単語の意味は分かるのに、文章の意味がわからない。そのような悩みを持っている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような時は一度文型をきちんと考えてみると意味が見えてきます。
中学校で文型をきちんと勉強しなかったという話を時々耳にします。そう言われてみると私も学校できちんと習った覚えはないのですが、幸いにも英語教室に通い始めたころから1に文型!2に文型!という感じで文章を読まされていたので、英語の文章を読む時は常に文型を意識するクセがついていました。
どんなに短い文章でも、どんなに複雑で長い文章でも5文型のどれかに当てはまります。今日は簡単ですが5文型を復習してみましょう。
第1文型(主語+動詞)
S+V
He runs.
主語と動詞で構成されます。
この場合の動詞は自動詞です。文字通り、主語自身が何かの動作をする目的語をとらない動詞です。
目的語も補語もとらないので完全自動詞です。
He runs fast.
このfastは「速く」とrunという動詞にかかっているので副詞ですね。
ですからこの文章も第1文型です。
第2文型 (主語+動詞+補語)
S+V+C
She is a bookworm.
S=Cの関係が成り立っています。この主語の状態などの説明を補っている語を補語といいます。
この場合の動詞も自動詞ですが、第1文型と違い補語をとるので不完全自動詞です。
be動詞の他にも
You look happy.
The young woman became a great teacher.
などという外見や状態、状態の変化などを表すものもあります。
第3文型 (主語+動詞+目的語)
S+V+O
She loves music.
動詞の後に「何を」「誰を」という目的語をとります。S≠Oなので注意!
目的語を取る動詞を他動詞と呼びますが、第3文型の場合は補語を必要としないので完全他動詞です。
補語と目的語の見分けがつかないーーーー!という場合は、まず動詞の後ろに来ているものの品詞をチェックして下さい。
動詞の後ろが形容詞なら目的語にはならないのでそれは補語です。
動詞の後ろが名詞の時、S=動詞の後ろの名詞 となれば補語です。違う場合は目的語です。
第4文型 (主語+動詞+目的語+目的語)
S+V+O+O
I sent you an email.
動詞の後ろに「誰に」「何を」と2つ目的語を取ることができます。小難しいことを追記すると、「誰に」をの目的語を直接目的語、「何を」の部分を間接目的語といいます。
これは中学校時代に
She gave me a book. (第4文型)
↓
She gave a book to me. (第3文型)
といった書き換えがよくテストに出ましたね。to以下は前置詞句なので目的語ではなくなってしまうために第3文型になります。
第5文型 (主語+動詞+目的語+補語)
S+V+O+C
We call him John.
これは私が中学生の時に第5文型の例文として暗記させられたもので、今でもSVOCと言われると真っ先にこの文章が浮かびます。
O=Cの関係になるのが特徴です。
まとめ
本当に簡単な例文で、「こんなの分かるよ!!!」というものばかりですが、基本はこれです。
英文を読んでいて、「あれ?」と思った時は基本に戻って文型を考えてみてください。
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