Archive of ‘多読’ category

読んで英語力を向上させよう

語学学習において、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング全てをバランスよく学ぶことが大切なのは言うまでもありませんが、その中でもリーディングには多くのメリットがあります。

 

文中で単語を覚えることが出来る

1ページの中に10個以上わからない単語があるような場合は、文中から未知単語を推測するのが難しくなりますので、自分のレベルに合った文章を選ぶとよいと思います。1ページの中の未知単語が数個以内なら、文脈から意味を推測するのが容易になります。どれほど単語学習をしても、未知単語が0になる事はないと思いますので、文中で出会った未知単語の意味を予測しながら読むスキルは重要です。また、単語学習用に準備された例文よりも、より自然な語彙の使われ方を学ぶことが出来ます。単語と日本語訳の1対1対応では、たくさんある同義語の中からコンテクストにあった単語を選び出すことが難しいですので、たくさんの文章にあたって、自然な語彙の使われ方を身につけることが大事です。

 

ライティングの参考になる

上質な英文を、ライティングの参考にすることが出来ます。初めて見る文章構造、自分のことを表現するのに良さそうな表現などを見つけたらメモしておいて、実際のライティングに活かすとよいです。リーディングを主なインプット源にすることで、正しい文章構造を体得することが出来ます。スピーキングの時の文章構造、文法は必ずしも正しいとは限りません。初心者の場合、スピーキングはその場のコミュニケーション重視のため、短調な表現や語彙のくり返しもあります。ライティングの参考という意味でもリーディングは重要です。

 

 

まとめ

リーディングを英語力向上に役立てようと、辞書と首っ引きで難しい原書を読もうとすると、あっという間に挫折してしまう可能性があります。難しい文章を少しだけ読むよりも、自分の身の丈に合う本を毎日少しずつでも読むことを心がけてみてはいかがでしょうか。

 

 

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【GW特別企画】 英語学習 ~私がブレークスルーを感じた時~(3)

私が体験した英語学習における最初のブレークスルーは、短期間で大量の英文を読んだことがきっかけでした。その後もシャドーイングやプレゼン練習でブレークスルーを感じましたが、振り返ってみると英語力が伸びたと感じた時には、必ず集中して量をこなしていました。

 

はじめに

私は2006年1月に多読を中心とした英語学習を開始しました。SSS多読のHPを参考にGRという学習者用の洋書を読み始めたものの、つまらなくなり1ヶ月も経たないうちに挫折。4ヶ月ほど学習法を模索するだけの日々が続きましたが、5月にネイティブ小学校中学年〜高学年用の洋書で多読を再開しました。ブレークスルーを感じるきっかけになったのは7月〜8月の2ヶ月間、毎日洋書を読んだことでした。

 

2ヶ月で大量の英文を読んだ経験

H19年7月初旬から9月初旬にかけて毎日22時に帰宅してから2-3時間洋書を読み、2ヶ月間で94万語読みました。ネイティブの小学4-5年生レベルのシリーズ12冊だったのですが、冊数をこなすにつれてどんどん読みやすくなっていきました。この頃はリスニングは全く手をつけておらず、他の学習も全くと言っていいほど手付かずの状態で、Grammar in Useの初級を解き始めた程度でした。返り読み防止のため、読んだ文を指で隠しながら文章を左から右に読むことを意識していました。多読を始めるまで、簡単な洋書さえ1冊も読みきったことがなかったので、1単語ずつゆっくりじっくりしか読めませんでしたが、さすがに毎日毎日読み進めるにつれ、和訳しながらではなくイメージで捉えることが出来るようになりました。

 

壁を乗り越えたと感じた時

2ヶ月で94万語読んだことで得られた効果は、返り読みせずに英文を読めるようになったことです。レベルは10歳〜12歳の本でしたが、始めた頃は簡単な本でさえ読めなかったことを考慮すると、かなりの進歩でしたし、その後も多読を続けることでペーパーバックも読めるようになりました。その年の11月に初めて受けたTOEICでは、対策なしで905点を取ることができました。その後、VOAなどの音源つき素材を3ヶ月程使ったところで順調にAudiobookが聞けるようになったことも集中的にリーディングをこなしたおかげだと思っています。

 

まとめ

何をどのくらいやったらいいのか皆目検討がつかなかったころ、”1日1分で”と謳われている問題集や英検準1級用の単語集を1日15分程度やってみたりしましたが、あまり効果を感じられなかったため、すぐに挫折してしまいました。学習の楽しさは、ある程度量をこなさないと実感できないと思います。

私がブレークスルーを感じた体験をお話すると、”私とは最初のレベルが違うから”、”とりあえず基礎が固まってからやる”と言われる事が多いです。コツコツすることも大事ですが、長年英語学習を続けているのに進歩が感じられないのであれば、成長を実感出来る程やったのか振り返ってみてはどうでしょう。

 

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お勧めの多読指南書

私は英語学習の方法についての相談をされた時は、自分がやってみて本当に良かったと思うことしか勧めません。その中でも特に効果の高かった多読を学習に取り入れることを勧めています。SSS多読の書籍やホームページで多読のやり方について詳しく説明されていますが、軌道にのるまでが大変です。実際私も一度始めてみたものすぐに挫折してしまい、4ヶ月後に再開しています。今回は多読を始める際に参考になった本を紹介します。

 

SSSの多読3原則とは、

1. 辞書は引かない
2. 分からないところは飛ばして前へ進む
3. つまらなくなったら止める

の3点です。ルールは基本的にこれだけ。後は辞書を引かなくてすむ、子供用の簡単な本から徐々にレベルをあげて、好きな本を好きなように読むだけです。たったこれだけで英語力が上がるの?と思われるかもしれません。私自身も半信半疑でしたが、これまでの私に足りなかったのは、圧倒的な量のインプットだったのだと自覚することになりました。簡単な本でもマトモに読めなかったのです。これまで英語の本を通しで1冊読んだ経験もなく、大学を出たにもかかわらず、dawn(夜明け), dusk (夕暮れ)などの基礎単語も知らない状態でした。このまま辞書を引かずに読んでいるだけで本当に英語力が上がるのか。悩んだ時に、多読について書かれた本を読みました。

SSSのHP だけでも多読に関する情報は十分に得られますが、まとまった情報を得るには、快読100万語!ペーパーバックへの道 (ちくま学芸文庫) がお勧めです。なぜ多読なのか、辞書をひかなくてもいい理由などがわかり、安心して多読3原則にのっとって読書を進められると思います。

伊藤サムさんの、やさしくたくさんの公式サイトと著書、英語は「やさしく、たくさん」―中学レベルから始める「英語脳」の育て方 (講談社パワー・イングリッシュ) も、レベルの低い読み物から始めたほうがよい理由がわかりやすく書かれています。

古川昭夫氏の英語多読法は、たくさんの生徒さんに多読を指導されてきた経験と実績があり説得力があります。個人の体験談だけで多読がいいとおっしゃっているのではなく、データを基に説明されている点が面白かったです。

また、英語上達完全マップ上の多読ページも参考になります。英語上達完全マップ自体は行いませんでしたが、ペーパーバックを多量に読み、Newsweek、タイムを1週間で完全に読み切ったというエピソードには勇気づけられました。大量のインプット、の”大量”がどの程度をさしているのか、具体的なイメージをもつのに役立ちました。

 

英語学習には沢山の方法があるようにみえます。多読もそのうちの一つですが、こういうやり方がありますよ、という道は示せても、本の好みや読書レベルは人それぞれ。それぞれの人に最適化したやり方というのは、本人が試行錯誤しながら見つけていくしかありません。簡単な本から始めましょう、と言われても、最初から簡単で夢中になれる本に出会えるわけではありません。そんな時すぐに諦めて出来ない言い訳をするよりは、多読指南書を読んだり、多読を楽しく実践されている方のブログなどを参考にしたりして、自分にとってのベストな方法を編み出す工夫をすることが大事なのではないかと思います。

 

 

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EvernoteとMediaMarkerで多読管理

EvernoteとMediaMarkerを使って、気軽に読書記録をつけてみませんか?

 

EvernoteMediaMarkerのアカウントを持っていらっしゃらない方は、どちらも無料で作成できますので、登録してみてください。まずはMediaMarkerの設定から。アカウントを作成したら、画面右上にある設定を開きます。

 

設定画面の右側をたどっていくと、Evernote投稿という項目がありますので、そこをクリックします。

 

Evernote投稿の設定画面が開きます。ここではまず最初に、Evernoteアカウントで付与されたメールアドレスを入力します。

Evernoteのメールアドレスは、メニューバーのEvernote→アカウント情報をクリックすると開きます。

次に、投稿するタイミングを設定します。全てにチェックをすると、何回もEvernoteに情報が送られてしまうので、読了時点のみにしたほうが、後の管理が楽だと思います。題名はデフォルトの【MM登録】+本の題名でOKです。Evernote側で変更する事ができます。

投稿するノートブックは、inbox にするか、MediaMarkerには多読用の本しか登録しないのであれば、”多読”というノートブック名を作って、多読専用ノートブックに直接送ってもいいのではないかと思います。

 

投稿データは、欲しい情報にチェックマークをつけておきます。これでEvernote投稿の設定は終了です。一番下にある”更新”ボタンを押して登録を完了してください。

 

試しに何か本を登録してみます。右上の”登録”をクリックします。

デフォルトでは本・雑誌の登録になっていますので、洋書の場合はプルダウンメニューから”洋書”を選んで検索します。

本を選んで登録し、感想を書いたり評価を行った後で、読了マークをチェックして更新ボタンを押すと、自動でEvernoteに送られます。

こちらがEvernoteに送られてきたノートです。

 

本の表紙画像と書籍情報、MediaMarker側で書いた感想が入力されています。これに語数やYLを付け加えて多読ノートを完成させます。この他にも、関連記事を同じページにコピペして貼り付けたりするのもよいです。デフォルトではノートタイトルは【MM登録】+本のタイトルが書かれていますので、【】の中を本の通し番号に変更しています。

 

手書きでも感想文を書いていますが、あらすじや本の情報などを全部書くのは大変です。EvernoteならMediaMarkerからの情報と、集めてきた情報をコピペで貼り付けることが出来ますし、後々の検索も簡単に出来るので重宝しています。

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スマホで英語多読を始めよう

ちょっとしたスキマ時間にスマホで多読をしてみませんか?

1万語英語多読アプリシリーズは、8話〜12話前後の洋書を1万語前後にまとめたアプリです。著作権の切れた古い童話ですが、小さい頃に日本語で読んだ物語を英語で読みなおしてみると、新たな発見があって面白いです。

 

iPhoneで開いた画面はこんな感じ。

挿絵も綺麗です。

 

多読を始める際の最大のネックが絵本の値段の高さです。このアプリは1万語で175円ですので、気軽に名作絵本を楽しむことができます。わざわざ図書館に借りに行く手間も省けますし、1話1000語以内のものが多いので、自宅でダウンロードして、通勤時間などに読むのにちょうど良いと思います。1アプリに入っている童話を全部読むと、約1万語になるようになっています。

1万語英語多読レベル0は無料、レベル1〜4はそれぞれ170円です。シリーズ4までで4万語になります。まずは無料のレベル0でお試しを!

 

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中学校レベルからの英文読書

英語の本を読んでみたいけど何を読めばよいかわからない・・という中級学習者が初めて読む本としてお勧めしたいのが、NHK出版の外国人英語講師によるエッセイシリーズです。多読に興味はあるけれども絵本や語彙制限本に興味がない方が、英語読書を始めるきっかけになるのではないかと思います。

 

”日本酒と焼き鳥がだいすき”というアメリカ人女性、ケイ・へザリさんのAmerican Pie―Slice of Life Essays on America and Japan は、NHKラジオ英会話テキストに連載されていた英文エッセイが書籍化されたものです。日本について感じたこと、アメリカの文化などが、1話600ワード程度にまとめられており、中学校程度の英語力があれば読むことが出来ます。作者の日本びいきが随所に感じられ、外国人の目から見た日本の良さを再確認できるのも良い点です。別売りですが、作者による朗読CDもありますので、聞き読み素材にするのも良さそうです。この本を読むことで、平易な言葉で書かれた文章でも言いたいことを十分に伝えることが出来ることがわかりますし、自分で英文を書く時の参考にもなります。

 

本の帯に”英語学習は、結局いい英語を読むことにつきます。この本を楽しく読んで、いい英語をたくさんインプットしてください。”と、大杉正明先生の言葉が書かれています。多読が英語力向上に良いということは分かっていても、英文読書を習慣化するのはなかなか難しいのではないでしょうか。ケイ・へザリさんのエッセイはシリーズ化されていますし、この他にも外国人英語講師が日本について書いたエッセイがNHKから出版されています。1章1000ワード以内ですので、1日1章ずつ読んで英文読書を習慣化すると良いのではないでしょうか。

 

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児童書選びの参考に The Stacks for Kids

多読を始めた頃、英語の本を読む習慣を身につけるために、続きが気になって毎日読みたくなるような面白い本を探すことを心がけていました。ただ、日本語での読書と違って何でも読めるわけではないので、英語のレベルや本の長さ、好みのジャンルかどうかなど、本選びにはかなりの時間を費やしたものです。児童書とはいえ、欧米で子供たちに人気の本は大人も夢中にさせる面白さがあります。The Stacks for Kids は、人気の児童書がわかり、レベルもチェック出来る便利なサイトです。

The Stacks for Kids は、8-12歳の子供を対象とした本のサイトです。さっそく本の紹介ページ、Books and Authors を見てみましょう。

ジャンル毎にオススメ本が並べられています。Cool Books to Check Out と書かれているだけあって、評判の本ばかりです。児童書を読み始めたばかりで、まだ好みのシリーズがない時などは、こちらから各ジャンルごとに本を選んでみるとよいのではないかと思います。

 

また、Scholasticは学年ごとの読書リストも公開しています。Scholastic Reading Counts は、1年生から6年生まで、学年レベルで本がリストアップされています。

アルファベット順に並べてあるので、少々見にくいのですが、語数も書かれているので、本の長さも考慮して購入したい時には役にたつと思います。

 

また、Book Search ページは本の語数を調べる時に便利です。

タイトルまたは著者名で検索することができます。試しにEragonの著者である、Paoliniで検索してみます。

15万〜25万語なので、ダレン・シャンシリーズと比べると一冊あたり2-3倍のボリュームがあります。レベルは7-8ですので、ネイティブなら中学生レベルといったところでしょうか。

 

このように、Scholastic の子供用ページでは、人気の本を選んだり、語数を調べたりすることが出来ます。ホームページの副題に Read every day. Lead a better life. と書かれていますが、洋書を読むことでBetter life を送ることができたらいいなと思っています。

 
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ガラクタ捨てれば英語が出来るようになるかも!?

児童書や語彙制限本以外で読みやすい本を探している方へ。カレン・キングストンさんの本を紹介します。

数年前、 ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門 (小学館文庫) がベストセラーになった際に翻訳書で読んだ方もいらっしゃるのではないかと思います。原書は Clear Your Clutter with Feng Shui (More Crystals and New Age) というタイトルです。Feng Shui=風水とありますが、これは何色のアイテムを南に・・的な本ではありません。ただの片付け術にとどまらず、生き方そのものにも影響する、不思議なパワーを持った本なのです。

 

この本をお勧めする1つめの理由は、英語が簡単なこと。語彙制限本ではありませんが、易しく分かりやすい表現で書かれています。片付けが苦手で、頭がこんがらがった人でも簡単に理解できるように配慮されているのかもしれません。片付けに関する本なので複雑な概念がなく、親しみやすい話題であることも、簡単に読める理由ではないかと思います。話し言葉で語りかけるように書かれているので、日常生活で使えそうなフレーズがたくさん見つかります。例えば、Think twice before you buy や、When something new comes in, something old goes out. などは語感もよく、そのまま覚えてすぐに使えそうな表現です。複雑な構文や文法事項もなく、たいへん読みやすいのですが、では果たして自分はこの文章を書けるだろうか・・とアウトプットを意識しながら読むと良いと思います。

 

そして何よりも、とにかくやる気を起こさせるすごい本なのです。ただの片付けのハウツー本ではなく、整理整頓の重要性や、すっきりとした生活が人生に及ぼす影響が説得力のある言葉で語られています。私はこの本を読んでいる時、作者が自分に直接語りかけているかのような印象を受け、本を読み終えるまで待ちきれず、途中で掃除を始めてしまいました。ポジティブな言葉を読んで片付けを実行することで不思議な程、前向きなエネルギーが湧いてきます。この気持ちは片付けだけではなく、しばらく仕事や英語学習など、生活の全てに良い影響をもたらしました。

 

年末の大掃除の前に読むと、やる気が出て良いと思います。私は、再読したい本は2回目以降に大事なところだけ拾い読みできるように、本に直接ラインマーカーを引いたり、付箋を貼るようにしています。2008年12月に始めて読んでから、毎年12月になると下線を引いた部分を読み返しています。英語の勉強をしながらやる気も出る、一石二鳥の本です。オススメ。

 

38,411語。

 

 

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基礎知識不足を補うのにお勧め Time for Kids

おなじみTime For Kidsのウェブサイトから年1回発行されている、TIME For Kids Almanac 2012 をご紹介します。この本は、英検1級ライティング/スピーキング対策の際に、とっさに口から出るレベルの簡単な英文で書かれた基礎的な環境問題の本を探していた時に出会いました。英検対策として全部を読むのは効率がよくありませんが、じっくりと基礎知識を蓄えるのに最適な本です。

 

小学生が対象の本ですが、科学、歴史、美術、スポーツ、音楽、作文、語学など内容盛りだくさんです。トピックは世界のニュースや学校の教科から派生したものですが、大人用のTIMEとは違い、記事にはなっていません。ひとつのページを2〜4つに分けた小コラムで構成されており、どのページも半分はカラフルな絵や写真で占められています。どのページから読み始めてもいいようになっているので、パラパラとめくって、興味のあるところから読み始めてもいいと思います。話題が多岐にわたるので、逆に最初から順序よく通読しようとすると、情報が盛りだくさんすぎてかえって頭に入りにくいかもしれません。1年に1冊なので、次の号が出るまでのあいだ、トイレや洗面所などに置いて、2−3コラムずつ読むような気楽な使い方がいいと思います。

 

この本をお勧めする理由は2つあります。1つは、簡単な英語で書かれており、内容は英語ネイティブの子供が学校で習ったり、メディアから見聞きするような情報がよくまとめられているため、ネイティブの子供なら知っているような内容を英語で効率良く学ぶことができる点です。太陽系の惑星や、アステカ文明、エジプト文明について、大人が改めて勉強する暇はなかなかありませんが、Time for Kidsなら、短いコラムで英語と同時に雑学を仕入れることができるので一石二鳥です。易しい英語で説明的に書かれていますので、そのまま会話で使えるレベルなのもこの本の利点だと思います。

 

お勧めの理由2つめは、たくさんの”事実”が説明されているので、大人用のTIMEやその他の英語雑誌を読む際の基礎知識になる点です。TIMEなどの洋雑誌をすんなり読めない原因の一つに、英語がわからないだけではなく、基礎知識の不足が挙げられます。難しい雑誌なのに、日本のことや自分の仕事に関わる記事なら読めたという経験が皆さんおありなのではないでしょうか。Time for Kidsでは、アメリカの大統領がどのように選ばれるか、地球のタイムライン、世紀の大発明から光合成に至るまで、ありとあらゆるトピックの基本が説明されていますので、大人の雑誌では省略されている基本情報をこの本で学ぶことで、今後大人用の雑誌の理解を深める助けになるのではないかと思います。

 

通常の雑誌のように、一気に通読しようとするとトピックがバラバラすぎて読みにくく、挫折すること間違いなしです。年1冊ですので、家の中の目につく場所に置いて必要なところから少しずつ目を通すような使い方がオススメです。

 

 

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夏休みに洋書を読んでみませんか?

ヴァーチャル夏休みに洋書を1冊読んでみませんか? 長年英語を勉強しているのに、洋書を1冊も読んだことがないという方。いきなり100万語に挑戦!と意気込まなくてもいいのです。とりあえず最初の1冊を読んでみたら新たな発見があり、今後の英語学習にも良い影響を与えてくれるかもしれません。

”英語学習”の不思議

長年英語学習をしているのに、洋書を自主的に1冊も読んだことのない人が結構多いことには驚きます。問題集や解説書、試験対策本などは本屋に溢れているのに、参考書コーナーよりも洋書コーナーが充実している本屋さんは稀です。英語の”学習”というと、参考書を読み、演習問題を繰り返し解くのが効率的と考えている方が多いからではないかと思います。
また、洋書に取り組むのは”○○の試験に受かってから”、”TOEICで900点を超えてから”という意見も見かけますが、洋書を読んでいたら試験に受からない、ということは決してありません。ましてや、試験に受かってから、〇〇点取ってからと言う人に限ってなかなか受からない人ではないかとさえ思います。多読を勧められたからといって、多読しかしてはいけないという決まりはありませんので、今やっているメニューに洋書読みを加えるのは決してマイナスではありません。

洋書を読むには体力がいる

洋書を読むのには体力がいります。初めて洋書にチャレンジすると息切れがして、簡単な本でも集中力が持たないと感じます。大学入試の長文読解やTOEICの長文問題でも1題読むのにおよそ5分から長くても10分程度。だいたい1つの試験で2−3問は長文があるとしても、1つのテーマを20分以上続けて読むような機会を持つことはあまりありません。また、問題文の先読みをして、該当箇所だけを読めば解答できる試験問題と違って、読書ではそのようなテクニックを使う必要がありません。文章を頭から順を追ってストーリーを把握しながら読むには、ある程度の慣れが必要だと思います。これは一長一短に身につくものではなく、腕力や腹筋とは違う類の”体力”ですが、ある一定の時間、文章を読む練習を続けることで身についてきます。

やさしい本をたくさん読むことのメリット

私が洋書多読で感じた一番最初のメリットは、英語を読むことに抵抗がなくなったということです。100万語も読んでそれだけ!?と思われるかもしれませんが、この”抵抗感”を無くすことこそが最大の長所だと思います。長文を読んで”ウッ”と詰まるような心理的圧迫感さえなくなってしまえば、あとは本でも雑誌でもネットの文章でも自分の好きなものを好きなように読むようになります。まずはある程度のまとまった量を継続的に読み始めることで、”思っていたよりも読めないのはなぜか”、”早く読めないのは返り読みをしているからではないか”など、改善すべき点も見えてくるのではないかと思います。

洋書を読むのは英語が出来るようになってから・・と先延ばしにしていてはいつまでたっても読めるようにはなりません。とりあえず最初の1冊にチャレンジしてみる。続けるかどうかはそれから考えてみてもいいのではないかと思います。

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