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【iPhone英語学習】 辞書で調べた英単語をEvernoteにストックしよう その2 楽しく復習しよう

前回の記事では、英辞郎 on the WEB for iPhoneで調べた単語をEvernoteに保存する方法をご紹介しました。
今回は、そのように保存した単語の復習を”ちょっと楽しくする”方法について書きたいと思います。

アプリAwesome Noteを使う

もちろん、Evernoteに保存したものをそのまま見なおしてもよいのですが、できるならば楽しく、何度も見返したくなるような形式でノートにまとめておきたいもの。

そのような時に便利なのが、アプリAwesome Noteです。

Awesome Noteは、Evernoteと同期ができるアプリで、ノートの形式が豊富で、見た目がかわいいのが特徴です。
特に、女性の英語学習者の方には、この色使いや見た目を気に入っていただけるのではと思います。

それでは、早速使い方を見ていきましょう。

(1) Awesome Noteで、すでにいくつかフォルダーが作ってある画面です。(このフォルダーがEvernoteでいうノートブックにあたります。一つ一つのノートが保管されている場所です)
※私は英単語・フレーズ用に、”英単語・フレーズ”というフォルダー(黄色く囲まれた部分)を作っています。

(2)画像下の赤く囲まれた部分を押すとSetting(設定)画面になります。



(3)以下が設定の画面です。 赤丸で囲まれた Sync & Transfer (Evernote)から入って、EvernoteのID・パスワード入力をし、最初のSync(同期)をしてください。

【重要】 単語を入れていきたいフォルダーは、あらかじめAwesome Note側で作っておくようにしてください。

(4)これでEvernote側にも、Awesome Noteのフォルダーがノートブックとして同期されました。これ以降、Evernoteの該当のノートブックに、どんどん調べた単語のノートを入れていってください。
ある程度たまったら、同期をするのをお忘れなく。
(左の画像の赤丸で囲まれたボタンをタップすると、右のような表示が出るので、Sync Nowをタップしてください。)

Awesome Noteのノート形式・いろいろ

Awesome Noteの利点は、ノートの形式をいろいろと変えられること。
赤丸のボタンをタップすることで、変更ができますので、ご自身の好みに合わせてお使いくださいね。

【Thumbnail(サムネイル)形式】

【List(リスト)形式】

【Detail(ディテール)形式】 ※私はこのモードで見ています。

そのほかにも、頭にチェックボックスを入れられるTodo形式などがあります。

そして、どのような形式で表示させた場合も、以下のような形で詳細(ノートの中身)を見ることができます。

ぜひ、お気に入りの表示形式を見つけて、楽しく単語の復習をしてくださいね。

今回使用したiPhoneアプリ

Awesome Note (+To-do/Diary) – BRID Awesome Note (+To-do/Diary) - BRID

英辞郎 on the WEB for iPhone(アルク) – ALC PRESS, INC. 英辞郎 on the WEB for iPhone(アルク) - ALC PRESS, INC.  (無料)

Evernote – Evernote Evernote - Evernote (無料)

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【iPhone英語学習】 辞書で調べた英単語をEvernoteにストックしよう

前回の記事では、「単語学習をする際には1冊にこだわらず、いろんな場面で出会うようにするとよい」と書きました。
実は、私ごとなのですが、先日より英語資格に向けての勉強を再開しており、自分自身もそのスタイルを実践して、英単語を身につけていこうと張り切っております。

今回は、そのように「手を変え品を変え、単語に出会い、それを確実に覚えていく」、その手段の一つとして、iPhoneで調べた単語を確実にストックして行く方法をご紹介したいと思います。

英辞郎 on the WEB for iPhone から Evernote (エバーノート)へ

iPhoneで利用できる辞書アプリはたくさんありますが、ここでは私が愛用している
英辞郎 on the WEB for iPhoneを例にとり、ご紹介したいと思います。

英辞郎 on the WEB for iPhone(アルク) – ALC PRESS, INC. 英辞郎 on the WEB for iPhone(アルク) - ALC PRESS, INC.  (無料)

(1) アプリを開くと、すぐに単語入力画面が現れます。

(2) 今回は、quixoticという単語を調べたいと思います。
インクリメンタルサーチ機能があるので、途中まで入力するだけで候補が絞られていくので便利です。


(3)先ほどの画面でquixoticの部分をタップすると、単語ページにジャンプします。

ここまでが、通常の使い方でした。
英辞郎 on the WEB for iPhone内にも単語帳の機能がある (説明4の画像↓にある、赤丸で囲んだメールマークの右のボタンで登録)ので、それを利用してもいいのですが、登録できる数が100個までと制限があります。

せっかく調べたものは、やはり全て取っておきたい。しっかりとあとで見直したい。
こんな時こそ、Evernoteの出番です。

(4)赤丸で囲んだメールボタンをタップします。

(5)メール送信画面になります。

(6) 宛先に、Evernoteのメールアドレスを入力し、送信。 これでOKです。
(Evernoteのメールアドレスとは、***(この部分は人により違います)@m.evernote.com という各個人に与えられたアドレスです。アカウント情報から見ることができます)

Evernote – Evernote Evernote - Evernote (無料)

おわりに~次回予告~

せっかく調べた単語は、また見なおすことができるように、しっかりとストックしておきたい。
そして、できれば見なおす時も、復習すること自体が楽しくなるような、見やすい形にしておきたい。

そんな時は、このアプリの出番です。

Awesome Note (+To-do/Diary) – BRID Awesome Note (+To-do/Diary) - BRID

こちらは、また次回ご紹介したいと思います。

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VocabGrabberで単語リストを作成

単語を登録する時、辞書の例文ではなく自分が実際に読んだ文章からの例文を保存することが出来たら、単語の定着率も上がりそうですよね。VocabGrabberは、Visual Thesaurus 辞書の有料機能(年19.95ドル)の一部で、コピペした英語の文章から単語と例文を抜き出すことが出来る便利なツールです。

 

まずは、単語を抜き出したい英文をコピーして、”Enter text to look up” と書いてあるボックスの中にペーストします。上限は200000文字までです。

 

好きな文章をペーストしたら、Grab Vocabulary!という緑のボタンを押します。

 

そうすると、使用されている語彙の数、分類、トレンドなどが出てきます。右端にある、Create Word Listをクリックします。

 

ワードリストに名前をつけてください。名前の下、Include an example…と書いてある部分にチェックを入れてください。このワードリストを他人から見られたくない場合は、Share this word listのチェックを外してください。

 

 

タイトル画面の下には文章中の単語のリストがずらっと並んでいます。保存したい単語にチェックマークを入れます。そしてSave Word Listをクリックします。

 

こちらが作成されたワードリストです。単語または、左側にある単語ツリーをクリックすると辞書が立ち上がります。また、Also appears in〜という赤で囲った部分は、他の人が作成したリストでも使われている事をあらわしています。

 

シソーラス辞書が立ち上がった画面です。スピーカーマークのついているものは音声も確認できますし、意味の近い単語を簡単にチェックすることができます。

 

単語の意味は右側に表示されています。上のメニューバーにあるMy Word Listをびろーんと下に引っ張ると、格納されている単語リストが表示されます。またこちらで複数の単語リストを切り替えることが出来るようです。

 

 

残念ながら、集めた単語をフラッシュカードにしたり、単語テストをすることはできません。これだけに年間19ドルは高いかもしれませんが、ライティングの時にこのビジュアルシソーラスは重宝しますし、他にもWord of the Dayという、単語をメールしてくれる機能(紹介記事はコチラ)や、スペリングビーという、単語の音声を聞いてスペリングを打ち込むゲームなども利用できます。2週間の無料お試し期間がありますので、試してみてはいかがでしょうか。

 

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今年はいくつ積み重ねる?

皆様今年の英語学習の目標はどのようなものを設定したのでしょうか。
私もいくつか目標を作りましたが、その中で語彙数を増やすというものがあります。今までは読んでいる記事中に知らなかった単語が出てきても、「よく出る単語ならまた出てくるだろうから、何度か調べていたらそのうち覚えるだろう。」というようにゆるく構えておりましたが、今年はもう少し積極的に覚えていこうと思っています。

辞書サイトを利用してみる

記事から覚える以外に単語を覚える手段として毎日メールで単語が送られてくるものに登録しています。

Merriam-Webster Online

こちらは有名な辞書サイトですが、 Word of the Day という毎日一単語ずつピックアップして紹介しているコーナーがあります。
サイト上で見られるのですが、メールアドレスを登録しておくとその単語がメールで送られてきます。

登録するとこのようなメールが毎日届きます。

これはPodcastでも同じものを聞くことができます。

メールやウェブサイトをチェックするのもいいですが、耳で説明を聴けるのはとても助かります。

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Dictionary.com

こちらもお役立ち辞書サイトですね。
ここも登録するとこのようなメールが来ます。

ちょっと見づらいですね。

このサイトにはワードゲームなどのコンテンツも準備されています。

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Visual Thesaurus

ここはタイトル通りシソーラスをビジュアル的にもわかりやすく調べられるサイトです。ビジュアルにこだわっているだけあって、サイトのデザインもとてもスッキリして洗練された感じがあります。
無料会員では使用の制限がありますが、Visual Thesaurus Word of the Dayというメルマガには無料で登録でき、毎日単語のメールが届きます。

メールの中のリンクをクリックするとトライアル版ですが、このように単語を表示してくれます。

ここでは普通のWord of the Dayの他に、Elementary school, Middle school, High school(SAT), College(GRE)用のWord of the Dayも登録できます。

これらのサービスの利点

良い点としてはノンジャンルであるということです。
自分が読む記事からではどうしても偏りが出てくることがありますが、このように配信されるとバランスが良いですよね。

これを語彙増強のメイン学習にするにはあまりに少なすぎますが、ほんの数分メールに目を通したり、Podcastを聞いたりして普段の学習にちょっとだけプラスするという気軽な気持ちでいられます。

そしてこちらのやる気度などお構いなしに毎日送ってくるので、メールをチェックするという作業だけで単語学習の機会ができるという事も日々の日課として取り入れやすい点ではないでしょうか。

まとめ

特にこのようなサービスではなくても、一日1つで一年で300以上、一日3つで一年で1000以上余分に覚えることができます。
たった一つと思わずにコツコツ積み重ねていくと、今年の終わりには一つの成果として感じられるはずです。

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Urban Dictionaryでスラングを学ぶ

ドラマやYouTubeの英語コメントなどを読んでいると、辞書に載っていない単語に出くわすことがありませんか?俗語や新しい若者言葉など、次々と移り変わる単語は紙の辞書や電子辞書には殆ど収載されていません。英辞郎 on the WEBを調べても載っていない時に役立つのが、Urban Dictionaryです。

Urban Dictionaryは無料で使えるオンライン辞書です。この辞書の特徴は、スラングや新しい若者言葉などの語彙が豊富なことです。ドラマに出てきた単語で、普通の辞書には載っていない言葉も、ここを探せば出てくることが多いので重宝しています。例えば、

Maybe we got some bad shwag.

というあるドラマに出てきたセリフで shwag が分からなかった場合、一般的な辞書には載っていません。Urban Dictionaryによると、

 

定義2の、質の悪いマリファナ、というのがこのセリフのシチュエーションに一番合っていそうです。

 

単語を定義しているのは、一般の人々です。だからこそ、若者たちが使っているシチュエーションがよく説明されているのではないかと思います。面白いのは、同じ言葉でも人によって微妙に定義が違うことです。例えば、cougerという単語。これは、若い男を好む年配女性を意味していますが、Urban Dictionaryによると、女性の年齢の定義が50-80歳、または40-55歳と違います。

単語の横には親指マークが描かれており、同意した人数の数はup, そうは思わない、という意見の人はdown マークで記されています。同意者の数を参考にしてみるのもいいかもしれません。

 

 

英英辞典ですが、平易な言葉で書かれているので分かりやすいと思います。ドラマのスクリプトを使って英語学習をする時などによく用いています。俗語は、自分で積極的に使うことは殆どないとは思いますが、ドラマに出る俗語くらいは、聞いて意味がわかるようにしておきたいものです。

 

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英英辞書OALDを読みこむ

Oxford Advanced Learner’s Dictionary (OALD)は英語を母国語としていない学習者用の英英辞書です。定義に使われている単語に語彙制限があり、平易な言葉で説明されているため定義に使われている単語をさらに調べ直す・・という無限ループに陥る心配がなく、初めて英英辞書を使われる方にオススメの辞書です。今回は意味を調べるだけでなく、ライティングにも役立つTips満載のOnline版OALDをご紹介します。

 

まずはホーム画面の検索窓に目的の単語を入力します。ここでは”ask” という単語を例にとって説明します。

 

そうすると、通常の辞書のように単語の定義がまず出てきます。また発音ボタンはイギリス英語と標準北米英語の2つが設置されています。askはイギリス英語とアメリカ英語では発音が違うので、聞き比べてみるのも面白いです。

用例の部分にHelp と書かれた部分があります。ここには文法的なTipsが書かれています。askでは”ask to 誰々”としてしまう間違いがあるようで、ask to somebodyとは言えません、と注意されていますので、自分も間違って覚えていないかの確認になります。

 

イディオムやPhrasal Verbsを読むと、単にask somebodyと書くよりも、”ask around”のほうが自分の言いたかったことに近いのではないか、などより正確なライティングを心がけることが出来ます。

全ての単語についているわけではありませんが、ずっと下の方をみていくと、最後に出てくるのがUsage noteです。

askには、誰かに何かを尋ねたり、お願いする、という意味がありますが、askの他にrequire, expect, insistがあると紹介されています。さらにそれぞれの詳しいニュアンスが書かれており、ask, require, expect, insistの強さ、フォーマルさなどの説明がなされています。

また、Home画面、WORDLISTSのプルダウンメニューにUsage Notesのまとめページへのリンクがあります。

 

このページでは、already, bathroomなど、British/Americanで違いのある単語の説明や、同義語リストなどが挙げられています。

 

英語の文章を読んでいて、ちょこっと意味だけ知りたい時などはマウスオーバー辞書や英辞郎などの簡単な辞書でも十分ですが、ライティングで正確に言葉を使いたい時などOALDは大変役に立ちます。丁寧に定義や使われ方、Usage noteを読み込むことで、微妙なニュアンスを理解することが出来ます。自分も”日本語で書くときほど正確に自分の意見を書くことが出来ない”、”いつまでたっても小学生の作文みたいだ・・・”と悩んでいましたが、ライティング時にはOALDやWordNetなどを組み合わせることで、より細かい気持ちを伝えられるようになってきているのではないかと感じています。

 

紙版の辞書もありますが、オンライン版だけでも十分読み応えがあります。

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まずは基礎単語を覚えよう

いったいどの程度英単語を覚えれば、楽に英文を読めるようになるのでしょうか。

どのくらい単語を覚える必要があるかは、個人のレベルによると思いますが、最低限3000語の頻出単語は覚える必要があると思います。ある研究によるとアカデミックな内容の記事でも、2000語の頻出単語が全体の87%を占めているそうです。まずは基本の単語を効率よく覚え、その後で自分の興味分野の単語を効率よく覚える必要があるのではないでしょうか。

SVL12000をチェック

基本語彙をレベル別にチェックするには、アルクのSVL12,000を使うと良いと思います。
アルクHPにレベル診断テストがありますので、4つのセットを全て解いてレベル判定を受けます。
また、基本語彙リスト には全ての単語がリストアップされていますので、下のレベルから見ていって、レベル1−4でわからない単語が多いようなら、基礎単語を中心にボキャビルをやり直してみてください。

単語学習の注意点

単語学習にあたって大事なことは、

・すぐに辞書をひかずに文脈から意味を推測してみる。
・必ず発音もチェックする

です。文脈から意味を推測する訓練をすることは、今後リーディング練習をする上で役に立ちますし、最初に間違った発音で覚えてしまうと、リスニングの障害になります。面倒ですが、この2つの点に留意します。

たくさん英語を読んだり聞いたりして、出来るだけ多くの単語に出会う環境をつくることが大事ですが、その際に必要になるのが上記の基本単語です。これらの頻出単語は本や記事を読むうちに何度も目にするため多読で覚えても良いですし、初級用のボキャビル本で一気に覚えても良いと思います。

私の実感としては、15,000語程度でベストセラーの洋書などはずいぶん読みやすくなりましたが、新聞などはまだまだ知らない語彙がたくさん出てきます。英語のnative speakerは、大学を卒業するまでに約2万語を理解し、The Independent紙などの新聞読者は75,000語理解しているそうですから、英語を第二言語とする私たちが新聞を楽に読みこなせるためには、最終的に2万語以上の語彙力が必要なのかもしれません。千里の道も一歩から。まずは基本単語をしっかり習得しましょう!

 

【コラム】資格を味方にしよう(1) 語彙力アップ

毎週金曜に、オンライン英会話スクールで英語ディスカッションをしています。7月のある回。その予習のために、読んだ記事がこれです。

Ruling bloc loses Upper House majority

単語チェックをしてみると、英検1級プラ単に掲載されていた語句が4つも出ていました。(今、ちょっと事情があって、1級単語をチェックし直しています。自分の記憶に残っている分を確認しただけなので、もっと多いかもしれないです。)長めの記事(約2400語)だったのもありますが、かなりの割合ですよね。

実は、ここ1週間ほどのチェック作業の中で、普通に英字記事を読んでいて、1級単語に出会った回数は10回を越えています。自分が読む記事の中で1級単語に出会わなかったことはないと言っても過言ではありません。

英検の過去問や単語本を初めて見たとき、1級を受験するためには、なんてマニアックな単語を覚えなければいけないのだろう・・・それもこんなにたくさん。いきなり出鼻をくじかれ、やる気を失いかけたのを覚えています。

それが。

あの時覚えた語句がどれほど英字(新聞)記事に頻出しているか。今でも、記事内で出会うと、「お!また会いましたね!」とびっくり・・・懐かしい気持ちになります。そして、あの時覚える作業をしたことが無駄ではなかったのだと改めて思うのです。

「TIMEやthe Economistなどの英字雑誌・新聞記事をスラスラ読めるようになりたい」

そんな目標をもっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?私もその一人でした。

新聞記事、時事問題について書かれた記事を読むために、1級単語を覚える。

何のためにその作業をするかがクリアになれば、やる気がもっとアップすると思います。

英検1級 単語対策 番外編

私の英検1級単語対策は、他の学習者さんたちとは少し違っているのではないかと思います。英検1級というと、語彙対策=単語集に目が行きがちですが、どうしても単語集暗記作業が出来なかったのです。1級は語彙力だ、語彙力を上げることで、リーディングも楽になる→単語集を十数回まわそう!という方法は単純なようでいて、効率が悪いのではないかと疑いました。

参考までに、これは私が受けた回の自分の点数、合格者平均と受験者平均です。

語彙    17/25  合格者平均 15  全体平均 12

空欄補充  6/6   合格者平均 5  全体平均 5
内容把握  18/20  合格者平均 18  全体平均 14
作文    22/28  合格者平均 19  全体平均 14

リスニング

会話文   12/14  合格者平均 12 全体平均 9

一般文   17/20  合格者平均 15 全体平均 12

合計    92/113  合格者平均 84 全体平均 66

語彙パートでは、合格者と平均の差は3点ですが、合計では18点もの差があります。特に作文の差は大きいと思います。英検は、総合的な英語力が問われるので、1次対策をしながら、2次の準備も同時に行うべきだと考えました。いろいろ考えた末、文中の単語を覚えること、ライティングの参考にすること、スピーキングの際のネタ集めをすること、の3つを目的としてThe Economistを読むという方法に落ち着きました。単語問題集は巻末のリストのみを利用しました。この方法で、語彙パートは17/25、全体は92/113という、まずまずの点数で合格することができました。

単語集暗記で挫折した方も他のやり方でなんとか1級に合格する方法がある、という参考にしていただければ幸いです。

単語集嫌いの私も当時はご多分にもれず、なぼむしさんのオススメに従って、プラ単(英検文で覚える単熟語1級 改訂版)を購入しました。なぜプラ単か?それは、なぼむしリサーチによると、1級パート1の出題率が高いからです。(参考までに、2006年度第1回、2回ともに 25問中16問、第3回に12問出題されています。)

さて。こんなに素晴らしいプラ単ですが、パラパラとめくっただけで挫折してしまいました。文で覚えるとは言っても、なにせ文章中にさらにわからない単語が出てくるという悪循環。そして例文のとっつきにくいこと!例文ごと暗記するのが望ましいのでしょうが、そんなことをしていたら、リーディングや英作文対策をしている時間がなくなってしまいます。

そこで、私が取った方法の要点は以下の3つです。

1:プラ単をリストとして使う

2:The Economistを読んで、記事中の気になる単語を覚える

3:例文を簡単なものに変える

です。

まず、1の

「プラ単をリストとして使う」

の説明をしたいと思います。

プラ単の巻末についている索引部分で自分がどれくらいの単語を知っているのか数えてみたところ、530/1672個でした。試験までの3ヶ月間の間、毎日The Economistを読み、1週間で7−8割の記事を読みました。

リストチェック⇔英文記事リーディングという作業をすることで、実際にどんな単語を覚えたらいいのか勘が働くようになり、また単語集に載っている単語に実際の英文で出会うことで定着率がぐんと上がりました。この方法で、1ヶ月後にプラ単の巻末リストをチェックしたところ、180個増えていました。

 

次に

2:人工的に出会う機会を作る

です。

英単語は一度で覚えられなくても、シチュエーションを変え何度か出会うことで格段に定着率があがります。そのためにも、1級レベルの記事を毎日たくさん読むことが重要です。これはTIMEでもThe Economistでも英字新聞でもいいと思いますが、量をこなすことが大事だと思います。今日読んだ記事で覚えられなくても、たくさんの記事を読み、プラ単リストを眺めることで、見知った単語に出会う確率が多くなります。また、自分で選んで読んだ記事から覚えた単語は、印象が強く忘れにくいという利点もあります。

 

最後に

3:例文を簡単なものに変える

です。

プラ単をリストとして使用して、徐々に既知単語を増やしていったうえで、どうしても覚えられずに残った単語の例文を簡単なものに作り替えました。プラ単に載っている立派な例文はさっくり無視!です。
例えばvoracious という言葉。貪欲な、ガツガツとした、という意味の立派な例文が載っています。この例文を作り替えて、単にvoracious appetite とだけするのです。avid 熱心な、なら avid readerで十分です。余計な情報をカットして、自分が覚えやすい、短い例文に替えるという一手間を加えることで、より単語の意味を覚えやすくなります。

まとめ

精読記事で単語を覚えて知らない単語数を減らす、リーディングの量をこなして、単語に出会う確率を増やす、残った単語は情報を簡素化することで覚えやすくする。たったこれだけのことで、1500個も覚えないといけない→知らない単語だけ集中的に覚える、という作業に変えることができます。単語集暗記にかける時間を最小限に減らし、The Economistなどの雑誌を読むことで、語彙学習だけでなく、リーディング力の向上、ライティングの参考、スピーキングネタの収集など、一挙両得の学習が出来ると思います。

英検1級 単語対策 その2

英検1級の単語。
その問題に初めて目を通した時、ものすごく大きな衝撃を受けました。問題となっている単語どころか、選択肢に挙げられている単語も何一つわからない・・・。
無対策で受験した、私の初受験時の語彙パートの点数は25点中8点と惨憺たるものでした。単語の対策なしに合格はあり得ない。そう気付いて以来、自分にあった単語学習法を試行錯誤し、合格時には19点まで点数を上げることができました。

今回は、その方法をご紹介したいと思います。

信頼できる単語本と出会う

私自身、英検1級学習を始めるまで、単語本、単語集というものを使ったことがありませんでした。アルファベット順や使われる頻度、分野別・・・本を書く人側の都合で並べられた単語を、その順番に従って覚えていく・・・それが自分の性格に合わなかったのが一因です。また、それまでの学習で、語彙は出てきた文章の中で覚えるというスタイルで来ていたので、「単語本など不要」という先入観があったのも事実です。

単語部分の成績の悪さに打ちひしがれて、ふと開いたのが、いわゆるプラ単英検プラス単熟語1級)でした。(現在は販売終了。後継として、英検 文で覚える単熟語 1級が出ています。)
何気なく、自分の受験してきた問題と照らし合わせてみると、25問中16問もプラ単の単語が出題されているのです。(2006年度第1回、2回ともに16問、第3回に12問出題)
これは利用しない手はない。さっそくこの本を使って学習をすることに決めました。

リストとしての索引活用

私は単語本を覚えるべき単語のリストとして使用しました。単語本自体に書いてある例文は一切使っていません。極端な話、どんな語が試験に出ているか分かればよいので、巻末に載っている索引だけで十分だったのです。


まず最初に、索引ページを読んで、知っている単語に印をつけました。
対策を開始した時点で、私が知っていた語数は1672語中144語。それが、翌月もう一度索引部分を読みこんでみると、210語に増えていたのです。その間にやっていたことは、読解のみ(英検に出そうな分野、難易度の記事などを読んでいました)。 それでも、知っている量が増えていたのです。そこから先は、チェックが楽しくて、月に1度ほどのペースで索引を読んでいきました。

索引をチェックする作業の中で、覚えなくてはならない単語が無意識に頭の中に残る(その時点では意味は覚えていない)→読解をしたときに、「あ、これは本に載っていた単語では!?」と気付く→しっかり調べて意識して覚えようとする。
後から振り返ってみると、この流れがうまくいった要因だと思います。

単語本にエピソードを書きこむ ~記憶のためのラベル付け~

索引のチェックを始めて、覚えた単語がある程度増えた後、今度は単語本本体を読む作業を始めました。それも、単語本自体の例文などを読むのではなく、見たことがある単語を探す作業でした。

そして、単語本本体に、以下のような書き込みをしました。

どの場面でこの単語に出会ったか(写真左・右)、似た綴りで注意すべき単語(写真・中)などを書き込んでいます。言いかえれば、自分の中で単語を思い出すきっかけとなるエピソードのようなものです。わざわざそれを書きこむ必要はない(単語を見た時点でそのエピソードが思い出せている=意味が分かっている)のかもしれませんが、その書き込みが増えていくこと自体も快感になり、読みこみ作業も地道に続けることができました。

私はこのエピソードを書く作業のことを、単語へのラベル付けと呼んでいます。一つ一つの単語に、意味を思い出すきっかけとなるラベルを付けていく。そうすることで、定着率がぐんと上がります。
一つ一つにそんなめんどくさいことを・・・。そう思う方もいらっしゃるかも知れません。私の場合は、このラベル付けの作業によって、一生ものの単語力を得られたと思っています。
(一次試験合格から3年後。試しに、2010年1月の1級試験問題を解いた時には、20問以上正解することができました。)

まとめ

・「単語本の索引を利用したリストチェック」と「読解」を交互に行う。両方を並行して行っていくことで、「これは覚えるべき語だ」という感覚が養われる。リストチェックで覚えた語が増えていくこと自体も励みになる。

・単語へのラベル付け(エピソードで覚える)=どの場面で出てきた語なのか、出会ったエピソードごと覚える。一見面倒な作業のように思えるが、定着率が格段に上がる。

どの単語本、単語集がよいかは、個人差があると思います。エミコフさんのエントリに詳しく紹介されていますので、ぜひご覧ください。

単語本の王道と呼ばれるのは、以下の2冊です。

英検Pass単熟語1級
英検 文で覚える単熟語 1級

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