「資格取得のために勉強をすること」
皆さんは、どのようにとらえていらっしゃいますか?
英検は「免許」ではないので、それがなくては仕事ができないというわけではありません。
そして、資格のための勉強というと、一見地味な努力を連想し、「なぜ学校を卒業してまで、テストのために勉強をしなくてはならないのか」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、そう思っていらっしゃる皆さんに、ぜひ読んでいただきたい記事です。
資格など要らない?
「英検1級で問われる単語は、マニアックすぎる」
英検1級について、私が一番耳にするネガティブな意見です。試験そのものを「意味のないもの」と敬遠し、最初から土俵に乗らない。
誰でも彼でもに1級を受験せよ、と勧めるわけではありません。ただ、厳しいことを言えば、1級で問われる単語を目にすることがないのは、実際に洋書や英字新聞の記事を読むことがほとんどないからではないでしょうか?
私自身、1級の勉強をしたからこそ、そのような単語を覚え、そして実際に英字記事で出会う(=記事を読める)だけの段階に来ることができたと思っています。1級受験というきっかけがなかったら、一生英字記事をスムーズに読めなかったかもしれません。
始める前から、資格のネガティブ面(しかも、今そう見えるだけのもの)だけを見て、英語力を伸ばすチャンスを見過ごしてしまうのは、もったいないと思いませんか?
資格受験=わかりやすい目標設定
前回の記事では、「今、勉強していることから、目標を見つける」方法を提案させていただきました。
前回も書いた通り、目標を設定することは、簡単なように見えて、なかなか難しいものです。漠然とした目標では、何をすればいいのかわからないし、「長い目で見て自分がどうなっていきたいか」、それは1日や2日考えたくらいで、パッと見えてくるものではないでしょう。
それならば、資格を取得することを目標にしてみませんか?
「英検○級を受験しよう」
この決意なら、今、この瞬間でできます。そして、簡単に決められることであるにもかかわらず、得られる成果は、ものすごく大きいものです。
私は、自らの経験から、英検を目標にされることを強くお勧めします。
それは、四技能(読む、聴く、話す、書く)の力をバランスよく伸ばすことができるからです。
このサイトを書いている私達3人は、全員英検1級を取得していますが、その過程で得たものが大変多く、全員が「受験して本当によかった」と考えています。
関連記事: 英検1級を取得してよかったこと
決めた! ・・・では、次は何を?
この記事を読んで、「じゃあ、私も受験してみよう」、そんなふうに決心してただけたら、ものすごくうれしいです。
各分野の学習法については、英検カテゴリーに掲載をしておりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
決心はした。
対策法もリサーチし始めた。
次にやるべきことはなんだと思いますか?
それは、続ける仕組み作りです。
受験するぞ!と決心した熱い気持ちは、時とともに変化していきます。冒頭でも述べたような「一見地味な資格勉強」を、長期間に渡って続けていくには、最初の熱い決心だけでは息が続きません。
私は、英検受験を通して、計画を立てること、自分のモチベーションをコントロールすることの大切さを学びました。
楽しくないもの(楽しくなさそうに見えるもの)でも、工夫次第でいくらでも楽しめる。
自分の経験から、そのような方法をいくつも見つけ出してきました。
次回以降、その経験に基づいた、資格勉強を楽しく続けるためのアイデア・仕組み作りについて、ご紹介していきたいと思います。
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[…] 前回、目標を決めた時の熱意だけでは、その後の長い学習を乗り切っていくことは難しいと書きました。 […]