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Posts Tagged ‘リスニング’

ディクテーションを始めよう (答え合わせ編)

ディクテーションを始めよう(素材選び編)
ディクテーションを始めよう (書き取り編)

上記2記事に引き続き、ディクテーションの答え合わせ編を実際に私が行なっていたことを振り返りながらご紹介いたします。

やっとスクリプトをチェック

まず、前回の書き取りの時にもうこれ以上無理だというところまで書ききってもらっているはずなので、ここで満を持してスクリプトの方をチェックします。

スクリプトをチェックする時にペンを2色用意しました。

なぜかと言うと、「単語を知らなくて間違えた」のか「単に聞き取れなかった」を区別するためです。

単語を知らなかった場合は聞き取れなくても仕方ないと割り切って、その単語を覚えることにしました。音と一緒に覚えてしまえば次からは安心です。
この時点で使用していた教材は「速読速聴・英単語Core」という教材だったので、分からない単語はすべて覚えてしまう勢いでやっていました。

単に聞き取れなかった場合は、よく文章を見なおしてみると、「冠詞がないのはおかしい〜!」とか「動詞がここで原形で来るわけないじゃん!」など、見直しの際にもう少しきちんと文法的なことを考えていれば気付けるはずのものが結構あります。
そして、自分が聞き取れないものの傾向もよく分かってきます。


このように、知らなかったものを緑、聞き取れなかったものを水色でチェックしました。

これらのチェックしたものに気を付けながら音声をまた繰り返し聞いてみてください。聞こえるようになっているのが不思議ですよね。(CNN English Express を聞いていると「ホントに言ってるのだろうか…。」と思うものがたまーにありましたが…。)

仕上げもお忘れなく!

そして仕上げはシャドーイングです!
この速読速聴・英単語Coreにはチェックシートが付いています。(私が使用していたのはVer2です。現在はVer4になっており、仕様が変わっているかもしれません。)

これは各項目ごとに速読目標の秒数(約200wpm)、速読チェック、速聴チェック(速い方の音声でシャドーイングまで完了する)単語チェック欄が設けてあり、目標が達成できたらチェックしていくものです。

このチェックシートのおかげで「二ヶ月で完璧に仕上げる」という目標が達成できました。
どれだけやったのか、どれだけ残っているのかを把握しながら学習を進めることができたので受験の日程に間に合いました。やってきた事が目に見えるというのもモチベーション維持に繋がったと思います。

余談ですが…

この教材この教材を使ったのは準1級を受験する前で、英検に特化した対策としては過去問とこの教材、四択に慣れるための語彙問題集を使用しました。
対象はTOEICで600-800点を目指す人、英検で2級〜準1級を目指す人となっています。
これを始める時点では英語学習を10年ぶりに始めた頃だったので2級レベルも危ない状態だったので丁度良かったのですが、純粋に準1級向け語彙増強を狙っている方には少し簡単すぎるのとボリュームが少ないのではないかという印象です。

準1級向けの語彙がどのようなものかということを語彙に特化したものでチェックしながら、英字新聞(当時はJapan Times Weeklyを定期購読)などをどんどん読んでリーディングも兼ねた語彙増強をしていました。
試験対策をされている方は、問題集だけで語彙をやってしまうのではなく、実際の記事もどんどん読んでいってくださいね。

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速読速聴・英単語Core 1900 ver.4


英検準1級語彙・イディオム問題500 (旺文社英検書)

”戦略的” 英語学習計画のススメ - その4:自らの成長を記録せよ(1)

前回までの「”戦略的” 英語学習計画のススメ」シリーズでは、計画を立てて学習すること、目標を持つことの大切さを見てきました。

目標、計画ときて、もう一つ、それを支える大切なことがあります。
この3つのうちの、どれが欠けても、夢をかなえることはできません。

それはいったい何だと思いますか?

自分のモチベーションは、自分で上げる

本題に入る前に、少しお話ししたいことがあります。

前回目標を決めた時の熱意だけでは、その後の長い学習を乗り切っていくことは難しいと書きました。

例えば、スポーツで、ある選手・チームが念願の優勝を果たした。それを見て、私も頑張ろうと思う。もちろん、そういう感動で力がわいてくることも素晴らしいことだと思います。
スポーツよりも、私達英語学習者にとって身近なのは、同じ英語学習者の方がどのようにして力をつけていったか、体験談をきくこと・読むことではないでしょうか?
私もこんなふうに頑張って、こうなりたい。学習をする上で、大きな励みになるでしょう。

そのような気持ちを否定する気は、一切ありません。事実、私自身もそのような感動・思いを原動力にすることもあるからです。

ですが、このような感動・熱い思いも、毎日やってくるわけではありません。(毎日、感動、やる気を出すためだけにスポーツを見ていては、本末転倒ですよね)

では、どうすればいいのか?

私は、「自分のモチベーションは自分で上げる」ということをお勧めします。

スポーツや他の方から得たやる気は、ある意味では、受動的なモチベーションです。
他の人からもらったやる気は、長くは続かない。

それに対し、自らが生み出したやる気・モチベーションは、じっくり、長く効いてきます。
感動の場面を見たような、一気に感情が高まる感じはないかもしれませんが、毎日積み重ねるごとにその力が増してくるのを感じることができると思います。

その段階にこれば、英語学習が続かないという悩みは消え、英語学習を諦めようなどという気持ちは全く持たなくなります。

自分でモチベーションを上げる方法

いよいよ、具体的にその方法についてお話ししたいと思います。

それは、記録をとることです。
(目標・計画に続く、三本柱の残りの一つです。)

記録は、自分で自分の成果を実感するためにとります。
目的は、それ以上でもそれ以下でもありません。
ただ一つ、自分の成果を目に見える形に残し、それを自覚するため。

自分ができたことを実感すれば、もっと頑張ろうと思えます。
もっと頑張って勉強をすれば、今までにできなかったことができるようになります。

何を当たり前のことを言っているんだ。
そうです。当たり前なんです。なのに、それはなかなか自覚することができない。

目で見える形にしてあげること。
そして、一過性の感動(試験に合格することなど)ではない、じわじわくる達成感を、もっと短いスパンで感じられるようにすること。

記録をする上で心がけたい重要なポイントです。

次回の記事では、そのポイントを押さえつつ、具体的にどのように記録をすればいいか、方法を紹介・提案したいと思います。

おわりに

自分のモチベーションは自分で上げる。
言い換えれば、「自分の自信は自分でつける」ということです。

自分が頑張って(それを自覚、認識して)つけた自信は、一生消えてなくなることはありません。少し話が大きくなりますが、その自信は、別のことに挑戦するときにも、大きな力になります。

思い込みや、根拠のない自信ではなく、揺るがない自信をつけていきましょう。
英語学習という舞台で、その訓練ができると考えれば素敵ですね。

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【iPhoneアプリレビュー】CNN News動画で英語耳

話題のアプリがあるとついつい試してしまう私ですが、今回はiTunesStoreで有料アプリランキングに入っていたCNN News動画で英語耳(EEモバイル)を買ってみました。

英検1級を受験する前にCNN ENGLISH EXPRESS (以下CNN EE)を定期購読していたのでちょっと懐かしい気分です。

CNN News動画で英語耳(EEモバイル)CNN News動画で英語耳(EEモバイル) - Asahipress Co., Ltd.

使用方法

まずアプリを開くと10個のニュースリストが表示されます。一つ一つダウンロードするようになっています。

一番上にあったレディー・ガガの記事をダウンロードしてみます。
このように動画を見ながらインタビューを見ることができます。うーん、スムーズな動き!

画面下方にスクリプトが表示されますが、「字幕」というところをタップすると表示、非表示を選択することができました。

画面下部のメニューのText・Videoモード切替で、ビデオを見ながら音声を聞くか、テキストのみを見ながら音声を聞くかを選択することもできます。

テキスト表示は現在再生されている箇所が水色に表示されるようになっているので、再生箇所がわからなくなることはありません。
このテキスト表示も下部のメニューで英語・日本語を同時に表示させるか、英語のみ、日本語のみにするか選択することができます。

文章ごとに区切られており、特に聞き直したい文をタップすると紫色になり、その文章のみ再生されます。
スクリプトは表示されているので、繰り返してディクテーションしようとする場合はちょっと不便な感じです。(日本語のみ表示させるなどして我慢する感じでしょうか…。)

下部メニューの右端にある辞書はスクリプト中のすべての単語には対応しておらず、スクリプト中でオレンジで表示されている単語、水色で表示されているフレーズを調べられるだけです。しかしタップすれば辞書が下の方からサッと現れ、単語の音声も再生されるようになっています。
辞書でチェックしたものは頼みもしないのに自動的にMy単語帳に流し込まれるようです。My単語帳に登録されたものはフラッシュカードで復習できます。

Notesを選択すると用語の説明を見ることができます。Notes一覧では選んだ記事のNotesが一覧になっているので、その中からチェックしたいものを選んで見ることができます。

Quizで内容の理解度チェックもできるので、スクリプトなしで聴いてチャレンジすると面白いですね。

単語リストから、このアプリで取り上げられている記事内の単語をチェックすることができます。記事ごとやアルファベット順などソート方法も選ぶことができます。

調べたい単語をタップすると単語の意味や例文、音声を確認することができます。

感想

10本の動画が収録されていますが、内容のジャンルのバランスもエンタメから医療、テクノロジー、環境などなどとバランスも良かったです。
ラリー・キング・ライブが2本とニュース動画が8本。レディー・ガガの動画は9分ありましたが、あとは2分弱〜5分程度(だいたい2分ほど)のものでした。
コンテンツ作りのノウハウは雑誌の方で確立されていますし、アプリ自体も学習者向けに考えられて作られています。動きもスムーズでストレスは感じませんでした。

あえて言うと、11月30日までは900円が450円なのですが、特に追加で動画がダウンロードできるような感じでは無いので、最初の10本きりだとすると少し割高感が…。スクリプト付きの新しいコンテンツをダウンロードしていけるようなアプリもあるので、熱心な方なら10本くらいすぐ学習し終わってしまって物足りなく感じるかもしれません。

“CNN EEモバイル”とアイコンにも書いてあることですし、アプリ自体を無料(またはもう少し低価格)にして、毎号のコンテンツをアドオンとして購入できるようにすればもっと楽しめるのではないかな〜、とCNN EEのファンとしては単発アプリにしておくのは勿体無いと思わずにはいられませんでした。

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CNN ENGLISH EXPRESS (イングリッシュ・エクスプレス) 2011年 12月号 [雑誌]


[CD&電子書籍版付き]CNNニュース・リスニング 2011[秋冬]


ボーン・ディス・ウェイ (スペシャル・エディション(2CD))

リスニング強化はお早めに!

英語学習を始めたら、早い時期にリスニング力を鍛えると様々な”良いこと”があります。

スキマ時間を最大限に利用できる

リスニング学習の効能としては、スキマ時間を有効に活用できることが一番大きいと思います。歩きながら、または頭を使わない雑用をしながらリスニングをすることが出来れば、きちんと机に座った状態で学習できなくても英語情報をインプットすることができます。

耳からのみで情報を得られるようになると、学習者用のテキストだけではなく、CNNやBBCのニュースを聞いたり、オーディオブックやPodcastを聞くことも英語の勉強になります。スクリプトなしの英語を1回で聞き取れるようになることで、得られる情報量がずいぶん増えます。例えば、Audiobookを聞いていて、”days on end” などの初めて聞いた表現を覚えることができた、時事ニュースをスキマ時間に聞くことで、家に帰ってからニュースを見る時間を減らすことができた・・などなど。

ちょっとしたスキマ時間も、積もり積もれば何十時間にもなり、数年後には何ヶ月もの差になります。英語学習を始めたら、出来るだけ早い時期に耳からのみで英語情報を入手できる状態にすることで、その後のインプット量に大きな差がでると思います。

スピーキングにも良い影響がでる

理解できる内容の英語を、たくさん聞くことで、英語のイントネーション、アクセントなどが正しく身につきます。リスニングにあまり時間をかけずに、単語学習やリーディング学習を重ねても、脳内音読のアクセントが間違っていたりすると、せっかくの学習効果が激減します。大量の英語を聞くことで正しいアクセント、イントネーションが身につくと、スピーキングにも良い影響が現れますし、英語らしいリズムで話せるようになります。これは早いうちに身につけるに越したことはありません。

リスニングのほうが圧倒的にラク

なれないうちは、聞き取れない内容のものを聴き続けることに苦痛を感じるかもしれませんが、いったん聴き取れるようになると、リーディングに比べてリスニングのほうが圧倒的にラクです。リスニングが出来るようになると、日本語のラジオを聞くような感覚で英語を聞くことが出来るようになります。2時間リーディングをするのは大変ですが、このような状態になると、内容を楽しみながら、”英語学習”を意識することなく長時間英語を聞くことが出来るようになります。

もちろん、内容の分からない物を聞き流すだけで英語が聞き取れるようにはなりません。スクリプトを確認しながら音と文字を一致させる作業や、語彙の習得などが必要です。(やり方の一例についてはコチラを参照)。リスニングが苦手で、ついついリスニング学習を後回しにしている方、リスニング力を鍛えることで、後々大きく時間をセーブすることができますので、少し手間をかけて、”机に向かわなくてもリスニングが出来るレベル”を目指すとよいのではないでしょうか。

 

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【ブックレビュー】ダボス会議で聞く世界の英語

このサイトにアクセスしていただいている方は英語に興味がある方がほとんどだと思います。英語を学習している目的は様々かと思いますが、やはり英語を使って何かをするということが最終的な目標ですよね。

今回ご紹介する本には世界経済フォーラムの総会であるダボス会議でのスピーチが収められています。

ダボス会議で聞く世界の英語(CD付)

内容について

各国の大統領や企業のCEOなどといったリーダーのスピーチを聞けるということでとても興味深いですが、世界20カ国の方のスピーチを聞くことができるという点が最大の特徴ではないでしょうか。
英語を母国語としていない国の方々中心になっているのでなまりなどがあったりもしますが、実際にはネイティブスピーカーとだけ話していればいいという訳でもないので良いトレーニングになります。(もちろん流暢に話しておられる方もいらっしゃいますし、ネイティブスピーカーの方のスピーチも含まれています。)
日本人としては緒方貞子さんのスピーチが収録されています。

取り扱っているテーマも経済ばかりではなく、エネルギー問題や地球温暖化問題、教育問題といった世界共通のトピックなので英検の2次試験対策にも活用していただけるのではないでしょうか。
地域ごとにパート分けされており、アフリカ、中東のパートでは、今年ノーベル平和賞を受賞したリベリアのサーリーフ大統領のスピーチも収められています。

まとめ

ネイティブスピーカーのスピーチだけを聞きたいという方にはお勧めできませんが、英語がスタンダードな言語となっている現在では色々な国の人々が英語を話しており、それに接する機会も今後益々増えてくるので、このような教材はとても参考になります。
そして、知性とエネルギーにあふれる人達が母国語ではない英語を使って堂々と世界で活躍しているところを見ると、今後の学習に対してのモチベーションが高まります。

この世界経済フォーラムの公式サイトでも色々なスピーチなどを聞くことができますし、YouTubeの世界経済フォーラム公式チャンネルでも過去のスピーチを聞くことができますので、一度チェックしてみてくださいね。

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ダボス会議で聞く 世界がわかる英語(CD付)


世界を動かすトップの英語

【おすすめPodcast】TTBOOK

本好きな方にオススメのPodcast、TTBOOK To the Best of Our Knowledgeを紹介します。これは学習者向けのPodcastではないのですが、著者のインタビューを聞くことができ、英語で情報収集をするのに最適な番組です。

TTBOOKはWisconsin Public Radioが放送しているネイティブ向けの番組なので、学習者用のスクリプトはありません。ただ、インタビュワーの話す英語がクリアで聞き取りやすいので、中級以上の方なら問題なく聴き取れると思います。

 

あらゆるジャンルの本をランダムに片っ端から読む時間は取れませんが、こちらの番組で取り上げられる著者のインタビューを聞くことで、著者本人から一番伝えたかったことを効率的に聞くことが出来ます。例えば蜂やオランウータン、宗教、戦争に至るまであらゆる分野の本の作者が招かれて自著について語ります。そのテーマについて本を1冊書き上げるほどの知識を持った著者の話は熱心かつ情熱的で、本を読むのとはまた違った楽しみがあります。インタビューを聞いて概要だけを楽しむのもいいですし、要約を聞いて興味を持ったならば、実際に本を買って読んでみるのもいいと思います。私はこの番組を聞いて、ふだん自分からは手を出さないような分野の本を買うことが多いのですが、作者の話を聞いて興味を持った本を選ぶとハズレがありません。

 

本来の目的とは違うのですが、私はこの番組をスピーキングのお手本としても聞いています。作者が本の中身について要旨をまとめる様子は、自分が意見を言ったりプレゼンをする際に参考になります。また、本を読んだインタビュワーが質問をしつつ、作者から情報を聞きだしていくのですが、この二人のやりとりは自分がディスカッションをする時の参考になります。聞かれた質問にたいして的を射た返答をし、トピックから外れずに話題を広げるやり方など為になるのではないかと思います。

 

本を選ぶ際の参考になりますし、知識人たちの会話を聞くことで、自分の英会話の参考にもなります。”英語のお勉強”という感じではありませんが、ニュース以外の情報収集ソースの一つとしてお勧めです。

 

iTunesでのPodcast登録はコチラ 。無料です。

 

 

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リスニング基礎体力作りのために

忙しくてなかなか英語を勉強する時間が取れない、スキマ時間を有効活用できていないとお悩みの方に、リスニング力を早期に鍛えることをオススメします。その理由は耳からのみで英語を理解できるようになることで、耳が空いている時間を有効に利用できるようになるからです。仕事や家事で忙しくて何時間も机に座って勉強する時間がない方でも、5−10分ずつなら”ながらリスニング”する時間はひねり出せるのでは。そんな時、ちょっとしたpodcastを聞いてそこから新しい単語や表現をピックアップしたり、情報を得られることが出来たらありがたいですよね。そんなスキマ時間を一日何回か積み重ねたり、通勤中など他に何もできない時間をリスニングにあてることで、英語に触れる時間が飛躍的に増えることでしょう。リスニング力を向上させるには早いにこしたことはありません。今回は私が自分で試して有効だった方法を紹介したいと思います。

 

 

易しい多聴素材を作る

ほとんど聞きとれない素材をただなんとなく何時間も聞いても、得られる情報は多くありません。学習を始めたばかりのころは、効率良く学習するためにはよくわかる素材を繰り返し聞くほうが効果が大きいと思います。そうはいっても、学習初期のころに耳だけで聞いてわかる素材ばかりであれば苦労はしません。またVOA Special Englishなどの超初心者向け素材だけではつまらないと思います。そういう場合は、最初からわかる素材でなくても、”わかるようにしてから”易しい多聴素材にするのです。

私の場合は、前述のVOAから易しい素材をいくつかピックアップする他に、Interesting Thing of the Dayという、当時の自分にとってはChallengingではあるけれども面白い素材を選んでまずは精読しました。新出単語のチェックを行い、意味が分かるまで読み込んだら音声と文字が一致するまで30回ほど聞き込みます。この時は特に文字と音の一致に集中しました。そしてナレーションの速さでスラスラと目が文字を追えるように繰り返し聞きます。また、音声なしで黙読してよどみなく読めるまで繰り返し黙読しました。このような精読素材を易しい素材、難しめの素材あわせて月に10個ほど勉強しました。最初の1ヶ月で記事の中に出てきた単語も全て覚えます。あまり一つの記事にこだわり、完璧にするまでやり込むのではなく、あくまでも次の月の多聴素材にするための準備ですので、あまり1つ1つにこだわりすぎないように注意してください。

そして次の月の精読素材10個に移る時、1ヶ月やりこんだ素材を多聴素材にまわすのです。前の月にかなり読み込んでいますので、文章の意味もわかりますし、単語も全てチェック済み。耳からだけで聞いて聞きとれる状態です。この状態の素材10個を30分〜60分のプレイリストとしてまとめて繰り返し繰り返し聞きます。車の中など一人でいる時はシャドーイングもしました。前月の精読で1ヶ月、次の月の聞き込みで1ヶ月。ここまでくれば、さすがに聞きとれないということはなくなりました。また同時に次の月に使うために1ヶ月かけて10個の素材を精読して・・・ということの繰り返しです。1ヶ月で精読記事10個、多聴素材10個を同時に抱えている状態ですが、この10個ずつを2ヶ月かけて完成させる予定だったので、あまり負担はかかりませんでした。

単純な作業の繰り返しですが、これでかなり耳が鍛えられました。文字と音の一致作業を繰り返すことで、聴き取れる範囲が徐々に増えてきますし、多聴素材として一ヶ月同じものを聴きこむことで英語のリズムが身につきます。またシャドーイングでナレーションと同時に声に出すことで、英語らしいイントネーションも学ぶことができました。

どんな素材を選ぶか

多聴に使用する素材は、出来れば3分以上の長さがある記事系のものがオススメです。単語帳の例文の読み上げをリスニング素材として選ばれる方も多くいらっしゃるようですが、ちょっと聞きのがしても次の文章から復帰できる例文集とは違い、ある程度の長さがある記事をリスニングするには集中力がいります。また文章を左から右に返り読みしない訓練も同時にするためにはまとまりのある長さのものが良いと思います。最適な素材のレベルは人それぞれですので、何が一番いいとは言えませんが、こちらの記事などを参考に精読&リスニング素材を探してみてください。

 

 

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【おすすめサイト】American Rhetoric

7月も残り数日となりましたね。この時期、子供の頃の夏休みの香りのようなものを感じたりしませんか?大人になるとあの頃ほど夏休みなどありませんが、子供たちは夏休みに入りました。先週告知をさせていただきましたが、今年もヴァーチャル夏休みを実施しております。詳しくはこのエントリーを御覧ください。

今回は読んで、聴いて、元気が出るようなスピーチがまとめてあるサイトをご紹介します。
自分のスピーチの向上のためだけでなく、目標を立てたものの、ちょっとくじけそうになったりした時にも効果のあるサイトです。

American Rhetoric: Top 100 Speeches of the 20th Century by Rank

タイトル通り、20世紀のTOP100として選ばれたスピーチが掲載されています。

スクリプトが掲載されているだけではなく、きちんと音声も聞くことができます。

このように動画を見ることができるものもあり、より臨場感を感じることができます。

良いスピーチを聞くことで、自分のスピーチにも活かすことができます。スピーチの組み立て方、リズム、見せ方など参考にできるものがたくさんあります。そして、やはり力強いスピーチを聞くことで勇気づけられます。

このページの一番最後までスクロールしていくとこのようなBOXがあります。

ここにあるMovie Speechesでは、有名な映画でのスピーチのシーンが音声とスクリプトで楽しめるので、こちらも是非覗いてみてください。

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感動する英語!


挑戦する英語!

【iPhoneアプリレビュー】超字幕シリーズ

以前から話題になっていたiPhoneアプリの超字幕を試してみました。ランキングでも上位なので、もうお試しになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。ちょうど2011年7月31日までセール期間になっており、映画1本2900円(ドキュメンタリーは1800円)のところがすべて900円になっております。

超字幕 – SOURCENEXT CORPORATION
超字幕 - SOURCENEXT CORPORATION

以前にちょっとサイトを覗いて見た時はソフト版と比較して選べる映画がとても少ない印象でしたが、現在はドキュメンタリーを含めて40数本になっていました。

サイトにあるリストには英語のレベルやどのような表現が多く使われているかが書かれているので、映画選びの参考になります。

実際にアプリをダウンロードしてみると、アプリ上のカタログでそれぞれの映画についての詳しい説明が見られます。

今回はスクールオブロックを選びました。

日常会話の聞き取りをしたかったのでドキュメンタリーは今回はパスしました。映画はゴッドファーザーとマシュー・マコノヒー出演作以外はすべて見たことがあったのですが、暗い映画や嫌いな俳優が出ているものにはじっくり取り組めないと思い、見たことはあるけれど、終始明るい気分でいられて、最後にとても元気が出た作品を選びました。いくら勉強だからといっても、選べるのであればつまらないものをわざわざ選ぶ必要はないと思っています。

まずこのように再生速度や字幕の文字の大きさの設定画面で設定ができます。
現在の学習時間等が分かるような画面もあります。

再生はもちろん縦横画面両方に対応しています。
字幕は英語のみ、日本語のみ、日英、字幕なしと選べるので、「基本的に字幕なしで見たい」と思っている方でも大丈夫です。

字幕を表示した場合、分からない単語を長押しするとこのように意味が表示されます。

さらにタップすると辞書の表示が可能です。

単語、文章それぞれ☆を付けてチェックしておくと、画面をフリックするとこのようにチェックしたものがリスト表示され、意味や用法・解説などを参照できます。

もちろんスクリプトのみを読むこともでき、その際に単語を調べることもできるので他の辞書アプリと行き来する必要もありません。

ただ、このように映像に加えて辞書まで入っているのである程度の容量を必要としてしまいます。この作品は1GB弱でしたが、もうひとつの候補は1.5GBほどありました。

アプリ自体は無料で、映画、ドキュメンタリーそれぞれ1本ずつサンプル版を無料でダウンロードできるので、場所を選ばず映画で英語学習してみたい方は一度無料お試しください。

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ディクテーションを始めよう (書き取り編)

前回に引き続き、ディクテーションの方法についてご紹介していきます。

前回は素材選びについてお話しました。今回は実際にディクテーションを始めてみましょう!

何度も何度も聞いてみる

まず一度素材を通しで聞いてみて全体の流れ、内容を把握します。
そしてさっそく書き取っていきましょう。

書き取る紙は何かの裏紙でもノートでも何でもOKです。私はノートに書き取っていき、後で自分が間違えやすいところをチェックできるようにしていました。(振り返って「これだけディクテーションやったんだ!」と達成感を味わうこともできました。)

書き取る時に音声を一文ごとに止めていってもいいですし、リピートで流し続けながら書き取れることろだけどんどん書き取っていってもどちらでもいいです。私は音声を止めずに流しっぱなしにして書き取れることをバラバラでも良いので書き取っていきました。

ここで、数回聞いて「完成!もう聞き取れない!」と終わりにしないでください。
何度も何度も繰り返し聞いて何とか思い当たるものを書きだしてください。知らない単語も使われているかもしれませんが、発音から予想して書いてみてください。
聞き取れない箇所でも、文章全体を見てみると、文法的に考えて解決できるところも出てきます。そして聞き取れている場所でも、前置詞を落としていないか、時制は正しいか?などといった文法的な観点で見直してみるという方法もあります。
答え合わせをする前に、このような方法で自分なりの見直しをしてください。

まとめ

一つの素材にしつこく食らいついてください。
素材によってはゆっくりめに読んでいるものが付いていたりしますが、慣れてきたらなるべく通常スピードでディクテーションするようにしてくださいね。

ただ聞こえる物だけを追っていくのではなく、総合的に考えてディクテーションをすることで、リスニング以外の力も研ぎ澄ませていきましょう。

次回は答え合わせとその後のことについてご紹介いたします。

参考


速読速聴・英単語Core 1900 ver.4
準1級受験前はこちらを利用していました。ゆっくり音声も別に収録されています。
他にもBASICやADVANCEDなどレベルがあるので、自分にあったレベルを選ぶことができます。(上級向けのものにはゆっくり音声は収録されていないので、ご購入前にはお気をつけ下さい。)


CNN ENGLISH EXPRESS (イングリッシュ・エクスプレス) 2011年 06月号 [雑誌]
1級受験前はこちらを利用していました。
ニュースダイジェストは短いので始めたばかりの人には取り組みやすいです。


100万語聴破CDシリーズ 特別巻 歴代アメリカ大統領ベスト・スピーチ集
ただ単に好きなので聴いていました。
スピーチの構成や抑揚の付け方など聴かせ方の勉強になります。

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