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海外視点で知る日本近代史

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以前に英語でアメリカの歴史を知ろうという記事を書きましたが、今回は日本の近代史について触れてみようと思います。

近代史については学生時代には駆け足でサラッと過ぎていった記憶しかないので、ちょっと読んでみようかな…程度の気持ちで読み始めましたがすっかりハマってしまいました。
古代史ははっきりと分かっていないことも多く、それが想像力をかき立てられて面白かったりするのですが、現実的な戦略、外国との駆け引きをまざまざと感じる近代史が最近とても面白く感じています。

日本の戦後


Embracing Defeat: Japan in the Wake of World War II

まずきっかけになったのがピューリッツァー賞も受賞しているアメリカ人歴史学者John W. Dower氏のEmbracing Defeatです。

第二次大戦後の日本について書かれているのですが、非常に客観的に書かれています。
日本人によって書かれたものは、どうしても主観的になり、著者の歴史観などが少なからず入ってしまっているものもあります。本書で触れられている天皇制についても避けられたりする傾向もあるかもしれません。
戦後の悲惨な状況も淡々と客観的に述べられているので、心が痛む事実ではありますが、客観的に事実として受け止めやすいかと思います。

英語についてはやや難解に感じられるかもしれませんが、単語などは徐々に慣れてきますし、書かれている内容は日本についてなので、背景知識で補える部分もあります。私はオーディオブックで聴いたので書籍の方は見ていませんが、もしかしたら写真や図表なども付いていて書籍の方が分かりやすいかもしれません。

100年間での発展をコンパクトに


Inventing Japan: 1853-1964 (Modern Library Chronicles)

もう少し広い範囲で簡潔に書かれているのが、オランダ人ジャーナリストであるIan Buruma氏の Inventing Japan: 1853-1964です。

黒船来航時から1960年代まで書かれています。
読みやすい英語で、100年ほどの期間ということもありボリュームも少なくテンポ良く読めます。100年でここまで変わったのか!と今更ですが驚いてしまいました。
江戸時代の数学者である本田利明が日本のベンジャミン・フランクリンと呼ばれていたとは知りませんでした。

もう少し詳しく知りたくなったら


A Modern History of Japan: From Tokugawa Times to the Present

もう少し詳しく読んでみたいと思い、次に選んだものが A Modern History of Japanです。
こちらはハーバード大学の歴史学の教授であるAndrew Gordon氏の著作です。
江戸時代から2000年あたりまでについて触れられています。少々ボリュームがありますが、写真や図表もあり分かりやすいです。労働者のような一般の人々にもスポットを当てていた点も興味深かったです。
Kindle版がないのが残念。(ちょっと大判だったのでバッグに入れての持ち運びは厳しいかもしれないです。)

まとめ

このように改めて読んでみると日本にも素晴らしい指導者が多く存在したこと、そして日本国民の持つ大きなパワーを感じます。学生時代には日本史と世界史をなかなかリンクさせられなかったのですが、海外視点のものを読むと意外とスムーズに理解できました。
英語学習者向けに、日本の歴史を英語で学ぼうという目的の書籍も多くありますが、外国からの視点で外国人に向けて書かれたもので、受験のためのお勉強ではない自国の歴史を学んでみるとなかなか面白いです。

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