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Posts Tagged ‘スピーキング’

【書籍レビュー】英語はもっと句動詞で話そう

待ちに待った書籍が発売されたのでさっそく購入しました。
「英語はもっと句動詞で話そう」というタイトルで一発でお分かりかと思いますが、句動詞について書かれているものです。
私は句動詞はなかなか使いこなせず苦手なので、ついつい気になってしまいます。
よく知っている単語の組み合わせなのに、会話で出てきても「え…あ、あれ??」と戸惑ってしまうんですよね。


英語はもっと句動詞で話そう

この書籍は日向清人先生のツイートがきっかけで作られた本です。
一時期Amazonでも品切れになっていたりしましたが、現在は在庫ありのようです。

COCA、BNCといった5億語の英米語データベースで頻度が上位の句動詞を中心に、日本人に必須の英語句動詞400が収録されています。

つい「400個」と聞くとつい辞書などの数字を思い浮かべて「少ないな〜。」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に400個を運用できるかどうかというとそう簡単にできるものではないと思います。この厳選された400個をしっかり使えるようになっていきたいです。

こちらの「日向清人のビジネス英語雑記帳」から中身のサンプルを見ていただけます。

シンプルな構成なので、言い換えがパッとわかります。

ただ句動詞のリストを暗記するのではなく、細かいニュアンスが書かれています。サンプルからお分かりいただけると思いますが、その書き方がとてもシンプルで分かりやすいです。同じニュアンスの他の句動詞も例として出てきたりするのもいいです。

動詞と副詞・前置詞の間に目的語が入れられるかどうかというマークが付いているのは分かりやすいですし、「話すなら句動詞」と本の帯に書いてあるように、実際に話す時のことも考えてアクセントの位置もきちんと書いてあるのもさすがだと思いました。

巻末の索引も、句動詞をアルファベット順にしてあるものと、副詞・前置詞別にしてあるものがあり、そこに言い換えもちゃんと書かれているので便利です。

読みながら「なるほど〜!」と思うだけでなく、しっかり使っていけるようにしたいです。

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数字に強くなる!「クイックレスポンス式 数の英語トレーニング」

文法をきっちりやっていても、リスニングをしっかり練習していても、つい引っかかってしまうのが数字ですよね。
読むだけなら数字を見てさっと理解できますが、英語を聞いたり話したりしている時に大きな数字がいきなり出てくると目の前が真っ白になってしまったりしたことはないでしょうか。

過去にも数の数え方辞典を紹介したり、英語で数字を言う練習をするiPhoneアプリを紹介したり…と色々やってきましたが、今回はスマホも使わずCDの音声だけでもトレーニングできる教材をご紹介したいと思います。


クイックレスポンス式 数の英語トレーニング

どんなもの?

CD2枚と薄い新書ほどの大きさのテキストがセットになっています。

基本的にはCD音声の英語を日本語に、日本語を英語に…というトレーニングです。
最初の方は数の基本と学び方など、数字を言う際のコツ、注意点などがしっかり書かれているので、テキストもしっかり目を通した方が良いです。
日本語と英語では数字の桁の区切り方が違い、その違いによって私たちは混乱してしまっているんですよね。ですから、特にこの「桁の区切り方」について説明されているところはきちんと読んでおいて、仕組やコツを頭に入れてから音声の練習をした方が良いですね。

内容

基礎トレーニングとして、LEVEL1〜6、実践トレーニングとしてLEVEL7,8があります。

日本語が読まれるので、その後の空白の間に英語で答える。その後に英語が流れる。これがトレーニングの一つのセットになっています。
その逆で、英語で数字が読まれた後に日本語で答えるというものもあります。
ここで読まれるものはきちんとテキストに記載されていますが、テキスト無しでも進められます。
(テキストにどのように書かれているかはこちらのページの中身確認で一部をみていただけます)

LEVEL1では2〜4桁の数字から始めます。
最初の方は「12」「twelve!」という感じなので、全く気負うことなく始められます。

4桁なんて余裕余裕!と思っていても、「6394」と日本語を聞いた後に、「six thousand three hundred …」と答えながら「あれ?十の位って何て言っていたっけ…」と忘れてしまうなど、英語以前の問題ではないか?という所でつまずいたりも…。

LEVEL1でもたもたしていると、LEVEL5で 「5,897,436,283,928」なんていきなり言われても言えるわけない!と思ってしまうかもしれませんが(LEVEL6はシャッフルなので、実際はLEVEL5が13桁以上というレベルになります)、ここは焦ること無く、一つ一つのLEVELを丁寧にやっていけば良いと思います。

数量や単位のトレーニングもあり

LEVEL7,8では、実践トレーニングとして数量表現のクイックレスポンスのトレーニングができるようになっています。

序数や少数から、年齢、時間、単位…などの練習ができるようになっています。
1兆3千5億12万483…なんて数字よりも、時間や通貨、分数などの方がよく使いますよね。
少しここの練習問題数は少ないような気はしますが、一通りの読み方の法則を頭に入れてしまうことに集中すれば良いと思います。

まとめ

CDだけでトレーニングはできてしまうのですが、最初の方に結構良いことが書いてあります。こちらの中身を見られるページでも、そこらへんのキモになるようなところは見られないようになっているので、やはりそこがポイントなんだろうと思います。

やはり、重要なのは日本語と英語での桁の違いですよね。それを少しずつ慣らしていくことができる良い教材だと思いました。1,050円という値段もお得な気がします。
文法をやろう!ボキャビルに力を入れよう!ということはよくやりますが、数字をやろう!というのはつい後回しにしがちですよね。もし「数字をやろう!」と思っていらっしゃる場合はちょっと中身だけでもチラ見してみてはいかがですか?

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2012年第2回国連英検特A級 受験結果のご報告と今後について

先日、昨年12月に受験した国連英検特A級2次試験の受験結果が届きました。
学習の過程をこちらで書かせていただく中で、ブログを通して多くの皆さんに応援を頂き、ここまで学習を続けることができました。改めまして、厚く御礼申し上げます。

今日は試験結果と、その結果から考えた今後の学習方針についてご報告させていただきたいと思います。

試験の結果

今回の試験は、残念ながら不合格となりました。

総合評価は6.
(6点が付いている項目が4項目、7点が付いている項目が3項目)
合格点が8以上なので、この先、合格までまだまだクリアしなくてはいけない点がたくさんあるということが分かりました。

今後の試験対策について

結果を踏まえ、今後の各分野の学習について考えました。
試験直後から「今後のために」と、試験についての覚え書き、課題となる点、思うところなどをブログ記事に残していましたので、それらを参考にしながら以下のような方針をたてました。

※カッコ内は今回の得点です。

Comprehension (6)
これに関しては試験直後の受験記の中でも書かせていただいた通り、「一人の試験官の方の質問がいくつか聴き取れず、何度も聞き返してしまった」という致命的なミスがあります。

聞き返しをうまくやる(今回も意識したつもりなのですが、「(ちゃんと分かっているけど)こういう意味ですよね?」というような確認)というのも一案なのですが、面接で話す内容自体にも改善の余地があるのでは?と考えています。

漠然としたことを話していたのでは漠然とした質問しか来ず、相手の聞きたいこと・意図が読めない可能性があると思います。
これに関しては、今すぐ具体的な方策が浮かびませんが、心に留めておきたいと思います。

Speaking (下記4項目)
・Pronunciation (6)
発音に関しては二つ改良点があると考えています。
まず、今回の試験で反省したのが、地名や専門用語の発音のミスがいくつかあったことです。(ユーゴスラビアを間違えて発音しました)
そのような失敗を防ぐために、「ニュースを音声で聞く」、「気になった発音は辞書やネットで確認する」という方法をとりたいと思います。

もう一つは、全般的な発音について。
今まで「限られた時間では伸びない」という諦めと、「そこまでひどくはない」という思い込みにより、対策を避けていた部分でもあります。
よくよく考えれば、いつもオンラインレッスンでrとlを含む単語を指摘され続けていて、決して「ひどくない」ことはなく・・・。逆に考えれば、伸ばす余地がある部分でもあります。
幸い、現段階ではかけられる時間もたっぷりあります。今後、オンライン英会話の発音レッスンへの参加を検討しています。

・Fluency (7)
この部分に関しては、A級を初めて受験した際に5点が付いていた部分だったので、今回7点に伸ばせたことがすごく嬉しいです。
これに関して思い当たる点は、直前にオンライン英会話への参加回数を増やしたこと(一次試験の結果が分かった後の約2週間、毎日もしくは1日2回参加)と、記事読みを増やしたことが考えられます。
(私の場合、「たくさん読むとその分話すのがスムーズになる」という感覚を今まで何度となく経験しています)

これに関しては、同じ対策をとるとして、適切な回数・記事数を自分で測っていきたいと思います。

・Structure (6)
今振り返ると、「私はこう思う。なぜなら~」の理由の部分が弱かったように思います。
記事を読んで事実を知るだけでなく、それに対し自分はどう思うか、どうしてそう思ったのか適切な理由を言えるようにしたいです。
そのために、記事を読んだ後に、英作文や、(まずは)日本語でもいいので意見をまとめるようにしていきたいと思います。(先日より自身のツイッターで、記事の要約、思ったことなどをつぶやき始めています)

・Vocabulary (6)
これに関しては、少し前に記事に書いた通りの対策をとって行きたいと思います。

効率よいボキャビルのために:コロケーションを意識する

FluencyとVocabularyは自分の中で混同しがち(「言葉を知っていたらペラペラしゃべれる」みたいに)だったのですが、ここは別々の対策をとるべき部分だと思います。
「専門用語を知っているだけでなく、それをどの単語と一緒に使うか」、必ずそれをセットで覚えたいと思います。

Communication (7)
これに関しては、どのようなポイントを採点されているのか、正直なところ手探り状態です。
コミュニケーションを前向きにとろうとする姿勢(質問をうまく聞き返したりすることも含む)や、挨拶をはじめとするマナー等が見られていると予想しています。
漠然とした項目なのかもしれませんが、具体的にできること(「質問のレパートリーを増やす」や「挨拶」の再確認)は確実に行っておきたいと思います。

Knowledge (7)
国連英検を受験するに至った理由の一つは、「学生時代学び残してしまった国際情勢についてしっかり理解したい」と思ったことでした。
この項目に関しては、受験前も、そして対策中も力を入れていただけに、正直もっと点数が取りたかった、まだまだだな・・・と落胆している部分でもあります。

今回、直前の2週間では対策しきれなかったことを、時間をかけてもう一度やり直したいと思っています。
情報源については、前回の記事に書いたようにKindleを用い原書で読むことを心がけつつ、歴史的な背景、総合的な背景知識を日本語書籍を通して学び直すことも並行して行っていきたいと思っています。

おわりに

これが現在考えている、今後の学習方針です。

現時点で不合格判定を受けた私が考えたものですので、これ自体そのまま「完成形」として皆様にお勧めできるものではないことをご了承ください。
これから次回の受験まで、実際に学習をしていく中で改良を加えつつ、「どのようにすれば力が伸びるのか」見つけ出していきたいと思っています。そのために、この「仮説」の段階からご報告させていただきました。

今後、自分が学習するなかで、「やっぱりこうすればよかった」、「この方法はすごくいい」など感じることがありましたら、随時ご報告させていただきたいと思います。

今後も諦めずに、国連英検特A級取得に向けて学習を続けていきたいと思います。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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効率よいボキャビルのために:コロケーションを意識する

2013年が明け、約1週間が経ちました。
私自身もようやくお正月気分が抜け、英語学習も通常運転へと戻りつつあります。
前回の記事では目標の立て方について書きましたが、私自身も2013年の目標を決めました。
今年は「コロケーションを意識する」一年にします。

コロケーションとは

コロケーションとは、「単語と単語の自然なつながり」を指す言葉です。
例えば、決心する(決定する)と言いたい時、英語ではmake a decisionというふうに組み合わせて使います。
これをdo a decisionとは言いません。

例えば、英作文をする時、「決心」と「する」を別々に引いてしまうと、「する」はdoだから・・・と間違えてしまいがちです。
日本語ならば「この単語とこの単語を一緒に使うのはおかしい」と感覚的に分かりますが、英語でその感覚を身につけるのはなかなか難しいことです。

それには、多くの自然な文章に触れ、その都度つながりを意識して覚えていく必要があります。

コロケーションを意識しようと思った理由

私がコロケーションを意識しようと思ったのは、国連英検の受験準備をしている時でした。
国際情勢で頻出する単語を意識して増強してはいたのですが、いざそれを英作文しようとすると、書く手が止まってしまうのです。
例えば、2012年11月末、国連総会でパレスチナに与えられたnonmember observer state(非加盟オブザーバー国家)というステータス。これを「与える」という場合、多くの記事ではgrantという動詞が使われていました。
私自身、もし単純に辞書を引いていたら、giveを選んでしまっていたことと思います。
(注:記事を書きながらgoogle検索で確認したところgiveを使っている例もたくさんあったのですが、国連の公式サイトや新聞記事など正式な表現としてgrantが使われていることが多かったように思います)

このように単語を覚える際、一緒に使う言葉をセットにして覚えておくと、それをアウトプット(話す/書く)で使おうと思った時に、大いに役に立ちます。

今回書いた例は、少し特殊な語と語の組み合わせでしたが、日常で使う表現でもコロケーションを意識するとしないのとでは、話すスピードも大きく変わってくると思います。

例えば、英語を話す際、一語一語頭の中で日本語から英語に置き換えて口に出すよりも、組み合わせごとスルッと一息で言えれば、おのずと話すスピードもアップします。

「あまり頻繁に息つぎを入れず、スムーズに話す」、実はこれも私の今年の目標の一つです。

具体的な語彙管理方法

それでは、そのような「コロケーション」ごと覚えていくには、語彙をどのように管理していけばよいでしょうか?

実は、私自身ずっと愛用している英語学習総合サイトLingQでは、フレーズで単語を登録しておくことが可能です。

(詳細はクリックして大きな画像でご確認ください)

※一語だけでまずは単語登録しておく

※セットで覚えておきたい場合は、複数語句を選択すると登録できます。

※登録した単語の一覧画面 (今までにresolved, resolvesと変化形で出てきたものも登録されていますが、単語だけ・フレーズと一緒に表示することも可能です)

ここに登録した単語(フレーズ)はフラッシュカードで確認できるので、適宜復習をするようにしています。

まとめ

単語を覚える際、一緒に使う言葉をセットにして覚えておく(=コロケーションを意識する)と、それをアウトプットの際、大いに役に立ちます。

どれだけたくさんの自然な言い回しを身につけられるか、私自身LingQで個数をチェックし、励みにしながら、今年も楽しんで英語を学んでいきたいと思います。

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たくさん英字記事を読めば、自然と自分の意見が言えるようになるか?

国連英検特A級の対策をする中で、「英字記事をたくさん読むこと」、それを学習の中心においていました。
実際、そのおかげで語彙が増え、読解スピードも上がり、一次試験を通過することができたのですが、二次試験対策はそれだけでは不十分だった、試験が終わった今そう感じています。

今回の記事では、「自分の意見を英語で言える」ようになるために、どのような方法で取り組めばよかったのか、自分自身の反省をもとに書いてみたいと思います。

読めば自然と「固まってくる」と思っていた

同じトピック、テーマの記事をたくさん読んでいれば、自然と大事な部分、論調が見え、そのうち自分の意見ができてくる。
二次対策を始めた当初は、そのように思っていました。

実際、同じ単語が何度も出れば、それが大事な言葉だということが分かります。
「あ、これ、前に読んだ記事と同じ意見/反対の意見だな」、それだけなら、ただ読んでいるだけでも気づくことができます。

問題は最後のステップ。
「こういう言葉がある」「こういう意見がある」、じゃああなたが考えていることは何?
例えば、オンライン英会話で自分が学習したテーマについて話していても、自分の意見を聞かれると全然スムーズに出てこないのです。
「こういうことがあったと英字記事で読んだ」、その説明ばかりが上手くなっていき、自分の意見のほうになるとたどたどしいまま。
そのような日々が続きました。

「核」は自分で作り出さねばならない

私は、学習をする際、いつも心がけていることがあります。

それは、”まず「核」を作り、それにどんどん肉付けをしていく”スタイルをとること。

例えば、文法を勉強するならば、中学レベルの基礎となるものを最初に学んで、それを「核」とし、あとから高校文法で詳細を補っていく。
国際情勢など、自分があまりなじみのないことを学ぶ時には、まずは新書を読んで大まかなところ(=「核」)を理解し、そのあとに専門的なもの、難易度の高いものを読んで、知識を補完していく。
今までずっと、そのように取り組んできました。

そして、今回二次対策を開始した当初も、たくさん読んでいればそのうちに「核」ができてきて、読めば読むほどその「核」に肉付けされていく、そのように考えていたのです。

それが間違いだということに気付いたのは、試験対策もだいぶ佳境に入ってからのことでした。

まず「核」は自然にできてくるものではありません。

そして、私がここで「核」にしなければいけなかったのは、「単語」や「他の人の意見」ではなく、「自分の意見」です。たとえ拙くても、自分の意見という「核」が先にあって、それを補足するために、どんどん記事を読んでいく、そのようにすべきだったと今は思います。

攻めの「記事読み」

自分の意見が最初にあれば、これは英語で何と言うのだろう?と自分から表現を探しに行く読み方ができます。

自分の意見がしっかりしていれば、それとは違う意見の記事を読んだ時にも慌てません。逆にそれを活かして、「○○のような意見もあるけれど、それには~~のような欠点がある。だから私はこう思う」と自分の意見をサポートするために使うことも可能です。

もちろん、最初から立派な意見を持っているわけではありません。
(そのために必要な英字記事を、今から読むところなのですから)
ですが、たとえ拙くても、下らない意見に思えるとしても、それを持って読むのとそうでないのとでは、自分の中に吸収される知識、情報量が大きく違ってくると思うのです。

これからの学習に活かしたい

自分自身、今回の試験対策で、それに気づけたのは本当に直前になってからです。
そして、試験の合否はまだ出てはいませんが、そのような読み方が完全にマスターできたかといえば全くそうではなく、これからその方法をアレンジ、より具体的な方法へと落としこんで行かねばならない段階だと思っています。

今回、自分が試験対策を通して発見した、「このようにすればいい」という方法。それを今後の学習に活かしていくことこそが、試験を受験した大きな意義の一つだと思います。

来年度以降の課題をこうして見つけることができ、本当に良かったです。

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発音を学ぶ Mastering the American Accent

日本人英語の問題点として、よく「LとRの発音」が挙げられますね。確かに問題点の一つではありますが、日本人の英語を通じにくくしている原因は他にもあるようです。私は長らくシャドーイングをしていましたが、発音学習が後回しになっていましたので、今年は発音学習にも力を入れようと思い、オンライン英会話で週1回発音レッスンを受けることにしました。半年経過したところでの感想をまとめてみます。

 

お勧めの発音テキスト(アメリカ発音)

発音指導をしたことのあるアメリカ人の先生に教科書を推薦してもらったところ、Mastering the American Accent
と、American Accent Training (American Accent Traning)を勧められました。Mastering the American Accentは母音の発音、子音の発音が最初に掲載されていますが、American Accent Training はイントネーションから始まるようです。好みの問題ですが、まずはしっかり母音の発音を練習したほうがスムーズに学習を進められると思ったため、私はMastering the American Accent を選びました。

Mastering the American Accentには4枚のCDがついています。CDだけ聞いてもひと通りの説明がわかるようになっていますが、教科書の説明部分全てを読み上げているわけではありません。1回教科書に目を通してから、対応するチャプターを繰り返し聞くと分かりやすいです。発音の教科書だけあって、平易な言葉を使い、美しい発音で読み上げられていますので、シャドーイング素材にぴったりだと思います。

 

 発音の教科書で学べる内容

Mastering the American Accentの場合、母音、子音の発音に始まり、ストレスの置きかた、イントネーション、語彙の連結などを学びます。日本人の英語が通じにくいのは、イントネーションが平坦で、単語のアクセントの場所も間違っていることが大きいと思います。LとRの問題にしても、LとRが単語中のどこにあるかで発音も違ってきますし、単純にrice と lice の練習をすればよいわけではないことがわかります。また、 to が ”タ” 、and が ”ン” のように発音されるReductionや、単語と単語のつなげ方なども、日本人が不得意とするところではないかと思います。Mastering the American Accentは、個々の発音、アクセント、イントネーションを正しく身につけることで、英語らしいリズムで話せるような構成になっています。

教科書を使うことで発音を系統的に学ぶことが出来ます。オンライン英会話レッスンなどで発音について相談すると、問題のある個々の母音、子音の発音をピックアップして練習することが多いのではないでしょうか。問題のある部分をその都度直してもらっても、なかなか定着しないのは発音のルールを知らないせいもあると思います。そして発音の問題点は、自分が思っていた以上にたくさんあります。いちど教科書を読んで大まかにルールを確認し、英会話の時に先生に確認してもらうとよいと思います。自分では出来ていると思った発音でも、ネイティブスピーカーに聞いてもらうと、”slightly off’ と評価されたりします。教科書を使って独学しても得られるものはたくさんありますが、オンライン英会話で発音をチェックしてもらうと練習の効果を実感しやすいのではないでしょうか。

 

 まとめ

発音の教科書を2-3度読んだからといって、劇的に発音が改善することはありません。付属のCDを何度も聞き、シャドーイングするなどして、繰り返し練習する必要があります。シャドーイングを続けていくうちに日本語の発音では使わない筋肉が鍛えられていくのを感じます。すべての発音を完璧にするまでやる、というのは現実的ではないと思いますが、3ヶ月、半年と期間を決めて集中的にやるとよいと思いました。

ただ、英語学習の初期で自発的にほとんど話せない時に発音学習だけしてしまうと、せっかく学んだ発音が活かせません。発音はサイドメニューとし、リーディング、リスニングも同時並行で学習する必要がありそうです。完璧な発音にこだわってしまうと自信をなくしてしまいますので、発音はあくまでもサイドメニューとし、まずはある程度まとまった量の発言が出来るよう心がけるとよいのではないでしょうか。

 

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Mastering the American Accent

American Accent Training (American Accent Traning)

英語プレゼンテーション 普段から心がけておきたいこと。

英語でのプレゼンテーションなど自分には関係ない・・・と思っていても、発表の機会は突然やってきます。英語化の流れにのって、学会でも英語発表を推奨しているところも増えているようです。大学では将来海外での学会デビューに備えてミーティングでの進捗報告を英語で行っているところもありますし、早くから練習をして慣れておくに越したことはありません。今回は、突然のプレゼンテーションに慌てないために、普段の英語学習で心がけておきたいことについて書きたいと思います。

 

定期的に日本人の英語プレゼンテーションを聞く機会があるのですが、「かなり聞き取りにくいな」と感じる人の発表は、完全な日本語イントネーションです。さらに、「えー」「あのー」「う~」などを随所に散りばめることにより、非常に聞き苦しくなっています。このような人は、普段からあまり英語を聞いたことがないんだろうな、と推察します。個々の発音など細かいことを気にするよりも、まずは英語らしいリズム、イントネーションを身につけるべく、たくさんリスニングをするべきだと思います。日本人であるかぎり、「日本人英語」であることはしょうがないと思いますが、アクセントの位置やイントネーションに気をつけるだけで随分聞き取りやすい発表になると思います。

 

どんなに英語が苦手でも、あらかじめ発表原稿を用意しておけば、それを読み上げるだけで何とか発表自体は乗り切れます。問題は質疑応答です。質問が聞き取れなければ答える事ができません。親切な質問者であれば、簡単な言い回しで言い直してくれたり、ゆっくり話してくれますが、それでも聞き取れなかった場合、気まずい沈黙が流れます。準備しておいた質疑応答集と1つでも同じキーワードが聞き取れれば、用意しておいたカンペを見ながら答えるという手もありますが、出来れば質問者の意図をくみ取り、適切な返事をしたいものです。この場合も、普段のリスニング量が少ないことが問題となっているのではないでしょうか。”プレゼンテーションの英語”、というような参考書類もたくさんありますが、細切れの文例集を覚えるよりは、自分の発表分野のリスニング素材をたくさん聞くほうが効果があると思います。私は、YouTube や、YouTube EDU でキーワード検索を行い、自分が発表したい分野と同じような動画を見つけてリスニングの素材にしています。その分野でよく使われる言い回しに慣れることもできますし、なによりも多種多様な人が話す英語に触れることが出来るのでオススメです。

 

英語プレゼンテーションが上手な人ほどしっかりと準備しています。逆に、英語が苦手な人ほど何をしてよいか分からず、十分な練習をしないまま本番に臨んでいるように見受けられます。プレゼンが決まってからリスニングの勉強を始めるのでは準備不足です。普段から定期的にリスニングし、自分が話す時に英語らしいリズム、イントネーションで話せるよう心がけてみてください。

 

<関連記事>

スピーキング なくて七癖

 

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「論理的に意見を述べる」ことについて学べるポッドキャスト:BBC Forum – Sixty Second Idea to Improve the World

英検一級の二次試験では、限られた時間内に自分の意見をまとめ、スピーチをしなくてはなりません。
普段の生活の中ではあまりそのような機会はなく、「自分の意見を述べる」、しかも「論理的に述べる」とはどういうことなのか、あまりピンと来ないかもしれません。

今回ご紹介するPodcastでは、制限時間内に意見を述べること、それについて賛成・反対を述べる知識人の話し方を、楽しい内容で学ぶことができます。

世界を変える60秒のアイデア

 Forum – Sixty Second Idea to Improve the World Forum - Sixty Second Idea to Improve the World(無料) 


Forum – Sixty Second Idea to Improve the World
 
(BBCサイトの内公式ページ。Podcastを購読していただいた方が、過去にさかのぼってたくさん聴くことができるのでおすすめです。公式ページには直近数回分の要約がのっているので、そちらを参考になさってください。)

「世界を変える60秒のアイデア」ということで、最初、国連英検試験対策に役立てようと聴き始めたのですが、思った以上に内容が楽しく、そして英検一級スピーチ対策にも使っていただけると思い、今回ご紹介しました。

その名の通り、まず1分間で、ある知識人が世界を変えるためのアイデアを、60秒間でスピーチします。

その内容は、

・「人間は言葉に頼り過ぎ!言葉を禁止して、ボディランゲージだけを使うべき」
・「ウソを禁止する日を作る」
・「断食をする日を作る」
・「(きれいな星空を見られるようにするために)街灯を消す」

など、とてもユニーク。
それに対して、招かれたその分野の専門家・知識人2~3人が自分はどう思うかということについて述べます。

もちろん、限られた時間でスピーチする部分も大変役に立ちますし、あとの部分で専門家・知識人が述べる「私はこう思う」の部分も、論理的な理由を用いて意見を述べているので、大変参考になります。

招かれている人たちは、その道の専門家や元政治家などで、普段意見を聞くことができないような人の意見を聞くことができる絶好の機会です。

長さも6分前後で集中力を切らさず聴くことができますし、何より内容が面白いので続けて何本も聞きたくなってしまいます。

週1本ペースでの更新なので、何度も聴いて、内容をモノにしていくのがよいと思います。

比較メモ

レベル:上級
スピード:★★★
対象:スピーチを学びたい方、論理的な意見とはどのようなものなのか知りたい方
1本あたり:6分前後
Transcript(書き下し):なし
英語の種類: 司会はイギリス英語、他は回により異なる

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Day One で英語音声日記

Day One は、iPhone, iPad, Mac で使えて、iCloud で自動同期してくれる、便利な日記/テキストログアプリです。日本語で普通に入力して日記を書くのも良いのですが、新しいiPad の音声入力機能を使って英語音声入力をすると、発音練習と英語日記の練習が一度にできます。

 

使い方はとっても簡単。エントリ入力画面を開くと、画面の下半分にキーボードが出ますので、英語入力キーボードにします。そして話し始める前にマイクボタンを押し、話し終えたらもう一回マイクを押すだけです。

 

日本語ならよどみなくスムーズに言葉が出てくるのですが、英語だとスラスラとはいきません。慣れないうちは、一度書きだしたものを読み上げるという形でもいいかもしれません。機械認識ですが、精度はなかなかのものです。自分の発音の癖が分かると思います。私はholiday と発音したつもりが、holy day になっていたり、with Emiko と発音したら with any cool と認識されていました。どうも語尾を少し伸ばしていたようです。心が折れてしまいそうな認識間違いもありますが、何度やっても正しく認識されない場合は、手入力で訂正もできますのでご安心を。

 

Day One は使っていてとても楽しいアプリです。日記入力機能だけでなく、写真添付や、ジオタグをつけたりすることが出来ますし、設定をすると今日の天気・温度を自動的に取得してくれます。

 

書いた日記は時系列表示、カレンダー表示を切り替えることが出来ますし、作成した時間が表示されますので、一日に何度も入力した場合でも、見返しやすくて良いです。日記として使うのもいいし、その都度思いついた事を2-3行ずつ気軽にメモしていくのもいいと思います。デジタルで英語日記をつけたいが、ブログを書くほどでもない時に便利なアプリではないでしょうか。

 

 

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自分専用の表現集をつくる

英文を読む時に意識して心がけるようにしていることがあります。それは、自分が使ってみたい表現や言い回しを積極的に探す、ということです。新聞・雑誌記事でも洋書でも、ドラマのセリフでも、”これは自分でも使えそうだな”と、ピンとくる言葉があったらメモをして、Evernoteの専用ノートに集めています。

 

自分だけの専用表現集を作る

Web上で読んだ記事であれば、そのままクリップボタンでEvernote送りに、洋書を読む時には、後でまとめて記録が出来るように、書き込める時であれば青い線を引き、書き込みができない場合は、青色の付箋を貼るようにしています。iPad上で読むときも、分からない単語は黄色マーカー、とりあえず気になった部分は黄緑、後でEvernoteに取り込む部分は青色、内容的に本当に大事な部分は紫色、と自分でルールを作って後で見返した時に分かりやすいようにしてあります。本を1冊読み終えた段階で、青色がついている部分をEvernoteに打ち込みます。

 

こちらはEvernoteのノートです。1表現につき1ページなので、どの部分が気に入って集めたものなのか、思い出しやすいです。

“This is a country where the mindset is all about input. In Japan what is expected of you is always to try harder, to put in more hours. They don’t value output.

この文章は、The Economistから集めたもので、”日本ではどれだけやったか、頑張ったかが問題であり、アウトプットは評価されない”という文章が気に入ったためにメモしました。

 

 

また、 She has better things to do with her time than be jealous of a hypothetical, never-gonna-happen fling.  これは、better things to do with one’s time than という表現を使おうと思ってメモしたものです。

 

コツは、自分が使いそうなセリフを集めることです。分からない単語、意味が分からないフレーズ、とりあえず集めておいた・・と範囲が広がってしまうと、本当に大事な文例が埋もれてしまいます。近い将来ディスカッションで使えそうな表現、普段から自分が日本語で考えていたことをうまいこといい表している表現など、”使うこと”に焦点を絞ること。そして集めたら本当に使うことが大事です!ライティングの時に真似してそのまま使ってみる、一部分をアレンジして使うなどして、表現が自分のものになるまで使います。1−2度使った表現も何ヶ月かたつと忘れてしまうので、折にふれて読み返し、完全に消化されるまで見返すようにすると良いと思います。

 

以前は小さなノートに見出し語をつけてメモしていましたが、数が増えてくると使いたい時に使いたい表現がすぐに見つからないという問題点がありました。Evernoteにメモするようになってから、キーワード検索でうろ覚えの表現でもすぐにノートが探し出せるようになりました。市販の表現集だと自分が使いそうな表現もありますが、一生言いそうにないセリフ、全く興味のない文例などあり、そのまま全部使ってみようとは思えません。最初は手間がかかって面倒と思うかもしれませんが、文例が集まり、自分だけの表現集が出来上がってくると、だんだんと表現の幅が広がってくることが実感できます。ちょっと手間をかけることで、大きな収穫が得られますので、”自分が言いそうな表現”を見つけたら積極的にメモしてみませんか!

 

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