先日書店で面白そうな本を見つけたのでちょっと購入してみました。
内容が面白いというよりは、システムが面白そうだったと最初に言っておいた方がよいかもしれません。
まだすべて解き終えていませんが、9月に発売されたばかりで購入を検討中の方もいらっしゃるかと思うので、概要や印象を書いていこうと思います。
こちらの問題集は、書籍、スマートフォン、PC、タブレットをクロスしてTOEIC対策をするというものです。
問題集があり、それとは別にスマートフォン版、電子版があるというものではなく、どうやって併用していくのかにとても興味が湧きました。
まず対象スコアですが、700〜800を目指す方に…と書いてあります。
PART1・2、3、4、5の4種類がありましたが、とりあえずPart5を購入しました。
どれも音声はダウンロードするようになっています。良いですね。CDが付いていてもインポートすることになるので、この方式の方が私は好きです。
内容
このPart5用の問題集ですが、ユニットが10個に分かれています。UNIT1〜6は問題の文法のジャンルによって分けてありますが、7〜10はランダムになっています。
それぞれのユニットは3つのステップで構成されています。
まずステップ1で6問解きます。1ページに2問ずつあり、ページをめくると正解、訳、解説があります。なかなか簡潔で分かりやすい解説だと思いました。
ステップ2に進む前には重要な語句のリストがあります。
ステップ2ではそのユニットでフォーカスしている文法事項のポイント説明があります。そして、TrainingAとして、ステップ1の問題で誤答になっていた選択肢がどういう問題なら正答になるのか、という問題が2問あります。これ面白いですね。
そして、実はリーディング問題であるのですがこちらの書籍にも音声ダウンロードがついています。その音声を利用してさきほどの2問をディクテーションしようという問題がありました。
次にTrainingBがあり、練習問題が4問あります。こちらも解説は詳しく分かりやすいものでした。ここの4問の音声も付いていて、ディクテーションができるようになっています。
最後のステップ3ですが、ここでスマートフォン、PCの出番です。
記載されているQRコード、URLでサイトにアクセスします。(初回に会員登録が必要で、書籍登録後1年間のみ有効ということです。)
試しにiPhoneからアクセスしてみました。
こちらで類題が10問出題されます。
1問20秒という時間制限付きになっていて、時間切れになるともう解けません。
解説も書籍同様きちんとしています。
解き終わった後に完璧か不安かを答えるようになっていて、ここでチェックすることで復習時に効率アップできます。
クロストレーニングということで、全ての問題を複数デバイスから学習できるのかと思っていましたが、書籍とスマホなどの問題は別物です。書籍を使って学習できる時、スマホなどの方が良い時を上手く使い分けていく必要がありますね。
問題集というとそこそこ良いお値段がするイメージがあるのですが、こちらは価格が840円と1000円を切っている割には問題数はそこそこありますし、解説もきちんとしていました。
メインの教材としては物足りないかもしれませんが、補助的なもの、スキマ時間利用のためと考えると良いかもしれません。
Part5以外はこのようなラインナップです。