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”戦略的” 英語学習計画のススメ - その4:自らの成長を記録せよ(1)

前回までの「”戦略的” 英語学習計画のススメ」シリーズでは、計画を立てて学習すること、目標を持つことの大切さを見てきました。

目標、計画ときて、もう一つ、それを支える大切なことがあります。
この3つのうちの、どれが欠けても、夢をかなえることはできません。

それはいったい何だと思いますか?

自分のモチベーションは、自分で上げる

本題に入る前に、少しお話ししたいことがあります。

前回目標を決めた時の熱意だけでは、その後の長い学習を乗り切っていくことは難しいと書きました。

例えば、スポーツで、ある選手・チームが念願の優勝を果たした。それを見て、私も頑張ろうと思う。もちろん、そういう感動で力がわいてくることも素晴らしいことだと思います。
スポーツよりも、私達英語学習者にとって身近なのは、同じ英語学習者の方がどのようにして力をつけていったか、体験談をきくこと・読むことではないでしょうか?
私もこんなふうに頑張って、こうなりたい。学習をする上で、大きな励みになるでしょう。

そのような気持ちを否定する気は、一切ありません。事実、私自身もそのような感動・思いを原動力にすることもあるからです。

ですが、このような感動・熱い思いも、毎日やってくるわけではありません。(毎日、感動、やる気を出すためだけにスポーツを見ていては、本末転倒ですよね)

では、どうすればいいのか?

私は、「自分のモチベーションは自分で上げる」ということをお勧めします。

スポーツや他の方から得たやる気は、ある意味では、受動的なモチベーションです。
他の人からもらったやる気は、長くは続かない。

それに対し、自らが生み出したやる気・モチベーションは、じっくり、長く効いてきます。
感動の場面を見たような、一気に感情が高まる感じはないかもしれませんが、毎日積み重ねるごとにその力が増してくるのを感じることができると思います。

その段階にこれば、英語学習が続かないという悩みは消え、英語学習を諦めようなどという気持ちは全く持たなくなります。

自分でモチベーションを上げる方法

いよいよ、具体的にその方法についてお話ししたいと思います。

それは、記録をとることです。
(目標・計画に続く、三本柱の残りの一つです。)

記録は、自分で自分の成果を実感するためにとります。
目的は、それ以上でもそれ以下でもありません。
ただ一つ、自分の成果を目に見える形に残し、それを自覚するため。

自分ができたことを実感すれば、もっと頑張ろうと思えます。
もっと頑張って勉強をすれば、今までにできなかったことができるようになります。

何を当たり前のことを言っているんだ。
そうです。当たり前なんです。なのに、それはなかなか自覚することができない。

目で見える形にしてあげること。
そして、一過性の感動(試験に合格することなど)ではない、じわじわくる達成感を、もっと短いスパンで感じられるようにすること。

記録をする上で心がけたい重要なポイントです。

次回の記事では、そのポイントを押さえつつ、具体的にどのように記録をすればいいか、方法を紹介・提案したいと思います。

おわりに

自分のモチベーションは自分で上げる。
言い換えれば、「自分の自信は自分でつける」ということです。

自分が頑張って(それを自覚、認識して)つけた自信は、一生消えてなくなることはありません。少し話が大きくなりますが、その自信は、別のことに挑戦するときにも、大きな力になります。

思い込みや、根拠のない自信ではなく、揺るがない自信をつけていきましょう。
英語学習という舞台で、その訓練ができると考えれば素敵ですね。

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”戦略的” 英語学習計画のススメ - その3:資格取得を目標にする

「資格取得のために勉強をすること」
皆さんは、どのようにとらえていらっしゃいますか?

英検は「免許」ではないので、それがなくては仕事ができないというわけではありません。
そして、資格のための勉強というと、一見地味な努力を連想し、「なぜ学校を卒業してまで、テストのために勉強をしなくてはならないのか」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、そう思っていらっしゃる皆さんに、ぜひ読んでいただきたい記事です。

資格など要らない?

「英検1級で問われる単語は、マニアックすぎる」

英検1級について、私が一番耳にするネガティブな意見です。試験そのものを「意味のないもの」と敬遠し、最初から土俵に乗らない。

誰でも彼でもに1級を受験せよ、と勧めるわけではありません。ただ、厳しいことを言えば、1級で問われる単語を目にすることがないのは、実際に洋書や英字新聞の記事を読むことがほとんどないからではないでしょうか?

私自身、1級の勉強をしたからこそ、そのような単語を覚え、そして実際に英字記事で出会う(=記事を読める)だけの段階に来ることができたと思っています。1級受験というきっかけがなかったら、一生英字記事をスムーズに読めなかったかもしれません。

始める前から、資格のネガティブ面(しかも、今そう見えるだけのもの)だけを見て、英語力を伸ばすチャンスを見過ごしてしまうのは、もったいないと思いませんか?

資格受験=わかりやすい目標設定

前回の記事では、「今、勉強していることから、目標を見つける」方法を提案させていただきました。

前回も書いた通り、目標を設定することは、簡単なように見えて、なかなか難しいものです。漠然とした目標では、何をすればいいのかわからないし、「長い目で見て自分がどうなっていきたいか」、それは1日や2日考えたくらいで、パッと見えてくるものではないでしょう。

それならば、資格を取得することを目標にしてみませんか?

「英検○級を受験しよう」

この決意なら、今、この瞬間でできます。そして、簡単に決められることであるにもかかわらず、得られる成果は、ものすごく大きいものです。

私は、自らの経験から、英検を目標にされることを強くお勧めします。
それは、四技能(読む、聴く、話す、書く)の力をバランスよく伸ばすことができるからです。
このサイトを書いている私達3人は、全員英検1級を取得していますが、その過程で得たものが大変多く、全員が「受験して本当によかった」と考えています。

関連記事: 英検1級を取得してよかったこと

決めた! ・・・では、次は何を?

この記事を読んで、「じゃあ、私も受験してみよう」、そんなふうに決心してただけたら、ものすごくうれしいです。

各分野の学習法については、英検カテゴリーに掲載をしておりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

決心はした。
対策法もリサーチし始めた。

次にやるべきことはなんだと思いますか?

それは、続ける仕組み作りです。

受験するぞ!と決心した熱い気持ちは、時とともに変化していきます。冒頭でも述べたような「一見地味な資格勉強」を、長期間に渡って続けていくには、最初の熱い決心だけでは息が続きません。

私は、英検受験を通して、計画を立てること、自分のモチベーションをコントロールすることの大切さを学びました。
楽しくないもの(楽しくなさそうに見えるもの)でも、工夫次第でいくらでも楽しめる。
自分の経験から、そのような方法をいくつも見つけ出してきました。

次回以降、その経験に基づいた、資格勉強を楽しく続けるためのアイデア・仕組み作りについて、ご紹介していきたいと思います。

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”戦略的” 英語学習計画のススメ - その2: 目標の見つけ方

「英語を使って何をしたいのですか?」
そう聞かれて、即答できますか。

「○○という仕事に就きたい」、そのような具体的な目標がある。
または、「好きだから勉強しているのだし、それを使ってどうこうしようとは思わない」というように、敢えて目標を持たない。
どちらも素晴らしい選択だと思います。

しかし、こうも思うのです。
「具体的に何をしたいかは答えられないけれど、英語を使った仕事がしたい」
「好きだからもっと得意になりたいし、得意になることでもっと楽しめる気がする」

きっと、「具体的な目標がある/敢えて持たない」という方よりも、このような方のほうが多いのではないでしょうか。

今日は、そのような方に向けて、「どのように目標を見つけていけばよいのか」、その方法についてご提案させていただきたいと思います。

大前提:計画には目標が必要

前回の記事で書いたことのおさらいです。
「目標に向けて計画を立て、それを実行していくことは楽しい」
「計画を立てるためには、目標が必要」

冒頭で、「目標を持つ、持たない」、どちらも尊重すると書きましたが、ここでは「目標」をもつことを大前提にお話しさせていただきます。

小さな目標、大きな目標

計画のところで、「問題集○○ページという短期の計画から、何年にもわたるような長期計画がある」とお話ししたように、目標にも小さな目標、大きな目標があります。

ライティングを例にとって考えてみましょう。
例えば、「エッセイを書けるようになりたい」という目標があるとします。

その状態にたどりつくようになるには、
 ・問題集にある、一つの文を英作文できるようになる
 ・和文英訳のような形ではなく、自分が思ったことをそのまま英語で表現できるようになる
 ・エッセイの型を習得する
等のように、さらに中間地点になるような目標が存在するはずです。

ここでは、「エッセイを書けるようになりたい」というような目標を「大きな目標」、そしてそれを実行するためにこなしていくべき中間目標のことを「小さな目標」と定義することにします。

「大きな目標」は漠然としがち

「英語がペラペラになりたい」
もう、この一文だけで、私が何を言いたいのか分かっていただけたと思います。

大きな目標というのは、漠然としたものになりがちなのです。

漠然とした目標では、どのように動けばいいのか分かりません。小さな目標に分けていくことが困難だからです。

小さな目標から大きな目標を見つける、「逆アプローチ」

「大きく、かつ、具体的な目標」
それさえはっきりしていれば、小さな目標に細分化することも、比較的容易なことです。

ですが、多くの方は、「大きな目標がまだ定まらない」、そのような状態にあると思うのです。

ここで、提案です。

今、自分が持っている小さな目標から、大きな目標を見つけてみませんか?

小さな目標もないよ・・・そう言わずに、だまされたと思って、以下の方法を試してみてください。

(1) 今、勉強をしている内容を、全て紙に書き出してください

(例) 学習用英語素材のディクテーション
    英文法の問題集
    海外ドラマの視聴
    
(2) それをして、どのような力を身につけたいのか、考えてみてください
(例) 学習用英語素材のディクテーション → 正確にリスニングができるようになりたい
    英文法の問題集  → 文法を完璧にしたい → 長文を読めるようになりたい
    海外ドラマの視聴 → そこで見た表現を使って、日常会話に活かしたい

すべきことは、この2つのみです。

自分の今の学習内容について、何のためにしていることなのかを考える。
つまり、今、「自分がどのような小さな目標を持っているのか」考えるということです。

小さな目標に気づくことができたら、今度はそれぞれについて、その力をさらに伸ばすような目標を立ててみませんか?

例えば、 学習用英語素材のディクテーション。
今回、「正確にリスニングができるようになりたい」という目標が見えたとします。
では、この学習用教材が聞けるようになったら、今度は何を聞きたいのだろう。
そう考えているうちに、「ニュース英語を理解できるようになりたい」「映画を字幕なしで見られるようになりたい」というような、大きな目標が見えてくることもあります。

ですが、一気に最終目標まで見つけようと焦る必要はありません。
この学習教材が聞けるようになったら、今度は何を聞けるようになりたいか。
まずは、一つ上の目標を設定してみてください。
そうやって、「今より少し上の目標を立てていくことで、自分の力が伸びていく。その段階にきてこそ、どのような世界があるのかを知り、大きな目標が見つかる」、そのようなパターンもあるのです。

まとめ

「大きな目標」は、それを達成するための「小さな目標」から成り立っています。
「大きな目標」は設定するのが意外と困難ですが、小さな目標は、現在、皆さんがしている学習内容の中に、既に存在しているはずです。

まずは小さな目標を意識し、一歩ずつ実践・達成しながら、その先にある大きな目標を見つけていくことにしましょう。

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