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英検1級 リーディング対策 その2

前回の記事”二次試験を視野にいれた一級一次対策”で、まずは英検HPにある過去問を解くことをお勧めしました。2−3年ほど解くと、試験の概要がわかると思います。

 

読解対策で大事なことは、英検1級レベルの英文を大量に読むことです。試験では、ある程度のまとまった内容を時間内に素早く読み、内容を把握することが求められます。普段から英文を読み慣れていないと、限られた時間の中で正しい解答にたどり着くことはできません。試験では、幅広い背景知識も必要になるため、出来ればTIME, The Economist, Newsweekなどの洋雑誌を選んで毎日読むと良いと思います。日本の英字新聞もありますが、日本に住んでいればネットやニュースである程度の知識は入るので、敢えて洋雑誌を選んで幅広いトピックに触れる機会を作ると良いのではないでしょうか。

 

私は英検1級用に販売されている問題集は使用しませんでした。理由は、問題集に出題されている記事が出題されるわけではないからです。過去問を3年分ほど解いたところで、どのレベル、分野の記事を読めばいいかが分かるので、あとは背景知識を得るためにも、問題集を繰り返し解くよりは、英語雑誌を読んだほうが力がつくと思います。

 

実際の読み方ですが、まずは試験同様、わからない単語は調べずに読み、1回で内容を把握するよう努めます。わからない単語は後でチェック出来るよう、印をつけておきます。問題集の長文問題の場合は、問題を解くことで内容を正確に把握できていたか評価できると思いますが、雑誌の英文記事の場合は、読み終わった後にどんな内容であったか本文を見ないでまとめてみる、または予想した未知単語の意味がおおよそ合っていたか、で内容の理解度を予測することができます。あまり内容がわかっていなかった場合は、未知単語の予想も外れますし、1度読んだだけでは内容をまとめることはできません。

 

次にわからない単語やイディオムを辞書を引きながら調べます。単語集を作っても作らなくても良いですが、単語集作りに手間をとられるくらいなら、その時間でもっとたくさんの英文を読んだほうがいいと思います。ここでは、トピックセンテンスと、それをサポートするアイデアがどれなのかを意識しながら読むと、後の英作文対策に役立ちます。

 

単語を調べ終えて、記事の意味を把握したら、最後にもう一度出来るだけスムーズに記事を読む練習をします。意味がわかった段階で、出来るだけ速く読む練習を続けることで、読解スピードアップに繋がると思います。

 

調べた単語は後に繰り返し見返して暗記します。ここの単語を暗記し終えるまでは次を読まない!と完璧を求めるのではなく、暗記は暗記で進めつつ、次々とたくさんの英文記事を読むことで、繰り返し出る単語は覚えやすくなります。

 

最後に、二次試験で使えそうな事実、表現を抜き出して別のノートに書き出しておきます。例えば使えそうな表現として、

”They are clinging to their jobs, more concerned with their own futures than that of the DPJ, or indeed Japan.” という一文を抜き出して、二次準備用ノートの”政治”ページに書き出します。また、記事中に ”the household-saving rate fell from above 10% in the 1990s to about 2.2% in 2007.” という事実が書かれていたら二次対策の”経済”のページに英文のままか、”1990年代、日本の貯蓄率は10%だったが、2007年には2.2% に減少” と書いておきます。こうすることで、一次試験対策をしながら同時に二次試験の準備をすることができます。

 

試験対策のためには、試験と同レベルの記事を大量に読む必要があります。リーディングはだた知らない単語を調べる作業に終始せず、単語は記事を読みつつ覚える、読みながら背景知識を仕入れる、トピックセンテンス、サポートアイデア、論旨に気をつけライティングを意識しながら読む、使える表現をストックする。こういったことに気をつけながら勉強すると総合力がアップすると思います。

TIME

The Economist

Newsweek

英検1級 リーディング対策 その1

今回からはリーディング対策です。

 私はとにかく形から入ってしまうので、例のごとく教本 から全問題集予想問題ドリル 予想問題集…など旺文社の問題集は全て購入していました。
そこで最初に長文読解問題120をやりはじめたのですが、退屈で途中でやめてしまいました。1級の過去問を見てみると、長文は難易度も高くボリュームもあります。そしてジャンルも多岐に渡っています。問題集を嫌々解いているよりも、それなりの難易度の記事をたくさん読むことによって理解度とスピードを上げて行くという方法の方が継続できるだろうと考えました。

 もともと英語を学習しているのも、英語が理解できれば楽しいことがたくさん増えるだろうという理由だったので、たくさん記事を読むことは苦にならないというよりもむしろ楽しいことでした。この方法で空所補充は4/6点、内容把握は18/20点取ることができました。

学習方法

主にTIMENEWSWEEKなどの、1級長文レベルに近い素材を中心になるべくたくさんの記事を読みました。
ただ闇雲に読んでいるだけでは進歩がない(進歩を感じられない)と思い、スピードの目安を決めました。
まず記事を読む前に、150word/minを目安としてこの記事を何分以内に読めばいいのかという概算をします。(当時デイリーヨミウリを購読していましたが、単語数を調べやすいのでネット上の記事を中心に選んでいました。)そしてタイマーで計り、時間内に記事を読みきることを意識しながら読みました。知らない単語があってもチェックはしますがいちいち調べずにどんどん読んでいきました。
後からチェックした単語の意味を調べましたが、無理に覚えようとはしませんでした。

 いくつも記事を読んでいると、何度も同じ単語に出会います。2度3度同じ単語をチェックしていることに気付くとこの単語はよく使われる単語であると判断し、その単語の使われている文章をじっくり読みながら単語の意味をイメージと一緒に覚えていきました。 何度も出てきてるのにその都度調べている悔しさからも頭に残りやすかったです。

精読か多読かと言われると多読式ですが、どうしても意味がよく分からないという箇所はなぼむしさんのやり方とほぼ同じやり方で文章の構造をチェックして意味を把握していました。とにかく短時間で全体の意味を把握することを目標にして学習しました。

パート2の対策

長文の空所補充では設問は前もって見ないようにして、文章全体を読んだ上でどの単語を選べば良いかを選択しました。3,4段落ほどで語彙もそれほど難しくはないので、全部読んでしまって違和感なく空所に入るものを選ぶ方がやりやすいのではないでしょうか。
最初に選択肢を見てしまうと迷いが出てしまいますし、特にこの出題形式では前もって設問を見ることにメリットはないかと思います。

パート3の対策

内容把握は3問出題されますが、12分、12分、15分という時間配分を設定して解きました。パート2と比べてボリュームもあるので、しっかり時間を意識しながら読んでいかないと時間切れになってしまいます。
最初に設問を見て、何をしっかり読めばいいのかを頭に入れて、全ての文章を読みました。設問で聞かれている内容は本文で順番に出てくるものの、該当箇所の周辺だけを読むというやり方ではうっかりミスをしてしまうような紛らわしい設問が出るので注意しました。内容をざっくり把握する程度で全体を読みながら、設問の該当箇所は注意深く読むというやり方がそそっかしい私には合っていました。
選択肢では上手く本文の内容を言い換えていたりするので、間違いなく書かれていること以外は焦ってマークしないように気をつけました。

まとめ

焦る必要はないですが、ある程度テンポよくスピーディーに読むことが必要とされます。
毎日スピードを意識しながらたくさんの記事を読むことを心掛ければ、問題集ばかり解いて正誤に一喜一憂しているよりも楽しく英語力がアップできるはずです。

長文を読みながら頭が白くなってしまった時に自分に言い聞かせたことは、「答えは全部ここに書いてある。」です。
何かを考え出さなければならないわけではなく、ここに書いてあることから答えればいいだけだと思えば気が楽になりました。もうダメだ!!!と思ってしまっては読めるものも読めなくなるので、自分の切り替えスイッチを上手く押してみてください。

おすすめ教材

長文対策に問題集はオススメしませんが、試験形式に慣れて時間の感覚をつかむという意味で過去問などはやっておいた方がいいと思います。

2009年度版英検1級全問題集 (旺文社英検書)


7日間完成 英検1級予想問題ドリル (旺文社英検書)

  

英検1級 単語対策 番外編

私の英検1級単語対策は、他の学習者さんたちとは少し違っているのではないかと思います。英検1級というと、語彙対策=単語集に目が行きがちですが、どうしても単語集暗記作業が出来なかったのです。1級は語彙力だ、語彙力を上げることで、リーディングも楽になる→単語集を十数回まわそう!という方法は単純なようでいて、効率が悪いのではないかと疑いました。

参考までに、これは私が受けた回の自分の点数、合格者平均と受験者平均です。

語彙    17/25  合格者平均 15  全体平均 12

空欄補充  6/6   合格者平均 5  全体平均 5
内容把握  18/20  合格者平均 18  全体平均 14
作文    22/28  合格者平均 19  全体平均 14

リスニング

会話文   12/14  合格者平均 12 全体平均 9

一般文   17/20  合格者平均 15 全体平均 12

合計    92/113  合格者平均 84 全体平均 66

語彙パートでは、合格者と平均の差は3点ですが、合計では18点もの差があります。特に作文の差は大きいと思います。英検は、総合的な英語力が問われるので、1次対策をしながら、2次の準備も同時に行うべきだと考えました。いろいろ考えた末、文中の単語を覚えること、ライティングの参考にすること、スピーキングの際のネタ集めをすること、の3つを目的としてThe Economistを読むという方法に落ち着きました。単語問題集は巻末のリストのみを利用しました。この方法で、語彙パートは17/25、全体は92/113という、まずまずの点数で合格することができました。

単語集暗記で挫折した方も他のやり方でなんとか1級に合格する方法がある、という参考にしていただければ幸いです。

単語集嫌いの私も当時はご多分にもれず、なぼむしさんのオススメに従って、プラ単(英検文で覚える単熟語1級 改訂版)を購入しました。なぜプラ単か?それは、なぼむしリサーチによると、1級パート1の出題率が高いからです。(参考までに、2006年度第1回、2回ともに 25問中16問、第3回に12問出題されています。)

さて。こんなに素晴らしいプラ単ですが、パラパラとめくっただけで挫折してしまいました。文で覚えるとは言っても、なにせ文章中にさらにわからない単語が出てくるという悪循環。そして例文のとっつきにくいこと!例文ごと暗記するのが望ましいのでしょうが、そんなことをしていたら、リーディングや英作文対策をしている時間がなくなってしまいます。

そこで、私が取った方法の要点は以下の3つです。

1:プラ単をリストとして使う

2:The Economistを読んで、記事中の気になる単語を覚える

3:例文を簡単なものに変える

です。

まず、1の

「プラ単をリストとして使う」

の説明をしたいと思います。

プラ単の巻末についている索引部分で自分がどれくらいの単語を知っているのか数えてみたところ、530/1672個でした。試験までの3ヶ月間の間、毎日The Economistを読み、1週間で7−8割の記事を読みました。

リストチェック⇔英文記事リーディングという作業をすることで、実際にどんな単語を覚えたらいいのか勘が働くようになり、また単語集に載っている単語に実際の英文で出会うことで定着率がぐんと上がりました。この方法で、1ヶ月後にプラ単の巻末リストをチェックしたところ、180個増えていました。

 

次に

2:人工的に出会う機会を作る

です。

英単語は一度で覚えられなくても、シチュエーションを変え何度か出会うことで格段に定着率があがります。そのためにも、1級レベルの記事を毎日たくさん読むことが重要です。これはTIMEでもThe Economistでも英字新聞でもいいと思いますが、量をこなすことが大事だと思います。今日読んだ記事で覚えられなくても、たくさんの記事を読み、プラ単リストを眺めることで、見知った単語に出会う確率が多くなります。また、自分で選んで読んだ記事から覚えた単語は、印象が強く忘れにくいという利点もあります。

 

最後に

3:例文を簡単なものに変える

です。

プラ単をリストとして使用して、徐々に既知単語を増やしていったうえで、どうしても覚えられずに残った単語の例文を簡単なものに作り替えました。プラ単に載っている立派な例文はさっくり無視!です。
例えばvoracious という言葉。貪欲な、ガツガツとした、という意味の立派な例文が載っています。この例文を作り替えて、単にvoracious appetite とだけするのです。avid 熱心な、なら avid readerで十分です。余計な情報をカットして、自分が覚えやすい、短い例文に替えるという一手間を加えることで、より単語の意味を覚えやすくなります。

まとめ

精読記事で単語を覚えて知らない単語数を減らす、リーディングの量をこなして、単語に出会う確率を増やす、残った単語は情報を簡素化することで覚えやすくする。たったこれだけのことで、1500個も覚えないといけない→知らない単語だけ集中的に覚える、という作業に変えることができます。単語集暗記にかける時間を最小限に減らし、The Economistなどの雑誌を読むことで、語彙学習だけでなく、リーディング力の向上、ライティングの参考、スピーキングネタの収集など、一挙両得の学習が出来ると思います。

英検1級 単語対策 その1

今回は私が英検1級受験前に語彙パート対策として行ったことをご紹介いたします。

普段の学習でのボキャビルは、英文記事などを読みながら知らない単語は調べ、何度か出てくるうちに自然に覚えるというやり方をしています。

しかし英検1級に合格するために単語を効率的に覚える必要があったので英検1級語彙・イディオム問題500 (以下分野別ターゲット)を使いました。分野別ターゲットは1級の語彙パートの過去問、予想問題がテーマごとにまとめられているものです。

学習方法

学習方法はシンプルです。何度も問題を解いて覚えるというだけです。
見開きの左側に問題、右側に解答と解説があるので、スキマ時間で1ページだけ…という勉強もやりやすいです。
単語帳を作ったりはしませんでした。単語帳を作る時間が勿体無いですし、問題集1冊持ち歩いておけば済むのでそちらの方が楽です。
間違ったものには印を付けておくと、効率よく復習できるのでオススメです。

この方法を選んだ理由

なぜこの問題集を集中して解いたかというと、準1級でも同じ対策で効果があったからです。
とはいうものの、最初は1級の単語は同じ方法では上手く行かないかもしれないと不安になり単語関連書籍を購入しました。
参考までに購入したものは、Pass単1級プラ単(今は「文で覚える単熟語」になっています)キクタン Super12000速読速聴英単語Advanced出る順で最短合格!英検1級1100 Words You Need to KnowInstant Word Power , 1000 Most Important Words, Basic Word List などなど、ちょっとしたボキャビル図書館ができそうです。読んでいただいている方が苦笑いしている姿を想像できます。

キクタン 出る順1級は単語そのものを覚えるにはとても良い単語集だと思います。単語を覚えようとしている人の気持ちをよく考えて作ってあることが伝わってきます。

実際にとても覚えやすかったのでキクタンの単語はほぼ一通り覚えられました。(でる順はiPhoneアプリで半分ほど消化しただけですが。)

しかし過去問を解いてみて感じたことは、

英検1級の語彙パートは、問題文自体が難しい

ということです。

英検はTOEICと違い、全てが単語の意味をきちんと理解していないと解けない問題ばかりです。問題文を読んで全体の意味をきちんと把握した上で適切な単語を選ぶ必要があります。しかも語彙パートは15分以内で解いておきたいので1問30秒程度で解かねばなりません。単語の意味だけ知っているだけでは短時間で解くことは難しいかもしれない…と思った時点で、やはり準1級対策と同じように分野別ターゲットを使って、単語の意味も覚えながらすばやく問題文を読み取る練習をすることにしたのです。

まとめ

英検1級に出題される単語は難しいものが多いですが、問題文も簡単なものではないので、問題を解くリズムをつかんでおく必要があります。

単語だけ覚えるのではなく、語彙パート全体の進め方を考えた対策をしてください。

1級に出題される単語はマニアックだと言われることがありますが、英語記事、雑誌、洋書、映画、ドラマ…と色々なところで遭遇します。単語を覚えることだけに集中するのではなく、並行して色々なものを読んで、聴いて、覚えた単語と出会う機会を増やしていくことで定着させていきましょう。

英検1級語彙・イディオム問題500 (英検分野別ターゲット)

二次試験を視野にいれた英検1級1次対策 

英検1級筆記試験対策として、まず受験者が何とかしないといけないと考えるのは、パート1の語彙問題ではないでしょうか。この難解な語彙問題、試験の一番最初にあって配点も25点と高いために、受験者が重点をおいて学習を始めやすいパートだと思います。

 

でもちょっと待ってください!次の試験日までにパス単を何回まわせば・・なんて単純計算していませんか?確かに語彙力がなければ、その後の読解問題にも苦戦することは確実です。けれども、1級に合格するために単語集を中心に回していたのでは、読解、リスニング、作文からなる1級に到底太刀打ちできません。

 

また、1次試験に合格したら、1ヶ月もしないうちに2次試験がやってきます。ストレスの多いスピーキング試験、出来れば1発で合格したいですよね?

まずは相手をよく知ろう

まずは英検ホームページの過去問を試験本番の時と同様に筆記試験100分、リスニング30分で解いてみてください。

英検1級の配点は

1 語彙・熟語 25点

2 読解 空所補充 6点

3 読解 内容把握 20点

4 英作文(200語程度)28点

5 リスニング 会話文 14点

6 リスニング 一般文 20点

合計113満点で一次試験の合格ラインは毎回80点前後です。

英検1級を意識しはじめた学習者がまずつまづくのが語彙だと思います。初めて1級過去問を解いた時点で5ー6点しか取れなかった人も多いはず。 ただ、そこでやみくもに単語集や問題集を解き始めてはいけません。パス単のみに集中しても、一筋縄に覚えられるものではありません。

読解力を上げるためには毎日たくさんの1級レベルの英文を読むことが必要ですし、英作文の練習も時間がかかります。


 

対策はそれぞれ人によって違います。まずは自分に何が必要かを知るために過去問を2−3年分解きましょう。

 

次回以降、二次対策を視野にいれた一次試験対策の学習方法についてご紹介したいと思います。

 

 

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