of English―アメリカの心と交わるリーディング
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