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Archive of ‘学習モチベーションの保ち方’ category

英語が上達する人とは?

英語学習を始めてからとてもたくさんの学習者の方々を見てきました。自分の伸び具合はなかなか分かりませんが、周りを見ているとどんどん上達していっている方もいらっしゃれば、伸び悩んでいる方もいらっしゃいます。
そのように差が出てきてしまうのは、一体何が違うのだろうと考えてみました。

目標が明確

ただ漠然と「英語ができるようになりたいなぁ〜」というものではなく、「英語を使って◯◯したい。」「こういうことがしたい。そのためには英語が必要である。」という明確な目標を持った方は眼に見えて進歩してらっしゃいます。
久しぶりにご一緒させてもらったりした時にびっくりするほど進歩されている方は、常に新しい目標に向けての戦略を立て、それに沿った学習をされています。目標を意識することでモチベーションも維持できますよね。

効率的な学習を行う

先程の内容と重複してしまいますが、目標が明確な方はそこへ行き着くためのステップもしっかり計画しています。
思い付きで手当たり次第に色々なことに手を出してしまうと、結局何も身に付かないままどれもどっちつかずになり時間の無駄に終わるとこがあります。明確な目標があるとそのために必要なことをきちんと考えることができ、結果的に効率的な学習につながっているのですね。

分かったつもり、勉強したつもりにならない

学習をしていて実は理解していないのに「分かったつもり」になっていると、結局後から躓いてしまい、その時点で挫折してしまったり、またやり直し…という繰り返しになってしまいます。
本を買う、オーディオブックを買う、スクールに通う等、それだけで満足して「勉強したつもり」になってしまうこともありがちです。上達する人は、買った教材はしっかり学習する、スクールの授業を最大限活かすような予習復習などをするということをされていました。

言い訳をしない

上達が早い!と感じた人の中に、「今日はちょっと◯◯だから。」「今やってもどうせ◯◯だから。」といって勉強しない理由を常に探しているような人はいませんでした。
何があってもそれを言い訳にせず、日々の習慣としてコツコツと努力を積み重ねている方は英語に限らず色々な成果を出されています。

まとめ

上記のような私なりに気付いた点を挙げてみました。やはり最終目標が明確な形としてイメージできているか否かが大きなポイントだと思います。

もうすぐ新しい年度が始まります。
新年の目標が何となくうやむやになってしまっていたり、新しい目標を立て直したいと思っている方はタイミング良く気持ちも切り替えられるチャンスです。
「チャンス、タイミングを逃さない」というのも上達の一つのポイントではないでしょうか。

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新しい始まりに向けて 「ノルマ表」(2012年度春・改訂版)をプレゼント

もうすぐ4月。
新年度の始まりを前に、英語学習意欲もグンと高まる時期ですね。

今日は、学習モチベーションを保つツールとしてご好評いただいております「ノルマ表」の改訂版を発表させていただきます。

新しいスタートの伴走者として、ぜひご活用いただけるとうれしいです。

「ノルマ表」とは

「縦軸に学習項目」、「横軸に日付」という大変シンプルな表です。
その日行った学習項目に蛍光ペンなどで印をつけるだけで、簡単に学習記録をつけることができます。

私自身、このノルマ表を作成したことで、英検1級の学習を軌道に乗せることができ、使用開始から約6カ月目で1級一次試験に合格することができました。

IMG_4916

「ノルマ表」2012年度春・改訂版

以前のノルマ表と比べ、行間を広く設定し、さらに項目を記入しやすくなりました。

※合計で24項目記入することができますが、あくまで最初は欲張らずに項目を設定してください。
使用しながら、項目をつけ足していくようにするのが、ノルマ表を長続きさせるコツです。

【PDF版】

100wishlistsheet-pdf

【Excel版】

100wishlistsheet-xls

※印刷してご利用されることを強くお勧めします。

思い立ったらすぐスタート!

今回、「4月からの新しい始まりに向け」と書きましたが、「使ってみようかな?」と思われた方は、ぜひその日からご利用ください。

区切りの日よりも前に始めることで、

・それまでにウォーミングアップをしておくことができる
・実際にどれくらいの量ができるのか「おためし感覚」で取り組むことができる

などのメリットがあります。

ぜひ、すぐにダウンロード・印刷し、いち早く、いいスタートを切ってくださいね!

 

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目標達成のための環境を作ろう

ついに2012年がスタートしました。
あっという間に5日たちましたが、皆様どのようなスタートを切られたのでしょうか。

100 WISH LISTでは目標宣言企画を現在も引き続き実施しております。

Twitterでハッシュタグ #goodstart2012 を付けて目標をつぶやいてください。仲間で目標を共有することで、一つ一つ達成をしていきましょう。

今回は目標を達成するためにちょっとしたヒントになるような記事をご紹介します。

生産性を上げよう

50 Ways To Increase Your Productivity

目標を達成するために、生産性を上げていくことは重要なポイントになってきます。
ここには生産性を上げるための50個の項目が箇条書きで書かれています。
心当たりがあってドキッとするような項目がいくつもありますが、手軽に実行できるものもたくさんあるので是非お試しください。

How to Prioritize Tasks

アレもコレも全部やっつけようとしてどれもできなくなってしまったりしたことはありませんか?
まずはリストを作って優先順位を考えてみましょう。
学生さん向けのサイトですが、シンプルなやり方でいいですね。GTDまではちょっと…という方でも、ちょっとやりたいことを整理するのにいいと思います。

こちらの記事ではもう少し細かくTo-doリストでの生産性UPについて書かれています。
To-Do Lists: 10 Tips for Increasing Productivity

ここまで環境を整えても先延ばししてしまっては元も子もありません。

Procrastination: Ten Things To Know

「後でやる」と思って結局やらずにそのままになっていることはありませんか?
先延ばしにすることが目標達成の妨げにならないよう、先延ばしするということについて知り、気を付けていきましょう。

まとめ

いかがでしょうか。
環境を整え、新年から小さい目標でも一つ一つ達成していくことで新しい年に弾みをつけ、大きな最終目標に向かっていきましょう。

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脳が教える! 1つの習慣

2012年の英語学習を成功させるために

あけましておめでとうございます!  皆様、新年の目標はもう立てられましたか?

100 Wish List では、2012年の英語学習に弾みをつけるべく、目標宣言の企画を用意しております。ツイッターで、#goodstart2012 とつけて、達成したい目標をつぶやいていただければ、100 Wish List アカウントで、皆さんと目標を共有したいと思います。

 

私の2006年の新年の目標は、”10年で英語をマスターする”ことでした。なにげなく立てた目標でしたが、同時にブログを立ち上げ、進捗状況を報告することで、6年間英語学習を続けることが出来ました。”映画を字幕なしで見る”など、全く具体的でない目標をひっそり持っていたのですが、6年間のうちに達成することが出来ました。

まずは継続することが鍵になるのではないでしょうか。今年こそは英語をなんとかしたい!と思っていらっしゃる方、奮ってご参加くださいね。

 

今年も 100 Wish List ブログをよろしくお願い致します。

今年の年賀状は、The Girl with the Dragon Tattoo (Millennium Trilogy) がモチーフです♥

 

 
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2012年こそ英語学習を成功させよう ~「おためし期間」のすすめ~

あっという間に12月。
今年もあと1ヶ月を切り、来年のことを意識する時期になりました。
「来年こそは英語学習を軌道に乗せたい」
そう考えていらっしゃる方も大勢いらっしゃると思います。
今回は、そのような方に向けて、三日坊主に終わることのない計画の立て方のコツをご紹介したいと思います。

年が変われば、「新しい私」?

「今年こそ英語学習を続けるぞ!」
そう意気込んで、結局三日坊主に終わってしまった。そのような経験はありませんか?

新しい年がやってくることで、「やる気」「モチベーション」は最大限にアップしているはずです。
そのような状況で、「あれもやろう」、「これもやろう」と、多くの学習項目を計画に盛り込んで、それで続かなくて投げ出してしまう。

年が変わったら、自動的に「新しい私」になれるわけではありません。新年に好スタートを切るためには、12月、今の段階で動いておく必要があるのです。

「お試し期間」とは

「今からやらないと勝てないのか・・・」
そんなふうに焦ったり、追いつめられたりはしないでくださいね。

私が「今から動くべきだ」と書いたのは、皆さんを焦らせるわけではなく、全く逆の意図なのです。

今月を「お試し期間」として、”気軽に”いろいろな学習項目を試してみてください。
今月はどんなことをやってもいいのです。

気になっていた学習項目にどんどん挑戦しましょう。
そして、どんどん失敗しましょう。

「この問題集は自分には合わないな」・・・やってみてダメなら、さっさと投げだしてしまいましょう。「一日○ページ、この本を読むのはキツイな」・・・だったら、一日の目標量をもっと減らせばよいのです。

私は、何か新しい計画を始める時に、かならず「お試し期間」を設けます。

やるべき項目を、実際に試しながら、調整、削除・追加していく。

実現可能な計画にする、そして学習項目自体をよりよいものにするために、欠かせない期間なのです。

(参考記事: 「作戦」実行のための作戦期間をつくる 2ミリずつ進歩)

12月を「お試し期間」にするとよい理由

新年になってから「お試し期間」を設けても遅くはありません。
大事なのは、実現可能な計画を立て、それを実行できるようにすることですから、「いつじゃなきゃダメ」ということはないのです。

ですが、私は、12月を「お試し期間」にすることを強くお勧めします。

あわただしい12月。あわただしいからこそ、几帳面になりすぎず(失敗を恐れず)に、いろんなことを試すことができます。
そして、「こんなに忙しいけれど、少しずつでも英語学習にも手をつけられている」・・・そのような「いい気分」にもなれます。

「いい気分」と侮ることなかれ。この「いい気分」が、自信を持って英語学習を続けるカギとなるのです。

まとめ ~エンジンをあたためておく~

繰り返しになりますが、新しい年がやってきたからといって、いきなり「新しい私」になれるわけではありません。
英語学習項目で、ゼロしかできなかった人が、新年からいきなり10項目できるようにはならないのです。

「お試し期間」を設けることで、「この項目はできる、これはできない」を見極めましょう。
そして、「見極めのために」と気軽に学習をすること自体も、来年の英語学習のウォーミングアップになるのです。

どんどん失敗しましょう!
動いて確かめましょう!

それを皆さんへのエールとしたいと思います。

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”戦略的” 英語学習計画のススメ - その4:自らの成長を記録せよ(2)

前回の記事では、モチベーションを上げるために「記録」が有効であることを書きました。

記録は、目標・計画と並ぶ、戦略的に英語学習を進める上で重要な三本柱の一つです。
今回は、モチベーションアップという点に注目しながら、記録をどのようにとっていくとよいか、ご紹介したいと思います。

モチベーションを上げる記録の取り方

私が記録をとり始めたのは、英検1級のための学習を本格的に始めた、2006年9月からです。
この約5年間、さまざまな形式で学習を記録し、自分に一番合う方法を常に考え、試してきました。
今回ご紹介するのは、自分の経験を踏まえた上で、気をつけていきたいポイント4点です。

(1)やり遂げた量を「目に見える形で」、把握・実感できるようにすること
例えば、「問題集をやり遂げる」「学習用のノートを1冊使い終える」ことで、大きな達成感がえられるということは、皆さんも経験がおありかと思います。
やり遂げた問題集やノートという、「実物」を目にすると、「本当によくやった」という気持ち・充実感を感じられるでしょう。この充実感により、自信が生まれ、「次も頑張ろう」という気持ちがわきあがってきます。
ただ、問題集1冊、ノート1冊だと、達成できるまでのスパンが長いので、それまでに挫折してしまう可能性もあります。

そこで、記録の出番です。
「記録」を、目で見て成果を感じられる「実物」として、活用しましょう。

短いスパンで、やり遂げたこと実感できるようにすれば、挫折をするスキがありません。

(2)数値で記録すること
パッと見て量が分かりやすいのは、数字です。記録をする際には、数値を必ず入れるようにしましょう。数字を、表の一コマ、スタンプ一つなどに置き換え、イラスト・図表化してもよいですね。

(3)累計が見られること
一日の成果に対して、それを累計した数値も見えるようにすると、自分がやったことが積み重なっていくのを実感することができます。

また、目標は累計の数値(例:「一日にいくつ」ではなく「一か月でいくつ」)にしておくと、一日や二日できなくても、長い目で見て挽回すればいいという余裕ができるのでお勧めです。

(4)記録自体が面倒でないこと
繰り返しになりますが、記録をするのはモチベーションを上げるため。
記録のために記録するわけではありません。
記録に対する手間は、できるだけ省きましょう。

以上4点が、注意していただきたいことです。

私自身も、これらの点を意識しなかったために、続けられなかった経験があります。
例えば、以前、「ブログに、学習した項目と取り組んだページ数などを記入する」という方法をとっていたのですが、これだと、一日にやった成果は分かるが累計までは見られない(≠ 項目3)、学習項目をコピーペーストしたり、やった量(ページ数など)を手計算で記入しなくてはならない(≠ 項目4)というマイナスポイントがあり、いつしか記録が途切れていってしまいました。

記録方法の一例

以上の4点をクリアしてできたのが、以前もご紹介した「ノルマ表」です。
(iPhoneアプリに、ほぼ同様のことができる Daily Deeds というものもあります)

「記録をとるのが初めて」という方や、「本当に効果があるのだろうか」と感じていらっしゃる方に、ぜひ一度お試しいただきたいと思います。

以前、読者の方にご利用いただけるように作成したノルマ表(白紙のものも含む)がこちらの記事にありますので、よろしければご活用ください。

英語学習者の皆様へ【特別プレゼント】100 WISH LIST特製ノルマ表

おわりに

今回は、「モチベーションを上げる記録の仕方」ということで、その方法をご提案してきました。

記録の方法に正解はありません。ご自身が、それを見て、もっと頑張ろうと思える記録の仕方が、その方にとっての一番正しい記録法だと思います。

今回一例として、私の例を紹介させていただきましたが、実際にどのようなものか、効果を実感しながら、ご自分なりの方法にアレンジしていただけると嬉しいです。

今回で”戦略的” 英語学習計画のススメ シリーズは一旦終了しますが、今後も「目標・計画・記録」に関する記事を不定期で掲載していきたいと思いますので、ぜひご期待ください。

Daily Deeds – SpoonJuice Daily Deeds - SpoonJuice

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”戦略的” 英語学習計画のススメ - その4:自らの成長を記録せよ(1)

前回までの「”戦略的” 英語学習計画のススメ」シリーズでは、計画を立てて学習すること、目標を持つことの大切さを見てきました。

目標、計画ときて、もう一つ、それを支える大切なことがあります。
この3つのうちの、どれが欠けても、夢をかなえることはできません。

それはいったい何だと思いますか?

自分のモチベーションは、自分で上げる

本題に入る前に、少しお話ししたいことがあります。

前回目標を決めた時の熱意だけでは、その後の長い学習を乗り切っていくことは難しいと書きました。

例えば、スポーツで、ある選手・チームが念願の優勝を果たした。それを見て、私も頑張ろうと思う。もちろん、そういう感動で力がわいてくることも素晴らしいことだと思います。
スポーツよりも、私達英語学習者にとって身近なのは、同じ英語学習者の方がどのようにして力をつけていったか、体験談をきくこと・読むことではないでしょうか?
私もこんなふうに頑張って、こうなりたい。学習をする上で、大きな励みになるでしょう。

そのような気持ちを否定する気は、一切ありません。事実、私自身もそのような感動・思いを原動力にすることもあるからです。

ですが、このような感動・熱い思いも、毎日やってくるわけではありません。(毎日、感動、やる気を出すためだけにスポーツを見ていては、本末転倒ですよね)

では、どうすればいいのか?

私は、「自分のモチベーションは自分で上げる」ということをお勧めします。

スポーツや他の方から得たやる気は、ある意味では、受動的なモチベーションです。
他の人からもらったやる気は、長くは続かない。

それに対し、自らが生み出したやる気・モチベーションは、じっくり、長く効いてきます。
感動の場面を見たような、一気に感情が高まる感じはないかもしれませんが、毎日積み重ねるごとにその力が増してくるのを感じることができると思います。

その段階にこれば、英語学習が続かないという悩みは消え、英語学習を諦めようなどという気持ちは全く持たなくなります。

自分でモチベーションを上げる方法

いよいよ、具体的にその方法についてお話ししたいと思います。

それは、記録をとることです。
(目標・計画に続く、三本柱の残りの一つです。)

記録は、自分で自分の成果を実感するためにとります。
目的は、それ以上でもそれ以下でもありません。
ただ一つ、自分の成果を目に見える形に残し、それを自覚するため。

自分ができたことを実感すれば、もっと頑張ろうと思えます。
もっと頑張って勉強をすれば、今までにできなかったことができるようになります。

何を当たり前のことを言っているんだ。
そうです。当たり前なんです。なのに、それはなかなか自覚することができない。

目で見える形にしてあげること。
そして、一過性の感動(試験に合格することなど)ではない、じわじわくる達成感を、もっと短いスパンで感じられるようにすること。

記録をする上で心がけたい重要なポイントです。

次回の記事では、そのポイントを押さえつつ、具体的にどのように記録をすればいいか、方法を紹介・提案したいと思います。

おわりに

自分のモチベーションは自分で上げる。
言い換えれば、「自分の自信は自分でつける」ということです。

自分が頑張って(それを自覚、認識して)つけた自信は、一生消えてなくなることはありません。少し話が大きくなりますが、その自信は、別のことに挑戦するときにも、大きな力になります。

思い込みや、根拠のない自信ではなく、揺るがない自信をつけていきましょう。
英語学習という舞台で、その訓練ができると考えれば素敵ですね。

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”戦略的” 英語学習計画のススメ - その3:資格取得を目標にする

「資格取得のために勉強をすること」
皆さんは、どのようにとらえていらっしゃいますか?

英検は「免許」ではないので、それがなくては仕事ができないというわけではありません。
そして、資格のための勉強というと、一見地味な努力を連想し、「なぜ学校を卒業してまで、テストのために勉強をしなくてはならないのか」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、そう思っていらっしゃる皆さんに、ぜひ読んでいただきたい記事です。

資格など要らない?

「英検1級で問われる単語は、マニアックすぎる」

英検1級について、私が一番耳にするネガティブな意見です。試験そのものを「意味のないもの」と敬遠し、最初から土俵に乗らない。

誰でも彼でもに1級を受験せよ、と勧めるわけではありません。ただ、厳しいことを言えば、1級で問われる単語を目にすることがないのは、実際に洋書や英字新聞の記事を読むことがほとんどないからではないでしょうか?

私自身、1級の勉強をしたからこそ、そのような単語を覚え、そして実際に英字記事で出会う(=記事を読める)だけの段階に来ることができたと思っています。1級受験というきっかけがなかったら、一生英字記事をスムーズに読めなかったかもしれません。

始める前から、資格のネガティブ面(しかも、今そう見えるだけのもの)だけを見て、英語力を伸ばすチャンスを見過ごしてしまうのは、もったいないと思いませんか?

資格受験=わかりやすい目標設定

前回の記事では、「今、勉強していることから、目標を見つける」方法を提案させていただきました。

前回も書いた通り、目標を設定することは、簡単なように見えて、なかなか難しいものです。漠然とした目標では、何をすればいいのかわからないし、「長い目で見て自分がどうなっていきたいか」、それは1日や2日考えたくらいで、パッと見えてくるものではないでしょう。

それならば、資格を取得することを目標にしてみませんか?

「英検○級を受験しよう」

この決意なら、今、この瞬間でできます。そして、簡単に決められることであるにもかかわらず、得られる成果は、ものすごく大きいものです。

私は、自らの経験から、英検を目標にされることを強くお勧めします。
それは、四技能(読む、聴く、話す、書く)の力をバランスよく伸ばすことができるからです。
このサイトを書いている私達3人は、全員英検1級を取得していますが、その過程で得たものが大変多く、全員が「受験して本当によかった」と考えています。

関連記事: 英検1級を取得してよかったこと

決めた! ・・・では、次は何を?

この記事を読んで、「じゃあ、私も受験してみよう」、そんなふうに決心してただけたら、ものすごくうれしいです。

各分野の学習法については、英検カテゴリーに掲載をしておりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

決心はした。
対策法もリサーチし始めた。

次にやるべきことはなんだと思いますか?

それは、続ける仕組み作りです。

受験するぞ!と決心した熱い気持ちは、時とともに変化していきます。冒頭でも述べたような「一見地味な資格勉強」を、長期間に渡って続けていくには、最初の熱い決心だけでは息が続きません。

私は、英検受験を通して、計画を立てること、自分のモチベーションをコントロールすることの大切さを学びました。
楽しくないもの(楽しくなさそうに見えるもの)でも、工夫次第でいくらでも楽しめる。
自分の経験から、そのような方法をいくつも見つけ出してきました。

次回以降、その経験に基づいた、資格勉強を楽しく続けるためのアイデア・仕組み作りについて、ご紹介していきたいと思います。

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”戦略的” 英語学習計画のススメ - その2: 目標の見つけ方

「英語を使って何をしたいのですか?」
そう聞かれて、即答できますか。

「○○という仕事に就きたい」、そのような具体的な目標がある。
または、「好きだから勉強しているのだし、それを使ってどうこうしようとは思わない」というように、敢えて目標を持たない。
どちらも素晴らしい選択だと思います。

しかし、こうも思うのです。
「具体的に何をしたいかは答えられないけれど、英語を使った仕事がしたい」
「好きだからもっと得意になりたいし、得意になることでもっと楽しめる気がする」

きっと、「具体的な目標がある/敢えて持たない」という方よりも、このような方のほうが多いのではないでしょうか。

今日は、そのような方に向けて、「どのように目標を見つけていけばよいのか」、その方法についてご提案させていただきたいと思います。

大前提:計画には目標が必要

前回の記事で書いたことのおさらいです。
「目標に向けて計画を立て、それを実行していくことは楽しい」
「計画を立てるためには、目標が必要」

冒頭で、「目標を持つ、持たない」、どちらも尊重すると書きましたが、ここでは「目標」をもつことを大前提にお話しさせていただきます。

小さな目標、大きな目標

計画のところで、「問題集○○ページという短期の計画から、何年にもわたるような長期計画がある」とお話ししたように、目標にも小さな目標、大きな目標があります。

ライティングを例にとって考えてみましょう。
例えば、「エッセイを書けるようになりたい」という目標があるとします。

その状態にたどりつくようになるには、
 ・問題集にある、一つの文を英作文できるようになる
 ・和文英訳のような形ではなく、自分が思ったことをそのまま英語で表現できるようになる
 ・エッセイの型を習得する
等のように、さらに中間地点になるような目標が存在するはずです。

ここでは、「エッセイを書けるようになりたい」というような目標を「大きな目標」、そしてそれを実行するためにこなしていくべき中間目標のことを「小さな目標」と定義することにします。

「大きな目標」は漠然としがち

「英語がペラペラになりたい」
もう、この一文だけで、私が何を言いたいのか分かっていただけたと思います。

大きな目標というのは、漠然としたものになりがちなのです。

漠然とした目標では、どのように動けばいいのか分かりません。小さな目標に分けていくことが困難だからです。

小さな目標から大きな目標を見つける、「逆アプローチ」

「大きく、かつ、具体的な目標」
それさえはっきりしていれば、小さな目標に細分化することも、比較的容易なことです。

ですが、多くの方は、「大きな目標がまだ定まらない」、そのような状態にあると思うのです。

ここで、提案です。

今、自分が持っている小さな目標から、大きな目標を見つけてみませんか?

小さな目標もないよ・・・そう言わずに、だまされたと思って、以下の方法を試してみてください。

(1) 今、勉強をしている内容を、全て紙に書き出してください

(例) 学習用英語素材のディクテーション
    英文法の問題集
    海外ドラマの視聴
    
(2) それをして、どのような力を身につけたいのか、考えてみてください
(例) 学習用英語素材のディクテーション → 正確にリスニングができるようになりたい
    英文法の問題集  → 文法を完璧にしたい → 長文を読めるようになりたい
    海外ドラマの視聴 → そこで見た表現を使って、日常会話に活かしたい

すべきことは、この2つのみです。

自分の今の学習内容について、何のためにしていることなのかを考える。
つまり、今、「自分がどのような小さな目標を持っているのか」考えるということです。

小さな目標に気づくことができたら、今度はそれぞれについて、その力をさらに伸ばすような目標を立ててみませんか?

例えば、 学習用英語素材のディクテーション。
今回、「正確にリスニングができるようになりたい」という目標が見えたとします。
では、この学習用教材が聞けるようになったら、今度は何を聞きたいのだろう。
そう考えているうちに、「ニュース英語を理解できるようになりたい」「映画を字幕なしで見られるようになりたい」というような、大きな目標が見えてくることもあります。

ですが、一気に最終目標まで見つけようと焦る必要はありません。
この学習教材が聞けるようになったら、今度は何を聞けるようになりたいか。
まずは、一つ上の目標を設定してみてください。
そうやって、「今より少し上の目標を立てていくことで、自分の力が伸びていく。その段階にきてこそ、どのような世界があるのかを知り、大きな目標が見つかる」、そのようなパターンもあるのです。

まとめ

「大きな目標」は、それを達成するための「小さな目標」から成り立っています。
「大きな目標」は設定するのが意外と困難ですが、小さな目標は、現在、皆さんがしている学習内容の中に、既に存在しているはずです。

まずは小さな目標を意識し、一歩ずつ実践・達成しながら、その先にある大きな目標を見つけていくことにしましょう。

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”戦略的” 英語学習計画のススメ - その1:計画を立てることは楽しい

皆さんは、英語学習をする際、どのように計画をたてますか?
計画と一口にいっても、「問題集を1日○ページ解こう」という短期的なものから、「英語を使って自分が何をしたいのか」、それを見据えた上での長期的学習計画まで、さまざまな計画があると思います。
今日お話しさせていただく「計画」は、長期的計画を指します。

これから数回に渡り、”戦略的” 英語学習計画のススメというシリーズで、「計画」の重要性、立て方、実行の方法などをご紹介していきたいと思います。

「楽しく学習していたら、力が付いていた」のワナ

巷では、「楽しく学習していたら、力が付いていた」というような、魅力的なフレーズを謳う学習教材なども売られています。
「楽しく」の魔法は、そういう教材に限らず、学習法としても流行しているように感じます。
「楽しく海外ドラマを見ていたら、英検1級に合格した」
そのようなことを聞くと、つい真似してみようという気になってしまう方も、少なくないのではないでしょうか。
私は、海外ドラマで学習をすることや、実際にそれで1級合格された方を否定する気は一切ありません。
しかし、これから英検合格を目指そうという方が、「楽しく」の部分にだけ魅かれて、その方法を選んでしまうとしたら、ちょっと待って考え直して欲しいと思うのです。

「楽しく学習していて、気づいたら、目標達成していた」
楽しむのはもちろん素晴らしいことですが、そうしていれば「気づいたら自動的に」夢がかなう、そう誤解して欲しくはありません。

「楽しさ」は自分で作ることができる

学習の内容自体に、「楽しい」「楽しくない」があるわけではありません。
「洋書やドラマで勉強するのは楽しい。問題集で勉強するのは楽しくない。」
そうではないのです。
実際、私自身、現段階では正反対の状況になっています。

「問題集で勉強するのが楽しい」
なぜ楽しいかというと、自分の立てた目標(現在、国連英検取得を目指しています)に対し、その実現のための計画をたて、それに従って自分が歩みを進めているのを実感することができているからです。

この楽しさは、一言では言い表せないほど、充実感・持続感のある楽しさです。

自分がこの単語を覚えること、この問題を解くことが、目標・夢の実現につながっている。
それを自覚しながら、学習するのとしないとでは、内容の身に付き方、効果のほども、大きく差が出てくるのです。

計画を立てるためのファーストステップ

計画を立て、実行することで、そのような楽しさ(充実感)を感じることができる。
そして、学習内容の身に付き方も変わってくる。
計画を立てることの重要性・メリットを、今回ご理解いただけたと思います。

「では、さっそく計画を立ててみよう。」

ちょっと待ってください。

長期的計画を立てる上では、自分が英語を使って何をしたいのか、それをはっきりさせることが大変重要になってきます。

次回の記事では、「自分が英語をつかって何をしたいのか」、それを見つけるヒントをご紹介したいと思います。

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