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Posts Tagged ‘ライティング’

連語辞典をライティングに活かす

以前に電子辞書の記事を書きましたが、ライティングの時に重宝しているのが連語(コロケーション)辞典です。
鼻息を荒くして英語専門タイプの電子辞書を買った割には、購入当初は英和辞典や和英辞典ばかり使っており、英英辞典、類語辞典、連語辞典などはただ入っているだけの状態でした。

活用していますか?

最近の電子辞書はコンテンツが豊富なので連語辞典もしっかりと収められていますよね。せっかくの辞書ですからフルに活用してしまいましょう。
使っていない辞書がいくつもあった私ですが、しっかりとライティングに取り組むようになってからそれらの辞書を活用するようになりました。
英語の文章を色々と読んでいるうちに「この動詞はこうやって使われている」「この動詞はよくこの副詞で修飾されている」ということが感覚として分かってくるとは思いますが、いざ書いて実際に添削から返ってきたものを見てみると思い違いをしていたりすることもあります。

日本語の感覚ではいけない

例えば、「◯◯と深く関わっている」という文章を書こうとして、◯◯ is deeply related to…と書いて、deeply を closely に直されたことがありました。
つい日本語の感覚で関わるのは「深く」という感覚があったので書いてしまったのですが、連語辞典でrelated を調べてみると、closely, integrally, intimately, strongly で修飾すると書いてあります。(Oxford Collocations dictionary for students of Englishより)

添削を受けない場合は書く時には、今まで何気なく使っていたものを確認してみると意外な落とし穴を見つけることができるかもしれません。
添削で直してもらった場合でも、訂正後の表現を「なるほど!」で終わりにせず、辞書で再度確認することで例文を見ながら他の使い方もチェックすることでより表現の幅が広がります。

自然な英語を身につける

書く英文全てを添削依頼するわけにはいかないので、自然な英語を身に付けていくためにある程度集中して丁寧に調べながら書き続ける時期が必要です。もちろん書くだけではなく、なるべく多くの英語を読み、聞いて、自然な英語を体に染み込ませていってください。

※補足
同じ間違いをしている日本人学習者の例をあげて、データを集めている記事もあったので興味のある方は一度ご覧になって下さい。
http://www.lexically.net/TimJohns/index.html
上記URLのKibbitzer 17がrelatedに関連するページです。(PDF) 

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SII 電子辞書 PASORAMA 英語モデル SR-G10001


CASIO Ex-word エクスワード 電子辞書 XD-B10000

文法書をライティングに活かす

中高生時代に文法を厳しく教えられたこともあり、その貯金を食いつぶす感じでその後はあまり文法をガツガツとやっておりません。しかし、英語学習者の悲しい性と言いますか、つい「この本はおすすめ!」「これは定番!」などど謳われている書籍が目に入るとつい購入してしまうことがしばしばあり、「ロイヤル英文法」も買ってしまった口です。

つい買ってしまったものの

5年以上前に英語学習を再開した時に購入したのですが、この頃はまだ目標もぼんやりとしていたことと、自分の実力がどの程度なのかも分からず、何から手をつけて良いか分からずにいました。そして無謀にも始めたのが、「ロイヤル英文法」を最初から読んで英文法をおさらいしよう!という苦行。
もちろん続くわけもなく、それからこの立派な装丁の分厚い本は本棚でしばらく鎮座することになった訳です。

きっかけ

このまま本棚の装飾品になってしまいそうだったロイヤル英文法を使い始めたのは英検1級のエッセイ対策を始めた時でした。

エッセイを書く時に一番気を付けていたのはエッセイのスタイルとロジックでした。文法的な事や自然な言いまわしかどうかは添削で直してもらえば良いと考えていたからです。
そのため、添削から戻ってきた時に添削された文法的事項をきちんと納得いくまで復習しました。そこで初めて眠っていたロイヤル英文法が役にたったのです。
私の利用していたサービスは英検1級エッセイ対策として特化したものではなかったので、文章中の文法的誤りを指導してくれるのみのシンプルなもので、先生によって差はあるもののなぜ間違っているかという説明がとても簡単なものが多かったこともあり、それだけでは分かりにくいものもありました。

文法書は読み物ではない

先生の説明だけではよく分からないものをロイヤル英文法で丁寧に調べて、なぜ自分の文章は間違いなのかを説明や例文を見ながらきちんと復習しました。特に冠詞を直されることが多かったので、しっかりと確認をしました。実際の自分の間違いを確認しているので、ただの読み物として勉強していた時にあった他人事のようなぼんやりした感じもなく、すっと頭に入ってきますし、記憶にも残りやすかったです。
必要な時に必要なところを利用し、身に付けていく。そういう使い方にしてから活躍の機会が増えました。

ちょっと付き合い方を変えて、使わずに放置してある文法書を是非利用してみてください。

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ロイヤル英文法―徹底例解


総合英語Forest 6th edition

書くために読む The Elements of Style

今週末は英検の一次試験ですね。受験される方は前回の記事も参考にしてみてくださいね。

今日は英検一次試験のエッセイ対策にも使える The Elements of Style をご紹介します。
英文ライティングの参考書としても評判の高い本です。


The Elements of Style, Fourth Edition

本自体は100ページ程度の薄いもので、使われている英語も難しいものではないためにそれほど時間をかけずに読めてしまいます。
しかし、読むというよりも実際に文章を書く時に参考書として必要なところを活用していただければいいと思います。全体にさっと目を通し、どのようなことが書いてあるかを把握しておいて、必要な時に必要な項目を調べるという使い方でも十分使える本です。

内容

コンマやダッシュ、コロンなどの使い方が書かれたElementary Rules of Usageという基本的なルールの章から始まります。
そして Elementary Principle of Compositionとして、能動態を使う、不必要な語を省くなどといった、シンプルでわかり易い文章を書くための基本11項目が書かれています。これはエッセイを書くときに気を付けたいことばかりなので、一項目ずつしっかり確認してみてください。

誤って使ってしまいがちな語句の説明もあるので、自分は間違った使い方をしていないかをチェックするのに使えます。

最後のAn Approach to Styleには文章を書く際に気を付けるべきことが21項目挙げられています。これを一度読んで頭に入れておけば、目次に書いてある項目をチェックリストとして使うことができます。

まとめ

コンパクトに要点がまとめられているので、読むだけでライティング力が上がったような気分になってしまいますが、どんどん書いて、書きながらこの本でチェックするというように「読む本」ではなく「使う本」として利用してください。


The Elements of Style, Fourth Edition

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説得力のある英作文を書くには〜英検1級英作文対策その4

英検1次試験が近づいてきましたね。今回は英検1級一次試験で、説得力のあるエッセイを書くためのポイントをいくつか紹介します。

 

1級試験のエッセイに限らず、説得力のある文章を書く目的は、書き手の視点を明確に書くことで読み手を納得させることです。説得力のあるエッセイを書く際に気をつけるべき点は、

1. 視点をサポートする証拠を挙げること

2. 対立見解を検討すること

3.  強い結論を提示すること

です。では各項目を詳しくみていきます。

意見をサポートする証拠を挙げること

自分の意見を滔々と述べるよりも、トピックに関連した具体的な例を挙げることで、読み手はあなたの意見をより理解しやすくなります。統計や事実、専門家の意見や具体的な例などの客観的な意見をいくつか用いてください。
例えば、日本の臓器移植に関するエッセイを書く際に、”日本では希望しても臓器移植を受けられないのは問題だ”、と言いたいならば、”日本では2011年現在12,000人ほどの移植希望登録者がいるが、実際に移植を受けられたのは220人程である。”と具体的に書いたほうが、読み手にどれだけ問題が深刻かを理解してもらいやすくなります。

対立見解を検討する

エッセイを書いたら、読み手が抱くであろう疑問点や対立意見を考えてみてください。これらの予想質問・反対意見を予め考え、それに答える形でエッセイを補強することで、より説得力のある意見になります。英作文を書き終えたら、客観的な目で自分の文章を読み直し、”ツッコミどころ”を探してください。サポート意見が弱かったり、論点がずれていると感じたら、予想した反論に応えられるよう、その部分を再検討します。

強い結論を提示すること

結論に至るまでの段落で提示したエビデンスや説明は、Conclusionパートに結びついているでしょうか?Conclusionでは、自分の意見をサマライズし、結論を出さなくてはなりません。”〇〇は難しい問題である。今後さらなる検討が必要である”、などという曖昧な文章は避け、自分の意見をはっきり述べるようにします。

まずはIntroduction→Body→Conclusionの型に従って書く、という基本の形を覚えたら、上記の3項目も意識してみてください。これらはネイティブの子供向けに書かれた本などを参考にしたものですが、英作文を書き慣れていない日本人の英語学習者にとって有用なTipsではないかと思います。

Time for KidsのA+ Papersには、実際に説得力のある英作文を学ぶためのちょっとしたOrganizerがありますので、試してみてください。

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【ブックレビュー】ネイティブ並みの英語の書き方がわかる本

ネイティヴ並みの「英語の書き方」がわかる本

和文英訳やパラグラフライティングのことを扱った英文ライティングの本は数多くありますが、説得力のある論理的な文章を書くため総合的なコツが書かれた本はあまりありません。「ネイティブ並みの英語の書き方がわかる本」では、個々のセンテンスやパラグラフはもちろんのこと、ネイティブと日本人のエッセイを比較しながら、英語らしい文章を書くためのコツが示されています。

和文英訳が上手にできても英語らしい文章が書けるとは限らない理由は、説得力のある英語の文章は、センテンス、パラグラフ、しっかりとした文章構成の三要素が必要とされるからのようです。また日本語と英語のコミュニケーションの展開の違いもあるため、日本語で考えた文章をそのまま英訳しても、どこかちぐはぐな印象を受けるのです。

まずセンテンスに関する注意点ですが、短い単文を避けること、いつでも主語で書き始めないよう工夫すること、andでセンテンスを書き連ねないこと、という注意点が挙げられています。英語では年齢を重ねるにつれセンテンスは長くなりますが、日本語は年齢ごとのセンテンスの長さにあまり違いはないそうです。このため、日本語感覚で英文を書くと、幼い印象になってしまうようです。

パラグラフについても日本人が犯しやすい間違いがあるようです。トピックセンテンスを省略してしまうこと、トピックセンテンスのサポートにならない関係のない文章、脱線が多いことだそうです。サポート文は具体的かつ自己主張をすることも重要であるとされています。

英語は起承転結ではなく、導入、展開、結論という型が一般的であるとされています。パラグラフライティングについては、英検一級ライティング対策本もよくまとまっていますが、こちらの「文章」の項では、説得力のある英文にするための展開の仕方が詳細に説明されています。

コミュニケーション方法の違いとして挙げられているのはまず、日本語では読み手と共通認識を有しており、当たり前と思われることは書かない点です。また、英語では先に結論を書くのに対し、日本語では最後に結論を書くため、日本人の書く英文は、メイントピックのないものも多いと指摘されています。筆者はアメリカ人学生と日本人の書く英文を比較研究した結果から、具体例を挙げて説明していますので、問題点がわかりやすいです。

とても短い書評では紹介しきれないほど充実した本です。日本語の癖を引きずったまま作文の練習を重ねるより、早めに弱点を知って矯正してしまいましょう。

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【電子辞書】SII 英語モデル SR-G10001

前回のエントリで私が感じる電子辞書の良さを書きましたが、実際に買い替えを視野に入れて気になる機種を調べてみました。

今回はSIIの電子辞書 英語モデル SR-G10001 に注目。

数年前にSIIの英語特化モデルにとても惹かれたのですが、7万円ほどしたために断念した思い出があり、今回Amazonで調べてみたら4万円台で購入ができて少し驚きました。

収録辞書について

まず英和辞典だけで、ランダムハウス英和大辞典(小学館)、新英和大辞典(研究社)、リーダーズ英和辞典(研究社)、リーダーズ・プラス(研究社)、ジーニアス英和大辞典(大修館)、新編 英和活用大辞典(研究社)と6冊も入っていて驚き!それぞれの辞書には特長があるので複数検索などで引き比べしても面白そう。

英英辞典もコウビルドとオックスフォードが入っていてかなりの充実度です。
句動詞辞典や類語辞典、センテンスディクショナリー、ミニコーパスも入っているので、英文を書く時にかなり重宝しそうで、リストを見ているだけでワクワクしてきてしまいました。

公式サイトの収録辞書リスト

検索機能について

セールスポイントとしてOSD検索(オックスフォードセンテンスディクショナリー検索)というものがあげられていました。
詳しくはここから

新聞、雑誌からだけでなく、ブログやテレビなどで引用された英語が検索できるとのことなので興味津津。実物を触りたくて家電量販店に行ってみたのですが置いておらず残念でした。

もちろん複数辞書の一括検索もあるので、色々な辞書で引き比べてみると、好みの辞書やどういう時にどの辞書が適しているかが分かってきますね。

2つのコンテンツを一画面で同時に引くことができる「ツイン検索」も便利ですね。
パソコンを使い慣れてしまうと、シングルタスクの電子辞書では少し不便に感じてしまうこともあるので、これが付いていれば安心です。

その他の機能はこちらからご確認できます。

興味を持ったものは、PASORAMAというパソコンと接続してパソコン内で電子辞書のコンテンツが検索できること。これは便利そう!
PASORAMAとは

仕様について

画面も5.2型でかなり解像度が高く見やすそうです。
サイズも最も厚い部分は19.7mmと常に持ち歩く方にとってはもう少しコンパクトな方が持ち歩きしやすい気がしますが、そちらに優先順位を置くならばコンパクトさを重視した機種を選べばよいと思います。

電源については、充電と単4電池の両方使用できて言うことなしです。
充電式は便利ですが、いざ外で切れてしまったら…と思うと不安です。しかし電池でも動けば安心して外でもしっかり使うことができますね。

キーは私の愛用しているCASIOのものと少し違うので違和感がありましたが、これは好みや慣れの問題という気がします。

まとめ

実物を触れなかったのがとても残念だったのですが、スペックと価格を考えると十分なバランスかと思いました。英語のプロフェッショナルモデルと謳われていますが、それにふさわしいスペックです。上級者も満足の仕様です。
ずっとシルバーの電子辞書を使っていたせいか、黒のボディが印象的でした。

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英作文レベルチェックをしてみよう

自分で書いた英作文のレベルを定期的にチェックすることができたら、よりよい英文を書く励みになりますよね。今回は無料で英作文のレベルチェックが出来るサイトをご紹介します。

 

Bluecentauri は無料で英作文のレベル判定をしてくれるサイトです。使い方も簡単で、登録もいりません。

まずは、自分の作文をコピーして、四角の中にペーストしたら、Analyzeボタンを押すだけ!

 

結果はこんな感じ。

 

使用したのは私のブログ記事で使用した英文です。

 

Words Per Sentenceには、1センテンスあたり何語使用されているかが書かれています。10語以下のセンテンスが続いていると、子供が書いた英文のような雰囲気になっていまいます。あまり冗長になるのもよくありませんし、短いセンテンスをand やbut で連ねていくのもよくないとされています。ネイティヴ並みの「英語の書き方」がわかる本では、中学生で1センテンスあたり11ワード,大人で21ワード使用しているとのことですので、この数字を参考にするとよいと思います。

 

Flesch Reading Easeは、英文の読み易さを測るスコアです。1−100点まであり、点数が高いほど読みやすいとされます。こちらのサイトの説明では、60〜70がアメリカの中学2−3年生レベル、50−60が高校生、30以下が大学卒業レベルとなっています。こちらのサイトに日本語でのわかりやすい説明がありました。それによると、

“ザ・ハーバード・ロー・リビュー”というハーバード大学法学部の出版物は30点台前半のスコアがついています。リーダーズ・ダイジェストは65点、タイム誌は52点です。

とのことです。私の作文は59.77だったので、やっと中学を卒業したくらい、というレベルでしょうか…。

Fog Scale Levelは、文章とシラブルによって計算される指数のようです。Fog scaleが 5 は読みやすく、10から20になるに従い難しいとされます。New York Times の平均 Fog Index は11-12、Time magazine は約11だそうです。

Flesch-Kincaid Grade Level は、その英文を理解することの出来る学年のレベルをあらわしています。私のスコアは10.5なので、英語圏の10〜11年生(中学2−3年生)が理解できるレベルということです。

 

自分が書く英文が英語圏の学生と比較してどのレベルにあるのか。そして読み易さはどうか。ライティングの評価はなかなか評価が難しいですが、定期的にレベルチェックをすることで、幼稚な文章から脱却できるきっかけになるかもしれません。

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ネイティヴ並みの「英語の書き方」がわかる本

 

 

Writing Tips 〜重複語をなくす〜

前回英作文ダイエットトレーニングの記事で、余分な単語をそぎ落とし、洗練されたタイトな文章を書くための参考書をご紹介しました。今回はそこで紹介された項目の一つである、”重複をなくす”について詳しく調べてみたいと思います。

 

英作文における”重複”とは何でしょう。同じ単語を何度も繰り返し使うのが一番わかりやすい例ですが、その他にも、あってもなくても意味の変わらない言葉も削除の対象となります。例えば、”foreign import”のforeign, ” “free gift,” のfree,  “personal opinion.”のpersonalなどです。importには”外国からの”という意味が既に含まれていますし、giftも贈り物なのでわざわざ”無料の”を付け足す必要はありません。opinionも個人の意見なので、personalをつけなくても十分意味が通じます。

また、“oval in shape,” “larger in size,” “shorter in duration,”の in shape, in size, in duration もoval, larger, shorter で状態が表わされていますので、意味の重複している言葉として削除対象となるようです。

 

200 Common Redundancies には、ありがちな重複例200がアルファベット順に記載されています。 例えば、

  • (brief) summary
  • emergency (situation)
  • (empty) space
  • (face) mask
  • meet (with each other)

などです。カッコの中の単語はなくても意味が通じるどころか、ないほうがスッキリします。日本人としては、何が冗長なのか基準がわかりにくいと思いますので、このページに挙げられた悪い例に目を通すことで、今後のライティングに活かせるのではないかと思います。

もっと詳しく知りたい方は”Writing, redundancy” でググってみてください。日本語で書かれたライティング参考書よりもわかりやすいページが見つかると思います。

 

 

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英作文ダイエットトレーニング

自分の書いた英作文がなんだかぎこちない。もっさりしている。小学生レベルではないか・・・。と感じたことはありませんか。英語で文章を書く訓練を受けていない日本人が書いた英文は、余計な単語がいっぱいで読みにくいことが多いのではないでしょうか。英作文ダイエットトレーニング―余分な単語をそぎ落とし、タイトな文に! (楽英シリーズ) では、タイトでスッキリとした英文を書くための5つのコツが書かれています。

 

この本では、日本人が書く英語について、以下のように説明されています。

日本人の多くが、”洗練されたライティング”とは、複雑な文法と高度なボキャブラリーを駆使することだと信じています。そのため、日本人が書く英語は、単語数が多く文章が散漫で、ネイティブにとって理解しにくいものとなっています。

 

この文章を見た時、自分のライティングに関する考え方が間違っていたことを知りました。

この本に書かれている、洗練された文章を書くための5つのポイントは、

1. 重複をなくす

2. 前置詞を減らす

3. つなぎ語を排除する
4. 弱い動詞を取りかえる
5. 受動態をさける

です。これらの項目にそって、練習問題をこなしながら、これまでの自分のライティングの何が問題だったのか、どうすればすっきりとして読みやすい文章が書けるようになるのかが分かるようになっています。”due to the fact that”, ”in order to” なども学校で習った言い回しですが、この本では”wordy” であり、好ましくない例としてばっさりカットされています。自分では何が”もっさり”の原因なのか分かりにくいですが、この本を読むことで余分な贅肉をそぎ落とし、シンプルかつ伝わりやすい文章を書く方法を学ぶことが出来ると思います。

この本は、ある程度自分なりに英作文を書いてはいるものの、読みやすい文章が書けない・・と悩んでいる方にお勧めです。ほとんど英作文をしたことがない方は、この本を読んで”フンフン”と表面上納得しても身につかないのではないかと思います。まずはTime for Kids Ready, Set, Write!: A Writer’s Handbook for School and Home (Time for Kids Writer’s Handbook)などのネイティブの小学生向けのライティング教本で基本をおさえ、ある程度書いてみて自分の問題点をはっきりさせてからこちらの本に進まれてみてはいかがでしょうか。

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英英辞書OALDを読みこむ

Oxford Advanced Learner’s Dictionary (OALD)は英語を母国語としていない学習者用の英英辞書です。定義に使われている単語に語彙制限があり、平易な言葉で説明されているため定義に使われている単語をさらに調べ直す・・という無限ループに陥る心配がなく、初めて英英辞書を使われる方にオススメの辞書です。今回は意味を調べるだけでなく、ライティングにも役立つTips満載のOnline版OALDをご紹介します。

 

まずはホーム画面の検索窓に目的の単語を入力します。ここでは”ask” という単語を例にとって説明します。

 

そうすると、通常の辞書のように単語の定義がまず出てきます。また発音ボタンはイギリス英語と標準北米英語の2つが設置されています。askはイギリス英語とアメリカ英語では発音が違うので、聞き比べてみるのも面白いです。

用例の部分にHelp と書かれた部分があります。ここには文法的なTipsが書かれています。askでは”ask to 誰々”としてしまう間違いがあるようで、ask to somebodyとは言えません、と注意されていますので、自分も間違って覚えていないかの確認になります。

 

イディオムやPhrasal Verbsを読むと、単にask somebodyと書くよりも、”ask around”のほうが自分の言いたかったことに近いのではないか、などより正確なライティングを心がけることが出来ます。

全ての単語についているわけではありませんが、ずっと下の方をみていくと、最後に出てくるのがUsage noteです。

askには、誰かに何かを尋ねたり、お願いする、という意味がありますが、askの他にrequire, expect, insistがあると紹介されています。さらにそれぞれの詳しいニュアンスが書かれており、ask, require, expect, insistの強さ、フォーマルさなどの説明がなされています。

また、Home画面、WORDLISTSのプルダウンメニューにUsage Notesのまとめページへのリンクがあります。

 

このページでは、already, bathroomなど、British/Americanで違いのある単語の説明や、同義語リストなどが挙げられています。

 

英語の文章を読んでいて、ちょこっと意味だけ知りたい時などはマウスオーバー辞書や英辞郎などの簡単な辞書でも十分ですが、ライティングで正確に言葉を使いたい時などOALDは大変役に立ちます。丁寧に定義や使われ方、Usage noteを読み込むことで、微妙なニュアンスを理解することが出来ます。自分も”日本語で書くときほど正確に自分の意見を書くことが出来ない”、”いつまでたっても小学生の作文みたいだ・・・”と悩んでいましたが、ライティング時にはOALDやWordNetなどを組み合わせることで、より細かい気持ちを伝えられるようになってきているのではないかと感じています。

 

紙版の辞書もありますが、オンライン版だけでも十分読み応えがあります。

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