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説得力のある英作文を書くには〜英検1級英作文対策その4

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英検1次試験が近づいてきましたね。今回は英検1級一次試験で、説得力のあるエッセイを書くためのポイントをいくつか紹介します。

 

1級試験のエッセイに限らず、説得力のある文章を書く目的は、書き手の視点を明確に書くことで読み手を納得させることです。説得力のあるエッセイを書く際に気をつけるべき点は、

1. 視点をサポートする証拠を挙げること

2. 対立見解を検討すること

3.  強い結論を提示すること

です。では各項目を詳しくみていきます。

意見をサポートする証拠を挙げること

自分の意見を滔々と述べるよりも、トピックに関連した具体的な例を挙げることで、読み手はあなたの意見をより理解しやすくなります。統計や事実、専門家の意見や具体的な例などの客観的な意見をいくつか用いてください。
例えば、日本の臓器移植に関するエッセイを書く際に、”日本では希望しても臓器移植を受けられないのは問題だ”、と言いたいならば、”日本では2011年現在12,000人ほどの移植希望登録者がいるが、実際に移植を受けられたのは220人程である。”と具体的に書いたほうが、読み手にどれだけ問題が深刻かを理解してもらいやすくなります。

対立見解を検討する

エッセイを書いたら、読み手が抱くであろう疑問点や対立意見を考えてみてください。これらの予想質問・反対意見を予め考え、それに答える形でエッセイを補強することで、より説得力のある意見になります。英作文を書き終えたら、客観的な目で自分の文章を読み直し、”ツッコミどころ”を探してください。サポート意見が弱かったり、論点がずれていると感じたら、予想した反論に応えられるよう、その部分を再検討します。

強い結論を提示すること

結論に至るまでの段落で提示したエビデンスや説明は、Conclusionパートに結びついているでしょうか?Conclusionでは、自分の意見をサマライズし、結論を出さなくてはなりません。”〇〇は難しい問題である。今後さらなる検討が必要である”、などという曖昧な文章は避け、自分の意見をはっきり述べるようにします。

まずはIntroduction→Body→Conclusionの型に従って書く、という基本の形を覚えたら、上記の3項目も意識してみてください。これらはネイティブの子供向けに書かれた本などを参考にしたものですが、英作文を書き慣れていない日本人の英語学習者にとって有用なTipsではないかと思います。

Time for KidsのA+ Papersには、実際に説得力のある英作文を学ぶためのちょっとしたOrganizerがありますので、試してみてください。

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