「日本語で」背景知識を得ること


英語の勉強のために、「日本語で」勉強する。
一見、矛盾した内容に聞こえるかもしれません。
特に、英語力が身についてきている中・上級者の方ほど、なぜ今更日本語で?と疑問に思うことでしょう。

あなたが今目指していることは、英検1級に合格することですか?
英字新聞をスラスラ読めるようになることですか?

どちらかに当てはまるようなら、今すぐ疑う心を捨て、「日本語で」の学習に取り組んでください。今日の記事は、私からの「戦略的」英語学習の提案です。

英文を読めるようになるための三要素

本題に入る前に、今日お話しすることについて、少し説明させてください。

英文を読めるようになるためには、以下の図で示したように、語彙力、構文を読み取る力、そして背景知識が必要です。
今日は、その中でも、背景知識を得る学習法に限定し、お話ししたいと思います。

何にでも活かせる勉強のコツ(1)

突然ですが、学生時代、歴史を習った時のことを思い出してください。
歴史は、小学校・中学校・高校で3回繰り返して習います。
小学校では大まかな出来事しか習わなかったのが、中学校ではさらに詳しく、高校ではさらにもう一歩踏み込んだ内容を習います。

同じ年数をかけるとして、もしもあれが、小学校では縄文時代から奈良時代、中学校では平安時代から安土桃山時代、高校では江戸時代以降という分け方で学ぶとしたらどうでしょう。

小学校の段階で、いきなり詳細な部分まで覚えなくてはならない。
全体像が分からないままどの部分が大事かもわからずに、やみくもに暗記していく。

もしもそんな歴史の授業ならば、挫折する学生が続出することでしょう。

何にでも活かせる勉強のコツ(2)

ですが、英語学習に限って言えば、それをやってしまっている人が少なくないのです。
「いきなり分厚い文法書に手を出し、最初の章で挫折してしまう。」
これも一つの失敗事例です。(それに関してはまた別の記事で書きたいと思います)

今回、私が歴史の授業を例えにしていいたかったのは、背景知識を得るために、その方法を思い出してほしいということなのです。

まずは小学校で習ったように、大事な部分をおさえておく。それは、と例えられます。
最小限の核になる知識があれば、英字記事は俄然読みやすくなる。そして、英字記事を何本も読んでいくことで、さらにその核は大きくなり、次はもっと読みやすくなる。
中学、高校と、順に詳細を肉付けし、学んでいったように、英語学習でもそれを応用するのです。

私が実際に使っている「日本語」資料

核を作るのに、変なプライドは要りません。
例えば、歴史マンガがきっかけで、歴史という学問にハマっていく。マンガは一般的には子供によくないとされるものだけれど、こういう成果を生み出すこともあると考えれば、否定することはできないですよね。
それと同じです。

英語を読むために、日本語で知識を得ておく。この記事を読んでくださった皆さんならば、それが逃げや弱さからくるものではなく、戦略的な選択であることを理解していただけることと思います。

現在、国連英検A級受験中の私が、実際に読んだ、読んでいる新書を3冊ご紹介したいと思います。

池上彰氏の「知らないと恥をかく世界の大問題」では、その時ちょうどTIMEで読んでいたフィンランドの教育についての記述があって、本当にびっくりしました。ここで読んだことが、英字記事を読む助けになる。そう実感した瞬間でした。

私は国連英検受験のためですが、もちろん英検1級、そして英字記事を読めるようになりたいと思っていらっしゃる方にとっても最高のレファレンス本になると思います。ぜひお勧めしたい3冊です。

知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)


知らないと恥をかく世界の大問題2 角川SSC新書 (角川SSC新書)

世界紛争地図 角川SSC新書

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2Pingbacks & Trackbacks on 「日本語で」背景知識を得ること

  1. […] ・背景知識が不十分である 先ほどの固有名詞の問題と重なる部分もありますが、その文章に対する背景知識がない場合、いくら単語や構文がとれても、内容が分からない場合があります。 そういう場合は、日本語で背景知識をつけておくことも重要です。 (参考書籍については、こちらにてご紹介しております) […]

  2. […] なぼむしさんも以前の記事で書かれていますが、日本語で背景知識を得ることも重要なことです。 日本で話題になっていることを英語の情報で読むことが難しいこともあります。英語で書かれていることにこだわって、情報を探すことに時間を取られてしまうのはとても無駄ですよね。 次こそは!という気持ちが薄れないうちに攻めの姿勢に入り、合格へ向けての学習リズムを作ってくださいね。 […]

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