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Posts Tagged ‘モチベーション’

3年めの100 Wish List

2010年7月、海の日の3連休初日。100 Wish List ブログは、”自分だけではなく、他の人とも一緒に英語力を伸ばしていけたらいいね”、という私達3人の共通の願いから生まれました。

 

私は英語学習を始めた頃、実際に勉強するよりも、英語学習法に関する本や、ブログの体験談を読むことに大半の時間を費やしてしまいました。○○が良いと聞けば早速飛びつくものの、挫折を繰り返した日々。読んだ学習本も数知れません。なおみさん、えみこさんも同様に試行錯誤を繰り返しながら、自分に最適な学習法を模索されていました。そこで、私達3人の体験を元に、オススメの学習素材や学習法を皆さんと共有することが出来たら、という思いで100 Wish List ブログを開始し、現在もその思いはかわっていません。

 

英語学習の目的や基礎学力は、個人個人によって異なりますので、”誰にとっても一番効率的な英語学習法”というものはないと思っています。英語学習はかくあるべき、と主張したいわけではありません。それでも、このブログを読んでくださっている方にとって、何か一つでもお役にたてる記事がありましたら幸いです。

 

インターネットのおかげで、たくさんの英語学習仲間と知り合いました。情報交換をしたり、切磋琢磨することで、単調になりがちな英語学習を心から楽しむことが出来ました。今後も英語学習を通じて、”以前は出来なかったことが出来るようになる喜び”を共有することができたら、と思っています。

 

今後ともよろしくお願い申しあげます。

 

 

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3000時間学習への道

英語学習を軌道に乗せるにはどのくらいの時間が必要なのでしょうか。英語資格三冠王へ! (アスカカルチャー) に、英検1級取得までにおよそ3000時間かかると書かれていました。誰もが英検1級を目指して勉強する必要はありませんが、ある程度の時間をかけないと上達しないということは当てはまると思います。

 

3000時間はあくまでも一つの目安であり、どんな3000時間を過ごしても同じような効果が得られる訳ではないでしょう。また、3000時間に到達するまでに何年かかったのか、というのも重要な要素なのではないかと思います。1日3時間なら3年弱、1時間で8年、一日15分で33年かかります。1日15分でも毎日続ける事は立派なことですが、英語学習初期の頃にはまとまった学習量が必要だと思うのです。

 

例えば、一日3時間学習した場合と、1時間学習した場合を比較してみます。単純に考えれば3倍の時間差ですが、これが1年、2年と続くとどれくらいの差になるのか、具体的に考えてみます。1日平均3時間で2年間学習すると、約2200時間、1日平均1時間を2年間で730時間、その差は2年間で1470時間です。では、1470時間で何が出来るのでしょうか。

 

・150語/分のスピードで多読したとすると、およそ1300万語読むことが出来ます。

・30分の英会話に参加したとすると、2900回分です。

・1冊10時間のオーディオブックを聞いたとすると洋書147冊分のリスニングです。1つ15分のTEDなら5800ビデオです。

・30分で150語の英文を書くとすると、2900回のライティングで44万語書くことが出来ます。

 

この計算はあくまでも理想論で、1470時間全てを多読のみまたはライティングのみに費やす人はいないと思いますが、どのくらいの差になるのかという大体のイメージはつかめるのではないでしょうか。実際は、集中していない時間が含まれていたり、効率的でない勉強法を試して無駄が生じたとしても、この差は大きいです。

 

学習スタート時点での基礎学力が違うので、他人と比べることにはあまり意味がありませんが、毎日1時間学習した自分と3時間学習した自分の2年後をシュミレーションすることで、モチベーションが上がるのではないかと思います。ご自分の状況に合わせて、例えば30分学習を1時間に増やしたらどのくらいの差になるのか・・・と計算されてみては。

 

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「ときめく」英単語学習法 (1) 

英語学習者にとって、単語を覚えることは永遠の最重要課題です。
指導させていただいている生徒さん、そして学習仲間。
私の周りには、英検受験されている方が多いのですが、ほとんど全員と言っていいほど、皆さん、「語彙のところで思うように点数が伸びない」とおっしゃいます。

単語学習は、時間をかければその分だけ力が伸びるという分野でもありません。
特に、大人の英語学習者の方にとって、英語にかけられる時間は限られていますし、その中での単語学習の配分を多くし過ぎることを、私はお勧めしません。

では、どのように取り組んでいくのが理想的なのか。
今日から2回に分けて、その学習方法・姿勢について、私の例をご紹介させていただきたいと思います。

魔法の英単語習得法がある?

資格受験を考えている方ならば、1冊は単語本をお持ちだと思います。
今は、いろいろな種類の単語本があり、それ自体にCDなどの音源が付いているものや、わかりやすい例文、その語句を使った長文などが掲載されている親切なものがたくさん出ています。

なんとかして、「覚えやすいように」と、工夫がなされているものです。
ただ、私自身は、「万人に共通する、覚えやすい方法」など存在しないと思っています。

自分がどのようにすれば覚えやすいかは、自分自身でアレンジをする中で見つけていくしかありません。

アレンジ方法の一案、アイデアとして、今回ご紹介する方法を参考にしていただければ幸いです。

単語本が先か、長文読解が先か

まず、私の基本スタンスとして、単語本を使うこと自体は否定しません。

ですが、使い方には二つのこだわりがあります。

まず、一つ目。単語本単体で英単語を覚えようとしないこと。
先ほども述べましたが、いくら親切に作ってある本でも、それが自分にとって覚えやすいかどうかは別なのです。
作成者の意図をもってして、ランダムに並べられた単語を、そこで見ただけで覚えていく。
それには限界があると思います。

そして、二つ目。単語本はチェックリストとして使うこと。
以下の図をご覧ください。

表の中で使っている、「気づく」=「ときめく」という言葉。
これが、まさに単語学習のキーであると考えます。

ある場面で覚えた単語を、別の場面で見た時に、「あ!前に見た単語だ。」と気づく。
気づけるというのは、本当にうれしいものです。
まさに「ときめく」という言葉がぴったり。
このときめきがあってこそ、単語の意味が、しっかりと自分の中に定着していくのです。

単語本だけを眺めているだけでは、そのようなときめきは一切ありませんし、図の上段のように、単語本→長文の流れをとった場合も、ときめく頻度があまり多くは期待できないのです。

それに対し、図の下段では、「長文で出会った新出単語の意味を調べ、覚える」→「単語本を開き、長文で見た単語がなかったかチェックする」の流れをとっています。

単語本に目を通しているときに、「あ!2日前に読んだ長文の中に出てた単語だ!」と気づけるのは、大変嬉しいもの。

(私はそれがあまりに嬉しくて、「長文で見た」とか、「映画のタイトルにあった」とか、ときめいた気持ちを単語本にどんどん書き込んでいます)

単語本を開くこと=ときめきを探すこと。

そのように発想の転換をするのです。

「ときめき」から生まれる自信

「ときめき」の効果を軽んじてはいけません。

「私は単語を覚えるのが苦手だ」と思いこむ。
それでは、覚えられるものも覚えられなくなってしまいます。

「あ!気づけた」と喜ぶこと。その喜びはクセになります。
もっと気づけるようになりたい。
気づけるように、長文を読もう。単語本チェックしよう。
単語に関わる学習に取り組むこと自体をポジティブに捉えられるようになるのです。

ときめきを繰り返し、「自分はちゃんと覚えられるんだ」という自信を積み重ねてください。

それが、ひいては英語学習全体、大げさに聞こえるかもしれませんが、生き方に対する自信・ポジティブさにさえつながっていく。

そう信じています。

おわりに

私が今、「ときめく」ために使っている本です。
わら半紙だし、例文もちょこっとだし、アルファベット順にランダムだし。

覚えやすい工夫がしてある本とは決して言えませんが、単語本自体の信頼度が高いです。(今自分が受験している国連英検特A級でよく見る単語が頻出)

毎日、スキマ時間を見つけて、「ときめき」探しをしています。

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次回の記事では、今日書き切れなかった、細かい注意点(Tips)を補足したいと思います。

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今すぐ英語学習に集中できるようになる7つの方法

「英語学習をしようとして、机の前に座ったのに、なかなか始めることができない。」
「いざ始めても、違うことが気になって、集中力が途切れてしまう」

英語学習をしている中で、そのようなことにお困りの方はいらっしゃいませんか?

今日は、「今すぐ英語学習に集中できるようになる7つの方法」と題し、日ごろ私が英語学習の中で実践している方法をご紹介したいと思います。

学習に取り掛かれない/集中できないパターンとその対処法

今回の記事では、それぞれパターン別に、始められない/集中ができない原因と、その対処法について書きたいと思います。

【違うことを始めてしまう】

英語の学習にネットを利用されている方は多いと思いますが、ぼんやりと立ち上げてしまうと、違うことを始めてしまいがちです。

ネットでの第一学習項目を決めましょう。 (方法 その1)

できれば、1〜3分くらいで気軽にできる単語テストなどで、自分の中の英語学習のスイッチを入れるようにするといいですね。(ウェブリオの単語テストタンゴリキなどがお勧めです。)

【今していている学習に集中できない】

この場合、二つの理由が考えられます。

まず一つ目。

学生時代にも、「試験勉強をはじめると部屋の掃除がしたくなる」など、違うことがやりたくなってしまうことがなかったでしょうか?
何かしたいこと、やらなくてはいけないことが思い浮かんだとき、それを忘れてしまうのが嫌で、ついついその場で取り掛かりがち。
勉強を始めて、何かほかにしなくちゃいけないことが思い浮かんだら、まずはあとからそれをできるように、メモ帳でも何にでもいいので、書き出しておきましょう。 (方法 その2)

そうしておくことで、学習が終わってから取り組むことができます。

二つ目は、学習項目自体に不信感がある場合です。

「これをやっていて、本当にいいのだろうか?力が伸びるのだろうか?」
そう感じてしまうと、他の学習方法(項目)に目移りして、目の前の学習に集中できなくなってしまいます。
先ほどの例と同じように、気になった項目をまずは書き出しておくのも一つの手なのですが、こちらのほうはより問題が深刻です。

このような場合、自分の学習計画(試験期間までなど、1〜数ヶ月単位の中・長期計画)をしっかりと見直し、「今はこの項目に集中していて大丈夫」と、自分を納得させてあげる必要があります。 (方法 その3)

【何に手を付けていいのかわからない】

これは、現在、国連英検の試験対策という、初めてのことに取り組んでいる私が、リアルタイムで感じていることです。

今の時点で、自分がしていることは以下の2つです。

一つ目。まずはとにかく学習を始めてみること。 (方法 その4)

どのように計画、方針を立てたらいいのかわからない場合、いくら頭の中で考えていても、素晴らしいアイデアは出てきません。

何か一歩踏み出すことで、その関連の分野でなにをすべきかなど、数珠つなぎで出てくるものです。

(1つも何をしたらいいのか分からなければ、合格者のブログや書籍を参考にし、その中の項目から始め、自分なりのアレンジをして行くのも良いと思います。)

そして、二つ目は、毎朝その日の学習項目を、todoリストに書き出すこと。 (方法 その5)

一つ目で書いたように、手探りで学習項目を探っている状態ですので、やらなくてはいけないことはかなりぼんやりとした状態です。

毎日、それを具体的な学習項目(どの記事を読む、どのテーマで英作文をする、どの本に何ページ取り組む)に落としこむ必要があります。

【手元に学習の用意が揃っていない】

学習用の蛍光ペンがない、あの本はどこへ行った?など、手元にないことで、時間のロスをするのはもったいないです。

学習グッズの定位置を決めてあげましょう。 (方法 その6)

【スキマ時間を活かすことができない】

スキマ時間に学習をしようと思った場合、「何からやろうか」から考えていると、結局手を付けられずに時間終了となってしまいがちです。

「3分ならこれ」「10分ならこれ」など時間別、または「PC前ならばこれ」「移動中ならばこれ」など場所別に、スキマ学習専用のリストを作っておくのもいいですね。 (方法 その7)

おわりに

今回見てきた通り、スムーズな学習を阻むいろいろなハードルが、存在しています。
それらは、「やる気さえあれば勉強できる」「とにかく頑張ろう」など、精神力だけでは乗り越えてはいけません。

「何をしたらいいのか分からず、気づいたら試験が間近にせまっていた」

試験対策をしている中で、それで時間のロスをしてしまうのが、一番もったいないことです。
(もちろん、試験対策中でない方にとってもそうです)

自分が集中できない原因を見つけて、対策法を練る。

今回の記事が、皆さんのヒントになれば幸いです。

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英語をめぐる冒険

 

英語学習を始めた頃、思うような効果が得られず、モチベーションが上がらない時期がありました。始めて2〜3ヶ月かそこらで目に見える成果が上げられなくても、焦らずにじっくりと学習を続けられればいいのですが、初心者の時ほど自分のやり方に自信が持てずに悩みました。そんな時、岩村圭南先生の”英語をめぐる冒険”を読み、焦らず、悩まず、諦めずに英語を続ける勇気をもらいました。

英語オタクだった学生時代

英語をめぐる冒険 は、NHKラジオで英語の講座を担当していらっしゃった岩村圭南先生の自伝的エッセイです。”徹底トレーニング英会話”は2ヶ月程度で挫折してしまったのですが、”英語はトレーニングだ!”と毎回繰り返されるメッセージに心惹かれ、この本を手に取りました。

アメリカのテレビドラマが大好きだった小学生時代から、言葉そのものに興味を持ち始めた中学生時代、愛読書は英文法本だったという高校時代まで、英語オタクの名にふさわしい没頭ぶりです。”好きこそものの上手なれ”と言いますが、何か打ち込めるものを見つけた時のエネルギーたるやスゴイものを感じます。当時はネイティブスピーカーの英語を聞く機会などなく、浅草の仲見世でアメリカ人観光客の尾行をするくらいしかネイティブスピーカーと接触するチャンスはなかったそうです。

 

大学院留学〜本当の冒険の始まり

大学を卒業してすぐ、ミシガンの大学院への留学が決まり、英語漬けの日々が始まります。聞いて、話して、読んで、書く、その全てが英語という生活です。大学院の授業だけでなく、身の回り全てのことに興味を持ち、なんでも英語で言えるようになる。猛烈なやる気、モチベーションに圧倒されました。本物の”努力”がどういったものであるのかを知ることが出来ました。努力というと、”血の滲むような努力” と涙なしでは語れないど根性系のイメージがありますが、岩村先生の英語に対する取り組みは、好きなことに没頭した結果であり、辛さは微塵も感じられません。教科書や文法書にとどまらず、なんでも興味を持って、好奇心を刺激する英語の学習法を見つけるということが大事だと感じました。

 

中学・高校教員時代

使える英語力を身につける、をモットーとしていたものの、筋金入りの文法オタク。つい長々と文法の説明をしてしまい、生徒はただ聞いているしかありません。いくら文法的なしくみが分かったとしても、使えなくては意味がないと実感してからは、例文を声に出して読み、繰り返し書く練習をさせる、トレーニングタイプの授業に変わっていきます。次々と新しいアイデアを試し、自作の英会話カセットを自宅学習用として生徒に配布したり、生徒の自宅に電話をかけて英会話をしたりと、13年間の間に実に様々な試みをされています。授業での説明だけに留まらず、あの手この手で生徒たちに英語を使ってもらう、使える英語力を身につけてほしい、という強いメッセージが感じられるエピソードでした。

 

練習は決して裏切らない

岩村先生は、”自分らしい英語。自分の気持ちや考えを自分らしい言い方で表現できる英語”を目指すことを勧めていらっしゃいます。実際のラジオ番組でのメッセージがいくつか挙げられていますが、その中で特に印象に残ったのが、

・毎日努力すれば毎日上達します。

・空き時間がある時は必ず練習しましょう

・もう言い訳はいりません。練習すればいいのです。

・練習する時には集中しましょう。

という言葉です。”頑張っている(つもり)けど、なかなか上達しない・・・”と悩んだ時。悩んでばかりで実際には集中して勉強していないのではないか。練習を怠ってはいなかったか。うだうだ悩んでいる暇があったら練習しよう!と思わされるメッセージです。

 

焦らず、悩まず、諦めず

先生から読者へのメッセージは、焦らず、悩まず、諦めず。少し練習したくらいで、すぐに結果が出ると思ってはいけない。悩むくらいなら練習しろ。せっかく始めた練習を途中で投げ出すのが一番よくないので、短時間でもいいのでとにかく毎日続ける。この3つを心に留め、モチベーションが低下した時に思い出すと良いのではないかと思います。

 

私は英語学習初期にこの本を読んで、自分がたいした努力もしていないのに悩んでいた事に気づきました。

もし、モチベーションの低下に悩まされているのなら、この本を読んで岩村先生の熱意に感化されてみては。

 

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国連英検特A級を受験して (その2) 受験準備でおとずれたブレークスルー

”国連英検特A級を受験して”。
2回目の今日は、受験準備を通して私の身に訪れたブレークスルーについてお話ししたいと思います。
実は5月の初めに、「ブレークスルー」についての記事を書いているのですが、今回、こんなにもすぐに自分がそれを再び体験することになろうとは思ってもみませんでした。

3週間でブレークスルー?

今回、試験対策として、勉強をそれ用に切り替えたのはゴールデンウィークに入ってから(4月29日、30日頃)のことでした。

そこから約3週間。

たった3週間でブレークスルーなど訪れるのだろうか?
そもそも、対策を開始した時には、ブレークスルーを起こそうなどとは意識していませんでした。

それが、実際にやるべきことが分かり、それをどんどんこなしていくにつれて、毎日の学習量(と、その密度)が今までにないほど膨大なものになっていきました。

前回も書きましたが、やるべきことが分からずそれを模索しながら(迷いながら)だと学習はなかなかスムーズに進みません。ですが、やるべきことが分かりさえすれば、あとはそれを実際に行動するかどうか、それだけの問題なのです。

今回、遅くなりはしましたが、「やるべきことが分かったこと」、そして、「もう時間がない」と背水の陣に立たされたことで、「そのやるべきと決めたことを、猛烈なスピードでこなす」日々を送ることができました。

訪れたブレークスルーとは

行った学習項目はいろいろとありますが、今回のブレークスルーに効いたと思うのは、(1)記事を読む量を2~3倍に増やしたことと、(2)その記事内でわからなかった単語を、読後、即座に調べ、(3)その単語についてフラッシュカードでかかさずチェックを行ったことです。

具体的には、それまでは1日に1~3個しか英字記事を読めていなかった(正直、最も忙しい時期には1記事も読めない日も多くありました)のが、この集中期間に、3~5記事読むようになりました。
最高で1日9記事読んだ日もあります。

これに合わせて、問題集で分からなかった単語、そしてBASIC WORD LISTの単語を確認していく作業を並行して行いました。

こうして訪れたのが、今回のブレークスルー、「英字記事が前よりもスラスラと読める」という手ごたえでした。

実は、私自身、英検1級の受験準備・合格を通して、それまで読むことができなかったTIMEやThe Economistなどをスムーズに読めるようになったという経験があります。今回の3週間で、その時よりも、確実に「スラスラ」のレベルが上がったのを実感しています。

その時からは約5年たっていますが、この間に、今回ほど読解力の伸びを感じたことはありませんでした。

そして、その読解力により、以前は手も足も出ないと思っていた国連英検特A級の問題を、時間内に最後まで解き切ることができたのです。これは、私にとって、本当に大きな収穫・今後につながる自信となりました。

おわりに ~資格受験の意味とは~

資格のための勉強というと、身構えてしまう方も多くいらっしゃると思います。

「受けてもそれを仕事に活かすわけではない」
「楽しむために英語を学ぶのに、また学生時代と同じような試験勉強は嫌だ」
「○○さん(有名人・学識者)が、○○(試験名)なんて取ってもしょうがないと言ってた」
やらない理由を挙げるのは簡単です。

私は、資格受験(特に英語に関する資格)の意味は、自分自身で持たせるものだと思っています。

今回、受験を通して、このような大きなブレークスルーを得られたこと。それが何よりの収穫だと思っています。

「ブレークスルーを感じたい」。
そう思って、すぐに叶うものではありません。何をすればいいのか。どの力をどれくらい伸ばすべきなのか、自分で考えているだけでは答えが出ないこともあるでしょう。

ブレークスルーを感じたいと思っていらっしゃる方が、その機会を作ろうと思った時、資格試験ほど「手軽」なものはないと思います。

期限を決め、大量の英語に触れる。その機会として、資格受験を利用してみるのはいかがでしょうか?

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【GW特別企画】 英語学習 ~私がブレークスルーを感じた時~(3)

私が体験した英語学習における最初のブレークスルーは、短期間で大量の英文を読んだことがきっかけでした。その後もシャドーイングやプレゼン練習でブレークスルーを感じましたが、振り返ってみると英語力が伸びたと感じた時には、必ず集中して量をこなしていました。

 

はじめに

私は2006年1月に多読を中心とした英語学習を開始しました。SSS多読のHPを参考にGRという学習者用の洋書を読み始めたものの、つまらなくなり1ヶ月も経たないうちに挫折。4ヶ月ほど学習法を模索するだけの日々が続きましたが、5月にネイティブ小学校中学年〜高学年用の洋書で多読を再開しました。ブレークスルーを感じるきっかけになったのは7月〜8月の2ヶ月間、毎日洋書を読んだことでした。

 

2ヶ月で大量の英文を読んだ経験

H19年7月初旬から9月初旬にかけて毎日22時に帰宅してから2-3時間洋書を読み、2ヶ月間で94万語読みました。ネイティブの小学4-5年生レベルのシリーズ12冊だったのですが、冊数をこなすにつれてどんどん読みやすくなっていきました。この頃はリスニングは全く手をつけておらず、他の学習も全くと言っていいほど手付かずの状態で、Grammar in Useの初級を解き始めた程度でした。返り読み防止のため、読んだ文を指で隠しながら文章を左から右に読むことを意識していました。多読を始めるまで、簡単な洋書さえ1冊も読みきったことがなかったので、1単語ずつゆっくりじっくりしか読めませんでしたが、さすがに毎日毎日読み進めるにつれ、和訳しながらではなくイメージで捉えることが出来るようになりました。

 

壁を乗り越えたと感じた時

2ヶ月で94万語読んだことで得られた効果は、返り読みせずに英文を読めるようになったことです。レベルは10歳〜12歳の本でしたが、始めた頃は簡単な本でさえ読めなかったことを考慮すると、かなりの進歩でしたし、その後も多読を続けることでペーパーバックも読めるようになりました。その年の11月に初めて受けたTOEICでは、対策なしで905点を取ることができました。その後、VOAなどの音源つき素材を3ヶ月程使ったところで順調にAudiobookが聞けるようになったことも集中的にリーディングをこなしたおかげだと思っています。

 

まとめ

何をどのくらいやったらいいのか皆目検討がつかなかったころ、”1日1分で”と謳われている問題集や英検準1級用の単語集を1日15分程度やってみたりしましたが、あまり効果を感じられなかったため、すぐに挫折してしまいました。学習の楽しさは、ある程度量をこなさないと実感できないと思います。

私がブレークスルーを感じた体験をお話すると、”私とは最初のレベルが違うから”、”とりあえず基礎が固まってからやる”と言われる事が多いです。コツコツすることも大事ですが、長年英語学習を続けているのに進歩が感じられないのであれば、成長を実感出来る程やったのか振り返ってみてはどうでしょう。

 

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英語が上達する人とは?

英語学習を始めてからとてもたくさんの学習者の方々を見てきました。自分の伸び具合はなかなか分かりませんが、周りを見ているとどんどん上達していっている方もいらっしゃれば、伸び悩んでいる方もいらっしゃいます。
そのように差が出てきてしまうのは、一体何が違うのだろうと考えてみました。

目標が明確

ただ漠然と「英語ができるようになりたいなぁ〜」というものではなく、「英語を使って◯◯したい。」「こういうことがしたい。そのためには英語が必要である。」という明確な目標を持った方は眼に見えて進歩してらっしゃいます。
久しぶりにご一緒させてもらったりした時にびっくりするほど進歩されている方は、常に新しい目標に向けての戦略を立て、それに沿った学習をされています。目標を意識することでモチベーションも維持できますよね。

効率的な学習を行う

先程の内容と重複してしまいますが、目標が明確な方はそこへ行き着くためのステップもしっかり計画しています。
思い付きで手当たり次第に色々なことに手を出してしまうと、結局何も身に付かないままどれもどっちつかずになり時間の無駄に終わるとこがあります。明確な目標があるとそのために必要なことをきちんと考えることができ、結果的に効率的な学習につながっているのですね。

分かったつもり、勉強したつもりにならない

学習をしていて実は理解していないのに「分かったつもり」になっていると、結局後から躓いてしまい、その時点で挫折してしまったり、またやり直し…という繰り返しになってしまいます。
本を買う、オーディオブックを買う、スクールに通う等、それだけで満足して「勉強したつもり」になってしまうこともありがちです。上達する人は、買った教材はしっかり学習する、スクールの授業を最大限活かすような予習復習などをするということをされていました。

言い訳をしない

上達が早い!と感じた人の中に、「今日はちょっと◯◯だから。」「今やってもどうせ◯◯だから。」といって勉強しない理由を常に探しているような人はいませんでした。
何があってもそれを言い訳にせず、日々の習慣としてコツコツと努力を積み重ねている方は英語に限らず色々な成果を出されています。

まとめ

上記のような私なりに気付いた点を挙げてみました。やはり最終目標が明確な形としてイメージできているか否かが大きなポイントだと思います。

もうすぐ新しい年度が始まります。
新年の目標が何となくうやむやになってしまっていたり、新しい目標を立て直したいと思っている方はタイミング良く気持ちも切り替えられるチャンスです。
「チャンス、タイミングを逃さない」というのも上達の一つのポイントではないでしょうか。

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単語年齢は何歳?

 

英語ネイティブの語彙数は75,000語、その中で実際によく使われるアクティブな単語数は50,000語と言われているようです。いくつか記事をあたってみたところ、教養ある大人の語彙数はだいたい75,000語あたりであるとされていました。日本では、高校卒業までにおよそ5000語の単語を習得し、英検準1級では7500語、英検1級は10000語〜15,000語の語彙数が要求されます。英検1級を取得したとしてもネイティブの語彙数には遠く及びませんが、単語学習のよいところは、毎日コツコツと続けていけば必ず成果が現れる点です。定期的に語彙数の測定を行い進歩を実感することで、単調な単語学習のモチベーション維持に役立つサイトを紹介します。

 

こちらのサイトは、意味のわかる単語をチェックしていくことで語彙サイズを測定します。なんとなく見たことがある程度の単語はチェックせずに、しっかりと意味のわかる単語のみをチェックしてください。こちらのサイトでは派生語の数は含みませんので、ネイティブスピーカーの平均は20,000語〜35,000語、英語学習者はだいたい2,500語〜9,000語の範囲におさまるようです。

 

現在の単語数を測定したら、こちらのページでネイティブの単語年齢に当てはめてみましょう。グラフの線部分にカーソルを当てると、年齢毎の語彙数がポップアップで表示されます。

 

how old?

ちっとも本が読めないと思ったら4歳児並だったのか!?などと、新しい発見があるのではないでしょうか。だいたいの単語年齢がわかれば、読む本のレベルを探す際の目安にもなると思います。

 

単語本などで短期間に一気にボキャビルをするもよし、毎日コツコツでも構いません。毎年単語年齢が成長出来るよう頑張りましょう!

 

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新しい始まりに向けて 「ノルマ表」(2012年度春・改訂版)をプレゼント

もうすぐ4月。
新年度の始まりを前に、英語学習意欲もグンと高まる時期ですね。

今日は、学習モチベーションを保つツールとしてご好評いただいております「ノルマ表」の改訂版を発表させていただきます。

新しいスタートの伴走者として、ぜひご活用いただけるとうれしいです。

「ノルマ表」とは

「縦軸に学習項目」、「横軸に日付」という大変シンプルな表です。
その日行った学習項目に蛍光ペンなどで印をつけるだけで、簡単に学習記録をつけることができます。

私自身、このノルマ表を作成したことで、英検1級の学習を軌道に乗せることができ、使用開始から約6カ月目で1級一次試験に合格することができました。

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「ノルマ表」2012年度春・改訂版

以前のノルマ表と比べ、行間を広く設定し、さらに項目を記入しやすくなりました。

※合計で24項目記入することができますが、あくまで最初は欲張らずに項目を設定してください。
使用しながら、項目をつけ足していくようにするのが、ノルマ表を長続きさせるコツです。

【PDF版】

100wishlistsheet-pdf

【Excel版】

100wishlistsheet-xls

※印刷してご利用されることを強くお勧めします。

思い立ったらすぐスタート!

今回、「4月からの新しい始まりに向け」と書きましたが、「使ってみようかな?」と思われた方は、ぜひその日からご利用ください。

区切りの日よりも前に始めることで、

・それまでにウォーミングアップをしておくことができる
・実際にどれくらいの量ができるのか「おためし感覚」で取り組むことができる

などのメリットがあります。

ぜひ、すぐにダウンロード・印刷し、いち早く、いいスタートを切ってくださいね!

 

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