Warning: call_user_func_array() expects parameter 1 to be a valid callback, class 'collapsArch' does not have a method 'enqueue_scripts' in /home/users/0/sunnyday.jp-100wishlist/web/wp-includes/plugin.php on line 525

Posts Tagged ‘解き方’

英検1級 リーディング対策 その3

前回の記事では、問題を解くための読み方があるとお話しさせていただきました。
限られた時間の中で効率よく問題を解くために、以下の手順で読解問題に取り組んでみてください。

英検1級 大問3の解き方

1. 質問をあらかじめすべて丁寧に読み、何が聞かれるのかをしっかり把握しておく。
その際に選択肢の文まで読まないこと。余計な情報、先入観が入ってしまいます。

2. 本文を読み始める。

本文に出てくる順に、質問は並んでいます。一問ずつ、答えに該当する箇所はどこなのかをしっかりおさえていく。
(該当箇所と思われるところに印をつけておくと、あとで見直す時に便利。)

3. 該当箇所と選択肢を見比べる。

当然ながら、該当箇所と選択肢では、同じ内容のことが違う語句、表現を使って書かれています。2つを照らし合わせて、同じかどうかを読み取る力が必要です。
この力は、普段流し読みばかりをしていてはなかなか身につきません。たった一語でも反対の意味になることがあるので、該当箇所、選択肢だけはしっかりと精読してください。(文を訳せるレベルまで読みこんでください。)

以上です。
必ず質問の答えになる箇所というのが文章の中に存在しています。必ずそこを見つけてください。その箇所さえ見つけることができれば、もう正解は手にしたも同然なのです。

また、本文を読むときに気をつけてほしいことが、もう一つあります。全文を同じ力の配分で読まないでください。すべてをじっくり精読したのでは時間が足りなくなり、すべてを速読、流し読みしたのでは、該当箇所を見失ってしまいます。
私自身、 「該当箇所を見つける」という最大目的のために、それ以外の文は、いわゆる速読で「ぱぁっと頭に入れていく」くらいの力加減で読んでいます。まずはそのモードで読み始め、該当箇所らしき部分が来たときに、グググっと精読モードに切り替わる。そこでゆっくりじっくり力を入れます。質問文は3~4問ありますから、その力加減の波が、一回の読解の中で3~4回訪れている感覚です。

読解部分の復習の仕方

読解部分をどう復習していいのかわからない。そんな声をよく聞きます。語彙パートでは、「語句の意味を調べる」などやるべきことがはっきりしていますが、読解に関しては、そのやり方に迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は、読解パートこそ、復習のし甲斐がある部分だと思っています。

その際にも気をつけるべきは、ただ一つ。

「該当箇所」が合っていたかどうかを確認してください。

参考手順を以下に記します。

1. 正解の選択肢の語句を調べ構造をしっかり把握して訳す。

2. その内容を述べている箇所を本文から探す。
上述のやり方で問題を解いている場合には、自分が該当箇所だと思ったところに印がつけてあるので、箇所自体を見誤っていなかったかチェックしてください。

3. 該当箇所(自分が間違って選んでしまっていた該当箇所も含む)の、語句調べ・構造をしっかり見て訳す。

そのうえで、該当箇所と選択肢が同じことを言っていることをしっかり確認してください。

4. 自分が間違えた選んだ選択肢をしっかり訳したうえで、どうしていけなかったのか確認してください。

問題集によっては日本語訳が載っている場合もありますので、それをあとから参考にしてもらってもよいです。(日本語訳だけ読んで、分かったつもりになるのは一番よくないことです。あくまで、自分が復習で訳した後の確認に使ってください。)

まとめ

読解を行う上で、もっとも大切なのは、質問で聞かれている箇所を本文の中から探す力です。問題を解く際には、必ずそれを意識してください。

そして復習として、該当箇所、正解選択肢、誤って選んだ選択肢を、しっかりと語句調べ・構造チェック・訳をするようにして下さい。

<私が使った問題集>
「箇所を探す」訓練をする上では、過去問を解くことが非常に有効です。

英検1級過去6回全問題集〈2010年度版〉 (旺文社英検書)