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アメリカの共通学力カリキュラムに学ぶライティングのポイント

アメリカには、Common Core State Standardsという、英語と数学に関する共通教育カリキュラムがあります。州ごとに細かな違いはあるようですが、幼稚園から高校最終学年に至るまで、習得すべきポイントが示されています。カリフォルニア州では、両親向けに共通教育カリキュラムハンドブックが作成されており、17の言語に訳されています。この共通カリキュラムに書かれている、各学年で習得すべきライティングのポイントが、英検1級ライティング対策で気をつけるべき点としても有効なのではないかと思いましたので、一部抜粋してここで紹介させて頂きます。日本語版へのリンクはコチラです。

 

1年生のライティング目標

  • 意見を含む意見文を書き、その意見の理由を書く。
  • トピックに名前をつけ、事実を添え、結論をつけた情報文を書く。
  • 正しい順で 2 つ以上の出来事を詳細を含めて物語的に書く。

 

2年生のライティング目標

      • 意見と理由をつなぐ、つなぎの言葉を使って意見文を書く。
       Because, and, also

• トピック、事実、定義、および結論を提供する情報的な文を書く。
• 行動、考え、感情を含む物語の一部を記述するための詳細を含んで書く。

• 開発し、焦点を当て、組織化されたライティングを作る。
• 拡張された時間枠や短い時間枠で日常的にものを書く。

 

3年生のライティング目標

  • チャートやグラフを含む意見文を書き、その意見をサポートする理由を箇条書きにする。
  • トピックの名をつけた情報文を書き、事実を添え、接続語や接続句を用いる。

 

4年生のライティング目標

  • 意見に関連した結論を含む意見文を書く。
  • 関連するアイデアを段落やセクションにグループ化する情報文を書き、結論を提供する。
  • ナレーターや人物を紹介した物語を書いて、人物が言い、感じ、考えることについて書く。

 

5年生のライティング目標

  • 視点、理由、情報を支える意見文を書く。
  • アイデアを共有し支える情報文章を書く。
  • 関連記述の詳細や出来事の明確な順を使用して物語を書く。
  • 明瞭かつ目的を持って書く;聴衆を念頭に置いて保つ。

 

6年生のライティング目標

  • 明確な理由と関連性のある証拠によって主張をサポートする要旨を書く。
  • トピックを調べアイデアを伝える情報的な文章を書く。
  • 関連する記述的な詳細やよく構造化された出来事の順を含む物語を書く。
  • 短い研究プロジェクトを実施し、必要に応じて再び調査に焦点を当てる。

 

各学年を通じて学ぶこと

自分の意見を述べたら理由を添えること、結論を提供すること、を1年生の時から訓練されているようです。学年が上がるにつれ、意見をサポートする明確な主張の述べ方や、トピックセンテンスをあげ、そこから自分のアイデアや情報を展開していく方法に発展しています。また、リーディングで気をつけるべきこととして、”文中の事実、意見、理論による判断、憶測を区別する”という項目がありました。ライティングでも、自分の意見と事実を混同せず、区別して書くことを要求されます。

 

共通カリキュラムを読んで気づいたこと

今から7−8年前の事になりますが、英検1級取得を目指し、イギリス人女性にエッセイを添削してもらっていました。この時よく注意されたのが、「自分の意見と事実を混ぜて書かないこと」。これまで受けた教育の中で、このような注意を受けたことがなかったので、最初は意味が分かりませんでした。「〇〇は××である。」という、第三者にも検証可能な事実と、「〜と思う。」「〜のようである。」「〜と思われる」という自分の意見や推測を分けて書く必要があるという事を知らなかったのです。

 

上記のライティングカリキュラムを読むと、小学1年生で習うようなライティングの基礎を、英検1級目指した時に初めて知ったということが分かります。ライティング教本を読むことで、英文ライティングの型について学びましたが、こちらのライティングカリキュラムを読むことで、さらにどのような事に気をつけるべきかということが分かりました。

 

今回は6年生までのライティング項目を抜粋して紹介しましたが、日本語に訳されたハンドブックには、幼稚園〜8年生までのリーディング、ライティング、スピーキング、リスニング、文法項目などが掲載されています。英語学習者にとって、面白い気付きがあるのではないかと思います。

Oxford辞書によるライティングのコツ

Oxford辞書のWeb siteに、Better Writing というコーナーがあるのをご存知でしょうか。ライティングのために知っておくべき文法、英語学習者が陥りやすいミス、英文履歴書の書き方など、ライティングを改善するためのコツがまとめられています。

 

Better Writing コーナーには、Grammar, Spelling, Punctuation, Practical writing, Improve your English, Abbreviations のセクションがあります。ここで文法を学ぶには不十分ですが、ライティングに必要な部分のみ簡単におさらいするのには良いと思います。

 

特に読み応えがあるのが、Improve your Englishのコーナーです。このコーナーでは、英語学習者が特に陥りやすい間違いが挙げられています。Who を使うかwhomを使うべきか、一般的な人々を指す時に”he/she” を使うべきか、they を使うべきかの使い分けなどが丁寧に説明されています。

 

ここでhe/she, they の使い方のページをみてみましょう。A researcher has to be completely objective in ( ) findings. 研究者は、実験結果に対して完全に客観的でなくてはならない。という文章が例として挙げられています。一昔前であれば、Researcherを受ける代名詞はhisで問題なかったようですが、現在ではA researcher has to be completely objective in his or her findings.と、彼/彼女で受けるようになっています。ただ、これは文章中に1回だけなら良いのですが、何度も繰り返すのは面倒です。その場合、Researchers have to be completely objective in their findings.と、Researchersを複数形にして、theirで受けるやり方を紹介しています。さらに、A researcher has to be completely objective in their findings. と、研究者は単数なのに、それを受ける代名詞はtheir と複数形にする方法もあると紹介しています。これは文法的に間違いなのではないかという議論もあるようですが、話し言葉、書き言葉の両方で受け入れられつつある、と説明されています。

 

また、Practical writing の項目では、履歴書の書き方、求人応募の手紙、苦情、招待状などの書き方が説明されています。このように、ある程度”型”が決まった文書は、最初は正しい書き方を参考にしながら自分用に少しずつアレンジしていくのがよいのではないでしょうか。

 

日々の英文ライティングで、”こんな時どうしたら良いのだろう?”と疑問に思う点がわかりやすい説明とともに挙げられていますので、ひと通り読んでみると今までの疑問が解決するのではないかと思います。

 

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ライティング力アップ大作戦  (1)6年間変わらなかった「書く」力を今度こそ伸ばしたい

前回のYukoさんの記事に続き、ライティングについて書きたいと思います。
ここ2年に渡り、国連英検への挑戦を続けている私ですが、この期間で一番伸びていない、そして対策もできていないのがライティングです。

毎回試験前に、「なにかしなくてはいけない」「とにかく書かなければ」と焦るのですが、重い腰が上がらず・・・エッセイの一本もろくに完成させれらないまま試験に臨む。そんな「お茶を濁すような」対策を続けてきました。

「これではいけない」。今回、一念発起しライティング対策に力を入れようと思っています。現段階で自分がしようとしていることについて、少し書いてみたいと思います。

ライティングのために対策したこと(英検1級合格まで)

現在のライティング能力については、英検1級受験・合格までに出来上がっていたと思います。
大きく分けて、2つの対策をしました。
まず、日本語からに直すタイプ(和文英訳)の問題集を2冊仕上げ、文法に誤りのない文・英語として自然な文をかけるような訓練をしました。

【英検1級までにライティング基礎力をつけるために使った2冊】

その後、1級エッセイ対策としてライティングの型(Introduction→Body→Conclusionの流れで書く)について学び、その型に従って文章を書く訓練を行いました。

試験では、ライティングの型に当てはめずに文章を書くと、いくら表現方法が洗練されていようが、すばらしいアイデアを書いていようが、大幅減点されてしまいます。
逆に言えば、型にあてはめて書くことができていればある程度の点数は取ることができるのです。(もちろんスペルミスや語法のミスなど、他にも減点対象はありますが)

すごくいい点数が取れるわけではないけれど、他の分野に大きく影響を与えるほどひどい点数ではない。それが、その後ライティング対策を後回しにしてきてしまった理由です。

現在の自分が伸ばすべき点

私が持っている国連英検のテキストには、ライティングの採点基準は以下の5つであると書かれています。

・設問にきちんと答えているか
・全体的なまとまりがとれているか
・説明や例を効果的に用いているか
・文法上、語法上の誤りはないか
・語彙や文に多様性があるか

国連英検特A級・A級対策より。記述はこの旧版より引用しています)

今回私が最も注目したのは、5つめの「語彙や文に多様性があるか」です。
語彙のバリエーションがないから、エッセイの中で同じ言葉を何度も繰り返してしまう。単文の羅列や、よくてbecauseやwhen, althoughなどの従位接続詞でつなげるくらい・・・。
自分にとっては耳の痛い項目です。

今後、ここを伸ばすことに集中して、対策をしていきます。
具体的にどのような方法をとっているかについては、現在実践(実験)中ですので、また一定期間をおいて、その進捗具合・成果について記事にしたいと思っております。

実はまだ始めて数日しかたっていないのですが、いろいろと発見したことがあります。
次回は、今後の学習の主軸となるであろう「書くために読む」ということについて書かせていただきたいと思っております。
ぜひご期待ください。

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ライティングの訓練

アメリカの学校教育でいいなと思ったのは、ライティングに力を入れている点です。これまでにアメリカ人英語チューターの子供さん達のカリキュラムや、アメリカの大学に在籍している学生さんの話を聞いて感じたことを書きたいと思います。

 

アメリカの学生さんをみて気づいたことは、とにかくたくさん読み、書かされる機会が多いということです。学生さん、教師ともに大変そうではありますが、自分と比べるとライティングの基礎がしっかり鍛えられていると感じました。学生さんに中高生の時の授業について聞いてみると、やはり小さい頃から常にライティングの課題があったとのことでした。例えば、英語の授業であれば、毎週月曜日に読むべき課題文のエッセイを渡され、水曜日にサマリーを提出し、金曜日にレポートを書くスケジュールだそうです。それを毎週こなせば力がつきそうですね。本の場合は、3週間ほどの期間が設定されており、スケジュールに沿って課題が進むようにタスクが課せられるようです。

 

自分が中高生だった時の事を思い出してみると、まとまった量の日本語作文を書くのは、夏休みの読書感想文や、大学入試の小論文対策のための限られた期間だったように記憶しています。大学は学部により方針がそれぞれ違うと思いますが、学期末レポート提出義務が時々あるくらいで、提出した後に添削されたものが返却されたことはありませんでした。英作文についても、和文英訳が主で、自分の意見を書き、それを添削してもらったことはなかったと記憶しています。英文ライティングには、”パラグラフライティング”という概念があるということを知ったのも、英検1級受験準備の時でした。そんな機会でもなければ、普通に英語を勉強しているだけでは英作文の”型”についてすら、知る機会はなかったのではないかと思います。

 

英語を勉強する際、ライティングは手間がかかるために後回しになりがちなのではないでしょうか。”英作文”とはいっても、和文英訳だけでは不十分だと思います。アメリカの学生さんが大量のライティング課題をこなすのを見たことで、自分は上達したいと思っている割には、まだまだライティングの訓練が圧倒的に足りなかったと感じた次第です。

 

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【ブックレビュー】論理が伝わる世界標準の「書く技術」

英検1級の英作文では、与えられたトピックについて、3つのキーワードを用いて論理的に自分の考えを示す必要があります。きちんと伝わる文章を書くためには、パラグラフの概念が重要です。しかし、私たちは学校の授業で、パラグラフ・ライティングについて訓練されたことはなかったのではないでしょうか。そこで、パラグラフ・ライティングの技法を日本語で学ぶことができる、論理が伝わる 世界標準の「書く技術」 (ブルーバックス) を紹介したいと思います。

 

この本は3部構成になっていて、第一部では、なぜ伝わる文章が書けないのか、その問題点とパラグラフの重要性について説明しています。伝わらない文章を書いてしまう理由として、

1. 基本を勉強していない

2. 経験を積めば書けると思っている

3. 従来の学習方法に問題がある

が挙げられています。基本の型を知らないまま、ただ闇雲に書く練習をしても上達は見込めないようです。また、文単位での練習ばかりしていても、論理的な文章を身につけることは出来ません。このような問題点を把握し、パラグラフの定義や、パラグラフを使って文章を書くとなぜ論理的な文章になるのかを学ぶことで、パラグラフ・ライティングの重要性を理解することが出来るようになります。

 

第二部では、パラグラフ・ライティングの7つのルールが説明されています。これらの項目は、

1. 総論のパラグラフで書き始める

2. 1つのトピックだけを述べる

3. 要約文で始める

4. 補足情報で補強する

5. パラグラフを接続する

6. パラグラフを揃えて表現する

7. 既知から未知の流れでつなぐ

です。例文を用いて説明されていますで、自分が考えた答えと照らし合わせ、学んだポイントが定着しているか、確認しながら読み進めることができます。

 

第三部では、ビジネス実践例を用いて演習していきます。整理されていないデータや箇条書きの文章を、パラグラフを用いた文章に直していきながら、第二部で学んだポイントを実践に活かす練習をします。悪い文章と書き直し例が提示されていますので、伝わりにくい文章の問題点を自分でも指摘でき、書きなおしてみることで、パラグラフ・ライティングを深く理解することが出来ると思います。

 

この本は、日本語でパラグラフ・ライティングを学ぶ本で、英語のパラグラフ・ライティング本ではありません。ただ、英語のライティング参考書は、文例・表現集に多くのページが割かれていたり、文法の説明も混じっていたりして、効率よくパラグラフ・ライティングの基本のみを学べるとは限りません。日本語なのでサッと読めますし、パラグラフ・ライティングの基本を理解するのにとても良い本だと思います。

 

 

 

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ライティングに役立つシソーラス辞典 Visuwords

英作文を書いていると、自分の語彙不足を痛感します。I think, They said・・・など同じ単語を繰り返し使うと幼稚な文章にみえてしまいますし、なんとか一工夫したいところです。そんな時に便利なのが、シソーラス辞典です。今回は無料で利用でき、単語同士の関係が視覚化できるオンライン辞典 Visuwords を紹介します。

 

文章を書いたり話したりする時に使える単語は、読んだり聞いたりして認識できる単語のおよそ半分だそうです。先週単語年齢は何歳?その2で、Test your vocabを使って自分の単語数を測定する方法を紹介しました。このテストで1万語の単語を知っているとすれば、実際使える単語は5,000語前後ということになります。例えば、日本語の”言う”にしても、 言った、述べた、発表した、言い放った、ささやいた、口を挟んだ、口をすべらせた・・・などがあり、感じるニュアンスが違います。英語でも自分の心情により近い”say” を選んで使い分けることが出来たら、表現力がグッと高まるのではないでしょうか。

 

Visuwords はプリンストン大学が開発したオープンソースのWordnet を視覚化した、オンラインシソーラス辞典です。無料で、メンバー登録も必要ありません。ページトップにあるボックスに調べたい単語を入力するだけです。

 

試しにsayと入力してみると関連する言葉がツリー上に表示されます。オンラインマップのように、上下左右に単語をたどっていくことが出来ます。

 

単語グループにカーソルを合わせると意味が表示されます。

 

句動詞も検索出来るので便利です。例えば、”run away” を検索してみると、turn tail, break loose など色々な”逃げ方”の表現があることがわかります。尻尾を巻いて逃げたのか、刑務所から大胆に脱走したのか、走って逃げたのか、そっと逃げたのか。違いが分かる単語を選べるのがいいですよね。

 

読んだり聞いたりして認識出来る単語を使いこなせるようにするには、やはり実際に使ってみるのが一番だと思います。オンライン英会話の時ならば、”I think” ばかりでもとりあえず話は通じますが、ライティングの時は少しだけ手間をかけて、自分の語彙を意識的に広げる努力をしてみるとよいのではないでしょうか。

 

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効率よいボキャビルのために:コロケーションを意識する

2013年が明け、約1週間が経ちました。
私自身もようやくお正月気分が抜け、英語学習も通常運転へと戻りつつあります。
前回の記事では目標の立て方について書きましたが、私自身も2013年の目標を決めました。
今年は「コロケーションを意識する」一年にします。

コロケーションとは

コロケーションとは、「単語と単語の自然なつながり」を指す言葉です。
例えば、決心する(決定する)と言いたい時、英語ではmake a decisionというふうに組み合わせて使います。
これをdo a decisionとは言いません。

例えば、英作文をする時、「決心」と「する」を別々に引いてしまうと、「する」はdoだから・・・と間違えてしまいがちです。
日本語ならば「この単語とこの単語を一緒に使うのはおかしい」と感覚的に分かりますが、英語でその感覚を身につけるのはなかなか難しいことです。

それには、多くの自然な文章に触れ、その都度つながりを意識して覚えていく必要があります。

コロケーションを意識しようと思った理由

私がコロケーションを意識しようと思ったのは、国連英検の受験準備をしている時でした。
国際情勢で頻出する単語を意識して増強してはいたのですが、いざそれを英作文しようとすると、書く手が止まってしまうのです。
例えば、2012年11月末、国連総会でパレスチナに与えられたnonmember observer state(非加盟オブザーバー国家)というステータス。これを「与える」という場合、多くの記事ではgrantという動詞が使われていました。
私自身、もし単純に辞書を引いていたら、giveを選んでしまっていたことと思います。
(注:記事を書きながらgoogle検索で確認したところgiveを使っている例もたくさんあったのですが、国連の公式サイトや新聞記事など正式な表現としてgrantが使われていることが多かったように思います)

このように単語を覚える際、一緒に使う言葉をセットにして覚えておくと、それをアウトプット(話す/書く)で使おうと思った時に、大いに役に立ちます。

今回書いた例は、少し特殊な語と語の組み合わせでしたが、日常で使う表現でもコロケーションを意識するとしないのとでは、話すスピードも大きく変わってくると思います。

例えば、英語を話す際、一語一語頭の中で日本語から英語に置き換えて口に出すよりも、組み合わせごとスルッと一息で言えれば、おのずと話すスピードもアップします。

「あまり頻繁に息つぎを入れず、スムーズに話す」、実はこれも私の今年の目標の一つです。

具体的な語彙管理方法

それでは、そのような「コロケーション」ごと覚えていくには、語彙をどのように管理していけばよいでしょうか?

実は、私自身ずっと愛用している英語学習総合サイトLingQでは、フレーズで単語を登録しておくことが可能です。

(詳細はクリックして大きな画像でご確認ください)

※一語だけでまずは単語登録しておく

※セットで覚えておきたい場合は、複数語句を選択すると登録できます。

※登録した単語の一覧画面 (今までにresolved, resolvesと変化形で出てきたものも登録されていますが、単語だけ・フレーズと一緒に表示することも可能です)

ここに登録した単語(フレーズ)はフラッシュカードで確認できるので、適宜復習をするようにしています。

まとめ

単語を覚える際、一緒に使う言葉をセットにして覚えておく(=コロケーションを意識する)と、それをアウトプットの際、大いに役に立ちます。

どれだけたくさんの自然な言い回しを身につけられるか、私自身LingQで個数をチェックし、励みにしながら、今年も楽しんで英語を学んでいきたいと思います。

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100の超基本名詞で広がる英語コロケーション2500

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【ブックレビュー】On Writing Well

On Writing Well は、1976年の発売以来、100万部以上を売り上げたライティング教本です。ノンフィクションを書く時の心得が、作者の信条とともに綴られていますので、リーディングの練習も兼ねて読むとよさそうです。

 

ライティング上達のうえで大事なことは、スケジュールを決めて毎日書くことのようです。ライティングは書くことでしか学べず、ある程度まとまった量を定期的に書くことを勧めています。繰り返し強調されているのは、簡潔を心がけること。自分を賢く見せようとして、難しい文章を書くのは良くないことで、読み手に分かりやすいよう、無駄を省いたシンプルな文章を書くべきだそうです。これは、英語学習者にとっては心強いアドバイスだと思います。文章の格を上げるために、難しい言い回しを散りばめる必要はないのです。

 

実際のライティングに関するルールが書かれているのは、10章の”Bits & Pieces” の部分です。ここで紹介されているルールの一部を紹介します。

・能動態を使うこと。受動態はなるべく使わない。

・正確な動詞を使うこと。例えば、stepped down ではなく、辞めたのか (resign)、退職したのか (retire)、解雇されたのか (fired) が分かる単語を選択するべき。

・ほとんどの副詞は必要ない。

・ほとんどの形容詞も必要ではない。本当に必要かどうかよく吟味すること。

・a little, kind of, quite, very, too, pretty much, in a sense などは使わないこと。

・句読点のルールをマスターすること

・ but, yet, instead, thus, therefore, など、文章に変化を表す単語の使い方を学ぶこと。

・I’d, he’d, we’d などの短縮形は使わないこと。

・that とwhich の使い分けについて。

・概念名詞を避けること。

・名詞を連ねた単語を使わないこと。例えば、rain のことをprecipitation activity などというのは良くない。

・事実を誇張しないこと。

・パラグラフは短く。

・何度も推敲すること。

などです。ライティングのルールがまとめて書かれているのはこの章のみですが、この本の文章や、作者が良い文章の見本として抜粋した記事も参考になります。

 

この本では、ライティングの一般的な心構えの他、各論ではサイエンス記事、スポーツ記事の書き方、職場でのライティングなど、様々なタイプのライティングについて書かれています。ほとんどの英語学習者にとって、英作文はノンフィクションライティングでしょうから、自分の目的にあった項目があるのではないかと思います。

 

 

On Writing Wellは、ライティングのプロが書いたライティング教本ですので、書かれている文章全てが参考になりますが、もしライティングのDos and dont’s だけを知りたいなら、The Elements of Style や、Painless Writing  などの参考書がお勧めです。

 

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Grammary Handbookでライティングのルールをチェックする

英作文を書く時に、コンマとセミコロンの使い分けを忘れたり、ハイフンとen dashの違いが分からなくなることはありませんか? 本来ならば、成書を参照するべきなのでしょうが、急いでいたり、本が手元にない時もあります。そんな時は、ライティングのために必要最低限のルールを集めた Grammary  Handbook が便利です。

 

Grammary Handbook は、無料で利用できるオンラインの文法ハンドブックです。通常の文法書のように、系統立てて全ての文法項目を説明しているわけではありません。ライティングに必要な文法項目に絞られていますので、知りたいところだけ調べるのに便利ですし、分量が少ないので通しで読んでライティングの文法ルールを軽く頭にいれておくのもいいと思います。

 

例えばコンマの使い方について。単純に思えたコンマにも、これだけたくさんのルールがあります。初級者は、but の前のコンマの使い方なども間違いやすいと思いますのでチェックしてみて下さい。

 

たくさん書いて添削をしてもらうと、同じような間違いを何度もしてしまうことがあります。何度も注意されるうちに自然に身につく場合もありますが、数字の書き方の法則や、コンマとセミコロンなどは、一度しっかりルールを覚えてしまうと後が楽になると思います。

 

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ライティング:たくさん書くためのコツ

英検では英作文の配点が大きく、準一級では14点、1級では28点となっています。また、英語ライティングは英語資格試験に限らず、英語を使って仕事をする際は、レポート作成や emailでのやり取りなど重要な役割を果たします。英作文が上手になるためには、まずはたくさん書いて練習することが大事だと思います。そうは言っても何を書いていいか分からないし、時間もかかる。ついつい後回しに・・というパターンになりがちなのではないでしょうか。How to Write a Lot: A Practical Guide to Productive Academic Writingは、とにかくたくさん書くためのコツを紹介した本です。大学院生や大学教員を対象にした本ですが、英語学習者にも参考になる点がありますので紹介したいと思います。

 

なぜ書けないのか

How to Write a Lot  では、よくある”書けない言い訳”が挙げられています。

・書きたいけれども時間がない

・書く前にいろいろと調べなければ書けない。調べ物だけで手一杯で実際には書いていない。

・新しいパソコンがあったら書くんだけど。(プリンターがあったら。もうちょっと良い机とイスがあったら・・)

・書く気が起きない。インスピレーションが欲しい。

 

お馴染みの言い訳が並んでいますね。”時間がない”、は単なる言い訳にすぎません。時間はみつけるものではなく、自分で捻出するものです。 作者は、ライティングには持って生まれた才能や特殊な能力は要らない、と書いています。ほとんどの人は、ベストセラー小説や”全世界が泣いた!”系の文章を書く必要はなく、学校や仕事のレポート、大学での論文など実用的な文章が書ければ十分なのですから、あまり構えずに淡々と書く練習することが大事です。

 

たくさん書くためのコツ

たくさん書くためにはどうすればよいのでしょうか。一番大事なことは、書くための時間をあらかじめ確保し、スケジュールに従って書くことだそうです。時間があったら書く、書く気になったら書くというのでは、いつまでたっても時間は確保できません。試験のために勉強している英語学習者であれば、”ライティング強化月間”などと期間を決めて取り組むのもよいと思います。心理学者である著者は、書くことが仕事の一部でもあるので、平日の午前中を必ずライティングの時間として確保し、気分が乗ろうが乗るまいが必ず机に向かって書く作業を行なっているそうです。

 

また、ライティングの目標を立て、進捗具合をモニターすることも大事だそうです。「本で読んだ内容について書く」、「仕事内容を英語で説明してみる」、「英検ライティングトピックを1ヶ月で20個書く」など具体的な内容を目標にしたり、「1ヶ月で5000単語書く」と数値的な目標を立てるとよいと思います。進捗具合をモニターするには、表計算ソフトを使ったスプレッドシートが紹介されていますが、手帳に記録したり、以前こちらのブログで紹介した、WordOne – RookSoft アプリや、Daytum を利用するなど色々方法があると思います。やった/やらないを可視化すると効果的なようです。

 

著者がこの本で繰り返し述べているのは、とにかく書く時間をあらかじめ確保してスケジュールに従って書くこと。スケジュールを確保してしまえば、書く時間がないと悩む時間をライティングにあてられますし、毎日少しずつでもライティングプロジェクトを進めることが更なるモチベーションに繋がります。英語ライティングは一朝一夕には身につきませんので、ある程度まとまった時間をかけて練習する必要があるのではないでしょうか。

 

How to Write a Lot は、大学院生や教員がストレスなく論文やグラント申請を書くための方法論を紹介しています。あくまでも”たくさん書くためのコツ”であって、”より良く書くためのコツ”の本ではありません。まずは書かないことにはより良く書くことは出来ませんので、書くことが苦手な人が苦手意識と関係なく書く習慣を身につけるために読むといいと思います。1章〜3章まではアカデミックライティングだけではなく、一般的な書くためのコツが紹介されています。4章以降は論文を書くことを前提に書かれていますので、英語学習者は前半だけでも参考にするとよいのではないでしょうか。

 

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