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The Economistはまだ難しい?とためらっている中・上級英語学習者の方へ

英字新聞や英雑誌を読めるようになりたい。

そう思い浮かべたときに真っ先に思いつくのが、TIMEやNewsweek, そして The Economistなのではないかと思います。

かくいう私も、憧れていた人間の一人。「エコノミスト」というタイトルから、経済に関する記事ばかりかと思っていたのですが、世界情勢やビジネスに関する記事、その他多彩なトピックについて取り上げられていて、大変面白い雑誌であることが分かりました。
実際、国連英検特A級の受験時には、本当にたくさんの記事を読み、1次、2次ともに対策に欠かせない一冊となりました。

ただ、実際に読んでいただくと分かる通り、使われている単語は難解、書かれていることも事実だけではなく考察が入っているので、いきなり手を出そうとすると間違いなく挫折してしまいます。

では、どうすればいいのか?

実は、とてもいいアプリが、The Economist本誌から提供されているのです。

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The Economist Espresso – The Economist    

※アプリ自体のダウンロードは無料。1ヶ月の無料試用期間の後、購読したい場合は400円 / 月かかります。(2015年1月15日現在)

※なお、The Economistデジタル版を購読している場合は、無料で利用できます。

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その名も、The Economist Espressoという、このアプリ。
ちょうど朝にコーヒーでも飲みながら、ニュースをチェックするのにぴったりです。
毎朝、チェックすべきトピックが5本ほど、そして世界情勢に関するニュースの概要が、コンパクトにまとまった形で記事になっています。

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The Economist本誌との大きな違いは、その記事の長さです。
スクロール1回分くらいで事足りる分量で、本誌の記事の4分の1以下の量であるように体感的に感じます。

また、先ほど述べたように、本誌ではその事象に関する背景や記事を書いている人の考察等が書かれており、トピックによっては、その記事を読むために背景を勉強してから読まなくてはならない・・・等ということもありえます。ですが、Espressoの記事に関しては、ほぼ事実のみが淡々と述べられている形で、いきなり読んでも比較的理解しやすいです。

また毎朝、「本日分が発行されました」のお知らせがプッシュ通知で届くので、忘れずに読む習慣にもしやすいです。

最初に1ヶ月間の無料試用期間があるので、まずはダウンロードし、どのような記事が掲載されているか確認されることをお勧めします。

The Economist Espresso – The Economist    

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英字記事を読めるようになる方法 (1)私の失敗談

私が英語を学習し続けてよかったと思うことの一つに、「英字記事が読めるようになった」ことが挙げられます。
「新しい情報をいち早く得られること」、「日本語ソースでは得られない情報を得られること」、「新しい視点を得られること」・・・英字新聞を読めるようになったことで、見える世界は大きく広がりました。

今回からのシリーズでは、英字新聞を英語学習に取り入れることについて書いてみたいと思います。今日は、私自身が初めて英字新聞に取り組んだ時のことを振り返ってみたいと思います。

初めて読んだ記事について ~回顧録~

結論から言えば、私の英字記事初挑戦は、今振り返ると大失敗でした。
なぜ失敗だったか、原因考察は次の章で行うとして、当時の状況について少し振り返ってみたいと思います。

私が初めてしっかりと英字記事に取り組んだのは、2004年1月のことでした。当時、英字記事がネットで読めることを知り、嬉々としてプリントアウトしたことを覚えています。

当時は深い考えがあって英字記事を読もうと思ったわけではありません。「英字新聞が読めたらかっこいい」くらいのミーハーな気持ちでした。大学生の時にTIMEを購読して、1記事も読まないまま全号捨てた前歴があったので、もしかしたらその悔しい気持ちがどこかに残っていたのかもしれません。

2004年といえば、英検準1級合格から約4年。TOEICの点数は800点台前半を前後していた頃。そして、予備校での文法や英文解釈の指導を始めて3年ほどたった頃です。
当時、仕事での経験から「文法知識を元に構文をとる力」は、準1級合格時より格段に上がっていたと思います。

それでも、全くスムーズに読めることはなく、出てくる単語出てくる単語を辞書で調べ、文の訳をメモし・・・何時間もかかって、最後まで仕上げた記憶が残っています。

なぜ失敗したのか

実は、その初挑戦の記事、手元にプリントアウトしたものが残っています。

選んだ記事は、The Japan Timesのもので、韓国の経済政策についてグアテマラの大学教授が寄稿した記事でした。

(原本。誤りなども当時のまま掲載しています)

なぜ読めなかった(長時間かけて精読したにも関わらず、たいして理解できた気がしなかった)かについては、以下の3つの原因が考えられます。

まず1つ目は、分からない語彙が多すぎたことです。
ある英語関係の方から聞いた話では、「文章の中の単語を7割以上知っていれば推測して大意をとることができるが、7割を切ると推測も難しくなる」とのこと。
パッと見たところ完全に7割は切っていて、文によってはたった一文に7語も分からない単語が含まれていました。
これでは、一読して意味をとるのは不可能です。

2つ目は、全くなじみのないジャンルを選んでしまったことです。
その当時も(そしてその後も・・・)韓国の経済政策に興味を持ったことは一度もなく、なぜその記事を選んだのか、自分でも意図が分かりません。
1つ目でも書いたように、分からない単語だらけなのを一つ一つ辞書で調べましたが、それでも意味が分からない。その多くは経済に関する専門用語でした。
経済に関する知識もほとんどない自分には、日本語にしても書いてあることを理解するのは困難でした。

そして3つ目は、選んだ記事の形式、ソースが自分のレベルに合っていなかったことです。
この記事に関して言えば、大学教授の書いた論文(エッセイ)ということで、事実だけを淡々と述べるニュース記事とは性格が異なります。この教授がどういう主義・主張を持っているかは、その記事だけでは想像のしようがありません。
そして、記事の長さは800~1000語ほどありました。これも初挑戦で読むにはあまりに長く、同じ集中力を持ったまま最後まで読めたとは考えにくいです。

The Japan Timesが英検でいうとどの級のレベルに当たるのか、ずっと後になってから知りましたが(参考リンク)、以上3つの要素から考えて、全く当時の自分のレベルには合っていなかったことだけは明らかです。

その後の取り組み

手元にあるプリントアウトした記事のファイルを見てみると、しばらくは同様の「よく分からない」基準での記事選択が続きました。
なぜか日露戦争に関する記事(先ほどよりも長い2000語以上に渡るものでした)に取り組んでいたり、その後も迷走は続きます。

詳細についてはまた記事を改めたいと思いますが、その後の試行錯誤を経て、TIMEが読めると感じられるようになったのは、英検1級取得前後。この「迷走時」からおよそ3年後のことです。さらに英字記事への取り組みは続き、現在では国連英検特A級取得のため「情報を得るための英字記事読解」にシフトしています。

失敗を反面教師に・・・

話を元に戻します。
3つの理由で失敗してしまった英字記事初挑戦でしたが、これから英字記事を学習に取り入れようとしている皆さんには、私の失敗を反面教師にしていただければと思います。

つまり、

・分からない語句が多すぎず (=知っている単語が7割以上)
・自分になじみのあるジャンルで
・レベルにあった記事を選ぶ

こと。この3つに尽きます。

次回からの記事では、具体的にこれら3つのことに気をつけて学習を進める方法について書きたいと思います。

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【おすすめ学習本】英字新聞は無理って思っていませんか?

英字新聞を読みたいけれど難しそうでちょっと自信がない。そんな方にオススメの本をご紹介します。

英字新聞1分間リーディング

この本は英文記事に慣れるために、ヘッドラインと第1パラグラフだけ抜粋された記事が集められています。記事はすべてThe Nikkei Weekly のものなのでビジネス用語や時事用語を自然な形で学ぶのにも最適です。

カテゴリ別に章立てしてある他に、記事の難易度もきちんと書いてあるのでどこからでも好きなところから始めることができます。
見開きで1トピックになっており、左側に英文と重要単語、右側に日本語訳と見出しチェックが記載されています。
この見出しチェックでは、新聞の見出し特有の文法が解説されているので、理解してパターンを覚えてしまえば記事を読むときにとても役立ちます。

もう一つのポイントは、英文にスラッシュが入っていることです。いちいち戻ったりせずにどんどん頭から理解していく訓練ができます。日本語訳も英文と同じ順にスラッシュ入りで書いてあるので、頭読みの訓練のためにつくられていることがよくわかります。

私が気に入った点は、頭読みの訓練になる、見開きでメニューをこなせる、新書サイズということです。
バッグの中に入れておけば、お出かけ先でのちょっとした空き時間にパッと開いて片手で読めるというのはとても便利です。こういう手軽さは学習継続のための重要な要素ですよね。

英字新聞をスムーズに読めるようになりたいと思っている学習者の方は一度チェックしてみてくださいね。