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【iPhone・iPadアプリ】英検1級予想問題ドリル

4月に入り新たな気持で6月の英検に向けての学習をしている方もたくさんいらっしゃるかと思います。
TOEICにくらべて英検のアプリは少ないように感じますが、先月末にこちらのアプリが発売され、現在セール中(2013年5月6日まで)なのでさっそく試してみました。


英検予想問題ドリル – iEdu Apps

どんなアプリ?

こちらのアプリですが、旺文社から発行されている7日間完成 予想問題集がアプリ化されたものです。
入れ物となるアプリが無料で販売されており、そのアプリからそれぞれの級を購入するスタイルになっています。

まず、この問題集ですが、本番形式の問題を7日間1日1セットずつやるというものです。
DAY1〜DAY7のうち、DAY1〜5は筆記テストのみ。DAY6,7のみ筆記テストとリスニングテストがセットになった本番と全く同じ構成になります。

何日目かを選びタップすると、一問一答か、模擬テストかを選ぶことができます。一問一答を選ぶと、短文の語句空所補充、長文の語句空所補充…といった小問別に選ぶことができ、模擬テストを選ぶと最初から通しで行うことになります。

筆記テスト

筆記試験の方は、基本的に問題文が表示され、下のタブをタップすることで解説や選択肢を表示させます。
正しいと思うものをタップし、合っていたら◯、間違っていたら☓が表示されます。

文字の大きさは3段階で選ぶことができます。

画像はiPhoneの画面ですが、普段この大きさで英文を読み慣れている方なら不便は感じないかと思います。
ユニバーサルアプリなので、iPadをお持ちの方は画面が大きくなり見やすくなるのではないでしょうか。

英作文は問題が表示され、模範解答を確認できるだけでした。
添削までは難しいですし、iPhoneでポツポツと入力するのもやりにくいとは思いますが、特に何もできないのに次に進もうとしてもできず戻るしかないという感じなのが少し何とかならないのかと気になりました。

リスニングテスト

リスニングテストはこのような感じで再生されます。頭出し、リピートなどの操作も可能です。

筆記と同じように下のタブをタップすると選択肢や解説が表示されます。もちろん聴きながら確認することができます。

学習記録と問題のリスト

一覧からは日毎に成績や、復習するためにチェックを入れた問題、間違えた問題などをリストで表示させることができるようになっています。
チェックは自分で入れますが、間違えた問題は自動的にリストに追加されます。

リストに表示された問題をタップすると、直接その問題に移動してすぐに復習できるので便利ですね。

感想

どの級もDAY1だけは無料でお試しもできるので、動作の確認もしていただけます。

なかなか机の前で集中してできない…という場合でも、このようにアプリの一問一答スタイルでスキマ時間を使って学習したり、間違えた問題だけを効率よく復習できると便利ですよね。

これだけやっておけば大丈夫!というものではありませんし、机の前で本番同様に模試を!という場合はちょっと雰囲気が違いすぎるので通常の紙の問題集を買った方が良いかもしれません。

ただ、信頼のある問題集なので、iPhoneさえあればどこでもすぐに学習できるというのは強みです。ピンポイントでの復習は紙よりもぐっとやりやすいと思います。
5月6日まで350円のセールになっています。もし迷っている場合は今がチャンスですよ〜。

無料で英検の過去問ができるアプリも出ていますからこちらもチェックしてみてくださいね!

英検過去問 – Eiken Foundation of Japan

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”興味のある”英字記事を選ぶということ ~記録を振り返って分かった意外な事実~

自分にあった英字記事を選ぶ上で外せないのが「興味に合わせて記事を選ぶ」ということ。
では、その「何に興味があるか」について、すぐに答えることはできるでしょうか?

現在、国連英検特A級の2次受験に備え英字記事読みを中心に学習をしていますが、その過程で気づいた重要なことが一つあります。

本当に興味があることは何なのか?

「環境」、「貧困」、「紛争」。
これらは私がここ数年興味があったジャンルで、記事もこれらのジャンルの中から選ぶことが多かったです。
しかし、これでは範囲の限定が不十分です。温暖化問題、生物多様性の問題、資源の問題、有害物質による健康被害・・・。環境と一口に言っても多種多様なトピックがありますし、さらに温暖化問題の中でも「異常気象による人への被害」や「食物の収穫量の減少」などのように、もっと細かく分けていくこともできます。

例えば、私が国連英検で「(あなたが興味のあるという)環境について話してください」と言われた時、このように多岐にわたるトピックについて、それぞれ数記事ほど読んだ中で得た断片的な知識を羅列しても、系統だった話はできないでしょう。

今の自分の目的に合わせるとするならば、興味の範囲をさらに細かく限定していく必要があるのです。

実際に調べてみた

そこで、自分にとって「本当に興味があることは何なのか」、実際に調べてみることにしました。

今回使ったのは、自分自身が取っている記録です。
私は、記事を読んだ際、全ての記事タイトルとURLをツイッターでつぶやくようにしています。(ほとんどの英字メディアの記事にはtwitter専用ボタン、もしくは各種SNS共通のシェアボタンがあり、つぶやき自体はさほど手間ではありません)

そのつぶやきを、特A級2次試験対策を始めた昨年12月から4月初頭までさかのぼってみることにしました。本来、記録は後から検索がしやすいよう、また記事を資料として使えるよう、各種ツールを用いてPCまたはクラウド上に保存しているのですが、何に興味があるのか、そしてどの程度その記事を読んでいるのかはっきりさせるため、それらの記事タイトルを全てノートに書きだすことにしました。

書き出してみて分かったのは、自分が自分の興味をいかに把握できていないかということ。
意識せず気づいたら大量に読んでいたトピック。逆に「これは面白い。もっと読みたい」と思っていたにもかかわらず、その後放置していたトピック。
自分で気づいていなかったことを初めて意識する結果となりました。

※いくつか記事を読んでから、ミャンマーにはたくさん少数民族がいるということ、その中でも今、ロヒンギャのムスリムと仏教徒の対立が問題になっていることを知りました。

※3月になって興味が出てきた「遺伝子組み換え」について。このように集中的に読んでいるときは大丈夫ですが、次に別のものに興味が移れば、そのまま途絶えていきそうです。

※思いのほかたくさん読んでいたインド。気づいたら、2ページに渡っていました。

※アフリカも分量が多く見えますが、これはアフリカ諸国をひとまとまりで数えたため。アフリカの何に興味があるのか、もっとしぼる必要があります。

今後の方針

今回、自分の記録を振り返ってみて、いくつか範囲を絞って読んでいきたいトピックを見つけ出すことができました。
今までよりずっと範囲を絞った具体的なトピックに関する記事を読むことで、「広く浅く」ではない、「狭くとも深い」知識を得ていくことができればと思います。

また、「自分の興味がどこにあるか」については、自分のことであるにもかかわらず自分でも見えていない(=意識して振り返る必要がある)ということがわかったので、そのような仕組み作りについても考えていきたいと思います。

次回の記事では、かなりパーソナルな内容となりますが、自分が興味を絞って読んでいこうと思ったトピックについて、なぜそれを選ぶに至ったのか経緯を交えながら紹介したいと思います。
ぜひご期待ください。

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Amazonの英語難易度別リーディングガイドで本を選ぶ

英語を意識せずに本の内容を心から楽しむことが出来たらいいと思いませんか。そのためには自分のレベルにあった本を探すのが大事なのですが、何万冊もある本の中から自分の興味とレベルにピッタリの本を探すのは至難の業です。だからこそ、面白い洋書に出会えた時の喜びも格別なのですが、出来れば労せずして自分のレベルに合う本に出会いたいものです。すでにご存知の方も多いとは思いますが、Lexile指数を元にしたAmazonの英語難易度別リーディングガイドを紹介します。

 

Lexile指数とは、米国ノースカロライナ州の教育測定会社MetaMetrics®社が開発した、「リーディング能力」および「文章の難易度」を示す指標です。アメリカの小学1年生から高校3年生にあたる各学年と対応しています。

リーディングに適切な難易度は、自分のLexile指数のマイナス100からプラス50だそうなので、Lexile指数が1000の人なら、900から1050のものを選べば良いことになります。

 

それでは、自分のLexile指数を調べるにはどうすれば良いのでしょうか。TOEICを受けたことがある人なら、TOEICのリーディングからLexile指数を換算してくれるサイトがあります(無料です)。コチラのページの中ほどにスコア変換ツールがありますので、自分のスコアを換算してみてください。TOEICを受けたことがない方ならば、Amazonが提供するLexile指数別サンプルテキスト を利用して自分がラクに読めるレベルを探してみると良いかもしれません。

 

自分のLexile指数が分かったら、英語難易度別リーディングガイドのページに戻り、左側にある”Lexile指数から本を探す”のページをクリックします。たとえば、人気多読本のHolesはLexile指数600−695、アメリカの小学校3−6年生に分類されていますね。私も多読初期の頃にHolesを読みましたが、かなり手応えがあり、”これで小学生レベル!?”と衝撃を受けました。ただ、先ほどの学年別Lexile指数の表をみても分かるとおり、学年内でかなりのバラつきがあります。小学校4年レベルで445−810です。同じ4年生でも、自宅で全く本を読まない子と読書が習慣付いている子では、かなりの差があるからでしょう。日本人の英語学習者にしても、いくらテストの点数が良くてLexile指数が高めに推定されたとしても、英語の本を読み慣れていないために、小学生レベルの本がラクに読めないということもあり得ると思います。あまり落胆せず、少し下のレベルの本から選ぶとよいのではないでしょうか。

 

Amazon以外にも、小中学生向けの本を紹介しているサイトがありますが、その中でも特にお勧めなのが “The Stacks” です(以前の紹介記事はコチラ)。こちらで紹介されている本は現在小中学生に人気の本です。子供向けの本ながら、人気のシリーズはやはり面白いです。こちらのサイトも参考にされてみてください。

 

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お買い得感アリ!Active English Grammar (Collins Cobuild) [Kindle版]

今回は Active English Grammar (Collins Cobuild)という中級以上を対象にした文法書をご紹介します。
英語で文法学習をする時に Grammar in Useなどを使用される方が多いですが、こちらは問題集ではなく文法解説書です。


Active English Grammar (Collins Cobuild)

どんな感じ?

Kindle版を購入したので、ペーパーバック版でどの程度の大きさなのか分かりませんが、ボリュームとしては448ページです。

使われている英語はわかり易いので、中級以上の方ならストレスなく読むことができるはずです。文法用語などが分からない場合があるかもしれませんが、それも最初のうちだけで慣れてしまえば問題ないと思います。

内容

内容ですが、大きく19の章に分かれていて、その章の中に細かく項目があり、合計で102の項目に分かれています。

例えば、”QUESTIONS”という章の中に、

Questions
‘Wh’ – questions
Question tags: forms
Question tags: uses
Indirect questions
Short answers

というユニットがあります。日本の文法書と変わりませんね。

そしてその項目の要点がそれぞれ簡潔に数点述べられています。

このQuestions に関しては

In most questions the first verb comes before the subject.

‘Yes/No’questions begin with an auxiliary or modal.

‘Wh’- questions begin with a ‘wh’- word.

と要点が3点述べられています。

この後に細かい説明が何点か挙げられていくのですが、その説明も簡潔にまとめられており、説明の後に例文が数個記載されています。もしその項目の説明についてイマイチ分からなくても、例文の該当箇所に下線が引かれているので「ああ、このことか!」と把握することができます。

巻末には用語集と不規則変化動詞の表があります。

やはりここでKindleで良かったと思うのは、このglossaryの用語説明の後にある”See Unit◯, ◯, ◯”というリンクで一発で該当のユニットを参照できることです。

これはこの用語集だけでなく全般的なことなのですが、何かを説明してあり、「◯◯を参照」というところですぐにそのページへ移動できるというのは電子書籍の利点ですよね。

まとめ

問題集ではないので練習問題を解きながら覚えるタイプの学習はできません。また、高度なことが詳細にわたって書かれているわけでもないので、文法をみっちり完璧に仕上げよう!という目的には向かないと思います。

ただ、あまり小難しいことは必要ないけれどひと通りのことを確認したい、ネイティブがどのような感覚なのかを知りたいという程度であれば問題はないでしょう。読みやすい英文なので、リーディング素材として学習に取り入れても良いかもしれません。(面白いか面白くないかは別問題ですが)
何より、377円(Kindle版価格)という価格にしてはかなりの充実度です。Kindleでは無料でサンプルも見られるので、一度ご覧になっていただくと良いと思います。

他の購入者がハイライトした箇所が表示されるようにしておくと、「あら!そうなの!」と思うような項目だったりすることもあるので、そういう点でも面白いです。

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【基礎を固める英語学習法】 ”薄くてカンタン”を過小評価しない!

目の前に2冊の英文法問題集があります。
1冊は、とても薄いもの。中をめくってみると、解けそうな問題が結構たくさん目につきます。
そしてもう1冊は、さっきのものより分厚いもの。中身も、なかなか手ごわい問題が多そうです。

皆さんはどちらを選びますか?

”薄くてカンタン”を過小評価しない

いかがでしょうか?
後者の方を選ばれた方が意外と多いのではと想像しています。
「どうせやるならガッツリと」
「全て網羅されていたほうが安心」
「基礎はある程度分かっていると思うし、その先を身につけたいから・・・」

今までの記事でも、「まずは薄くて簡単な問題集を1冊仕上げてみましょう」と何度か書かせていただいています。それでも、「薄くてカンタン」=「得るものが少なそう」と、手をつけない方も多くいらっしゃるようです。
もちろん、問題が100%全て解けるような問題集ならば、レベルにあっていないとハッキリ言えます。
「薄いから」「簡単そうだから」と敬遠してきた問題集。本当に全部解くことができますか?

「薄くてカンタン」のその先が大事

その「薄くてカンタン」を解いてみたら、70%正解できていた。いや、90%も解けている。それは人によってそれぞれです。ここでの点数を競っても意味はありません。
まずは、そこで不正解だった所をカンペキにしましょう。文法書や参考書でしっかりと内容を理解します。

これでようやく土台の完成です。

実はここから先が最も大事な部分になります。
それで土台を完成させたら、次は”実地”に出てみましょう。実際に文章を読んでみるのです。
その際にも、いきなりレベルの高すぎるものを選ばないこと。
これはちょっと簡単すぎる、短すぎると思うような素材が一番適しています。

読んでみると、習った通りの文法事項が出てきています。「あ!have + been + ~ingだ」「おお!enjoyのあとはやはり ~ingになっている」・・・いろいろな発見があることと思います。
ですが、そのような「カンタンすぎる」と思う素材の中にも、「え?これは見たことがないぞ」と思うような単語の用法や文法事項が必ずいくつかは出てくるはずです。

それを見逃さないことが大切!

そこでまた、文法書や参考書に立ち返り、その内容をしっかりと確認します。
以下はできる限り多くの文章に触れながら、「わからないことに出会う」機会をどんどん増やしていく。

以上が、学習の手順になります。

「分からないことを発見できる」力が大事

分厚い問題集には、分からないことがゴロゴロと出てきています。
それを回数をこなすことで強引に理解しようとしても、実際のところ無理があるのです。

分からないことにゆっくりと出会い、一つ一つの疑問を大切にする。
丹念に調べる。

何が分からないのかを見つける力は、この先長く続く英語学習の中で、必ず活きてくるスキルです。

分厚い問題集で取りこぼしの補強をするのは、もっと知識がついてからで構いません。

春は何かを始めるのに最適な季節。
もう一度、基本に立ち返って、学習をスタートさせてみませんか?

  

※ここに紹介した問題集は「薄くてカンタン」の一例です。
「カンタン」かどうかについては個人差が大きいですので、一度書店にてご確認いただくことを強くお勧めします。

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留学生から学んだこと

アメリカに留学しようと決意してから1年半。いよいよ出発の時を迎えました。この1年、中国から日本に留学されてきた女性と同じ職場で働いたのですが、留学生として5年前に日本にやってきた彼女に、1年後“日本からの留学生”となる自分を投影していました。留学後の語学力のこと、外国人としての態度など、彼女から学んだことをまとめてみます。

 

1. スピーキング

5年前に来日した際、すでに日本語能力試験1級を取得されていて、日常会話には困らないレベルだったそうです。ただ、これまでの4年間は日本にいても中国語環境だったということもあり、1年前こちらに移動されて来た時は、流暢とはいえないレベルだったと記憶しています。文法間違いは殆どないのですが、短い文章をゆっくり話すため、明らかに外国人と分かる話し方でした。

この1年は、私を含め、日本人女性と話す機会が頻繁にあり、仕事に限らず、世間話や中国での生活のことなど、毎日のようにお喋りしました。すると、1年近くたつ頃には、込み入った話でもスムーズに話せるようになったのです。しかも地元の人と同じイントネーションで!単文レベルが話せる基礎力があれば、スピーキングは急速に伸びると感じました。一方、彼女と同郷で出身大学も同じ女性がいらっしゃるのですが、彼女は来日5年目でもあまり日本語を話されません。来日するまでに殆ど日本語を勉強する機会がなく、来日後も積極的に日本語を学ぶつもりもないとのことでした。日本語での簡単な挨拶は出来るのですが、会話が出来るレベルではありません。日々繰り返される文章は耳からでも覚えられますが、ただ生活しているだけでは限界があるように感じました。海外に行くだけで“ペラペラ”になれるというようなおめでたい考えはありませんが、基礎力の重要さについて改めて考えされられました。

 

2.ライティング

外国語を使って仕事をするには、ライティング能力が重要です。日々の仕事で話す語彙は限られていますが、文章を書くとなると、やはり日頃から意識して練習しないと上達しないようです。メールでのやり取りなど、カジュアルなものはいいのですが、仕事上の正式なレポートを書くには、相当な文章力が必要です。中国出身の同僚が、“自分は日本人と同じレベルの日本語が書けないので、日本で出世するのは無理!”と嘆いていましたが、日本人と同じレベルでなくてもいいと思うのです。ちょっとした文法の間違いや、不自然な言い回しなどは、同僚のネイティブスピーカーが添削したり、業者に添削に出したりすることが出来ます。ただ、アイデアそのものが無い、何を言いたいのか全くわからないレベルの文章では、手直しもできません。ネイティブと同等のライティング力とまではいかなくとも、まずは少し手直しをするだけでOKなレベルを目指して努力するべきだと思いました。外国での生活に困らないからといって、漫然と生活していたのでは、きちんとした文書を書けるようにはならないことを肝に銘じておきたいと思います。

 

3. リーディング、リスニング

前述のスピーキングにも通じますが、リーディング、リスニングが出来る人は上達が早いと感じました。会話するにも、相手が言っていることが分からなければ、手振り身振り、筆談レベルになってしまいます。外国人と会話するには忍耐力が必要です。楽しいお喋り程度であれば、たどたどしくてもコミュニケーションが取れれば嬉しいので、それでも構いません。ただ、仕事であれば決まった時間でノルマをこなさなければなりませんので、忍耐強く付き合ってくれる親切な人ばかりではありません。たどたどしい会話にあからさまにイラっとした態度を見せる人もいました。リーディング、リスニングは、日本にいても鍛えられますし、留学後の伸び代を決める土台になると思いますので、留学してから頑張るよりは、日本にいる間にある程度のレベルまで引き上げておきたいところです。

 

 

4. 態度一般について

外国人がいれば、皆が分かるような共通言語で話すのはマナーだと思いますが、同胞同士で集まるとつい、母国語で話したくなるようです。ただ、日本にいながら周りが中国語だらけというのは、現地の人にとっては居心地が悪いものだということを体験しました。そしていくら中国語がわからないとはいっても、悪口を言っている時はちゃんとわかるものです。(後で確かめたらやはり日本の不満を言っていたそうです)。

 

コチラは、カリフォルニア州の病院で、タガログ語禁止のポリシーを差別として訴えたフィリピン人ナース達が勝訴したことを伝える記事です。アメリカでは、外国人ナースの半分以上がフィリピン出身だそうです。タガログ語を話さないアメリカ人が、母国にいるのに周りはタガログ語ばかり!という状況に不満を感じたことは理解出来ます。だからといって差別的な振る舞いをするのはいけませんが、外国の職場で、現地人がいる所で日本人同士固まって日本語で話すことは、悪気は無くても感じの悪いものであるということを学びました。

 

まとめ

“留学する/していた”というと、条件反射のように“え!じゃあ英語ペラペラ!?”という反応が返ってきます。留学されていた方々を見て思うのは、留学しただけではペラペラにならないし、“留学していたから”ペラペラだと思うのは大変失礼なことではないかということです。留学される前や留学中にちゃんと勉強されたからこそ語学が上達したのだと思います。海外で生活することの価値は語学だけではないことは分かっていますが、これまでせっかく勉強してきたからには、サバイバル英語にとどまらず、自分が納得できる成果をあげられるように頑張りたいと思います。

 

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数字に強くなる!「クイックレスポンス式 数の英語トレーニング」

文法をきっちりやっていても、リスニングをしっかり練習していても、つい引っかかってしまうのが数字ですよね。
読むだけなら数字を見てさっと理解できますが、英語を聞いたり話したりしている時に大きな数字がいきなり出てくると目の前が真っ白になってしまったりしたことはないでしょうか。

過去にも数の数え方辞典を紹介したり、英語で数字を言う練習をするiPhoneアプリを紹介したり…と色々やってきましたが、今回はスマホも使わずCDの音声だけでもトレーニングできる教材をご紹介したいと思います。


クイックレスポンス式 数の英語トレーニング

どんなもの?

CD2枚と薄い新書ほどの大きさのテキストがセットになっています。

基本的にはCD音声の英語を日本語に、日本語を英語に…というトレーニングです。
最初の方は数の基本と学び方など、数字を言う際のコツ、注意点などがしっかり書かれているので、テキストもしっかり目を通した方が良いです。
日本語と英語では数字の桁の区切り方が違い、その違いによって私たちは混乱してしまっているんですよね。ですから、特にこの「桁の区切り方」について説明されているところはきちんと読んでおいて、仕組やコツを頭に入れてから音声の練習をした方が良いですね。

内容

基礎トレーニングとして、LEVEL1〜6、実践トレーニングとしてLEVEL7,8があります。

日本語が読まれるので、その後の空白の間に英語で答える。その後に英語が流れる。これがトレーニングの一つのセットになっています。
その逆で、英語で数字が読まれた後に日本語で答えるというものもあります。
ここで読まれるものはきちんとテキストに記載されていますが、テキスト無しでも進められます。
(テキストにどのように書かれているかはこちらのページの中身確認で一部をみていただけます)

LEVEL1では2〜4桁の数字から始めます。
最初の方は「12」「twelve!」という感じなので、全く気負うことなく始められます。

4桁なんて余裕余裕!と思っていても、「6394」と日本語を聞いた後に、「six thousand three hundred …」と答えながら「あれ?十の位って何て言っていたっけ…」と忘れてしまうなど、英語以前の問題ではないか?という所でつまずいたりも…。

LEVEL1でもたもたしていると、LEVEL5で 「5,897,436,283,928」なんていきなり言われても言えるわけない!と思ってしまうかもしれませんが(LEVEL6はシャッフルなので、実際はLEVEL5が13桁以上というレベルになります)、ここは焦ること無く、一つ一つのLEVELを丁寧にやっていけば良いと思います。

数量や単位のトレーニングもあり

LEVEL7,8では、実践トレーニングとして数量表現のクイックレスポンスのトレーニングができるようになっています。

序数や少数から、年齢、時間、単位…などの練習ができるようになっています。
1兆3千5億12万483…なんて数字よりも、時間や通貨、分数などの方がよく使いますよね。
少しここの練習問題数は少ないような気はしますが、一通りの読み方の法則を頭に入れてしまうことに集中すれば良いと思います。

まとめ

CDだけでトレーニングはできてしまうのですが、最初の方に結構良いことが書いてあります。こちらの中身を見られるページでも、そこらへんのキモになるようなところは見られないようになっているので、やはりそこがポイントなんだろうと思います。

やはり、重要なのは日本語と英語での桁の違いですよね。それを少しずつ慣らしていくことができる良い教材だと思いました。1,050円という値段もお得な気がします。
文法をやろう!ボキャビルに力を入れよう!ということはよくやりますが、数字をやろう!というのはつい後回しにしがちですよね。もし「数字をやろう!」と思っていらっしゃる場合はちょっと中身だけでもチラ見してみてはいかがですか?

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リスニング3000時間の感想

英語を1000時間、2000時間、3000時間聞いたらどのような変化が起こるのか・・・。ちょっとした好奇心から計測を始め、6年目にして3000時間を超えましたので、3000時間リスニングで気づいたことをまとめてみます。

 

 リスニング時間の内訳と聞こえ方の推移

現在までのリスニング時間は3200時間。だいたい年500時間〜600時間とゆっくりめのペースなので、それほど負担にはなりませんでした。内訳ですが、最初の100時間はSpotlightやVOAを主体としたスクリプト付き音源を聞きました。中級時にEnglish Journalを360時間、オーディオブックが1700時間です。その他の1000時間は、Podcast やスクリプト無しのドラマ、Khan Academy教材などです。聞き流し時間は含んでいません。英検1級取得時のリスニング時間は1162時間、年1回、3年目まで受けたTOEICのリスニングスコアは、475→495→495で推移しました。

 

SpotlightやVOA Special Englishなど、90語〜120語/分のゆっくりめの英語は最初の100時間目で聞き取れるようになりました。CNNやBBCなど、普通のニュースがほぼ聞き取れるようになったのが800時間程度、ベストセラーのオーディオブックが完全に聞き取れるようになったのもこの時期でした。1500時間〜2000時間目の変化としては、ドラマによっては字幕なしでも95%以上聞き取れるものが出てきたこと。ティーンエイジャーが話す英語は半分程しか聞き取れませんが、映画やドラマによっては全部聞こえるものも出てきました。

 

リスニング学習のポイント

1. 意味が分からないものを聞き流しても聞き取れるようにはならない

本格的に英語学習を始める前、スクリプトを見ずにBBCやCNNを聞き流していましたが、一日中聞いても聞き取れるようにはなりませんでした。聞き取れるようになったのは、最初の3ヶ月、100時間目までをスクリプト付きの音源を使い、文字と音が一致するまで何回も聞いたからだと思います(具体的な方法はコチラ)。3ヶ月間でVOA Special Englishが聞き取れるようになってから、易しめのヤングアダルト向けオーディオブックで多聴を始めました。もし聞き取りの基礎が出来ないまま多聴を始めていたら、非常に効率が悪かったのではないかと思います。

 

2.  多読、ボキャビルも並行して勉強した

ラクに読めないものが聞こえるはずもなく、読むことの重要性を痛感しましたので、リスニング学習を始める前に多読を開始しました。最初の頃は、読める記事よりも少しレベルを落としたものを聞いていました。読めるレベルが上がるにつれ、リスニングで聞こえる範囲も広がっていったので、リーディングとリスニングを同時に鍛えることが大事だと感じました。また、ボキャビルも並行して行うことで、覚えたばかりの単語がリスニングでも出てくる→記憶に定着する、という好循環が生まれました。

 

3. 毎日聞く

リスニングが出来ないと嘆いていた頃、実際のリスニング時間は月10時間も満たなかったと思います。聞きとれない教材を繰り返し聞くのが苦痛で一日10分も続けられなかったのですが、スクリプト付きの音源を毎日リスニングをするようになってからは、聞けば聞くほどリスニング力が上がってくることを実感しました。月10時間で年120時間と、年600時間ペースでは、3年間で1440時間もの差が開きます。リスニングを習慣付けることが大事だと感じました。

 

リスニング3200時間目の感想

最初の100時間目までは大変でしたが、かけた時間以上のリターンが得られました。字幕がないTEDビデオやドラマを敬遠することはなくなりましたし、英語での会議や質疑応答なども余裕を持って臨めるようになりました。100%聞き取れなかったらどうしようと心配する必要はありません。全く聞き取れなかったらどうしようもありませんが、9割聞き取れたなら聞き取れなかった部分は聞き直せばいいと、気持ちの持ちようも違ってきます。

リスニングがある程度出来るようになってくると、机に座って勉強する時間が取れなくても、通勤時間や単純作業中に耳さえ空いていれば英語のインプットが出来るというメリットもあります。英語で得られる情報の量が圧倒的に増え、英語を勉強していて良かったと心から思えるようになりました。今後、どのような状況でも100%聞き取れる状態になれるかどうかはわかりませんが、これからもリスニングを続けていきたいと思います。

 

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National Geographic (英語版)をNewsstandで買ってみました

いまいちiPhone内のNewsstandを活用できていない…ということで、今回National Geographic を買ってみました。
定期購読しかできないのかと思っていましたが、好きな号を選んで1号500円で買うことが可能でした。


National Geographic Magazine

目次などが見られないので、単発買いの場合は事前に内容をチェックしておいてください。

開いてみるといきなりこのように動く表紙だったので、単純な私は「わー、アプリ版買って良かった!」少し感動していました。
iPhone5の画面には対応していないようで、上下が切れています。


内容はこのように、Editor’s noteから始まり、特集記事が7本、END NOTEなど数記事で構成されています。

記事タイトルの下を見てみると、READ、WATCHなど書いてあります。

READは普通にテキストを読むものです。このテキストはコピーができないようになっているので、わからない単語があってもアプリ内辞書と連携して調べるということは残念ながらできません。
記事の途中でタップすると地図や図表が出てくるものもあります。
電子版ならではのSNSでのシェアも可能です。

LOOKでは写真を見ることができます。これは個人的にはあまり見たい写真ではありませんが…。

WATCHでは動画を見ることができます。私はiPhoneの画面でしか確認できていませんが、とても良い画質でした。(横画面にしたら大きく見ることができます)

LISTENとあるものではREADのところに書いてある記事を筆者が朗読しているのを聞くことができます。
この画面で聞くことしかできないので、スクリプトを見ながらという訳にはいきませんが、聞き取れないものをメモしておいて後から確認することは可能ですよね。

買ってみないとどの程度のものなのかが分からないので試してみましたが、日本語版もリリースされたことなので、ご検討中の方の参考になれば幸いです。

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外務省のページ「わかる!国際情勢」  ~英字記事の理解や国連英検の準備に~

前回までシリーズ4回にわたり、英字新聞の読み方・選び方についてご説明させていただきました。
「レベルにあったものを選ぶのが大切」と繰り返してまいりましたが、ここでいうレベルとは英語力そのものについてだけではありません。
予備知識のない分野の記事については、いくら単語・文構造が分かっても意味をとるのが難しいということが十分に起こりえます。

今日は「予備知識をつける」ためのサイトを一つご紹介させていただきます。

国際情勢についての情報を得られるサイト

今回ご紹介するのは、外務省のページ「わかる!国際情勢」です。

たまたま私自身、国連英検の対策の一環として、スリランカ内戦のことを調べようとした時に見つけたページだったのですが、内戦の背景について歴史からしっかりと書かれていたこと、日本の対応など詳細に書かれていたことに感銘を受けました。

スリランカ内戦の終結~シンハラ人とタミル人の和解に向けて

更新頻度は不定期のようですが、1回1回の情報がとても濃いので読みごたえがあります。
(この記事を書いている2013年3月8日現在、97回分あります。)

また、上述のように一つの事象について背景や歴史などから丁寧に触れられていて、更新年度が古いものでも充分に勉強に値する内容になっています。
ぜひ一記事一記事、じっくりと読み進めることをお勧めします。

国連英検対策に特にお勧め

このサイトはもちろん「国際情勢を勉強したい」全ての皆さんにお勧めできるサイトなのですが、特に国連英検の受験を考えていらっしゃる方には必ず見ていただきたい内容となっています。

その理由は、各事象に対して「日本がどのように対応しているか」書かれているからです。

以下のページをご覧ください。

国連英検とは (国連英検公式ホームページ)

A級の英作文の出題テーマをご覧いただくと、全て「日本がどう対応すべきか」「日本に何ができるか」という内容になっているのがお分かり頂けると思います。

もちろんエッセイでは自分の意見を書けばよいわけですから、何もこの内容を丸暗記すべきだと言っているわけではありません。
ですが、「日本は実際にこのようなことを行っている」と書ければ、内容にさらに説得力が増しますし、背景・歴史などの深い知識を身につけておくことは、2次試験の面接などにも活きてくることと思います。

まとめ

背景知識を得ておくことで、関連の英字記事が一段と読みやすくなります。
このようなサイトを積極的に利用し、ぜひ多くの方に英字記事を読む面白さを知っていただけると嬉しいです。

関連記事: 「日本語で」背景知識を得ること

国連英検などのスピーチにおすすめ 外務省のウェブサイト

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