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【英検1級】エッセイ・スピーチを作る際の情報の集め方

前回、英作文の学習法では、まずは正しい文を書く練習をすること、エッセイの型を学ぶことが大事であると書かせていただきました。

伝えるための道具としての英語力(作文力)を磨きながら、発信する中身(自分の意見)を磨いていく。これを並行して進めていくことが大切です。

その発信する中身を磨くためには、具体的にどのようなことをしたらよいのか、どのような情報に触れていけばよいのか。今回は、私が実際に環境問題のスピーチを準備する際に使用したソース(情報源)について、ご紹介させていただきます。
(二次試験のスピーチ用に行った学習ですが、一次試験の英作文対策としても応用していただけると思います)

具体例・環境問題のスピーチを作るために使用したソース

以下が、私が英検1級二次試験の際に実際に使用したソースです。当時の記録と合わせて、今振り返って、こうしておけばよかったと思うことを余白に書いています。

TIME FOR KIDS

おなじみTIMEの子供版のページです。ブログでお付き合いのある英語学習者さんからのアドバイス、「易しい英語で自分の言いたいことを伝える」を参考に、スピーチ練習初期に使用しました。
使えそうなフレーズや文を抜き出し暗記。(例:「平均気温が上昇している」「数え切れないほどの植物、動物がその住処を奪われる」)
最初は長めのフレーズや長い一文ごと暗唱していましたが、もう少しコンパクトな形(例:「二酸化炭素を放出する」)で暗記をし、スピーチのなかのフレーズに活かしました。

この学習法は、直前対策には向かないかもしれません。英検受験を視野に入れ始めた時点で、コツコツこのような表現ストックをしていくのがベストだと思います。

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21世紀こども百科 地球環境館 (全1巻) (小学館こども百科事典)

図書館で借りた図鑑です。
こども向けに書かれているので、とにかく分かりやすく、スピーチの中に活かしたいネタの宝庫でした。面白そうなネタに関しては、自分でそれを英訳する(後日ネイティブ添削を受ける)ようにしていました。

百科事典に限らず、子供向けに書かれた本、大人用でも分かりやすく説明がされている本を一通り読んで、問題の背景知識を押さえておくとよいです。

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日本の新聞、テレビのニュース

自宅で購読している朝日新聞の中から使えそうな記事を切り抜き、英訳しました。
何気なくテレビのローカルニュースを見ていたら、「地球温暖化で海苔が壊滅的な被害」という話題を見つけ、さっそく英訳したこともあります。

もちろん英字新聞などで訳されているものを拾ったほうが早いですが、旬の話題を得られること、スピーチにオリジナリティを盛り込めることから、どんどん活用してほしいソースです。

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NPR: Environment(ポッドキャスト)

NPRの中でも、環境問題のニュースばかりを集めたポッドキャストです。

今思うと、自分の話すレベルとは合っていなかったので、「こんな話題があるのだな」くらいの認識で聴いていたような気がします。リスニング対策などに使ったほうがよかったと思います。

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VOA Special English

話すスピードがゆっくりなので、実際に口に出す練習には最適。環境問題に関するニュースがあった際には、シャドウイングをしました。

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思いついた話題を、とにかくネット検索→英訳

(例):
・身近な地域で行われている地下鉄・バスの割引(環境保全を目的としたもの)についてサイト検索
→その割引チケットの名前を英訳するのが難しかった

・太陽光発電について気になったので、燃料電池を作っている会社や電力会社のサイトを検索
→電力会社とガス会社がそれぞれ用いているシステムが、違うということを知って驚き。

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The Japan Times ONLINE

環境に限らず、すべての分野で使えるサイト。
環境関連記事を網羅するのは大変だったので、「この語句はどういう言い方をするのだろう」というのを調べるために使いました。

この作業も、直前ではなく、前もって始めておくことをお勧めします。

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まとめ

今振り返ると、この調べる作業というのは、本当に楽しくて、勉強しているなぁ・・・としみじみ実感するものでした。
試験勉強に余計な理想、理念は不要なのかもしれません。ただ、せっかく勉強をするのなら、丸暗記や何かの真似をするのではなく、新しい知識を得ながら自分の意見を述べる練習をしたい。そのきっかけとして、英検のエッセイやスピーチ練習は最適なのではないかと思いました。

今回、記事を書いたことで、「前もってやっておけばよかった」と思う内容もいくつか見つけられたので、ぜひ受験を考えていらっしゃる方の長期的な計画を立てるのに役立てていただければと思います。

英検1級英作文採点基準を予想する

英検1級1次試験の中で28点と最も配点の大きい英作文ですが、採点基準は公開されていません。採点を公平にするために、スペルミスや文法間違いなど明らかな減点対象の他にも、いくつかチェックポイントがあるのではないかと思われます。前回、基本的な5パラグラフライティングについて説明しましたが、その他にも採点の基準になるであろう項目を、SATやTOEFLのライティング採点項目を参考にして挙げてみました。

Vocabulary

・語彙の選択は適切か

・語彙のvarietyは豊富か

・スペルミスはないか

文法

・文章構造に間違いはないか

・用法は適切か

・コンマ、ピリオド、コロンなどpunctuationの使い方

構成

・論理的か
・段落分けは適切か、各段落のバランスは取れているか
・論理の流れ。筋が通っているか

内容

・提示した例は適切か
・ポイントがずれていないか
・意見に対する理由付けは適切か

長さ

・短かすぎたり長すぎないか

以上が大まかな項目です。チェック項目毎に採点する場合は、例えば各項目毎に1〜4までスコアリングして、その合計を点数とする方法が考えられます。単純な減点法であれば、簡単な単語で確実に、間違わないようにシンプルなセンテンスで書けば満点近くもらえるはずですが、そう単純な話でもないようです。

上記のチェックポイントは、他の試験を参考にした予想ですが、ライティング一般にあてはまると思いますので、英作文を書く際の指標にしてみてはいかがでしょうか。

ライティング添削サイト

英検1級ライティングの際にお世話になった英文添削サイトをご紹介致します。EverybodyLovesEnglosh.comは、アメリカ人の先生が個人で立ち上げたサイトで、ある程度個人の要望を聞いてくださるので、先生に相談しながら自分の希望にあった形で添削を受けることが出来ました。

 

添削オプションは5つあります。まずはBasic.ワード文書でライティングを送ると、間違い部分がマーカーでハイライトされ、その後に正しい文章が書かれています。作文に対する短いコメントもついて、1語あたり0.03ドルです。200語の作文は6ドル、日本円で約500円程度です。

次にGrade Levelを測定するタイプ。これは上記のBasic添削に加え、書いた作文のシラブルから6歳~19歳まで4段階のレベルが判定されます。1語あたり0.04ドルです。

Double Correctionは、間違い部分がマーカーでハイライトされた状態で返却され、最初の段階で訂正はされません。自分で正しい答えに書き直すスタイルです。これ以上は出来ない!というところまで考えなおしてから改めて提出すると、正しい答えを教えてくれます。1語あたり0.05ドルです。

Your Writing Recorded というスタイルでは、英文添削をしてもらった後、直された英文をチューターの先生が読み、mp3に録音します。料金は1語あたり0.05ドルです。

Best Learning Optionは、上記のGraded level, Double Correction, Recordingに加え、詳しいコメントと、今後のライティングに関しての提案がついて1語あたり0.07ドルです。

英文添削のススメ

大人の英語学習はほとんど独学で出来ると思いますが、ライティングは是非英語ネイティブスピーカーに添削してもらうことをお勧めします。なぜかといいますと、簡単な文法間違いは自分でも気づいて訂正できますが、自然な言い回しや、英語独特のライティングルールは、人に指摘されないとなかなか気づかないからです。私が今までに指摘されたことを例に挙げますと、”事実と感想が混ざり合った作文は読みにくいので、客観的事実を述べる部分に自分の意見を織り込まないこと”、”結論に新しいアイデアを書かないこと”、”I think を多用しないこと”、”But, However, Althoughを使い分けること”などです。

 

もう一つ、添削に出すことの利点は、読まれることを意識して、読み手にわかりやすい英作文を書くようになることです。英語ネイティブの先生は、文章に説得力があるか、論理的で飛躍がないか、などを繰り返し指摘してくださいます。これらの注意点を繰り返し受けるうちに、どうしたら伝わりやすい文章になるか、構成を良く考えるようになります。日本語のように、読み手も当然理解しているだろうということでも、省略しないで書かないと”何を言いたいのかわからない”とバッサリ斬られてしまうのです。日本語のHigh contextな文章は通じないということを意識しながら文章を書くことが、更なる上達につながると思います。

まとめ

英文添削を受けることは、ライティングのルールに則り、分かりやすい文章を書くために重要です。無料の相互添削サイトでは、直しやすい部分だけ直されていたり、添削部分の理由がわからないことがあります。少々お金はかかりますが、500円程度で十分なフィードバックが得られますので、是非EverybodyLovesEnglish.comを試してみてください。

英検1級 英作文対策 その3

英検1級のライティング。
その問題をみると、一見とてつもなく大変なことを求められているように思えます。
何か特別なことをしなくてはならないのではないだろうか?今の対策で大丈夫なのだろうか?不安に感じられる方も多いと思います。
私は英作文に関しては、ものすごくシンプルな対策法で臨みました。

基礎が大事

私が1級の英作文対策として取り組んだのは、エッセイを書く上での型を地元のコミュニティカレッジで学んだのみです。(型については、yukoさんの記事をご覧ください)

たったそれだけ?
じゃあ、そのコミュニティカレッジを紹介してください。
・・・ちょっと待ってください。
そうではなくて。

タネあかしをします。英検の対策として取り組んだのは型の習得のみですが、受験を考える1年ほど前に、以下の問題集に取り組んでいたのです。

伊藤サムの これであなたも英文記者

毎年出る頻出英作文

どちらの本も英検対策用というわけではありません。
与えられた問題(一文)に対してその英訳をするという、どちらかといえばエッセイの前の段階のものです。

あとから振り返ってみると、私がライティングに関してブレークスルーを感じたのは、この問題集2冊に取り組んだ後くらいなのです。
それまでは一つの文を書くにしても、ぎこちなく、そして苦しみながら書いていたのが、この2冊を終えてからは、格段にスムーズに書くことができるようになりました。(伊藤サムさんの本に関しては、文法解説も含めた基礎的な解説が充実していたところ、「毎年出る頻出英作文」に関しては、訳例が3つ載っていて自習しやすいところがよかったです。)

一旦、きちんとした文が書けるようになってしまえば、あとはそれを先ほどの型にあてはめるのみなのです。

合わせて対策しておきたいこと

文をきちんと書けること、型の習得。とてつもなく高いハードルに見えていたエッセイ対策が、身近に感じられるようになってきたと思います。

ここで、英作文対策と合わせて、一緒にしておいてほしいことがあります。

今、新聞で話題になっている社会問題について自分なりの意見を持っておいてください。

前回のエミコフさんの記事がまさにそれに当てはまります。英作文で問われる話題は、新聞に載っている社会問題です。いくら文自体の精度を磨いても、述べるための自分の意見がなければ、書くことができないのです。

と言っても、あまり硬く考えすぎないでください。内容が稚拙だからといって減点されたりはしません。世論では反対されていることを賛成といっても、それで点数が下がることはありません。

日本語で情報を仕入れることはもちろん、時事問題で目にする言葉を英語では何というのか(たとえば「事業仕分け」や「ゆとり教育」など)、英字記事を読みながらストックしていくことをお勧めします。

採点者の立場になって考えてみる

採点に関して、その採点基準の詳細は公表されていません。実は、私は大学受験の模試採点をしていたことがあるので、その時のことを思い出しながら、気をつけたい点をいくつか挙げてみます。

・内容で減点されることはない
上述の通りです。

・自分が自信を持って使える単語で、文法・スペル間違いがないように書く
使われている語句がカンタンすぎるからとか、文構造が複雑でないから減点されるということはありません。逆に言えば、難しい単語を使おうとして使い方を間違えればそれで減点されます。スペルミスなども確実に減点の対象になります。

・丁寧な字で書く

これこそ、減点対象になるはずのない部分なのですが。採点者も人間です。字の汚さでスペルミスとされてしまうなどという、悔しい減点はされないように気をつけたいものです。

まとめ

まずは堅苦しく考えず、英作文の練習(エッセイではなく基本的な文を書く練習)、型の習得をしてください。日ごろから、時事問題に触れる機会を多く持ち、自分の意見を持つようにしておいてください。

英検1級 英作文対策 その2 

今回も引き続き英検1級の英作文(エッセイ)対策です。

(エッセイの組み立て方については前回のyukomillenniumさんの記事を御覧ください。)

エッセイの組み立て方と同様に重要なことは、当然ですが内容です。英検1級のエッセイとして出題されるテーマは多岐に渡っています。普段から新聞やニュースなどで色々な情報をチェックしておく必要がありますが、チェックしているだけではなかなかエッセイとしてまとめていくことは難しいです。知っていることと知っていることを上手く表現していくことは別の問題です。
私は普段なかなか「意見を書く」という機会がないので、基本スタイルに沿ってとにかく書いていくことを心がけました。

カテゴリ分け

とにかく書くといっても手当たりしだいに書いているだけではトピックの内容に偏りが出てしまうため、過去問やインターネットの情報から、過去問と今後出題されそうなトピックを調べました。
そしてそのトピックをカテゴリ分けをしていきました。「医療」「環境」「教育」…などと振り分けながらリストアップしていきます。

ネタ帳作り

そのリストからカテゴリに偏りがないようにトピック(キーワード)を選んで、思いつくことや調べたことを箇条書きで書き出していきました。肯定的な意見なら◯、否定的な意見なら×マークを書いておいて、見直したときに分かりやすくしておきました。
ノートなら見開き2ページ、ルーズリーフなら1枚の裏表だけに書ききるようにしていました。これも見直した時にわかりやすいようにです。自分で書いた文字の方が頭に入りやすかったのであえてノート等に手書きしました。
このようにエッセイを書く前に自分の知識や調べた情報をコンパクトにまとめていき、思考を整理する作業を行ないました。この作業によって、自分でも意識してなかった自分の意見が見えてくることもあります。

もう一つのネタ帳のメリットは、二次試験にも役立つということです。私はこのネタ帳をもとにスピーチ原稿を作ったりしていました。当日までネタ帳をパラパラと見ていたことで、本番にそこにあった内容が出てきた時はとても嬉しかったです。

本からネタ集め

インターネット上でも色々な情報は得られるのですが、どの程度の信頼性があるかわからないものもあるので、私はいつものように本を買ってそれを参考にしました。

英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング

これは1級受験者のバイブルとも呼ばれているようなので皆さんご存知ではないでしょうか。
少し最近の出題内容からずれているような印象があるのですが、最低限押さえておきたい内容が網羅されています。様々な意見が英語で書かれているので、どのような表現をすればいいのかがよくわかります。

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Pros and Cons: A Debater’s Handbook
こちらはイギリスの本なので少し内容が日本的ではないものも含まれています。しかしディベート用の本なので、一つのトピックに対して賛成・反対意見がしっかり書かれているので非常に参考になります。具体例の出し方なども勉強になりました。

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英語スピーチハンドブック

英検1級二次面接専門学校を運営されている方が著者だけあって、トピックの選び方が絶妙です。最近の傾向とは少し違う印象もありますが、応用できるトピックが網羅されています。私は書かれている意見が自分のものとは違うものが多かったので、「この日本語は英語でどのように言えばいいのか」ということの参考に使っていました。

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本からネタ集めはしましたが、文章をそのまま使うことはしませんでした。他人の意見をそのまま書いても頭に入らずに「原稿を無理やり丸暗記する」という方向に行ってしまいそうだったので、意見を参考にするだけで、エッセイ自体はたとえ幼稚でも自分の言葉で書く事に徹底しました。

まとめ

一次試験対策の段階でネタ帳を作ってしまうことで、二次試験前の負担を減らすことができます。
自分はこれだけは誰にも負けないという分野を作ってしまうのも効果的ですが、それ以外が出題されたら全く手に負えないという状況になってしまっては問題です。
まず偏りがないように広範囲のトピックをカバーした上で得意分野のトピックを増強していくという方法がおすすめです。

   

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