2013年が始まりました。
「今年はもっと英語ができるようになりたい」。
新年の抱負、目標を考え始めていらっしゃる方も多いのではと思います。
でも、ちょっとだけ待ってください。
目標の立て方次第で2013年の英語学習は大きく変わります。
今日は、目標を立てる前に考えておきたい3つのことについて質問形式でお送りしたいと思います。
目標を立てる前に考えておきたい3つのこと
一刻でも早く目標を決めて、2013年のスタートダッシュを決めたいと思っていらっしゃる方。
焦って今日中に目標を決めてしまう必要はありません。
実際に目標を立てる際は、じっくり考える時間をとりましょう。
今日はまだ3が日ということで、普段とは違う生活ペースで過ごされている方も多いのではと思います。
今はとりあえず、この3つの質問についてだけ答えておいてください。
そうすれば、あとの「じっくり」がだいぶスムーズに進みます。
(1)今、心にある願望は”明確”なものですか?
「英語ができる人になりたい」、それはこの記事を読んでくださる皆様、すべてに共通する思いだと思います。
だからといって、それをそのまま目標にしてはいけません。
「できる」という言葉はとても感覚的な言葉で、実態がありません。
1年後(またはもっと短いスパンでも)振り返って、「できるようになった」と計測するためには、それを測る”モノサシ”が必要となります。
ここでいう”モノサシ”も、人それぞれ異なることと思います。「資格の点数・合否」だったり、「希望の職につけるか」だったり、「○万語単語を覚えるか」だったり・・・。
どれを選ぶかは、本当に皆さん次第です。自分のなりたい姿を自由に思い浮かべてください。
ただ、どんなものであれ、Yes, Noでハッキリと分かるもの、数値で計測できるものであることだけは必ず満たしてくださいね。
そうでなければ、自分が目標を達成できたかどうか分からず、不完全燃焼のまま終わってしまいます。
目標は、”モノサシ”で計測できる形で。
今もっている”願望”を、より具体的な、”モノサシ”で計測できる形に落としこみましょう。
(2)伸ばすべき分野はどこですか?
読む・書く・話す・聞く。
そして、それを支える語彙や文法。
自分の弱点分野に絞って、集中して取り組む。そうすることで、ただ漠然と勉強しているよりもずっと大きな伸びを感じることができます。
では、皆さんにとって、今年一番力を入れて取り組むべきはどの分野でしょうか?
実は、この質問、即答できる人は多くないのではと思います。「自分で苦手分野を見つけること」、それは大人になってからの英語学習で、最も難しい課題の一つです。
学生時代と違って、テストの結果も返ってこなければ、こうすればいいと指導してくれる先生もいません。
でも待ってください。テストならば英検があります。TOEICがあります。
もしも伸ばすべき分野が分からなければ、資格試験を自分の弱点を見つける道具として使ってみるのはどうでしょうか?
例えばここに書いた英検もTOEICも、「どのジャンルが弱いか」とても詳しい分析を合否結果とともに送ってくれます。
一度課題をはっきりさせ、それから何をすべきか考える。少し手間はかかりますが、今後一年、それどころか数年、十数年もの伸びを大きく左右するという意味で、試す価値のあることだと断言できます。
(3)一つのことを続けるのは得意ですか?
なりたい姿も明確、やるべきこともはっきり分かっている。
ですが、それを実行できるかどうかはまた別の問題です。
英語学習が続けられない。
もしかしたら、それは学習内容そのものに理由があるのではなく、物事を「習慣」づけて行う力が不足しているからではないでしょうか。
物事を習慣づけて行うには、仕組み作りが重要となってきます。
今までにも、ブログの「学習モチベーションの保ち方」カテゴリにて、英語学習を習慣づける方法について記事を書かせていただいています。
それらをご覧いただきながら、「続ける」ことに重点をおいた目標を考えてみるのはいかがでしょうか?
まとめ
3つの質問を要約するとこうなります。
目標を立てる際には、
・達成したかどうか測りやすいよう、「YesかNoで答えが出るもの」、「数字で測れるもの」にする
・現状の課題を把握する
・続ける仕組みを作る
以上の3点が重要となります。
この項目と照らし合わせながら、今年一年をかけるにふさわしい目標を考えてみてくださいね。