Warning: call_user_func_array() expects parameter 1 to be a valid callback, class 'collapsArch' does not have a method 'enqueue_scripts' in /home/users/0/sunnyday.jp-100wishlist/web/wp-includes/plugin.php on line 525

Posts Tagged ‘学習法’

使える英文法を身につけるために ~究極の文法問題とは~

「文法は、文法問題に正解するためにだけ学んでいるわけではない。
英文を読んだり、聴いたり、書いたり、話したり。実際に、英語を使うために学ぶ。」

このブログでも、何度も書かせていただいていますし、こちらにお越しくださる皆様には、ご理解いただけていることと思います。

ただ、そうはいうものの、「文法問題が解けるようになる」と「実際の場面で使えるようになる」の間には、ものすごく大きな隔たりがあると思うのです。
文法問題で「記号を選べる」、「穴埋めに正しい語句を入れられる」ということが、実際に英語力アップにつながっているのか。そのような不安にかられることはないでしょうか?

今日は、その「大きな隔たり」を埋める方法を、皆さんにご紹介したいと思います。

「回す」ことで正解できるようになったが・・・

英語学習者の方の間で、「問題集を”回す”」という表現をよく聞きます。何度も繰り返し解いて、問題集の内容を理解、体得していく方法のことです。

もちろん、間違えた部分を何度も復習するという意味において、その方法が有効に働くこともあると思います。

ただ、この方法だと、問題を解いているうちに解答を覚えてしまって、「ここは記号Cだった」、「(よく理解はできていないけれど)不定詞が入る」というふうに解けてしまうことがあります。

そのように、力づくで(=何度も”回して”暗記して)解いた場合、その問題には対応できるけれど、他の問題や実際の英文で出会った時に、意味がわからないということが起きてしまう可能性があるのです。

”考えて解く”文法問題を

では、どうすればよいのか。

ここからは、問題の種類の話になります。

例えば、TOEICのPART5のような文法問題(穴埋めの選択問題)では、ある一つの文法事項を用いて、答えを導き出します。問われているのが一つの事項なので、「これはこういうものなのか」と無理やり暗記できてしまいます。

それに対し、センター試験では大問2のCに、語句整序という問題があります。選択肢にある語句を並べ替え、意味の通る英文にする問題です。この問題では、通常2~3個の文法知識を組み合わせて解かねばならず、それぞれの文法をしっかりと理解していないと解くことはできません。

私はそういった観点から、皆さんにセンター試験大問2のCを解くことを、強くお勧めします。

(問題の詳細は、こちらでご確認ください)

また、このように語句を並べ替えて英文を作る練習をするということは、実際に自分で英作文をする前の段階としても、大変有効なトレーニングになります。

センター試験問題集裏話

実は、このセンター試験の大問2のCについては、私自身、何度かブログ記事にさせていただいています。何度もしつこく書きたくなるほど、お勧めしたい問題なのです。

センター試験復習ウィーク ~その1 文法総復習編~  GRAMMARous(グラマラス)

文法問題集の選び方 100 WISH LIST

今回の記事を読んでくださった皆様に、さらに裏話を2つ書き添えておきたいと思います。

整序問題というのは、センター試験の他、私大でも出されていて、そのような問題を集めた問題集も出版されているのですが、問題の質、問われている文法事項の内容から見て、圧倒的にセンター試験の問題が優れています。

また、値段を第一の選択基準にするわけではありませんが、そのコストパフォーマンスの高さは群を抜いています。

過去問集というのは、数社から出ていますが、私の手元にあるものは、23年分の試験が掲載されています。本試験・追試験と各2回ずつあるので、単純に計算し46回分。語句整序は各回3問ずつ出題されているので、140問近い、よりすぐりの良問を、たった900円ほどで手に入れることができるのです。

センター試験の問題集は、毎年発売されていますが、時期によっては手に入れにくくなる(センター試験後などは、書店の店頭には置かれない場合もあります)ので、ぜひ、この機会に手に入れることをお勧めします。

センター試験過去問研究 英語 (2013年版 センター赤本シリーズ)
センター試験過去問研究 英語 (2013年版 センター赤本シリーズ) 教学社編集部

教学社 2012-04-06
売り上げランキング : 870

Amazonで詳しく見る by G-Tools

[ad#blogmura]

【英検】 長文(内容一致選択問題)徹底攻略 ~その4 復習の仕方について・補足~

シリーズでお送りしてきました、長文(内容一致選択問題)徹底攻略。
今日はその最終回です。

前回、その3では、長文(内容一致選択問題)を解いた後の復習の仕方について書きました。

正しい復習をすることで、過去問を解く効果は何倍も上がります。問題を解くことと同じくらい、もっと言えばそれ以上に丁寧に行って欲しい「復習」について。今回は、もう一つ大切なことをお話ししたいと思います。

レベルによって復習方法は違う

前回の記事では、”毎回「長文全てを丸ごと訳し、全ての単語を調べる」のでは手間がかかる”と書きました。

確かに、試験対策を開始してから直前まで、ずっとそのように対策していたのでは、数をたくさん解くことができませんし、実戦でどれくらいのスピードで読めばいいかを体得することもできないでしょう。

また、いつまでたっても、(本文の理解に支障をきたすほど)わからない単語がたくさん出てくるということは、語彙対策など、他の分野のレベルアップがうまくいっていないということも考えられます。

対策初期の段階では、丁寧に復習することも大切です。長文を読みながら、一緒に語彙力アップをしていくという意味でも、解いた問題の中で分からない語句は丁寧に調べて、覚えていくようにするとよいでしょう。

そして、徐々に読解力をつけていく中で、「ちょろちょろと分からない単語は出てくるけれども、本文の理解には差し支えない」、そのような段階に来たら、今度は数をたくさん解くことを意識するようにしましょう。

なお、前回の記事でご紹介した、「正解の選択肢」、「本文中の正解の選択肢の内容が書かれている箇所」、(不正解だった場合) 「不正解の選択肢」については、どのレベルにおいても、必ず復習すべきことです。これだけは、毎回最低限、分からない単語・文法事項をしっかりと調べるようにしましょう。

おわりに ~答えはそこに書いてある~

4回に渡り、お送りしてきた”長文(内容一致選択問題)徹底攻略”。
「内容一致選択問題」は、試験の中でも配点が高く、非常に重要な分野です。また、自分を含め、1級合格者の方に伺うと、この問題では満点近い点数をとっている方がほとんどなのです。
「内容一致選択問題」を制する者が英検を制すると言っても過言ではないと思います。

この問題に関しては、苦手意識を感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、恐れるには足りません。

質問の答えは、必ず本文の中に書いてあるのです。

その箇所を探す訓練をするという意味で、過去問に挑戦、そして必ず復習をすることをお勧めします。

[ad#blogmura]

2012年度版 英検準1級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)
2012年度版 英検準1級 過去6回全問題集 (旺文社英検書) 旺文社

旺文社 2012-02-27
売り上げランキング : 4151

Amazonで詳しく見る by G-Tools

2012年度版 英検1級 過去6回 全問題集 (旺文社英検書)
2012年度版 英検1級 過去6回 全問題集 (旺文社英検書) 旺文社

旺文社 2012-02-27
売り上げランキング : 4914

Amazonで詳しく見る by G-Tools

【GW特別企画】 英語学習 ~私がブレークスルーを感じた時~(2)

前回のなぼむしさんに引き続き、今回は私がブレークスルーを感じた時について書いていきます。

私がブレークスルーを感じたのは、英検準1級の受験前に集中して単語を覚えた時でした。

はじめに

まずなぜ準1級を受験したかをお話しします。
会社員をやめて起業し、自分の時間をある程度自分でコントロールできるようになったので、子供の頃に通っていた英語スクールに再び通い始めました。そのスクールに通っている方々が皆さん英検準1級以上を持っていると勘違いして焦って受験を決めました。負けず嫌いの本領発揮です。そんな単純な理由で学習を始めましたが、だからこそ気合をいれて頑張れたのかもしれません。

何をやったのか

まず準1級を取ろう。
そう思ったものの、単語をすっかり忘れていたので過去問を解いてみてもほとんど意味が分かりませんでした。
勢いでJapan Times Weeklyを購読したもののさっぱり単語が分かりません。

「単語だ!!!」と思ったものの何から手を付けて良いのか分からなかったので、英検準1級を狙っていたことから準1級用の語彙問題集
を、2級レベルの単語も怪しいのではないかということから速読速聴・英単語 Core
を購入しました。

どのくらいの期間取り組んだのか

この問題集を2ヶ月間徹底的に取り組みました。
なぜ2ヶ月だったかというと、学習開始が11月で、1月の英検に合格したかったからです。学習開始が10月だったら3ヶ月にしていたかもしれません。

準1級用語彙問題集は実際の問題と同じ形式で4択ですが、正解だけでなく選択肢4つとも覚えました。あの問題集に掲載されている単語は100%とまではいきませんが、95%は覚えました。
速読速聴英単語はその名の通り、速読とリスニングの訓練も兼ねて、単語を覚える以外にディクテーション、シャドーイングを行いました。これについてはこの記事を参考にしてください。

単語の覚え方

単語の覚え方についてですが、私はひたすら問題文の中の文章を読む、辞書の例文を読む、ネット上の記事で該当単語が含まれている文章を読む…というように、ひたすらイメージで覚えました。
このやり方が合う人もいれば合わない人もいると思います。
誰かのやり方が合わないから諦めるのではなく、自分に合うやり方を諦めずに見つけていく必要があります。
合うか合わないかの見極めは難しいです。
例えば、10回書いて覚えられないから書く方法は合わないと判断してしまったとしても、もしかしたら20回書けば覚えられたかもしれません。

結局は覚えるまでどんな手を使ってでも覚える!というのがベストな方法なのです。
元々の記憶力などの要素もあるかもしれませんが、とにかくやったかやらないかです。
よく「何をやっても覚えられない。」と相談されますが、「ではまず何をやったのか教えて下さい。」と質問すると「…。」というように何もやってない方が結構いらっしゃいます。

単語学習に関して、楽して覚えたいとは思いませんでした。短期間で大量の単語を覚えるのは楽でないことくらい分かっていましたから。
この期間は趣味や遊びに出かけることを我慢し、ひたすらひたすら単語を覚えました。ここで速読速聴英単語を併用していたので単語のみの学習に偏らず良かったと思っています。

何ができるようになったか

この二ヶ月の集中的な単語学習の後、あれほど読めなかったJapan Times Weeklyは特に問題なく読めるようになりましたし、準1級の問題もスラスラ読めるようになっていました。そうなると読むことに対するハードルのようなものはなくなり、どんどん読みたくなってきました。
英語を勉強するために英文を読むのではなく、楽しい情報を得るために英語を読むという感覚が分かってきたのです。

準1級はすんなり合格し、その後は1級受験前に1級用の語彙ターゲットをやりましたが、その頃は色々な英文を読んで語彙を増やすことをしていたのでそこまで集中しては解きませんでした。それでも90%は出てくる単語を覚えました。試験では語彙パートで24点取れました。

最後に

知らない単語は前後の文脈で推測することも可能ですが、やはりきちんと知っていると読解力が全く違ってきます。ストレスがなくなります。

個人的な感覚かもしれませんが、英検に関してはかけた時間分点数になりやすいのが語彙パートと思っています。
英検1級に出てくる単語はマニアックすぎると言われることもありますが、色々な読み物などに接しているとよく出くわすので決してマニアックではないです。
そんな声は無視してどんどん進めてください。
仮にマニアックだったとしましょう。何か問題があるでしょうか?それはそれでネイティブの方と話をして「そんなの知ってるの?!」とネタになるかもしれません。もしもその単語を覚えて損をしたと心底思ったなら忘れてしまえばいいです。

ブレークスルーしたいと思っているだけでは何も起きません。
もうとにかくやるしかないです。
今もその気持ちでいます。

[ad#blogmura]

【GW特別企画】 英語学習 ~私がブレークスルーを感じた時~

皆さん、こんにちは。
本日より3回に渡り、”GW特別企画”として、私達3人が、それぞれ英語学習でブレークスルーを感じた時のことについてお話ししたいと思います。
「どんな学習内容を」、「どれくらいの期間行って」、「どのような力を身につけることができた」のか。
一人ひとりの実例をご紹介していきます。

はじめに:コツコツも大事だけれど・・・

英語学習で最も大切なこと。
それは継続です。少しの量でもいいから、毎日コツコツやっていく。
覚えたことを定着させ、身につけた英語感覚を鈍らせないようにするために、大変重要なことです。

もちろんその基本スタンスは否定しません。

ですが、何か大きな変化を起こそうと思った時には、(自分でも、人から見ても)信じられないくらいの量を、ものすごい集中力で学び、”意地になって”体得する必要があるのです。

その過程は、決してスマートとは言えません。月並みな表現となってしまうかもしれませんが、「努力」以外の何物でもない。それも、血がにじむような「努力」。

それを経ずして、ブレークスルーなどありえないのです。

私が感じたブレークスルー

私がブレークスルーを感じたのは、予備校で英語を指導していた時に、文法問題集を徹底的に解いた時でした。

教える仕事のための英語力ブラッシュアップという、特殊な事情があったため、かけた期間は4年間と結果的にものすごく長くなってしまっていますが、読んでくださる皆さんにおかれましては、4年という期間を参考にするのではなく、解いた中身の方を参考にしていただきたいと思っています。

以下は、私が解いた、累計十数冊分に及ぶ文法問題集の中で、ぜひ皆さんにもお勧めしたい1冊です。

全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)
全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ) 瓜生 豊

桐原書店 2005-10
売り上げランキング : 773

Amazonで詳しく見る by G-Tools

(本についての詳しいレビューは、以前記事にしていますので、こちらをご覧ください。)

このような問題集に取り組み、文法を集中的に学習したことで、結果として、「読解力が格段にアップ」しました。
具体的には、講師になる前にはできなかった、「TIME, The Economistなどの英字記事が読めるようになった」「長文問題などで、求められた解答の箇所をすぐに見つけられるようになった(=これは、情報を読み取るという意味で、実生活・仕事でも大変役に立つ力です)という変化が挙げられます。

最後に補足をしておきます。ここで誤解をしていただきたくないのは、私が、文法だけを4年間やり続けたわけではないということです。
それと並行して、たくさんの長文、英文解釈を行いました。
文法を学ぶのは、そこに書いてある文の意味がわかるようになるため。
いくら文法問題集だけやっていても、文章の中で、文法が使われているのに出会わなければ、意味がないのです。

まとめ

「ブレークスルー」を感じたければ、自分も人も驚くほどの「努力」が必要。自分が本当に身につけたい力を得るために・・・なりふり構わず、「努力」してください。

私の場合は、「文法」でブレークスルーを体験し、自分が望むものをスムーズに読めるという「読解力」を得ました。

皆さんが目指しているもの、何のために英語を勉強しているかは、お一人お一人異なることと思います。(実際に、私達3人の中でも、それぞれ異なります。)

今日からのシリーズでご紹介する、私達の3例の中で、皆さんの最終目標に合うものがあれば幸いです。
ぜひ、ご自身の目的に合うものをに参考にしていただけると嬉しく思います。

[ad#blogmura]

お知らせ: 今回予定しておりました、【英検】 長文(内容一致選択問題)徹底攻略 ~その4~ につきましては、都合により、次回に延期とさせていただきました。ご了承ください。

【英検】 長文(内容一致選択問題)徹底攻略 ~その3 復習の仕方~

シリーズでお送りしております、長文(内容一致選択問題)徹底攻略
今回は、「復習の仕方」です。

皆さんは、過去問や問題集を解いた後に、どのように復習をしていらっしゃいますか?
「合っているかどうか、点数を確認する」だけではもったいないですし、かといって、毎回「長文全てを丸ごと訳し、全ての単語を調べる」のでは手間がかかりすぎます。

今日は、長文(内容一致選択問題)について、解いた後に必ず復習しておきたいポイントをご紹介したいと思います。

かならず復習しておきたい3つの項目

答え合わせをした後で、必ず確認すべきは、以下の3項目です。

・正解の選択肢

・本文中の、正解の選択肢の内容が書かれている箇所

・(不正解だった場合) 不正解の選択肢

以上、3つの箇所は、丁寧に単語を調べ、自分自身で訳をし、正解の選択肢の内容が本文に出てきていることをしっかりと確認してください。

そして、不正解の選択肢については、どの表現が内容に反しているのか、きっちりと訳し、分からない単語・文法事項などは徹底的に調べるようにしてください。

問題集によっては、全訳の付いているもの、正解の選択肢の内容が本文のどの箇所に出てきているかまで解説が付いているものもあります。最初のうちはそのような解説で確認すると安心です。

過去問など解答のみしかないものだと、確認できずに不安・・・と思われるかもしれませんが、逆に言えば、試験を受ける直前の段階になったら、その箇所を”自分で”しっかり見つけられる力が付いていないといけません。

例え、そのような解説がついていなくとも、解いた後には必ず、この作業を行ってくださいね。

まとめ

過去問(または同形式の問題)を解くことは、試験の形式に慣れる意味でも、大変重要な作業です。
そして、せっかく問題を解いたのならば、それを何倍にも有効に活用したいもの。

「正解の選択肢」、「本文中の正解の選択肢の内容が書かれている箇所」、(不正解だった場合) 「不正解の選択肢」。
この3項目を毎回必ず確認し、確実に読解力をアップさせていきましょう。

復習については、私自身、大変重要なことだと考えておりますので、回を改めまして、もう一つ大切なことを皆さんにお伝えしたいと思います。

是非、次回記事もご期待ください。

[ad#blogmura]

2012年度版 英検準1級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)
2012年度版 英検準1級 過去6回全問題集 (旺文社英検書) 旺文社

旺文社 2012-02-27
売り上げランキング : 4151

Amazonで詳しく見る by G-Tools

2012年度版 英検1級 過去6回 全問題集 (旺文社英検書)
2012年度版 英検1級 過去6回 全問題集 (旺文社英検書) 旺文社

旺文社 2012-02-27
売り上げランキング : 4914

Amazonで詳しく見る by G-Tools

問題集の長文を読むということ

前回の記事では、多読と精読、それぞれの目指すところについてご説明させていただきました。

端的に言えば、最終目的は同じ。
それぞれ、「英文の切れ目(かたまり)が見えるようになり、英文の意味がわかる」のを目指し、異なるアプローチでその訓練をしていくというものでした。

では、ここで質問です。大人になってからも、やり直し英語として大学受験用の長文問題集を解いたり、英検受験のために読解問題を解いたりすることがあると思います。
それは一体何のために行うのでしょうか?

わざわざ問題集をする必要はない?

どうして大人になってまで、問題集の長文を読まなくてはならないのか?
せっかく勉強法やその素材も自由に選べるのだから、自分の好きな文章を読めばよいのではないか?それを繰り返す中で、英文の理解度も上がっていくはず。
全くその通りだと思います。

ですが、それでもなお、私は問題集を解くことをお勧めします。
それはなぜか。
問題集を解くことで、その文章をちゃんと理解できているか測ることができるからです。

例えば、ネットで英字記事を読んだとします。
それがどれくらい理解できているか、不安になることがありませんか?
もちろん、それに日本語訳が付いていれば、それと照らし合わせて、どれくらい内容が理解できたかを確認することができるでしょう。
分かりにくかった文だけをピックアップして確認することもできますね。

問題集には日本語訳ももちろん付いています。
当たり前ですが、問題集には、長文に対する問題が設定されていて、和訳、内容把握の選択問題、中で問われている文法についてなど、さまざまな形式で、「内容をきちんと理解できているか」を確認することができるのです。

これを利用しない手はありません。

発想の転換

でも、問題集の長文はつまらない。

だったら、発想の転換をしてみませんか?
「問題集の中でも自分が興味のある素材を選べばよい」、そうではないでしょうか?

例えば、今までにもお勧めしたことのある基礎英文問題精講をとってみても、言語、教育、国際化、環境などさまざまなジャンルから問題が出題されています。

英検の試験問題も同様です。

そして、さらに言えば、「これからそのような、さまざまなジャンルの文章が読めるようになりたい」、そう思っている方にこそ、このような問題集が適しているのです。

おわりに

「問題集の長文ばかり読むのはつまらない」。

そういって、英語力(読解力・理解力)アップのチャンスを逃してしまってはいませんか?

もちろん、ずっと問題集の長文ばかり読めとは言いません。前回の「多読と精読の目的」の記事でも書いたように、最終的に、自分の好きな文章を(英語力で足を引っ張ることなく)、スラスラ読める・理解できる、それが目指すべき姿のはず。

問題集の長文を読むことも、その手段の一つとして、取り入れることをお勧めします。

基礎英語長文問題精講

[ad#blogmura]

新しい始まりに向けて 「ノルマ表」(2012年度春・改訂版)をプレゼント

もうすぐ4月。
新年度の始まりを前に、英語学習意欲もグンと高まる時期ですね。

今日は、学習モチベーションを保つツールとしてご好評いただいております「ノルマ表」の改訂版を発表させていただきます。

新しいスタートの伴走者として、ぜひご活用いただけるとうれしいです。

「ノルマ表」とは

「縦軸に学習項目」、「横軸に日付」という大変シンプルな表です。
その日行った学習項目に蛍光ペンなどで印をつけるだけで、簡単に学習記録をつけることができます。

私自身、このノルマ表を作成したことで、英検1級の学習を軌道に乗せることができ、使用開始から約6カ月目で1級一次試験に合格することができました。

IMG_4916

「ノルマ表」2012年度春・改訂版

以前のノルマ表と比べ、行間を広く設定し、さらに項目を記入しやすくなりました。

※合計で24項目記入することができますが、あくまで最初は欲張らずに項目を設定してください。
使用しながら、項目をつけ足していくようにするのが、ノルマ表を長続きさせるコツです。

【PDF版】

100wishlistsheet-pdf

【Excel版】

100wishlistsheet-xls

※印刷してご利用されることを強くお勧めします。

思い立ったらすぐスタート!

今回、「4月からの新しい始まりに向け」と書きましたが、「使ってみようかな?」と思われた方は、ぜひその日からご利用ください。

区切りの日よりも前に始めることで、

・それまでにウォーミングアップをしておくことができる
・実際にどれくらいの量ができるのか「おためし感覚」で取り組むことができる

などのメリットがあります。

ぜひ、すぐにダウンロード・印刷し、いち早く、いいスタートを切ってくださいね!

 

にほんブログ村 英語ブログ 英語学習法へ

単語学習に対する、一英語講師の思い (その2) BASIC WORD LIST 挑戦を実況中継

前回の記事では、私自身の単語学習に対する思いについて書きました。
「単語学習だけしていれば、おのずと英語力が上がっていくわけではない」、そのような意図があり、単語学習ばかりをプッシュするような記事は避けてきました。

そんな私が、今回Basic Word Listという単語本を使い、短期間(2か月)での語彙集中学習に挑戦しようとしています。
今回はなぜそれに挑戦しようと思ったのか、そして現段階での攻略”作戦”について書きたいと思います。

そこが伸びしろだから

まずはじめに、今回の記事は、自分自身の挑戦の過程を実況するものであり、現段階では仮定に沿って、お話しする部分もあります。その点をご了承ください。
時間はかかりますが、「自分が集中して語彙レベルを上げた時に、見える世界がどのように変わるか」、その答えを必ず後日書かせていただこうと思っております。

現段階で、国連英検特A級という資格を受験するにあたって、自分自身が課題と思っているのは語彙力です。過去問を解いた際、得点できないジャンルに、「語彙力が不足して解けない」という共通点があることに気づきました。

逆に言えば、語彙力を伸ばせば、ぐんと問題が解きやすくなるのではないか。

「試験の問題が解けること」を最大の目的にしているわけではありません。
ただ、英検1級の合格前後に、それまでにはお世辞にもスムーズに読めるとは言えなかった英字記事を一定のスピード・理解力をもって読めるようになった。そのような”ブレイクスルー”が起きるのではないかと期待しています。

今回の攻略作戦

今回使用するBasic Word List.

英検1級受験時に”プラ単”を使って対策をしていたのと同様に、覚えるべき単語のリストとして使います。

それ単体を読みこむことはせず、「こういう単語を覚えればいいのだ」という目安にします。

この記事を書いている今日現在、今の時点で知っている単語をチェックする作業をしています。

その中で、「見たことはあるのだけれど、意味は出てこない」語にも、印をつけるようにしています。
「何らかの形で見たことがある」=とっかかり、初対面ではないという一種の愛着がある単語なので、まずそれらを覚える作業に取り掛かりたいと思います。

(現段階で”作戦”が立てられている部分はここまで。以降、新たな方針ができるごとに、その方法を公開できればと思います)

おわりに

現段階で自分自身が挑戦者であるので、合わせて、講師としての意見を書くのは不適切かもしれませんが。

どうしても伝えたいことが一つだけあります。

前回の記事で書いたように、「語彙力をアップさせれば、他の四技能の力も自動的にアップする」、そのようには全く思っていません。

ただ、もし英検の過去問を解いて、他分野は合格点に近い点数がとれるのに、語彙で足を引っ張っている・・・そう感じる方がいらっしゃったら、是非語彙学習に力を入れてみてください。(その際、何度も書いていますが、力を入れる=”単語本ばかりを読む”ではありません)

私自身、1級受験の際がまさにその状況で、語彙強化→合格→「英字新聞が読める」という新たな境地に達することができました。

その感動を、ぜひ皆さんにも味わっていただきたいと願っています。

[ad#blogmura]

Basic Word List
Basic Word List Samuel C. Brownstein Mitchell Weiner Sharon Weiner Green

Barrons Educational Series Inc 2009-04-17
売り上げランキング : 630

Amazonで詳しく見る by G-Tools

単語学習に対する、一英語講師の思い (その1)

先月から数回に渡り、単語学習に特化した記事を書かせていただいています。
自分が講師をしていること、そして自分が長年やってきた学習内容と合わせて、「単語学習ばかりをプッシュする」ことには、一種の葛藤がありました。

今回の記事では、その理由について、一度じっくりとお話しさせていただきたいと思います。

単語本の暗記に時間をかけ過ぎない

私が以前予備校で教えていた時、英語がすごく苦手な生徒さんの共通点が、単語本を開いて、それに出てくる単語を書いたり眺めたりして覚えようとしていることでした。
何から手をつけていいのか分からずに、「とにかく単語を覚えれば、文が読めるようになるのではないか」、そう思っていたのだと推測します。

もちろん、”すごく苦手”と限定したお話です。こちらにわざわざお越しくださる、志のある皆さんが学習していらっしゃることを、いきなり彼らのしていたことと同じと決めつけるようなことはしません。

ですが、誤解を恐れずに言えば、実際に単語本を利用していらっしゃる大人の学習者の方々の中にも、単語本での学習自体に時間をかけ過ぎているパターンが多く見受けられるのです。

一度、じっくりと考えてみてください。
「単語さえ覚えれば、自分のしたいこと(読む、書く、聞くなど)ができるようになる。」
そう思ったことはありませんか?

例えば、資格試験の勉強では、専用の単語本が数多く販売されています。
これらの単語さえ覚えれば、試験に合格できるものでしょうか?
その試験に必要な文法力・読解力・リスニング能力・・・等全てをバランスよく向上させてこそ、真に太刀打ちできる英語力が身につくのではないでしょうか。
「単語を覚えれば、全ての能力も自動的に上がってくる」という幻想を私は信じません。

そして、以前から書かせていただいているとおり、単語の習得は決して単語本だけでは完結しません。
単語本でチェックした単語に、実際読んでいる文章のなかで、生きた形で出会ってこそ、本当の意味で身についたと言えるものです。
(そういった理由からも、全ての分野をバランスよく勉強していくことをお勧めしています。)

例えば、一日の中でまとまって集中できる時間(貴重な時間)を、単語本単体での学習ばかりに使っている方がいるとしたら、本当にもったいないと思うのです。

「そんなことを言ったって、そんなふうに出会うことなんて、早々あるものではないし」

単語本の単語に出会うことが少ないということは、実際に生きた形で出会うこと(読解など)にかけている時間が少ないということを、皮肉にも証明していることにはなりませんか?

関連記事: 単語学習を楽しもう  ~”1冊をじっくり”からの解放~

おわりに ~次回予告~

「単語本だけでなく、(単語に別の場所で出会えるように)他分野と並行して学習をすべきである」

これが私が英語学習者の皆さんに一番伝えたいことの中でも、最も重要な事項の一つでした。(それはこれからも決して変わりません)

講師として、そしてブログで英語学習について書く者として、単語ばかり学習している印象を与えることはしたくない。
それもあり、単語に関する記事が続くのを避けていた。そんな裏事情がありました。

ですが、実は今、私は(期間限定ではありますが)単語学習に特化しようとしています。

それに当たっては、講師として、そして今度は、国連英検特A級に挑戦する者として、責任を持って自分のすること、その意図についてお話しする義務があると感じています。

次回の記事では、「英単語の習得(ボキャビル)に力を入れるべき時」というテーマで、自分のこれからすることについてご説明させていただこうと思っています。

次回の記事もよろしくお願いいたします。

【予告】 ボキャビルに使っていく本はこちらです。
Basic Word List

[ad#blogmura]

【iPhone英語学習】 辞書で調べた英単語をEvernoteにストックしよう その2 楽しく復習しよう

前回の記事では、英辞郎 on the WEB for iPhoneで調べた単語をEvernoteに保存する方法をご紹介しました。
今回は、そのように保存した単語の復習を”ちょっと楽しくする”方法について書きたいと思います。

アプリAwesome Noteを使う

もちろん、Evernoteに保存したものをそのまま見なおしてもよいのですが、できるならば楽しく、何度も見返したくなるような形式でノートにまとめておきたいもの。

そのような時に便利なのが、アプリAwesome Noteです。

Awesome Noteは、Evernoteと同期ができるアプリで、ノートの形式が豊富で、見た目がかわいいのが特徴です。
特に、女性の英語学習者の方には、この色使いや見た目を気に入っていただけるのではと思います。

それでは、早速使い方を見ていきましょう。

(1) Awesome Noteで、すでにいくつかフォルダーが作ってある画面です。(このフォルダーがEvernoteでいうノートブックにあたります。一つ一つのノートが保管されている場所です)
※私は英単語・フレーズ用に、”英単語・フレーズ”というフォルダー(黄色く囲まれた部分)を作っています。

(2)画像下の赤く囲まれた部分を押すとSetting(設定)画面になります。



(3)以下が設定の画面です。 赤丸で囲まれた Sync & Transfer (Evernote)から入って、EvernoteのID・パスワード入力をし、最初のSync(同期)をしてください。

【重要】 単語を入れていきたいフォルダーは、あらかじめAwesome Note側で作っておくようにしてください。

(4)これでEvernote側にも、Awesome Noteのフォルダーがノートブックとして同期されました。これ以降、Evernoteの該当のノートブックに、どんどん調べた単語のノートを入れていってください。
ある程度たまったら、同期をするのをお忘れなく。
(左の画像の赤丸で囲まれたボタンをタップすると、右のような表示が出るので、Sync Nowをタップしてください。)

Awesome Noteのノート形式・いろいろ

Awesome Noteの利点は、ノートの形式をいろいろと変えられること。
赤丸のボタンをタップすることで、変更ができますので、ご自身の好みに合わせてお使いくださいね。

【Thumbnail(サムネイル)形式】

【List(リスト)形式】

【Detail(ディテール)形式】 ※私はこのモードで見ています。

そのほかにも、頭にチェックボックスを入れられるTodo形式などがあります。

そして、どのような形式で表示させた場合も、以下のような形で詳細(ノートの中身)を見ることができます。

ぜひ、お気に入りの表示形式を見つけて、楽しく単語の復習をしてくださいね。

今回使用したiPhoneアプリ

Awesome Note (+To-do/Diary) – BRID Awesome Note (+To-do/Diary) - BRID

英辞郎 on the WEB for iPhone(アルク) – ALC PRESS, INC. 英辞郎 on the WEB for iPhone(アルク) - ALC PRESS, INC.  (無料)

Evernote – Evernote Evernote - Evernote (無料)

[ad#blogmura]

1 2 3 4 5 9